みんなの議会

美唄市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月15日

(1)3月9日の災害について/(2)観光行政について/(3)教育行政について

2018年6月15日、美唄市議会の一般質問で、吉岡建二郎議員が「3月9日の災害について」「観光行政について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳、副市長 藤井英昭が答弁しました。

質問者
吉岡建二郎 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳、副市長 藤井英昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 吉岡建二郎

2018 年第2回定例会にあたり、大綱3点について、市長、教育長へ質問します。大綱の1点目、3月9日の災害について伺います。3月8日から9日にかけての大雨、そして融雪等により、全道の広い範囲で被害が発生しました。北海道の危機管理局の3月 10 日、11 時時点の発表の被害状況によりますと、美瑛町で1名がお亡くなりになられ、全道では、床上浸水が 28 件、床下浸水が 61 件発生し、各地で災害対策本部が設置されたとのことです。道路の通行止めも、国道で5路線7区間、道道で 17 路線 18 区間、高速道路で1路線1区間、また、JRは 140 本の運休が発生したとのことです。本市でも被害が各地で発生したと聞いています。そこで質問です。今回の災害に関しての本市の被害状況、そして、当日の対応について伺います。河川の氾濫が発生したその状況、道路の通行止めについて等、当日の対応をお答えください。また、災害が発生した原因について、本市ではどのように調査を行い、どのように把握をし、そして判断を行っているのか。今後の災害対策に関わってくる重要な部分です。詳細について伺います。あわせて、今後の対応についても伺います。今回の災害について、私は、市民から対応が遅かったとの話を何件か伺っています。実際、対応に不備はなかったのか。市民からの通報を受けた際に、適切に災害の状況把握をされていたのか。対策を講じることができていたのか。なぜ市民から対応が遅かったという意見が出てきているのか。今後の対応に向けて、当日の対応についての評価をどのように行っているのかを伺います。また、3月9日の災害、その中でも被害が非常に大きかった南一の沢川周辺、南美唄町中央通り4丁目、5丁目、6丁目付近の住民から、何件もの相談を受けています。市も被害の深刻さを受け、4月 12 日、5月28 日と、今回の災害について二度の住民説明会を行っており、私もその場に出席をさせていただいています。その際に、地域住民の方々から被害状況を聴取され、今後の対策・対応を検討されてきているものかと思います。私が地域住民の方々から相談を受けた際に、皆さんが口をそろえてこうおっしゃっていました。「今回の災害は人災である」と言っています。近隣の業者が除雪をした際、今回氾濫した南一の沢川に排雪、雪投げをしていたと言うのです。この地域住民からの指摘について、これは市にもしっかりと伝わっているはずですので、どのように対処をし対応しているのか、どのように調査をしているのかについて伺います。次に、二度の住民説明会で市の見解が一度目、二度目の間で変わった点について伺います。4月 12 日の説明会では、市の河川管理における責任はゼロではないと、今回の南一の沢川の氾濫の市の責任を認める発言をしていました。しかし、その後、5月 28 日の説明会では自然災害と判断し、災害について、市の管理責任に問題はなかった。市の責任はない。こういった趣旨の見解へ変わっています。見解が変わったことについて、そのいきさつについて伺います。大綱の2点目、観光行政について伺います。サイクルツーリズムに関してです。一昨年3月に閣議決定された北海道総合開発計画によりますと、北海道において、アジアの中でも特徴的で、また魅力的な観光資源を活かしながら、世界水準の観光地を目指し、サイクルツーリズム等の振興等により、広域的な観光周遊ルートの形成を促進することとされています。昨年5月には、自転車活用促進法が施行され、自転車を取り巻く機運が高まっているとのことです。国土交通省北海道開発局でもサイクルツーリズムを推進しており、まさに国を挙げての事業として進められてきています。その取り組みとして、受け入れ環境の充実、情報発信、サイクリストとのコミュニケーション、自転車走行環境の改善の3点を挙げ、これからますます力を入れていくという様子です。本市でも、以前より市長が中心となり、観光振興の一環としてサイクルツーリズムを推進してきています。そこで質問です。サイクルツーリズムに関して、これまでの実績、そして取り組みについて、例えばイベントの参加者数ですとか、その参加者からの意見、入込客数の実績、こういったものと、これまでのサイクルツーリズム推進に関わる取り組みについて伺います。また、その取り組みを踏まえて、サイクルツーリズム推進に向けた今後の展望をどのようにお考えになられているか伺います。あわせて、北海道開発局の取り組みの1つにありました自転車走行環境の改善があります。本市では、自転車走行環境の改善について、指定したサイクリングコースの路面整備状況はどのようになっているのか伺います。この点に関しては、観光のために自転車を気持ちよく走行していただけるようにするといった観光振興の側面というだけではなく、近年、全国で道路の整備不良による自転車事故に関する訴訟が行われています。実際に、中には地方公共団体が賠償を命じられているという事例が複数件存在します。サイクリングコースは路面整備状況に問題がないか確認をした上でコース設定を行ったのか。また現在、路面の状況は確認をしているのかを伺います。また、本市に来るサイクルツーリストが走行するのは、指定しているサイクリングコースだけとは限りませんので、市道の整備状況、自転車やロードバイクの通行しやすい市道の整備がなされているのかについて伺います。大綱の3点目、教育行政について伺います。小中学校でのスマートフォン、携帯電話等について伺います。2016 年の総務省通信利用動向調査で、13 歳から 19 歳のいわゆる若年層のスマートフォン個人保有率は、81.4%と非常に高い数値にあるといったことが出ています。1人に1台が限りなく近づいてきていると言えます。スマートフォン、携帯電話は、大変便利なツールであり、利用方法によっては、自分の世界を広げることができ、情報収集、そして、学習にも役立つものです。ですが反面、個人情報の流出の懸念、また、小学校、中学校ということですと、いじめのまさにその現場として、インターネット環境が整備されているスマートフォン、携帯電話が利用されること、また、スマートフォンや携帯電話を使った犯罪に巻き込まれるなど、さまざまな問題が出てきているというのも事実です。社会問題となっています。そこで質問です。本市の児童生徒のスマートフォン、携帯電話等の所有状況について、教育委員会では、どのように把握されているのかを伺います。また、学校現場でのルール、マナー、そして利用上のリテラシー等を含めた教育について、スマートフォン、携帯電話の教育は、児童生徒にどのように行っているのか。また、児童生徒だけでなく、その保護者に対しての啓発をどのように行っているのか伺います。あわせて、スマートフォン、携帯電話は、通信機器ではありますが、学校での学習の際には、そこまで必要となるものではなく、むしろ学習の妨げになるような場合があります。というのも、スマートフォンは、ゲーム機としての側面もありますので、このスマートフォン、携帯電話の学校への持ち込み、また、その学校へ持ち込みがされた際の管理について、どのような対応をされているのかを伺います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、3月9日の災害についてでありますが、ご答弁の前に、この度の災害により被害に遭われた市民の皆様方におかれましては、大切な財産を失うなど、大変なご苦労をされていることと思います。改めまして、皆様方のご心労に対し、また、被害に遭われたことに関し、心からお見舞いを申し上げる次第であります。それでは、議員の質問にお答えいたします。初めに、市内全域の状況についてでありますが、3月8日の午後 10 時から降り始めた降雨と気温の上昇により、融雪が進んだことから、市が管理する普通河川のうち、南一の沢川、十三号川、ビバイイクシュンベツ川、七号川の4つの河川で氾濫が発生いたしました。また、北海道が管理する河川につきましては、落合川が一時的に氾濫しましたが、すぐに水位は下がったところであります。なお、道路につきましては、共練町の学田橋から南美唄町旭町までの市道南美唄・入初線の一部が冠水したため、午前 10 時から午後4時までの間、通行止めにしたところであります。次に、南一の沢川の被害状況についてでありますが、北栄橋の上流側の東光寺の裏付近で溢れ、三井通りを経由して、新橋までの低い宅地へ雪の混じった氾濫水が濁流のように流れたことから、南美唄町中央通り4丁目から6丁目におきましては、床上浸水9軒、床下浸水5軒の被害が発生したところであります。市の対応といたしましては、10 時 30 分頃に市民から「家に水が入ってきそうだ」との通報があったことから、消防署へ救助等災害活動の出動を要請するとともに、災害応急対応に職員を派遣するなどの災害対応にあたったところであります。また、消防署の救助等災害活動としましては、浸水した家屋からの救助が3件で4名、排水活動が1カ所、流された灯油ポリタンクからの油漏れ処理が2件、それぞれ対応を行ったところであります。なお、救出した4名の方は、消防のマイクロバスに乗車していただき、うち2名の方は浸水解消後にご自宅に戻られ、そのほかの2名の方は、南美唄コミュニティセンターに一時退避していただきましたが、午後6時頃までには、ご自宅や知人宅に戻られたところであります。次に、災害応急対応といたしましては、重機による河川内における雪の除去作業と、雪混じりの濁流後の処理、土のう設置などの対応を行ったほか、美唄警察署により、通行止めなどの交通規制が行われたところであります。なお、午後1時 40 分頃には、床下浸水が解消され、午後3時 45 分頃には、道路除雪が完了したことから、三井通りの通行止めを解除したところであります。また、当日の午後7時 45 分から被災者宅を訪問して、被災者の安否について最終確認を行い、次の日には、被災状況の確認と水害時の状況やお困りごとなどについてのお話をお伺いするとともに、ごみ処理やし尿処理などの手続きについてご説明したほか、ご自宅に住めなくなった方につきましては、市営住宅へ居住いただく手続きを行ったところであります。次に、十三号川の被害状況につきましては、床上浸水が1軒、床下浸水が1軒の被害が発生いたしました。市の対応といたしましては、消防署による土のう設置と排水活動、重機による河川内における雪の除去作業を行ったところであります。次に、ビバイイクシュンベツ川と七号川の被害状況につきましては、倉庫の一部に被害が発生いたしました。市の対応といたしましては、重機による河川内における雪の除去作業を行ったところであります。次に、災害が発生した原因についてでありますが、降雨につきましては、3月8日の午後 10 時から9日の午後2時までに 47.5 ミリであり、この雨量は、過去 10 年間での3月のひと月に降る降雨量の平均値である 48.2 ミリに匹敵する大雨であることから、この時期としては、これまでに経験したことがないひと月分の雨が1日で降ったこととなりました。また、積雪につきましても、例年でありますと、この時期は 50 センチメートル程度の積雪量でありますが、今年は大雪のため、105センチメートルの積雪があり、さらに、気温につきましても、当日の最高気温は、平年値の 1.2 度を上回る 4.6 度となっていたところであります。このため、これらの降雨量と積雪量と気温の上昇などの要因が重なり、このたびの災害が発生したものと考えているところであります。次に、今後の対応についてでありますが、災害時には、初動体制が重要となってくることから、これまでも各種防災対応マニュアルに基づき、体制を整えてきたところでありますが、今後も市民の皆様からの情報収集に努め、現場の状況を把握し、各関係機関と情報を共有することにより、迅速かつ適切な災害対応に努めてまいりたいと考えております。また近年、気象変動の影響により、想定を上回る豪雨などによる大規模な災害が全国各地で発生していることから、市民の生命、身体及び財産を災害から保護するためには、行政による防災体制の強化はもとより、市民の防災意識の高揚を図るなど、万全な準備、体制の整備に努めてまいりたいと考えております。次に、南一の沢川で発生した災害についてでありますが、初めに、地域住民からの人災というご指摘につきましては、災害が発生した原因について、先ほどもご答弁させていただきましたとおり、降雨量と積雪量と気温の上昇が原因と考えており、自然の影響が大きく関与した特別な気象環境だったことから、自然災害と判断したところであります。次に、市の管理責任につきましては、融雪期での河川の管理は、過去に融雪で被害のあった河川を中心にパトロールを行い、河川が雪で閉塞していないかを確認し、雪割を実施するなど、対応にあたっていたところで、今年も8河川の雪割を実施していたところであります。当日は、大雨警報が発令されておらず、融雪期において、氾濫実績のない河川でありましたことから、河川管理者といたしましては、このように氾濫が起きてしまうことが予見できなかったものと判断しております。次に、二度の住民説明会で市の見解が変わった点につきましては、一度目の説明会で、管理責任はゼロではないとお答えいたしましたが、その後、内部におきまして、検討を重ねた結果、降雨量、積雪量と気温の上昇などの気象環境や市内を流れる七号川や十三号川など、数カ所の河川も氾濫していることから、総合的に判断して、先ほどお答えしたとおり、自然災害とし、二度目の説明会におきまして、市に責任はないとご説明させていただいたところであります。次に、観光行政について、サイクルツーリズムについてでありますが、初めに、これまでの取り組みにつきましては、平成 28 年度にサイクリングコースを設定し、市のホームページへ掲載するとともに、美唄サイクリングマップを作成し、主要施設に配布するなど、周知を図ってきたところであり、さらには、管内自治体や団体などとも連携し、サイクリングに関する情報の発信やイベントを開催するなど、サイクルツーリズムの取り組みを推進しており、最近では、市内の観光施設や農村地域でサイクリストを見かけることが増えてきていることから、少しずつ取り組みの成果が表れているものと考えているところであります。また、昨年開催されましたサイクリングイベントの参加状況を見ますと、北海道そらちグルメフォンドには 792 名、びばいカントリーライドには 115 名が参加しており、びばいカントリーライドの終了後のアンケートでは、「また参加したい」というご意見が 75%となっており、自由記載におきましても、「風景が良い」や「コースが走りやすい」など、高い評価をいただいたところであります。次に、これからの展望につきましては、本年4月にピパの湯ゆ~りん館にレンタルサイクルや宿泊室にサイクルハンガーを設置した新館がオープンするなど、サイクリング観光客の受け入れ環境の充実を進めているところであり、今後、本市のサイクリング環境や観光資源の積極的なPRに努め、さらなる交流人口の増加を図ってまいりたいと考えております。次に、サイクリングコースの路面整備状況につきましては、サイクリングコースは、平成 28 年度に実施したサイクリング等観光ルート形成・経済効果調査事業委託業務により設定したもので、美唄市の観光資源であります食の魅力などを活かし、ルートの検討を行いながら、サイクリングツアーに関する複数の専門家が、実際に自転車で走ることにより、走行の安全性、景観、休憩施設、誘導サインなどのさまざまな視点からご意見をいただき、コースを設定したところであります。コース設定した道路には、路盤改良を行っていない簡易舗装で整備した路線や歩道のある道路では、雨水枡にグレーチングの蓋が設置された箇所があるなど、サイクリングを行うロードバイクなどでは、一部走行しにくい状況も想定されますが、びばいカントリーライドなどのサイクリングイベントの開催とあわせて、市内サイクリングクラブとも連携しながら、コースの路面状況の確認や清掃を実施しているところであります。今後におきましても、サイクリングクラブなどから情報提供をいただきながら、サイクリストが走りやすいコースの維持にできる限り努めてまいりたいと考えております。次に、自転車の通行しやすい市道の整備につきましては、社会資本整備総合交付金など、有効な財源確保が困難なことから、数多くの路線整備を行うには、難しい状況となっているところではありますが、舗装によるオーバーレイやパッチングなどにより補修を行い、自転車に限らず、車両や歩行者が安全に通行できるよう努めているところであります。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えします。初めに、児童生徒の携帯電話やスマートフォンの所有状況についてでありますが、毎年度の調査は行っておりませんが、これまで実施した調査で申しますと、平成 25 年度調査では、小学校6年生で 37%、中学校3年生で49%でありましたが、平成 27 年度では、小学校6年生で 60%、中学校3年生で 77%となり、平成 30 年度調査では、小学校6年生で 47%、5年生で 50%、中学校で 76%となっており、年によって差異はありますが、小学校高学年で約半数、中学校では7割以上の所有率となっております。次に、児童生徒への情報モラル教育についてでありますが、市内小中学校におきましては、児童生徒に携帯端末からの不用意な書き込みや画像の送信は、個人情報の流出や思わぬネットトラブルに巻き込まれる危険性があることから、携帯電話会社等による専門家からの携帯安全教室を実施するなど、利用上のリテラシーを習得させる学校が増えてきているところでございます。さらに、平成 28 年度より、市PTA連合会が中心となって、自分の携帯番号やアドレスをむやみに教えないこと、夜9時以降は使用しないこと、携帯端末は自分の部屋に持ち込まないこと、必要のないサイトにはアクセスしないこと、悪口やネット上に個人情報が特定される言葉や画像を書き込まないこと、フィルタリングをかけることなどを携帯電話等の使用に関するルールとして作成し、すべての小中学校において、携帯端末のルールやマナーとして活用しているところであり、このルールについては、保護者に向けても啓発活動を行っているところでございます。次に、学校への持ち込みにつきましては、校則など明確化されたものはありませんが、市内すべての小中学校で、携帯電話等は授業に必要ないものとしており、基本として、携帯電話、スマートフォンを学校に持ってこないという指導と、保護者への協力を依頼しているところでございます。しかしながら、放課後の習いごとや少年団活動などで必要な場合や位置情報付きの携帯電話等を持たせたい保護者には、学校に申し出ることによって承認し、その場合は、職員室で下校まで机の中に入れて大切に保管する学校や、放課後まで使用しない条件で持ち込みを認めている学校もあるところでございます。

再質問 2番 吉岡建二郎

自席より再質問いたします。3月9日の災害について、本市の被害状況について確認させていただきましたところ、人的被害ですとかけがをされた方、ましてお亡くなりになられた方がいらっしゃらないという状況で、その点に関しては大変幸運だったのではないかと思います。ただ、家への被害などがあったということですので、そこに関しては、今後、市としてもしっかり対応していっていただきたいと考えます。質問になりますが、的確な初動態勢をとるためには、災害対応にあたる際に、危機管理対策室、それと、他の関係機関、消防署ですとか警察、他に可能性としては、災害時ですので自衛隊も可能性はあるのかもしれませんけれども、そういったところと各機関が必要とする情報が、どういったものが必要なのか事前に相互間で整理を行っていく必要があるのではないかと考えます。それについてどのようにお考えかを伺います。また、行政による防災体制の強化、そして市民の防災意識の高揚についてということですが、具体的には、現状どのような取り組みを行っていくのか伺います。そして、南一の沢川で発生した災害についてです。これについては、他の所と同じような原因でお考えになられているようですが、私も述べましたとおり、人災だという指摘、業者による雪投げが河川に行われていたという点から、他の所と原因を一緒くたにして考えるというのは適さないのではないかと思われます。今ほど市長の答弁では、河川への雪投げ、排雪という事象を全く考慮に入れていない判断をされています。住民説明会では、市側の調査で、近隣の業者2件が、河川への雪投げをしていたということを認めたとお話しになられていました。なぜこの事実が今回、判断材料から排除されるのでしょうか。また今回、先ほど私の質問の最初に述べましたとおり、全道で3月 10 日、11 時の時点で床上浸水が 28 件、床下浸水が 61 件ですので、何と南美唄中央通り4丁目、5丁目、6丁目、南一の沢川の氾濫で全道の床上浸水のうちの3割以上、床下浸水のうちの1割以上が、このピンポイント1点でのみ発生しているということになります。こういった判断材料も検討せずに、自然災害と断定する、これはないのではないかと思います。さまざまな判断材料が今ありますので、その調査検討が足りていないと感じます。市側が自然災害と断定するのであれば、断定できる明確な理由をご説明いただくか、もしくは自然災害だという断定をいったん撤回し、もう一度徹底的な調査を行った後、どういった原因があって、特にこの南一の沢川の氾濫が起こったのか。こういったことを調査していくことを求めますが、市長のお考えはいかがでしょうか、伺います。また、市の管理責任についてですが、南一の沢川は、私が伺ったところ、市の管理河川だと聞いております。市の管理河川の管理責任、氾濫して、それも今述べましたとおり、人的な何らかの力があって氾濫したかもしれない、そういった状況があるにも関わらず、管理責任はないと、とても信じられないご答弁です。また、その答弁の中で、予見という言葉が出てきました。予見の可否、可能だったか、できなかったかということで、管理責任があるかないか決まるということであれば、予見をするための事前の手立てというものは、しっかりとるというのが当たり前の管理者の義務だと私は考えます。今回氾濫した南一の沢川に関しては、冬期間のパトロールを行っておられないと、これは住民説明会の中でもお答えになられておりました。パトロールを行っていない河川で予見ができるのでしょうか。予見をしようにも、その予見するための材料が手元に全くない状態だったのではないかと考えます。予見するための行動を事前に起こさずにしていて、そして予見ができなければ、管理責任はない、問われることがないと、このようにおっしゃるのであれば、何もしなくても責任がないと言い逃れをすることと同一ではないかと考えるんですが、この点について市長の考えを伺います。また、住民説明会での見解の変化についてですが、答弁の中で、総合的に判断をしたと、その結果とありました。その総合的な判断とは、どういった根拠があって、総合的な判断に今のお話でなるのかがいまいち理解できません。何を根拠とした総合的な判断なのかを伺います。観光行政、サイクルツーリズムについてです。入込客といいますか、イベントに参加された方からは、75%がまた参加したい、風景が良い、コースが走りやすいと、高い評価をいただいたということで、このサイクルツーリズムの取り組みについて、今後、非常に高い効果が出てくるのではないかと感じます。ぜひ、この評価を下げることなく、どんどん上げていっていただきたいと思うのですが、路面の整備状況についてなんですが、実際に利用をされている方々の生の声を多く集めていくということが、一番生きた情報を集めることにつながると考えます。それによって、効果的な対処を今後行っていけると思うのですが、ぜひイベントなどに参加される市外から来られる方々も含めて、例えば、そのイベントの開催時ですとか、そういったときに参加者に対して、コースの路面状況も含めたアンケート調査を行っていくと生きた情報を得られるのではないかと考えます。その点に関しての市長の考えを伺います。また、市道の整備についてですが、サイクリングで観光振興を行い、人を呼ぶのであれば、可能であれば地方創生推進交付金の予算を市道の整備、良好な道路環境の整備に充てていくことができないのかと、このように考えます。道路整備に関しては、市長もご存じのとおりかと思いますが、市民からはたびたび美唄市の道路状況が良くないと苦言をいただきます。観光振興のための整備を行うことができれば、これは市民の要望にも応えることができ、一石二鳥となるのではないかと考えます。この点についての市長の考えを伺います。教育長に、小学校、中学校でのスマートフォン、携帯電話等について、本市で、小学校高学年で約半数、中学校では7割以上の所持率、保有率となっているということで、多くの児童生徒がスマートフォン、携帯電話を持たれているというご答弁でした。こういったことから、やはりルールやマナー、リテラシー、そういったことについて、積極的な学習の取り組みを継続されていくことを望みます。ぜひとも続けてください。あわせて、最近、スマホ依存、またはスマホ依存症という言葉を耳にするのですが、スマートフォンに依存し、日常生活に支障を来すようなことになることを差すようです。一説には、若年層の約7割がスマホ依存を自覚しているというような話も出てきます。本市において、このことについて、児童生徒または保護者への依存防止の啓発を行っているのかについて伺います。また、学校への持ち込み管理についてですが、預かり、保管の際に破損・紛失といったことが起こった際の対応ですが、決して担当の教員の方が個人で預かるというものではないかと思いますので、そういった方々の単独の責任になってしまうことがないような対処が行われているのかについて伺います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、災害時の初動体制についてでありますが、これまでも、いち早く現場の状況を把握し、関係機関との連携による災害対応に努めてきたところでありますが、今後につきましても、市民などからの的確な情報の把握に努めるとともに、関係機関との必要な情報共有や連携の強化を図るなど、迅速かつ的確な対応に努めてまいりたいと考えております。次に、防災体制の強化や市民の防災意識の高揚についてでありますが、災害時の職員活動マニュアルなど、各種防災対応マニュアルの見直し、新たな職員の防災・危機管理に関する人材の育成による防災体制の強化や自主防災組織の設立、町内会等への出前講座の開催、防災訓練の実施、学校における防災教育、広報紙メロディーなどによる防災意識の高揚等に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。次に、自然災害といえる詳しい理由についてでありますが、先ほどもご答弁させていただきましたが、災害時の発生原因につきましては、降雨量と積雪量、それから気温の上昇が原因と考えており、自然の影響が大きく関与いたしました特別な気象環境だったことから、自然災害と判断したところであります。一方で、地域住民の方が川に雪を捨てていたという証言もありますが、そのことが、今回の氾濫に起因したという合理的な立証ができない状況の中で、人的災害と認定するのは難しいものと考えております。次に、予見するための手立てをとっていなかったことにつきましては、融雪期におきまして、氾濫実績のない河川でありましたことから、河川管理者といたしましては、このように氾濫が起きてしまうことが予見できなかったところであり、責任はないと判断したところでございますが、今後におきましては、このたびの事象を教訓に、河川巡視の強化を図るなど、検討してまいたいと考えております。次に、総合的に判断した結果につきましては、これも繰り返しになりますが、先ほどもお答えしたとおり、自然の影響が大きく関与いたしました特別な気象環境や市内を流れる数カ所の河川につきましても、氾濫していることから、自然災害と判断し、市に責任はないとご説明させていただいたところであります。次に、サイクリングコースの路面状況に関するアンケート調査についてでありますが、本年度も市内において、びばいカントリーライドが開催されますことから、当イベントの実行委員会と連携しながら、コースの路面状況について、参加者に対してアンケート調査を実施するなど、サイクリストが走りやすいコースの維持にできる限り努めてまいりたいと考えているところであります。次に、地方創生推進交付金の予算の確保についてでありますが、地方創生推進交付金は、道路整備のようなハード事業への補助はないため、ソフト事業との組み合わせで実施することになり、ソフト事業のみによる場合に比して、設定するKPIの十分な向上が見込まれるものが対象となっているところであります。ただし、ハード事業費とソフト事業費の割合が概ね5割とならなければ対象とならないことから、ハード事業費と同様なソフト事業費が必要となり、有利な財源として活用することは、極めて難しい状況となっているところであります。なお、平成 29 年5月1日に自転車活用推進法が施行され、自転車活用の推進を図るため、国土交通省に自転車活用推進本部が設置され、関係省庁との緊密な連携・協力が図られることとなっており、今後、新たな制度の創設など、国の動向を見極め、対応してまいりたいと考えているところであります。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。スマートフォン依存、俗に言うスマホ依存防止に向けての啓発についてでございますが、スマホ依存の一般的なものといたしましては、トイレや風呂に持ち込むこと、家族や友達といるときも画面を見ること、食事中も手離さないこと、対面しても会話ができないこと、スマホがないと落ち着かない、不眠症、ドライアイ、疲れ目などが事例として挙げられているところでございます。スマートフォンや携帯電話については、保護者と子どもが共通の認識で使用することが必要であることから、各学校では、児童生徒には、特別活動や保健の授業等で、保護者には、児童生徒と一緒に携帯安全教室を開催しているほか、保健室だより等において、一般的な例を挙げて説明するなど、児童生徒・保護者の両方に啓発しているところでございます。また、携帯電話やスマートフォンの校内への持ち込みについてでございますが、各小中学校とも原則、学校に持っていかないよう保護者にお願いしているところでありますが、家庭や児童生徒の事情で、どうしても持ち込まなければならない場合、児童生徒が自己管理する学校や、朝から放課後まで職員室の鍵のかかる机の引き出しに保管している学校があるところでございますが、いずれの場合も、校内で使用しないことや破損・紛失の保護者責任を明確にした届け出を受けて、携帯電話・スマートフォンを管理しているところでございます。

再質問 2番 吉岡建二郎

はい、あります。

再質問 2番 吉岡建二郎

自席より質問をさせていただきます。3月9日の災害について、南一の沢川で発生した災害についての部分ですが、今ほどの市長からのご答弁の中で、河川への雪投げは今回の災害との合理的な関係、関連というものを立証できないというご答弁をいただきました。まず、そもそもですが、河川への雪投げというのは違法行為ではないかと私は思うのですが、そこの点をはっきりさせていただきたいと思います。あわせて、今回、河川への雪投げがあったかどうかということであれば、先ほど、私の質問の中でも述べさせていただいたとおり、市からの説明で、住民説明会の中で、2件の業者が認めたという調査があるという事実がありますよね。それをなぜ判断材料とされないのかというのがわからないところです。ですから、自然災害と断定できる明確な理由を説明されたということにならないかと考えます。また、先ほど私が質問でも述べましたとおり、本市の床上浸水、床下浸水、特にそれが南美唄町中央通り4丁目、5丁目、6丁目、その1点でのみ、北海道全体、3月 10 日段階で把握されていたものの3割にも上る数が発生していたと。この事実に関してどのようにとらえているのかということは、お答えがありませんでした。道内では、警報が出されるほど雨が降り、雪解けというところがありましたし、3月8日段階で、札幌管区気象台からは、そういった融雪、大雨による被害が予想されるといったことが出されていたはずです。美唄市は警報ではなく注意報だったにもかかわらず、警報が出された他の自治体よりも大きな被害が発生しています。それも何度も述べますが、たった一部の地域でです。この異常性というものをどのように認識されていらっしゃるのかをお答えいただいておりませんでしたので、その点のお答えをいただきたいと思います。さらに、管理責任、予見というところに関してですが、これは、私がいろいろお調べいたしまして、このような言葉があります。「予知するために予見する。予見するために観察する」オーギュスト・コントという 19 世紀のフランスの哲学者の言葉です。私が申し上げたいことはここに入っています。美唄市は、管理責任のある河川での災害を予見するために観察を怠っていたのではないかと。さらにつけ加えますと、ビジネスにおいての言葉でも、予見可能な危機ということに関しての考え方があります。民間の経営者出身であられる市長であれば、ご理解いただけるのではないかと思うのですが、予見可能な危機というのは、認識の不足、そして注目の不足、さらに対応の不足によって生じる。こういった考え方があります。認識が不足していて、そのことをわかっていないと予見可能な危機、これが発生して実際に災害になってしまう。これはビジネスだけではなくて、行政においても同じことが適用できるのではないかと思います。今回においては、注目することもされず、対応もされていなかった。なぜか。認識が足りていなかったからです。こういった場合には、ビジネスでは組織のトップが責任をとることが通常かと思います。市の責任というものが、この認識の不足という部分につまっているのではないか。このことに関して、どうお考えになられるのか、ご説明・お答えをいただきたいです。それと、サイクルツーリズムに関して、非常によくわかりました。地方創生推進交付金が、なかなか使いづらいというものなので、ぜひとも、新たな制度の創設、そして国の動向を見極めるのと同時に、市長から道路整備に利用しやすい補助金の整備など、そういったこととを国や道に今後求めていっていただきたいと思います。このサイクルツーリズムに関しては、答弁は求めませんので、南一の沢川で発生した災害についての部分、ぜひご答弁をよろしくお願いします。

答弁 副市長 藤井英昭(副市長は2018年6月まで)

答弁準備のため、若干お時間をいただきたいと思います。議長において、お取り計らいをよろしくお願いいたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

答弁準備に時間をいただき、ありがとうございました。吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、川への雪捨てについてでありますが、南一の沢川につきましては、普通河川でありますことから、河川法に準じました市の普通河川管理条例を制定し管理しております。この中で、条例第7条第2項に普通河川に土砂又はごみ、糞尿、鳥獣の死体、その他汚物、若しくは廃物を捨てるなどの行為をしてはならないとされております。雪につきましては、廃物にあたるところでございます。なお、毎年1月号の広報紙メロディーにおきまして、川に雪を捨てないように周知を図っているところでございます。また、雪投げを認めた業者がいるということにつきましては、警察に相談をさせていただきましたところ、雪を投げ入れた業者や雪の量が特定できるような写真など、証拠になるものがなければ、告訴を受理することができないとのことでありましたので、雪投げをした業者に対しての責任追及も難しいものと考えております。2つ目の予見が可能であるかどうかについてでありますが、ご指摘のとおり、予見が可能であった場合、対策を講じなかった場合は、過失があったとみなされると認識しておりますが、今回の場合、気象庁による気象予報では、本市においては、強風、融雪、洪水、なだれ注意報が発令されておりましたが、警報、特別警報等が出されていなかったため、これまで同様に過去に氾濫実績のある河川を中心に対応をしていたところでございます。なお、災害原因の合理的な解明につきましては、国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所に相談をさせていただいたところ、氾濫前の河川の状態がわからないことから、全て仮定での推測になるとのことで、人的災害を合理的に判断することは難しいものと伺ったところであります。

再質問 2番 吉岡建二郎

4度目の発言の許可をいただき、ありがとうございます。今ほどの答弁に関してですが、川への雪投げ、これは明確に条例で違反であるということをご説明いただきました。また、証拠がないと告訴をすることはできないということもご説明いただきました。証拠がない理由というのは、どこにあるのでしょうか。それは次の予見についてのところにも関わってくるかと思います。美唄市では、河川の氾濫について、気象情報のみで予見を行っているという形での今の答弁だったと認識しております。特に南一の沢川に関しては、パトロールをしていないという状況にありますから、南一の沢川の実際の状況を知ることはできていなかったということです。氾濫前がわからないということの原因は、市がパトロールをしていなかったこと、これに尽きるというところを指摘させていただきます。質問をいたします。5月 28 日の説明会での住民の切実な訴えを市長は聞かれたかと思います。自宅に住めなくなり、市営住宅に今住居を構えている方がいらっしゃいます。その方は、春先になれば、家庭菜園を行いたいと言っていました。それもできなくなった。魂が抜けたようだ。3月9日の前に戻してもらえるなら戻してほしいと、このような訴えをされています。非常に心に来るものがあります。さらには、災害に遭われて、その住居に住めないと判断された方の中には、美唄市から転出された方もいらっしゃいます。それで、5月 28 日、市長はその説明会において、被害者の方々に「被害者に寄り添って、何ができるか、今後できる限りの対応をしたい」と力強くお答えになりました。また、その場で、私も市長に対して、「徹底的な調査・対応を最後まで行うのか」という趣旨の質問をいたしましたところ、市長は「行う」とこれも力強くお答えいただいております。徹底的に行うとおっしゃったのであれば、まず自然災害かどうか、その部分から徹底的に行う必要があると私は考えたため、今日の質問をいたしました。質問の本題ですが、この被害者に寄り添って、何ができるか、今後できる限りの対応をしたいと、その言葉に偽りがなければ、今日のように特定の事象が入っていないような答弁ですとか、同じ文言の繰り返しの答弁、そういったことにならないと思います。まさか、その2度目の説明会の際に、市長が力強く発言されたこのお言葉、もう既に総合的な判断などによって、この考えが変わってしまっているということはないですよね。そのことについてだけお答えいただきたいです。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。2回目の市民説明会のときに、確かに私は、そのような発言をさせていただきました。私といたしましては、被害に遭われた方々の心情を思うときに、何か他に支援はできないものかと、これまでもいろいろ検討を重ねてまいりましたが、現行制度の中では、なかなかそれを見出すことができない、このような結果になったことに関しては、大変申し訳なく思っております。今後におきましては、この教訓を踏まえ、万が一、発生した場合の災害に備え、緊急支援、復旧、そして復興などにおいて、災害直後から復興までの時間の経過や生活の場の変化に伴い、人々の生活や心身の状況、ニーズの変化など、さまざまな段階や局面において、可能な限り、最速・最適な支援を行える新しい仕組みづくりを構築し、あらゆるネットワークの力で災害に立ち向かい、安全な暮らしを支える地域づくりを確立することで、被害に遭われた方々に、しっかりとこれまでどおり寄り添っていきたいと考えているところでございます。

出典:美唄市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月15日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる