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美唄市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月15日

(1)農業行政について/(2)マイナンバーについて/(3)福祉行政について/(4)地域行政について/(5)教育問題について

2018年6月15日、美唄市議会の一般質問で、森川明議員が「農業行政について」「マイナンバーについて」「福祉行政について」「地域行政について」「教育問題について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。

質問者
森川明 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 森川明

平成 30 年第2回定例会にあたりまして、市長及び教育長に大綱5点にわたって質問いたします。国際的には、史上初の米朝首脳会談で、完全非核化米朝声明があり、第一歩が踏み出されました。国内政治は、政権の不祥事があまりにも多く続いています。労働時間不備、データ問題改ざん、森友学園文書廃棄、加計学園隠蔽、防衛省日報問題、麻生失言等々、枚挙にいとまがない状況が未だ解決せず、多くの課題を残しております。なぜ指摘したかと申しますと、必ず地方自治体まで、何らかの形で影響があるからで、早期に対応が求められます。質問に入ります。大綱1点目は、農業行政についてです。(1)主要農作物種子法についてです。この件については、農産物種子と農作物種子とに使い分けがいろいろされておりますけれども、どちらも使われております。今回は、農作物種子ということで質問をいたしたいと思います。稲、麦、大豆の種子生産を都道府県に義務づけた主要農作物種子法が4月1日に廃止されました。同法は、食料増産が課題となった1952 年に制定され、全国各地の農業試験場などにより、地域の特性にあった品種開発や種子の安定供給を支えてきたわけで、国は、民間参入を妨げているとの理由であり、多様な種子参入を促進することで、価格高騰や外国産業の独占も予測され、多くの反対の中で、十分な議論もなく決まってしまいました。全国では、安心安全を含め、安定供給と地域の特性に合った品種開発をすべきとの条例が制定された県もあります。次の点について伺います。①道に対し、種子供給を義務づける条例が必要であると思われます。市の動向についてです。②生産者に対し、価格、肥料農薬とのセット等、問題点は見られるのかどうかという点です。次に、大綱2点目は、マイナンバーについてです。(1)マイナンバーの交付状況についてです。マイナンバーは現在、人口に対する交付率は北海道が 9.1%、全国 10.7%にとどまっています。この制度は、費用は 3,000 億円を超え、毎年 300 億円かかるとされ、道内 179 市町村で 48 万 9,505 枚が登録交付されました。制度導入の狙いは、脱税や社会保障の不正受給を防ぐものでしたが、大量の個人情報外部流出の心配、不正利用、個人情報の国家監視などが指摘され、膨大な費用と手間の割には利用度も低く、目的であった機能の成果はあまり見られません。市の状況について伺います。①開始時の交付枚数。平成 28 年1月から交付されていますけれども、3月までの交付枚数についてです。②その後、最近までの交付数と廃棄数。③開始後の補助金について。マイナンバーカードの発行に要する経費に対して、国からの補助があるのかどうかという点です。④担当となる所管課について。⑤今後の取り組みについて。特に、交付実態を踏まえ、今後、どのように取り組んでいくか、その点を伺いたいと思います。大綱3点目、福祉行政についてです。(1)認知症についてです。厚労省が発表した 2015 年の平均寿命、北海道は男性 80.28 歳、女性 86.77 歳で、初めて男性が 80 歳を超えました。さらに、市の人口も 2015 年で 65 歳以上が 38.4%に達したとされ、全国的に比例して認知症も増加を続け、7人に1人が該当、なんと7年後には、5人に1人だと推計されています。市の要介護、要支援認定者で日常生活に支障をきたす認知症の数は、以前の定例会の質問の回答では、2014 年4月1日現在で、1,665人中 877 人でしたが、その後の推移と対策について伺います。①最近の認知症の数。②施設の状況。③サポーター養成講座、地域支援推進員の設置状況。④新オレンジプランの推進交流等事業の実態、新オレンジプランに基づいた本市の認知症の実態についてです。⑤認知症対応の問題点。大綱の4点目は、地域行政についてです。(1)林業大学校誘致の現状についてです。林業大学校誘致は、4月3日に北海道から基本構想が発表されました。芦別市は、市役所前に大看板の設置など、活発に推進しておりますが、本市の動きがあまり見えず、気にかけていましたが、過日、要望書を道に提出したとの報道があり、特に、議会で意見として述べてきました場所を峰延中学校とするなど、数々の優位性が多くあるわけです。しかし、道内各地域 13 団体が手を挙げていますし、最近、家具のマチ旭川市が手を挙げたようで、林産試験場・旭川農業高校の森林科学科、また、特に林業に力を入れている当麻町をはじめ、旭川近郊自治体の存在等、強力なライバルの出現もあります。今年の夏には場所が決定しますが、現在までの取り組み状況と今後について伺います。①要望事項、市の優位性は何か。②看板の設置、広報メロディー等、市民への周知が不足していないかという点です。大綱5点目は教育問題について、教育長に質問します。(1)教員の働き方改革についてです。北海道の地域創生推進の主な取り組みとして、働き方改革がありますけれども、特に、教員の働き方の改革に、道教委はアクション・プランを示しております。教員の多忙化により、児童、生徒と向き合う時間の確保のためにも、どのように実践するのか、実効あるプランが必要で、次の点を伺います。①アクション・プランの主な内容。②超勤の実態調査の結果と対策。③市の改革に向けた内容についてです。(2)運動会のあり方についてです。運動会シーズンも一応終了いたしました。運動会の経験は、年をとっても思い出し、心に残っています。その運動会が、午前中のみの開催が増えております。理由として、競技種目の減少、練習時間等が英語の授業時間確保のためとの報道もあり、問題点も多く残ります。午前中になりますと、昼食の弁当も必要なく、昔ながらの家族を囲んでのあの風景がなくなってしまいます。伺いたい点は、①市内の各学校も午前中で終了しているのかどうか。②英語授業と運動会との関連性は見られるのかどうかについてです。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

森川議員の質問にお答えいたします。初めに、農業行政について、主要農作物種子法についてでありますが、種子法の廃止に伴い、北海道は、主要農作物種子法の実施に関する条例を同じく廃止したところでありますが、種子法において、規制を受けておりました稲、麦類、大豆について、平成 30 年4月1日付で北海道主要農作物・主要畑作物種子生産審査要綱、同要領を制定しているところであります。要綱、要領において、北海道では、北海道立総合研究機構及び関係機関・団体等と連携し、普及すべき優良な品種の試験を行い、優良品種の認定をするほか、認定を受けた主要農作物及び主要畑作物の優良な種子の生産にかかる需給の見通しや安定供給等について、北海道種子協議会を開催し、これまでの体制を継続することに主眼を置き、優良品種制度や原種、原原種の生産体制及び種子審査を行うこととしておりますことから、市といたしましては、市が目指す安全・安心な農産物の生産が守られるよう、これら道の取り組みを支持してまいりたいと考えているところであります。次に、種子法廃止後の問題点でありますが、各農協が取り扱う主要農作物、主要畑作物である稲、麦類、大豆等につきましては、種子証明を確認の上、集荷を行っており、現在、問題や混乱が発生しているとは伺っていないところであります。しかし、外国資本の参入による新品種での売り込みで、種子の独占販売による価格上昇が懸念されるほか、種子にあった肥料や農薬との組み合わせ販売が行われますと、生産経費の上昇となり、農業経営を圧迫することになりますので、民間による種子の廉価販売の事例などがありましたら、動向を注視するとともに、道や関係機関と連携をとりながら、対応してまいりたいと考えているところであります。次に、マイナンバーについて、マイナンバーの交付状況についてでありますが、初めに、開始時の交付枚数につきましては、平成 28 年1月から3月までの交付枚数は 415 枚となっているところであります。その後、最近までの交付数と廃棄数につきましては、平成 28 年度は 1,356 枚、平成 29年度は 330 枚、平成 30 年度は5月末現在で27 枚となっており、これまでの交付枚数は、合計で 2,128 枚となっているところであります。また、現在まで廃棄しましたマイナンバーカードはございません。次に、開始後の補助金につきましては、マイナンバーカードの発行等に要する経費は、国庫補助金として全額措置されているところであります。次に、所管課につきましては、マイナンバーカードの交付事務は、市民課が所管しており、マイナンバー制度全般の事務は、秘書広報課が中心となって各部署と連携を図りながら、対応しているところであります。次に、今後の取り組みにつきましては、マイナンバーカードの普及が進んでいない状況から、市といたしましては、引き続き、広報紙メロディーや市ホームページなどを通じて、普及促進に努めてまいりたいと考えております。次に、福祉行政について、認知症についてでありますが、初めに、認知症高齢者の数につきましては、要介護・要支援認定のデータによりますと、平成 28 年 10 月1日から平成29 年3月 31 日までの6カ月の間に介護申請をされた 707 名のうち、認知症状のある方は412 名となっているところであります。次に、認知症対応型共同生活介護のグループホームの現状でありますが、グループホームは、自宅での生活が難しくなった方が、家庭的な環境の中で入浴や排せつ、食事などの支援を受け、生活機能の維持向上を目指すもので、市内には3カ所あり、定員は、それぞれ 18 名となっているところであります。次に、認知症サポーター養成講座につきましては、市民が認知症に関する正しい知識と理解を持って、知識や職域で認知症の方やその家族を手助けできることを目的に実施しており、講座は、町内会や老人クラブ、金融機関などで実施され、本年5月末で 769 名の方が養成講座を修了しているところであります。また、地域支援推進員につきましては、市内の実情に応じた認知症施策を推進することを目的とし、本市におきましては、2名の職員を配置しているところであります。次に、新オレンジプランに基づいた本市の認知症施策については、認知症サポーター養成講座をはじめ、医療、介護サービスの利用の道筋を示した認知症ケアパスの作成、認知症カフェの実施、道に迷っている高齢者の見守りや早期に発見する訓練の実施をしており、4月からは、認知症の方に早期に対応するための認知症初期集中支援チームを設置し、活動を開始したところであります。次に、認知症対応の問題点につきましては、認知症に対する家族や周囲の理解が不十分であったり、家族の介護力の不足などや、これに加え、80 代の親と精神障がいや、無職、無収入等の 50 代の子ども世帯、いわゆる「8050問題」で複合した課題を持つ世帯が増加していることと捉えておりますので、今後は、関係機関と連携をとりながら、施策の充実を図ってまいりたいと考えております。次に、林業大学校誘致の現状についてでありますが、初めに、要望事項、市の優位性につきましては、去る5月 24 日に道並びに道議会へ講義・基礎実習拠点としての優位性を示した要望書を提出したところであります。本市の優位性といたしましては、1点目として、1学年 40 人が2年間学ぶことに必要とされる規模の校舎として、平成 31 年3月末に閉校する峰延中学校を無償で提供できること、2点目として、実習林として活用できる道有林があるほか、市有林の提供も可能であるとともに、管内の森林組合や多くの林業事業者と連携が可能であり、高性能林業機械を使用した実習が可能な環境にあること、3点目として、本市は札幌市、旭川市の中間に位置し、鉄道や道路網などのアクセス環境が整っており、学生や講師の通学・通勤面で好条件にあるとともに、道内各地での実習時のアクセスが極めて良好であること、4点目として、JR美唄駅徒歩圏に学生向けマンションが多数あり、近隣には、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ホームセンターなど、学生にとって暮らしやすい居住・生活環境が整っていること、5点目として、本市には、森林や林業の研究機関である地方独立行政法人北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場があるほか、森林・林業及び木材産業に関連する行政・教育機関である空知森林管理署や空知総合振興局森林室、美唄地域人材開発センター、北海道岩見沢農業高等学校等が近くにあることから、密接な連携が図られることなど、これらのさまざまな優位性を示し、本市への道立林業学校の設立を要望したところであります。次に、看板の設置、広報紙メロディーなど、市民への周知につきましては、看板の設置は現在のところ考えておりませんが、広く市民の皆様に期成会等の誘致活動を知っていただけるよう、広報紙メロディーや市のホームページで周知に努めてまいりたいと考えているところであります。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

森川議員の質問にお答えいたします。初めに、北海道教育委員会が作成しましたアクション・プランの主な内容についてでございますが、本プランに掲げる取り組みの成果の検証を行いながら着実に進めるため、取り組み期間を平成 30 年度から平成 32 年度までの3年間とし、当面の目標として、1週間当たりの勤務時間が 60 時間を超える教員を全校種でゼロとすることを示しているところございます。この目標を達成させる指標の主なものとして、部活動完全休養日を毎週1回以上設けること、月に1日以上は、土曜日、日曜日または祝日に部活の休養日を設けること、閉庁日を年9日以上設けることで、年間 73 日間の部活動休養日を確保することが示されているところでございます。また、部活動指導員の配置、複数顧問の効果的な活用や中体連や高体連、高文連、高野連等の関係団体と連携・協力して、部活動休養日の完全実施等の取り組みを進めるとともに、道体育協会や競技団体、文化団体等に対して、大会やコンクール等の見直しを要請することとしているほか、本来担うべき業務に専念できる教育環境の整備として、チーム学校の実現に向けた専門スタッフ等の配置促進、ICTを活用した教材の共有化等による授業準備等の支援の充実を示しております。平成 24 年に導入した成績処理等を行う校務支援システムを今後、学習指導要領の改訂にあわせてシステムの改善等を行い、教職員の業務改善を進める考えを示しているところであります。このアクション・プランは、これまでの働き方を見直し、教員が業務の質を高めるとともに、日々の生活や教職人生を豊かにすることで、自らの専門性や人間性を高め、子どもたちに対して効果的な教育活動を行い、教育の質を高めるという働き方改革の目指す理念を共有しながら、着実に取り組みを行おうとするもので、道教委では、今後の国の動向や学校における取り組み状況等を見極めながら、必要に応じて適宜見直しを行うこととしております。次に、超過勤務の実態調査の結果と対策についてでありますが、平成 28 年度に北海道教育委員会が実施した教育職員の時間外勤務に係る実態調査では、平成 20 年度の前回調査や国の教員勤務実態調査と比較し、多少の改善は見られるものの、小学校では 23.4%、中学校では 46.9%の教員が、1週間当たりの勤務時間が 60 時間を超えているという結果が出ております。また、教頭においては、小学校、中学校とも7割を超えているところでございます。本市においては、これまで教員が子どもと向き合う時間を確保するため、定時退勤日の徹底や部活休養日の設定などの取り組みを進めているところであり、学校長に対する聞き取りにおいては、これよりも低い旨確認しているところでございます。次に、市教育委員会の改革に向けた内容についてでございますが、教員が健康でやりがいをもって働くことのできる教育環境を整え、子どもたちと向き合う時間を確保することは大変重要でありますことから、教育委員会では、本年3月、道教委が示した「学校における働き方改革『北海道アクション・プラン』」の内容を踏まえ、本市の「教職員の働き方改革アクション・プラン」を策定することとして、現在、作業を進めております。今後のスケジュールといたしましては、校長会・教頭会において、アクション・プランの内容について説明した後、教育委員会議において審議する予定となっております。次に、本市で行われた運動会についてでございますが、6月2日土曜日に中央小学校、東小学校、峰延小学校、南美唄小学校の4つの小学校が行われ、茶志内小学校は6月9日土曜日に行われましたが、いずれの小学校も、これまで同様、1・2年の低学年は午前中で競技を終了しており、中学年・高学年は、家族と昼食を挟み、午後からも競技を実施しているところでございます。次に、英語授業と運動会の関連性についてでありますが、一部のマスコミでは、小学校において正式な教科になる英語等の学習時間が 35 単位時間増え、その授業時数を確保するために、運動会の練習時間を減らし、午前で終了させる学校が全国的に増えているとの報道をしているところでございますが、教育委員会といたしましては、運動会は、子どもの頑張る姿を家族が見て、昼にお弁当を食べながら絆を深める貴重な機会であるものの、一方でお弁当作り等、運動会に伴う家庭の負担が大きいことや、家庭のさまざまな事情により、1人でお弁当を食べる児童生徒が増えていることも実態としてあり、これらも運動会の時間短縮につながっているものと推測しているところでございます。

質問 6番 森川明

それでは、自席から意見と若干の質問をいたします。1点目の農業行政、主要農作物種子法についてですけれども、種子法の廃止につきましては、「種子を支配するものは食料生産を支配し、食を支配するものは世界を制す」という言葉があります。外国を含めた大手の会社に種子が独占されますと、効率や経済性が優先され、生産者は一定の種子を購入、消費者も食べたい種子の選択が狭められて、地域の特色ある食文化の衰退も考えられます。つまり、病害虫の発生、農薬の問題、食の安心安全を守る観点から、民間ありきでは、将来、農家が種子メーカーの下請けとなる恐れが強いのです。種子について調べてみますと、稲と大豆は、全品種が道の指導で開発され、民間企業の開発はありません。現在、優良品種は稲 20、麦11、大豆 19 ですが、1つの品種を作るのに、最低 10 年はかかるとされ、時間と労働力をかけており、米の場合、ブランド米として確立しているわけで、この開発システムが、崩されようとしています。民間企業となりますと、多国籍の企業の参入が考えられ、外資系企業の種子ビジネスがより進むことが予測され、危険極まりないのです。道は 2017 年度で約1億 5,600 万の関連予算で研究を進められてきましたけれども、公的機関での開発研究にブレーキがかかることでしょう。どうしてもそのためには、条例が必要なのです。また、今年大きな事件として、大手企業種苗業者、これは牧草、緑肥など 30 品種で違法表示を行い、種の販売額は 40 億円を超え、長年にわたる偽装、隠蔽体質が明らかになりました。種子法廃止後の民間企業育成となりますと、この種の事件の発生に注意が必要となってきます。条例では、新潟、兵庫、埼玉の3県が、地域の特性に合わせた品種開発や種子の安定供給をすべきと既に選定されております。道内では、種子法廃止を考えるフォーラムが開催され、復活への機運は盛り上がりを見せました。実は、北海道のこの件に対する本として「種子法廃止と北海道の食と農」荒谷明子さん他の著があり、新聞で紹介されております。その中で、専門家が農作物における遺伝子組み換えやゲノム編集技術の危険性を訴えており、種子法は、優良な種子は人々の共有財産であるという考えでの法律であったのが、廃止によって、共有財産が民間企業が独占する知的財産となり、利益を上げるための戦略物資として利用する可能性を危惧していると警鐘しております。種子の受託生産を担ってきた方式の土台が崩れてしまい、企業任せにならないかと心配しているのです。そのためには、何度も言いますけれども、条例を制定すべきなのです。そこで、再質問といたしましては、市は道の取り組みを指示するとの答弁ですが、道の予算面において、試験研究費等は従来と変わりはないと理解して良いのかという点です。2点目、マイナンバーについて、市の状況を知ることができました。質問に関し、予備知識が必要との観点から、全道における実態把握のために、マイナンバーを取り扱っている「地方公共団体情報システム機構」に問い合わせてみますと、道内 179 市町村の登録状況は、実に 30 ページにわたり、各市町村へそれぞれ電話をかけて個々に聞いてほしいとのことで、枚数のみでなく、他に調査をしたい項目がありましたけれども、断念いたしました。ただ、札幌市は発足したときには 17 万9,902 枚で、27%から始まっています。市の実態は、現在までの合計 2,573 枚、廃棄はゼロという答弁でしたが、申請は任意といえども、実用化には時間がかかりそうです。この間、北海道新聞調査で、道内の人口上位 12 市町の交付状態が、4月末現在で掲載されていました。交付を申請しても受け取りに来なく、自治体が保管しているカードが 12 市で合計5万 4,000 枚にのぼるといいます。市はまだ廃棄がゼロとの答弁ですが、引き続き、普及推進に努めなければならないものと思っております。3点目の福祉行政、認知症についてですが、それぞれ答弁をいただきました。認知症対応には、多くの課題があります。この問題を取り上げるきっかけといいますのは、高齢者ドライバーの認知症の恐れが全国で第1分類、5万 7,000 人との新聞報道がありました。驚くべき数字です。実は、後期高齢者となり、今回の運転免許更新時に認知機能検査の予備知識もなく臨んだのですけれども焦りました。といいますのは、絵を見て後ほど思い出す検査では、非常に思い出すのに苦労したということがわかったんです。当日は、8人が受講し1人が満点、残り7人が私と同じ第2分類にそれぞれ滑り込みセーフというような状況でしたが、加齢とともに認知症が自分自身でも進んでいるのではないかと思っております。認知症についての市の現状対策、問題点を知ることができましたけれども、実は、本屋に認知症の本が予想以上に出されております。予防のための実践例が記述されているわけです。文書の内容を見ますと、声を出す音読法、簡単な場所には歩いていく、足を使う、バランスのよい食事の摂取法、何よりも早期発見に努めることが肝要と述べられております。昨日の北海道新聞の夕刊には、認知症で行方 不 明 に な っ た 警 察 に 届 け 出 た 人 が 1 万5,863 人と、過去最多で5年連続更新しているとの記事でした。答弁にありました認知症に対する家族や周囲の理解不足、家庭の介護力の不足があります。現在、市も軽度認知症の疑いのある人員の把握は難しい面もあるでしょうが、調査では、認知症の方が 412 名であり、今後も増えると思われます。地域の方などと十分に連携を密にし、また支援等の対策を進めていただかなければならないと思っております。4点目、林業大学校誘致の現状についてですが、林業大学校の誘致運動は現在のところ、芦別市が質問の冒頭で申しましたように、美唄よりも活発と見ております。市役所前には大看板がありますし、道庁に対する要請も3回、場所も旧常盤小を挙げ、150 ヘクタールの実習林、住居として北日本自動車大学校の学生寮など 80 室以上、さらに、市内に住民登録がある学生には、月6万円の奨学金制度があるとの利点がそれぞれ述べられているわけです。美唄市は、校舎として、峰延中学校の無償譲渡が提案され、先ほど報告を受けました。峰延中学校は、すでに耐震化され、また、照明器具の落下防止策がとられ、吊り下げ式バスケット専用の梁もあり、鉄筋コンクリート2階建てのモダンな建築で、学び舎としては申し分ありません。校舎から樺戸連山、田園風景の眺望も完璧です。さらに、交通の利便性がよく、林業試験場も近いと、その点では、立地条件はかなり有利ではないかと見ております。ところが、5月 14 日に旭川市が名乗りをあげました。これは強力なライバルの出現と見ております。周辺の当麻町をはじめ林業のまちが多く、その当麻町は、町産のカラマツ100%の新庁舎が、年内に完成するそうです。協力をしますといった近郊の町もプラス材料でしょう。市は、オール美唄で誘致に取り組む機運を高めるとの意気込みで、その辺については、もろ手を挙げて賛同しておりますが、ただ、市民に対する働きかけが、いまいち不足しているのではないか、メロディー掲載についても2月号のみで、私は、市民への呼びかけが毎回必要ではないかと見ておりますし、大看板は無理だとしても、小看板、ビラ、ポスターなど、あらゆる手段を講じながら、今後、実践に移しアピールをすべきです。三笠市のジオパークでは、三笠の林業を学ぶツアーもあり、林業で盛り上げてきております。近くの自治体市町村の協力要請のもとに、もっと力を入れなければならないのではないかと思います。設置場所の決定は、夏ということです。次の定例会時には、すでに決定されているという状況ですが、横一線で並んでいる感じがします。まさに待ったなしの状況であります。ですから、市長の答弁にありました優位性をさらに強調し、市民にアピールし、市民の協力のもとに、1歩でも2歩でも抜け出すように、働きかけの創意工夫が必要であると見ております。そこで、1点のみ再質問しますけれども、道の検討懇談会で、道側から林業試験場美唄と林産試験場旭川との連携を検討したいとの報道がありました。この連携とはどういうことなのか、知る範囲でお伺いをいたしたいと思います。5点目は、教育問題、教員の働き方についてです。教員の働き方が、はっきり言うと一向に改善されておりません。原因は、やはり教員の不足が深刻であり、確保ができないとのことです。中には、教頭が授業を受け持つ、このようなことが、全国的に見ますと非常に多いとのことです。なぜこのようなことになったのか。これは、高度成長期以降に大量に採用された教員が、今、退職期を迎えているからです。臨時教員も不足し、さらに追いうちをかけるように、志願者が激減していると、これも要因の1つではないかと見ております。小規模校では、免許外教科を兼任せざるを得ない状況もあるようです。専門ではない授業の準備に時間を要し、成績評価を含め、先生方の相当な負担があるという実態です。過日、富山県の公立教諭が、長時間労働が原因で過労死しました。この先生は、部活動の顧問で、直近の時間外が 100 時間、長期にわたって月 80 時間以上の労働があり、4月9日に認定をされたと5月 27 日にわかったわけです。教育長の答弁の中にありました道のアクション・プランも、1週間 60 時間超勤をゼロにする必要性を強調しておきたいと思います。日本教育新聞社の中で、働き方改革というものがあります。文科省は4月 28 日に公表した実態調査では、10 年前より部活指導では、土日の勤務が2時間 10 分、大幅に増えているということで、特に中学校教員にかかる負担の重さが浮き彫りにされております。なぜ改善しないのか、よく言われておりますけれども、それぞれの学校に伝統や前例が実に多く、教員は、教科目の教科書を終わるのも大変だと言いながら、それぞれの行事の準備等に、どれほど多くの時間を使っていることか、それだけ時間がかかるということがどうなのかということを考えるべきであると。さらに、少子化で教員数が減っている中で、我慢してやることを見極めて、実行すべきとうたっております。長時間労働は、当然、病気やうつ、さらにバーンアウト(燃え尽き症候群)のリスクがあると、冊子でもうたっています。教育長答弁に対する質問ですけれども、教員の働き方改革について、①市のアクション・プランの策定には期待をしていますけれども、実施には予算が伴うものです。その裏づけの検討。②部活は過熱しがちで、成績主義よりも自主性を重視すべきだと思っています。外部指導の活用よりも、教員を増やすことが大前提です。③勤務実態調査から、過労死の心配もあります。現在、各学校の教員定数が満たされているのかどうか。そして、免許以外の教科を兼任するような事態がないのかどうか、その点を伺いたいと思います。(2)運動会について、市の運動会は、従前と同じように1日行っているという答弁で、ほっとしました。私の母校峰延小学校には、70 年前から伝統の応援歌があります。内容は、「日頃を期待し練習の腕前見せるは今日なるぞ」という歌詞、その練習時間まで、今は札幌を中心に減らされているという実態です。種目では、人気の玉入れ、借り物競争、踊りも廃止をされており、その理由は、次期学習指導要領に基づく、英語教育の本格導入の前の英語授業時間の確保と聞きました。小規模校は、それなりに地域で創意工夫をしながら、特色ある運動会を実施しているわけですから、くれぐれも午前中で終わらせるようなことのないように、また、運動会で一番最後になる紅白リレーや昼食の弁当の味、昔ながらの運動会風景が、1つずつ脳裏に浮かんでまいりますので、そういうことがなくならないように配慮が必要です。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

森川議員の質問にお答えいたします。初めに、種子確保のための試験研究費についてでありますが、北海道からは、原原種や原種の生産に要する予算を確保していくほか、種子の生産や審査に関し、要綱や要領等を定め、万全な種子生産体制を確立することと伺っていることから、今後も本市の目指す安全・安心な農産物の生産が守られるよう必要な対応を図ってまいりたいと考えております。次に、林業大学校誘致の現状についてでありますが、林業試験場と林産試験場との連携につきましては、講義・基礎実習拠点の運営にあたり、北海道の森林・林業・木材産業など、川上から川下に関する幅広い知識や技術を有する林業試験場や林産試験場との連携・活用を検討すると伺っているところでございます。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

森川議員の質問にお答えします。本市が作成を進めております教員の働き方改革アクション・プランの作成に伴う予算措置の件についてでございますが、教員が、日々多くの時間を費やしている業務を軽減して、子どもと向き合う時間の確保と、きめ細かな指導を実現するため、北海道教育委員会が策定したアクション・プランにおきましては、児童生徒の出席簿や指導要録の整理、通知表や成績処理を行う機能、またはメール送信機能、グループウェア機能など、これらを有する統合型校務支援システムの導入や、新学習指導要領に対応したICT機器の導入について、平成 32 年度までに整備するよう求めていることを踏まえまして、本市が作成します教員働き方改革アクション・プランにおきましても、これらの導入・整備の必要性について示す内容としておりますことから、今後、段階的に整備できるよう、必要な予算確保に努めてまいりたいと考えております。次に、部活動指導の軽減に関連して、各学校への教職員加配についてでございますが、市内のすべての小中学校におきましては、一部、期限付教員を採用している学校もありますが、本市の教員定数につきましては、北海道教育委員会が定める教職員定数配置基準を満たしているところであり、教職員の部活動の指導時間の軽減を図るために、新たな教員の加配はできないところでございます。なお、免許外申請による授業につきましては、市内3中学校で技術・家庭科で行っており、週あたり3時間の授業が行われております。また、運動会の時間についてでございますが、これにつきましては、各学校の教育家庭の実施の関係もございますので、今後、どのような形が良いのか、各学校、または保護者の方と相談していきたいと考えております。

出典:美唄市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月15日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる