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美唄市議会 平成30年第1回定例会 2018年3月7日

(1)新病院建設事業について/(2)南美唄地区共同浴場について

2018年3月7日、美唄市議会の一般質問で、吉岡建二郎議員が「新病院建設事業について」「南美唄地区共同浴場について」について質問し、市長 髙橋幹夫、市民部長 村谷宗義が答弁しました。

質問者
吉岡建二郎 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、市民部長 村谷宗義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 吉岡建二郎

2018 年第1回定例会にあたり、大綱2点について市長へ質問をいたします。大綱1点目、新病院建設事業について伺います。新病院建設事業は、実施設計が間近に迫っておりますが、建設費の高騰などにより、市民から、このまま建設事業を進めることに否定的な意見が多く出てきています。将来負担への懸念や実現不可能な無謀な計画ではないかという意見も聞き及んでいます。先月、市民説明会を行った際にも、さまざまな意見・議論があったかと思います。そこで、市民説明会について4点伺います。1点目、2月 18 日・20 日に行われた市民説明会の内容について、参加人数、実施方法、説明内容、質疑等、状況を伺います。2点目、新病院建設事業を含めた中長期的な財政収支計画について。そして3点目、新病院建設事業を含めた健全化判断比率の推移について伺います。この2点については、2月 18 日・20 日の市民説明会の場で、このことについて質問をされたという方から明確な回答がなかったとも伺っております。そして4点目、新聞報道されているその説明会の場での市長の発言について、交付金が不足した場合、見直しをするとの報道がなされています。具体的に何をどのように見直しをされるのか伺います。大綱2点目、南美唄地区共同浴場について伺います。南美唄地区共同浴場の運営は、建物や設備の老朽化、利用者数の減少等で、年々厳しくなっていると考えます。運営が厳しい状況にあるといっても、利用されている方々にとって、共同浴場はなくてはならないものです。そこで質問です。南美唄地区共同浴場の歴史について、開設された時期、開設に至った経緯等を伺います。また現状について、管理運営の形態と年間の開場日数、管理運営に要する経費に対する市の負担の考え方、過去5年間の利用者数の推移はどのようになっているか。また、利用者が負担している利用料金の金額の推移は、どのようになっているか。現在は、利用料金の収入だけでは経営が厳しく、市からの補てんにより運営をしていると聞いています。それら補てん額について、過去5年間の状況を伺います。また、利用者の実態について、共同浴場を利用する方のお住まいや利用者の自宅にお風呂があるのかといった実態をどのように市として把握をされているか伺います。あわせて、南美唄地区共同浴場の用途廃止についての考え方を伺います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、新病院建設事業について、2月 18日と 20 日に開催いたしました説明会の内容についてでありますが、説明会には、2日間で 59 名が参加され、基本設計概要書、美唄市のコンパクトなまちづくりについて、資料に基づき説明した後、質問・意見を伺ったところであります。主な質問としましては、医療安全対策推進室や相談スペースなど平面図の確認、建設費の増加の理由、市の財政への影響などについて、主な意見といたしましては、実施設計の進め方、財源の見通し、事業の延期や中止を求める声などのほか、将来のまちづくりを見据えたグランドデザインを考えるべきとの提言もいただいたところであります。このことに対し、これまでの地域医療の議論経過、市立病院の必要性、交付金が減額となった場合等の市財政への影響や、今後において丁寧な説明に努めながら事業を進めていくことなどについて、お答えをさせていただいたところであります。次に、新病院建設事業を含めた中長期的な財政収支計画についてでありますが、「美唄市中期財政運営基本方針」の中で、平成 32 年度までの推計を作成しておりますが、それ以降の推計につきましては、市の総合計画が平成33 年度に新たに策定されることから、その時点で、平成 33 年から平成 42 年までの中長期の財政推計を策定するとともに、健全化判断比率の4指標の数値が早期健全化基準を上回ることのないよう健全な財政運営に努めてまいります。次に、新病院建設事業を含めた健全化判断比率の推移についてでありますが、健全化判断比率は、毎年、決算のときには公表もされておりますが、推移といたしましては、「美唄市中期財政運営基本方針」の中の財政推計にも示されているところであります。また、「美唄市中期財政運営基本方針」の中の財政推計には、病院建設の当初事業費は組み込まれておりますが、増額となった建設事業費を組み込んだ健全化判断比率の推移につきましては、実施設計で、病院建築費用が確定後に適正な比率を作成できるものと考えておりますことから、見直しを図っていくこととしております。いずれにいたしましても、市民説明会において、財政収支計画や健全化比率について、これまでの市の考え方をもとに説明してまいりましたが、今後は、より市民の皆さんが理解が深まるよう、説明の方法や資料の作成などに工夫を凝らしながら、適正な情報の提供と、機会あるごとに親切・丁寧な説明に努めてまいります。次に、新聞報道されております私の発言についてでありますが、交付金などの有効な財源が十分に確保できない場合などの質問、意見に対して、他の事業に大きな支障を来し、市民サービスの著しい低下につながると判断した場合は、一定の見直しも必要であるとの考えを示したものでありますが、具体的には、実施設計や交付金の状況を見ながら、事業内容の見直しの必要性も含めて検討してまいりたいと考えております。次に、南美唄地区共同浴場について、南美唄地区共同浴場の歴史についてでありますが、美唄市百年史によりますと、炭鉱閉山時より、組合方式で運営されておりました三井1・2丁目町内会浴場、三井4・5丁目町内会浴場が老朽化したことにより、昭和 57 年 10 月に、南美唄連合町内会、1・2丁目町内会、4・5丁目町内会の連名による「南美唄地区共同浴場建設要望」が提出されたことから、閉山対策の一環として、昭和 58 年 10 月に建設費を市が負担することにより、現在地に設置されたところであります。次に、南美唄地区共同浴場の現状についてでありますが、初めに、管理運営に係る現状についてでありますが、当該施設の管理につきましては、施設開設時より南美唄連合町内会に管理を委託し、平成 18 年度からは指定管理者制度により、南美唄連合町内会が運営しているところであります。また、維持費につきましては、昭和 58 年の施設開設以来、そのすべてを利用料等で賄うこととしておりましたが、南美唄地区の人口減少に伴う利用者数の減や灯油代の高騰等の理由により、利用料のみでの運営が厳しくなったことから、現在は、運営に伴い発生した赤字分につきましては、指定管理者であります南美唄連合町内会に対し、委託料として支出しているところであります。次に、用途廃止の考え方についてでありますが、南美唄地区共同浴場につきましては、昭和 58 年に施設設置以来、35 年が経過しており、施設の老朽化が進んできていることから、今後、大規模な修繕が必要となった場合、または、今後も引き続き赤字体質から抜け出せない場合におきましては、指定管理者である南美唄連合町内会との協議の上、南美唄地区共同浴場の廃止を検討しなければならないと考えております。なお、南美唄地区共同浴場の利用者数、利用料金の推移、委託料として支出した額及び利用者の実態につきましては、市民部長から答弁させます。

答弁 市民部長 村谷宗義(市民部長は2018年3月まで)

南美唄地区共同浴場の利用者数、利用料金の推移、委託料として支出した額及び利用者の実態につきましては、私から答弁させていただきます。初めに、利用者数についてでありますが、平成 24 年度が 252 日で 8,174 人、平成 25 年度が 223 日で 7,423 人、平成 26 年度が 219 日で 6,845 人、平成 27 年度が 208 日で 6,077 人、平成 28 年度が 205 日で 5,333 人となっているところであります。次に、利用料金の推移についてでありますが、平成 21 年度から平成 25 年度までが大人380 円、中人 140 円、小人 70 円となっており、平成 26 年度から大人の料金を 400 円としたところであります。次に、委託料として支出した額についてでありますが、平成 24 年度が 12 万 1,423 円、平成 25 年度が 37 万 4,729 円、平成 26 年度が45 万円、平成 27 年度が 30 万円、平成 28 年度が 40 万円、平成 29 年度については、2月末現在で 49 万円となっているところであります。次に、利用者の実態についてでありますが、昨年 11 月から 12 月にかけて利用者アンケートを実施しており、その結果を申し上げますと、回答者数 30 人中、南美唄団地にお住まいの方が 11 人で 36.7%、南美唄団地以外で南美唄地区にお住まいの方が 15 人で 50%となり、利用者のうち 86.7%が南美唄地区にお住まいの方であり、また、回答者のうち 25 人で83.3%の方が、自宅にお風呂がないとの結果となったところであります。

再質問 2番 吉岡建二郎

自席より再質問いたします。まず、新病院建設事業について、市民説明会についてでありますが、説明会において、財源対応等についての説明が十分ではなかったのではないかと考えます。直接市民の方から伺っている限りですと、データですとか数字をしっかりと提示されないうちは、病院建設の賛成・反対の議論をする段階でもないといった声も出ています。このまま市民への説明が不十分な状態で事業を進めるというのは、まちづくり基本条例に反する可能性もあるのではないかと考えます。この点について市長の考えを伺います。また、財政収支計画及び健全化判断比率の説明が不十分であったとの声が出ていますので、このことについて、どのように対応されるのか。今ほどの答弁では、今後、より市民の理解が深まるよう工夫等しながら、適正な情報の提供と機会あるごとに親切丁寧な説明に努めるとありましたが、具体的には、どういったことをされるのか、その対応について伺います。あわせて、交付金が十分に確保できない場合、一定の見直しを検討するとの答弁でした。見直しが必要となる場合には、事業全体が、現在のスケジュールから大きく遅れる、スケジュールが狂うということになるかと考えます。見直しに関して、スケジュールへの影響も含めて、既に見直しのスケジュールの検討を進めているのかについて伺います。南美唄地区共同浴場についてですが、歴史を紐解いていくと、成り立ちは閉山対策の一環として設置された施設であるとのことでした。また、アンケート調査の結果では、浴場利用者のうち8割以上の方が、自宅にお風呂がないとの回答、そして、南美唄団地以外にお住まいの方が半数以上ということがわかりました。結果から、南美唄地区には自宅にお風呂がない方、また旧炭鉱住宅にお住まいの方が数多くいるという状況であり、共同浴場が今後も必要であると私は考えます。このデータからも伺えると思います。昨年の 12 月の産業・厚生常任委員会の際に、南美唄地区共同浴場の廃止時期を平成 33 年度と考えているとの話がありました。南美唄団地の廃止に関連してということでのお話だったと思うのですが、先ほど答弁いただきましたとおり、南美唄地区共同浴場の当初の設置目的、そして、現在の利用者の状況から考えると、平成 33 年度での廃止、それとご答弁でもありました修繕費の増大、赤字の増加を理由に施設を廃止することについては、現状いかがなものかと私は考えます。その点について市長の考え方を伺います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。初めに、市民説明会についてでありますが、財政収支計画及び健全化判断比率につきましては、先ほど申し上げたとおりでございますが、説明の言葉や表現が難しかったことなどから、理解が深まらなかったと感じているところであります。「美唄市まちづくり基本条例」に反しているとは考えてはございませんが、より市民との対話を大切にしながら、さまざまな機会を通じて説明する場を設け、言葉や資料を工夫するなど、丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております。なお、仮に交付金が十分に確保できない状況となった場合で、他の事業に大きな支障を来し、市民サービスの著しい低下につながると判断した場合は、事業内容の見直しの必要性も含めた検討を行うことと考えておりますが、事業全体のスケジュールにも大きく影響を与えますことから、実施設計を進めていく中で、交付金の状況も見ながら検討してまいりたいと考えております。次に、南美唄地区共同浴場の用途廃止についてでありますが、本施設につきましては、設置目的が閉山対策の一環として建設された施設ではありますが、炭鉱閉山後、約 50 年が経過しており、施設の当初の目的は達成されたものと考えておりますが、平成 33 年度に廃止したいとの考え方につきましては、今後、大規模な修繕が発生した場合や引き続き赤字体質から抜け出せない場合など、状況に応じて南美唄連合町内会及び地域住民の方々と協議を重ね、方向性について検討してまいりたいと考えております。

再質問 2番 吉岡建二郎

自席よりまた質問させていただきます。新病院建設事業について、市民の十分な理解を得ないまま進めていくということは、やはりまちづくり基本条例に反しているのではないかと私は考えます。まちづくり基本条例は、本定例会の初めに市長が市政執行方針演説でおっしゃられたとおり、本市の最高規範であり、市民がまちづくりの主体、市民、市議会及び執行部は、まちづくりに関する情報をお互いに共有することを基本とすると書かれています。情報の共有は基本ということです。また、市民はまちづくりに関し意見を言い、提案する権利がある。そしてまた、市政に関する情報を知る権利があるとも書かれています。情報公開についても、わかりやすく提供する。そして、説明、応答責任に関しては、市民から寄せられた質問・意見・要望に対し、迅速かつ誠実に応答する責任があると書かれています。こういったことから、実施設計の前に市民の理解を得るために、何らかの方策をとるべきではないかと考えますが、市長の考えを再度、この点を含め伺います。南美唄地区共同浴場についてですが、今ほどご答弁いただいたとおり、状況に応じてしっかりと協議を重ねて、方向性についての検討をしていただきたいと考えます。日本国憲法第 25 条で「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と定められておりまして、その中には、公衆衛生の向上についても記されています。単に用途廃止としてしまった場合には、共同浴場ですので、多くの市民が入浴できなくなってしまいます。用途廃止、老朽化している施設が使用不可能になる、そういったことまでは、まだ、検討する時間が十分あると考えます。先ほどのご答弁のとおり、連合町内会、地域住民、そして、共同浴場の利用者の方々、これらと十分に協議をして、今後のあり方について、また用途廃止となる場合、代替案、代替策等、しっかり検討していただきたいと考えます。南美唄地区共同浴場については答弁求めませんので、要望として、どうぞよろしくお願いいたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。市民説明会についてでありますが、ご説明した中で理解が深まらなかった理由の1つとして、事業費はこれでおさまるのか、財源が確実に見込めるのかという不安が大きかったものととらえているところであります。このため、国の支援をいただくことは不可欠であり、交付申請に必要な詳細な事業費の積算を行わなければならないことから、実施設計を行い、事業費を確定する必要があるものと考えております。なお、実施設計を進めていく中において、さまざまな機会を通じて説明する場を設け、事業の財源も含めたわかりやすい情報提供と丁寧な説明に努めてまいりたいと考えているところであります。

出典:美唄市議会 平成30年第1回定例会 2018年3月7日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる