みんなの議会

美唄市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日

(1)市政執行方針について/(2)人事管理について/(3)農業行政について/(4)教育行政について

2017年3月8日、美唄市議会の一般質問で、山崎一広議員が「市政執行方針について」「人事管理について」「農業行政について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。

質問者
山崎一広 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 山崎一広

平成 29 年第1回市議会定例会にあたり、大綱4点につきまして、市長並びに教育長にお伺いいたします。さて、市民の皆様とともに希望に満ちた年としていきたい、そんな思いで新年の朝を迎え、市民の皆様一人ひとりが抱く希望こそが、美唄の明るい未来を切り拓く力となることが大事であります。昨年8月、第 20 代東京都知事に就任されました小池百合子知事が、都民ファーストとしての都政を展開し、誰もが輝く東京を実現するとよく言われますが、髙橋市政も同様に、市民のための市民ファーストの市政を展開し、誰もが輝く新しい美唄を実現することが、髙橋市政の使命であると考えます。そして、市政執行方針を道しるべに、市民一人ひとりの希望に向かって、皆様の共感を追い風としながら、数々の政策をスピーディーに進めていくことが大事であり、ぜひ、市議会とともに一緒に美唄に希望の花を咲かせることが2期目の折り返しの平成 29 年度だと思います。しかし、課題山積、多くの諸問題が待ち受けております。そこで大綱の1点目は、市政執行方針で、2期目の就任時に約束した「健康」、「産業」、「安心・安全」戦略で、活力あるまちづくりを実現するため、「国や道との連携を一層強固なものとしながら、スピード感を持って、一意専心取り組んでまいります」と言われ、美唄市財政健全化計画や市立美唄病院経営健全化計画を着実に推進したところではありますが、依然として厳しい財政運営が続く中、持続可能な自治体運営に努めるとともに、第6期美唄市総合計画後期基本計画や、美唄市人口ビジョンをもとに、美唄市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定を行い、地方創生交付金を活用し、子育て支援や地域経済の活性化などに取り組まなければならないと考えます。平成 29 年度以降も人口減少や少子高齢化が一層加速することから、地域経済の活性化、地域医療の再構築、さらには切迫した財政運営など、さまざまな事業課題が山積しております。このような中において、第6期美唄市総合計画後期基本計画が始まりましたが、市立美唄病院構想や保健福祉総合施設の整備、また、コンパクトシティ構想、将来を見据えた市民会館の建設、地域版DMOの構築に向けた検討などがあげられますが、最も重要な課題は市役所の耐震化だと私は考えております。20 年、30 年先を見据えた将来的な財政推計をしっかり立て、病院建設をはじめ、市長がいわれる「人を元気にまちも元気に光輝く美唄へ」、そして、「夢を形に、勇気、情熱、実行」につなげていかなければ第2の夕張になりかねません。そして、これらを一つひとつ解決していくには、庁内の職員間の連携だと私は思います。このことから、2期目の就任時における約束と、残り2年余りに向けた課題解決について、どのように取り組んでいくのか、具体的にどのように進めていくのかお伺いいたします。大綱2点目は人事管理についてであります。その1つに、再任用制度と再就職についてです。平成 25 年度に 60 歳定年退職となる職員から、公的年金の報酬比例部分の支給開始年齢が、段階的に 65 歳へと引き上げられたことに伴い、60 歳で定年退職した職員について、無収入期間が発生しないように雇用と年金の持続が図られる必要が生じることから、本市も再任用制度を導入し、3年目を迎えます。これとは別に、文部科学省の組織的天下りを斡旋したとされる問題で、国家公務員法では、省庁の職員が、企業や団体に自分や他の職員の情報を提供し、再就職を依頼することは禁じられています。しかし、地方公務員法ではこうした規定はなく、地方自治体では天下りの斡旋は禁止されていません。道では、企業や団体からOBを紹介してほしいと求められた場合、人事課を通して、定年前年の 59 歳を迎える次長級以上の職員を紹介し、企業や団体に行く意思がある場合は早期退職し、再就職する仕組みを採用しております。このことから、再任用については非常に良いことですし、継続していただきたいところですが、このこととは別に、さらに拡大を図る意味からも、道のような形で再就職について、本市もこれらを取り入れてはどうか、考えをお聞きいたします。その2つに、定年制の延長についてであります。公的年金の報酬比例部分の支給開始年齢が、段階的に 65 歳へと引き上げられており、定年を 65 歳まで延長する考えはないのかお聞きします。労働者が一定の年齢(定年年齢)に達すると自動的に雇用関係が終了する制度を定年制といいます。定年により退職することを定年退職といいます。日本では、多くの企業において、1970 年代は大企業であっても 55 歳が定年退職でありましたが、1980 年以降、60 歳に引き上がっており、かつては、男女別に異なる定年年齢を設けている企業も少なくなかったところであります。2012 年7月には、定年を 40 歳にして、雇用の流動化を流そうという提案が発表され、2012 年8月には、60 歳などで定年を迎えた社員のうち、希望者全員の 65 歳までの継続雇用制度の導入を企業に義務付ける改正高年齢者雇用安定法が成立し、2013 年4月から施行されたところであります。事業主は、65 歳までの安定した雇用を確保するために、誕生日とする場合、年度ごとにそろえる場合、定年者の意向、さらに役職定年、以上のいずれかの措置を講じなくてはならない、これがいわゆる高年齢者雇用安定法第9条に記されております。それ以前は、65歳までの継続とした雇用を促す努力義務規定でありました。これらのことから、本市も定年を 65 歳まで延長する考えはないのかお聞きいたします。その3つに、任期付職員採用についてであります。総務省では、地方公共団体の一般職の任期付職員制度の採用に関する法律に基づく任期付職員制度について、平成 26 年4月1日時点において、採用状況及び活用事例などを取りまとめたところであります。このことから、東京都や復興庁では、被災地の本格的な復興などを進めていくにあたって、被災自治体におけるマンパワーの確保が課題となっています。こうした中、被災自治体などにおいて、即戦力となる人材を確保するため、任期付職員の採用などを行っております。任期付職員は、一時的、補助的事務を担う臨時職員や嘱託職員とは違い、仕事の責任、給与を正職員の一般職と同程度にするものであります。道内では、室蘭市でも平成 30 年4月より導入する方向で取り組んでおり、専門的な知識や経験を持つ方を再任用の再雇用とは違い、採用期限を最大5年と決め、採用するとしております。これらは、民間からの活用を主に取り入れており、全国の自治体でも、これらの検討や、すでに取り入れている自治体もあり、本市でも取り入れることを検討すべきと思いますが、考えをお聞きいたします。大綱の3点目は、農業行政についてであります。スマート農業について、農林水産省が、ロボット技術やICTを活用して超省力・高品質生産を実現する新たな農業、いわゆるスマート農業を実現するため、ロボット技術利用で、先行する企業やIT企業などの協力を得て、平成 25 年 11 月にスマート農業の実現に向けた研究会を立ち上げ、推進方策などについて検討を行っております。我が国の農業の現場では、担い手の高齢化が急速に進み、労働力不足は深刻となっており、農作業における省力、軽労化をさらに進めるとともに、新規就農者への栽培技術力の継承などが重要な課題となっております。一方、異業種では、ロボット技術や人工衛星を活用したリモートセンシング技術、クラウドシステムをはじめとしたICTの活用が展開されており、農業分野への活用が期待されております。このため、ロボット技術やICTを活用して、超省力・高品質生産を実現する新たな農業、スマート農業を実現するため、スマート農業の将来像と実現に向けたロードマップや、これら技術の農業現場への速やかな導入に必要な方策を検討するスマート農業の実現に向けた研究会を設置いたしました。そこで、お聞きします。GPSについてです。農林水産省では、無人で自動走行する農業機械、いわゆるロボット農機の実用化を見据え、ロボット農機の安全性を確保することを目的として、リスクアセスメントの実施など、安全性確保の基本的な考え方、関係者への役割などを示すロボット農機に関する安全性確保ガイドラインの最終案を平成 28 年3月 18日に公表いたしました。本ガイドラインは、有人の監視のもとで、ロボット農機に使用者が乗車せず、無人で自動走行する方法を対象としています。今後は、平成 28 年度に本ガイドラインの有効性、妥当性を検証した上で、29 年3月末までには、ガイドラインを作成する予定であります。近隣でもすでに行われており、本市も積極的に取り入れていくべきと考えますが、市長の考えをお聞きいたします。2つ目に、ドローンについて伺います。近年、農業生産者から有機液体肥料などを簡単に散布できないかといった声をいただくようになりました。道内では、農薬散布や稲などの発育状況を空中から視察することで、人手不足の解消や時間短縮など、新しい農業が進むものと考えます。特に、災害時にはドローンはいち早く活躍すると言われており、昨年の集中豪雨でぬかるんだ田畑や、農薬散布が農機具ではできない所をドローンで散布、大雨などの被害を受けにくいドローンの需要が今後、広がると考えます。ドローンで次世代農業を図っていくことが、基幹産業である本市の農業の進むべき道と考えます。十勝の幕別町では、民間ではありますが、ドローンの教習所を有し、受講者を募集しており、道の農政部技術普及課では、こうした施設で利用者が確かな技術を身に付けることで、一般的な活用につながると言っており、200 万から 300 万台で持ち運び容易なドローンについて期待しているところですが、ちなみに、ヘリコプター導入では、1,000 万円を超えるとお聞きしております。本市もぜひ助成制度も含め検討しているかどうかお聞きいたします。大綱の4点目は、教育長にお聞きいたします。教育行政について、教育行政執行方針について、お聞きいたします。昨年末、昭和 27 年 11 月1日就任の牧野昌次初代教育長以降、13 代目の教育長に就任、2カ月余りを過ぎましたが、戸惑いと驚き、初体験の連続かと推察いたします。特に、義務教育の難しさ、日の丸・君が代の問題、いじめ問題による自殺、待ち受けているさまざまな課題や難問が多いと思いますが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。そこで先日、この壇上にて、教育行政執行方針を述べられましたが、その中で、「多くの皆さんの声を聴き、対話を通じた相互理解をもとに、必要な決断を的確に行うことが求められていると考えております」、さらに、「地方創生の礎となる教育をはじめとする生涯学習や生涯スポーツなどの重要な分野における大きな役割を踏まえ、未来に向かって前進することができるよう、全力を傾注してまいります」と言われましたが、具体的にどのような方法で多くの皆様方の声を聴き、傾注していくのか、その考え方と進めていく手法などについてお伺いいたします。2つ目には、市民会館費について、平成 28年度及び平成 29 年度の指定管理費の内訳についてであります。文化協会の指定管理者運営について、また、事業費については、昨年来からさまざまな場面で協議がなされておりますが、昨年9月に随時監査報告がなされ、11 月には文化協会より、2015 年度末での累積赤字 880 万円の会計改善策を監査委員に提出、12 月より取り組むこととなったとの報告がなされました。3カ月を経過したところであります。指定管理になる前は、教育委員会の社会教育、後の生涯学習直営で維持管理・運営しておりましたが、平成 19 年から現在の指定管理として、NPO法人美唄文化協会においてお願いしているのは承知しております。直営で維持管理しているときは、使用料は、市が主催もしくは後援することで、減免対象となることから、減免のお願いが多数要請されたとお聞きしています。当時ではさほど大きな弊害はなかったところではないでしょうか。また、光熱水費など、さほど気にもせず、支出していたのではないでしょうか。ところが、平成 19 年に指定管理になり、時代は大きく変わり、3年間の決められた枠の予算内で執行するのは大変なことと思われます。そのような中、今年3月の広報メロディーに、今月1日から 27 日まで、「食堂運営の公募型プロポーザル募集」と載っておりました。そこで、平成 28 年度、平成 29 年度について、収入では利用料金、支出では人件費と物件費の電気代、ガス代、水道代、いわゆる光熱水費について、どのように算出しているのか、まずはお聞きいたします。3つ目に、スポーツ振興について、1つに、陸上のクロスカントリーについてであります。ここ最近、多くの実業団や学生チームが取り入れ、その効果のほどが実証されているマラソンのトレーニングにクロスカントリー走があります。一般の市民ランナーの方には、あまり馴染みのないクロスカントリー走ですが、実施してみると、その効果のほどがすぐに実感できる、かなりお勧めのトレーニング方法といえます。トップランナーも積極的に取り入れているクロスカントリー走は、どのような練習と思われますか。クロスカントリー走は、舗装された道路や陸上トラックではなく、起伏のある芝生や未舗装の小道などを走るトレーニングで、起伏に富んだ自然公園やハイキングコースなどで行われることが多くあります。山道を走ることも多いため、トレイルランとよく混同されがちですが、特に明確な区分はなく、険しく、普段のランニングフォームで走るのはかなりきついトレーニングをトレイルラン、そこそこのアップダウンがあるが、ランニングフォームを崩すほどではないトレーニングをクロスカントリー走と、簡単な区分で済まされています。つい先日、福岡でもクロスカントリーの日本選手権が開催されました。珍しく同時タイムの1位2位となっておりました。そこでお聞きします。教育長はどのような認識でおられるのか。予算もそれほどかからず、取り入れてはどうか、お聞きいたします。その2つに、小学生のマラソン大会です。記憶にも新しい、常識を超えた今年の箱根駅伝で、史上初の大会3連覇、年度3冠王を達成した青山学院大学、日本有数の繁華街の渋谷センター街で優勝パレードを行ったところ、プロ野球の優勝パレードやオリンピック選手のメダル獲得のパレードにも負けるとも劣らないパレードは記憶に新しいところです。そこでお聞きします。小学生のマラソン大会についてであります。全道でも、そして全国でも大会が開催されており、本市も取り入れてはどうかと思います。距離も3キロから5キロ程度で、幸い本市には、公認のコースもあります。関係機関である美唄陸上連盟などと協議し、ぜひ取り入れて開催してはどうかということを伺います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

山崎議員の質問にお答えいたします。初めに、市政執行方針について、2期目の就任時における約束と、残り2年余りに向けた課題解決についてでありますが、1点目の私の公約の総体的な進捗状況につきましては、2期目就任時に、市民の皆さんとお約束した「未来を見据えた、新たな『健康』、『産業』、『安心・安全』で『活力』あるまちづくりの実現」に向けて、4つの戦略に 15 の重点、52の項目を公約に掲げましたが、すべての事業に着手し、滞ることなく進捗させてきたところであります。次に、個別の取り組み状況に関して主なものを申し上げますと、認知症の方が住みなれた場所で自分らしく暮らせるよう、認知症カフェの開設や認知症サポーターの養成のほか、老朽化の著しい保育所3園を再編したピパの子保育園の開園や市民の皆さんが健康で生き生きと暮らすことのできるまちを目指したスポーツ健康都市宣言、雪冷熱を利用したデータセンターの設置に向けたホワイトデータセンター構想の推進、国内外からの観光客誘致に向け、地域資源を活用したサイクルツーリズムの推進など、効果的な事業となるよう、市民の皆さんと協力して取り組んできたところであります。2点目の喫緊の行政課題への対応についてでありますが、初めに、市立美唄病院及び保健福祉総合施設の整備につきましては、本年度中に基本構想と基本計画を策定し、平成 29年度は、市立美唄病院に関しましては、基本設計と実施設計を、保健福祉総合施設に関しましては、基本設計を市民の皆さんへの説明を十分に行いながら進めていくこととしております。両施設の工事期間に関しましては、新病院は平成 30 年度に着工、平成 32 年度に開院を目指し、保健福祉総合施設に関しましては、平成 32 年度に実施設計の後、平成 33 年度中の着工及び竣工を予定しているところであります。私は、両施設の併設により、保健、医療、介護がより一層連携が図られ、市民の皆さんが住みなれた地域で安心して暮らせる、地域包括ケアシステムの構築に向けて取り組んでまいります。次に、コンパクトシティ構想につきましては、現在、庁内の関係課により、素案の策定を進めておりますが、今後、市民の皆さんを交えたワーキング会議を開催するなど、さらなる構想の成熟化を図り、平成 29 年度内の策定に向けて取り組んでまいります。次に、市民会館の建設につきましては、本年度、庁内の関係課職員によるワーキングチームを立ち上げ、新しい施設に必要となる機能や規模、財源調達の方法などの調査研究を進めているところであり、平成 29 年度におきましては、近隣施設の視察などを行い、他の公共施設等との複合化の可能性や民間資金の活用方法などの調査研究を行ってまいりたいと考えております。次に、地方版DMOの構築に向けた検討につきましては、本年度は、観光関係団体や市民の皆さんを対象とした本市の観光を考えるセミナー及びワークショップを開催したとともに、市職員や観光物産協会などの団体で組織した研究会による和歌山県田辺市などへの先進地視察や観光庁観光地域づくりアドバイザーを講師に招き、勉強会を実施したほか、現在、モニタリングツアーを実施しているところであります。また、3月下旬には、観光地域づくりフォーラムを開催する予定であります。平成 29 年度におきましては、観光物産協会と連携し、地方版DMOの構築に向け、関係団体や関係企業との相互理解を深めるための取り組みを行ってまいります。次に、市役所の耐震化につきましては、平成 26 年度に開催した公共施設耐震化庁内検討委員会の報告では、耐震化工事を行う場合、室内に多くの補強を要し、業務を継続しながらの工事は、騒音、振動、粉塵等が予想されること、また、鉄筋コンクリート壁や鉄骨ブレースを数多く必要とすることから、執務面積が狭く、閉鎖的な空間となり、庁舎としての機能を果たせない状況が予想されるため、改築も視野に入れた今後の方針に関して、検討を行う必要があるとされたところであります。私は、市庁舎は防災拠点となる施設であり、耐震化については、必要不可欠なものと考え、最重要課題として認識しておりますが、建てかえには多くの経費を要するため、今後、有効な財源確保とあわせ、将来の財政状況や公共施設全体の配置計画等を踏まえ、これまで以上に庁内関係部署が共通認識のもと連携を図りながら検討を行ってまいりたいと考えております。私としましては、これらの就任時の約束を実現するため、私自らが先頭に立ち、職員と一丸となって市民の皆さんとの対話を大切にし、一緒に考え、行動しながら信頼関係を深め、本市が抱えている多くの課題を的確にスピード感をもって解決を図り、活力あるまちづくりを目指してまいりたいと考えております。次に、人事管理について、職員の任用についてでありますが、初めに、再任用制度につきましては、定年等で退職する職員の公務で培った知識・経験を仕事の場で活用していくとともに、年金受給までの無収入期間の生活を支えるための制度で、この制度により、雇用と年金の接続が図られるものであります。本市におきましても、平成 25 年度から美唄市職員の再任用の運用に関する要綱を制定し、再任用を希望する職員を任用しているところであり、今後におきましても、国の制度と同様に公的年金の報酬比例部分の支給開始年齢にあわせ、段階的な雇用年齢の引き上げを行い、運用していくこととしております。次に、再就職の斡旋につきましては、これまで本市におきまして、企業等から情報を求められたことはないところであり、今後、近隣自治体との対応などについて調査研究してまいりたいと考えております。次に、定年の延長につきましては、平成 23年9月、人事院において、「定年を段階的に65 歳に引き上げるための国家公務員法等の改正についての意見の申出」が示され、以降、毎年、人事院勧告として考え方が示されているところであります。平成 28 年の人事院勧告での内容といたしましては、当面、年金支給開始年齢に達するまで、再任用希望者を原則としてフルタイムで再任用するものとされ、また、年金支給開始年齢の段階的な引き上げの時期ごとに定年の段階的な引き上げも含め、雇用と年金の接続のあり方について、改めて検討を行うこととされたところであります。本市といたしましては、これまでも、定年退職する職員につきましては、再任用制度により対応してきているところでありますが、今後におきましても、引き続き同様の取り扱いとし、再任用職員の能力及び経験をより一層生かせるよう配置してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、定年制の延長や再任用制度などについて、国の動向を注視してまいります。次に、任期付職員の採用につきましては、平成 14 年に制定された地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律では、「任命権者は、高度の専門的な知識・経験又は優れた識見を有する者を、その者が有する当該高度の専門的な知識・経験又は優れた識見を一定の期間、活用して遂行することが特に必要とされる業務に従事させる場合には、条例で定めるところにより、職員を選考により任期を定めて採用することができる」こととなっております。また、任期付職員制度の主な特徴といたしましては、本格的業務に従事可能、3年から5年以内の任期の設定が可能、フルタイムやパートタイムのいずれも可能、給料手当の支給が可能となっております。このため、全国の自治体では、高度な専門性を有する職や民間の知識・経験を有効に活用できる職など、さまざまな分野において活用する事例がみられているところでもあり、本市といたしましても、先進地の事例や近隣自治体の状況を調査研究してまいりたいと考えております。次に、農業行政について、スマート農業についてでありますが、ロボット農機につきましては、ロボット技術を組み込み、無人で自立的に走行、または作業を行う車両系の農業機械とされており、現在は、実証試験段階にあり、今後、より実用的な技術に発展していくものと考えております。本市の営農現場におきましては、完全無人化ではなく、GPSを利用しながら人が搭乗して、効率的、効果的にほ場の耕起・施肥作業を行える自動操舵を含めたシステム等の運用に多くの関心が集まっており、美唄市農協、峰延農協それぞれにおいて、先進農業に係る研究会が、勉強会や先進地視察を行っているほか、体験試乗や関連機器をすでに導入した方の操作研修及び指導も行っているところであります。しかし一方で、こうしたシステムは技術革新が早く、次々と新しいシステムが提供される状況にあり、このため、実際に営農現場で必要とする精度や機械の能力、費用、メンテナンスやシステム更新時の対応などの比較検討についても、研究会において話し合われているところであります。市といたしましては、経営規模の拡大が進むことに伴い、作業時間の短縮や精度の向上によるコスト削減効果なども見込まれると考えていることから、研究会や関係団体と、さらに意見交換を行い、多くの方が将来にわたって活用しやすいシステム等について情報を共有し、技術の進展も見据えつつ、検討を行ってまいりたいと考えております。次に、ドローンについてでありますが、本市において、防除薬剤の散布作業で利用されている産業用無人ヘリコプターに比べますと、バッテリーによるモータ駆動であるため、飛行時間が短いこと、積載できる薬剤量が少ないといった課題がありますものの、機体価格は1機 1,300 万円を超える無人ヘリよりも大幅に安く、保険料等の管理経費も安価なこと、小規模ほ場でも小回りがきき、輸送も軽トラックの荷台にそのまま収まるなどといったメリットがあり、農業経営の効率化などに役立つことから、今後普及していくものと考えております。しかしながら、実際に防除作業で利用するには、無人ヘリと同様に使用できる機体は、一般社団法人農林水産航空協会で登録された機種に限定されているほか、これらの機体を操作するオペレーターとなるには、同協会の指定教習施設で、講習を受け認定を受ける必要があり、資格取得には、一人当たり 20 万円ほどの費用がかかると伺っております。このことから、市といたしましては、ドローンの活用を推進するため、オペレーターの確保が図られるよう、美唄市農業振興基金の活用方法の見直しを行い、平成 29 年度から、無人ヘリと同様にドローンの操作資格取得のための講習参加を支援していくこととしております。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

山崎議員の質問にお答えいたします。初めに、教育行政に対する姿勢についてでありますが、私は、グローバル化や急激な情報化など、先を見通すことの難しい時代において、生涯を通じて不断に学び、考え、さまざまな困難を乗り越えながら、いくつになっても夢と志の現実のために挑戦し、自らの人生を切り拓き、より良い社会づくりに貢献していくことのできる人間を育成することが教育の基本であると考えております。この基本を実践するため、私は、美唄の子ども達は、地域全体で育んでいくという認識のもと、目の前にある課題に対しては、決して先送りすることなく、常に危機意識と対話の姿勢を重視し、スピード感をもって丁寧に対応するとともに、学校、家庭、地域、関係機関、団体、そして市民一人ひとりに対しては、さまざまな機会を通じ、学校や地域等に出向き、それぞれが抱える課題について直接声を聴き、それぞれが共通の認識のもと、生涯を通じて、学びの共同体としての意識を醸成するなど、学校や地域等とのつながりの強化・深化を念頭に、本市教育の振興に全力で取り組んでまいりたいと考えております。次に、平成 28 年度及び平成 29 年度の指定管理費の内訳についてでありますが、初めに、平成 28 年度の指定管理費につきましては、人件費では、市の嘱託職員、臨時職員の単価の改定にあわせ積算し、光熱水費及び利用料収入につきましては、直近2カ年の平均値をもとに積算しておりましたが、昨年3月に、市民会館大ホールの浸水被害があったため、大ホールの使用中止期間、この管理運営に係る経費は、再開までの間、凍結といたしました。大ホールの改修が 11 月末に完了したことに伴い、この凍結を解除し、あわせて光熱水費については、大ホールの使用休止に伴い、使用量が減ったことから、平成 28 年4月から11 月までの実績に加え、12 月から3月までの分は、当初積算をもとに再積算したところであります。また、利用料収入につきましても、大ホール使用休止に伴う収入の減少と、食堂の光熱水費の見直しを行い、再積算いたしました。次に、平成 29 年度の指定管理費につきましては、平成 28 年度の積算の仕方をもとにし、支出については利用実態を踏まえ、一部見直しを行いました。見直した部分としましては、食堂の光熱水費を市の歳入とすることとし、指定管理費から除き、光熱水費全体としては、前年度当初予算をもとに積算いたしました。また、大ホールの照明・音響操作に係る業務について、大ホール再開時から常駐方式を見直し、使用の都度、依頼することとし、経費を積算いたしました。これにあわせ、大ホールの照明・音響操作で見込んでいた人件費については、物件費の中に委託料として積算いたしました。利用料収入につきましては、これまでどおり、直近2カ年の平均値をもとに積算しております。次に、陸上のクロスカントリーについてでありますが、道内での取り組み状況といたしましては、伊達市や黒松内町に専用コースがあり、大会の開催なども行われていると承知しております。教育委員会といたしましては、まずは情報収集を行い、本市での取り組みの可能性を探ってまいりたいと考えております。次に、小学生のマラソン大会についてでありますが、本市では、毎年9月にピパオイヘルシーロードレースを開催しており、小学生向けのコースとして、小学3年生以下男女別2キロメートルと3キロメートルコース、4年生から6年生までの男女別2キロメートル、3キロメートルコースと、学年別や距離別に実施しており、昨年の大会では、市内外から2キロメートルに 47 名、3キロメートルに51 名の小学生の参加がありました。教育委員会といたしましては、今後とも、この大会に小学生が参加しやすくなるような工夫を実行委員会と協議してまいりたいと考えております。

再質問 8番 山崎一広

2点ほど再質問させていただきます。1点目は、任期付職員採用についてでありますけれども、我が国においても、経済の見通しが明るい予想がなかなか見えない中、人口減少の傾向や高齢化が進み、社会保障制度の大幅な見直しが、国民負担が増すということで、あわせて議論されているのが現状です。このような中、国においても社会保障制度の見直しと増税の議論の中で、国家公務員の人件費や国家議員定数の削減などが大きな政治課題となっておりますが、本市ももちろんのこと、全国の多くの自治体においても、すでに財政健全化の名の下で、大幅な給与独自削減や職員定数の削減が進められているのが現状かと思います。美唄市においても、平成 18 年3月に美唄市定員適正化計画が作成されております。当初5カ年でこの計画は、削減計画数 34 名でしたが、2年前倒しで達成したということで、平成 20 年には、実人数 426 人から 45 人減の 381人となっており、改めて、平成 22 年度までに32 人の上積みを行い、平成 22 年においては、359 人の実人数となっております。このような計画策定であったかと思いますけれども、危機的な市の財政においても、これまでのまちづくりのあり方や枠組みを抜本的に見直し、持続可能な財政構造を確立するとありますが、私には、人件費削減という目標数値が先行したのではないかという気がしております。そこで、先進地の事例、近隣自治体の状況を調査して研究すると答弁いただきました。早急に取り入れていただきたいのとあわせまして、現状、各職場での職員数が適正に反映されているのかなと、若干疑問に思います。病欠者や体調不良で長期に休まれている方がいます。また、技術者不足も深刻ではないかと感じております。6年前の3.11 の大災害が本市でも起こったら、当然、設計、現場監督を行う技術者が不足していると私は認識しております。このような中、毎年4月1日付採用をしているところでありますけれども、任期付職員も含めて、中途で採用はできないものか改めて質問をします。あわせて、市立病院の建て替えも含めて、当然、職員が現状おりますけれども、実際の技術者はいないと認識しておりますので、その辺も含めて今後できるかできないか、市長に改めてお聞きします。それと教育です。後先になりすけれども、スポーツ振興、よろしくお願いいたします。教育長の就任時にあまり難しいことを言ってもと思いますけれども、先だってパラリンピックに向けて、スポーツ振興、スポーツツーリズム、私も地方創生ということで参加しました。貴重な講演をいただきまして、無限に広がるスポーツ、観光資源ということで言われております。そのような中、スポーツイベントが持つ地力、まさに、先一昨日、アルペンのゴルフ場や我路のファミリー公園でも、ファットバイク、歩くスキー、その2週間ほど前はウィンターゴルフなども行われております。ぜひ、陸上のクロスカントリーも含めて、小学生のマラソン大会を開催して取り組んでほしいとお願いいたします。それと市民会館です。ちょうど昨年の今頃、大ホールの雨漏り、3月から 11 月まで8カ月間、休館したわけですけれども、責任はどこにあったのか。指定管理者なのか、清掃業者なのか、または市なのか、それぞれ交わしている協定書などを見れば明白に書かれているのではないかなと思います。この辺は、改めて別な機会、委員会の中でお聞きしたいと思いますけれども、そこで答弁の中で、経費は再開まで凍結と、そして 11 月末に完了したことから、この凍結を解除したと言われましたが、凍結期間の間、例えば電気料などは、基本料金などはかかっていると思います。それはどのようになってきているのか、というのとあわせまして、なぜ食堂の光熱水費相当分につきまして、29 年度から市の歳入としたのか、この2点についてお伺いしたいと思います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

山崎議員の質問にお答えいたします。職員の適正配置についてでありますが、行政ニーズの多様化、地域主権の推進等により、地方自治体の主体的な取り組みが求められている一方、厳しい財政状況の中、適正な定員管理に取り組むことも求められているところであります。また、定員に関する1つの指標として、産業や人口により分類される類似団体別職員数があり、平成 27 年4月の比較でありますが、普通会計に区分される職員数では、24 人超過している状況にあります。このことも含め、人口規模に見合った職員数となるよう、スリム化を図っていかなければならないと考えておりますし、事務事業の見直し、民間委託や指定管理制度の活用、効率的な組織体制の構築が必要であると考えております。ご指摘でありましたとおり、病気等により長期休業となっている職員も多くいることから、これらの状況も踏まえ、計画的な職員の採用に努めるとともに、中途採用の必要性などを十分に検討し、必要な人材確保や効率的な組織体制の維持に努めてまいりたいと考えております。また、任期付職員制度につきましては、1つの手法として、近隣自治体の制度導入状況や具体的な活用方法などについて調査研究してまいりたいと考えております。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

山崎議員の質問にお答えいたします。大ホール使用休止期間中の管理運営費及び食堂の光熱水費についてでありますが、初めに、大ホール使用休止中の管理運営費につきましては、照明・音響操作に係る経費について凍結いたしました。光熱水費の基本料金につきましては、本館と一体契約となっていますことから、指定管理費の中で支払っております。次に、食堂の光熱水費についてでありますが、食堂については、指定管理業務には含めず、行政財産の一部使用許可をしていることを鑑み、また、随時監査での指摘もありましたので、平成 29 年度からは市の歳入とすることといたしました。

出典:美唄市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる