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美唄市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月8日

(1)農業行政について/(2)福祉行政について/(3)地域行政について/(4)教育行政について

2017年9月8日、美唄市議会の一般質問で、森川明議員が「農業行政について」「福祉行政について」「地域行政について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。

質問者
森川明 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 森川明

平成 29 年第3回定例会にあたり市長及び教育長に大綱4点にわたり質問をいたします。初めに、森友、加計疑惑の解明、説明責任、陸自の日報隠ぺい問題の闇、また関心の高い中央省庁の人事での首相官邸のお気に入り官僚の栄転、都議選の国政に対する都民の怒りの結果、北朝鮮のミサイルに続く水爆の実験等々、これらの国内外の諸問題が地方における行政と少なからず関わりがあり、的確な分析と対応が求められ、大変に現状は厳しい状況下に置かれております。4点にわたり質問に入ります。大綱1点目は、農業行政についてです。(1)として、日欧EPAの大枠合意についてです。日本とヨーロッパの 27 カ国が参加する欧州連合EUとの間で、貿易などを自由にする経済連携協定のEPA交渉が7月6日に大枠が合意されました。日本とEUは2年後の平成 31 年にEPAによる貿易を始める考えなのです。環太平洋連携協定TPPでは、市長をはじめ各関係機関等が反対運動を展開してきましたが、今回は、内容等と情報があまり明らかにされないままの合意は拙速すぎます。報道によりますと、EPAによってチーズが強い逆風を受けるほか、乳製品、ワイン等の打撃は計り知れないものがあるとされ、特に乳製品は、TPP交渉でも重要5品目の1つとして譲らず、堅持していたのにEPAは簡単に折れてしまいました。私はTPPに関して、定例会で4回にわたり質問と当時、市民連合会派で意見書を提出してきましたが、今回は自動車や電気製品での輸出品としてのメリットが生じるものの、農業全体では、輸入品との格差競争への危機感等のデメリットが多すぎます。次の点を伺います。①大枠といえども内容を具体的に議論する必要があります。あまりにも早急すぎないかという点 ②道内の農業は、乳製品等の影響で大きく反対運動をすべきであるという点③市の農業に対し、影響はどの程度見込まれるかという点です。大綱の2点目は、福祉行政についてです。(1)民生児童委員についてです。高齢者から安心して暮らすための身近な相談相手で、見守り役でもある民生委員は、厚生労働相から委嘱される非常勤の地方公務員とも言われています。一人暮らしの高齢者住宅等を定期的に訪問している民生委員の制度は、今年は創設 100年を迎えました。高齢者や核家族化、定年後に働く人や共働き世帯が増えている中で果たす役割について、現在、注目されております。道内には、約1万 2,000 人の委員が活動していますが、人手不足によって欠員が生じ、自治体の3割が欠員と伺いました。退職者や主婦のなり手不足も深刻のようで、高齢者の孤立の問題も増加している現状の中では、次の点を特に伺います。①主な活動内容 ②主任児童委員について③選出基準について ④毎年、メロディー1月号に名簿が掲載されますが、現在、欠員があるのかどうか ⑤任期と活動費についてです。大綱3点目は、地域行政について伺います。(1)閉校した学校の売却と危険な旧施設の解体等についてです。旧光珠内中央小学校は、開校が昭和 55 年、閉校が平成 21 年と 29 年間、学校としては短い期間でした。その後、何も手を付けられていません。また、学校名の看板もそのままになっております。さらにまた、東栄小学校も同様に売却はされていません。一方、茶志内小学校は、農業製品のヤンマーアグリジャパン株式会社北海道カンパニー美唄支店に、旧西美唄小学校は、央幸設備工業株式会社、北海道霊芝に売却されました。学校法人専修大学の旧専修大学北海道短期大学も昭和 43 年に開校、閉校が平成 24 年、45 年間の歴史を閉じました。学校グラウンド、3つの農場を含め、すべてが売却されたようです。さらに、旧美唄工業高等学校、先ほど質問の回答もありましたけれども、現在、解体中で道教育委員会に跡地利用として、公営住宅の要望活動を行っているようです。そこで質問ですけれども、市民から特に要望の強い5点について現状を伺います。① 旧光珠内中央小学校と旧東栄小学校の売却の進捗状況について ②市の施設であった西4条北2丁目の勤労青少年ホームと、西3条北3丁目の昭和公園横の旧児童館、危険ですので、解体整備の見通しについて ③市の所有する建物、土地ではありませんけれども、崩壊しそうで危険極まりない旧空知理容美容専門学校、西4条北1丁目の解体要請の経過 ④国道 12 号線の旧光珠内中央小学校前にある利用者の全くない冬期間はもちろん閉鎖されておりますけれども、歩道橋の解体撤去を国道交通省に要請してほしいという点です。大綱の4点目は、教育行政についてです。(1)として教員の働き方改革について、教育長に伺います。教員の長時間労働が深刻化しております。文部科学省の平成28年公立小中学校教員の勤務実態の調査では、過労死の目安とされる月80時間超えの残業を行っている教員は、小学校が33.5%、中学校は57.7%にもなっています。教員は授業のみならず、生活指導や学校行事の運営、通学路の見守りと、あらゆる側面で子どもたちのために教育を行っているのです。教員の多忙化の要因は、授業時間の増加があり、さらに小学校での英語、道徳の教科化、ほぼ全員が担っている部活、中には未経験者で競技の顧問となり、ルールや練習方法の勉強にも時間をかける教員も多いのです。これらの抜本的解決は、業務を減らすことで、そのためには、教員を増やし、また部活のあり方を検討すべきです。次の点を伺います。①教員の働き方改革について、どのような内容が考えられるのかという点 ②教員の夏季休暇、札幌市教育委員会が今年の夏から導入し、95%の 299 校が実施したと伺いました。なぜ道教育委員会が実施しないのか。これはあえて差別という表現を使いますけれども、差別ではないかという点です。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

森川議員の質問にお答えいたします。初めに、農業行政について、日欧EPAの大枠合意についてでありますが、私はこれまでも、TPP協定交渉の時と同様に、北海道市長会を通じて、農林水産業に対する「影響など十分な情報提供を行うとともに、幅広い国民的議論を行うこと」を国に対し、要請してまいりました。しかし、残念ながら、先日の経済連携協定の大枠合意まで、十分な交渉内容の情報開示やTPP協定交渉の時に行った影響試算などの情報は示されておらず、大枠合意で明らかになった内容には、TPP協定交渉の時には、重要5品目の一つであった、乳製品にも踏み込んだものとなり、北海道の農業、特に、酪農業界にとっては、その影響は非常に大きいものであると懸念しているところであります。また、大枠合意に至ったことを受け、北海道市長会も参加する北海道農業・農村確立連絡会議が実施した緊急要請において、「交渉結果や合意による影響などについて、農林漁業者はもとより、地域の関係者等に対し、詳細な説明をすること」「農林漁業者の皆さんが希望と意欲を持って経営に取り組めるよう、各種対策の充実強化や十分な予算の確保をはじめ、本道の農林水産業の再生産を可能とする、万全な対策を講じること」「EU側の関税撤廃など、輸出条件の改善が図られる中、輸出増加が期待される農林水産品について、生産や加工流通などの強化への支援を講ずること」の3項目を国に対し求めてきたところであります。最後に、本市の農業に対する影響についてでありますが、米、麦、大豆が基幹作物であるため、現在のところでは、その影響はないものと考えているところであります。しかし、まだ「大枠合意」の段階であり、今後の交渉によっては、本市の基幹作物にも、影響を及ぼす可能性があり得ることから、関係機関・団体と連携しながら状況を注視し、必要な対応に努めてまいりたいと考えております。次に、福祉行政について、民生児童委員についてでありますが、初めに、民生委員の活動内容につきましては、地域の担い手として、住民の生活に関する相談・援助活動や福祉サービスの支援、学校との情報交換会やボランティア活動の推進など、地域福祉の増進を図るための活動をされているところであります。次に、主任児童委員につきましては、民生委員とは別の業務となり、児童福祉に関する事項を担っておりますが、児童の健全育成活動、世代間交流事業の参加、子育てネットワークの促進などの、具体的な事業は、民生委員と連携した活動となっているところであります。次に、選出の基準につきましては、国の選任要領に基づき「社会奉仕の精神に富み、人格・識見ともに高く、生活経験が豊富で、社会福祉に対する理解と熱意のある者等」と規定されており、年齢要件は、民生委員につきましては、新任の場合、最低年齢が選挙権を有する者、再任の場合は、概ね 75 歳未満の者となっておりますが、地域実情を踏まえ、弾力的な運用を可能としているところであります。また、主任児童委員につきましては、原則55 歳未満となっておりますが、ほかに適任者が得られないとした場合は 65 歳まで選出可能としているところであります。次に、現在の欠員の状況につきましては、平成 28 年 12 月に民生児童委員の全国一斉改選が行われ、本市の定数は、民生委員 77 名、主任児童委員 10 名の計 87 名となっておりますが、本年8月末現在は、民生委員1名の欠員となっているところであります。なお、欠員が生じることは、地域住民の生活に不安をあたえることから、今後とも地域及び町内会、地区民生委員協議会等と協議しながら、欠員の解消に努めてまいりたいと考えているところであります。次に、任期と活動費につきましては、任期は3年となっており、また、道からは、委員活動費として、1人当たり年間5万 9,000 円と会議の旅費、地区民生委員協議会活動費として1地区 20 万円が支給され、市からは、地域の見守り支援ネットワーク活動費として、1地区年間5万円を支給しているほか、民生委員協議会等の研修の際のふるさとバスの利用も支援しているところであります。次に、地域行政について、閉校した学校の売却と危険な旧施設の解体等についてでありますが、初めに、旧光珠内中央小学校と旧東栄小学校の売却につきましては、毎年、数件の問い合わせや現地視察などもありますが、老朽化による改修費用の面などから、具体的な申し込みの相談には至っていないところであります。また、旧西美唄小学校につきましては、平成 27 年に民間企業に売却したところであります。なお、学校名の看板につきましては、売却等の際に撤去することとしております。次に、旧勤労青少年ホームと旧児童館の解体整備見通しにつきましては、両施設とも平成 21 年3月に用途廃止しており、それぞれ老朽化が進んでいる状況にありますが、施設の除却につきましては、公共施設等総合管理計画の考え方に基づき、10 年以内を目途としておりますが、建物の状態を確認しながら進めてまいります。次に、旧空知理容美容専門学校の解体要請につきましては、敷地の一部は市の所有となっており、それ以外の土地と建物は空知理容師美容師会の法人が所有しているところであります。この法人は、平成 23 年2月 21 日に解散し、清算法人となっているため、建物の撤去やそれまでの管理について、代表清算人に要請を行ってきたところでありますが、現在、清算法人は、土地を含めた譲渡を検討し、譲渡先を探しているとの返事をいただいているところであります。市としましては、建物の撤去につきまして、引き続き要請していくこととしております。次に、光珠内横断歩道橋につきましては、国において、平成 26 年度より試験的に冬期間の通行止めを実施しているところであります。歩道橋の解体に関しましては、地域の合意を得た上で取り進めたいと伺っていることから、今後、地域の要望に沿うよう要請してまいります。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

森川議員の質問にお答えいたします。初めに、教員の働き方改革についてでありますが、文部科学省は、本年8月 29 日付で、中央教育審議会初等中等教育分科会と学校における働き方改革特別部会が取りまとめた「学校における働き方改革に係る緊急提言」を各都道府県教育委員会及び各指定都市教育委員会あてに通知しました。この緊急提言では、政府全体で働き方改革に取り組んでいるところであるが「学校における働き方改革」を進めるに当たっても、教職員一人一人の問題にとどめることは決してあってはならず、国や地方公共団体、さらには家庭、地域等を含めた全ての関係者がそれぞれの課題意識に基づいて、学校種による勤務態様の違いや毎日児童生徒と向き合う教員という仕事の特性も考慮しつつ、その解決に向けて、今回の働き方改革の目指す理念を共有しながら、取り組みを直ちに実行しなければならないとしております。具体的には、ICTやタイムカードによる勤務時間の管理、統合型校務支援システムの導入促進、コミュニティ・スクールや地域学校共同活動等を通じた学校教育の質の向上、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置促進、教員1人あたり担当授業時数の軽減や専科教員・生徒指導担当教員の充実、部活動指導員の配置促進や部活動の運営に係る指針の作成、学習プリント印刷や授業準備などの事務作業をサポートするスタッフの配置促進などが提言されているところであります。この提言において、校長や服務監督権者である教育委員会は、教職員の意識改革を図るためにも取り組みを一層進めるとともに、給与支払者である教育委員会並びに国は、積極的指導助言及び支援すべきであるとしております。次に、「夏季休校日」についてでありますが、札幌市教育委員会では、政令指定都市の先進事例を参考に、今年度から市内小中学校 315校を対象に、お盆時期の8月 10 日、14 日、15 日の3日間の中から、各学校実情に応じて日数を決めて、学校を休業日とする「夏季休校日」を導入したと報道等により承知しているところです。この札幌市教育委員会の取り組みは、教員の長時間労働が全国的な問題となる中、休暇取得の促進により教員の負担軽減を図ることを目的としております。休暇の取得方法については、年次有給休暇や夏季休暇など既存の休暇制度を活用して取得しており、市内小中学校 315 校のうち、ほとんどの学校が1日以上の「夏季休校日」を実施したと伺っております。なお、北海道教育委員会からは平成 29 年7月6日付で、「学校職員の年次有給休暇等の計画的な使用の促進について」の通知があり、この中で「年次有給休暇の確実な取得」を挙げており、長期休業期間中においては、夏季休暇や年次有給休暇の取得を奨励し、各職員がリフレッシュできるよう、土日や祝日に年次有給休暇を組み合わせるなど、可能な限り連続した休暇を取得できるよう配慮することなど、市町村教育委員会は学校職員に適切な指導をするよう通知があったことから、教育委員会では、各小中学校長に対し、学校職員の年次有給休暇等の計画的な使用の促進について通知したところであります。次に、本市教職員の平成 28 年度の夏季休暇の取得状況についてでありますが、教職員 145人のうち夏季休暇を取得した教職員は、139人で 95.9%、取得日数については、平均 2.8日となっております。

再質問 6番 森川明

自席から意見等、再度質問をいたします。1点目の日欧EPAの大枠合意についてですが、市長答弁にもありましたが、日欧EPAの大枠合意は、情報開示がないままに討議をしなかった点が問題なのです。TPPとは異なりまして、秘密を守る契約がないにも関わらず、交渉が秘密裏に進められ、内容が国民に示されずにいたために、拙速過ぎるということなんです。つまり、あまりわからないうちに大枠合意した、この点です。このEPAは、道内の乳製品、特に牛乳は道外移出が増加し、都府県の酪農が圧迫されると言われております。私には記憶がありますが、40 歳くらいの時に、今からもう 30 年以上も前ですが、1980 年昭和 55 年頃から、牛乳や乳製品の原料となる生乳の販路をめぐって、道内と都府県が激しく対立した南北戦争が起きたのです。これが再び起こるとの予測もあります。つまり、EPAの影響で道内産の道外移出が増え、当然、都府県と対立が激化し、乳製品メーカーの混乱が起きるという想定です。道内と都府県のバランスが崩れ、消費者が買う牛乳や乳製品の価格が乱降下する状態が起きる可能性が大きいのです。また、フランス等酪農国からカマンベールなどソフトチーズの輸入に低関税枠が新設されると、EU産の輸出が増加し、国内産の需要を奪うことが予想され、道産品は完全に行き場を失いかねません。国産品チーズにしましても、EUに輸出するかと思いきや、現状ではできません。調べてみますと、EUには畜産物に関する第3リスト制度があり、病原菌の侵入防止を目的に、厳しい管理を輸入相手国に求め、品目ごとに承認されるという仕組みがわかりました。いわばEUの輸入する側の安全対策なのです。市消費者協会も、鋭く指摘していたTPPの安全対策、EPA後の食品の安全管理、安全対策面に豚肉等、心配面があります。ましてや発がん性を指摘され、成長ホルモンを与えた家畜の肉やカビ防止剤を使った農産物を消費者が食べることで、将来病気になれば、結局高くついてしまいますし、命の要の食料について、もっと注視しなければならないと思います。自転車、家電などは、関税撤廃を悲願としているということで、工業精神のメリットばかりを政府は強調しており、農業が犠牲になることも考えられ、政府は、EPAは品質で勝負をし輸出促進をすると言っておりますが、一方通行となり、スムーズにいかない点を知るべきです。答弁をいただきました2点について、再度、伺います。1.EPAの大枠合意、道市長会が参加する北海道農業、農村確立連絡会議が3項目にわたって迅速な要請行動に対し、高く評価しますが、国に求めたのに対し、その後、一定の経過を経ておりますので、どのような回答が示されたかという点。2.8月 31 日に、札幌で政府の説明会が開催されたようですが、市からも担当者が参加したと聞きました。EPAは道内農林水産に多くの影響が懸念されます。当日示されました必要な対策の要点を伺いたいと思います。2点目は福祉行政の民生児童委員についてです。現在は、高齢化、核家族化、定年後に働く人の増加、共働き世帯の増加等々、民生委員、児童委員の活動範囲が広まり、ますます重要視されてきております。市の現状は民生委員1名の欠員とのことで、その補充と活動費はお答えいただきました。ただ、委員の方々、行動実態として、不足という意見も聞かれます。今後は、民生委員協議会等で十分協議の上、反映をしていただきたいと思います。3点目の地域行政の閉校した学校の売却と危険な旧施設の解体等についてです。旧光珠内中央小学校、旧東栄小学校もなかなか売却が難しいという回答でした。さらなる努力が必要です。実は、メロディー9月号に掲載されておりましたように、道立林業大学の誘致期成会が立ち上がり取り組みが現在進められていますが、もっと早くに道が打ち出していれば、林業試験場の近くにある旧専修大学北海道短期大学は、立地条件も非常に良かったんですけれども、すでに売却されているとのことで、つくづく残念に思っております。新たな視野に立って、新学校誕生に向けて、誘致に取り組むべきと思っております。旧空知理容美容専門学校の解体、一部市の土地と言われました。日が経つにつれ、校舎全体が傾いて危険極まりない状況です。あの学校で学んだ理容・美容師が数多くおります。現在のあの傾きかけた学び舎を見て、どのように感じるのか、なかなか難しい面もあるようですが、要請をさらに強めていただきたいと思います。国道 12 号線の旧光珠内中央小学校の横断歩道橋は、全く利用者がおりません。回答によりますと、地元町内会等の要請行動が必要ということですので、その手順をきちんと踏まえて、今後対応していかなければならないと思っております。そこで、質問になりますけれども、旧勤労青少年ホームと旧児童館の除去についてですが、再利用が不可能な中で、公共施設等総合管理計画では、気の遠くなる 10 年以内を目途にしているという答弁でした。危険度から解体を望む声が非常に多い、計画的に優先順位を早めるなどの措置はできないものか伺います。最後に4点目の教育行政について、教員の働き方改革についてです。多忙化が顕著になった要因は、何度も言いますけれども授業時間が増えたことです。平成 14 年完全週休二日制の実施、また、週5日制となりました。その後、ゆとり教育の批判もあって、平成 23 年以降、授業時間が増えました。ある教員は、6時間授業の日は、残りわずか 40 分か 45 分、教材研究や翌日の準備もあり、テストの採点は勤務時間内にやらざるを得ない状況だということを訴えていました。中学校ではさらに放課後の部活動があり、顧問をはじめ全教員が担うことになっているために、大変の一言です。何度も指摘しますけれども、教員の負担軽減は、業務を減らすことです。7月 28 日に北教組美唄支会で、教育長に長時間労働の是正等の要請行動がありました。連合の会長は北教組出身ですが、そのときの実態報告では、朝は7時前に岩見沢の自宅から車で出勤する。学校へは7時半に到着。会議や部活の指導等で夕方7時半まで学校におり、自宅に着くのは8時過ぎになり、いわゆる 12 時間は学校にいるということです。全国の教員の勤務実態を知るにつれ、文部科学省は、働き方推進に8月 24 日にやっと重い腰を上げ、平成 30 年度予算概要に小学校教員の定数を 3,800 人増やすということを盛り込むことを決めたようですが、小学校の英語専科教員、また、増えた中にはいじめや不登校、貧困といった社会問題の課題も対応する点では事務が多く、むしろ人員の増は少ないのではないかと見ております。さらに教育の負担軽減に配布物の印刷や会議の準備・事務等を代行するスクールサポートスタッフを大規模校、美唄の大規模校は何校該当するのかちょっとわかりづらいんですけれども、3,600 人の採用が8月 23 日に文部科学省の方針で決められたようです。しかし、これは非常勤職員で、外部人材が適用されることでコピー機が不足しており、課題も多く残されると思います。部活の指導に対しても、外部指導者の導入は運営に関わる指針の作成とありますが、早急に実施に向けて、取り組まなければならない、強化してほしいと思います。そこで、次の点を再質問いたします。1.通勤時間の管理、タイムカードの導入の件です。文科省の実態調査では、4分の1強しか進んでいません。管理職の点呼や目視での確認、さらに何も確認していないというのが1割強にもなっております。市の実態はどうなっているのか。2.答弁にありましたけれども、札幌市の夏季休暇ではなく、学校休業日とする夏季休校日の実態を答弁から知りました。この夏季休校日について、市における実施の見通しについて伺いたいと思います。3.道内の教員の志願者が過去 10 年間で最も少なくなったとマスコミで報じられています。教員の多忙化が嫌われたのかもしれません。優秀な人材が集まるよう教育委員会として、要因をどのように分析しているのか、この点を伺いたいと思います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

森川議員の質問にお答えいたします。初めに、日欧・EPA交渉についてでありますが、日欧・EPA交渉の大枠合意に至ったことを受け、7月 11 日に国に対し、北海道農業・農村確立連絡会議が実施いたしました緊急要請に対する回答は受けておりません。次に、必要な対策についてでありますが、国は、8月 31 日の説明会において、日欧・EPA、さらにはTPPも踏まえた政策を体系的に整理し、秋をめどに総合的なTPP関連政策大綱を改訂し、必要な施策を盛り込んでいくこととしております。なお、北海道は、9月4日に「日EU・EPA交渉の大枠合意に伴う北海道における影響と必要な対策中間とりまとめ」を公表し、その中で、関税撤廃により、豚肉や牛肉、チーズなどの乳製品類、ワインなどの輸入量が増加し、価格の低下が懸念されることから、道内の農林水産業が今後も確実に再生産が可能となるような万全の体質強化対策が図られる必要があるとしておりますが、現状において詳細な情報が少なくさらに影響の見極めが必要な部分もあることから、今後も動向を注視していくこととしております。市といたしましても、国や道の動向を注視し、関係機関、団体と連携し必要な対応を行ってまいりたいと考えております。次に、旧勤労青少年ホームと旧児童館の除却についてでありますが、旧勤労青少年ホームは建築後 45 年、旧児童館は 51 年を経過し老朽化が進んでいる状況にありますが、除却の優先度につきましては、今後の状況を見て、早期に実現できるよう検討してまいりたいと考えております。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

森川議員の質問にお答えします。初めに、市内小中学校への「タイムカード」導入についてでありますが、道教委に確認した結果、本市を含め、道内で導入している市町村はないところであります。しかしながら、教職員の勤務時間をしっかりと把握し、教職員の負担に繋がらないよう努めることは必要でありますことから、今後におきましては、この度、中教審特別部会がまとめた「学校における働き方改革に係る緊急提言」の内容に基づき、校長及び教育委員会は、教職員の勤務時間を意識した学校運営や持続可能な勤務環境の整備に努めてまいりたいと考えております。次に、「夏季休校日」についてでありますが、各学校の実情や教職員個々の休暇取得の計画や予定などもあることから、実施予定はありませんが、今後とも、各職員がリフレッシュできるよう、土日や祝日に年次有給休暇を組み合わせるなど、可能な限り連続した休暇を取得できるよう配慮するよう学校長を通じて適切な指導を行ってまいりたいと考えております。次に、教員志願者の減少についてでありますが、平成 30 年度北海道・札幌市公立学校教員採用試験の志願者数が合計 5,004 人で、今年度採用の志願者を 272 人下回り、平成 25 年度以来5年連続で減少し、過去最低を更新したと報道等で承知しているところであります。児童生徒の学びを培うためには、優秀な人材の確保は重要であるものと考えております。減少の分析ですが、文部科学省の分析によりますと、民間企業への就職環境が好調なため教員志望者が減っていると分析しているところですが、私としましては、これに加え、複雑化かつ多様化する社会情勢の中で勤務実態や生徒指導の難しさなど、教員を取り巻く労働環境の厳しさなどが、今の若者に敬遠されているのではと推測するところであります。

出典:美唄市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月8日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる