美唄市議会 平成31年第1回定例会 2019年3月11日
(1)市政執行方針について/(2)保健福祉行政について/(3)市立病院の職員体制について/(4)教育行政について
2019年3月11日、美唄市議会の一般質問で、松山教宗議員が「市政執行方針について」「保健福祉行政について」「市立病院の職員体制について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。
- 質問者
- 松山教宗 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 松山教宗
平成31年第1回定例会において、大綱4点について市長並びに教育長に伺います。大綱1点目は、市政執行方針についてです。SDGs(Sustainable Development Goals)の推進についてであります。市長は平成31年度の市政執行方針演説において、2015年の9月の国連サミットでの『「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現』のため、2030年を年限とする持続可能な17の開発目標SDGsに関する考え方を述べられました。我が国におけるこれまでの具体的な取り組みとしては、2016年5月に第1回持続可能な開発目標推進本部会合を開催し、その後、12月の第2回の会合で実施指針が策定され、17年12月には実施指針の具体化、拡大された政府の取り組みを盛り込んだアクションプラン2018策定や達成に向け、すぐれた取り組みを行う企業や団体等を表彰する第1回ジャパンSDGsアワードが実施されました。そして、昨年6月には、拡大版アクションプラン2018、12月には2019年における取り組みを具体化、拡大化されたアクションプラン2019が策定されました。また、道においても、昨年12月に北海道SDGs推進ビジョンが策定され、国や道においてSDGsの具体的な取り組みが広がっていく中で、これまで道内の自治体においては、北海道では地域に所得と雇用を生み出す攻めの農林水産業の確立や安心な子育て環境、医療、福祉基盤の整備が、札幌市では高性能なオフィス環境を備えたビルへの建替えの促進や、歩いて回遊しやすいリバブルなまちづくりが、ニセコ町では環境配慮型住宅群建設やヒートショックの予防とエネルギーコストの削減が、下川町ではICTやIOTを活用した伐採造林から加工流通林業のシームレス産業化や森林バイオマスを中心とした再生可能エネルギーの利用拡大などの取り組みが、SDGs未来都市としてそれぞれ選定されたと伺っており、今後、本市においても世界共通の課題として、SDGsの達成に向けて取り組んでいくことが重要であると考えますが、市長のお考えを伺います。大綱2点目は、保健福祉行政についてであります。1つに、認知症施策推進事業についてであります。高齢化社会へと進み、本市の高齢化率も41%を超えております。2025年には団塊の世代が75歳以上となり、高齢化率の上昇、その対策、対応が必要とされており、その1つとして、認知症に対する介護予防など、推進施策があります。認知症の人の意思が尊重され、できる限り住みなれた地域のより良い環境で、自分らしく暮らしを続けることができる社会を実現することを目的に、国が策定したのが新おれんじプラン認知症施策推進総合戦略です。これは認知症の方が2025年には約700万人と推計され、その環境整備が重要なポイントとなる高齢化社会に優しい地域づくりに向け、認知症という病気に対する啓蒙も含め、医療、介護、介護予防、住まい、生活支援を包括的にケアするための戦略として7つの柱が建てられ、その中、初期集中支援チームや地域の医療や介護を連携させる認知症地域支援推進員や認知症カフェ、見守り体制の整備が大きな取り組みとして進められております。その中、本市のみならず、近隣自治体においても、高齢者が行方不明になり捜索が行われるなどの問題が現実としてあります。多くを想定した上で、地域ぐるみの取り組み体制の構築が必要不可欠であると思います。本市においてもこれらの施策に対する取り組みが進められ、今後の高齢化社会を見据え、対応すべく、さまざまな高齢者福祉を推進していることは理解しておりますが、現在、本市が行っている認知症施策について伺います。1つに、平成29年より先進的な取り組みとして、見守り声かけ模擬訓練を行っていると思います。目的・取り組み内容については以前にも伺っており、取り組まれて2年が経ちますが、現時点での成果と課題について検証されていると思いますので伺います。2つに、おれんじカフェについてでありますが、平成27年度に開設し、31年度では5年目に入ると思います。この目的、内容、取り組みについても同じく伺っておりますが、これまでの成果と課題について、あわせて市長にお伺いします。次に、受動喫煙防止条例についてであります。全国的に先進的な条例として平成27年7月1日より施行された受動喫煙防止条例でありますが、市民の健康づくりをより一層推進することができるよう、受動喫煙を防止するための措置等を定め、市民の健康で快適な生活を維持すること、図ることを目的として制定されました。本年7月には4年目を迎えますが、これら受動喫煙防止という取り組みが健康に対するものと理解され、先進事例として条例制定を考える全国の自治体から注目を受け、広がりを見せています。受動喫煙は国際社会では先進的に進められ、国では、2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据え、昨年7月に、公共の場での屋外禁煙を初めて罰則つきで義務づけた健康増進法の改正が行われ、道においても制定する動きがあるなど、全国的に受動喫煙防止について進められております。しかし、本市の条例の施行前と施行直後は、禁煙法のように受けとめられ、当初は条例の本意が浸透していなかったと思いますが、その後、活発な推進普及啓発や情報発信など、医師会などと連携して取り組まれ、現在は浸透していると感じています。市長は2020年4月には、全面施行となる改正された健康増進法に基づく対策周知に努めるとともに、未来ある子どもたちの健康を守るために、条例の改正に向け検討すると市政執行方針に示されています。そこで、本市の啓発推進に対し、市民や学校、各事業所等でどう理解され、現在取り組みが実施されているかを含め、これまでの取り組み状況について伺います。また、条例が制定され、市民への健康調査など、現在は見える化の時代ですので、理解度や健康で寿命が延びていることなどをデータ化し、数値などによるわかりやすい効果の実証結果も今後は必要であると考えます。これらを含め、2つとして、条例制定による効果検証と課題について伺います。さらに上位法である健康増進法の改正により、本市の条例とすみ分け、本市の特徴に特化し、条例改正し、推進をすることが誰もが健康で生き生きと暮らせるまちづくりにつながると私は考えます。そこで、本市の条例の改正を含め、いつごろをめどに進めていくのか、3つに、今後の取り組みに対する考えについて市長に伺います。大綱3点目は、市立病院の職員体制についてであります。市民が住みなれた地域で安心して暮らせるまちづくりを推進するに当たり、地域医療を守ることは大切です。重要なのは、診察処置する医師や看護師、薬剤師や医療従事者など人の力です。市立病院は救急や人工透析などがあり、医療スタッフがいなければ、その機能や役割は果たせないと思います。現在、全国的な問題として地方での医師不足などがなかなか妙案のない状況であります。市民意見の1つとしては親切丁寧で、通いやすい病院を望む声があります。市長は市民の皆さんに信頼される病院運営に努めると述べられ、医師や看護師などの確保を図るとともに、職員の資質向上に取り組むと示しております。市立病院は、常にその機能や診療はとまらず動いておりますので、安定的な医療スタッフが必要であると思います。現在、医師は常勤医6名、嘱託医4名で10名、ほかに各診療科に出張医がおります。医療法による標準医師数7名に対し8.3名ですが、救急や診療を考えると、常勤・嘱託医の確保は命題と考えます。また看護師、薬剤師、医療技術者数などはほぼ満たされているようですが、安定的に確保しなければならないのではないでしょうか。そこで1つに、医師確保の現状と今後の医師確保に向けた取り組み及び見通し、あわせて、数年後には定年を迎える常勤医もいますので、今後どう対応していくのか、そして、本年度から廃止された医師事務作業補助者の状況、また以前よりスタッフの対応や接遇がよくないとの市民の声もありますので、資質向上、そしてより専門性を高めるための取り組みについて市長に伺います。次に、新聞報道等によると、現在は各医療圏の病床数が過剰であり、今後、減少や用途転換などが必要とあります。市政執行方針には、在宅医療の推進のほか、地域包括ケア病床の運用により、回復期の患者受入れなど、入退院支援の強化に努めるとありますが、中核病院等との連携はもちろんのこと、病床数や病床分離なども大切な問題でありますので、市内に病床を持つ複数の病院との住み分けや医療連携など、バランスのとれた積極的な地域医療を進めていく必要があると考えます。2つに、現在の市内病院の病床機能の特徴と市立病院の病床が、今後どのような方向性を持って連携しながら、地域医療を守り、進めようと考えているのか伺います。3つとして、現在かかりつけ医が見直され、幅広い診療を行える総合診療医の必要性が高くなっております。また、市立病院内にはプライマリ・ケア連合学会北海道ブロック支部の事務局が置かれております。総合診療医の確保に向けた方向性と地域医療機関との具体的な連携の考え方など、今後どのような特徴をもった病院として進めていくのか、市長に伺います。大綱4点目は、教育行政についてであります。1つに、外国人児童生徒の受け入れ体制についてであります。人口減少により、生産年齢人口の減少傾向にあり、労働者不足が懸念され、国は入管難民法の改正により、外国人労働者を受け入れる方向へ舵を切りました。国はすでに観光立国化を推進し、来日するインバウンド、海外観光客が増加する中、日本に居住する外国人も増える傾向にあるようです。今後、海外観光客の受け入れ体制だけではなく、外国人居住者の受け入れ体制の整備は必要であり、地方においても、その波は来ると考えられます。受け入れ体制準備には、自治体での受け付け相談窓口、生活居住ルールや言語対応、病院など多くありますが、教育について外国人が家族帯同で児童生徒が来日した場合、教育委員会が窓口になると思いますが、どのような対応や受け入れなど、学校において、教育を受けることになるのでしょうか。現在、本市には約50名ほどの外国人が居住していますし、文科省は今月に入り、日本に住む外国人の子どもの全国就学調査を行う方針を決めました。そこで1つに、外国人児童生徒の教育、小学校の受入れ義務についてどのようになっているのか、2つに、本市の受入れの実態について、3つに、他市の状況についてどのようになっているのか教育長に伺います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。初めに、市政執行方針についてSDGsの推進についてでありますが、世界共通の課題解決に向けて掲げた持続可能な開発目標「SDGs」につきましては、これまで自治体をはじめ、企業や教育機関などにおいて、地域課題の解決に向けた取り組みとして拡がっており、私といたしましても、「みんなが活躍できるまちづくりの実現」に向けては、市民の皆様や各種団体などと協働して取り組んでいくことが重要であると考えております。このため、SDGsに対します認知度の把握に努めながら、広報紙メロディーや市ホームページをはじめ、各種の審議会や市民委員会の場など、さまざまな手法によりますSDGsの普及・啓発活動を行い、意識の醸成を図り、認知度を高めていくほか、市民の皆様と協働で策定する次期総合計画や総合戦略の策定におきましては、本市が抱える行政課題の解決に向けたSDGsの考え方との整合性や具体的な取り組み方向の確認などを行いながら、計画の策定に取り組んでまいります。次に、保健福祉行政について、認知症施策の推進事業についてでありますが、見守り声かけ模擬訓練の成果と課題につきましては、初年度の29年度は、おれんじカフェを中心とした地域で行い、平成30年度は、南美唄地区と共練地区の2カ所で行ったところであります。訓練参加者は、認知症の理解と声かけについての講習後に路上に出ていただき、グループごとに服装などの特徴が書かれた手配書をもとに行方不明者役を発見し、保護に努めるものであります。参加者からは、「散歩をしている人と道に迷っている人の区別がつかず、なかなか思い切って声をかけられなかった」という感想や、行方不明者役の方からは「急に後ろから話しかけられたり、手をさわられたりして恐怖を感じた」というような感想があり、体験して、改めて声かけの難しさや訓練を継続していくことの必要性が確認できたことは、大きな成果でありました。また、今年度は、道に迷っている人の判別がつき、声かけしやすくするため、徘回が心配な高齢者等の見守りや、行方不明となった際の早期発見や事故防止を目的として、衣類や持ち物に張る「安心おれんじシール」の作成を行ったところであります。訓練の目指すところは、単に高齢者を捜索するだけではなく、日常で歩いていて、家に戻れなくなる方を見守ったり、街などで不安そうにしている方には声をかけるなどして、安心してもらえるよう、認知症の方を出歩かないようにするのではなく、認知症の方が自分らしい生活を送ることができるようにすることであります。一方で、課題といたしましては、町内会の活動が活発でなかったことや、町内会が解散した地域もあることから、これら地域との連携方法について検討し、一人でも多くの方に参加していただけるよう進めてまいります。次に、おれんじカフェにつきましては、昨年9月から4年目に入り、毎週火曜日に実施しておりますが、カフェ開催の成果といたしましては、認知症の方には外出のきっかけづくり、外出先の確保、また、ボランティアや利用者の方との交流の場となっているところであります。介護者からは、「介護の悩みや苦労を話すことで、介護負担が軽減をされたり、気持ちが軽くなった」という声や、「市役所は敷居が高かったけどカフェだと相談しやすい」といった意見も伺っているところであり、利用する方はリピーターはもちろんのこと、新たに利用される方もおり、年々増加している状況になっております。また特徴といたしましては、男性の利用者の比率が高く、特に孤立しがちな男性介護者の利用は、介護負担の軽減に大きな効果が出るものと考えているほか、カフェの利用を通して、専門職と本人や家族が信頼関係を築けることで、早期に介護申請やサービス利用等の支援に結びつけることができるなど、市内の専門職との相互の協力体制が構築されており、支援へつながりやすくなっている状況も実感しているところであります。また、ボランティアの方々は認知症への理解も深く、新たにボランティアとして加わっていただける方もおり、カフェの運営の中心的な役割を担っていただき、利用者、介護者、運営側それぞれに成果があることから、これまで継続されてきているものと考えているところであります。課題といたしましては、必要な方がカフェを利用できるようにすることと、国におきましても、認知症の方が、支える側として活躍できる環境を整えるという方針で進めておりますので、認知症の方がカフェの中で役割を持てるような取り組みを広げることであり、今後はおれんじカフェぴぱ実行委員会の中で検討を深めてまいりたいと考えているところであります。いずれにいたしましても、この度、本市の認知症カフェの取り組みが評価され、国が作成する実践集に掲載されることとなり、活動を振り返る良い機会を与えていただいたものと考えておりますし、全国からもご意見をいただき、今後もより良い運営に努めてまいりたいと考えております。次に、受動喫煙防止条例についてでありますが、これまでの取り組み状況につきましては、条例の趣旨であります受動喫煙による健康被害を避け、健康づくりをより一層推進することができますよう啓発などにより、受動喫煙防止のための社会環境の整備を促進してきたところであります。このことにより、会議や地域の集会において灰皿が出なくなったり、受動喫煙が減ったという市民の声や、父兄参観日での喫煙防止教育がきっかけとなり、敷地内禁煙が進んだこと、さらには、美唄商工会議所広報紙に「受動喫煙防止へのご協力のお願い」が掲載されるなど、市民や地域、学校、事業所などでの取り組みへと広がってきているところであります。次に、条例制定による効果検証につきましては、条例制定以前より、受動喫煙に関するアンケートを実施しており、「受動喫煙という言葉の認知度」につきましては、平成27年の83.8%に対して、平成30年は90.1%で6.3ポイントの増、「受動喫煙対策を進めることに賛成の方」は平成27年の80.5%に対して、平成30年は87.0%で6.5ポイントの増となり、市民の皆様には、一定程度のご理解が進んでいるものと判断しているとこであります。また、同様に事業所に対しまして、アンケートを実施しており、「屋内施設での受動喫煙防止の取り組み」につきまして、平成27年の48.0%に対して、平成30年は72.6%で24.6ポイントの増となり、事業所での取り組みが大きく進捗したと考えているところであります。さらに、市民の健康への影響調査としましては、美唄市医師会と共同で、近隣病院の協力を得て、条例制定前後の脳疾患・心疾患患者数の推移を調べており、詳細な分析結果につきましては、平成31年度に公表する予定としているところであります。また、課題についてでありますが、低体重児や早産などへの健康影響が確実にあるとされている妊産婦やその家族、未成年者がいる家庭において、健康への影響リスクが浸透していないことなどが課題となっていることから、妊産婦とその家族を対象といたしました禁煙相談支援事業を平成31年度から取り組むこととしたところであります。次に、今後の取り組みに対する考え方につきましては、昨年7月に公共の場での屋内禁煙を罰則つきで義務付けた健康増進法の改正が行われ、2020年4月には全面施行となる予定でありますことから、本市受動喫煙防止条例につきましても、見直しが必要と考えているところであります。このため、他の自治体に先駆け取り組んでおりました本市といたしましては、上位法である改正健康増進法とは違う、妊産婦や子ども、その家庭に対しまして一層の取り組みが促進されるような、本市独自の特色を打ち出してまいりたいと考えているところであり、平成31年度中の改正をめどに、既存の市民団体で組織された委員会等で協議していただくこととなっているところであります。次に、市立病院の職員体制について、医師や看護師等医療スタッフの体制についてでありますが、本年度は新たに内科常勤医1名を採用したほか、整形外科常勤医の退職に伴い、出張医を週1回外来に配置したところであります。これまでも、大学医局への医師派遣要請や民間紹介会社への登録、ホームページでの募集、人脈による求人活動を継続してきているところでありますが、厳しい状況として受け止めているところであり、今後も医師の確保に向けては、最大限の努力をしてまいりたいと考えているところであります。また、医師事務作業補助者の状況につきましては、昨年2名を配置し、医師の指示のもと、診断書の作成やオーダリングの代行入力を行うなど、医師の負担軽減を図っているところであります。また、スタッフの資質向上につきましては、これまでも各種研修会への積極的な参加など、職員のスキルアップに努めてきており、平成31年度には、看護師1名が認知症に関する認定看護師の資格を取得のため、半年間の専門教育を受講することとしているところであります。スタッフの接遇につきましても、患者さんやご家族の目線に立った医療サービスの推進に向け、意識向上を図り、市民の皆様に親しまれる病院づくりに努めてまいりたいと考えているところであります。次に、市内病院の病床機能の特徴と市立病院の病床の考え方についてでありますが、現在、市内には介護型療養病棟を持つ民間病院のほか、せき損センターが脊髄損傷や整形外科を中心とした入院医療を行っているところであります。これまで、市内4病院の事務長会議におきまして、将来の病床数や病床転換などの方針について情報共有・意見交換を行うとともに、市立病院の建替え計画につきましても、情報共有をしているところであります。市立病院の病床機能といたしましては、救急告示病院として一般病床を継続するとともに、医療必要度の高い高齢患者につきましても、医療型療養病棟で受け入れる必要があると考えているところであります。なお、南空知医療圏域につきましては、現在、回復期病床が大きく不足しておりますことから、新病院では一般病棟内に新たに地域包括ケア病床12床を設置し、手術などによる急性期医療を終えた患者さんを受け入れ、在宅復帰につなげようと考えているところでありますが、これに先行して、今月、1病室4床についての届け出を行ったところであり、平成31年度には、さらに4床の届け出を行う予定としているところであります。いずれにいたしましても、今後の地域医療を考えていくうえで、市内医療機関が担うことの困難な病床機能も取り入れつつ、他医療機関との連携を図ってまいりたいと考えているところでございます。次に、今後どのような特徴を持った病院として進めていくのかについてでありますが、市立病院は、日本プライマリ・ケア連合学会北海道ブロック支部の事務局を担当してから2年が経過したところでございます。この間、現支部長が総合診療医として市立病院に勤務し、その後、札幌医科大学の教授に就任されてからも、週1回の外来診療や月数回の当直を行っていただいているところであります。幅広い診療を行える総合診療医の確保は、本市の目指すところであり、現在のかかわりを持ちながら、総合診療医の確保に努めてまいりたいと考えております。また、地域医療機関との具体的な連携の考え方についてでありますが、ケアマネジャーなどとの連携により、入退院支援強化や、在宅医療サービスなどの充実、認知症ケアや家族への支援を充実するとともに、新しく地域包括ケア病床を設置いたしましたことにより、急性期の医療機関から積極的に患者さんの受け入れを行い、早期に在宅復帰につなげられるよう、緊密に連携してまいりたいと考えているところであります。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。外国人児童生徒の受入れについてでありますが、憲法及び教育基本法では、国民はその保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負うものとされ、普通教育を受けさせる義務は、日本の国籍を有する者に課せられたものとなっており、外国人は対象外とされているところでございます。一方、子どもの権利条約及び国際人権規約では、公立の小学校、中学校では、入学を希望する外国人の子どもを受け入れる措置を講ずるよう求めており、これら条約等において子どもはどこで生まれても、どこで生活をしても、外国人の子どもの教育を受ける権利を保障しているところでございます。具体的に申し上げますと、義務教育の就学年齢にある外国人の子どもが外国人登録をされますと、教育委員会はその登録内容に基づき、外国人の保護者等に対しまして、就学案内を行うとともに、外国人の子どもが公立の小学校や中学校への入学を希望する場合、教育委員会は入学すべき学校を指定し、入学させることとなっているところでございます。外国人の児童生徒の受け入れの実態でありますが、文部科学省では、日本に住む外国人の子どもの就学状況について、早ければ4月に、初めての全国調査を行うこととしておりますが、法務省の統計調査によりますと、日本に住民登録をしている6歳から14歳の外国人は約12万人おり、このうち文部科学省の学校統計調査や各種学校の調査などで、就学状況が把握できていない子どもが1万8,000人ほどいるという調査結果が出ているところでございます。本市における受け入れ状況につきましては、平成29年5月29日から、市内の小学校で児童1名を受け入れているところでございます。道内他市の状況については把握しておりませんが、我が国で就労する外国人は、平成29年10月末時点で128万人となっているとの報道や、平成30年12月「特定技能」という新しい在留資格で外国人労働者を受け入れる出入国管理法の改正が成立したことなどから、今後さらに外国人労働者やその家族も増加し、これに伴い、外国人児童・生徒の就学についても多くなるものと推測しているところでございます。
再質問 3番 松山教宗
自席にて4点ほど再質問したいと思います。1点目は、認知症施策の推進事業についてでありますが、市内で移動おれんじカフェを行っていると思います。今後、高齢者がよく立ち寄る地域や、例えばアルテピアッツァなど、いつもの環境と違う雰囲気のある場所で、これからも多くの方々にこの取り組みを理解してもらいながら進めていくことが必要であると思いますので、改めて市長に伺います。また、保健福祉総合施設の中にも、市民が交流できる場を設けると聞いておりますが、おれんじカフェの場所については今後どのような展望を持っているのか伺います。2点目は、受動喫煙防止条例についてでありますが、市長は、平成31年度中に改正に向けてめどをつけるとありましたが、市民の健康寿命延伸や健康に寄与する条例として、先進的に本市は取り組まれていると思いますし、しっかりと改正すべきであると思いますので、改めて市長がどのようなお考えなのか伺いたいと思います。3点目は、市立病院の職員体制についてでありますが、ご答弁に、看護師1名が認知症に関する認定看護師の資格取得のため、専門教育を受講することが示されておりましたが、今後、本市においては、在宅医療などを考えた場合、専門的な知識を有する看護師の配置が必要だと思いますし、患者さんにとっても安心で重要なことだと思います。今後、それだけではなくて、認定看護師の他の部分もありますし、積極的に多くの育成をすべきであると考えますので、改めて市長にお伺いをしたいと思います。4点目でありますが、外国人児童生徒の受け入れ体制についてでありますが、現在、受け入れにあたっては、具体的にどのような就学支援を行っているのでしょうか。また今後、外国人労働者が拡大していきます。地方においてもそうだと思います。その受け入れ体制の構築はとても重要で必要であると思いますので、全体的な考え方について教育長にお伺いをします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。初めに、移動おれんじフェにつきましては、介護保険施設や福祉会館で行っており、実施に当たりましては、認知症の方や家族が、おれんじカフェに来るきっかけにしていただき、町内会や近隣の方々が参加することで、認知症についての理解を深め、ご近所の認知症の方を見守ることができる地域にしていく取り組みになればと考えて実施をしているところであります。また、来年度は地域からの要望で、中村地区におきまして、移動おれんじカフェを実施する予定で、今後はさらに、地域が自ら移動おれんじカフェに取り組むことができるよう、貯筋体操や家庭訪問などで周知してまいりたいと考えているところでございます。次に、保健福祉総合施設につきましては、地域包括ケアシステムの中核となる施設として市立美唄病院への併設を計画しており、おれんじカフェにつきましても、施設内での開設を考えているところで、今後とも、本人と家族が安心してくつろげる場所を提供できるよう、努めてまいりたいと考えているところであります。次に、条例改正についてでありますが、市民の認知度も高く、受動喫煙防止の取り組みも広がってきておりますことから、その広がりをさらに拡大するために、私といたしましては、市民の自主的な取り組みを後押しするとともに、改正された健康増進法にはない特色を持ち、市民同士が連携し、協働して進める健康づくりが促進される条例の改正を目指したいと考えているところでございます。次に、認定看護師などの専門性を持った職員の育成についてでありますが、臨床現場のエキスパートとして、認定看護師の役割は大変期待されており、診療報酬の加算の対象とされているところでもあります。また、認定看護には、認知症のほか感染看護、訪問看護などの分野がありますことから、今後も専門教育の受講について検討するとともに、他の職種におきましても、専門性を発揮できるよう、職員の育成に努めてまいりたいと考えているところでございます。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。外国人の児童生徒の受け入れの現状についてでございますが、児童生徒の母国語や日本語の習得度、そして生活習慣等から、各自治体での対応が異なっているところでございます。本市で受け入れている児童につきましては、日本語が話せないことから、火曜日から金曜日の午前中の授業に、英会話のできる専任の教育支援員を配置し、外国人児童生徒の就学支援を行っているところでございます。今後の受け入れ体制についてでございますが、外国人労働者の受け入れが拡大する中、教育委員会といたしましては、まずは実態把握が必要であると考えているところでございます。普通教育を受けさせるべき児童生徒がいる外国人が登録に来庁した場合は、外国人登録の担当部署から外国人登録情報を速やかに教育委員会に提供できる体制づくりを進めますとともに、保護者に対する就学相談や児童生徒がスムーズに学校になれ親しむことができるよう体験入学を行うなど、学校と連携し、必要な対応をしてまいりたいと考えております。