美唄市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月10日
(1)農業行政について/(2)地域、観光行政について/(3)男女共同参画について/(4)教育行政について
2018年12月10日、美唄市議会の一般質問で、森川明議員が「農業行政について」「地域、観光行政について」「男女共同参画について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。
- 質問者
- 森川明 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 森川明
平成30年第4回定例会にあたり、市長及び教育長に大綱4点にわたり、質問をいたします。今年も残すところ21日間、月日の経つのは早いものです。国会は、防衛費等予算、なんと総額5年で27兆円、改正入管法は強行採決、議論は私としては十分とは言えません。さらに新入閣した大臣のしどろもどろの答弁、新聞に取り上げられると「世界的に有名になった」と豪語する始末。また、顔写真入りの大看板、市選管が見過ごしていたのも、わからないと思う反面、この大臣は、出るわ出るわ政治資金の不透明さ、適材適所というのは何なのかと言いたいのです。森友学園、加計学園問題も、いまだすっきりせず、女性に関しては、セクハラ前財務事務次官、最近、農水省にもありました。ある大臣は、セクハラ法はないと力説。しかし、男女雇用機会均等法改正で、事業主に防止措置が義務付けられています。ほか、大相撲の土俵上の女性禁止制限、医大の入試、女性を不利に扱った問題が多くあるわけで、この男女共同参画問題については、後ほど取り上げたいと思います。質問に入ります。大綱1点目は、農業行政についてです。(1)スマート農業について、ITやロボットなどの先端技術を活用し、生産性を高めるスマート農業は、北海道をモデル地区として動き出しています。農水省農政事務所も2019年度予算にスマート農業加速化実証プロジェクトとして、実用化の進展を探っています。特に、北海道と岩見沢市、十勝管内更別村では協議会が設立され、世界最高水準の農業を目指し、衛星利用測定システム(GPS)を使ってのトラクターの走行実験、ドローンによる農産物の生産状況の確認など、大手商社、ITベンチャー企業、そして銀行、大学などの共同技術開発が取り組まれ、成果が期待されております。伺いたい点は、①協議会に市は関係しているのか、その動向 ②旧大富農協管轄での取り組み、農業者の実態 ③市農業振興基金での研修、無人ヘリコプター、ドローン等免許取得者で何名の利用があり、これから増える可能性についてです。大綱2点目は、地域、観光行政についてです。(1)炭鉄港の取り組みについてです。同僚議員からも質問がありましたが、視点等違う一面もありますので、あえて質問をいたします。空知の石炭、室蘭の鉄鋼、小樽の港湾、それを鉄道でつなぐ地域は、歴史的、文化的価値があり、文化庁が認定する日本遺産を目指し、地域の活性化を図る動きが活発化してきました。市には三菱美唄、三井美唄など、炭鉱遺産が数多くまた、樺戸道路(月形)と空知集治監(三笠)を結ぶ道路、三笠と手宮、歌志内、岩見沢、室蘭間の鉄道も近く、北海道、日本の近代化に果たした役割が多く、現在、推進協議会が発足しています。認定に向け、次の点を伺います。①協議会の現状 ②市の現存する炭鉱跡遺産個所 ③市長が視察しました2013年ドイツルール地方の炭鉱遺産の実態 ④今後の取り組みと対策についてです。大綱の3点目は、男女共同参画についてです。(1)美唄市男女共同参画についてです。国の第4次男女共同参画基本計画を踏まえ、市は第6期美唄市総合計画びばい未来交響プラン第3期後期計画で方向性を示され、さらに市男女共同参画(第3次)が2027年まで策定されています。急激に進む人口減少、少子高齢化、地域格差等、取り巻く環境が変化する中で、あらゆる分野で女性の社会進出が期待されています。最近、スイスの世界経済フォーラムが公表した2017年の男女格差報告では、144カ国中、日本は114位と低くなっています。政治分野では123位と、さらに低い水準となっているのです。市の推進協議会は、会報の発行等、先進的に活動を展開し、評価されています。そこで市の現状について伺います。①市のドメスティック・バイオレンスの相談数と、過去3カ年の対応状況 ②女性登用の推進状況、国・道・市の審議会等における女性の登用率 ③びばい未来交響プラン女性登用2013年20%に対し、2017年の目標35%の根拠、市の審議会等の女性登用率について、びばい未来交響プランでは、平成29年度の目標値が35%となっており、一方では、平成32年の目標値が30%となっているのはなぜかという点④市、推進協議会に対しての事業費等の増額、市男女共同参画推進協議会は、活発な活動を年々行っていますが、会員の会費だけでは、会の運営が厳しいと思います。市として、会への運営補助等、事業費増について検討すべきではないかという点です。大綱4点目は、教育行政についてです。(1)教員の人材不足についてです。学校現場の長時間労働が深刻化する一方、教員が不足しています。その理由は、多忙、広域異動があり、少子化による児童や生徒の減少、少人数教育や特別支援学校の需要が高まる中で、人材確保が綱渡り状態であるとマスコミは報じています。道教育委員会の2019年度教員採用候補の合格者が、過去最低、定年退職者が大幅増であるのに対し敬遠され、合格者は民間就職が多く、また、志願者数も最低となっています。次の点を伺います。①働き方改革の実効が見られない ②教員の敬遠の1つに、英語、道徳の教科化があるのではないか ③教育志願者の大幅減の対策 ④市の教員数は欠員がないとのことですが、部活指導等で加配はできないものかということです。教育行政の(2)地震によるブラックアウト時の教員の出勤についてです。胆振東部地震の全面停電は、国道信号機、JR踏切遮断機等で想定外の事態が生じました。教員は、車での遠距離通勤者が多く、危険を承知で出勤したものの、学校では、給食が中止、パソコンは使えず、自習にも限りがある中で、遠方通勤者に対し、臨機応変な配慮が必要であったと思われます。伺いたい点は、①教育委員会はどのような指示を校長に行ったのか ②停電が長時間と予想しづらい面があったとしても、危険を考えると、休暇措置が妥当であったのではないか ③教訓から、今後の対応についてです。教育行政の(3)重い通学かばんについてです。小中学校の通学かばんが重くなっています。理由は、ゆとり教育による教科書のページ数増、大判化によるもので、負担軽減への配慮からして、対策が必要と思われます。道の調査では、中学1年生の男女平均体重からして、かばんの重さは4.5キロが限界で、現実は、小学生が6キロ、中学生が8キロとなっており、かなり重たい実態にあります。伺いたい点は、①重い通学かばんで協議した経過があるのかどうか ②対応として置き勉は可能なのか ③他市の現状と対策についてです。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えいたします。初めに、農業行政について、スマート農業についてでありますが、11月に発足いたしました「北海道近未来技術地域実装協議会」は、内閣府の「近未来技術等社会実装事業」の募集におきまして、北海道、岩見沢市、更別村の3者の共同提案が採択されたことから、提案した3行政のほか、総務省、農林水産省など国の7機関、北海道立総合研究機構農業研究本部、北海道農業機械工業会、ホクレン、大学、関係地域のIT等の研究会などの19組織で構成されておりますが、本市は参画をしていないところであります。また、この共同提案の事業では、ロボット農機の社会実装に向けた研究や一次産業分野におけるドローンの活用の研究が取り組まれることとなっており、協議会は、構成員間の情報の連携や事業化促進のため、連絡調整などを行っていく予定であると伺っているところであります。なお、この協議会には、いわみざわ農協が事務局を担う「いわみざわ地域ICT農業利活用研究会」が構成員として参加していることから、大富地区のいわみざわ農協組合員の方で、研究会会員として参加している方もいると伺っているところであります。次に、農業振興基金を活用いたしました研修などの支援状況につきましては、平成29年度は無人ヘリコプター2名、ドローン5名の実績となっており、本年度は現在のところ、無人ヘリコプター1名、ドローン3名の支援を行っているところであります。この基金につきましては、美唄市農業振興基金運営委員会におきまして、研修などの支援対象要件を緩和する検討も行っていることもあり、今後におきましては、ドローンの農業利用への拡大が進み、機体性能や研修体制も充実して普及していることから、こうした研修などのため、基金の利活用が増えていくものと考えているところであります。次に、地域、観光行政について、炭鉄港の取り組みについてでありますが、協議会の現状につきましては、本市を含め、小樽市や室蘭市、赤平市などの8市4町及びこれら市町の商工会議所や観光物産協会を構成員とした「炭鉄港推進協議会」を本年7月に設置し、石炭、鉄鋼、港湾及びそれらをつなぐ鉄道関連施設などの産業遺産を効果的に活用するため、地域の観光及び教育振興をはじめとした地域活性化に資することを目的として、日本遺産への申請及び認定後の関連事業の推進につきまして、協議を重ねてきたところであります。また、協議会といたしまして、文部科学大臣に対し、日本遺産の認定に向けました炭鉄港の取り組みの支援を本年7月に要望したほか、炭鉄港PR動画の制作やセミナーを開催し、機運の醸成に取り組んできたところであります。次に、本市に現存する炭鉱遺産につきましては、日本遺産の認定に向けた構成施設などで申し上げますと、市内には三菱美唄炭鉱竪坑巻上櫓や美唄鉄道東明駅舎、4110形式十輪連結タンク機関車2号、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄、人民裁判の絵が炭鉱遺産として位置付けられたところであります。次に、世界遺産として登録されておりますドイツルール地方の炭鉱業遺産群の実態につきましては、産業構造の変化によって残された広大な産業遺産の空間に、約40基の立坑を中心とした公園や博物館が保存・活用されており、ライトアップやレストランの併設など、さまざまな取り組みが行われているところであります。次に、今後の取り組みと対策につきましては、来年1月の日本遺産登録の申請に向けて、炭鉄港推進協議会で協議を重ねながら、取り組んでまいりたいと考えているところであります。次に、男女共同参画についてでありますが、過去3年間のDV相談数につきましては、平成27年度は3件、平成28年度は6件、平成29年度は0件で、秘書広報課が窓口となり、相談内容に応じて、庁内関係部署と横断的な協力体制のもと、警察や保健所、北海道立女性相談援助センターなどの関係機関と連携を図りながら対応しているところであります。次に、市区町村における女性登用の推進状況につきましては、女性管理職の割合が、平成28年度の状況で申し上げますと、全国は13.5%、全道は11.7%、本市は11.9%となっており、また、審議会等における女性委員の登用率につきましては、平成29年度の状況で申し上げますと、全国は26.2%、全道は22.4%、本市は18.8%となっているところであります。次に、市の審議会等における女性登用率につきましては、平成20年に策定いたしました美唄市男女共同参画計画(第2次)において、目標値を35%と定め、さまざまな取り組みを行ってまいりましたが、平成27年に、国において策定されました第4次男女共同参画基本計画の中で、市町村の審議会等の女性委員の割合を30%とする目標が示されたことなどから、本市の現状等を踏まえ、平成28年に策定いたしましたびばい未来交響プラン後期基本計画では、目標値を30%に変更し、その後、本年4月に策定された美唄市男女共同参画計画(第3次)につきましても、目標値を30%として整合性を図ったところであります。次に、事業費の増額についてでありますが、男女共同参画推進協議会は、市や関係者とともに、男女共同参画の推進に向けて活動を行う市民団体として、会員の会費により、自主的に運営をされていることから、今後とも、協議会の自主的な運営を尊重してまいりますが、市といたしましても、男女共同参画に関する施策を総合的かつ効果的に進めていくため、協議会との連携協力をより一層図るとともに、必要な事業費の確保に努めてまいりたいと考えているところであります。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えいたします。初めに、教職員の働き方改革アクション・プランについてでございますが、本市におきましては、本年7月に教職員の働き方改革美唄市アクション・プランを作成し、この中で示される教職員の1週間当たりの勤務時間が60時間を超えないよう、具体として週1回以上の部活動の休養日や月2回の定時退勤日、学校閉庁日の不出勤等の各目標を確実に達成するよう、定期の校長会議や教育委員の学校訪問等を通じ、学校長に指示しているところでございます。この教職員の働き方改革アクション・プランの実効性につきましては、取り組み期間を平成30年度から平成32年度までの3年間としており、このプランにおいて、部活動については、各学校から提出された活動計画書が計画どおり実行されているかどうか、学校からの年2回の報告に基づき、検証することとしております。9月時点の報告においては、夏場に中体連等の大会があったことから、一部の学校において、目標を達成できなかったところでございますが、全体的には概ね目標を達成されたところでございます。なお、報告を求めていない学校閉庁日の不出勤等につきましては、学校長からの指示で目標を達成しているところでございます。月2回の定時退勤日につきましては、教育委員会として把握していないことから、今後、これらについては、学校長の学校経営のもと、目標を達成するよう指導してまいりたいと考えております。また、児童生徒へのタブレット導入にあわせ、全教職員に1台のタブレットを整備し、次期学習指導要領に対応した教材等の共有化による授業改正を図るとともに、児童生徒の成績処理等を行う教務支援システムや出勤簿機能、メール機能などを有するグループウェアを備えた統合型校務支援新システムの導入を図ることが、教員の働く時間の軽減につながることから、教育委員会といたしましては、これら教育環境の整備に努めてまいりたいと考えております。次に、英語、道徳の教科化による教員採用への影響についてでございますが、小学校外国語活動と外国語の授業時数は、平成32年度より3・4年生で年間35単位時間、5・6年生で年間70単位時間となり、3年生から6年生まで、週にして1時間ずつ授業時数が増えることになりますが、道徳の教科化は、今年度から小学校で始まっており、これまでと比べ、授業時数の増加はないところでございます。外国語と道徳の教科化と教員採用数への影響についての相関性につきましては、北海道教育委員会は発表していないところでございますが、私は、教員を目指す学生にとって、これまで教えたことのない教科、特に小学校の外国語活動、英語教科への不安は、少なからずあるのではないかと考えております。次に、教員志願者の減少についてでございますが、平成31年度公立学校教員採用選考では、全国69県市の平均倍率は、前年度の4.6倍をさらに下回る4.0倍となり、受験者は14万7,180人で、前年度の15万9,294人より1万2,114人減少し、平成25年度採用から比べて、およそ18%の減となり、同年度以降で最少となったと報道等で承知しているところでございます。文部科学省の分析によりますと、新規学卒者の民間企業への就職環境が好調なため、教員志望者が減っていると分析しているところでございますが、私としましては、これに加え、複雑化かつ多様化する社会情勢の中で、勤務実態や生徒指導の難しさなど、教員を取り巻く労働環境の厳しさなどが、今の若者に敬遠されていることも背景の1つにあるのではと推測しているところでございます。次に、本市における教員定数の加配配置についてでございますが、小学校では8人、中学校では5人、合計で13人の教員が加配により配置されているところであり、その内訳につきましては、習熟度別少人数指導加配3名、児童生徒支援加配3名、特別支援学級加配3名、通級指導加配で2名、栄養教諭加配1名、免許外解消加配1名となっておりますが、部活動については、部活指導員を配置する場合の支援制度もありますが、教員定数の加配制度はないところでございます。次に、地震発生後における教育委員会から学校長への指示についてでございますが、地震を含め災害時には、教職員が通勤経路としている公共交通機関や道路等が利用できないことが想定されることから、日頃より、有給休暇、災害事故休暇・災害時退勤休暇になるのか、そのときの状況に応じ、校長が判断するよう指示しているところであり、今回の地震においても、校長にこれまでと同様の指示をしたところでございます。次に、災害時の休暇措置についてでございますが、北海道教育委員会からは、災害事故休暇は、地域において信号機が止まっていることを理由に、公共路線がすべて運休しており、自家用車の運転も危険だと判断され、かつ徒歩による片道の通勤距離が概ね1時間以上を要する場合は、災害事故休暇の対象となるとされているところでございます。教育委員会では、今回の地震に際し、市内全校を臨時休校としたところでございますが、教職員については、それぞれの状況に応じて自己判断で出勤した教職員、有給休暇を申し出た教職員、災害休暇を取得した教職員がいたところであり、いずれの場合も、各学校において状況を適切に判断し対応したものと考えております。次に、今後の対応についてでございますが、本年9月20日付で北海道教育委員会が道立学校に発出した「北海道胆振東部地震の発生に伴う職員の服務の取扱いについて」の通知の中に、災害等が発生した場合に適用可能な休暇が定められている旨、記載があったことから、本市の教育委員会におきましても、各学校にこの取り扱いを周知したところでございますが、今後とも、校長会や教頭会を通じて、災害事故休暇等の特別休暇の取得について、適切に事務処理が行われるよう指導してまいります。次に、児童生徒のかばんを含め携行品についてでありますが、文部科学省では、9月6日の通知において、子どもや地域の実態を考慮し、各学校で工夫するよう求めているところでございますが、本市においては、この通知に基づき、全市的に取り組む事項について、現在、協議していないところであります。文部科学省では、いわゆる置き勉を一律に求めているわけではないところでございますが、全国例で見ますと、宿題や家庭学習に使わない教科書を学校において帰ることや、特定の日に持ち物が偏らないよう、数日に分けて持って来るよう指導している学校もあり、また、北海道教育委員会が12月4日付で発出した通知においても、滝川市の小学校が、鍵盤ハーモニカを音楽室に置いていること、旭川市の小学校では、学校に置いてよい学習用具のリストを児童・保護者に周知している例など、21市町の事例が紹介されていることから、教育委員会といたしましては、各学校に対して、これら事例を参考に、必要な配慮をするようお願いしているところでございます。
質問 6番 森川明
はい。
質問 6番 森川明
それでは、自席から答弁に対する意見と質問をいたしたいと思います。大綱1点目の農業行政について、スマート農業の件ですけれども、市の実態を知ることができました。これからという感じがしますけれども、期待をいたしております。岩見沢市は、169人の農業者でつくる岩見沢地域ICT農業利用研究会、IT関連企業も加わって、発足をいたしております。旧大富農協関係者、美唄市民も加入をしているとのことで、お互いに幅広い企業や大学が、知恵を出し合いまして、農業が将来に希望を持つことができるような成果を上げてほしいものと思っております。それにしても、農業自体が様変わりをいたしました。実は私も農業経験がありますが、当時は馬を使っての人力の時代でして、農機具もマメトラが入った時期で、その後、耕運機に大喜びをした時代です。今日の状況は予想だにしていませんでした。市も農業振興基金で、研修等では、免許取得者がますます増えることと予測されます。農家の高齢化、担い手不足等で離農が増えておりますし、全国での耕作放棄地が42万ヘクタール、四半世紀で倍に増えました。食料自給率向上のためにも、トラクターの自動運転、ドローンによる農薬散布等、スマート農業発展に大いに期待をいたしております。次に、大綱2点目の地域、観光行政、炭鉄港の取り組みについてです。石炭と鉄鋼、港湾、そして鉄道を結ぶテーマが現在、日本遺産登録に向け、スタートが切られています。地域の歴史的魅力や特色を通じた文化の伝統を、文化庁が認定することで、海外へ戦略的に発信し、地域の活性化を図ることを目的に、今、全国・全道から注目をされております。歴史を紐解きますと、市の炭鉱開発の息吹は、明治20年台、すでに感じられたといわれ、明治39年に北端の鉄道が国有化し、美唄鉄道の関連とともに三菱鉱業は譲渡され、大正7年に北海道石炭鉱業会の調査では、美唄地区の採炭にあたる炭鉱は10鉱もあったそうです。それが第一次大戦後の不況で、相次ぎ閉山となり、やがて三井炭鉱が美唄に進出、三井と三菱の二大財閥が形成されたわけです。昭和38年、私も記憶にありますけれども、三井美唄鉱業が、三菱美唄鉱業は昭和40年に閉山となりました。石炭産業が今多く残されており、2010年に、現在の日本遺産の登録に向け、スタートが切られたということですが、協議会の現状を答弁で知ることができました。実は、日本遺産に決定されますと、文化庁から3年間に7,000万円の補助金が受けられるそうです。文化庁では67件がすでに決定をされていると。2020年までに100件程度に増やす予定があるわけですから、今が本当にチャンスです。また、空知の石炭を輸送した旧手宮線並びに小樽の鉄道遺産、樺戸空知集治監などが、新たに北海道遺産に選定されました。日本遺産登録に追い風となっている現状です。実は、11月3日にある会合で、夕張市の石炭博物館を見学し、採炭機械や模擬坑道を見せていただきました。地下1,000メートルの地点に馬がいたと。馬車が石炭を運ぶ姿とか、女性の採炭労働など、すごく多くの実態を知ることになり、驚きました。夕張市石炭博物館も年間3万人近くに達しているそうです。以前に赤平の石炭遺産ガイダンスとして出席をいたしまして、旧住友赤平炭鉱立坑櫓と、坑内石炭層、掘削機、自走枠等大型機械を見て感激したのを覚えております。石炭産業は、何としても、そのものが財産であるということです。市長の視察等2013年ドイツルール地方の石炭遺産の体験も、大いに活かしていただきたいと思っております。そこで再質問ですが、市の現存する炭鉱跡遺産のうち、①安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄の旧栄小学校、この校舎の今後の保存の可能性について ②人民裁判の絵はどこに保存されているのかということ ③日本遺産の認定に向けた後世資産として、三菱美唄落合会館を加えるべきではなかったかという点をお伺いいたしたいと思います。3点目は、男女共同参画についてです。美唄市男女共同参画について、この件の質問に対して、過去11年間の定例会の質問内容等をチェックして調査してみました。平成22年第2回と平成27年第4回は同僚議員が質問し、私は平成21年第3回、平成26年第1回、そして今回の3回目、合計で5回の質問があります。答弁では、ドメスティック・バイオレンスの実態については、相談数は、平成29年度はなかったということです。また、女性登用の目標値35%の根拠もわかりました。市町村における女性管理職の割合は、平成28年度は、全国は13.5%、全道が11.7%、本市は11.9%で、全道を上回っております。審議会等における女性委員は、平成29年度、全国26.2%、全道22.4%、本市は18.8%と低く、目標値には届きません。それでも少しずつ上昇している事実があります。過日、帝国データバンク札幌支店の調査では、女性が社長を務める道内企業の割合は7.1%で、4年連続で、全国平均を下回っているということです。道内企業7万社を抽出した結果で、都道府県別では、11番目に低かったわけで、後継者不足なども背景にあるわけですけれども、女性社長が増えれば、ビジネス創出や女性の雇用推進など、また、政治部門についても大いに進出を期待できるわけであります。国際的に女性といえば、特にすぐドイツのメルケル首相が浮かぶんですけれども、経済通で任期満了となる2021年で政界を引退するということで、後任は、また女性の首相を置き、クランプカレンバウアー氏が有力ということですが、何としても寛容な難民政策を指示したわけでして、2005年から13年間もヨーロッパの女王として呼ばれてきただけに、この引退の影響はドイツ以外にも広がりそうです。他に今、世界を見ますと、本当に数多くの女性首相が存在をしておりますし、女性の進出には拍手を送りたいと思っています。市の男女共同参画推進協議会、市として会の運営補助、事業費増を機会あるごとに訴えてきました。今回に関しても、実は、その会からの要請等は一切ありません。各種会議、講演会、研修会、また会報等にかかる経費を見ましても難しく、相当なもので支出があると思われますので、私は、市民団体として市は運営を尊重し、市との連携・協力をさらに進めていただきたく、増額等を検討していただきたいと思います。それから大綱4点目の教育行政についてです。教員の人材不足についてですが、2018年度過労死等防止対策白書が10月3日に閣議決定しました。今回の教職員、全国3万5,000人による調査で、教員の8割はストレスや悩みを抱えており、長時間労働のみならず、ストレス対策も大きな課題となっております。ストレスに早く気付き、職場ごとの分析結果を環境改善に活かす必要がありとのことで、また、共同通信のまとめでは、教員が全国で600人、北海道は96人不足していると、大量の退職者がいるにもかかわらず、教員の志願者の減少で、授業ができないこと自体が、全国で起きるのではないかとのマスコミの指摘もあります。この間、中教審は、働き方改革に向けて、変形労働時間制の導入を盛り込んだ答申案をまとめたようですけれども、内容は、1日の労働時間を最大10時間まで延長し、夏休み中など、業務の少ない日は、縮減できる業務量に応じた柔軟な働き方を可能にするということで、総労働力時間の短縮のねらいがあるようですけれども、どうも文面をチェックしてみますと、休み中の部活動の指導や研修もあり、導入できる環境ではないということで、骨子案も策定できぬままに至っております。そこで、教育長に再質問ですが、実効性のある素早い改革が、なかなか答弁の中から見えません。教員を増やすのか、業務を減らすのか、ここにあると思っています。教員の広き門は魅力がないからで、全国的に同様な動きがあり、危機感を持って新聞・テレビ等、文科省が教員になろうというPR作戦を行うべきだと思っています。教員を志す若者が減ることは残念の一言です。例えば、小学校の英語の専任教員は必要ではあるということと、改革の1つとして、タイムレコーダーも必要だと思っております。(2)の地震によるブラックアウト時の教員の出勤について、校長の判断により、災害休暇の取り扱い、これは対応面に適切さが欠けていたようにも思います。教育委員会は、徹底した指導が必要であるということです。(3)の重いかばんについてですが、市は、置き勉をすべきです。児童生徒の負担を軽くするために他市の実態を参考に取り組むべきであるということです。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えいたします。初めに、炭鉄港の取り組みについてでありますが、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄の今後の保存につきましては、国内外の多くの皆様方に安心して来館していただけるよう、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄ビジョンに示されたとおり、保存に努めてまいりたいと考えているところでございます。次に、人民裁判の絵につきましては、南美唄小学校の収蔵庫に保管しているところであります。次に、日本遺産の認定に向けた構成資産につきましては、炭鉄港推進協議会において、関係市町の各施設について、協議を行い決定したことから、三菱美唄落合会館を加えることは極めて難しい状況にありますが、可能性につきまして、今後、調査・研究してまいりたいと考えているところでございます。次に、男女共同参画推進協議会に関する運営補助につきましては、市といたしましても、男女共同参画に関する施策を総合的かつ効果的に進めていくため、協議会との連携協力をより一層図るとともに、必要な事業費の確保に努めてまいりたいと考えているところでございます。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えします。初めに、教員の確保対策についてでございますが、北海道教育委員会では、毎年実施している教員採用候補者の選考の実施のほか、平成31年度の採用に向けまして、教員採用候補者特別選考検査を実施し、北海道教育委員会が任用する期限付教員または臨時的任用教員として、勤務実績のある者から採用登録をするなどの取り組みを行い、不足する教員の確保を図っていると承知しているところでございます。私としましても、教員の人事異動などにおいて欠員が生じないよう、管内教育長会議等を通じまして、空知教育局にお願いしてまいりたいと考えております。次に、小学校外国語活動にかかる教員配置についてでございますが、北海道教育委員会では、平成29年度から、配置を希望する自治体に対しまして、小学校外国語巡回指導教員の加配措置を進めておりますことから、教育委員会といたしましても、この加配措置の活用を検討してまいりたいと考えているところでございます。次に、各学校へのタイムレコーダーの導入についてでございますが、教育委員会といたしましては、北海道教育委員会が推奨している統合型校務支援新システムを導入し、このシステムに組み込まれている教員の出勤簿機能等を活用し、勤務状況の見える化を図ってまいりたいと考えているところでございます。いずれにしましても、教員の増は、教員の直接負担軽減につながりますことから、このことにつきましては、教育長協議会、教育長会議等々で私からも要請・要望してまいりたいと考えております。次に、特別休暇の取り扱いについてでございますが、校長が、災害休暇が適当かどうか判断する必要がありますので、今後とも、災害時における地域の状況や教員個々の状況について十分聞き取りを行い、的確に状況を把握した上で、適正に判断するよう校長会議の中で指示してまいりたいと考えております。次に、児童生徒の携行品の重さや量への配慮についてでございますが、本市におきましては、重量のある教材等につきましては、土曜日、日曜日などの休業日や放課後に保護者と一緒に持ち帰ってもらうよう配慮している学校もあるところでございますが、その対応は、各学校の判断としているところであります。児童生徒の携行品の重さ等につきましては、保護者等からの配慮を求める声が寄せられたことを受け、本年9月、文部科学省が児童生徒の携行品について、必要に応じ適切に配慮するよう発出したことから、教育委員会といたしましては、宿題や予習・復習などの家庭学習を行うにあたり、何を児童生徒に持ち帰らせるか、また何を学校に置くか等々について、定期の校長会議や教頭会等を通じまして、本市としての基本的な考えを整理してまいりたいと考えております。