美唄市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月19日
(1)行財政問題について/(2)福祉行政について/(3)環境行政について
2013年9月19日、美唄市議会の一般質問で、長谷川吉春議員が「行財政問題について」「福祉行政について」「環境行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫が答弁しました。
- 質問者
- 長谷川吉春 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 長谷川吉春
平成 25 年第3回定例会にあたり、大綱3点について、市長にお尋ねいたします。大綱質問の1点目は、行財政問題についてであります。その1つ目は、美唄市財政健全化計画の見通しについてであります。美唄市財政健全化計画は平成 19 年に策定し、平成24 年に計画の見直しを行っていますが、この計画について、次の点についてお聞きいたします。1つ目は一般会計についてでありますが、1つには、自主財源と地方交付税のそれぞれについて、当初計画の平成 20 年から平成 24年までの見込額の合計と決算額の合計は幾らになるのか、また、その差額は幾らになるのかお聞きいたします。2つには、平成 24 年 11 月の計画見直し版において、平成 25 年から 27 年度までの連結実質赤字比率が、平成 21 年から 24 年までの比率の推移から見て急速に下がっていますが、その理由について、どのような見通しでそうなっているのか、お聞きいたします。3つには、現在の連結実質赤字比率における美唄市の全道の都市の中での順位は、どのようになっているのかお聞きいたします。4つには、職員数の削減についてでありますが、当初計画策定年度の正職員数と平成 25年4月の時点での正職員数の比較がどのようになっているのか、お聞きいたします。また、当初計画策定時の臨時職員、嘱託職員の人数が、平成 25 年4月の人数に比較してどのようになっているのかお聞きいたします。次に、職員給与の削減についてでありますが、職員給与の削減は健全化計画の中でも大きなウエートを占めていますが、平成 21 年から平成 24 年までの削減の総額は幾らになるのか、お聞きいたします。2つ目は、病院会計についてであります。美唄市財政健全化計画における病院会計の平成 25 年度以降の資金不足比率が、平成 21 年から 24 年までの比率の推移から見て大きく改善される見込みとなっていますが、その根拠がどうなっているのか、計画どおりに改善する見込みがおありなのかどうか、お聞きいたします。行財政問題の2つ目は、消費税増税による各会計、特に一般会計と病院会計に対する影響についてであります。安倍首相は、10 月の初めに消費税の増税についての方針を発表することを表明しており、消費税が増税されるという問題の現実性が強まってきています。消費税が増税された場合、それが一般会計や病院会計にどのような影響があるのか、10%になった場合の影響についてお聞きいたします。大綱質問の2点目は、福祉行政についてであります。その1つ目は、生活保護費の削減による影響についてであります。国では、8月1日から、生活保護費のうち食費や光熱費など日常生活の費用に充てる生活扶助の基準額を 1.5%下げました。8月分の扶助費を受け取った人たちの中からは、大きな不安の声が上がっています。こうした削減が平成 27 年度には 10%まで引き下げられるとなれば、生活に重大な影響が出ることは明らかであります。保護受給者の中では、とりあえず8月分は受け取ったものの、今後どのようになるのか、年間を通した場合、どのようになるのか。また、家族構成でどのようになるのか、そうした疑問を多くの人たちが抱えています。そこでお聞きいたしますが、年齢や家族構成でどのようになるのか、お聞きいたします。1つ目は、70 歳以上のひとり暮らしの世帯の場合。2つ目は、70 歳以上の二人世帯の場合。3つ目は、40 歳代の夫婦と小学1年生、中学2年生の4人世帯の場合。4つ目は、40歳代の母と小学1年生、中学2年生の3人世帯の場合など、こうした世帯での扶助費が、制度の改正前と改正後の年間の金額がどのようになるのか、平成 26 年度及び 27 年度の比較はどのようになるのか、お聞きいたします。併せて、各種の減免制度への影響はどのようになるのか、お聞きいたします。福祉行政の2つ目は、介護保険制度の改定の見通しについてであります。政府の社会制度改革国民会議が今後の社会保障制度のあり方について最終報告をまとめ、それを受けて政府は、来年の通常国会で関連法案を提出し、平成 27 年度から実施しようとしていますが、多くの国民からは、新聞報道だけではよくわからない、詳しく知りたいという声もありますが、市としては、社会制度改革国民会議の報告の介護保険制度の部分について、どのように捉えておられるのか、お聞きいたします。大綱質問の3点目は、環境行政についてであります。生ごみの堆肥化に向けての取り組みについてお聞きいたします。1点目は、堆肥化の施設の設置に向けての取り組みでありますが、平成 26 年度工事着工、平成 27 年度の稼働に向けての本体の工事、また、それに付随する工事の取り組みの状況をお聞きいたします。2点目は、生ごみの回収方法についてであります。回収方法については、幾つかの方法があると思います。例えば、各家庭にポリバケツを用意して、中身だけを回収車に積み込むという方法、回収車にポリバケツを積み込んで、それに生ごみを入れるという方法、各家庭からはビニール袋に入れて、ごみボックス・ごみ収集所に集約して、パッカー車で回収する方法、そのほかにもいろいろあると思いますが、どのようにお考えなのかお聞きいたします。また、回収の回数ですが、現在、生ごみが混入している燃やせるごみは週2回の回収となっています。これは、悪臭や衛生上の理由からだと思いますが、回収の回数についてどのようにお考えなのか、お聞きいたします。3点目は、生ごみ以外の可燃ごみの回収についてであります。可燃ごみから生ごみを分別されれば、可燃ごみの量は約3分の2ぐらいになると思いますが、この場合、悪臭や衛生上の問題を全く考えなくてもいいのかという問題があります。しかし、高齢者が多く生ごみの分別が不十分であったり、紙おむつなどの混入があったりなど、悪臭や衛生上配慮しなければならないこともあると思いますが、どのようにお考えなのかお聞きいたします。以上、この場からの質問を終わります。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
長谷川議員のご質問にお答えいたします。初めに、行財政問題について、美唄市財政健全化計画の見通しについてでありますが、市税などの自主財源等について、当初計画における平成 20 年度から平成 24 年度までの5年間の見込額合計と決算額合計についてでありますが、自主財源の見込額 252 億 1,511 万円に対し、決算額 245 億 3,220 万円で、決算額が 6 億 8,291 万円少なくなっております。また、同じ期間における地方交付税は、見込額 340 億 3,974 万円に対し、決算額 365 億5,031 万円で、決算額が 25 億 1,057 万円多くなっております。次に、連結実質赤字比率が下がっている理由についてでありますが、病院会計への不良債務解消のための繰出金の前倒し実績や平成25 年度以降の計画的な繰り出しにより、平成27 年度末には不良債務が解消される見込みであることから、比率が段階的に下がっているものであります。次に、全道の都市順位についてでありますが、公表されている直近の平成 23 年度決算では、連結実質赤字比率が生じている都市は2市あり、本市が最も悪い比率となっております。次に、企業会計を含めた全会計の職員数についてでありますが、当初計画策定年度の平成 20 年4月は 454 人、今年4月は 408 人で、46 人の減となっております。また、臨時・嘱託職員数は平成 20 年4月が臨時職員 175 人、嘱託職員 108 人、今年4月は、臨時職員 189 人、嘱託職員 135 人で、臨時職員が 14 人、嘱託職員が 27 人、それぞれ増えております。また、平成 21 年度から平成 24 年度における正規職員数の減と給与の独自削減に伴う削減額の総額は、15 億 9,108 万円となっております。次に、財政健全化計画の平成 24 年度見直し版における病院会計の単年度資金収支額については、平成 25 年度は2億 4,300 万円、平成26 年度は3億 3,800 万円、平成 27 年度は3億 3,700 万円を見込んでおり、不良債務解消のための一般会計繰入金と各年度の経常収支から、資金不足比率については、平成 25 年度51.7%、平成 26 年度 25.4%、平成 27 年度マイナス 0.8%になると見込んでおります。現在、入院及び外来患者数の減少等から診療収益確保が大変厳しい状況となっておりますが、平成 25 年度以降につきましても、医師の確保はもちろんのこと、診療報酬の増加に向けた取り組みとして、医療機器の整備や新たな施設基準の申請を行うなど、診療収益の確保を図るほか、一層の経費縮減に努め、計画が達成できるよう全力で取り組んでまいりたいと考えております。次に、消費税増税による一般会計と病院会計に対する影響についてでありますが、初めに、消費税が 10%になった場合の一般会計の影響についてですが、課税対象取引となる需用費や委託料、工事請負費などの支出が5%増えると考えておりますが、これらの増加費用については、普通交付税の基準財政需要額の算定の中で、ある程度増額されるものと考えております。しかしながら、使用料、手数料などの受益者負担で賄う費用等については、普通交付税の増額はないのではないかと考えておりますので、今後、これらの使用料等の見直しは必要と考えております。また、消費税は、税収の国と地方の配分が定められており、10%になった場合は、この配分が国が 7.8%となり、そのうち地方交付税にまわるのが 1.52%で、地方交付税は現行より 0.34%増えるほか、残りの 2.2%が地方消費税で、現行より 1.2%増えることとなっております。地方交付税の増加分 0.34%と地方消費税の増加分 1.2%分についても、消費税増税の関連法律では社会保障財源となっておりますので、こうした費用の増加が見込まれるところであります。いずれにいたしましても、一般会計に及ぼす影響については、地方財政計画が示されておりませんので、現時点での見通しについては、不透明な状況にあるところでございます。次に、病院会計の影響についてでありますが、平成 24 年度決算を基に消費税増税額を試算いたしますと、消費税率 10%では、約 2,000万円の経費増になるものと見込んでおります。次に、福祉行政について、生活保護費削減による影響についてでありますが、先般の生活保護法による保護の基準の一部改正により、生活扶助基準について、社会保障審議会生活保護基準部会における検証結果を踏まえ、年齢・世帯人数・地域差による影響を調整し、平成 20 年度以降の物価動向を勘案し、平成24 年度の基準額から、10%を限度となるよう扶助基準額を調整することとし、激変緩和措置を講じ、本年8月から3年間かけて段階的に実施することとなったところであります。各世帯構成の生活扶助額の年度毎で比較しますと、70 歳以上の単身世帯で、改正前の旧基準額では、年額で 74 万 5,560 円、本年8月からの改定で、平成 25 年度の生活扶助額は74 万 3,080 円となり 2,480 円の減額、また、平成 26 年度では年額で 73 万 8,120 円、平成27 年度では年額で 73 万 4,280 円となり、改正前の額と比較し、平成 26 年度では 7,440 円、平成 27 年度では1万 1,280 円の減額となります。次に、70 歳以上の夫婦2人世帯で比較しますと、改正前の旧基準額では、年額で 110 万9,520 円、本年8月からの改定では、平成 25年度は年額で 110 万 3,680 円となり 5,840 円の減額、また、平成 26 年度では年額で 109 万1,880 円、平成 27 年度では年額で 108 万 3,000円となり、改正前の額と比較し、平成 26 年度で1万 7,640 円、平成 27 年度で2万 6,520 円の減額となります。次に、40 歳の夫婦と小学1年生、中学2年生の4人世帯で比較しますと、改正前の旧基準額では、年額で 200 万 7,600 円、本年8月からの改定で、平成 25 年度は年額で 196 万3,040 円となり4万 4,560 円の減額、また、平成 26 年度では年額で 187 万 3,800 円、平成27 年度では年額で 180 万 6,840 円となり、改正前の額と比較し、平成 26 年度で 13 万 3,800円、平成 27 年度で 20 万 0,760 円の減額となります。次に、40 歳の母と小学1年生、中学2年生の3人世帯で比較しますと、改正前の旧基準額では、年額で 167 万 0,040 円、本年8月からの改定で、平成 25 年度は年額で 163 万 3,000円となり3万 7,040 円の減額、また、平成 26年度では年額で 155 万 8,800 円、平成 27 年度では年額で 150 万 3,120 円となり、改正前の額と比較し平成 26 年度で 11 万 1,240 円、平成 27 年度で 16 万 6,920 円の減額となります。次に、各種減免制度における影響についてでありますが、生活保護の生活扶助基準の見直しに伴い影響が生じる国の制度では、個人住民税の非課税限度額、保育所の保育料の免除に係る階層区分、戦傷病者特別支援法に基づく療養手当などでございます。また、地方単独事業の主なものは、準要保護者に対する就学援助で、生活保護法に基づく基準額の 1.15 倍以下とし、養育医療給付事業の生活保護世帯等は自己負担はなしとなっております。次に、介護保険制度改正の見通しについてでありますが、今後の高齢化の中で持続性を高めていくための制度改革として、社会保障制度国民会議によりまとめられた内容について、初めに、介護サービスの効率化・重点化に係るものとをしましては、1点目は、要支援者に対する介護予防サービスを市町村事業に移行するものであります。市町村が地域の実情に応じ地域資源を効果的に活用し、柔軟かつ効率的にサービスを提供できるよう、受け皿を確保しながら必要な支援を行うものであります。2点目は、市町村において行われてきた地域支援事業の見直しであります。これまでの介護予防事業、包括支援事業、地域の実情に応じた任意事業から、在宅医療及び在宅介護の連携強化を、高齢者生活支援及び介護予防に関する基盤整備、認知症に係る施策を行うよう見直しされております。3点目は、利用者負担の引き上げです。これまで介護サービスを利用した際の自己負担は一律1割でしたが、一定以上の所得者については2割に引き上げる方向です。4点目は、介護施設等の居住費・食費負担を軽減する補足給付要件の見直しであります。これまでの所得に加え、預貯金などの資産も勘案するよう求めています。5点目は、特別養護老人ホームの利用対象者の変更です。これまで要介護1からの利用であったものを要介護3からの中重度者に重点化が図られています。次に、保険料負担の増大の抑制に係るものについてでございますが、1点目は、低所得者の1号保険料の軽減措置の拡充であります。2点目は、2号保険料である介護納付金を総報酬の額に応じたものにし、負担の公平化を図るというものであります。なお、現段階では改正の詳細は未定ですが、年内に見直し案がまとめられ、来年の通常国会に改正法案の提出が予定されております。このことから、各市町村においては、これらの改正を踏まえ、平成 27 年度からの第6期介護保険事業計画を策定することとなります。次に、環境行政について、生ごみ堆肥化に向けての取り組みについてでありますが、初めに、堆肥化施設設置の取り組み状況につきましては、現在、施設整備の基本計画を行っており、内容といたしましては、処理施設、土木建設設備、電気計装設備、付帯設備、その他の設備等の発注仕様書を作成することとしております。なお、堆肥化には、さまざまな方法があることから、基本設計では処理対象物や処理能力、敷地面積、公害防止基準、堆肥の製造量、製品品質等を示すこととしております。次に、生ごみの回収方法についてでありますが、平成 23 年から平成 24 年にかけて実施いたしました生ごみ堆肥化に関するアンケート調査のうち、女性団体を対象とした調査結果では、収集回数について、週2回を希望する方は 63%、週1回を希望する方は 25%との結果となっております。また、道内において、生ごみの分別収集を実施しております他市の状況を申し上げますと、16 市のうち 15 市が週2回で、1市が週1回の収集となっているところでございます。これらの調査結果を参考に、現時点においては、現行の燃やせるごみと同様の収集回数を考えているところでございます。また、生ごみの収集車両につきましては、収集時における悪臭や汚水などを考慮し、4トンのパッカー車で収集することとしております。次に、生ごみ以外の燃やせるごみの回収についてでありますが、生ごみを分別収集することにより、主に、紙類となる燃やせるごみの量も減少するほか、悪臭等の衛生面の問題も解消されるものと考えておりますので、現時点では週1回の収集によるものとして考えているところであります。いずれにいたしましても、現在、これら生ごみ等の収集方法について、廃棄物減量等推進審議会において検討をいただくようお願いをしておりますので、これらの意見を踏まえ、市として総合的に判断してまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 2番 長谷川吉春
この場から、何点かについて再質問させていただきたいと思います。1点目は、財政健全化計画の見通しの中で、一般会計で 27 年までにかなり大幅に改善されるという見通しになっているわけですけども、計画が確実に達成できる、そうした核心をお持ちなのかどうかということが1つあります。それから次にですけども、この健全化計画が平成 27 年度まで達成できたとして、平成28 年度以降の職員給与をどのようにお考えなのか、以前の給与体制に復活するという具合にお考えなのかどうかということであります。先ほどのご答弁では、企業会計を含めた全会計の職員数についてでは、当初計画の平成20 年4月には 454 人、今年4月が 408 人で、46 人が減っていると、減になっていると。また、臨時・嘱託職員は、平成 20 年4月が臨時職員 175 人、嘱託職員 108 人、今年4月の時点では、臨時職員が 189 人、嘱託職員が135 人で、臨時職員が 14 人、嘱託職員が 27人、それぞれ増えているという具合にお答えされているわけですね。そうすると、市役所で働く正職員あるいは臨時・嘱託職員の総数で見ると、どういうぐあいになるかということでいえば、職員の総数、臨時・嘱託も含めて、平成 20 年では 737人、平成 25 年4月、今年の4月現在では 732人ということで、5人の減ということになるわけですよね。こうして見ると、職員の総数というか、市役所で働く人たちの総数はそう変わっていないわけです。これで見ると、いわゆる財政健全化計画の中で、正職員の定数をそれぞれ年次的に計画を立てて減らすということで実施されてきているわけですけども、今年の4月現在で見れば、総数で見ると5人しか減っていないということになるわけです。私は、この美唄市財政健全化計画を策定するときに、策定に対しては反対の立場をとりました。その大きな理由は、職員の給与削減という問題と職員定数を削減するということが主な理由だったわけです。そうすると、正職員の数が減っているという問題で言えば、その理由が、主に正職員と臨時あるいは嘱託職員との給料の差額、いわゆる人件費の削減であったということが明らかになると思うわけです。私は、この健全化計画策定のときに、職員の給与削減に反対したわけですけども、現在、健全化計画が平成 27 年で計画どおり達成するという見通しであるならば、私は、少なくとも正職員の給与を元に戻すということが必要でないかというぐあいに思います。特別職だとかそういう方の部分は別にしても、それ以外の職員の給与は元に戻すということを、是非、行う必要があるんでないかというぐあいに思います。それから次に、病院の問題ですけども、平成 27 年で不良債務が解消すると、資金不足が解消するという見通しになっているわけですけども、それが達成したとして、28 年度以降の市立病院をどうするかという問題についてでありますけども、今、多くの市民の中から、市立病院をなんとか、新しい市立病院を作って欲しいという、そうした要望も多く聞かれるわけです。仮に、市立病院を新しく造るとすれば、それなりの債務が生じるわけでございますけれども、そうした場合に、これまで健全化計画実行にあたっては、多くの市民の皆さん方の負担に対する理解や、また、市の職員の人たちの給与の削減に対する理解の問題、そうしたことがあったわけですけども、そうした市民負担の部分あるいは職員の給与削減という部分が引き続き行われるとしても、市立病院は新しく欲しいという市民の意見もあるわけです。この問題については、果たして、それが多くの市民からの同意が得られるのか、あるいは市の職員の人たちの同意を得られるのか、その辺のところは、まだわからないわけですけども、そうした意見もあることも踏まえて、平成 28 年度以降については、市立病院を新しく建て直すということについてどのようにお考えなのか、お聞きしたいというぐあいに思います。次に、消費税の問題でありますけども、消費税が5%から8%に値上がりするという問題、非常に大きな問題があるわけです。安倍政権が今、強行を狙っている消費税の増税、来年4月には現在の税率の5%を8%にすると、再来年の 10 月には、さらに 10%に引き上げるというものであります。8%へ引き上げただけでも約8兆円、10%になれば13 兆 5,000 億円、こうした巨額の負担を国民に押しつけるものになるわけですけども、これは、低所得者ほど負担が重たい逆進性の強いものであるわけです。今、国民の所得が目減りしておりますし、また、経済がデフレ不況から抜け出していない中で、こうした増税を強行すれば、暮らしにも経済にも致命的な打撃を与えるのは明白なわけです。民主党政権時代に自民党、公明党と消費税増税を談合で決めた際に、「経済状況の好転」を条件として、安倍政権が発足後、経済再生を最優先してきたのもその懸念があったわけですけども、実施の半年前になっても対策の追加を言わなければならないこと自体、再生が実現していないことを証明しているわけです。実際に、政府の月例経済報告、9月の報告でさえ、景気はゆるやかに回復したというのが精一杯で、個人消費についても、8月の「持ち直している」という表現が「持ち直し傾向にある」という方に後退しました。雇用や所得の改善も遅れているわけです。安倍首相が、先週検討を指示した追加的な対策は5兆円規模と言われていますけども、8兆円の増税のため5兆円もの対策を追加すること自体、無理やり増税を強行するという、そうした政策の道理のなさを示しているわけであります。しかも、その中身として、政府内から持ち出されているのは、ゼネコン向けの公共事業の追加や投資減税など法人税の減税であります。財界が強く求めている法人税の実効税率の引き下げについてまで、甘利経済再生担当大臣が前のめりの姿勢になっています。どの世論調査でも、「予定どおり4月から増税する」という回答を、「延期する」「中止する」という答えが圧倒しています。増税中止は国民の声だという具合に思いますけども、そうした増税をしないように、国に対して値上げしないように働きかける必要があるのではないかというぐあいに思いますけども、市長のお考えをお聞きいたします。2つ目は、病院会計の影響では、消費税が10%になった場合、約 2,000 万円の負担増になるということでありますけども、病院の経営健全化計画の見直し、計画そのものは見直ししなくてもいいのかどうかということについて、お尋ねいたします。次に、生活保護削減に対する影響の問題ですけども、生活保護受給者にすれば、削減されることによって非常に大変な事態になるということが言われていますけども、私は、この問題について、いかに大変な事態になるかということについては、これまでの定例会などでも、本会議の中でもたびたび申し上げてきましたので、そのことについては繰り返しませんけども、1つだけ例にあげますと、先ほどのご答弁の中で、40 代の夫婦二人それから小学校1年生、中学校2年生の4人世帯の家庭ではどうなるのかということで見ますと、平成 27 年度では、改正前に比べて、年間にして 20 万 7,000 円減額されるわけです。先ほどのご答弁では、10%を超えない限度の中でというぐあいにお答えされているわけですけども、これを計算しますと、削減率でいえば 11.1%になるわけですね。このことは、これだけ下げられるということで言えば、いわゆる1年間 12 カ月を、収入で言えば 11 ヶ月分の収入で 12 カ月生活しなければならない、そういう中身になるわけです。私はこれまでも、こうした状態にならないように、国に対して、是非とも改善の要望について市長に申し上げてまいりましたけれども、これまで市長については、そうした努力を行ってきているとは思いますけれども、引き続き、国に対する働きかけを要望したいと思います。また、今度の生保基準の引き下げということによって、他の制度、いわゆる各種減免制度の中で、美唄の単独で行っている事業に対しては、どのように対応しようとしているのかお尋ねいたします。次に、介護保険制度の問題ですけども、介護保険というのは、65 歳になると介護保険証が交付されて、それだけではサービスを受けられない訳ですけども、利用したい人が市町村に要請して、必要度に応じて要支援1、2、要介護1から5の7つのランクで認定されて、初めてサービスが受けられるということになるわけですけども、社会保障制度改革国民会議の報告書の中では、要支援と認定された人たち、これは、全国で約 154 万人いるわけですけども、こうした人たちを介護サービスの対象から切り離す、そして、市長村が地域の実情に応じて行うボランティア事業などに委ねるという報告になっているわけです。介護が必要と認定された人たちにサービスを提供しないのは、国の責任放棄になるわけです。また、市町村にそうした体制をつくれるという保証もないわけです。サービスを受ける権利を奪うということは、介護保険への国民の不信を強める、存続・存立そのものを揺るがすものになると思います。要支援と認定された人たちが軽度と言われておりますけども、身体や精神の障がいのため日常生活に支障があり、支援がなければ要介護になるおそれがある人たちです。掃除や洗濯、買い物などの援助がないと生活が成り立たない、ひとり暮らしの高齢者がたくさんいるわけです。また、認知症の人たちもいるわけです。こうした人たちに対する要支援の介護はずし、こうした人たちの生きる権利を奪いかねない、そうした内容になっているというぐあいに思うわけですけども、こうした、国の介護サービスに対する国の責任放棄につながるような改正に対しては、市長としても何としても高齢者の立場に立って、その改善のために、国に対する強い要望をしていく必要があるというぐあいに思います。また、今度のこの報告の中でも、利用料の値上げという問題があるわけです。利用料が1割から2割になると約2倍になるわけです。そうすると、これまでも利用料の負担が大きいために、介護サービスのメニューをすべて使うということでなくて、かなり抑えてサービスを利用してるという人たちもたくさんいるわけですけども、利用料が値上げすることによって、そうしたサービスを抑制するという事態にもなりかねないわけです。そうしたことも含めて、国に対する要望を是非、強めてほしいというぐあいに思います。それから、生ごみの堆肥化の設備に向けてですけども、現在、美唄ではどういう生ごみが発生して、それを処理するために、どういう機械というか設備というか、どういうものが必要なのかということでいろいろ検討されていると思いますし、そうした過程を経て、美唄ではこういう機種が一番ふさわしいというものが決められていくと思うわけですけども、機種を設定する、設備を設定するまでの、また、工事の発注がどういう形で進められていくのか、このプロセスについて、どのように進められていくのか、お聞きしたいと思います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
長谷川議員の質問にお答えいたします。初めに、財政健全化計画の見通しについてでありますが、これまで市民の皆さんと職員の理解と協力をいただきながら財政健全化計画を推進し、病院会計の不良債務解消を目的とした繰出金累計額は、平成 24 年度末で 11億 7,700 万円となったほか、一般会計の実質収支の黒字確保、地方財政健全化法に基づく財政健全化の各比率について、目標とする計画値をクリアしてきたところであります。地方交付税の動向など、地方財政を取り巻く環境は、依然として厳しい状況にありますが、私としましては、まず、この計画の達成を果たすことが何よりも重要であると考えております。また、職員給与の復活についてでありますが、職員給与の独自削減のほか、市税の税率引き上げなど、職員の負担以外にも市民の皆さんに負担をお願いしているところでありますので、計画実施に伴うこれらの負担を戻していくかどうかについても、最終年度である平成 27 年度の状況を踏まえながら、最終的に判断をしてまいりたいと考えております。次に、市立病院につきましては、施設及び設備等の老朽化といった課題を抱えているとともに、美唄市地域医療提供体制ビジョンに基づき、今後は、保健・医療・福祉・介護の包括的連携の基幹的病院としての役割を担うこととしております。現在、その行動計画となるアクションプランを策定しており、市立病院のあり方等についても、本年度中に一定の方向性が得られるよう取り進めてきており、検討内容等を踏まえた上で、病院の建てかえ等も含め、慎重に対応してまいりたいと考えております。次に、消費税増税についてでありますが、消費税増税の関連法律では、消費税率の引き上げに当たっては、経済状況を好転させることを条件として実施するため、平成 23 年度から平成 32 年度までの望ましい経済成長のあり方に早期に近づけるための総合的な施策の実施、その他必要な措置を講ずるほか、経済財政状況の激変にも柔軟に対応する観点から、経済状況等を総合的に勘案した上で、その施行停止を含め所要の措置を講ずることとなっております。このため、国において各種経済指標による経済状況の把握や、消費税増税に関し有識者からの意見聴取等を行っているほか、回復しつつある景気の腰折れを防ぐための経済対策を実施する方針であると承知しております。私としましては、今後とも、こうした国の動向を注視してまいりたいと考えております。次に、病院経営健全化計画の見直しについてでありますが、現在、国において平成 26 年度の診療報酬改定に向け、消費税増税に係る対策等について検討していると承知しておりますが、計画の変更等については、これまでも国や道と協議を行ってきており、病院規模や経営形態等に大きな変更がない限り、計画を変更できない旨の指導等を受けておりますことから、現時点での計画の変更は考えていないところであります。次に、生活保護費削減に伴う国への働きかけについてでありますが、国では、2月の全国厚生労働関係部局会議において、「今回の生活保護費の基準見直しにより、それぞれの制度の趣旨や目的・実態を十分考慮しながら、できる限りその影響が及ばないように対応することを基本的な考えとする」という方針が示された後に、6月の全国市長会において「生活保護基準の見直しに伴い、他制度に生じる影響が市民生活に及ぶことがないよう必要な措置を講じること」という提言をしているところであり、本市としましても、国の対応方針の趣旨を踏まえ、今後、必要に応じ、対応について検討してまいりたいと考えております。次に、介護保険制度の改正についてでありますが、これからの高齢化社会を見据え、介護保険制度をどのように維持していくかということは、非常に重要なことと考えておりますが、今回の改正の詳細は未定ですので、今後、利用者の負担が増えないよう、また、介護サービスが低下しないよう、全国市長会や関係機関とともに、国に対し要望してまいりたいと考えております。次に、生ごみ堆肥化施設の発注方法についてでありますが、施設整備につきましては、環境省の循環型社会形成推進交付金の活用を予定しておりますので、発注方法につきましては、国が示す「廃棄物処理施設建設工事等の入札・契約の手引き」に基づき、設計施工付契約によることとされております。この契約は、性能発注方式によるものとなり、本市が求める堆肥化施設の性能等を仕様書として示し、設計と施工を一体的なものとして、プラントメーカーと契約を行うものであります。以上でございます。