美唄市議会 平成30年第1回定例会 2018年3月7日
(1)福祉行政について/(2)公共交通について/(3)地域医療体制について
2018年3月7日、美唄市議会の一般質問で、川上美樹議員が「福祉行政について」「公共交通について」「地域医療体制について」について質問し、市長 髙橋幹夫が答弁しました。
- 質問者
- 川上美樹 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 川上美樹
平成 30 年第1回市議会定例会におきまして、大綱3点について、市長にお伺いいたします。大綱1点目は、福祉行政についてです。本市におきましては、既に 53 年前に全道で7番目といわれる障がい者支援施設ができ、障がい者支援については、自治体と市内事業者、また、障がい者支援施設の努力において積極的に推進され、大変誇れる歴史があり、現在も同様に推移していると感じているところであります。美唄市における障がい者の全体的な状況としては、総人口が減少する中で、知的障がい者・精神障がい者の増により、その合計は、総人口に占める割合が上昇し、平成 28 年では、1割を超えました。障がい者プラン第4期計画においては、平成 29 年度末には、施設入所者数を平成 25 年度と比較して4%以上削減することや、地域生活への移行目標値としては6%を目指すこと、福祉施設から一般就労への移行者は、40%の増加割合と見込みました。そこで1つ目として、平成 27 年から今年度末までで策定した障がい者プラン第4期計画について、どのような評価であったのか、また、残された課題等については、どのようなものがあるのか。次に、2つ目として、平成 30 年度からの障がい者第5期計画(素案)が示されていますが、その重点項目はどのようなものを考えているのか、市長に伺います。大綱2点目は、公共交通についてです。本市では、平成 28 年度に美唄市地域公共交通網形成計画を策定し、昨年秋には、短期実証運行を行ったことと思いますが、そこで、この度実施された実証運行についてお伺いします。1つ目は、市民バス東線、美自校バス新南美唄線、市民バス西線の運行について、どのような内容で実証運行を行ったのか、また、その周知方法についてどうだったのか、お伺いします。2つ目は、計画では、乗り継ぎ拠点の設置や無料送迎バスとの一元化について検証を行うこととしておりましたが、今回の短期実証運行におけるその実施状況について伺います。3つ目は、実証運行中にアンケート調査を実施していたようでありますが、その結果について伺うとともに、今後の取り組みについて市長に伺います。大綱3点目は、地域医療体制についてです。まず1つ目として、在宅医療について伺います。平成 30 年度は、介護報酬と診療報酬が同時改定される6年に一度の重要な年度です。いわゆる団塊の世代が 75 歳以上になる 2025 年以降を見据え、質が高く、効率的な医療提供体制を構築するものです。住み慣れた地域で最期まで暮らせる仕組みづくりを掲げており、介護と連携して在宅医療を強化しようというものです。そこで、2点伺います。1点目は、平成 30 年度における診療報酬改定における在宅医療についてです。在宅医療の強化について国は取り組むことになりましたが、本市においては、どのような体制でのぞむ考えなのか。2点目は、在宅医療にかかわる医療と介護の連携体制等についてです。診療報酬改定に伴い、今後の在宅医療にかかわる医療と介護の連携体制の強化について、また、在宅や施設での看取りについて、どのような体制を考えているのか、市長に伺います。次に2つ目として、新病院・保健福祉総合施設の建設について伺います。基本設計が終了し、市民説明会も終わりました。これまでも、議会において、設計に関する改善提案をしたり、市民説明会においては、病院建設そのものを白紙撤回する意見、また、「現状の市立美唄病院の状況を踏まえたサービス体制が不安だ」、「市民から愛される病院となれるのか疑問である」、「今後の人口推計を考え、病院を身の丈にあった見直しをした方が良いのではないか」、「財源確保を明確にし、市民に分かりやすく情報提供すべきである」など、厳しい意見も出されました。このようなことも踏まえ、現在まで行ってきた基本設計から見える課題として、どのようなことをとらえているのか、また、実施設計において、現在まで行った議会での議論や、市民説明会でいただいた意見について、どのように実施設計に反映していく考えなのか、市長に伺います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
川上議員の質問にお答えいたします。初めに、福祉行政について、障がい者プラン第4期計画の検証についてでありますが、この計画は平成 27 年度から 29 年度までの3年間が計画期間となっており、障害福祉サービスの利用の相談、生活相談及び支援体制の構築、入院・入所者の地域への移行支援及び就労の支援に取り組んできたところであります。これらの評価といたしましては、相談体制については、計画期間中に障害福祉サービス利用のための支援計画書作成の義務化があり、平成 28 年度におきましては、目標値 345 件に対し、利用者の実績で 342 件となっており、相談件数は年々増加傾向にあり、また、地域移行支援では、6人の目標に対し3人の方が地域に移行し、一定程度の目標が達成されたものと考えているところであります。次に、就労の支援につきましては、岩見沢管内ハローワークの平成 28 年度の数値によりますと、障がい者の雇用者数は 195 人、実雇用率で 2.77%となっており、障がい者雇用率を達成する企業は 35 企業で、達成割合も67.3%と全道のハローワークの中でも高く推移しており、このほか、就労支援型の作業開始人数も増加となっているところであります。この要因といたしましては、障害者優先調達法の施行に伴い、国や地方公共団体等の公的機関が率先して、障害者就労施設等への仕事の発注を優先すると規定されたことや、市内に就労継続支援事業所が新規参入したことで就労機会が広がったものと考えているところであります。次に、課題といたしましては、施設入所者や入院患者の地域移行支援におきまして、障がい者の高齢化や障がいの程度の重症化及び精神疾患特有の病態から、生活訓練や社会体験の実施が十分に行き渡らないことや、地域に移行した後の生活支援や就労定着におきまして、それを支えていく体制の強化が求められていることが挙げられます。次に、これまでの評価や課題を踏まえて、第5期障がい者プランの重点項目についてでありますが、主なものといたしましては、1つ目に、障がい者の特性に配慮したきめ細かな相談と支援体制の充実、2つ目は、円滑な地域移行支援、3つ目に、就労支援の拡充を掲げるほか、さらに、新たに項目を加え、4つ目として、スポーツや文化芸術による社会参加の促進を図り、障がい者の活動支援について取り組んでまいりたいと考えております。次に、公共交通について、短期実証運行の内容と周知方法についてでありますが、市民バス東線は、現在、運行している路線を延長し、新たに総合体育館と総合福祉センターを加えるとともに、駅への乗り入れ回数を増やす目的として、駅を中心とした八の字運行とし、運行便数につきましては、平日 22 便、土日・祝日 10 便として運行したところであります。次に、市民バス西線は、1日4往復運行している進徳拓北線を1便目と4便目を残し、2便目と3便目を民間で運行する南美唄線で補完して運行したところであります。次に、南美唄線は、従来までの美唄駅と南美唄6丁目を往復する路線を見直し、市民バス西線の進徳拓北線で運行しておりました進徳地区を路線に加え、東側は、聖華高校まで経由する美唄駅を中心とした八の字運行の環状方式とし、運行便数につきましては、平日13 便、土日・祝日 11 便として運行したところであります。なお、このたびの実証運行の周知方法につきましては、開始2カ月前となる8月号の広報紙メロディーに周知チラシを折り込むとともに、市ホームページに路線図や時刻表を掲載するなど、実証運行開始の周知を図ったところであります。次に、乗り継ぎ拠点の設置と無料送迎バスとの一元化についてでありますが、初めに、乗り継ぎ拠点の設置につきましては、地域公共交通網形成計画では、実証運行の実施にあわせて、美唄駅西口の1階部分を利用し、各バス路線の時刻表及び路線図、利用案内、各種チラシ、休憩施設等を仮設で設置することとしておりましたが、実証運行の実施期間が短期間でありましたことから、実施には至らなかったところであります。今後、有効な手法の検討を行い、設置に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、無料送迎バスとの一元化につきましては、計画策定当初は、南美唄線についてもゆ~りん館への乗り入れを計画していたことから、路線が競合することになる南美唄地区を週1回運行している無料送迎バスとの統合が可能と考えておりましたが、住民説明会を行った際に、ゆ~りん館経由便は必要ないとの意見が多く寄せられたことから、無料送迎バスとの一元化につきましては、実施しなかったところであります。次に、実証運行時に実施したアンケート調査の結果についてでありますが、市民バス東線及び市民バス西線を含めた南美唄線の双方で実証運行についてのご意見を伺うアンケート調査を 11 月 13 日から 12 月8日の期間において実施したところであり、市民バス東線につきましては 30 件、市民バス西線及び南美唄線については 47 件の回答をいただいたところであります。この度の実証運行に関する利用者の満足度につきましては、市民バス東線では、「非常に満足・やや満足している」と回答された方は4人で 14%に対し、「やや不満・非常に不満」と回答された方は 25 人で 83%となり、市民バス東線を利用する多くの方が、今回の実証運行の運行方法について不満を感じたとの結果になったところであります。次に、市民バス西線及び南美唄線の満足度につきましては、43 人の方から回答をいただき、「非常に満足・やや満足・普通」と回答された方は 22 人で 51%、「やや不満・非常に不満」と回答された方は 21 人で 49%となり、南美唄線の路線変更につきましては半数の方から理解をいただいたものの、一方で半数の方は不満を感じている結果となったところであります。これらのアンケートの結果を踏まえ、さらには利用者の皆様からいただいた意見を参考にしながら、より市民の皆さんが利用しやすい公共交通路線の確立に向け、取り組んでまいりたいと考えているところであります。次に、地域医療体制について、在宅医療についてでありますが、このたびの改定における基本方針としましては、質の高い在宅医療・訪問看護を確保するとされており、求められる機能といたしましては、退院支援、日常の療養支援、急変時の対応、看取りについて、多職種連携を図りながら、体制を整備していくこととされております。このため、市立病院におきましても、多くの医師が訪問診療に関わるほか、訪問看護室を設置して、日常的に在宅医療の支援に努めており、昨年 11 月には、在宅療養支援病院の届け出を行い、24 時間連絡可能な体制を確保したところであります。今後は、専従の看護師を配置するなど、さらに機能強化を図ってまいりたいと考えております。次に、医療と介護の連携体制の強化についてでありますが、この度の改定で、入退院時の医療機関と訪問看護との連携や訪問看護ステーションと関係機関の連携強化などが示されたほか、看取りの推進として、訪問診療の主治医とケアマネジャーの連携強化や特別養護老人ホーム等におけるターミナルケアの評価などが示されております。市立病院におきましては、これまでも看取りは行っているところであり、今後も関係機関との連携体制の強化を図ってまいりたいと考えております。次に、基本設計における課題についてでありますが、昨年3月に策定しました基本計画において算出した概算事業費につきまして、労務単価の上昇や解体におけるアスベスト処理などにより、高騰が見込まれる状況となり、コストの削減等についても検討を重ねてまいりましたが、結果として、建設事業費が増額となったことや財源の確保などが課題となっているところであります。次に、実施設計に向けての考え方についてでありますが、議会議論にありました建物の構造、形状、仕上げの考え方やランニングコストの抑制など、また、市民からご要望がありました外来患者のプライバシーの確保などに十分配慮するとともに、今後、建築物価が上昇する可能性がありますことから、構造及び設備等の仕様書を具体化して、経費の積み上げを行い、建築物価動向も踏まえ、事業費を積算、精査し、抑制に努めるとともに、有利な財源の確保に努め、市の財政負担を可能な限り抑えるよう取り組んでまいります。
再質問 4番 川上美樹
自席より再質問いたします。まず、大綱1点目の福祉行政について伺います。1つ目ですが、市内に障がいを持たれている方がどのくらいいて、実際にどの位の方が就労されているのか、今後の在り方を考えるときに、市としては、しっかりと把握するべきと思いますが、このことについてはどうか。2つ目ですが、平成 25 年から障害者優先調達推進法による、障がい者就労支援施設から物品やサービスの調達を優先的に行うということについて、今後、さらに拡大すべきと考えますが、本市役所内の実績はどうなっているのか。3つ目ですが、最近では、就労継続支援A型事業所の閉鎖が相次いでいる状況がマスコミで報道されておりますが、本市におきましては、A型事業所も存続していること、昨年8月には、B型の施設が新たにでき、精神障がい者を対象に、パソコンでのデータ入力作業を 12 名の採用で行っていると伺っており、関係各位の努力が伺えます。今後としては、本市においても、生産年齢人口における精神障がい者などの増加がみられることから、就労支援については、引き続き広げるべきと考えます。札幌市の事例ですが、8年ごとに行われる水道メーター取替えの作業やその分解などを障がい者の就労として行っているとのことで、私は、社会との繋がりを持つため、また、少しの時間でも就労機会を得ることで、日々の生きがいや喜びも生まれると思います。市内在住の障がい者の状況を把握し、その就労支援について、あらゆる方面から増やすよう検討すべきと思いますが、市長のお考えを伺います。次は、大綱2点目の公共交通について伺います。市民の方から「プールに行きたいが、バスで行くことができない」、「菜の花通りにバスが通っていない」等の声が、私の元に届いています。また、その逆に、「バスが走っているのを見かけるが、バスの乗客が少なく見える。今後が心配だ」、との声も多く聞かれます。市民生活に密着したバス路線を運営するには、さまざまな方からのご意見や要望をくみ取って路線や時刻表を設定していくべきとは思いますが、現状では市民の皆さんからのご意見全てを叶えることは難しいことと思います。通勤や通学に利用されている方にとっては、決まった時間に目的地に着かなければいけないとの理由があるかとは思いますが、買い物や通院に利用される方は、バスの時刻に合わせて買い物に出かけるとか、バスの到着時間に合わせた病院の予約をするなど、利用者としてもできることがあると思います。私もバスを見かけたときに、乗客が少ない時が見受けられますことから、バスの運行について、さまざまな検討が必要だと感じております。いずれにいたしましても、市民の生活に密着したバス路線の見直し等については、市民の皆さんの協力をいただきながら計画を練っていく必要があると思います。そこでお尋ねしますが、利用者の方からいただいた意見などから、今回の短期実証運行の実施に伴い見えてきた課題と、その対応方法について伺うとともに、さらには、美唄市として、今後の公共交通について、どのようなあり方が、より市民ニーズに合ったものとなるのか、利用率や満足度を高めるためにどのように考えているのかを市長に伺います。次に、大綱3点目の地域医療体制について伺います。1つ目の在宅医療について伺います。今ほどご答弁いただきました在宅医療にかかわる取り組み状況について、また、さらには、在宅看取り対応など、理解できますが、果たして市民の方々は、どの程度認識されているのか、私としては、取り組みに対する認識は薄いのではないかと思います。今後、しっかりと情報提供する体制を進めるべきと考えますが、市長の見解を改めてお示し下さい。2つ目の新病院・保健福祉総合施設の建設について伺います。建設費の高騰が示され、多くの市民が、不安になっています。以前のような市立美唄病院の大きな赤字により、職員給与の削減や市民サービスの低下が、また起こるのではないかという不安です。今後、建設コストの削減を図るとともに、一例として、光熱費などのランニングコストの低減に向けた設計の考え方などはあるのか市長に伺います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
川上議員の質問にお答えいたします。初めに、本市における障がい者の数と就労状況についてでありますが、平成 28 年度末時点で、身体障害者手帳や療育手帳、精神保健福祉手帳を所持する方が 2,389 人となっており、うち 18 歳から 64 歳までの就労可能とする障がい者の方は 881 人であり、その中で、一般企業で就労を開始した方が5人、就労継続支援事業所の福祉的就労を開始した方が146 人で、合計 151 人となっているところであります。次に、市役所における物品調達の状況につきましては、平成 25 年度より、美唄市障害者就労施設等からの物品調達等方針を定め、庁内 10 カ所の部署で、清掃や寝具及びタオルの洗濯、ごみ袋作製、チョークの購入などをしており、開始以来、調達目標額をいずれも上回る実績額となっており、平成 28 年度では、目標額 3,000 万円に対し、3,149 万円の実績額となっているところであります。また、就労機会の拡大につきましては、平成 30 年度から就労継続支援の事業所が新たに2カ所で開始される予定となっていることや、さらには、平成 30 年4月から、障がい者の法定雇用率について、雇用率の引き上げと法定雇用率の対象となる事業所の範囲が、従業員 50 人以上から 45.5 人以上に制度改正されることから、就労への選択肢が広がり、就労実現の促進につながるものと期待しているところであります。市といたしましては、障がい者が就労することで、生活や経済面の充実に加え、社会の一員としての生きがいにもつながるものと考えており、今後とも物品調達の継続と、より多くの就労を希望する障がい者の就労機会の確保について、ハローワークや相談支援事業所等の関係機関と連携をしながら努めてまいりたいと考えているところであります。次に、短期実証運行の実施により見えてきた課題等についてでありますが、実証運行の実施にあたり、市民バス東線につきましては、新たな試みとして、美唄駅を中心とした八の字運行を取り入れましたが、目的地に向かう際に、駅で乗り換えをしなければならない場合があり、乗り換えが不便だとの意見が多く寄せられましたことから、市民バス東線における八の字運行につきましては、本格運行の実施までに、改めてその必要性を検討していく必要があると考えているところであります。次に、南美唄線につきましては、実証運行実施前には、路線変更に対する反対意見も多く寄せられていましたが、実証運行実施後のアンケート調査の結果では、約半数の方に容認していただき、さらには国庫補助の対象となるよう路線を再編しなければならないことについては、8割以上の方が理解を示していただいたことから、この度の実証運行の路線を基本にしながら、利用者の皆様からいただいた貴重なご意見やご要望などをできる限り反映し、時刻表や停留所の場所などを見直し、本格運行実施に向けて取り組んでまいります。なお、今後の公共交通のあり方についてでありますが、人口密度が高い市街地地域につきましては、今後もバスでの輸送を基本としながらも、利用者の少ない時間帯や曜日については、利用者の方々との合意形成により、運行便数を見直すなど、利用実態に合わせた運行を行い、本市における公共交通が、今後とも持続可能なものとなるよう取り組んでまいりたいと考えております。次に、在宅医療に関する市民への情報提供についてでありますが、在宅医療の推進に向けては、患者さんやご家族など、利用される方々のご理解が大切であると考えますことから、市立病院の取り組み状況について、患者さんやご家族はもとより、広報紙やホームページなどで、広く市民の皆さんへ情報提供を行ってまいりたいと考えております。次に、建設に関するコスト削減についてでありますが、新病院は、耐震性にすぐれ、災害に強いものとすることとあわせ、建物の機能は落とさずに建設費を抑えることが必要であると考えております。このため、実施設計におきましては、建築費用や維持管理費用などの経費負担を総合的に評価し、優れた建築、設備、工法を含め、材料や仕様などの徹底した経費削減に取り組んでまいります。ランニングコストの低減につきましては、省エネルギー性能を備えた合理的で経済的な建物を基本に、建設、維持管理から廃棄までを含めたトータル的なコストの観点も踏まえ、維持管理のしやすい材料の選択や、高気密・高断熱材の使用、高効率・省エネ機器の採用により、光熱水費などの低減に努めるなど、維持・更新コストの低減も図っていくこととしております。
再質問 4番 川上美樹
大綱3点目の地域医療体制について、新病院・保健福祉総合施設の建設について、再度、質問いたします。この場では、質問の回数が限られておりますので、最後の質問とさせていただきますが、この後、いただいた答弁内容に対して疑問を感じた場合は、後日行われる予算委員会並びに地域医療体制等調査特別委員会にて、引き続きお聞きしてまいりたいと思います。質問ですが、市民からの意見には、病院建替えにあたって、本市の将来人口や財政状況に見合った見直しを図るべきとの声もある一方で、新しい病院を心待ちにしている市民もいます。いずれにしても、私は、今の子ども達に大きな将来負担を残すことはあってはならないと思いますし、市政執行方針でも、市長は、市民との協働のまちづくりを進めていくと述べられています。今までの議会議論で、私は、設計に関して、2階、3階の形状はコスト高になるのではないか、階段やエレベーターなどは、避難する場合に安全性を考慮した場所にあるのか、患者の動線を考えた設計であるのかなど、申してきました。また、市民説明会での「外側の建物だけ新しくして、果たして財政的にも継続していけるのか」、「市民が足を運ぶ病院となるのか」という意見も含め、実施設計に入る前に、基本設計を改めて見直すなどの考えはないのか、市長に伺います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
川上議員の質問にお答えいたします。基本設計の見直しについてでありますが、新病院の規模機能につきましては、患者の推移や医療政策の動向、医療環境などから、必要な機能を整理し、可能な限り面積を抑えた建物としており、救急外来、小児科、産婦人科、人工透析等の診療体制の維持や在宅医療の推進等、地域医療を支えるためには、一定の規模や人員体制が必要と考えておりますことから、基本設計の見直しは、考えていないところであります。