美唄市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月11日
(1)財政問題について/(2)企画行政について/(3)あるべき地域医療の姿と市立美唄病院の建替えについて/(4)教育行政について
2018年9月11日、美唄市議会の一般質問で、山崎一広議員が「財政問題について」「企画行政について」「あるべき地域医療の姿と市立美唄病院の建替えについて」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。
- 質問者
- 山崎一広 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 山崎一広
第3回市議会定例会の質問に入ります前に、6月28日から7月8日にかけまして、西日本を中心に降りだした集中豪雨、河川や道路の倒壊、この時には、北海道内においても田畑や河川の被害が発生しました。特に西日本では、200名を超える犠牲者が出ております。そして、今月の5日早朝における台風21号の影響により、ハウスや屋根の倒壊が、さらに翌6日未明、胆振の厚真町を震源とする震度7の胆振東部地震と、今日現在で、41名にも上る多くの犠牲者を出しております。これら自然の恐ろしさを実感、天変地異ともいえる災害、亡くなられた方々には、心よりご冥福を、家屋の倒壊や田畑の損害など、被害に遭われた方には、心からのお見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復興を、そして、国の力強い支援を強く望むものであります。それでは質問に入ります。大綱4点につきまして、市長並びに教育長にお聞きします。大綱の1点目は、財政問題についてであります。普通交付税についてでありますが、行政サービスに極端な差が出ないよう、財政力が乏しい地方自治体に対し、国が毎年配分するものであります。平成の大合併では、優遇措置があり、合併から10年は旧市町村が存在するものとして位置付けられておりますが、この割合は、発足当初に約20%でありましたが、その後、漸次、引き上げられ、66年度以降は32%となり、さらに、地方交付税には、中核をなす普通交付税とそれを補完する特別交付税の2種類があります。現在では、原則として総額の94%が普通交付税として、残り6%が特別交付税として交付されていると言われております。本市の財源構成は、市税などの自主財源が少なく、地方交付税などの依存財源が多くを占めており、国の制度などの影響を非常に受けやすく、脆弱な財政基盤になっており、人口減少や少子高齢化の進行、地域経済の長引く低迷が続いており、このような中、市税が思うように伸びない状況で、地方交付税の減少など、市の歳入、いわゆる財源確保の減少が見込まれる一方、道路や橋りょうを含む公共施設などの老朽化対策が急務となり、少子高齢化を背景とした医療や福祉関連費用などが増えてくることが予想されます。このような中、昨年、ガイドライン(中期財政運営基本方針)を策定し、毎年度、決算時に運営方針を見直すと言われました。そこでお聞きします。ガイドラインの財政収支の試算では、30年度以降、年々収支不足が予想され、収支均衡を図るため、財政調整基金から、繰り入れと繰り出しが見込まれると想定されており、今年度の普通交付税額が決定されましたが、1つに、交付税と増減率、本市に及ぼす影響について、2つに、今後における交付税の見通しについてお聞きします。大綱の2つ目は、トマーレびばいの現状についてであります。2017年、平成29年にオープンしました美唄市の多目的宿泊施設トマーレびばいは、スポーツ・文化系合宿やサイクルツーリズム、ちょっと暮らしを受けるコンドミニアム形式の宿泊施設で、市内の中心部に立地し、交通アクセスもよく、冷暖房も完備し快適に宿泊でき、料金も安価な設定としております。また、今年ゆ~りん館におきまして、サイクリング宿泊施設がオープン、さらに一昨年、市内のホテルでもビジネスをイメージとした宿泊施設が改装されており、今後も、民間のビジネスホテルが駅前にオープン予定とお聞きしております。このような中、観光や交流人口の増加を見込み、市内には、各種合宿に対応したスポーツ施設などはもちろん、宿泊施設のゆ~りん館や安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄、ラムサール条約登録湿地の宮島沼、桜の名所の東明公園、そして、何といっても美唄やきとり、とりめしなど、皆さんにご満足いただける食と観光が充実しており、多目的宿泊施設トマーレびばいの活用を通して、市のさまざまな施策の推進につなげており、良さをよりアップし、目玉として売り出し、地域おこし協力隊との連携により、PRに努めていることと思います。そこでお聞きします。今日までのトマーレびばいの実績で、平成29年度と本年度の8月末現在における延べ団体数と延べ人数、稼働率、地域別利用者件数と、利用種別についてお聞きします。2つに、現状の課題はないのか、ある場合、今後の対応策について、どのように進めていくのかお聞きいたします。大綱の3点目は、あるべき地域医療の姿と市立病院についてであります。市長は、第1回定例会最終日、3月22日の市政報告で、その3日前に開催されました地域医療体制等調査特別委員会で、14名の委員全員が賛成したにも関わらず、苦渋の決断で、実施設計を延期され、市民の方々のご意見を十分にお聞きし、できる限り早い時期にとり進めたいと言われ、立ち止まりました。これまで多くの諸先輩方、歴代の院長や局長の汗と努力で経営と運営にあたられてきましたが、さまざまな要因で経営が思わしくなくなり、不良債務が総額で約23億5,000万円にもなり、経営健全化計画を策定、一般会計から支援を受けながら、経営健全化にあたってきました。この間、平成21年1月には、病院改革プランを策定、平成25年3月には、地域医療提供体制ビジョン、平成26年3月に地域医療再構築プランを、そして平成27年度末で資金不足を解消したことにより、人口減少など、変化する医療環境に対応し、将来にわたって地域医療の安定的かつ継続的な提供を図るために、再び不良債務を発生することなく、健全な経営状況を維持し続けることが必要不可欠であるため、平成27年3月31日に、総務省から新たに示されました新公立病院改革ガイドプランの趣旨を踏まえ、平成29年3月に、市立美唄病院改革プランを策定されております。これから美唄の地域医療をどうしていくのか、その姿、目指す方向、具体的な取り組みについて、立ち止まってから半年を経過したわけでありますが、私が申し上げるまでもなく、労災との統合がなくなり、以降は、医師の不足に対する充足についての考えや期待感を与えてきましたが、しかし、現実、このような医療環境、医師不足ということを踏まえて、現実的なものの見方をされている市民の方が、非常に多いところであります。一方、切実な、いわばこの医療の衰退に伴う影響を受けている市民の皆さんもいらっしゃることも事実です。こういった状況・実態を客観的にどう把握するかということが必要だと思うところであります。あまりお金をかけずに、これら市民の皆さんの意見を前提にして進めるべきだとも思うのですが、そこでお聞きします。市長はこのことを踏まえ、本市の地域医療の本来の姿がどうあるべきと思うのか、考えをお聞きいたします。また、当初35億から5億円プラスの40億、そして10億円増の約50億になったことで、立ち止まって以降、7月には自治組織代表者会議、まちづくり地区懇談会、8月には病院建設等の市民説明会を開催されてきました。さらに市立美唄病院の建替え等に関する市民委員会の会議も複数回開催されておりますが、これら懇談会や市民委員会の会議を開催した中で、どのような意見があったのか、主なもので良いですからお聞かせください。また、説明されて市民の意識が変わってきたと思いますか。変わったとすれば、どのように変わってきたのか、お聞きします。また、今後の考え方として、3月時点での当初基本設計を予定どおり約50億の金額で、病院と併設する保健福祉総合施設も含め、見直す考えはないのか。見直す考えがあるとすれば、どのように、いつまでに見直すのか。交付金不足なら見直すと市民説明会でも言われておりますので、そのことを含めて、お答えをいただきたいと思います。大綱の4点目は、教育行政について、教育長にお聞きします。旧三菱美唄炭鉱前に設置されました彫刻作品についてでありますが、かつて全国有数の産炭地として栄えた美唄は、昭和31年に人口のピークを迎え、その数は、9万2,150人にも上っております。そのうち約6万人が炭鉱関連地区に住んでおられたところです。美唄のヤマの歴史は、大正4年には、北海道進出を目指していた三菱財閥が、鉄道も含めて飯田美唄炭鉱を買収、これをきっかけに中小炭鉱が数多く開鉱し、まちの人口も急増、昭和3年には、三井財閥も進出し、三菱と並ぶ巨大炭鉱が誕生しました。炭鉱の発展により、鉱業施設はもちろん、炭鉱で働く人と、家族のための住宅、学校、郵便局など、次々とつくられました。現在、アルテピアッツァ美唄がある場所も旧三菱の炭住街で、同時に文化・芸能・スポーツ活動も活発になり、多数のサークルが誕生し、一流芸術家の公演や展覧会、スポーツ大会なども開催され、過去には、美空ひばりのコンサートや大相撲、プロ野球の興行に、美唄の人達は歓喜しておりましたが、その後は、大きな時代の変化に巻き込まれ、石炭から石油に変わり、三井美唄炭鉱が閉山、三菱美唄炭鉱も60年の歴史に幕を下ろし、昭和48年には、すべての炭鉱が坑口を閉ざしたところであります。その翌年、美唄の人口は、ついに4万人台を割り込んだことは鮮明に記憶に残っております。美唄の炭鉱は閉じ、多くの炭鉱夫はそれぞれヤマを去り、すみを堀り、働く喜びは盆踊りのにぎわいも楽しく、それぞれに忘れ得ない生活のなりわいがありましたが、時代は過ぎ去り、かつての街並みは姿を消し、そこには、多くの人々の温かな記憶と、これからの美唄をつくり出していこうとする新しい気持ちが確かに息づいております。人々は役割を終えて、今はもう誰もいません。ただ静かに地底に眠り歴史を話しかける炭山だけが生きております。このような歴史の中、旧三菱美唄炭鉱跡の炭鉱メモリアル公園に展示された報道がなされましたが、安田侃さんは、その手前にも「炭鉱の碑」の設置をされております。改めて、竪坑前に設置した経過についてお聞きします。2つに、安田侃先生から、今までに寄託された作品はいくつあるのか。また、寄贈された作品は何点あるのかお聞きします。その3つに、美術館化とどのように結び付けていくのか、どのように変わっていくのか。その4つに、設置については、道の許可が必要と思うのですが、許可は得たのですか。また、先に策定されております観光ビジョンと、どのように関わり、結びつけていくのか、お聞きします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
山崎議員の質問にお答えいたします。初めに、財政問題について、普通交付税についてでありますが、平成30年度普通交付税の交付決定額と増減率につきましては、7月に決定額が示されており、空知管内の市部では、前年度対比1.3%の減、空知全体では1.8%の減となったところであります。美唄市の決定額は56億2,773万9,000円で、前年度対比466万3,000円で、0.1%の減、当初予算対比では873万9,000円で、0.2%の増となったところであります。本市に及ぼす影響につきましては、厳しい財政状況に変わりはないものと考えておりますが、本年度につきましては、ほぼ予算どおりの決定額となっておりますことから、大きな影響は及ぼさないものと考えており、ガイドラインの推進方策に基づき、対策を講じながら、財政調整基金の使用をしない中で、健全な財政運営に努めてまいります。次に、普通交付税の今後の見通しについてでありますが、国では「骨太の方針2018」の中で、平成31年度から平33年度までの間、地方の一般財源の総額は、平成30年度と実質的に同水準を確保するとしており、平成30年度と同水準で交付決定がされるものと試算しているところであります。しかし、本市の歳入全体の中で、普通交付税の割合が大きいことから、普通交付税の算出方法の変更などにより、大幅な減額となった場合は、影響は大きいものと考えており、市民サービスへの影響が最小限となるよう、事務事業の統廃合や職員数削減による人件費の計画的な削減など、行政改革の取り組み項目を加速させながら、財政運営に努めてまいります。いずれにいたしましても、事業の選択と集中の考えのもと、削減だけでなく、新たな事業の推進も図りながら、国に対して、地方の財源を確保するための要望を継続し、持続可能な財政運営に努めてまいります。次に、企画行政について、トマーレびばいについてでありますが、初めに、利用状況につきましては、平成29年度では延べ52団体、475人が利用し、利用日数を運営日数の365日で割り返した稼働率は21%で、当初見込みの17.2%を上回っているところであります。また、道内外の地域別の利用者件数は、道内44件、道外4件、国外4件で、利用種別はクライミングやテニス、卓球、スキーなどのスポーツ合宿のほか、サテライト・キャンパス協働事業や中華大学のインターンシップ、サイクルイベント「カントリーライド」でご利用いただいたところであります。平成30年度では、8月末現在で申し上げますと、延べ23団体、252人にご利用いただき、稼働率につきましては、36.1%となっているところであります。また、地域別の利用者件数は、道内16件、道外4件、国外3件で、利用種別はクライミングやソフトテニスなどのスポーツ合宿のほか、サテライト・キャンパス協働事業や中華大学のインターンシップ、民謡などの文化系合宿でご利用いただいているところであります。次に、現状の課題につきましては、スポーツ合宿は、一般的に小中高の学校の夏休み期間中に集中することから、利用需要の高い時期に施設の貸し出しができないことが検討すべき課題ととらえているところであります。また、対応策につきましては、予約後に日程変更がありました場合は、速やかにご連絡いただけるようお願いするとともに、民間の宿泊施設をご案内するなど、本市での合宿の機会を失わないよう努めてまいりたいと考えているところであります。次に、あるべき地域医療の姿と市立美唄病院の建替えについて、本市の地域医療の姿についてでありますが、平成19年に旧労災病院との統合を断念した後の地域医療の在り方につきましては、医師会、保健医療福祉、経済、労働団体など、各機関との地域医療に関する懇談会や市内各病院長による地域医療体制の在り方検討委員会などにおいて議論を重ね、平成25年に地域医療提供体制ビジョンをまとめ、基幹的病院として、地域医療の中心的役割は市立病院が担い、他の医療機関との機能分担・連携による医療提供体制を構築することが必要であるため、市立美唄病院では、救急医療、人工透析、小児科、産婦人科などを継続し、市内や近隣の医療機関との役割分担と連携により、地域医療を守っていかなければならないものと考えているところであります。また、今後の人口減少、少子高齢化から想定される課題といたしましては、高齢者のみ世帯の増加や要介護者、認知症の人の増加が見込まれることなど、少子化や核家族化によります家族介護力や子育て力が低下していくこと、さらには、医療や介護従事者など、働く人の確保が困難になることなどが予測されております。最近では、病気、認知症、介護問題、出産・育児等のさまざまな不安や悩みを複数抱えて問題が複雑化し、医療のみ、保健のみ、福祉のみでは解決できないケースが増加傾向にあり、このようなケースに対しましても、迅速に対応していかなければならないと考えているところであります。こうしたことから、今後求められる地域医療の姿といたしましては、急性期から回復期のリハビリテーション、在宅に至るまでの切れ目のない医療の提供、さらには、保健や福祉も連携した中で、医療や介護が必要になっても、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを、人生の最期まで続けることができるような支援体制として、地域包括ケアシステムを構築していくことが重要であるものと考えているところであります。次に、説明会などにおける主な意見等についてでありますが、建替えにあたりましては、将来負担を考え、規模を縮小するなど、事業費の抑制を図り、財政負担を軽減すべきとの意見や、他の公共施設の整備も含めた財源的な根拠を示すべきとの意見のほか、市民に信頼される病院の構築や早期の建設を望む声などがありましたが、参加された多くの方から市立病院の必要性につきましては、ご理解を示していただけたものと受け止めているところであります。次に、市民意識の変化についてでありますが、まちづくり地区懇談会や建替え等の説明会におきましては、市立病院の必要性や建設費と財政負担、将来の病院推計などにポイントを絞り説明を行ったことによりまして、市立病院の役割や建替えの必要性、事業費と実質の返済額の相違などにつきまして、理解が深まっているものと受け止めているところであります。次に、基本設計の見直しの考えにつきましては、現在のところ、今年1月にまとめました基本設計を基本に進めさせていただきたいと考えているところでありますが、本年6月に設置いたしました市民委員会において、説明会等における市民からの意見などを参考に検討を行い、本年11月に提言をいただくこととしております。このため、最終的には、提言内容や財源確保の状況も踏まえ、総合的に判断してまいりたいと考えているところであります。
答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)
山崎委員の質問にお答えいたします。彫刻作品の現状について、初めに、彫刻を竪坑前に設置した経緯についてでございますが、本年6月25日、安田先生が教育委員会に来られ、その際、安田先生から、今年、島全体がアートとして注目を集めている香川県の直島のイベントに講師として招かれ、三菱の銅山跡を見学し、多くの観光客を目にしたが、美唄にも炭鉱遺産として、炭鉱メモリアル森林公園があり、ここに自分の作品を展示すれば、炭鉱夫やその子どもたちが学んだ木造校舎の旧栄小学校と、炭鉱そのものの象徴である炭鉱メモリアル森林公園の竪坑が線で結ばれ、今後、道道美唄富良野線が開通した折には、同公園を訪れる人が増え、直島のように、美唄市の地域の歴史をもっとたくさんの人に紹介できるのではないかとのご提案をいただき、7月7日、安田先生により、ブロンズ作品3点を設置したところでございます。次に、寄託作品、寄贈作品数についてでございますが、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄敷地内に常設展示している45点のうち、30点が寄託作品、15点が市所有作品となっており、この市所有作品15点のうち1点が寄贈された作品で、その他14点は購入したものでございます。次に、美術館との今後の関係性についてでございますが、炭鉱メモリアル森林公園に安田作品を設置することで、炭鉱遺産群、我路の炭山の碑、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄がアート空間としてつながり、お互いの相乗効果により、来訪者の増加が期待されるところでございます。次に、設置に伴う使用許可についてでございますが、炭鉱メモリアル森林公園の敷地は、北海道の所有で、市が維持管理を行っておりますことから、あらかじめ、空知総合振興局に相談し、了解を得て設置したところでございます。また、観光ビジョンとの関連についてでございますが、本市においては、美唄市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、観光客入込数を今後90万人という目標を設定しているところであり、これを受け、本年度策定した美唄市観光ビジョンでは、観光を新たな産業として育て上げ、地域の活性化と市民が誇りに思える観光のまちづくりを進めることとしていることから、教育委員会といたしましては、市長部局と連携し、東部地域の観光拠点と期待する炭鉱メモリアル森林公園の炭鉱遺産と安田侃彫刻作品との相乗効果により、交流人口や観光客の増加につなげていきたいと考えております。なお、炭鉱メモリアル森林公園の整備につきましては、道道美唄富良野線の開通後、実際にどのくらいの観光客が訪れているのかを調査した上で、駐車場やトイレ、案内看板の整備のあり方について、今後、教育委員会を含め、それぞれの部局の役割に応じ、横断的に協議していかなければならないものと考えております。
再質問 9番 山崎一広
自席から再質問させていただきます。まず質問ではないんですが、交付税とアルテについて、交付税は、特に今後大きな特殊要素がないように期待をしますし、市長が言われました人件費の計画的な削減、行政改革の取り組みの加速と、当然でしょうけれども、削減だけではなく、新たな事業の推進に取り組んでいっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それとアルテピアッツァ、今教育長が言われましたように、本当に教育だけでは当然難しいものだと私も承知しておりますし、ここに市長もおられますので、各部局と横断的な協議を進めて、8月の頭に、私は三笠の高校生レストランに行ってきました。ものすごい人数です。今後どうなるかは私もわかりませんけれども、あそこの良いところは、高速から出てきたら、そのまままちの中を通って富良野の方に行ける、まちを通るということで、高校生レストランは、特に良い立地場所にあるのではないかと思いますので、横断的に協議を進めていかなければと思いますので、よろしくお願いします。それで2点ほど再質問します。まずトマーレびばいです。実績はわかりました。確かに、夏場は多いと思いますが、冬場はどのようになっているのかと思います。冬期間の延べ団体数と延べ人数と稼働率は、夏場の稼働率と比較してどのようになっているのか、減少しているのであれば、対応策は考えているのか、改めてお聞きします。また、予約方法はどのようになっているかについてもお聞きいたします。本市は1~2年前からスカイスポーツ、最近ではスナッグゴルフやウインター関係のスポーツも盛んになってきましたけれども、特に、ウインターゴルフや市長もされます自転車関係のスポーツ、冬場もスキーなどのスポーツがあります。スノーモービルを使ったバナナボートなども盛んになってきましたが、スポーツ合宿などで申し込んでも、中華大学やサイクルイベント、サテライト・キャンパスなどですでに押さえられて、申し込みしても空いていないという、現状への苦情ではありませんけれども、そのような声や話を多数お聞きします。年度当初、それら以前から、すでに観光関係で予約されているのではないかと、多少疑問にも思いますけれども、昨今、陸上競技場の活用を希望しております大学生が中心のラクロス、練習会場として合宿を、ゆ~りん館だけではない、さまざまな市内施設で希望しております。このままいくと、本市での合宿機会を失いつつあるのではないかと思います。これは余談ですけれども、先だって、北海道への移住・定住について、アンケート調査の結果が出ております。「北海道が好き、まあまあ好き」が95%で、「定住希望」が83%、その一方で、「将来に不安」が47%と出ておりました。やはりこれは、北海道の持つ土地柄といいますか、命名から150年経っても、広い本土、豪雪と寒さ、さらに人口密度が都市部、特に札幌圏内に集中しており、医療、介護、子育て、やはり住み続けるには、不安があろうかと思います。しかし、これを逆手にとって、北海道の特に本市の魅力をより一層アピールする絶好のチャンスととらえて取り組むべきと思いますが、本市もトマーレびばいの活用方法を今一度考え、取り組むべきではないかと思います。愛別町では、子どもが誕生すると、ハッピーボーンということでお昼に花火を打ち上げるそうです。改めて、今後どのように取り組んでいくのか、お聞きします。病院についてです。過去に、市民説明会でもどなたかが言っておられましたけれども、ここまで市民説明会を実施したことはなかったかと私も記憶しております。改めて、3月の1定で、市長自ら立ち止まった。これは、20年ほど前の議会であれば、多分、新年度予算が可決されていないと思います。市長自身の進退にも及んでいるかと思います。当然、市長はこのことを知っておられると思います。それと6月だったと思いますが、会議所の議員懇談会で、美唄市のまちづくりを考える講演がありましたけれども、まちづくりの失敗例として、夕張市を上げておられました。誰がここまで失敗するまで補助金を出し続けたのか。道庁の指導力不足とまで言われておりましたが、果たしてそうでしょうか。私は違うと思います。国ではないのか、総務省ではないのかと。過去に1度だけ、私は、当時の夕張市長の講演を聞いたことがあります。中田鉄治市長です。はっきりと言っておられました。鮮明に覚えております。「借金も財産だ。国は、どんどん金を貸してくれるのです。皆さんどんどんやりましょう」と豪語しておられたのをはっきりと覚えております。古き時代、いわゆるバブルの時代、昭和の時代の話を持ち出し、美唄市に照らし合わせることはいかがなものかと、はっきり言って私は呆れかえりました。ただこれだけは言えます。先送りしてきた、過去に携わってきた方々、私は間違いだったとはっきりと思います。財政健全化に市長は取り組み、解消し、病院の不良債務23億、とりあえず解消したようです。今以上に今後厳しくなるかもしれませんけれども、果たしてそんなに厳しくなるでしょうか。平成21年改革プラン、先ほど言いました25年3月に地域医療提供体制ビジョン、そして26年に再構築プランと、もしこのまま市立病院がなくなれば、本市は衰退します。それと基本設計もそうですけれども、実施設計にこのままだと入れますか。私は難しいのではないかと思います。当初の26年3月策定のプランでいきますと、今年30年4月をもって、もう建っているはずです。「人口減少でベッド数が足りない」、「86床も要らない」ですとか、「50億は高すぎる、身の丈に合った病院を」、「将来の財政収支を出すべき」、市民の中には、「市長自身が借金を返すのであれば良いが」という手厳しい意見も私の耳に入ってきます。立ち止まったことで、不審・不安、そして多くの疑問や意見が沸騰してきております。改めて、なぜ立ち止まったのか、このことについてお聞きいたします。それと、市立病院の必要性は理解されていることと思いますし、先ほどのご答弁でもありました。多くの方が市立病院は必要だと理解しているということで、私もそのように思います。やはり、将来負担の少ない病院建設を、財政負担はどのくらいになるのか。現在の市の推計により、増えていくのではないか。また、3月の最終日の市政報告で、市民の方々のご意見を十分にお聞きし、できる限り早い時期にとり進めたいと市長は言われましたが、財源確保のスケジュールによって、基本設計の変更もあり得るとありました。タイムスケジュールからいくと、どうされるのか。もう待てない時期に来ているのではないかと思います。改めてこのことについてお聞きいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
山崎議員の質問にお答えいたします。初めに、トマーレびばいについてでありますが、冬場の利用状況につきましては、延べ27団体、218人のご利用があり、稼働率につきましては、15.2%となっており、5月から9月までの夏場の稼働率28.9%のほぼ半分となっているところでございます。また、対応策につきましては、ウインタースポーツや屋内スポーツ、文化活動などの合宿をはじめ、インターンシップ事業、美唄サテライト・キャンパス協働事業にかかる学生の受け入れなど、多くの方にご宿泊いただくため、交流人口の増加に向け、取り組んでおります。各施策の担当課と連携を図りながら、多くの方にご利用していただきますよう、さらにPRを図ってまいります。次に、予約や申し込みの方法につきましては、各施策の担当課が問い合わせを受け、予約状況を確認し、申し込みを受け付けているところであります。次に、今後の活用方法につきましては、多くの皆様にご活用いただけますよう申し込み受付時におけるキャンセル待ちへのきめ細かな対応を行うなど、需要ニーズに応えられる施設として、検討を行ってまいります。いずれにいたしましても、この施設は、交流人口の増加に向けて、必要な施設であると考えているところであり、有効かつ効果的な運用に取り組んでまいります。次に、市立病院の建替え等についてでありますが、本年1月に基本設計を取りまとめ、2月に市民説明会を開催いたしましたが、急激な人口減少や長引く地域経済の停滞など、市を取り巻く社会環境に対する不安や税収の落ち込みなどによる財政悪化への心配から、事業推進に対する懸念の声が一部寄せられたところであります。このことから、市民との協働のまちづくりを進める上で、今後、数十年、市民の健康の拠り所として役割を果たす市立病院のあり方について、市民及び関係する多くの団体の方々と真摯に議論を深める時間が必要であると判断し、予定しておりました実施設計を延期したものであります。次に、今後のスケジュールについてでありますが、これまで、自治組織代表者会議やまちづくり地区懇談会、市民や各団体への説明会を開催し、議論を深めてきたところであり、その中でいただいた意見などを参考に、市民委員会において検討を行い、11月に提言をいただくこととしております。いただきました提言の内容につきましては、十分に検討を行い、総合的に判断をし、本年12月には方針を決めてまいりたいと考えているところであります。
再々質問 9番 山崎一広
自席から再々質問させていただきます。今お答えをいただきました。11月に提言をいただいて、12月には総合的に判断したいと言われました。ただ、まだまだ、建替えには反対する意見も少数でしょうけれどもあります。そんな部分、今後さらに市長の考えも含めて、市民説明会にいくのか。聞いているのは、南美唄ですとか、参加人数が少なかったところが多少あるかと思います。そんな部分も含めて、改めて、今後の病院のあり方も含めて、どのようにしていくのか。市長の考え、最終決意として、これだけ長くやった。先ほども申し上げましたが、説明会を続けたというのは、過去に例がなかったと思います。このような部分で市長の思いが市民に届くように、強く私は望むのですけれども、市長の考えがもしあればお聞かせいただきたいと思います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
市立美唄病院の建替え等についてでございますが、3月に実施設計を立ち止まってから、より多くの市民の皆さんとの意見交換を行ってきたことにより、病院の必要性につきましては、ご理解をいただけたものと受け止めているところであります。いずれにいたしましても、私といたしましては、市民の健康と、そして命を守るため、地域医療の確保に欠かすことができず、まちづくりの根幹になるものと考えており、将来の人口減少を見据えたコンパクトなまちづくりのスタートとして、最優先に取り組まなければならない重要な施策の1つであると考えているところであります。