美唄市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月17日
市長公約について
2019年7月17日、美唄市議会の一般質問で、川上美樹議員が「市長公約について」質問し、市長 板東知文が答弁しました。
- 質問者
- 川上美樹 議員
- 答弁者
- 市長 板東知文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 川上美樹
令和元年第2回市議会定例会におきまして、大綱1点について市長にお伺いをいたします。まずは市長の公約について、市立美唄病院の建替えについてです。市長は、今までのマスコミ取材の中で、現在まで計画されてきた市立美唄病院建設計画の建設費が高いため、計画は白紙撤回し、美唄にふさわしい病院建設計画をつくることを訴えておりました。さらに公約の中で、専門性を有する高度医療については、近隣市の医療環境を活用する、砂川や岩見沢、札幌圏などの病院と連携を強め、通院バスの確保を行い、美唄には慢性的疾患を支えている総合医が中心となる医療をつくっていくと述べられております。また、前市長は、市立美唄病院の役割は、民間ができない医療を行うこと、病院機能については、7科の診療科が絶対に必要であること、建設時期については、令和3年4月着工、令和4年中には完成を目指すという考え方に対し、板東市長は、建設費が50億円になった建替え計画は過大であるとし、将来、高齢化が進んだときにマッチしないと主張されました。また、道新の取材に対して、建設時期は、とにかく早くとの気持ちはあるが、これから市民との話し合い、市民合意が必要とコメントし、特に具体的なスケジュールには言及していないところであります。また、道新の取材には、今の建物の欠陥はすぐ直すと述べ、現施設の改修を急ぐ意向を示したところです。そこで、次の7件について伺います。1点目は、病院建設のスケジュールと規模、機能、建設費についてです。建設費が高いとして、美唄にふさわしい建替え計画をつくるとしていますが、具体的な建設スケジュール及び病院の規模、機能、また、今までの計画では、実質、美唄市の負担としては20億ほどとなっており、保健センターの併設はやめる、80床に減らす、30億円以内で行うとしておりましたが、建設費がどこまで削減されれば高くない、いわゆる過大ではないと考えるのか、その金額を含めた今までの計画とは違う、どのような計画案をお持ちなのか伺います。2点目は、実施計画及び看護宿舎解体についてです。これらに要した事業費については、どのようになるのか伺います。3点目は、専門性を有する高度医療についてです。市長は、専門性を有する高度医療については、先進医療を有する近隣市の医療環境を活用するとし、砂川や岩見沢、札幌圏などの病院と連携を強めるともコメントしておりますが、近隣市の病院と、どのような連携を考えているのか伺います。4点目は、近隣市への通院バスについて、どの範囲にバスを出すのか、1日に何回出すのか、財源はどうするのか、市外病院の受け入れ態勢は可能なのか、具体的な内容をお伺いいたします。5点目は、現施設の早期改修について、具体的にどこを改修しようとしているのかを伺います。6点目は、総合診療医の確保についてです。市長は、総合診療医を確保することが先で、病院建設は本末転倒とのコメントをしておりますが、総合診療医が確保されなければ病院建設はできないとお考えなのか。また、医師の確保について、建設の遅れが生じた場合、大学の医局から医師派遣の打ち切りはないのか、現職医師が離れてしまう可能性はないのか、このことについて、どのようなお考えなのかを伺います。7点目は、市民合意についてです。市長は道新の取材に対して、とにかく早くとの気持ちはあるが、市民との話し合い、市民合意が必要とコメントしています。市長は市民の声を聞き、市民主体によるまちづくり、市政への変革をスローガンに訴えてきました。早期建設に向け、どのような方法により市民の声を聞き、合意形成を図ろうとしているのか、その具体的な方法をお伺いいたします。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
川上議員の質問にお答えします。初めに、市長公約について、市立美唄病院の建替えについてでありますが、病院建設につきましては、持続可能な医療提供体制を実現するため、これまでの基本計画、基本設計を検証し、しっかりとした将来見通しを踏まえて、美唄にふさわしい病院建替え計画をつくり、国、道、医師会等、関係機関と協議を進めてまいりたいと考えております。次に、実施設計、旧看護師宿舎の解体に要した経費につきましては、旧看護師宿舎解体の実施設 計、解 体費 用として 1億 3,536 万7,000円、地盤調査費用として950万4,000円、実施設計契約額として6,242万4,000円、合計2億729万5,000円となっております。次に、高度医療に対する考え方につきましては、広域的な医療資源を積極的に活用しつつ、今後とも他医療機関との連携・強化に努めてまいりたいと考えております。次に、通院バスの交通手段の確保につきましては、現行の市民バス路線の運行のほかに、市民の皆さんの市外医療機関への通院の利便性を図ることを目指しているところであります。なお、運行につきましては、将来的な医療の広域連携を踏まえ、受け入れ先の医療機関との協議のほか、医師会やバス事業者など、関係機関の動向を見据えながら、調査検討してまいりたいと考えております。次に、現施設の早期改修につきましては、現病院の施設や設備の老朽化が進んでおりますことから、患者さんの療養環境の改善に向け、必要な修繕整備などを行ってまいります。次に、総合診療医の確保につきましては、道内の総合診療医の学会である日本プライマリ・ケア連合学会北海道ブロック支部の事務局を現在、市立美唄病院が担当しております。この支部の事業に積極的な関わりをもつことで、事務局として市立美唄病院の果たす役割が、総合診療医や総合診療を目指す学生達に認められてきており、今後、総合診療医を中心とした医師の確保に、より一層つなげていきたいと考えております。次に、市民合意につきましては、美唄市まちづくり基本条例第23条第1項に基づき、説明・応答責任をしっかりと果たす必要があると考えております。このため、地域における各医療機関の機能や人員体制等を踏まえた課題の抽出とともに、あるべき医療提供体制の実現に向けた施策について、しっかりとした情報提供や市民を含めた幅広い関係者で検討し、合意形成をしっかりと図ってまいりたいと考えております。
再質問 6番 川上美樹
自席より再質問をいたします。大綱1点目の市長公約における市立美唄病院の建設についてですが、質問に対する答弁は抽象的であり、具体的なものではありません。今お聞きいたしました7点については、市民へ具体的にどうするのか、はっきりと示すべきだと思います。6月12日道新の記事では、50億は高すぎだけれども、これから計画を見直すと、その間に物価も上がるだろうとの市民意見、また、今の病院は先生が少なく、来る度に半日がかり、新市長さんは、美唄を考え直すと言うが、早く良い病院ができると良いという市民の意見も掲載されているところであります。このような意見がある中、スケジュール、病床数、診療科目、市が負担すべき建設費、また、国や道からの交付金、それらなど、市民が納得する建設費については、どう考えているのか。今までの実施設計費用や旧看護宿舎解体費用は、合計2億729万5,000円との答弁ですが、これらは事業の継続性の中での変更をかける場合は、無駄とはなりませんが、一たん白紙とし、継続性がなくなる場合は、2億729万5,000円は、いわゆる借金として残り、返済をしていかなければなりません。これらは市民の血税をいただかなければならないということについては、どうお考えなのか。専門性を有する高度医療の考えとしては、連携を強化すると答弁されていますが、7月9日、つい最近ですが、近隣市の病院医師を含めた救急医療会議が行われたと思います。そこで、市立美唄病院の果たす役割については、重要かつ解決すべき課題も示されたところであります。これらの近隣市と病院と板東市長との話し合いについては、具体的にどのようになっているのか。次に、近隣市への通院バスですが、市内の病院で診ることができる市民も、市外の病院へ通院させることにはならないのか。また、バス運行の費用は、いくらかかり、財源はどのようにお考えなのか。また、現施設の改修には、必要な修繕整備を行うとの答弁ですが、ボイラーや窓枠などをはじめ、改修すべき部分は、億単位の費用がかかると試算されているはずだと思いますけれども、億単位の改修を行いつつ、新病院の建設も行うということについて、これらも財源については、具体的にどのようにお考えなのか。総合診療医の確保についてですが、道内の総合診療医の学会事務局として、市立美唄病院が担っていることは、これは以前から行われておりますし、現在も引き続き行われていることであります。総合診療医の確保や大学医局からの医師派遣について、市長自らが、新たに具体的にどのように考えておられるのか。これらの点において、全て具体的に示すことができないのは、市民が納得するでしょうか。今までも、多くの市民と病院建設については、話し合いは行われております。現計画の課題の抽出も十分に行っていると思います。板東市長としての新たな代替案、今までの計画に代わる案、それが整ったからこそ、このことを主な争点にして市長になられたのではないかと思います。本議会において、少なくとも、この7点については、具体的な代替案をお示しいただけるものと思っております。そうでなければ、我々議員も市民にどのように説明したら良いのでしょうか。また、公約実現へ向けて、一生懸命に取り組む職員は、具体案が出されないことに不安を抱いていないでしょうか。私は、実現の可能性は極めて少ない公約を掲げ、職員に課題を考えさせる姿勢が、本当に市民主体のまちづくりと言えるのか、市民合意は得られるのか、疑問に思います。改めて、質問に対する答弁を市民にわかりやすく再度お願いいたします。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
川上議員の質問にお答えします。まず、現時点で具体的な計画があるのかということでございますけれども、現段階では具体的計画等については持ち合わせていないところでございます。現在のビジョン、基本計画、実施設計等を現時点で検証しているところでございます。あわせて、将来の建物を1回建てますと、30年、50年という形になろうと思います。少なくとも財政推計、かまどにつきましては、30年後、50年後を想定しながら、果たして負担できるかどうか、そういったことの検証も必要だと私は考えております。あわせて、病院だけでなく、他の行政事業、学校、福祉、水道、あらゆる面でございますけれども、そういったものと限られた財源の整合性も図っていかなければならない、このような課題もございます。しかしながら、前回の50億の計画では、その辺が全く明らかになっていない中で、いきなり50億という形で、果たして、それが財政的に財源確保は可能であるのか。また将来、持続可能な形でやっていく状態なのか。これは病院経営、それから一般会計、それは、かまども両方同じだと思っております。それに対する説明が、これまでは不十分であり、その結果として、市民合意はここまでできていなく、政策そのものが、基本的に二転三転した結果だと、私は思っております。私は、これまでの経過を検証しながら、再びこのようなことが起こらないよう、しっかりとした将来見通しのもとに、持続可能な医療をつくるよう考えていきたいと思ってございます。具体的なお話につきましては、今後検討する中で、早急に案を策定し、市民の皆さん、議会にお示ししながら、十分な検討を重ねてまいりたいと考えてございます。個別なお答えは現時点ではなかなかできない状況にございますので、概括的でございますが、そのようなお答えをさせていただきたいと思います。もう1つ、医師確保につきましては、この間、救急医療等に関する協議会がございました。そういった中で、砂川の院長さんも特別にアドバイザーということで来ていただいて、お話しをしていただきました。その中でおっしゃったことは、高度急性期、急性期医療については、しっかりと砂川で受け入れるというお話しをしました。ただし、回復期、慢性期については、美唄で、地元でしっかり診てほしいと、そういった患者を砂川に回してもらっては困るといいますか、そのような役割分担を明確にすれば、広域的な連携は可能であるというお話は、院長本人から、しっかりとお聞きしているところでございます。現時点で、市立病院に関してはそのような状況で、これまでの経過を検証しながら、課題の抽出、それから財源についての見通し、医師会を中心とした関係機関との協議を進めながら、できるだけ早い段階で建替え案、計画をつくってまいりたいということでございます。あわせて、現行の病院に対する修繕につきましては、今、修繕の優先順位を含めて調査検討しているところでございます。早急に対応してまいりたいと考えております。
再質問 6番 川上美樹
それでは再度、質問させていただきます。持続可能な美唄の医療ということで、なるべく早く具体案を作るということでありますが、現時点では、なかなか具体的な答弁がいただけていないという状況であります。今の美唄に必要なものは、夢と希望だと私は思います。多くの市民が、板東市長に夢を、そして希望を託し、病気になっても美唄に住み続けることができるという安心感を早く市民に与えていただきたいと思います。そのためには、市立美唄病院の具体的なあり方をしっかりと、そして早く市民に示す必要があると思います。なるべく早くというご答弁ではありましたけれども、いつになったら、この質問項目に対して具体的に示していただけるのか。9月議会までに整理していただけるのか、改めて、市長のスケジュール感についてお伺いをいたします。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
現時点で申し上げることでございますけれども、今申し上げた内容について、できるだけ努力してまいりたいという形で、ぜひ市民の期待に応えるような計画を早急に作ってまいりたい、そのように努力してまいりたいと考えているところであります。