美唄市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月8日
(1)地域医療再構築プランについて/(2)市立美唄病院について/(3)水道行政について/(4)下水道行政について
2014年12月8日、美唄市議会の一般質問で、長谷川吉春議員が「地域医療再構築プランについて」「市立美唄病院について」「水道行政について」「下水道行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、病院事務局長 高倉雄治、都市整備部長 本田弘明が答弁しました。
- 質問者
- 長谷川吉春 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、病院事務局長 高倉雄治、都市整備部長 本田弘明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 長谷川吉春
平成 26 年第4回定例会にあたり、大綱4点について市長にお尋ねいたします。総選挙が2日に公示され、14 日が投票日となりますが、民主党から自民・公明の両党に政権が変わってから約2年、暮らしの問題でも平和の問題でも暴走に暴走を重ねる第2次安倍政権に対し、国民は不安と怒りを募らせています。今回の総選挙は、国民の声に耳をかさない安倍政治の全体を厳しく問う選挙です。安倍政権の暴走をストップさせ、国民の声が届く新しい政治をつくる絶好の機会にしていくことが重要になっていると思います。大綱質問の1点目は、地域医療再構築プランについてであります。この問題は本定例会において、地域医療体制等調査特別委員会が開かれますので、細部に立ち入らず、いくつかの点についてお聞きいたします。その1つ目は、計画の進捗状況についてであります。本年3月に地域医療再構築プランが策定され、半年が経過しましたが、この間、この計画がどのように進んでいるのかお聞きいたします。その2つ目として、市立美唄病院の健全化計画の平成 26 年度の見通しについてであります。これは、地域医療再構築プランにも影響することでもあり、その見通しについてお聞きいたします。3つ目として、パブリックコメントに寄せられた意見についてであります。本年3月に開かれた地域医療体制等調査特別委員会において触れられておりますが、どのような意見が寄せられたのか改めてお聞きいたします。4つ目として、まちづくり地区懇談会などでの市民の意見についてであります。御承知のように美唄市は高齢者が多く、また、ひとり暮らしの世帯が多いことから、市民にとって、地域医療がどうなるのか、あるいは介護の体制がどうなるのかなどについての関心が非常に高いと思われますが、まちづくり地区懇談会や自治組織代表者会議等でも多くの意見が出されていると思われますが、どのような意見が寄せられているのか、その主なものをお聞きいたします。大綱質問の2点目は、市立美唄病院についてであります。その1つ目として、診療科目と医師の配置についてであります。市民の中には、市立病院の診療科目と体制がよくわからないとの意見もしばしば聞かされますので、医師の配置も含めてお聞きいたします。その2つ目として、医師の確保についてであります。病院の医療体制の充実のためにも、また、地域医療再構築プランの充実のためにも、医師の確保は欠かせないものだと思いますが、医師確保の取り組みの現状と見通しについてお聞きいたします。大綱質問の3点目は、水道行政についてであります。その1つ目として、桂沢水道事業団による水道事業広域化についてであります。桂沢水道事業団による水道事業の広域化の状況や桂沢浄水場の建設事業費及び美唄市の負担額についてお聞きいたします。その2つ目として、美唄水系及び桂沢水系の一日の配水量についてであります。美唄水系及び桂沢水系の一日の最大配水量、最小配水量、平均配水量がどのようになっているのかお聞きいたします。その3つ目として、美唄浄水場の施設能力と耐用年数についてお聞きいたします。大綱質問の4点目は、下水道行政についてであります。その1つ目として、下水道工事の進捗状況についてでありますが、本市の進捗状況はどのようになっているのかお聞きいたします。その2つ目は、今後の計画についてどのようにお考えなのかお聞きしたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
長谷川議員の質問にお答えいたします。初めに、地域医療再構築プランについて、計画の進捗状況についてでありますが、地域医療再構築プランに掲げている重点項目ごとに申し上げますと、「保健、医療、福祉のネットワークづくり」では、在宅医療・介護の推進を図るため、本年 11 月に市内の医療、介護の専門職による「美唄市在宅医療・介護多職種ネットワーク会議」を設立するとともに、在宅医療・介護推進フォーラムを開催したところであります。次に「健康づくりと疾病予防」では、保健師が市立病院に出向き、特定健診において生活習慣病のリスクを有する方に対し特定保健指導を行うなど、各種健診や予防接種の推進を図ったところであります。また、「総合的な保健福祉・医療施設の整備と機能強化」では、施設整備等検討委員会を市役所及び市立病院に設置し、それぞれ2回開催したところであります。次に、市立美唄病院経営健全化計画平成 26年度の見通しについてでありますが、10 月までの実績と 11 月以降の推計で申し上げますと、収入は入院患者数の増加に伴い、入院収益が前年度より増加しておりますが、外来患者数が大きく減少していることから、計画よりも下回る見込みであり、支出は人件費や診療材料費など経常費用が計画より縮減される見込みであります。こうした状況から、経常収支では黒字が確保でき、一定の不良債務が解消される見込みでありますが、資金不足比率は計画値に達しないものと推計しております。次に、パブリックコメントに寄せられた主な意見についてでありますが、本年3月の地域医療体制等調査特別委員会において、その内容についてお示ししているところでありますが、1月から2月までの期間中に計4件の御意見があり、主な内容として「市立病院の整備や経営形態」「医師、看護師の確保と人材育成」などに関するものであります。次に、まちづくり地区懇談会と自治組織代表者会議での市民の意見についてでありますが、主な内容として「在宅医療の推進や多職種ネットワーク会議の設置について」「予防医療や健康づくりの取り組みについて」「市立病院の建て替えや経営状況について」「医師確保について」などの御意見・御質問をいただいたところであります。次に、市立美唄病院について医師の確保についてでありますが、医師の確保にあたっては、これまでと同様に、大学医局や道など関係機関等に対し要請活動を行うとともに、公立病院相互の連携強化による情報収集や研修指導医と総合診療医を育成する日本プライマリ・ケア連合学会北海道支部に対する人的な協力など、さまざまな活動を通じて医師確保に結びつく人脈づくりとネットワークづくりに努めているところであり、こうした取り組みを通じて、本年4月に常勤の内科医師1名を採用したところであります。また、本市が策定した地域医療提供体制ビジョンや地域医療再構築プランをもとに、本市が目指す地域医療体制の方向性を全道・全国に発信し、医師をはじめ関係機関、団体へのPR活動を継続してきたところであります。なお、医師の確保には、情報交換が円滑に行える人脈づくりが大切であると考えておりますので、今後もさまざまな手段を講じて医師の確保に努めてまいります。次に、水道行政について桂沢水道企業団による水道事業広域化についてでありますが、平成 23 年度に桂沢水道企業団と構成3市からなる桂沢水道広域化検討会を立ち上げ、さまざまな検討をしてまいりましたが、今年8月 19 日に開催された桂沢水道企業団議会において、事業統合の検討が長期になっている現状と桂沢浄水場更新の緊急性を考え合わせると、桂沢浄水場更新事業と事業統合を切り離して考え、浄水場更新は早急に進め、事業統合については、今後も協議を継続していくとの方針が決定されたところであります。桂沢浄水場の事業費や美唄市の負担額についてでありますが、更新事業費については現時点で 111 億円と試算されており、美唄市の負担額については、浄水場の規模を決定する際に決めた構成各市の水需要予測を基本に決定していくものと考えております。次に、下水道行政について、下水道工事の進捗状況についてでありますが、母町地区の整備をほぼ終え、現在、東明地区、茶志内地区、峰延地区等の整備を進めており、平成 25年度末の整備状況としましては、1,030.7 ヘクタールの整備を終え、進捗率は約 77.5%となっております。次に、今後の計画についてでありますが、下水道事業は、快適で衛生的な生活環境を実現するために必要であることから、引き続き、東明地区、茶志内地区、峰延地区の未整備地区について、整備を早急に進めて参りたいと考えております。なお、診療科目と医師の配置につきましては、病院事務局長から、美唄水系及び桂沢水系の一日配水量について、美唄浄水場の施設能力と耐用年数につきましては、都市整備部長から答弁させます。
答弁 病院事務局長 高倉雄治(病院事務局長は2014年12月まで)
診療科目と医師の配置につきましては、私から答弁させていただきます。12 月1日現在の医師配置状況を診療科別で申し上げますと、「内科」常勤2名、嘱託1名、週1回の出張医2名、「小児科」常勤2名、月2回の出張医2名、「外科」常勤2名、「整形外科」常勤1名、嘱託1名となっており、「産婦人科」、「耳鼻いんこう科」、「眼科」はそれぞれ週2回の出張医2名が診療にあたっており、合計で常勤医師7名、嘱託医師2名、出張医は実人員で 10 名となっております。
答弁 都市整備部長 本田弘明(都市整備部長は2016年3月まで)
美唄水系及び桂沢水系の一日配水量について、美唄浄水場の施設能力と耐用年数につきましては、私から答弁させていただきます。初めに、美唄水系及び桂沢水系の一日配水量についてでありますが、平成 25 年度の状況は、美唄水系は、一日最大配水量 6,562 立方メートル、一日最小配水量 5,343 立方メートル、一日平均配水量 5,966 立方メートル、桂沢水系は、一日最大配水量 2,888 立方メートル、一日最小配水量 1,866 立方メートル、一日平均配水量 2,417 立方メートルとなっております。次に、美唄浄水場の施設能力と耐用年数についてでありますが、美唄浄水場は昭和 57 年度の美唄ダム供用開始に合わせ、本格稼働してから約 30 年経過している施設で、施設能力は一日 9,000 立方メートル、法定耐用年数は50 年となっております。
再質問 2番 長谷川吉春
この場から何点か再質問させていただきたいと思います。1つ目の問題ですが、地域医療再構築プランの問題ですが、この計画の中で市立病院の建て替えが大きなウエートを占めているものと思いますし、市民の関心も大きいわけでありますけども、建て替えるなら充実した医療体制の病院にしてほしいというのが、多くの市民の願いであるわけでありますが、私は平成 29 年度の開院の時期は、再検討してはどうかと思うわけであります。その理由の1つは、基本計画を策定するに当たっては、多くの市民から時間をかけて意見や要望を聞く必要があること。2つには、市立美唄病院の健全化計画が、計画の最終年度においても、数億円の不良債務が残されることが予想されること。3つ目は、これが非常に大きな問題だと思うわけでありますけども、北海道中央労災病院せき損センターとの関連であります。北海道中央労災病院、いわゆる岩見沢労災病院は、平成 26 年度に基本実施設計、27 年度に着工、30 年には竣工で計画は着々と進められていると思われます。そして診療体制も一層充実したものにしようとしています。そしてそれは、必然的にせき損センター、いわゆる美唄労災病院の診療体制にも大きな影響を及ぼすことが予想されます。私は、こうした美唄労災病院の動向から見て、市立美唄病院の基本設計を考える必要があるのではないかと思い、平成 29 年度の開院の時期を再検討する必要があると思いますが、市長のお考えをお聞きいたします。次に、水道行政の問題ですけれども、先ほどの御答弁で、美唄の浄水場の一日の給水能力、また、美唄水系の現在の給水量、あるいは桂沢水系の一日の給水量など御答弁いただいたわけですけれども、このことから見ても、水量で言えば、桂沢水系をなくして美唄水系だけでも美唄の水は十分賄うことができるのではないかとそのように思うわけですけれども、将来の給水人口に伴って、桂沢浄水場からの給水を切り離して、美唄浄水場だけで美唄市全体の給水を賄うことができるのではないかと思うわけですけれども、その点についてどのようにお考えなのかお聞きいたしたいと思います。次に、下水道の工事の問題ですけれども、現在の進捗状況などいろいろお聞きしたわけですけれども、その中で南美唄地域の下水道の整備です。私は南美唄に住んでおりますので、いろいろな人たちから南美唄地域の水道・下水道がどのようになるのかということで、よく聞かれるわけですけれども、南美唄地域についての下水道の整備状況が今後、どのような計画を持っておられるのか、そのことについてお聞きいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
長谷川議員の質問にお答えいたします。初めに、市立病院の建て替え時期についてでありますが、地域医療再構築プランでは、最短で平成 29 年度に市立病院及び保健福祉総合施設を開院・開所するとしており、これにより保健センター、地域包括支援センター、市立病院のそれぞれの専門職が有機的に連携し、切れ目のないサービスを提供する体制を構築することとしております。北海道中央労災病院の建て替え計画に伴うせき損センターの動向については、現時点では承知していないところでありますが、せき損センターについては、せき損医療に特化したものの、一般診療も行っておりますことから、今後とも本市医療提供体制に向けて連携を図ってまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、市立病院は施設及び設備の老朽化が進んでいるほか、一部耐震基準を満たしておりませんことから、患者の療養環境を考えると、早期の建て替えなどの整備が必要であると認識しており、今後、医療制度に関わる国の動向や本市の医療ニーズなどを十分見極めながら、地域医療再構築プランを推進してまいりたいと考えております。次に、美唄浄水場の今後についてでありますが、美唄市の人口は今後も減少していくと予想しており、これからの給水状況から考えると美唄浄水場での美唄市全域給水も検討の一つであると考えております。しかし、耐用年数後の美唄浄水場更新を考えた場合、多大な建設費用がかかることが予想され、更新時期の給水人口や水道事業統合の可能性など、総合的に検討をしていかなければならないと考えております。次に、南美唄地区の下水道整備についてでありますが、平成 18 年度に事業計画区域の見直しを行ったところでありますが、その後、高齢化や人口も減少傾向にあることから、地元連合町内会より、区域の見直しの意向があり、さらなる事業計画区域の縮小に向け協議を進めてきたところであります。このことから、平成 25 年度に地元連合町内会及び土地所有者である大手町地所の合意を得て、南美唄地区の下水道事業計画の見直しを行い、整備区域を 61.4 ヘクタールから 24.4 ヘクタールに縮小したところであります。また、今後除外した区域につきましては、個別排水処理施設整備事業により、対応してまいりたいと考えております。