美唄市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月8日
(1)農業行政について/(2)地域行政について/(3)福祉行政について/(4)教育行政について
2017年12月8日、美唄市議会の一般質問で、森川明議員が「農業行政について」「地域行政について」「福祉行政について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。
- 質問者
- 森川明 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 森川明
平成 29 年第4回定例会にあたり、市長及び教育長に大綱4点にわたって質問をいたします。早いもので、今年もあと 23 日あまりとなりました。第3回定例会以降、この3カ月間、いろいろなことがありました。新元号が来年半ばに公表されるということで、陛下退位日が今日、決定されるということです。また、流行語大賞も森友、加計学園問題を象徴する「忖度」に決定、しかし、今年の漢字は、まだ公表されておりません。おそらく「驚」あたりが妥当なところではないかと思っております。先の衆議院選も自民党一強も終わりかと思いきや「大山鳴動して鼠一匹」、野党の分裂が痛かったわけです。その他、羽生棋聖の前人未到の永世七冠、日馬富士事件、ミサイルの実験を繰り返す北朝鮮、座間市の9人殺害、とんでもない事件もありました。質問に入りたいと思います。大綱1点目は、農業行政についてです。(1)として、市の農業ビジョンについてです。国による生産調整が来年度から廃止されます。離農が進み、農家戸数、農業就業人口がすでに 60 歳以上が半数以上を占め、高齢化となり、大きな曲がり角を迎えています。特に農業は、モノのインターネットを使って農産物の生産効率化する実証実験(IoT)、スマート農業、ICT推進の農薬散布など、小型無人機ドローン、また農機具の自動運転に使う衛星利用測位システム(GPS)、農産物の生産状況のデータ解析の最先端技術、生産から加工販売までも手がける6次産業化等、大きく変貌し、農業経営も新技術で強化されようとしています。しかし、今後の農業には、課題が山積しています。貿易自由化に向けた通商協定TPPからアメリカが離脱すると、政府は残り 11 カ国での発効に向けての交渉、以前に取り上げた来年4月の主要農産物種子法の廃止、農産物流通の規制緩和など、既存の制度を一方的に岩盤規制とみなし、慎重に考えることなく、破壊しようとしていますし、農業の環境を変える政策が進められ、その方向性は、必ずしも生産者の趣旨に沿ったものではありません。びばい未来交響プランで明らかにされている農業振興、現状と今後の整合性を考慮しつつ、次の点を伺います。①は、5年前と比較した農家戸数、農業就業人口の減少状況と今後の推移予測。②は、今後の農業ビジョンについてです。大綱2点目は、地域行政について、(1)として、林業大学校誘致についてです。北海道は、土地面積の 71%が森林で、全国の森林面積の 22%を占めており、その森林は、二酸化炭素を吸収し、貯蔵してくれ、地球温暖化防止に役立て、癒してくれるリラクゼーションの場になり、森で生きる野生動物のためのすみかとなり、家の資材、あるいはノートや紙の原料となるわけです。林業そのものが重要な貴重な財産で、環境を守り地域を元気にするもので、今その必要性から、林業が見直されています。このような現況下で、道は、林業大学校を3年後の 2020 年に設立することを明らかにしました。林業大学校の誘致には、芦別市が先に手を挙げ、校舎に転用させる施設があるなど、優位性を訴え、オール芦別として、各地にのぼりの設置、住民 6,682 名の署名活動を展開、活発な活動を強化しています。市も期成会を設立、要望書等、道に対して働きかけを行っていますが、予断を全く許さない状況かと思われます。全国的な調査によると、岐阜、三重、高知、京都、兵庫等 15 府県に林業学校、林業大学校があり、兵庫県では、2018 年宍粟市一宮町、これは姫路市のちょっと奥になるんですけれども、廃校となった旧染河内小学校校舎(同市能倉)の利用が決定し、すでに事業が行われています。市の活動も遅れをとってはなりません。次のことを伺いたいと思います。①は、立地条件から、市の利点は何なのか。②は、校舎候補地を公表する段階まで、現在は至っていないのかどうか。③は、定員と年齢制限はあるのか。④は、構想として、大学の農学部に3年編入の受験資格は可能なのか。⑤は、今後の誘致の進め方についてです。大綱3点目は、福祉行政について、(1)として、児童虐待についてです。親や保護者から虐待されている疑いがあるとして、全国の警察が今年1月から6月に児童相談所へ通告した 18 歳未満の子どもは、3万 262 人で、うち道内は、1,589 人の過去最多となり、内容も暴言を吐くなどの心理的虐待が7割を占めています。中でも、子どもの前で家族に暴力を振るう面前ドメスティックバイオレンス(DV)の被害については、5倍以上に膨らみ、殴る・蹴るなどの身体的虐待も増えているとのことです。また、空知管内を管轄する岩見沢児童相談所は、2016 年度、年間の件数(速報値)199件で、過去2番目の多さとなり、虐待の疑いがあるとの報告も過去最多の 329 件にもなりました。これらは社会問題化し、11 月に児童虐待防止推進月間を設け、講演会が各地で開催されています。市も新びばいっこすくすくプラン(美唄市子ども・子育て支援事業計画)の防止対策で、事業として子どもの虐待防止ネットワークの連携強化をし、子ども相談事業の推進を進めているわけですけれども、市の状況について、次の点を伺います。①は、過去1年間の市の実態、件数とその内容について。②は、今後の対応策についてです。大綱4点目は、教育行政についてです。(1)として、全国学力テストについてです。文部科学省は、小学校6年生、中学校3年生を対象に、全国で約 198 万人、道内で約7万 3,000 人が参加し4月に実施した 2017 年度全国学力テストの結果を8月 28 日に公表しました。なぜ全国と道内の公表が3カ月間もかかったか、その理由等は定かではありませんが、道教育委員会は、その3カ月後の 11 月 28 日、道内の管内別平均正答率を公表しましたが、管内ごとの差は昨年より縮小されたものの、都市郡と町村郡との教育環境の差が依然として課題があるとの指摘もありました。道内では、小学校国語Bでは、物語を読んで自分の考えをまとめる記述式問題の無回答率が 23%、全国平均より 3.6%高かった点、多くの問題点もあります。この学力テストは、費用や労力をかけての全員参加方式ですけれども、これは抽出方式に切り替え、負担を抑えるべきであり、序列を意識して過剰な対応に走ったいろいろな例が数え切れないくらいあるのです。以前、静岡県の知事による、成績優秀だった小学校の学校長を人事面で優遇したいという馬鹿げた発言もありましたし、ほかに、極端に表現しますと、成績不良の児童生徒を欠席させるという、学校と教育委員会の動きが全国で多く見られました。現在は反省のもとに改善されていることと思っていますが、全国学力テストそのものの改善点も多くあります。今回のテスト結果を踏まえ、次の点を伺いたいと思います。①は、道と空知を比較したときの市の平均正答率の状況。②は、教員の長時間労働の原因となっています初めて行われた中学校部活動に対する調査、市の状況。③は、学習状況調査でのスマートフォンや携帯電話利用時間、全国・全道との比較状況。④は、今後の改善点についてです。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えいたします。初めに、農業行政について、農業ビジョンについてでありますが、本市の農家戸数と農業就業人口の推移を農林業センサスで申し上げますと、平成 22 年度の農家戸数は 790 戸で、農業就業人口は 1,668 人であるのに対し、平成 27 年度は、農家戸数は 685 戸で、農業就業人口は 1,462 人となっており、農家戸数が 105戸、13.3%の減少、農業就業人口は 206 人、12.4%の減少で、離農と労働力の減少が進んでいるところであります。なお、今後の推移につきましては、明確な予測は難しいところでありますが、各農協が振興計画策定に向けて実施したアンケート調査におきましては、「後継者がいる」とした割合が 25%程度となっていることから、今後、さらに減少するものと考えております。次に、先進農業技術の導入につきましては、基盤整備によるほ場の大型化や経営規模の拡大、労働力不足といった課題などに対応するため、活用推進が必要であると「農業ビジョン」にも位置づけているところであり、農業経営の安定と発展に必要不可欠な取り組みと考えております。このため、本年度からドローンの操作資格取得に対する支援を開始したほか、GPSの活用につきましては、各農協の先進農業研究会が調査研究を行っており、こうした研究結果のまとめを基に関係機関・団体とも連携し、普及しやすい環境づくりを検討していくこととしております。いずれにいたしましても、市といたしましては、農業・農村をめぐる環境が大きく変貌するなかで、先進技術の導入や農作業の機械化・省力化など「農業ビジョン」に掲げたさまざまな施策を各関係機関・団体や生産者の皆さんとともに推進し、本市農業の目指す姿である「力強い農業が営まれ、市民や消費者から信頼される産地」の実現に向け、取り組んでまいりたいと考えております。次に、地域行政について、道立林業大学校誘致についてでありますが、初めに、立地条件における利点につきましては、本市には、森林や林業の研究機関である、地方独立行政法人北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場があるほか、森林・林業及び木材産業に関連する行政・教育機関である空知森林管理署や空知総合振興局森林室、美唄地域人材開発センター、北海道岩見沢農業高等学校などが近くにあることから、密接な連携が図られるものと考えております。また、本市は、札幌市、旭川市の中間に位置し、学生や講師の通学・通勤面で好条件にあるとともに、学生向けマンションが多数あるなど、生活面で優位性があり、加えて、本市には実習林として、道有林があるほか、市有林の提供も可能であると考えております。次に、校舎候補地の公表についてでありますが、道に提出した要望書の中で、無償で提供可能な複数の市有地があることを伝えており、今後の道の具体的な検討に沿った形で、校舎候補地を示していくことも検討してまいりたいと考えております。次に、定員と年令制限についてでありますが、道の「北海道の森林づくりを担う人材育成機関のあり方に関する基本的な考え方」では、定員は企業ニーズや就業動向などを踏まえ、今後、検討することとしておりますが、就学要件は 40 歳以下の者としているところであります。次に、大学への編入についてでありますが、編入も可能となる学校教育法に基づく専修学校とするか、あるいは条例に基づく学校とするかにつきましては「基本的な考え方」の中で、検討事項とされているところであります。次に、今後の誘致の進め方についてでありますが、引き続き、道の動きに注視しながら、情報収集に努め、官民一体となり、道立林業大学校の誘致の実現に向け、取り組んでまいります。次に、福祉行政について、児童虐待の本市における状況及び対応策についてでありますが、平成 28 年度の対応件数につきましては、総数で 25 件であり、内訳を申し上げますと身体的虐待が9件、心理的虐待が7件、ネグレクトが9件であり、その対応につきましては、岩見沢児童相談所へ一時保護を行ったものは5件、児童相談所からの依頼により、お子さんの安否確認や家族の状況等を調査し報告したものが 11 件、市において関係機関を招集し、個々の事例の対応について協議を行ったものは8件、匿名の通報により家庭訪問による安否確認を行ったものは1件となっております。次に、虐待に関する対応策といたしましては、未然防止のための相談しやすい環境づくりや世代間の交流事業など、さまざまな子育て支援の施策を通じ、地域の中で子育て世代と身近なつながりを持っていただくなど、地域の皆さんとの連携を図ることや、日頃から、児童相談所をはじめとする各関係機関と緊密な連携を図ることが重要と考えております。市といたしましては、何より子ども達の安全、安心を守るためには市民のみなさんに理解を深めていただくことが必要であることから、児童虐待防止推進月間について広報紙メロディーに掲載するほか、びばいっ子フェスティバルなどで、パンフレットや児童虐待防止のシンボルであるオレンジリボンを配布するなど、継続した周知活動を行い、児童虐待防止に取り組んでまいりたいと考えております。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えいたします。本年度の全国学力・学習状況調査の結果についてでありますが、初めに、北海道と空知と比較した本市の平均正答率の状況ですが、全国学力・学習状況調査の学力結果は、数値では公表しておらず、各自治体の教育委員会で調査結果の全国比や全道比等と比較する「結果の表現の仕方」を決めているところであります。本市におきましては、本市の結果と対象となる道、空知の結果の差がプラスマイナス1%未満を「同様」、1%以上3%未満を「ほぼ同様に高い・低い」、3%以上を「やや高い・やや低い」という表現方法によりホームページなどで公表しているところであります。なお、各教科のアルファベットのAは基礎問題、Bは応用問題となっているところであります。初めに、小学校国語Aにおいては、北海道、空知とも「ほぼ同様に低く」、小学校国語Bにおいては、北海道より「やや低く」、空知と比べて「ほぼ同様に低く」なっております。小学校算数Aにおいては、北海道、空知とも「同様」であり、小学校算数Bにおいては、北海道と「ほぼ同様に低く」、空知と「同様」となっております。次に、中学校国語Aにおいては、北海道と「同様」であり、空知と比べて「ほぼ同様に高い」結果になっております。中学校国語Bにおいては、北海道と「ほぼ同様に高く」、空知に比べると「やや高く」なっております。中学校数学Aについては、北海道、空知ともに「同様」であります。中学校数学Bにおいては、北海道と「同様に低く」、空知と「同様」となっております。次に、生徒質問紙の部活動に関する調査の結果についてでありますが、本年度から中学校の生徒質問紙には、部活動についての質問が2項目盛り込まれるようになりました。その1つ「学校の部活動に参加していますか」との質問では、本市においては「運動部に参加している」が 51.9%、「文化部に参加している」が 27.9%で、合計 79.8%の生徒が部活に加入しております。これは、全国に比べて、6.8 ポイント低く、全道と比べると 3.4ポイント高い結果となっております。2つ目の「月曜から金曜日において、一日どれくらいの時間、部活動をしますか」との質問では「2時間以上3時間未満」と答えた生徒が 57.8%と最も多く、全国と比べて 13.8ポイント高く、全道と比べても 10.8 ポイント高い結果となっており、「1時間以上2時間未満」と答えた生徒は 10.4%であり、全国と比べ 18 ポイント少なく、全道と比べて 5.2 ポイント少なくなっています。次に、携帯電話やスマートフォンの利用時間についてでありますが「月曜から金曜日に、どれくらいの時間、携帯電話やスマートフォンを使って通話やメール、インターネットをしますか」という質問で、小学校では「1時間以上利用している」と答えた児童が 38.7%になり、全国と比べて 18.2 ポイント高く、全道と比較して 13.1 ポイント高くなっております。また、中学校では「1時間以上利用している」と答えた生徒が 57.1%になり、全国と比べて 6.7 ポイント高く、全道と比べて 1.3 ポイント高くなっております。次に、全国学力・学習状況調査から見られる今後の改善策についてでありますが、初めに、学力調査の結果から見られる改善点でありますが、小学校の国語・算数については、空知とほぼ同様でありますが、北海道と比べるとやや低い部分もあり、国語の指導計画の中で、児童が身に付ける力を明確に示して授業を進めていくことが必要であると考えております。また、中学校国語・数学については、空知と北海道と比べると、ともにほぼ同様となっておりますが、中学校においても、生徒が身につける力を明確に示して授業を進めていくことが必要であると考えております。次に、学習状況調査の結果からみられる改善点についてでありますが、本市の児童生徒は、部活や携帯・スマートフォンを利用する時間等に費やしていることから、家庭においての学習に向かう時間が、全国・全道と比べると少ない結果となっています。教育委員会といたしましては、全国学力・学習状況調査と今年度から小学3・4年と中学1年も実施することとなった標準学力テストの結果を詳細に分析し、改善方策を確かな学力育成プランにまとめ、すべての教職員に配布し、このプランをもとに授業改善を図ってまいります。また、保護者に対しましては、確かな学力育成プラン概要版と家庭教育の啓発に向けた家庭教育の手引きを配布し、家庭、地域、学校一体となって、より質の高い教育の実現を目指してまいりたいと考えております。
質問 6番 森川明
自席から意見等を踏まえまして、再度、質問をいたします。大綱1点目の農業行政、(1)農業ビジョンについてですけれども、冒頭触れました減反廃止後、午前中の答弁でもありましたように従来の生産数量目標にかわる目安を国が設けるという動きがあります。まだ目安量は未定ですが、市町村単位の地域別に 18 年産米の生産数量と作付面積の新指標を 12 月中の年内に策定する見通しで、国の需要見通しや過去の実績などを踏まえ決めたいとのことで、まだ手探りの状況の中で米価は安定されるのかどうか。農業改革の影響は混沌としております。農林水産大臣は、国による生産調整が廃止されても、きめ細かな需要予測の情報を発信することにより、農業は伸びしろがあり、将来展望のある成長産業にしたいと申していましたが、どのような方向で進むのか、農業行政をこのように行うということの指針がはっきりしません。農業機械の発達した農業作業の省力化が図られること自体は良いことですが、高齢化、担い手不足は、将来に深刻な影響を及ぼしているわけです。このことは、本市のみではなく、全国・全道の共通の問題点です。5年間の農家戸数、就業人口は、想像以上でした。12.4%の減少率ということで、今後どのように推移するのか予測しがたい面もありますが、経営面積1戸あたりの農業所得は増えるものの、農作業の省力化を図るとはいえ、担い手の減少は、技術の伝承以外に地域経済を維持する面から、深刻な将来影響を及ぼします。さらに貿易の自由化、欧州連合EUとの経済協定、EPA交渉の大枠合意など、農業経営の行く先は厳しく、不安が残ります。TPPはアメリカを除く 11 カ国の合意内容を急いだために、歪みが広がることが懸念されておりますし、何事にも目配りと徹底した分析が必要で、今の施策では説得力がないと思われます。このままでは、農水省が交渉した食料自給率にも影響し、2016 年度より1%下がり 38%となり、これらは6年ぶりで、米の凶作だった 1993 年度、37%に次いで過去2番目の低さで、先進国では最低水準です。政府は、2025 年までに 45%まで引き上げたいとしていますが、上昇の決め手がなく、目標達成は厳しさを増しています。将来、外食産業は外米ばかりになったり、外米が大手を振るう時代が来るのではないか。また、その米とおかずの具も大半は外国産になる可能性があるということです。農業ビジョンは、大きな視点から市の将来像をさまざまな視点を各関係機関団体や生産者の皆さんとともに推進するとの答弁でした。特に、農業経営の強化と新規就業者の支援、担い手育成確保が課題と思われます。さらに農業がどう変わるのか。農業IoTでの効率化の進捗化の中で、データ通信や機械購入にかかる経費が生産者負担となるわけで、助成を含めてあり方をどうするのか、農業ビジョンは難しい状況に立たされていますが、この衰退に対し、歯止めをかけるべく、将来展望のあり方が求められております。その実現のために大いに市農業ビジョンに期待をいたしております。大綱2点目の地域行政、(1)林業大学校の誘致についてです。実は、芦別と美唄のみかと思っていたのですが、過日の新聞報道によると、オホーツクあるいは十勝管内を含め、全道7地域から我がまちに誘致をということで、期成会を協議会が本格化させているということで、非常にライバルが多く現れました。林業のまちを維持するオホーツク津別町では、他市町と連携する動きも見られ、十勝管内は独自の動きもあります。他の地域も造林から木工まで一貫して学べる環境作りを地域の活性化につなげると意気込みが伝わってきます。このように林業大学に多くのまちが手を挙げる理由は、国、道の今の林業振興に対する力の入れ方があります。道は「北海道植樹の日」「北海道育樹の日」の選定の検討に入っています。全国の 22%を占める道内の森づくりに理解してもらおうと、官民連携によるイベントを企画、森を育てる大切さを実感する日を定めようとしていますし、国も高齢化や担い手不足で手入れが行き届かない森林の整備に 2019年度から年数百億円を自治体に配分する方針を固めたようです。現在の農業、道内の林業労働者は、60 歳以上が3割を占めるなど、これも高齢化が進み、空知管内の林業に携わる人を調査してみますと、1995 年 482 人、2015 年は 300 人まで減少し、20 年前の半数近くまで減り、空知総合振興局は、担い手確保に力を入れ、季節雇用から通年雇用などへ切りかえるよう推奨し、林業指導者育成の一翼として、この林業大学設置もあるのです。市における林業大学校の誘致の利点が数多くわかりました。利点を一つひとつ見てみますと、トップクラスで大丈夫かとは思っておりますが、まだまだ冒頭申したように予断は許しません。農業、木材の利用の教育機関であります。なんと言っても、その中の利点では、林業試験場があるのは絶対的な強みです。候補地は明らかにされませんでしたけれども、あえて質問の中に加えた兵庫県立林業大学は、旧小学校の校舎とグラウンドを利用しています。市にも旧小学校校舎グラウンドもありますし、アパート等もあり、まさに教育環境としては万全であると思われます。そこで再質問になりますけれども、答弁では、官民一体となり実現のために取り組むとありますが、具体的な行動が見えてきません。設立の 2020 年は目前です。芦別では署名行動のほか、のぼりの設置等を行っているようですが、市民に林業大学校設立の利点を大きくPRし、ポスター、チラシの配布、特にポスターは商店街ごとに掲示してもらう。また、それぞれの名刺の活用等、市民のアイデアを共有し、行動を起こすべきです。この点についての市長の考えを伺います。大綱3点目は、福祉行政、児童虐待についてです。本市の状況と虐待を防ぐ対策等、答弁でわかりました。2016 年度の総数 25 件は、多いという感じもいたします。それだけに対応策がより求められますし、11 月の児童虐待防止月間、札幌市役所ロビーでは、キャンペーンを行っていました。専門家の対応ですが、チラシ配布の説明、また、このような情勢の中で、相談もかなり多かったようです。パンフをいただいてきましたけれども、いち早く知らせる勇気とつなぐ声が必要で、児童相談所には全国共通の3桁ダイヤル「189(いちはやく)」があり、匿名で秘密は守られ、住まいの地域相談所につながるそうです。また、24 時間 365 日子ども安全ホットライン、子ども虐待相談も「011-622-0010(無事に応答)」と語呂合わせの電話があるとの説明を受けました。児童相談所や道警本部青少年センター、少年相談、110 番、札幌法務局、子ども人権110 番等を知ることができました。市も虐待への対応の留意点として、虐待によるダメージの早期発見に力を入れ、専門家だけが頑張っても虐待は防げないことから、この新びばいっこすくすくプランに掲載されております市民向けの啓蒙活動をさらに強めることが必要と思われます。オレンジリボン、これは詳しくわからなかったんですけれども、オレンジリボンには、子どもたちの虐待を防止するメッセージが込められており、また、パープルリボンというものもあるんですけれども、これは女性に対する暴力根絶運動のシンボルということで、大変勉強になりました。何度も言いますけれども、市もさらなる啓蒙・宣伝を行って、虐待防止に努めていただきたいと思います。大綱4点目は、教育行政についてです。(1)として、全国学力テストについてです。答弁により市の正答率がわかりました。小学校国語と算数は空知と同様で、道に比べるとやや低く、中学校国語と算数は空知・道とほぼ同様とのことで、差はなかったとはいえ、小学校・中学校とも国語については気がかりな面があります。また、学習状況調査は、ゲームや携帯、スマートフォンの利用時間が多く、その分、家庭における学習時間が全国・全道に比べると少ない結果があらわれております。今回の調査で初めて中学校の部活に関する件は、「部活に参加する」が運動部 51.9%、文化部 27.9%の合計 79.8%が加入しています。これは、全国に比べると 6.8%低いわけですけれども、全道に比べると 3.4%高い結果で、全道の加入率が 76.4%低い状況がわかりました。また、時間にしても2時間以上3時間未満が多い点、教員の長時間労働の原因にもなっているんです。教員は、部活の指導が負担として、精神的にも普通の授業に影響を与える事実もあり、これが生徒には決してよい影響ではなく、負担を少しでも減らし、普通授業に集中すべき環境も必要です。これから3年後には、思考力や判断力、表現力を重視する新学習指導要領が導入され、大学入試もかわります。教育現場は、授業の質が求められるわけですが、それが懸念されているところです。そこで再質問として、教育長に5点ばかりお伺いしたいと思います。①は、正答率で小学校・中学校ともに国語が低い点が気になると申しました。各能力の弱さ、記述問題の無回答率、市の状況はどのようになっているのか。②は、部活動の調査実態、2時間、3時間未満が全国・全道より多く、教員の長時間労働にも結びついているのではないかという点。③は、携帯、スマートフォンの利用時間が多く、家庭学習が少ない現状をどのように理解・分析をしているかという点。④は、市の結果を踏まえ、都市とあるいは地方格差が見られているのかどうかという点。⑤は、学力テストは全員参加方式ですけれども、それを改め、抽出方式に切り替え、財源を教育現場予算として手堅くすべきと思われます。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えいたします。道立林業大学校の具体的な取り組みについてでありますが、期成会としての活動を広報紙メロディーや市のホームページなどで、広く市民の皆様へお知らせするほか、誘致に効果的な取り組みとなるよう、期成会の皆様と協働して進めてまいります。いずれにいたしましても、道立林業大学校の誘致の実現を目指し、オール美唄で機運を高め、スピード感をもって取り組んでまいりたいと考えております。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えいたします。全国学力・学習状況調査の結果の分析についてでありますが、国語の記述問題の無回答率の状況ですが、小学校・中学校別、科目別で申しますと、本市の小学校国語Aにおいては、無回答の児童はゼロとなっております。小学校国語Bにおいては、記述問題が複数ありますので、平均 5.3%が無回答となり、全国よりも 2.3 ポイント、全道より 1.8 ポイント無回答が多くなっているところであります。中学校国語Aの無回答率は、平均 1.5%となっており、全国より 0.2 ポイント少なく全道より 0.4 ポイント少なくなっております。中学国語Bにおいては、無回答率が 17.5%となり、全国より 3.2 ポイント多く、全道より 0.1 ポイント少なくなっております。この無回答率の傾向につきましては、中学校より小学校が無回答率の割合が高く、小学校・中学校ともに問題が難しくなるB問題で無回答が多くなっているところであります。また、記述問題の平均正答率を全国・全道で比べると、本市の小学校国語Aの記述問題の正答率は全国より「ほぼ同様に高く」、全道より「やや高く」なり、小学校国語Bの記述問題の正答率は、全国より「やや低く」、全道よりも「やや低く」なっている状況でございます。また、中学校国語Aの記述問題の正答率は、全国より「ほぼ同様に高く」、全道より「やや高く」なっており、中学校国語Bにおいては、全国よりも「やや高く」、全道よりも「やや高く」なっているところでございます。この記述式の正答率の傾向について、小学校・中学校別A問題、B問題別で申しますと、小学校B問題においては、無回答率が全国・全道より高く、平均正答率もやや低くなっており、中学校では、B問題で無回答率が全国より多いですが、正答率はやや高くなっております。いずれにしましても、国語は、小学校、中学校とも「読む」「書く」が基本で、すべての科目のベースになりますことから、教育委員会といたしましては、学力向上プロジェクトチームの提言をもとに、ICT機器の活用やノートの書き方指導を徹底し、書くこと、読むことに対する意識を高め、国語の学力向上に努めてまいりたいと考えております。次に、部活動の調査実態についてでありますが、本年度の調査によりますと、部活動を2時間未満の短時間で行っている割合は、全国では 44%であり、全道で 39.1%、本市においては 30.5%となっており、本市の部活動時間は、全国・全道と比べて時間が長く行われているところであります。このことは、結果的に教職員の負担増になっていることから、教育委員会といたしましては、教職員の退勤が遅くならないよう放課後の2~3時間程度で活動が終わることができるよう、各中学校に指導してまいりたいと考えております。次に、携帯・スマートフォンの利用時間についてでありますが、本年度の調査では、小学校における携帯・スマートフォンの利用時間は、昨年より 13 ポイント多くなっており、中学校では 5.7 ポイントほど少なくなっておりますが、一方で、中学校ではテレビゲームをする時間が7ポイントほど多くなっております。このことから、小学校、中学校とも、これら携帯・スマートフォン、テレビゲームなどに費やす時間が多いことが、結果として、家庭学習の時間が少なくなっている一因と考えられるところであります。特に、携帯・スマートフォンについては、児童生徒だけ利用を制限するのではなく、保護者を含め家庭全体での取り組みが重要であることから、教育委員会といたしましては、家庭学習の手引き等を通じまして、家庭でのルールづくりを推進してまいりたいと考えております。次に、全国学力・学習状況調査の結果の都市部と地方の格差についてでありますが、数値を公表している札幌市と本市とを比べると、小学校においては、国語Aは札幌より「ほぼ同様に低く」、国語Bは「やや低い」、算数Aは「同様」、算数Bは「やや低い」結果となり、中学校においては、国語Aは「ほぼ同様に低く」、国語Bは「やや低く」、数学Aは「ほぼ同様に低く」、数学Bは「やや低い」という結果になっており、本市の小学校・中学校の児童生徒は、総じて、札幌市よりも平均正答率が低い結果となっております。このことは、札幌市と本市における教育環境の違いが大きな要因と考えられることから、教育委員会といたしましては、平成 32 年度、平成 33 年度に小学校、中学校の学習指導要領が全面改訂されることにあわせ、教育環境の充実、特にICT機器の整備をし、本市の児童生徒の学力向上を図ってまいりたいと考えております。次に、全国学力・学習状況調査の参加方法についてでありますが、この調査は、義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることを目的に、平成 19 年度より行われ、途中、震災の影響で、一部中止や中止となることもありましたが、本年で 11 年目を迎えたところであります。教育委員会といたしましては、この調査は継続して参加し、結果を調査・分析することが、本市の児童生徒の学力向上につながるものと考えておりますことから、今後とも、現行の方法で参加してまいりたいと考えております。
質問 6番 森川明
2点ばかりお聞きしたいと思いますが、1点目は、確かな学力育成プラン、これも作成していきたいという答弁でした。その中で、生活習慣や学習習慣に関する調査、それと初めての中学校部活動に関する調査、この内容等、分析結果を掲載する予定なのか、その辺どうなのかという点と、2点目の全国活力テストを全員参加方式から抽出方式に改めるべきということで、それぞれ申し述べてきましたけれども、回答を得ました。しかしながら、議会の定例会で質問等があったということを空知教育局、あるいは道教育委員会になんらかの機会で伝えていただきたい。この点について回答をお願いしたいと思います。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
森川議員の質問にお答えします。今年度、初めて実施しました中学校の部活動に関する調査結果につきましては、次年度の確かな学力育成プランの中に反映させてまいりたいと考えております。2点目の学力テストの方式ですが、ただいま全員参加の方式をとっております。その方向は変わりませんが、質問にありました件につきましては、空知教育局に対しまして、質問があった旨を伝えたいと思います。