美唄市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月9日
(1)農業行政について/(2)大富郵便局の存続について/(3)教育行政について
2016年9月9日、美唄市議会の一般質問で、桜井龍雄議員が「農業行政について」「大富郵便局の存続について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。
- 質問者
- 桜井龍雄 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 桜井龍雄
平成 28 年第3回定例会にあたり、大綱3点について、市長及び教育長にお伺いいたします。今年は7月までは、ほぼ順調な天候で経過してまいりましたが、8月に入り、北海道に3個の台風が上陸して、大雨による被害が出ました。特に、台風 10 号におきましては、人的被害も報告されており、北海道におかれましては、交通が寸断され、死亡者や行方不明者も出ており、また、農作物の被害も多数報告されました。亡くなられた方々には、心よりご冥福をお祈りするとともに、被災された方々には、1日も早く復興されることをお祈りいたします。大綱の1点目は、農業行政であります。その1点目は、今年の秋麦、春麦の作況状況についてであります。本市においても、昨年は、近年まれにみる麦の増収となり、豊作の年になりましたが、本市において、今年の秋麦、春麦の収量及び品質は、どのような状況で推移しているのか。次に、小麦のなまぐさ病についてであります。この病気にかかると収穫ができず、すき込みか焼却しかないと伺っております。本市においても、昨年は発生が見られており、本年度は、全道各地で発生しているとお聞きしておりますが、全道の発生状況と本市における発生対応状況について、この2点について市長にお伺いいたします。その2点目は、先ほども述べさせていただきましたが、台風による大雨で甚大な被害をもたらしましたが、本市においても、避難勧告は出たとお聞きしておりますが、本市の排水機場の運転状況がどのようになっていたか、農作物、その他農業被害の状況について、この2点について市長にお伺いいたします。大綱の2点目は、大富郵便局の存続についてであります。昨年 12 月の末に突然、大富郵便局を一時閉鎖すると日本郵便株式会社北海道支社から通達があり、地元としても、大富地区の中心的役割である郵便局が閉鎖されると、地域の衰退につながるとともに、地域住人にとって大変不便なことになります。今年の1月に大富連合会会長をはじめとして、隣接する連合会と連携を図り、大富郵便局の存続に向けた運動を展開したところとお聞きしておりますが、その1つ目に、これまでの経過と本市の対応について、2つ目に、今後の見通しについて市長にお伺いいたします。大綱の3点目は、教育行政、野外スポーツ施設の整備についてであります。本市では、先般、スポーツ健康都市宣言をされ、スポーツを通じた健康づくりを進めようとされております。そのような中、気になっておりますのは、本市のスポーツ施設についてであります。特に野外スポーツの施設に関しては、老朽化や管理が十分行き届いていないことによる使いにくさが多々見られるのではないかと感じております。その1つ目は、テニスコートであります。人工芝コートで雨による砂が流れ、芝に砂が少なくなっていると聞いております。今後のメンテナンス、整備の方法についてお聞きします。その2つ目は、陸上競技場であります。トラック、フィールドともに傷みが見られるようでありますが、日常の補修についてお聞きします。その3つ目は、駐車場の整備についてであります。全道規模の大会を開催するには、管理棟横の駐車場だけでは不足する状況にあります。テニスコート横の駐車場もあるかと思いますが、その整備状況について、この3点について教育長にお伺いいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
桜井議員の質問にお答えいたします。初めに、農業行政について、秋麦、春麦の作況状況についてでありますが、秋麦、春麦の収穫状況等につきましては、最近3年間では、秋まき小麦は平成 25 年産が 6,890 トン、26 年産が 8,400 トン、27 年産が 8,810 トン、春まき小麦は平成 25 年産が 1,120 トン、26年産が 1,560 トン、27 年産が 1,560 トンとなっております。なお、平成 28 年産の小麦の収穫量につきましては、現在のところ、調製中の施設もあり、正確な収穫量は把握できておりませんが、先日の小麦施設の視察におきましては、生産者の方々からは、おおむね平年並みの見通しであると伺ったところであります。また、品種別の品質につきましては、調製作業が終了した地域の一等麦の割合を申し上げますと、秋まき小麦の「きたほなみ」が85.6%、「ゆめちから」が 27.3%、春まき小麦の「春よ恋」が 65.6%となっております。次に、麦のなまぐさ病についてでありますが、正式名称を「コムギなまぐさ黒穂病」といい、原因はカビの一種の感染で、種子や土壌の汚染が感染経路となり、発病した穂の中は異臭を放つ黒穂胞子が充満していることから、収穫作業によって、健全子実にも胞子が付着し、異臭麦となり、品質を著しく低下させるほか、乾燥調製施設に混入した場合は、施設全体が汚染され、被害が拡大することとなります。発生した場合の対応は、廃耕が基本となり、周辺に被害を拡散させないよう、当該ほ場の子実や麦ワラは持ち出さずにすき込み、その際の作業機械についても徹底した洗浄が必要であると伺っております。また、新たな発生を防ぐためには、適正な輪作の実施、ほ場の透排水性の確保、種子消毒の徹底、適期播種の遵守などの対策が必要であると伺っております。発生状況につきましては、平成 28 年産秋まき小麦では、空知、石狩、胆振、上川及びオホーツクの5振興局管内 30 市町村で、計1,161 ヘクタールの発生が確認されており、前年産よりも大幅に増えていると伺っております。なお、本市では、昨年3件の発生が確認されましたが、廃耕の上、適切に処理したことから、本年につきましては、発生報告はなかったところであり、引き続き、農業団体や関係機関と連携の上、発生防止に努めてまいりたいと考えております。次に、台風による被害状況等についてでありますが、初めに、排水機場の運転状況につきましては、本市には4つの排水機場があり、各機場において、基準となる水位に従い、一定の水位に達したとき、業務員へ連絡をし、さらなる水位上昇で運転開始水位になると運転を開始することとなっております。8月の大雨や台風による運転状況につきましては、大きく分けて4回の本運転を行っており、まず、17 日から 18 日は上美唄排水機場が 17 日午前8時 30 分頃から 18 日午後 12時頃まで約 15 時間 30 分、茶志内排水機場が17 日午後6時頃から 18 日午前5時頃まで約11 時間、開発排水機場が 17 日午前7時 30 分頃から 18 日午前5時頃まで約9時間 30 分、沼の内排水機場は 17 日午後9時頃から 18 日午前4時頃まで約7時間、運転いたしました。また、20 日から 22 日は、上美唄排水機場が 20 日午後 12 時ごろから 22 日午前0時頃まで約 36 時間、茶志内排水機場が 20 日午後1時頃から 22 日午前9時頃まで約 44 時間、開発排水機場が 20 日午後1時 30 分頃から 22 日午後4時 30 分頃まで約 51 時間、沼の内排水機場が 20 日午後2時頃から 21 日午後 11 時頃まで約 33 時間、運転いたしました。23 日には、さらに上美唄排水機場が午前7時頃から午後3時頃まで約8時間、茶志内排水機場が午前8時頃から午後1時頃まで約5時間運転し、開発排水機場と沼の内排水機場は待機状態でありました。23 日には、直接の降雨は収まりましたが、石狩川の上流域で降った雨の影響で、石狩川の水位が上昇したため、開発排水機場が 23 日午後7時頃から 24 日午後5時頃まで約 22 時間、茶志内排水機場が 24 日午前1時頃から午後1時頃まで約 12 時間、運転いたしました。特に、20 日から 22 日の雨では、上美唄排水機場は近年にない河川水位の上昇により、運転を停止する水位まで達することも見込まれたため、上美唄地区に避難勧告を発令いたしましたが、幸いに、運転停止水位には至らなかったところであります。排水機場の運転に関しましては、今後も気象情報など情報収集に努め、降雨状況や河川水位の変化に注意し、適切な運転を行ってまいりたいと考えております。次に、大雨や台風による被害状況についてでありますが、北海道に上陸した台風7号、11 号、9号の影響による大雨により、8月 18日に大豆ほ場 0.65 ヘクタールが滞水し、また、本市の8月降水量の平年値 157.6 ミリに匹敵する、1日の降水量 153.5 ミリを記録した 20日には、大豆ほ場約 400 ヘクタールとタマネギほ場3ヘクタールの滞水を確認し、空知総合振興局へ報告したところであります。その後の各農協による調査では、20 日の大雨により、減収被害が見込まれる農作物及びその面積は、河川からの水の流入被害では、水稲が 0.3 ヘクタール、ほ場冠水被害では大豆が 10 ヘクタール、アスパラガスが 1.9 ヘクタール、ブロッコリーが 1.8 ヘクタールとなっております。また、営農施設や農協施設の被害報告はなかったところでありますが、土地改良施設につきましては、排水路の施設機能を失う大きな崩落はなかったものの、1排水路で法面が崩れる施設破損があったほか、7排水路で増水により、周辺から流れついたと思われる麦ワラが、流下を阻害する堆積状況となり、撤去作業を行ったところであります。なお、8月 30 日に本道に接近し、道内に甚大な被害を及ぼした台風 10 号につきましては、幸い、本市では農業被害はなかったところであります。次に、大富郵便局の存続について、これまでの経過と市の対応についてでありますが、昨年の 12 月 24 日に日本郵便局株式会社北海道支社の担当部長が来庁され、「局舎は築 48年経過しており、老朽化が激しく地盤沈下により傾斜していることから、長期使用に耐えうる建物ではなく、利用者の安全面を確保するため一時閉鎖する」との説明を受けたところであります。このため、市としましては、1月 22 日に北海道支社を訪問し、今後のスケジュール等について確認をしたところ、「2月 20 日から一時閉鎖となる」との説明があり、これを受け、大富郵便局に隣接する岩見沢市北村支所と連携をとりながら、大富郵便局の存続に向けた協議を進めてまいりました。また、2月 12 日には、美唄市、美唄市議会、2月 16 日には、岩見沢市、岩見沢市議会の4者に対して、関わりの深い美唄市の4連合会及び北村の2町会より「要望活動に関する要請」があったことから、4月 13 日には、私を含めた4者により、北海道支社を訪問し、大富郵便局の存続と早期の営業再開について、要望書を提出するとともに、要望活動を行ったところであります。その際に、支社長から「大富郵便局の運営形態について、直営郵便局または簡易郵便局での営業再開を本社と継続して協議している」と伺ってきたところであります。その後、8月3日付で、支社長より要望に対する回答として、「大富郵便局の業務を継続させるため、簡易郵便局として存続することとし、業務受託者の募集を行い、決まり次第、営業再開の諸準備を進める」との通知を受けたところであります。なお、8月5日に北海道支社から地域代表者等に対し、これまでの経過と簡易郵便局としての存続について説明が行われ、地域のご理解をいただいたところであります。次に、今後の見通しについてでありますが、北海道支社では、9月1日から各郵便局での募集案内の掲示や日本郵便局のホームページなどで、簡易郵便局受託者の募集が行われており、本市へも募集案内の掲示について依頼があったところであります。私としましては、これまでの直営による郵便局としての再開を強く望んでいたところであり、簡易郵便局としての存続は非常に残念なことではありますが、郵便局の閉鎖は、地域住民の生活に大きな影響を及ぼすことから、1日でも早く受託される方が決まり、営業を再開していただきたいと願っているところであります。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
桜井議員のご質問にお答えいたします。屋外スポーツ施設について、初めに、サン・スポーツランド美唄のテニスコートについてでありますが、人工芝のコートについては、摩擦を少なくするために砂を入れておりますが、融雪水や降雨により、コート内の低い部分に砂の堆積ができたり、コートの外に砂が流れてしまうことがあります。これまでも状況を確認しながら人工芝の芝目に砂の補充を行い、安全に利用していただけるよう、逐次対応に努めていたところであります。次に、陸上競技場についてでありますが、トラックの整地やフィールド内の草刈を行うなど、日常的な整備に努めているところでございます。トラックのラインテープの張りかえにつきましては、専門的な技術が必要なことから、教育委員会で必要な資材を用意し、美唄市陸上競技協会のご協力をいただき、整備を行っているところであります。いずれにいたしましても、屋外スポーツ施設につきましては、それぞれ経年劣化が進んでおりますが、市民の皆さんが安全で快適に利用できるよう、指定管理者と打ち合わせ、また、関係団体等とも連携し、今後とも良好な管理に進めてまいります。次に、サン・スポーツランド美唄の駐車場についてでありますが、平成 26 年3月末をもってサン・スポーツランド美唄のゲートボール場を廃止し、その跡地を現在、駐車スペースとして開放しております。整備状況といたしましては、ゲートボール場として使用していた際の下地の舗装はしっかりしていますので、そのまま活用し、車両の転落防止のため、出入口の両脇及び西側法面にロープを張り、これまでのところ支障なくご利用いただいております。
質問 9番 桜井龍雄
自席から1点だけ質問させていただきます。小麦は本市において、水稲に次ぐ栽培面積がある重要な作物であり、生産者の所得を確保する上でも、良品質な小麦を確実に生産していくことが大切だと思いますが、先ほどの答弁では、ゆめちからの一等麦比率が非常に低いとありましたが、今後に向けての要因分析や対策・検討などはどのようになっているのか、市長にお伺いいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
桜井議員の質問にお答えいたします。「ゆめちから」の一等麦比率についてでありますが、まだ調製中の施設もあり、農業改良普及センターによる要因分析等はこれからになると伺っておりますが、すでに小麦の調製を終えている美唄市農協に伺ったところでは、等級が落ちた要因は、細麦が多かったことによるもので、その原因としては、6月の多雨により、開花の不揃いが発生したこと、1穂の粒数が少なめで、登熟も順調ではなかったことなどが考えられるとのことであります。なお、「ゆめちから」の品種特性としましては、適期播種や春の融雪促進により、登熟日数を確保することや、適切な防除や追肥実施などの基本技術励行の徹底が重要といわれており、今後出される農業改良普及センターの要因分析結果や対策などについて、周知の徹底が必要であると考えております。