美唄市議会 平成30年第1回定例会 2018年3月7日
(1)農業行政について/(2)観光行政について/(3)地域行政について/(4)教育行政について
2018年3月7日、美唄市議会の一般質問で、森川明議員が「農業行政について」「観光行政について」「地域行政について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。
- 質問者
- 森川明 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 森川明
平成 30 年第1回定例会にあたり、市長及び教育長に大綱4点にわたって質問をいたします。政治の大きなニュースと言えば、働き方法案、裁量労働制の件、3月中の成立予定が不適切なデータのため再調査となり、今国会は断念することとなりました。私の質問内容も各省庁の公表データをもとに、市の実態を伺うことが多く、政府もより慎重さが求められておりますし、また、森友問題も財務局の決裁文書の書き換えの疑惑で、国会は今空転しております。これ等は全くあり得ない話でございます。それでは、質問に入りたいと思います。大綱第1点目、農業行政についてです。(1)2018 年産米の生産の目安についてです。農水省は、2018 年産の生産量を 2017 年産の目標と同様、全国 735 万トンとしていますが、12 月 18 日に、道や農業団体で作る北海道農業再生協議会は、2018 年産の主食用米の生産の目安を道内 54 万 1,000 トンと公表しました。これは、約 5,000 トン増やし、作付面積は2017 年産と同じにし、2018 年産から、目安の参考値を独自に示すことで、減反廃止で協力した補助金の支払いをやめることとなり、補助金頼みの売れる米づくりから、より質の高い米づくりが求められることとなります。しかし、米価下落と結びつく生産過剰の値くずれも心配され、また、農協を通さない販売活路が予測されております。この生産の目安に対して、①全道主産地である空知、上川、石狩の数量と面積。②市内の関連するいわみざわ・峰延・美唄農協の数値と面積。③公表に対し、市はどのような点を注視しているのか。また、今後の対応策を伺います。大綱2点目は、観光行政についてです。(1)樺戸道路、通称峰延道路の観光活用についてです。樺戸道路の観光活用については、美唄市、三笠市、岩見沢市、月形町の構成自治体等で2016 年、協議会が設立され、市の観光振興課が事務局を担当し、樺戸道路を活用した観光周遊ルートづくり協議会が活動を進めております。樺戸道路は、昭文社発行の「道路スーパーマップ」に、実は、しらかば街道として、また北海道新聞社の「ほっかいどう 100 の道」の中では、明治中期に囚人が開削した道路ということで認められ、さらには日本一長い直線道路、この2つが市から選ばれております。最近は俳優の石橋凌さんがナレーションの樺戸道路PR動画、「空知の大地~樺戸道路が繋いだ歴史」が作成され、市長がインタビューで出演し、公開されています。歴史的な観光資源として期待している非常に多くの市民が多いわけで、私も峰延におりますので、なおさらその感を強くしているわけです。そこでお伺いいたしますのは、①協議会活動の経過。②地域ガイド育成研修の状況。③国道 12 号線の樺戸道路の入り口に看板を設置できないか、また、美唄マップは、A3と折り畳み式の2つがあるのですが、A3の中には一切、樺戸道路について、観光「見る」欄にも掲載されておりませんので、それをぜひとも載せるべきです。④道路マップにあるしらかば街道の整備。さらに、私は何回もお願いした経過がありますが、⑤桜の植樹はできないか。管理等の関係で厳しいというわけですけれども、その取り組みが進められないかどうかという点をお伺いいたしたいと思います。大綱の3点目は、地域行政についてです。(1)空き家対策についてです。空き家対策特別措置法が 2015 年5月に全面施行されました。また、崩壊などの危険があったり、ごみの投棄など環境上、有害だった空き家を市町村が指定し、所有者に対し撤去や修繕などの助言・指導、勧告・命令ができる「特定空き家」、これは年々増加し、全国で約 6,400 件、道内は 1,214 件と国交省は公表しています。空き家は、ごみの不法投棄、猫のすみ家、倒壊の危険、雑草等、景観にも問題点が多いわけです。市も 2014 年4月1日に「美唄市空き家等適正管理に関する条例」を定めておりますが、地方への移住促進に役立てるため紹介する「空き家バンク」を含め、市の実態を伺います。①空き家件数は、以前の定例会では、把握していないとの答弁でした。その後の経過がどうなっているのか。②市民からの苦情の件数と対応状況。③行政執行による強制撤去の権限が認められていますが、踏み切れない理由は何なのか。④解体の支援はできないか。⑤空き家バンクの取り組み状況についてです。大綱4点目は、教育行政について、教育長に伺います。(1)体力テストについてです。スポーツ庁は、2月 13 日、小学校5年生と中学校2年生を対象に実施をしました 2017年度全国体力テストの結果を公表しました。全国の結果を見ますと、体力向上が進んだものの、47 都道府県中、北海道は小学校5年男子が 35 位、小学校5年女子が 40 位、中学校2年男子が 42 位、中学校2年女子が調査開始以来9年連続の最下位となっています。道内は寒さ、あるいは雪といろいろ環境状況が違い、それに基づいて運動不足ということも考えられますが、市の状況についてお伺いをいたします。①市には該当校があったのかどうか。②全国統一の8種目は多過ぎないか。③子どもが運動に親しむために、どのような競技の工夫をされているのか。(2)児童、生徒の肥満対策についてです。道内で肥満傾向にある子どもの割合は、5歳から 17 歳のすべての年齢で全国平均を上回ったことが、12 月 22 日に公表された文科省の 2017 年度学校保健統計調査の結果でわかりました。これは4年連続であり、適度な運動や生活習慣の改善が求められます。この件について、次の点をお伺いいたします。①全国と道内とを比較した男女の実態。②美唄市の状況。③改善に向けた対応策についてです。(3)日の丸、君が代についてです。1999 年に制定された国旗・国歌法は、第1条で日の丸、第2条で君が代と定めただけで、尊重義務規定を盛り込んではいません。学校行事などで掲揚、斉唱すべき義務を課したり、掲揚に反対したり、歌わなかった人に対して不利益を課するなどの規定はありません。市も過去には、この件について学校現場が混乱するという不幸なことが起こっています。憲法第 13 条では「すべて国民は、個人として尊重される」、第 19 条では「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」とうたっています。教職員は、憲法で保障されている内心の自由により、秩序や服従を余儀なくされている事態、伸び伸びとした学校が保障されているとは思えません。あくまでも卒業式や入学式は子どもたちを主役とした行事とすべきです。伺いたい点は、①道教育委員会から新たな通達がなかったのか。②教育委員会職員の随行出席の任務とは何かということです。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えいたします。初めに、農業行政について、2018 年産コメ「生産の目安」についてでありますが、全道主産地である空知、上川、石狩の主食用米の数量と面積について申し上げますと、空知が約 25 万トン、約4万 5,000 ヘクタール、上川が 15 万 2,000 トン、約2万 7,000 ヘクタール、石狩が約3万 8,000 トン、約 7,000 ヘクタールとなっております。次に、市内の各農協管内に設立されている地域農業再生協議会が提示された主食用米の数量と面積につきましては、美唄市農協地域農業再生協議会が1万 32.298 トン、1,811.1ヘクタールとなっているほか、峰延農協及びJAいわみざわの両再生協議会の美唄市分の数量と面積について、2月中旬に両再生協議会から聞き取りした状況では、峰延農協の協議会では、7,620.693 トン、1,378.91 ヘクタール、JAいわみざわの協議会では、1,185.98トン、218.011 ヘクタールとなっているところであります。次に、この公表についてでありますが、「生産の目安」の算定及び提示は、行政による生産数量目標の配分が廃止となった以降も、北海道米価格の安定による農家所得の確保を基本として北海道の稲作経営の安定化を図ることを目的に実施しているものであり、こうした取り組みの効果が着実にもたらされるよう、市といたしましても、今後の当地域と全道、全国の動向を注視してまいりたいと考えております。なお、この「生産の目安」は、北海道農業再生協議会水田部会が、今後、実施状況等を確認、検証し、運用改善を行うこととされていますことから、市といたしましては、本市の各農協における改善要望の有無なども十分把握し、各再生協議会構成員の一員として、地域の実情に合い、農家所得の確保につながる取り組みとなるよう関係団体とともに対応してまいりたいと考えているところであります。次に、観光行政について、樺戸道路(峰延道路)の観光活用についてでありますが、初めに、協議会活動の経過につきましては、北海道開拓の礎となった樺戸道路を活用し、空知への観光客誘致を目的として、「樺戸道路を活用した観光周遊ルートづくり協議会」が美唄市、月形町、三笠市、岩見沢市の3市1町により、平成 28 年3月に設立されたところであります。これまで、北海道観光振興機構のバックアップにより、モニターツアー及び意見交換会の実施、広域観光マップの制作、「空知の大地~樺戸道路が繋いだ歴史~」と題した観光プロモーション映像の制作、そして、地域ガイド育成研修を実施してきたところであります。次に、地域ガイド育成研修の状況につきましては、平成 30 年2月 24 日に岩見沢市にある「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」で、定員の 20 名の参加者を集めて開催され、月形樺戸博物館の名誉館長・桜庭誠二氏及びNPO法人炭鉱の記憶推進事業団の理事長・吉岡宏高氏が講師となり、集治監や炭鉱の歴史について講演を行ったところであります。次に、看板の設置につきましては、案内情報として必要でありますので、今後、協議会等で検討してまいりたいと考えております。次に、「しらかば街道」としての整備につきましては、樺戸道路のシラカバは、市の防風林となっており、倒木した際に補植した若木の周辺は、野ネズミ駆除等を実施しておりますが、多くの木がカミキリムシに蝕まれており、現在、空知総合振興局に有効な対策をお願いしているところであります。次に、桜の植樹につきましては、桜は毛虫などの病害虫がつきやすく、農地の近くには不向きな樹種と認識しており、市の防風林として扱うことは難しいものと考えているところであります。次に、地域行政について、空き家対策についてでありますが、初めに、空き家の件数につきましては、平成 24・25 年度に実施した実態調査の 299 件に、その後の現地調査による75 件を加え、現在 374 件となっております。なお、特定空き家につきましては、「空き家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき、「空き家等対策計画」を策定し、認定についてとり進めることとなりますが、本市におきましては、「空き家等対策計画」が未策定なことから、特定空き家としての認定はしていないところであります。次に、市民からの苦情件数と対応状況についてでありますが、苦情や情報提供等の件数は 75 件で、対応状況は、実態調査により、不適正管理を確認した 90 件に苦情等の件数を加えた 165 件のうち、112 件に対して助言や指導を行った結果、65 件が解体や補修などに至ったところであります。なお、助言や指導を行った空き家所有者の中には、相続や経済的な問題があり、時間を要する方もいるため、引き続き、助言や指導を行い、地域住民の安全確保に向けて取り組んでまいります。次に、行政代執行についてでありますが、一般的には、緊急性の高い危険な空き家を撤去することで、周辺住民の安全確保につながり、有効な手段の1つでありますが、自己の責任において空き家を解体する方との公平性を鑑みながら、慎重に検討を行っていくことが重要であると考えているところであります。次に、空き家の解体支援についてでありますが、不良住宅につきましては、「空き家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき、「空き家等対策計画」を作成することで、除却費の補助事業もありますが、他市の事例を調査し、市の負担や財源確保も含め研究してまいりたいと考えているところであります。次に、空き家バンクについてでありますが、本市では、平成 28 年度から空き家の有効活用を図るため、市と商工会議所、民間との協働で組織した「美唄市移住・定住推進協議会」がポータルサイト PiPa を活用して、市内の空き家の情報を掲載し、運営を行っているところであります。なお、空き家バンクの成約実績は、これまで1件であり、本年2月末現在の登録件数は、中古住宅につきましては、売買が7件、賃貸が3件で、アパート・マンションの賃貸が 13件となっているところであります。私は、生活環境の保全と安全で安心なまちづくりを推進する上で、空き家対策は、重要な課題の1つであると考えており、「空き家等対策計画」や「コンパクトシティの形成に関連する施策」「空き家の除去・活用に対する制度」の検討、「空き家バンク」など、さまざまな空き家に関する施策を総合的、一体的に取り組んでいく必要があると考えているところであります。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
森川議員のご質問にお答えいたします。初めに、全国体力・運動能力・運動習慣等調査についてでありますが、この調査は、子どもの体力・運動能力等が低下している状況に鑑み、国が全国的な子どもの体力・運動能力の状況を把握・分析することにより、子どもの体力・運動能力の向上にかかる施策の成果と課題を検証し、状況を把握し、改善を図ることを目的として実施しており、各学校は、この調査結果を継続的に把握・分析し、児童生徒の体育・健康等に対する指導などの改善に役立てているところであります。市内各小学校では、すべての学校の5年生を対象に、毎年、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、20 メートルシャトルラン、50 メートル走、立ち幅跳び、ソフトボール投げの8種目の調査を実施し、市内各中学校では、すべての学校の2年生を対象に、ソフトボール投げをハンドボール投げにかえ、8種目を実施することとしております。平成 29 年度の美唄市における調査状況では、小学校5校、中学校4校のすべての学校で調査要項に従って実施されております。8種目の運動調査の項目についてでありますが、子どもの運動能力や体力の状況を把握するために、最も適切であると文部科学省が総合的に判断した種目であり、実技調査の実施にあたっては、児童生徒の健康状態を十分把握し、事故防止に万全の注意を払い、各学校の状況に応じて実施されております。本年度の美唄市の調査の結果についてですが、数値公表されておりませんので、全国・全道との実施種目の得点を総合的に数値化した体力合計点で、全国・全道と比べて申し上げますと、差が1ポイント未満を同様、差が1から3ポイント未満をほぼ同様、差が3から5ポイント未満をやや高い・低い、差が5ポイント以上を高い・低いと表現させていただきますが、小学5年男子では全国と同様、全道とほぼ同様、小学5年女子では、全国と同様、全道とほぼ同様となっております。中学2年男子では、全国よりやや低く、全道とほぼ同様、中学2年女子では、全国より低く、全道よりやや低くなっており、小学校5年男子以外は、全国・全道より、わずかですが低い結果となっています。この結果を受け、市内各小学校では、運動に親しむために、体育の授業だけでなく、休み時間や放課後において、縄跳び集会や一輪車、パークゴルフなど、運動環境の整備を図りながら、運動習慣づくりに取り組んでいるところです。また、市内各中学校では、運動部活動の充実はもとより、陸上大会や球技大会等の行事等を練習期間も含め、運動に親しむ意識の醸成を図っているところであり、今後とも引き続き、この調査結果を把握分析し、児童生徒の体力・運動能力の向上に努めてまいります。次に、児童生徒の肥満についてでありますが、先に答弁いたしました全国体力・運動能力、運動習慣調査の結果で申し上げますと、全国と全道の比較では、軽度肥満以上の割合は、小学校5年男子では、全道が全国をやや上回り、小学校5年女子では、ほぼ同様、中学校2年男子では、ほぼ同様、中学校2年女子は、同様であります。美唄市の結果につきましては、軽度肥満以上の割合が、小学校5年男子では、全国よりやや上回り全道と同様、小学校5年女子では、全国よりやや上回り、全道とほぼ同様であります。中学校2年男子では、全国とほぼ同様であり、全道よりやや下回っており、中学校2年女子では、全国・全道ともにほぼ同様となっております。このことから、美唄市の軽度肥満以上の割合は、小学校5年男女ともに同程度ですが、全国より多く、全道と同程度、中学校2年男女では、同程度ですが、全国より少なく、全道と同程度という結果となっております。次に、肥満改善に向けた取り組みですが、全国体力・運動能力、運動習慣調査の結果から、本市においては、わずかな差ですが、小学校5年生に肥満の傾向が全国より高かったところであり、肥満傾向のある児童生徒に対しましては、適度な運動とバランスのとれた栄養摂取の必要性について認識させ、肥満解消に向けた指導を行うとともに、運動した時間や起床・就寝時刻等を記入する生活リズムチェックシート等を使って、日常生活の改善を指導してまいります。次に、日の丸、君が代についてでありますが、国旗・国歌に関する通達につきましては、本年度におきましては、平成 29 年7月 31 日付で、北海道教育委員会より発出されております。通達内容につきましては、これまで同様に、国旗・国歌の意義を理解させ、これを尊重する態度を育てるとともに、諸外国の国旗・国歌も同様に尊重する態度を育てるという観点から、学習指導要領の趣旨を踏まえた適切な実施に努め、卒業式及び入学式は、厳粛で清新な気分を味わい、新しい生活の展開への動機づけとなるような儀式的行事の意義を踏まえた内容となるよう通達されております。美唄市の本年度の卒業式につきましては、小学校が3月 19 日、中学校が3月 12 日に、入学式は4月6日に一斉に行われます。式においては、教育委員会が各学校で告示を述べますことから、学校までの送迎のために職員が公用車を運転しているところであり、式の間は、職員は会場の一般席において、子どもたちの晴れの門出を共にお祝いさせていただいております。
質問 6番 森川明
自席から質問にあたり、いろいろ調査をしてきましたので、意見を含めて再質問をいたします。1点目の農業行政、米の生産の目安については、今回、全国県別の状況は資料を取り寄せることができましたが、道内の管内と市の関係農協分の資料がなかったということで、質問をし、答弁によって実態を知ることができました。面積・生産量ともに、減らされなかったということは、率直に良かったと思っております。今回の生産量を目標額より増やしたのは、全国では北海道を含む 12 県といわれております。半数近くの 22 県が据え置き、8県は減らされています。増えるとした県の中では、千葉が最大であり、青森や宮城は業務用米の不足に対応し増やし、減らした福島や熊本は、大豆の転作や高齢化、生産力の低下で、愛知と三重は種子用を除けば横ばい、兵庫は、酒米を除いた数量ということで、それぞれ県ごとの特徴があります。北海道は生産量が 5,000トン増えたということで、補助金頼みから、より質の高い米づくりが求められているわけです。農水省で長い間、米に関わる仕事に従事してきましたが、全国で米の生産量が大体 1,000万トンという時代が長く続き、今回は 735 万トンと、本当に全国の生産量も少なくなったなと実感しているわけです。品質につきましても、岩見沢市上幌向に道立試験場があり、そこの品種は岩系といわれる品種で、やちみのり、いわこがね、みまさり等が整粒が少なく、いうなれば被害粒が多く、精米歩留まりが悪く、特にみまさりなどは、今は3段階ですから、4~5等が主であったという時代が長く続きました。それでも増産の時代でしたので、道産米は貴重で、質より量でした。ブレンド米の原料として、全国ではそれでも重宝されたというわけです。食味もよくなく、やっかいどう米と揶揄されていたのです。今日の道産米の評価は想像だにしていませんでした。日本穀物検定協会の発表で、新潟の魚沼産コシヒカリが、何と 28 年間連続して特Aだったのが、初めてAになってしまった点、これは驚きです。道産米もふっくりんこが特Aにならなかったのは残念ですが、ゆめぴりかが7年連続、ななつぼしも8年連続特Aを守っています。全国的には森のくまさん、きむすめ、にこまる等が特Aになったということで、北海道産米もうかうかできない状況にあることも事実です。なぜ道産米が、全国一に登りつめたかと申しますと、たんぱく、アミロースの品質改良、栽培技術の向上、貯蔵の発展など、1つひとつの努力の賜物と言えるでしょう。タレントのマツコ・デラックスさんを起用したCM作戦が当たったという方もいるかもしれません。うまい道産米として、私は源流と捉えているんですけれども、きらら 397 がヒットとしました。それが米の中でのスター誕生だと思います。消費量も 1962 年をピークに多様化により減少していますが、消費拡大に産地どうしが切磋琢磨し、需要の先行きが不透明感を漂う中、ニーズに対応した米づくりが功を奏したといえます。今回の目安、農水省の需給見通しは、1917年産並みと見ています。減反政策のような補助金をもらえなくなった点、この目安には不透明な面があることも事実です。その例が、補助金が手厚い飼料米の転作が今非常に増えてきているという状況にありますし、米専業農家が自由に作れるようにするには、大規模なコスト軽減も求められております。今後もこの深刻な状況のもとで、人口減やあるいは食生活の多様化、小麦を原料とするパン、麺の存在感が増えまして、米の需要が年8万トンペースで減り続けてきているという状況にあります。大手業界は3月1日からご飯の値上げをしました。消費者離れが加速することになれば、元も子もないわけで、主食用米の生産をおさえる懸念、目安も今後、面積・生産量も減らされる可能性があり、そういう報道があったのも事実です。道内でも、空知は米の大生産地、中枢を美唄市が担っており、国内需要の安定と、価格競争力や食味に優れた道産米の普及が何よりも必要となることでしょう。よく日本の米は世界に通用するという声を耳にしますが、例えば中国への輸出も輸入規制の厳しさ、価格の高さ、精米施設がない点、さらに輸入業者と国有企業が独占をしているという流通過程の問題もあります。世界に通用するには、幾多の関門があると見ています。今後、農業所得の向上確保のために、全国・全道の動向を注視しつつ、市として再生協議会の構成員として、意見を大いに反映させ、対応を進めていただきたいと思います。2点目の観光行政の樺戸道路の活用についてです。先ほど言いました、昭文社の発行している道路地図に観光名所が詳細に記載されております。この中に樺戸道路(峰延道路)が第2幹線から豊葦町3区の開発入り口まで、しらかば街道として好景観の場所と位置づけられているのです。北海道と言えば、静内の二十間道路桜並木ですとか、層雲峡大雪山の紅葉、富良野から美瑛までの花の街道といわれるラベンダー、フラワーランド等々、全国的に知られていますが、他の地域の街道の実施をこれで全部調べてみました。しらかばは、樺戸道路と大雪山、白金から白金温泉のしらかば街道までの2カ所のみなんです。カラ松赤松街道は、函館の石川町から七飯まで、大沼国道、から松は千歳から支笏湖まで、ポプラが石狩街道、札幌北 50 条から創成川の篠路まで、トドマツが樽前国道の苫小牧まで、アカシヤが札幌北星学園から白石、ススキが新篠津の豊野北から篠津広域道路と当別町の材木川からシェイクスピアカントリークラブまで、エゾカンゾウとワタスゲは天塩から稚内天塩線、根室半島納沙布岬、はまなすは非常に多いんです。野付街道尾岱沼、宗谷国道、稚内にもはまなす街道があります。小清水原生花園、網走、斜里もはまなすがあります。報告しましたとおり、樺戸道路のしらかばというのは、大雪山の白金温泉の2カ所ですので、その他にあるかもしませんが、このマップによるとそういう形になっております。観光資源の活用を協議会に対して大いに期待をいたしております。それと、樺戸郡道路といえば、以前にも触れた経緯がありますが、寺本界雄さんの樺戸監獄の史話、1950 年8月 31 日発行で、1972年 10 月 20 日に再版されました非売品です。もう1冊は熊谷正吉さんの樺戸監獄もあります。この場合は寺本さんの文を引用しております。といいますのは、開削は囚人による道路測量は夜間が選ばれ、囚徒らは、月形は円山、峰延は達布山にそれぞれのろしを上げて、それを目標につくられたという説です。また、峰延の2号ため池の奥、弁慶橋と義経橋も掲載されています。市来知、今の三笠市と峰延間の道路は明治 20 年5月に起工され、同年9月に完成となっており、地域の郷土史、市史、また町史、村史を見てみますと、ほとんど全部がこの寺本界雄さんの文が引用されているのです。さらに、各県の歴史というものがあります。これは、山川出版社によって、北海道の歴史、1969 年 12 月1日発行で、榎本守恵さんと君尹彦さん、北海道教育大学の教授と助教授の共著によるものですけれども、これにものろし火を上げて、それを目的として樺戸道路がつくられたということが載っています。そこで、私が言いたいのは、地元美唄市の道史研究家であり郷土史家の白戸仁康さん、北海道研究協議会の会報第 85 号、平成 21 年12 月 10 日の論文、峰延道路の測量工事とのろしについてという論文を発表しました。その内容は、わざわざ囚人を使ってのろしを上げ、夜間に測量する必要はなく、内容には疑問があると申しているのです。それには要因もいろいろあるのですけれども、起工月日の明治 19 年5月 19 日は、上川仮道路の着工となり、日時的な面から、のろし火や焚き火の記録も全く出てこなく、なぜそうなったのか、地域住民に聞いてみますと、のろし火の説が、文章化以降、引用されるように流布されたと結んでいます。歴史というのは非常に奥深いといいますか興味深いものがあり、樺戸郡道路は、そういう歴史があるということをこの場で申し述べたかったということです。さらには、峰延中学校には、大橋勘吾さん作の囚徒峰延道路開削の図が保管されております。答弁にありました看板の設置等、よろしくお願いいたしたいと思いますし、桜道路は、難しいの一言ということですので、しらかばの害虫カミキリムシの駆除については、道に対して有効な対策を講じるよう、要請をさらに強めていただきたいと思います。3点目は、地域行政の空き家対策についてです。空き家の件数は、現在 374 件は把握しているということで、答弁をいただきました。調査そのものが、市の実情を見ましても、たいへん難しい中で、これだけの件数を調査したということについては、高く評価をしたいと思っております。空知 24 市町のうち 22 の市町が今、人口の転出超過にあると、過日、報じられておりました。市も 2017 年に 245 人、岩見沢は 440 人で、空知で岩見沢の次の2位でした。これも空き家が増えている要因で、人口流出というのは全くとまらない現状にあるわけです。過日の農業新聞で興味深かったのは、佐賀県のJA佐賀グループが、2月から空き家の管理事務を始めたとの記事がありました。例えば、所有者の特定が難しいことから、JAの職員OBが人脈を活かし、所有者の情報を集めて成果を上げているということで、農村の維持に佐賀県のJAが貢献をしているという内容でした。そこで、特定空き家の件で再質問したいと思います。市長も重要な課題として位置づけしているこの空き家対策、国交省の調査では、空き家対策計画は全国で 26%、道内では 21%と市町村ごとにかなりの温度差があることがみられます。岩見沢市も6月から計画案を施行し、倒壊懸念のある空き家の解体支援などを目指すとの報道もありました。市も早急に取り組んで、特定空き家の認定件数を把握していただきたい。このことについて、再質問をいたしたいと思います。4点目は、教育行政についてです。1つは体力テストです。市も 29 年度の調査では、小学校5校、中学校4校すべてで実施されているという答弁でした。小学校5年生は要約してみますと、全国と同様かほぼ同様であり、中学校2年生は全国より低く、全道よりやや低いという結果、小学校5年生男子以外は、全国、全道よりわずかですが、低い結果となっているという答えでした。さらに体力能力向上に努めていくべきと思っておりますし、肥満対策についても、全道と全国の比較では、小学校5年生は、全国が全道よりやや上回っており、それと中学校2年生はほぼ同様の結果です。市の結果も肥満度が小学校5年生は、全国よりやや上回り、全道と同様の結果です。中学2年生は全国よりやや少なく、全道と同程度という結果で、取り組みも適度な運動やバランスのとれた栄養摂取の必要性について、今後努めていきたいということで、肥満解消に向けて指導するということでした。確かに市の小学校の生徒たちが肥満傾向が目立つということもありますので、今後とも指導が必要です。日の丸、君が代についてです。通達が出された状況を知りました。なかったのかと思ったんですけれども、やはり通達は出されていました。卒業式・入学式を目前に控えていますけれども、この件について、式に旗と歌があれば良いという姿勢が見え見えの管理職が年々目立つようになったと聞いております。卒業生や新入生が自らの将来や輝ける未来に向けて、夢と希望をもって進もうとする意思を育むための場として、成長をたたえ、巣立ちや入学を祝う、喜びを共有し合う、お互いに知恵を出し合う、創意工夫した入学式・卒業式にすべきです。あくまでも学校が主体であるべきだということなんです。教育行政についての質問ですけれども、体力テストについて、全国統一8種目というのが多過ぎないか、市の教職員が負担増となっているのではないかという点。それから、教育行政執行方針には、体力の向上のためには、一校一実践は、具体的に各学校でどのようなことが行われているのか。日の丸、君が代については、7月 31 日の道教委の通達で、卒業式・入学式は、儀式的行事の意味、例えば、国旗は三脚ではなくステージに吊るすとか、証書授与はフロア形式ではなくステージ式で行うとか、国歌は大きな声で歌えと。それから、国歌は生演奏にしなければならないとか、そのような強制が行われるような内容でないかと思っていますけれども、教育長はご承知のように、教育には強制はなじまないと私は思っております。その辺についての通達は、どのような状況になっているかということをお聞きいたしたいと思います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えいたします。特定空き家の認定についてでありますが、空き家の実態について把握し、「空き家等対策計画」を策定するとともに、そのまま放置すれば、倒壊など著しく保安上、危険となる恐れのある状態、または著しく衛生上、有害と認められる空き家を特定空き家に認定するなど、空き家対策に取り組んでまいりたいと考えております。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えいたします。初めに、全国統一の8種目の実施における教職員の負担についてでありますが、各小中学校においては、体育の年間授業計画に組み入れ、全8種目を数日に分けて実施しており、握力については、昼休みや放課後に、担任が子どもたちとの触れ合いの中で数値確認をするなど、各学校で工夫して実施しているところであります。一校一実践の取り組みについてでありますが、小学校においては、2時間目終了の休み時間や昼休み、放課後の時間帯において、縄跳び集会や一輪車競争、パークゴルフ等を児童会主催で企画し、児童の自主性の中で運動習慣づくりに取り組んでいるところでございます。中学におきましては、一校一実践の取り組みを運動部活動の中で取り入れ、生徒それぞれの健康状況に配慮しながら、個々に応じた練習に取り組ませるとともに、陸上大会や球技大会等の体育的行事において、生徒同士がお互いに声を掛け合ったり、応援したりすることで、運動への意欲や興味を醸成させ、個々の体力向上につなげているところでございます。次に、北海道教育委員会からの通達についてでありますが、先の通達では、これまでと同様に、儀式的行事の意義を踏まえた内容となるように、国旗・国歌の指導が適切に行われるよう求められており、本市においては、儀式的な行事の意義を踏まえた卒業式・入学式が行われていると判断しております。
質問 6番 森川明
それでは答弁によりまして、再度、質問したいと思います。体力テストの件ですが、これは8種目の関係は効果分析がそれぞれあるかもしれませんが、やはり多いのではないかということなんです。特に、答えにありましたように、昼休みや放課後まで担任教諭が工夫をしているということ、これはそれぞれ相当な負担にもなりますので、体育の時間だとか授業中に行うように配慮をしつつ、昼休み、放課後までには、まずは延ばさないようにすべきではないかと思っているのが1点。それから、一校一実践の取り組みで、各学校の実績を本当は知りたかったわけで、複数の種目の実施とか、あるいは他校との連携もあり、なかなかその辺は難しい一面もお答えの中ではあるようです。ただ、この件も、休み時間、放課後の時間帯は、児童生徒、さらに教員の負担もありますので、検討の余地があると思っております。日の丸、君が代の件、儀式行事であり、強制はしないものと私は理解をいたしております。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えいたします。体力テストと一校一実践の取り組みについてでありますが、各学校において、教師の負担とならないよう、工夫しながら、児童生徒の体力向上に努めてまいりたいと考えております。