美唄市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月20日
(1)情報化推進について/(2)地方創生について/(3)道道美唄富良野線沿線の観光振興について/(4)福祉行政について
2016年6月20日、美唄市議会の一般質問で、松山教宗議員が「情報化推進について」「地方創生について」「道道美唄富良野線沿線の観光振興について」「福祉行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。
- 質問者
- 松山教宗 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 松山教宗
第2回定例会において、大綱4点について市長と教育長にお伺いいたします。大綱1点目は、情報化推進についてであります。初めに、市内公共施設におけるインターネット環境の整備についてでありますが、協働のまちづくりを推進する上で、市民等との情報共有は、最重要であると考えております。市民の知る権利を保障するため、執行機関である市長や教育委員会などは、保有している市政情報を市民に公開することを原則とし、これを市民にわかりやすく提供することとなっており、このことは、本市の憲法である「まちづくり基本条例」にも明記されているところであります。現在は、超情報化社会であり、インターネット等の普及により、さまざまな情報がリアルタイムで入手することができるようになりました。このような中、市議会では市民に開かれた議会を目指し、議会活動の積極的な情報発信により、市民との情報の共有を図るため、以前より議会のインターネット中継について検討を重ねているところであります。一方、本市においては、広報紙メロディーは月に1回発行するほか、市ホームページやフェイスブックを活用しながら、積極的に情報発信を行っていると評価しているところでもあります。しかしながら、庁内の会議や各種審議会、委員会、市議会など、これまでのまちづくりの方向性を検討・決定する会議は、原則公開とされ、会議の傍聴を実施していますが、傍聴者の人数は、決して多くはないものと推察しております。私は、こうした市が開催している重要な会議等については、他の所属職員はもとより、市民の方も見られるよう、近隣の市町で実施している、インターネットでの配信の導入が有効であると考えており、市内の公共施設において、リアルタイムに見られるよう環境を整備していくべきではないかと考えますが、市長のお考えをお伺いします。次に、インターネットを活用されていない方に対する情報の共有についてでありますが、情報化社会において、インターネット環境を有した市民の方は、リアルタイムで行政情報を入手することができますが、インターネットを使用していない市民の方への対応を、さらに検討していく必要があると私は考えております。インターネットを使用されていない市民の方に対するこれまでの対応と、今後の考え方について、市長のお考えを伺います。2つに、情報セキュリティ対策に関する抜本的強化についてでありますが、平成 27 年12 月 25 日の総務大臣通知では、サイバー攻撃が急速に複雑・巧妙化している中にあって、マイナンバー制度及び地方自治体の行政に重大な影響を与えるリスクも想定されることから、国から1つ目として、マイナンバー利用事務系では、端末からの情報持ち出し不可設定化等を図り、住民情報流出を徹底して防止すること、2つ目として、マイナンバーによる情報連携に活用されるLGWAN環境のセキュリティ確保に資するため、LGWAN接続系とインターネット接続系を分割すること、3つ目として、都道府県と市区町村が協力して、自治体情報セキュリティクラウドを構築し、高度な情報セキュリティ対策を講じることの3層からなる対策を講じる通知があったところであります。そのため、本市においても、平成 28 年度当初において、必要な対策を講じることとしておりますが、セキュリティ強化の内容とあわせて、職員が使用している業務用のパソコンは、本年度においてインターネット環境を切り離し、課に1台程度パソコンを設置する予定であると伺っております。そこで、情報セキュリティ対策に関して、本年度の事務内容やスケジュールとあわせて、この事業で取り組む、インターネット環境を有するパソコンの設置台数の考え方について、市長にお伺いします。大綱2点目は、地方創生についてであります。1つに、小さな拠点づくりを核としたスポーツ・ツーリズム推進事業についてであります。我が国は、本格的な人口減少社会を迎え、少子高齢化への対応や、地域経済の活性化が求められている中にあって、地域の活力を維持するためにも、地方への新しい人の流れをつくる、いわゆる交流人口の拡大に取り組むことが重要であると考えられております。そのため、本市においては、こうした国の動きに対応して、これまで「美唄市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、地方創生関連交付金などを活用して、戦略的かつ効果的な事業に取り組んできたものと私は評価をしております。本年度は、「第6期美唄市総合計画後期基本計画」がスタートするとともに、「美唄市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の実質的な初年度としていることから、有効な国の財源を活用しながら、スピード感を持ちながらも、しっかりと地に足をつけ、着実に組んでいかなければなりません。本市の地方創生に関する取り組みの1つとしまして、平成 27 年度補正予算、地方創生加速化交付金を活用した、「小さな拠点づくりを核としたスポーツ・ツーリズムの推進事業」については、平成 28 年度に予算の繰り越しをして、現在、施設の改修工事に向けた準備を行っているものと推察しております。改修する施設は、旧美唄ダム事務所の公宅と伺っておりますが、この施設を改修し、サイクルツーリズムの推進やスポーツの合宿の受け入れなど、多様性のある交流拠点として、交流人口の促進が図られるものと、早期の完成が期待されております。既に、スポーツもサイクリングもシーズンに入っております。いち早くスピード感を持って進めていただきたく思います。そこで1つに、交流拠点である旧美唄ダム事務所公宅の改修の進捗状況について、2つに、今後の展開について市長にお伺いします。大綱3点目は、道道美唄富良野線沿線の観光振興についてであります。1つに、サイクルツーリズムの進捗状況と今後の取り組みについてです。平成 32 年、道道美唄富良野線が開通予定ですが、新千歳空港や札幌道央圏と、上川南部である富良野、旭川圏とを結ぶ幹線道路になり得る可能性が高い道路とされ、これを機会に、その価値を高めていくことが、本市経済の活性化推進につながると期待されております。本市では、食、農、自然、景観や歴史、公園や施設など、今ある地域資源を生かした観光振興を推進しつつ、そこにしっかりと立ち寄る仕掛けや仕組みを構築しなければ活性化はありません。それも、本市がリーダーシップを持って、近隣自治体との連携や協力をするなど、国内外の観光交流人口を呼び込む施策を行政だけではなく、市民のアイデア、考えも取り入れるなど、市民と行政とが一緒にスピード感を持って計画策定づくりのための意見集約を進めていると推察します。その中、新聞等の報道にもありますように、海外を中心としたサイクルツーリズム・サイクリストから本市は注目をされております。しかし、具体的な展開や行動が、まだ市民に知られていないようです。サイクリングで交流人口を呼べるのか。来ても通り過ぎるだけではないのか。何も動きが見えてこないなどと市民の声も聞こえてきます。そこで、どのような意義・目的を持って現在は進められ、同時に、市民喚起や伝える行動など推進されているのか。また、これまでの取り組みが、本市にしっかりとフィードバックされ、具体的にどのような効果があらわれているのか。そして、サイクリング人口の増加の有無など、検証をしているのか。今後、市民理解を得るためにどのように情報を発信していくのか、市長にお伺いいたします。2つに、サイクリングの活性化についてです。現在、北海道はサイクルツーリズムの波に乗り、新聞報道などでも多く取り上げられ、サイクリングの機運が高まっております。本市においても、市長の台湾訪問やしまなみ海道への視察など、注目が集まっております。私も今シーズンに入り、よく個人または複数で走るサイクリストや家族でサイクリングを楽しんでいる光景を目にし、気軽に楽しめるスポーツであるサイクリングの人口が増えているように感じています。現在、本市のサイクリング事情を見てみますと、教育委員会では、小学生低学年に対し、交通公園などを活用した自転車講習が開催され、自転車の運転や交通安全マナーなど、サイクリング活動としては、市民ファミリーサイクリングが開催されるなど、過去を伺いますと、スポーツとして、サイクリングは本市でも盛んであったようであります。近年のサイクリングブームにより、今ではスポーツとしてだけではなく、健康、エコ、仲間づくり、趣味として、まちや風景など、観光を楽しむためにサイクリングでまわるなど、機運が高まっております。本市は、地域資源を生かし、観光交流人口を増やすことを目的にまちづくりが進められ、インバウンドや道内外の観光客を迎える1つの手法として、サイクルツーリズムを推進しておりますが、ただ呼び込むだけではなく、市民理解や喚起・醸成を進めていくことも忘れてはならないと思います。改めて、市民スポーツとして子どもから大人まで、老若男女を問わず、サイクリングに触れ、楽しみ、親しんでもらえる機会や醸成を推進し、ファンを拡大していく必要があると考えます。そこで、大人だけではなく、幼稚園児、小学生など、教育面としてスポーツや健康、マナーなど、子どものころから知り、触れてもらう機会や醸成を推進し、サイクリストによる指導やサイクリング体験会、教室などの開催、また、サイクリングのまちを目指し、台湾自転車メーカーなどの協力をいただくなど、本市は、本年4月にスポーツ振興課も設置されました。今こそスポーツ、健康、楽しんでもらえるよう、学校をはじめ、児童や生徒、PTAや関係団体などとの理解や醸成、取り組みや仕掛けなどを構築していく必要があると考えますので、教育長にお伺いをいたします。3つに、産業炭鉱遺産我路ファミリー公園、炭鉱メモリアル森林公園、東明公園とふるさとの見える丘展望台の現状と今後の活用についてです。道道美唄富良野線に対し、北海道開発局の再評価原案準備書説明資料には、事業の必要性などについて、客観的評価指標の1つに、主要な観光へのアクセス向上が期待されるとあり、沿線には、ある地域指標が観光拠点となり、富良野までの新たな観光ルートが期待され、アクセス向上が期待されています。本市では、平成 32 年の開通を見据え、観光道路として利用されるよう、仕掛け・仕組みを考えていく必要があると思います。この沿線には、産業炭鉱遺産など、利活用すべき地域資源が点在しており、その環境整備には時間かかると考えられます。その中、我路ファミリー公園、炭鉱メモリアル森林公園、東明公園などは主要な観光拠点としてなり得る公園、地域資源であり、それぞれの公園の特徴を生かした住み分けも必要であると思います。そこで、これらの公園の管理の状況と今後の活用や整備並びに炭鉱遺産の保存についての考え方や取り組みについて、市長にお伺いします。また、ふるさとの見える丘展望台について、近年、美唄のまち並みや空知平野が一望できる絶景ポイントとして、訪れる方が多いようですが、市民の声には、木々や葉が茂り景観が良くなく、ビューポイントではない、全景が狭く、見づらくて残念でもったいないなどの声もあります。観光拠点となる展望台であると思いますので、今後の対応、環境整備について、市長にお伺いいたします。大綱4点目は、福祉行政についてであります。1つに、受動喫煙防止条例施行についてであります。昨年 12 月、平成 27 年第4回定例会で可決された受動喫煙防止条例ですが、全国的にも先進的で、北海道初となったこの条例は、可決制定の前後において、テレビや報道等で放送されるなど、全国的にも注目を集めております。その後、国においても、国際的な流れなのか、2020 年東京オリンピック・パラリンピック開催前に受動喫煙防止施策推進法案についての報道があるなど、全国的に少しずつこれらの動きが進んできているように感じております。本市のこの条例制定は、分煙条例であり、受動喫煙による健康被害の防止でありますが、当時の市民の声には、禁煙条例のイメージが強くありました。また、本条例のもう一つの側面として、市民のモラルやマナー、意識の醸成など、健康都市、まちづくりの推進につながり、市民一人ひとりが、まちづくりに身近に参加できるものであると考えます。そこでまず、昨年 12 月の条例制定後から、これまでの市民に対する分煙・喫煙の周知など、1つに、本市の対応・取り組み状況について、どのように進められてきたのか。2つに、事業者への対応状況について。3つに、施行後、どのように取り組んでいくのか、今後の取り組みについて、市長にお伺いいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。はじめに、情報化推進について、市民等との情報の共有に関する考え方についてでありますが、これまで、広報紙メロディーや市ホームページをはじめ、自治組織代表者会議、まちづくり地区懇談会のほか、市公式フェイスブックを導入し、市政情報の共有に取り組むとともに、美唄市情報公開条例に基づき、各種の審議会や委員会などの会議の公開等も行ってきたところであります。私としましては、市が開催している重要な会議について、市内公共施設でのインターネットを活用した情報発信は、庁内職員間の連携が向上するとともに、市民の皆さんと情報の共有を図る上で有効な手段と認識しておりますが、個人情報や企業等の事業活動を審議する会議など、公開が制約されるケースのほか、カメラ等の設置、システム運用に要するコストなど、検討すべき課題も多いことから、傍聴制度の積極的な運用を図りながら、情報の収集に努め、調査研究を行ってまいります。次に、インターネットを活用されない方に対する市政情報の共有についてでありますが、これまで、広報紙メロディーを中心に情報発信を行ってきたところであります。また、市民のご要望に応じて、市職員が地域に出向いて、市の施策や事業等について説明会を行う「出前講座」を実施し、情報の共有化に努めてきたところであります。今後も、より多くの市民の皆様に出前講座を活用していただけるよう、制度の周知に努めるとともに、市民が必要としている市政情報が、迅速かつ容易に得られるよう、現在、実施している各種広報、広聴活動の充実に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、情報セキュリティ対策についてでありますが、本年度の事業内容としましては、職員のマイナンバー利用事務における、端末からの情報の持ち出しの不可設定等を図るとともに、職員が使用するシステムの利用にあたりましては、ID・パスワード及び指の静脈認証を新たに導入するなどの対策を講じるほか、職員の業務用パソコンは、インターネット環境を切り離すなど、本年末までに、庁内ネットワークのセキュリティ強化を行うこととしております。さらに、インターネットを介したサイバー攻撃から自治体の情報システムを守るため、北海道と市町村が連携して、インターネットの接続口を1箇所に集約する「自治体情報セキュリティクラウド」につきましては、7月頃をめどに、内容が示される予定であると伺っておりますので、今後も北海道の動きに注視をしてまいりたいと考えております。また、インターネット環境を有した職員の業務用パソコンにつきましては、課に1台程度、設置することとしておりますが、LGWAN回線で情報連携している国や道、自治体間以外の民間事業者等との情報連携では、インターネット回線が必要であり、職員の業務への影響をしっかりと検証し、必要な対応を図ってまいりたいと考えております。次に、地方創生について、小さな拠点づくりを核としたスポーツ・ツーリズム推進事業についてでありますが、初めに、旧美唄ダム事務所公宅4棟の改修に関わる進捗状況につきましては、現在、庁内の関係課が連携を図りながら、老朽化が進んでいる屋根、床、壁、天井などの張り替えや、キッチン、風呂、トイレなどの水回りの改修、温水ボイラー、暖房ストーブ、エアコン、照明器具などの取り替えのほか、テレビ、冷蔵庫、掃除機、電子レンジなどの設置を検討しているところであり、10 月下旬の完成に向け、取り組んでいるところでもあります。次に、今後の展開についてでありますが、国内外のサイクルツーリズムなどの観光客の滞在や、インターンシップの受け入れのほか、体育センターに設置するボルダリング施設を活用したスポーツ・クライミングなどのスポーツ合宿、また美唄サテライト・キャンパス事業における文化・スポーツ合宿の協働事業での活用も考えているところであります。なお、スポーツ・クライミングに関しましては、2020 年東京オリンピック・パラリンピックの正式種目候補となっていることからも、今後、競技人口が増加することが考えられ、体育センターの利用とともに、旧美唄ダム事務所公宅での合宿について、競技関係者へお願いしているところであります。次に、道道美唄富良野線沿線の観光振興について、サイクルツーリズムの進捗状況と今後の取り組みについてでありますが、本年2月に、台湾で開催された「ベロシティ・グローバル 2016」自転車国際会議に、基調講演者として、本市のサイクルツーリズムの取り組みなどを世界へ紹介してまいりましたが、その際、欧州をはじめとした有識者などと懇談する中で、サイクリングの普及は、ツーリズムだけではなく、エコでクリーンな環境づくりや、市民の健康づくりを促進する都市づくり、まちづくりの一役を担っているものであると改めて認識したところであり、サイクルツーリズムを通じた国内外からの観光客誘致を目的とした観光振興のほか、市民の健康増進や生活の移動手段として普及させてまいりたいと考えております。市民への意識の醸成を図るため、本年3月に、台湾やタイで行った外国人観光客の誘致に向けた観光PRの成果や、サイクリングの普及意義などを含め、市民報告会を開催し、その様子が新聞にも掲載されたところであります。なお、これまでの取り組みの成果としましては、市外からサイクリングを楽しむ方々の来訪が増えてきているほか、台湾の旅行会社が「北海道そらちグルメフォンド」参加へのツアーを企画していることに加え、タイの旅行会社においてもツアーを企画していると伺っております。また、美唄サイクリングクラブの会員が増加していることや、市職員や青年会議所メンバーなどを中心として、サイクリングを楽しむ新しいクラブを設立したことに加え、教育委員会が主催するファミリーサイクリングの参加が増加傾向にあることなどから、市民の間で、少しずつ機運が高まってきていると感じているところであります。さらに、本市のサイクルツーリズムの推進に携わっていただいているツアーガイド会社が、近く、まちなかに美唄営業所を開設し、レンタルサイクルなどの事業を展開すると伺っているところであり、中心市街地の活性化につながっていくものと考えております。次に、今後の取り組みにつきましては、本議会において、スポーツ健康都市宣言について提案させていただいているところでありますが、サイクリングの普及につきましても掲げているところであり、市民にとって、健康増進のための身近なスポーツとして、普及に努めてまいりたいと考えております。また、本年6月、観光振興やサイクルツーリズム推進のために採用いたしました地域おこし協力隊員の活動を通じて、アルテピアッツァ美唄や炭鉱メモリアル森林公園、宮島沼などの本市が有する地域資源と、周辺都市との回遊ルートや家族向けルートなど、さまざまなサイクリングルートを形成するほか、観光客とともに、市民も気軽に参加できるサイクリングイベントを美唄観光物産協会や美唄サイクリングクラブと連携しながら企画し、広報紙メロディーのほか、市や観光物産協会のホームページ、SNSなどで情報発信することで、市民をはじめとした方々の参加を促し、サイクリングを通じて交流人口の増加や地域経済の活性化につなげてまいりたいと考えております。次に、産業・炭鉱遺産とふるさとの見える丘展望台の現状と今後の活用についてでありますが、道道美唄富良野線沿線に所在する東明公園や炭鉱メモリアル森林公園、我路ファミリー公園の管理状況としましては、主に草刈りや樹木の剪定など、木や花の管理と遊具、ベンチなど一般施設の点検・補修・更新を行っており、炭鉱メモリアル森林公園にある旧炭鉱施設の竪坑巻揚櫓などは、遠望目視により、施設の状況を確認し、安全対策に努めているところであります。また、今後の活用についてでありますが、道道美唄富良野線の開通を見据えた中で、公園や炭鉱遺産は、地域資源、観光資源として、さまざまな観光ツアーにおいて活用するとともに、沿線の環境整備、芦別市や富良野市などを含めた広域的なサイクリングコースの設定やイベントの開催、ドライブ観光ルートの開発について検討するほか、観光振興など地域活性化に資する活用のあり方や、老朽化が進行している施設の保存・再生のあり方について、新たに設置した「美唄経済戦略会議」の中で、活性化に向けた具体的な取り組みについて検討してまいりたいと考えております。次に、ふるさとの見える丘展望台につきましては、これまでも景観整備に努めておりますが、周囲の樹木が生い茂り、展望台より見下ろす美唄のまち並みを一部遮るところもあります。このため、眺望を確保するには、大規模な伐採や剪定が必要となりますが、周辺地域は、土砂流出防備保安林に指定されていることから、今後、関係機関と協議を行い、景観整備に向けて検討してまいります。次に、福祉行政について、受動喫煙防止条例の施行についてでありますが、条例制定後の取り組み状況につきましては、本条例の趣旨であります受動喫煙による健康被害を避け、健康づくりをより一層推進することができるよう、広報紙メロディーにおいて、本年度2月号から4回にわたり特集として掲載してきたほか、ポスター、パンフレット、分煙・禁煙等のステッカーを作成し、市内約 160 箇所に掲示依頼を行うとともに、美唄市医師会と協働で、外部から著名な講師をお招きし、市民を対象とした講演会を開催するなど、広く受動喫煙防止の必要性について、その周知に取り組んできたところであります。あわせて、各種健診や出前講座、妊婦や親子を対象とした集いの機会を活用して、小児科医師や保健師が中心となり、受動喫煙が及ぼす身体への影響と、妊婦さんや子どもを受動喫煙から守るための積極的な取り組みについて、啓発活動を続けてきたところであります。また、本条例の制定は先進事例として、他市町村や関係団体からも注目されており、市外での研修会等において、実践発表としてご依頼をいただき、その取り組みにつきまして発表してきているところであります。次に、事業者への対応状況につきましては、ポスター掲示のほか、分煙、禁煙のステッカーを作成し、入り口に表示していただけるよう、約 70 箇所を現在までに訪問し、依頼してきたところであります。また、訪問時に条例の説明を行うことで、従業員やお客様に配慮した取り組みにつきまして、ご相談をいただくような事例もあったところでございます。こうした活動がきっかけとなり、受動喫煙防止対策を身近なものとしてご理解いただいた結果、サービス事業者のロビー及び事務所内禁煙や飲食店の時間帯分煙につながった事例も複数出てきており、今後、受動喫煙防止への具体的な取り組みに結びつく活動を取り進めてまいりたいと考えているところであります。次に、今後の取り組みにつきましては、市内小・中学校の校門付近に、受動喫煙防止の看板設置を進めるほか、子どもたちが、タバコ問題とどう向き合っていくかを考えるきっかけづくりの事業を実施することとしております。また、野外イベント時の分煙の協力依頼を行うとともに、効果的な事業の取り組みを図るため、市民、事業者を対象としたアンケート調査を継続して実施するほか、さらに、効果検証を目的として、脳疾患、心疾患における近隣病院の入院治療状況を把握し、美唄市医師会と協働で、受動喫煙による健康への影響について検証することとしているところであります。あわせて、条例制定がきっかけで、現在、全国健康保険協会北海道支部と共同で、事業の展開を検討しており、今後もより広く市民を対象とした効果的な健康増進事業の実施に向けて、協議を進めてまいりたいと考えております。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。サイクリングの活性化についてでありますが、これまで、教育委員会では、美唄サイクリングクラブのご協力を得ながら、ファミリーサイクリング in 美唄を毎年実施しております。その目的といたしましては、日常生活の中に手軽なスポーツを取り入れ、健康は自分でつくり、自分で守るという意欲を高めるとともに、サイクリングを通した交通安全に対する意識の向上と、親睦交流を深めることとしているところであり、本年度で 23 回目を迎えます。今ほど、市長からの答弁にありましたとおり、サイクリングの普及は、サイクルツーリズムを通じた国内外からの観光客誘致による観光振興の可能性があるほか、市内においては、子どもから高齢者まで多くの市民が取り組むことができ、スポーツの振興や市民の健康増進につながるものと認識しております。今後も引き続き、「ファミリーサイクリングin 美唄」を実施し、サイクリングの楽しさを実感できる機会をつくるとともに、交通公園での自転車講習会の開催による交通ルールを学ぶ場を継続して設けてまいりたいと考えております。また、子どもサイクリング体験会や各種大会の開催など、サイクリング関係団体のご協力を得ながら検討してまいります。なお、観光振興等に向けましては、市長部局と連携し、サイクリングに対する理解の拡大や気運の醸成を図りながら、広域的なツーリングを視野に入れた観光客の受け入れや市民との交流など、まちの活性化につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。
再質問 3番 松山教宗
自席から2点、再質問をいたします。1つ目は、小さな拠点づくりを核としたスポーツ・ツーリズム推進事業についてですが、今回整備する旧美唄ダム事務所公宅の運営については、日本版DMOにより運営を行うと伺っておりますが、日本版DMOに関して、国においては、地域の商工業者や交通事業者等の多様な関係者と連携を図り、経営的な視点から、観光地域づくりを進める法人として、官公庁が設立を推進しており、全国各地において、DMOの形成が急がれているところであります。道内では、富良野の観光協会が、富良野の農業、観光、環境を融合させ、地域の観光マーケティングやマネジメントを担う富良野DMOを立ち上げ、新たな観光地域の創出を目指しております。私は、本市においても、このような取り組みを参考にし、交流拠点の運営方法はDMO化が効果的なものと考えておりますが、交流拠点の運営に対する市長のお考えがあれば、お伺いいたします。2つ目は、受動喫煙防止の施行についてでありますが、条例の施行にあわせて、さまざまな手法により、事業を実施してこられ、今後については、子どもを対象とした事業などにも取り組まれることについて、理解をいたしました。あわせて市民の方々及び事業者を対象に、継続してアンケート調査や疾病に応じた効果検証事業も検討されることについては、大変重要なことと承知しております。そうした調査や効果検証結果及び飲食店などについては、適用除外となっている現状から、本条例を見直す考えをお持ちなのか、また、その時期についてお考えがあればお伺いいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
松山議員の質問にお答えいたします。はじめに、旧美唄ダム事務所公宅の運営に対する私の考え方についてでありますが、当面は市が運営を行うものの、商工会議所や美唄観光物産協会などとの連携を深め、DMOの立ち上げを目指し、取り組んでまいりたいと考えております。次に、受動喫煙防止条例の見直しについてでありますが、条例の改正につきましては、現時点で具体的には決めておりませんが、市民及び事業者からのご意見等をしっかり聞き取り、さまざまな観点から検討を加えた上で、必要に応じて的確に判断してまいりたいと考えているところでございます。