美唄市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日
(1)交通行政について/(2)国際交流について
2024年12月10日、美唄市議会の一般質問で、楠徹也議員が「交通行政について」「国際交流について」について質問し、市長 桜井恒、教育長 石塚信彦が答弁しました。
- 質問者
- 楠徹也 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒、教育長 石塚信彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 楠徹也
令和6年第4回定例会において、大綱2点、市長並びに教育長にお伺いいたします。大綱1点目は、交通行政について伺います。AIデマンドバス「のるーと美唄」について、全国で人口5万人以下の地域での公共交通機関の在り方として、既に2022年には100か所以上がAIデマンドバスを導入しており、本市も市民の足を確保するために、議会でも産業・厚生常任委員会で先進地に研修に行きましたし、市長や職員の皆さんの努力により、今日の実証運行となっております。そこで、10月1日より約2か月間、実証運行していますが、現在はどのような状況なのか、以下5点を市長に伺います。1点目、現在の会員登録者数や予約の状況について。2点目、2台のバスの走行距離について。3点目、大人や子どもなどの乗車人数の内訳について。4点目、物損事故があったと聞いておりますが、どのような事故で、どのような対応をしたのか。5点目、この2か月間での収支はどのようになっているのかを伺います。大綱2点目は、国際交流について伺います。現在、市内には多くの外国人が企業に就労し、生活している実態があるところであり、近年では、北海道スノーランドに多くの外国人が訪れ、今年度は外国人を中心に1万人を超える集客を見込んでいると聞いております。また、今年度はアメリカの大学などからもインターンシップの受入を行い、市内企業での就労体験や中学校との交流などを行ったと承知しております。市長は、将来世代への投資として、英語など世界とつながる教育を小学校1年生から実施すると公約を掲げておりますが、こうした状況を踏まえ、特に市内の子どもたちに様々な国際交流の機会を提供し、あらゆるビジネスやサービスがグローバル化する現在において、世界規模で物事を考えられるようにする教育、いわゆるグローバル教育を進めていくほか、厳しい雇用情勢への対応として外国人の就労等について、市民の理解を深める上で、外国人との国際交流の機会の拡充が必要と考えますが、以下3点を市長に、また1点を教育長に伺います。1点目、過去3年間における外国人観光客数の推移について。2点目、市内在住の外国人の人数及び市内で雇用されている外国人の人数について。3点目、インターンシップなどで外国人が美唄に長期滞在した件数及び内容については市長に伺います。次に1点、学校におけるグローバル教育の実態について、教育長に伺います。
答弁 市長 桜井恒
AIデマンドバス「のるーと美唄」についてでありますが、初めに、会員登録者数や予約の状況につきましては、11月末現在で会員登録者数が495人となっており、予約状況については、実証運行を開始した当初は当日の予約がほとんどでしたが、現在は約半数が前日以前に予約を申し込んでいる状況となっております。次に、2台のバスの走行距離につきましては、11月末現在で、1号車が3,705キロメートル、2号車が6,054キロメートルとなっております。次に、乗車人員数と運賃につきましては、11月末現在で1,513人、内訳につきましては、大人が1,128人、障がい者が376人、小児・子どもが8人、無料の介助者が1人となっており、運賃収入が合計で42万5,150円となっております。次に、物損事故につきましては、個人宅敷地のブロック塀に接触し破損させた事故で、運行委託事業者と被害者において、示談が成立しているところであります。次に、この2か月間の実証運行での収支につきましては、運賃収入が42万5,150円、国からの補助金が1,675万円を予定しており、支出につきましては、12月末までのAIデマンドバス短期実証調査業務のシステム構築及び車両購入費用として2,618万円、車両運行に係る委託料として795万円、合計で3,413万円となっております。次に、市内在住外国人と外国人観光客についてでありますが、本市における過去3年間の外国人観光客数につきましては、令和3年度では日帰り観光の方が2人、宿泊を伴う方が0人、令和4年度では、日帰り観光の方が2,562人、宿泊を伴う方が542人、令和5年度では、日帰り観光の方が7,060人、宿泊を伴う方が1,201人となっております。次に、市内在住の外国人につきましては、令和6年11月末で115人の住民登録があり、令和5年の同月末99人と比較して16人の増加、市内で雇用されている外国人につきましては、令和6年度美唄市労働基本調査において、13社32人なっており、前年度同調査の10社20人と比較して、3社12人の増加となったところであります。また、インターンシップの実績につきましては、本年度は2件で、6月にアメリカの大学生5人が、市内各中学校の生徒との交流のほか、市内各施設や企業において、文化体験やインターンシッププログラムを実施し、7月には中華大学の学生5人が「やさしい日本語講座」の受講や、市民に対して「中国語講座」の開催、文化体験・就業体験・歌舞裸まつりの出展の手伝いなどを行ったところです。
答弁 教育長 石塚信彦
学校におけるグローバル教育についてでありますが、国内外の学術、文化、経済をはじめ、様々な分野でグローバル化が進展している中、国際理解を深め、国際社会の一員としての自覚を高めるとともに、国際協調の精神を養うことは重要であると考えております。教育委員会としましては、これからの将来、子どもたちが多くの外国の人々と交流する機会が増えていく中、自ら進んでコミュニケーションを図ろうとする態度やそのための能力を発育んでいく取組として、令和4年8月からは、外国語指導助手を3人体制に増員し、小学校への派遣の充実に努めているところであります。さらに、令和5年度からは、道教委の加配制度を活用した、小学校の英語専科教員を配置し、小学校における外国語活動や外国語(英語)の授業において、英語専科教員と外国語指導助手の2人体制で、専門性を高めた指導の充実を図っているところであります。また、中学校においても、各学校に外国語指導助手を1人配置し、授業の質を高めるとともに、授業以外でも英語でのコミュニケーションを図ることができるよう取り組んでおります。このような取組の中、今年度実施された全国学力・学習状況調査の児童質問紙において、「英語の勉強は好きですか」、「英語の勉強は大切だと思いますか」、「英語の授業内容はよくわかりますか」という3つの設問に対し、本市の児童が肯定的に回答した割合が、全国平均をそれぞれプラス4.9ポイント、プラス4.7ポイント、プラス3.5ポイント上回っており、成果が表れているものと認識しております。今後におきましても、授業や授業以外の場面でも、グローバル教育の充実に取り組んでまいりたいと考えております。
質問 12番 楠徹也
1点目は、交通行政についてですが、AIデマンドバス「のるーと美唄」について、会員登録や予約の状況、乗車人員数、事故等については理解しましたが、2点再質問させていただきます。AIデマンドバス「のるーと美唄」については、実証運行開始と同時期から出前講座のような説明会を行っていると伺っておりますが、市民の方から「どうすれば説明に来てくれるのか」などといった声を聞いております。出前講座等の市民への周知はどのようになっているのか。また、開催場所や開催回数、参加人数などの実績について伺います。また、現在の実証運行での運行区域については、市民バス東線と中央バスが撤退した茶志内から市内までの国道12号線となっておりますが、新たな地域を取り込むなど、運行区域を拡大する考えがあるのか伺います。次に、国際交流についてですが、ただいまの答弁から多くの外国人の方が本市を訪れ、そして働き、住まわれているという実態が分かりました。また、市長は10月に台湾花蓮県富里郷と友好交流協定を締結し、11月には台湾を訪問し、富里郷との交流のほか、今後のインバウンド需要の増加のため、台湾の旅行会社へのプロモーション、また台湾中華大学にも訪問し、今後のインターンシップの展望などについても協議を行ったと伺っております。こういった友好交流協定などを契機に、外国人がインターンシップなどで本市に滞在する機会や在住する外国人の方が増えることも予想され、ますます国際交流の重要性が増すものと考えております。そこで、市内を訪れる外国人と市民の交流の機会の創出・拡大、市内在住の外国人に対して、雇用環境や日本語教育機会の充実のほか、生活全般への支援に対する考えや在住外国人と市民との交流機会の創出・拡大について、市長の考えを伺います。また、市内に外国人の方やその子どもたちが増えることによって、ますますグローバル教育が進むものと考えております。近年、ふるさと納税の順調な増加などにより、青少年育成基金の積増しが行われており、こうした基金などを有効活用して、市内の子どもたちに国際交流の機会を創出し、グローバル教育を加速化させることが必要と考えますが、教育長の考えをお伺いします。
答弁 市長 桜井恒
出前講座等の市民への周知についてでありますが、広報紙メロディー10月号で、まちづくり出前講座のメニューにAIデマンドバス「のるーと美唄」を加えたことを掲載したほか、福祉事務所や社会福祉協議会を通じて、市内老人会・団体などに周知しております。次に、開催場所や開催回数、参加人数などの実績につきましては、市内福祉会館や各地域の集会場などにおいて、9月に2回、10月に6回、11月に3回開催しており、参加者数は合計で325人となっているところであります。次に、運行区域の拡大につきましては、実証運行での調査結果や市民ニーズなどを考慮した上で、「のるーと美唄」をより利用しやすい交通手段とするために、今後、検討を進めてまいります。次に、国際交流の重要性についてでありますが、これまで本市を訪れる外国人の方々への対応といたしましては、美唄市公式ホームページや観光パンフレットなどの多言語化を図るほか、地域おこし協力隊の活動を通じて、中華大学観光学院インターンシッププログラムにおいて、学生の受入や台湾料理教室などのほか、市民が多文化と触れる機会の創出や「やさしい日本語教室」を開催し、外国人と話しやすい環境づくりの取組を進めてまいりました。現在、本市においては、外国人労働者の増加に加え、インバウンドも拡大し、外国人の方々の流入が増加しておりますことから、外国人の方にとって住みよいまち、滞在しやすいまちとなるよう、生活実態や課題等の把握に努めるほか、地域の方々との円滑なコミュニケーションが図られるよう、地域で活動している国際交流団体との連携を深めながら、相互間における言語や文化を学習する機会など双方間の理解と親睦が深まるような取組の実現に向け、検討してまいります。
答弁 教育長 石塚信彦
学校におけるグローバル教育についてでありますが、外国語(英語)コミュニケーション能力の育成には、日常生活との関連や多様性、異文化理解に基づく積極的な態度の育成が必要であると考えております。このため、授業以外の実際の場面で英語を使う機会は重要であると考え、中学校で外国語指導助手を活用した放課後の英語学習を進めているところであります。また、国際交流につきましては、短期留学、国内での外国の人々との交流、海外とのオンライン交流など、様々な形態が考えられることから、その効果と課題を検討する必要があり、引き続き、調査・研究を進めるとともに市長部局と連携を図りながら、検討を進めてまいります。
質問 12番 楠徹也
AIデマンドバス「のるーと美唄」についてですが、出前講座等の市民への周知状況や、運行区域の拡大について、市長の考えを聞かせていただきましたが、現在の実証運行から本格運行につなげていくためには、十分に市民の声を取り入れて、運行区域の拡大や乗降場所の設定等も含めて再検討した中で、市民がより使いやすい「のるーと美唄」を作り上げていくことが大切であると私は考えております。また、12月6日付けの読売新聞や今朝の北海道新聞において、12月以降も実証運行を継続する方針などの掲載があり、その延長期間について市は検討中とのことですが、改めて、この場において、いつ頃実証運行を終了し、本格運行を開始する予定なのか。青写真のような構想があるのであればお聞かせ願います。
答弁 市長 桜井恒
実証運行についてでありますが、運行期間を12月末までとしておりましたが、引き続き市民の皆様への周知や利用ニーズ等を把握する必要があると判断し、1月以降も実証運行を継続していくこととしております。次に、本格運行につきましては、運行区域や乗降場所などについて検証し、美唄市地域公共交通活性化協議会において検討を進めてまいります。