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美唄市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月9日

(1)平成26年度予算編成について/(2)住民基本台帳及び税関連などの個人情報の保護について/(3)防災行政について

2013年12月9日、美唄市議会の一般質問で、倉本賢議員が「平成26年度予算編成について」「住民基本台帳及び税関連などの個人情報の保護について」「防災行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫が答弁しました。

質問者
倉本賢 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 倉本賢

2013 年第4回定例会に当たりまして、大綱3点について市長にお伺いをいたします。大綱第1でありますけれども、平成 26 年度の予算編成についてであります。まず、地方自治体や市民生活を取り巻く情勢についてでございますけれども、昨年末の政権交代後の第2次安倍内閣では、その圧倒的な数を背景に本質を明らかにしてきております。かつて第1次安倍内閣で打ち上げ、そして、国民の世論の高まりで簡単に投げ出したにもかかわらず、改めて平和憲法を改正し、戦争のできる国家を作るため、日本版NSC国家安全保障会議、これの設置や、特定秘密保護法案を先月 26 日の衆議院本会議、そして先日、6日の参議院で、十分な議論を行っていない状況にもかかわらず、加えて、多くの国民の反対の声を無視して強行採決するなど、強引に整備をしております。これは、国益という耳ざわりのよい言葉で表現をしておりますけれども、国家、すなわち、時の国家権力が国民生活を犠牲にするような国づくりをしようとしていることに、私は大いに危険性を感じざるを得ません。国民の多くは、毎日の暮らしにおける急激で大きな変革に対しては、不安感を感じたとき、成熟した民主主義社会においては、厳しい判断を下すことができる力を持っているという意識はありますけれども、反面、半ば目隠しをされながら狡猾かつ様々なもくろみを持った手段により、大きな流れの中に知らないうちに流されてしまうことも強く意識していかなければならないと考えるところでございますまた、かつての経済政策によるバブル経済の崩壊を一向に顧みることなく、公共事業に依存し、大企業の利益を優先するアベノミクスなる経済政策を推進し、大都市と地方の格差や大企業と中小零細との格差並びに個人の所得の格差も増大していくことは明らかであります。地方経済の回復の兆しや実感を感じることはできない実態ではないでしょうか。このことは、美唄市におきましても、財政健全化計画の途上にあり、職員給与の独自削減を継続させ、職員定数配置の見直しが行われない中で退職者の欠員補充を行わず、臨時・非常勤が業務内容についての精査も行わず配置するなど、人件費の大幅な削減や住民サービスの低下を招かないとしながらも最小限の住民負担を求めるなどして、効率及び効果的という基本方針に多くの課題を残しながらも、財政運営に懸命な努力をしているところではないでしょうか。政権交代後は、国にその財源のほとんどを依存する大きな公共事業が予想を上回る規模と内容で行われておりますが、現状として、短期雇用の非正規労働者の雇用は一定程度確保されるものの、地元を含む事業所自体においては、この先の不安を理由に、安定経営や安定雇用がなかなか確立されることはなく、依然として、地域の景気の安定した回復を実感することはできておりません。国においては、莫大な赤字国債の増加はますます進み、中長期的に我が国の財政危機は明らかであり、このことは、地方自治体や住民生活を犠牲とすることが容易に予想されます。現状では消費税の増税や国民生活における競争関係の強化と自己実現の過度の押しつけによる行政依存からの脱却を基本的な考えとする社会保障改革が、人口減と少子高齢化が進む美唄市にあっても市民生活に与える影響は大きく、多くの高齢世帯を含む低所得世帯にとっても、毎日の暮らしはますます厳しいものになっております。髙橋市長におかれましては、安全で安心した生活をすることができる、ふるさと美唄市を目指すために、市民の皆さんの声と生活実態の把握をしっかり行い、住民福祉の向上に責任を持って、全精力を傾注した予算編成が求められているものと考えるところでございます。そこで、財政健全化計画と市立美唄病院の経営健全化計画途上の美唄市の財政事情は依然厳しいものと認識するところでありますけれども、来年度の予算編成に当たり、本年8月に示された政府の平成 26 年度予算概算要求にあたっての基本的な方針及び総務省が示しました地方交付税の概算要求や地方財政計画の試算、このことについて、現状及び今後の中央の情勢の見通しも含めて、市長は、主体的で責任を持ってどのような分析を行い、加えて、市民アンケート結果や市政懇談会におけるご意見をどのように活かして具体的な予算編成に当たり取り入れていかれるのか、お伺いをいたします。基本的に、予算の編成権については市長に専属するものでございます。具体的な事業等の内容については予算審査の場でお伺いすることになろうかとも考えますけれども、そのベースとなる編成方針についての考え方についてお聞きするものであります。次に、予算編成に係る行政情報の市民説明と共有化についてであります。これまで、積極的な取り組みとしての市政懇談会や広報紙メロディーや市のホームページの活用により、美唄市の厳しい財政状況については、市民の皆さんにおかれましても、大きな認識の違いはないものと思いますけれども、びばい未来交響プラン(第6期美唄市総合計画)を基本として、財政健全化計画の適切な進行管理も行いながら、新たに、様々な行政需要にこたえていくことも必要なことではないかと考えますけれども、予算編成に当たり、新規事業等も当然見込まれるものでありまして、最終的に緊急性や必要性などで優先されるものが市長の政策的な事業として予算化されるものと考えますが、一方、最終的な市長の判断で継続事業の内容の見直しや、結果として予算化されない事業もあろうかと思いますけれども、それらの事業について、それぞれ事務事業評価が行われるのでしょうが、その内容を具体的に行政情報としての公表というか、わかりやすい内容で情報開示を行うなどして市民と共有し、予算査定の経過と結果を明らかにして市民説明を行うことが市民との信頼関係をより深めることになるのではないでしょうか。このことについて、市長はどのようにお考えか、お聞きをいたします。大綱の第2は、住民基本台帳や税関連の個人情報の保護についてであります。先日、全国報道で大きな話題となりましたが、不当な目的で個人情報を得ようとする者からの依頼に対し、なりわいとして不正な方法による住民情報を調査するものにより収集され、結果としてその情報により痛ましい事件が発生しております。報道では、調査依頼があった対象とされた方の少ない情報で、市税や公共料金などの収入状況等を理由に、様々な理由をつけて意図的な方法で聞き出したとされています。市町村における個人情報の保護は重要なことであり、特に、住民基本台帳にかかわる個人情報は徹底したセキュリティが構築されているものと考えるところでございます。しかし、意図的に不正な手段で個人情報を得ようとするものに対しては、特にガードをしていかなければならないものと考えるところであります。そこで、美唄市におきましても、住民基本台帳システムは、各種行政情報システムのベースになっているところであると思いますけれども、現在、住民基本台帳システムと連動している行政システムはどのようなものがあり、それぞれのシステムに関わる職員の指定や扱いについてどのようになっているのか、具体的にお聞かせをいただきたいと思います。また、これら個人情報の保護につきましては、個人情報保護条例でしっかりと規制されているわけですけれども、改めて、どのようなセキュリティシステムが構築されているのか、お聞かせをいただきます。大綱の第3は、防災行政についてであります。まず、災害時の避難場所の開設と自主避難についてであります。さて、本年 10 月 16 日に発生した台風 26 号による集中豪雨で、伊豆大島において甚大な被害が発生し、30 人を超える多くの方々が犠牲となられましたことに対し、心からのご冥福と被災された皆様にお見舞いを申し上げ、1日も早い復旧を願うところでございます。この台風被害では、結果として、避難勧告や指示について、そのときの危険な風雨の中での住民避難が、「より危険である」とした自治体の判断に課題を残したと言われています。本当に、その判断を行う際、状況認識と的確な判断をするということは、極めて難しいものであるということを改めて感じているところでございます。さて、これまで私は、美唄市における気象情報等のいち早い市民への伝達についてお聞きをしてきましたけれども、現状としては、テレビやラジオの活用や、市のホームページや緊急に準備する広報車などに頼るということであります。また、住民の防災意識の向上も求められており、地域における自主防災組織の拡充についても取り組んでおられるとのことであります。災害については、気象予報が自治体にあらかじめ通報されることになっており、自治体は、その対策に万全を期す体制は常に備えなければならないものでございます。そこで、市の防災計画により確立されるものと考えますが、これまで、この計画についても一部見直しを行っているとのことであり、具体的な見直しや検討課題など、進捗状況についてどのようになっているのかお聞かせをいただきたいと思います。また、最近の気象現象は、これまでの経験を上回るものが多く発生しており、地球規模的にも異常気象とも言える現状ではないかと考えるところであります。そこで私は、防災計画における避難場所についてお聞きをいたしますが、実際に避難場所が開設し、受け入れが可能となるには、どのような手順となっているのか、お聞かせをいただきたいと思います。加えて、伊豆大島でも一部実際に行われたと言われる、住民の自主避難についてでありますけれども、美唄市の現状として、近年、美唄市においても経験をいたしましたけども、いわゆる爆弾低気圧等による強風や豪雪では、特に高齢者の方からは、「生きた心地がしなかった」との声もお聞きするところであります。そこで、これまで、災害対策本部設置前に急激な気象変化に危険を感じられた市民から、市役所や消防、警察に対し寄せられた支援要請や相談があったのかどうかを具体的にお聞きをいたします。そして、対応についてどのようにされたのかもお聞きすると同時に、美唄市においては、自主避難について、どのような認識でおられ、避難場所や受け入れ態勢についても防災計画に盛り込まれるのかをお聞きをいたしたいと思います。次に、市内の空き家対策についてであります。高齢化が進み、全国的にも大きな課題として、これまでも検討されてきた空き家対策につきましては、市議会議論の中でも、強制的な処分を可能とする条例制定に向けて検討がされているものと認識をしているところでございます。最近の報道でも、国の動向として、当該家屋の処分に対して土地の固定資産税の減額措置が検討されているとのことであります。これは、深刻な全国的な課題であるということもうかがわれるものでございますけれども、また一方、個人資産という大きな課題も現実にあるわけであり、権利関係についてもその壁の大きな課題となっております。一部の自治体では、納税情報の活用を可能とする条例化を行い、全国ニュースで報道もされておりました。そこで、美唄市におけるこの条例化の検討経過など進捗状況について、具体的な課題も含めてお答えをいただきたいと思います。次に、私は、実態として、残念ながら空き家が増加傾向にあるわけであり、結果として、残された空き家の対策に取り込むことは、確かに大切なことであるものと考えますけれども、この対策の1つとして、未然に空き家を生じさせない取り組みについても、とても必要なことではないかと考えるところでございます。そのことについて、まず、現状をお聞きいたします。未然の空き家を生じさせない対策等、具体的に何かあればお聞かせをください。私は、一般的には不動産登記についての市民理解が深まり、また、相続手続など、財産処分が適切に行われることも空き家対策に効果があるものではないかと考え、成年後見制度の活用や地域包括支援の取組みの中で、市民の意識を高めていくことも必要ではないかと考えるところでございます。確かに、市役所における固定資産税制度における相談窓口については、具体的な権利関係についての制度説明は可能でしょうけれども、市民の皆さんが、自己資産が空き家となってしまう、このことの認識そして心配に対して、個人資産の権利関係や相続関係もあり、踏み込んだ相談や指導ができる環境には、なかなかなっていないのではないかとも考えるところでございます。そこで、市民の皆さんが空き家に対する問題意識を深め、あらかじめの準備や手続きをスムーズにできる環境整備について、行政として、是非確立していくことについて、市長のお考えをお聞かせをいただきたいと思います。以上、この場からの質問といたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

倉本議員の質問にお答えいたします。初めに、平成 26 年度予算編成について、今年8月に出された国の平成 26 年度予算概算要求に当たっての基本的な方針及び総務省の地方交付税の概算要求等についてでありますが、「基本的な方針」等において、予算の重点化を進めるため、今年1月に出された緊急経済対策及び平成 25 年度予算の重点である防災対策、成長による富の創出、暮らしの安全・安心・地域活性化のほか、骨太の方針等を踏まえた諸課題について、「新しい日本のための優先課題推進枠」を設けることや、総務省の地方交付税の概算要求では、骨太の方針及び中期財政計画を踏まえ、地方交付税交付団体を始め地方の一般財源総額について、平成 25年度地方財政計画の水準を確保すること、また、地方財政については、歳入歳出面における改革を進めるほか、頑張る地方に対する支援を進めることなどが示されております。このほか、来年4月から消費税が8%に引き上げられることに伴い、12 月5日に国の経済対策が発表され、地域活性化のための6次産業化の推進、簡素な給付措置の加算措置のほか、地域経済に配慮した社会資本の老朽化対策などが盛り込まれたところであります。こうした国の予算編成については、概算要求等の段階でありますので、今後の動向等を注視してまいりたいと考えております。また、消費税増税に関して、地方交付税を含めた地方の一般財源総額については、予算編成過程で調整することとなっているほか、地方交付税の別枠加算の動向など、まだまだ不透明な状況にあると考えており、今後出される地方財政計画を注視してまいりたいと考えております。次に、本年度の市民アンケートやまちづくり地区懇談会などにおける意見等についてでありますが、農業の振興・活性化、商工業の振興・企業誘致による雇用の増進、子育て支援施策の充実、生涯学習の機会の増加、人材の育成、医療の充実のほか、空き家対策など地域の安全・安心の確保に向けた取り組みや循環型社会の構築に関するご意見等が寄せられたところであります。私としましては、市民の皆さんから寄せられたご意見等を基軸とし、調整を行いながら、国の経済対策や今後の国・道の予算編成の動向などを踏まえ、環境に配慮し、農・商・工の各産業間の連携による経済振興や安全・安心な暮らしに立脚した市民生活の向上に向け、財政健全化計画、市立美唄病院経営健全化計画とともに、美唄未来交響プランの着実な推進が図れるよう予算編成作業を進めてまいりたいと考えております。次に、予算編成過程の開示を行い、市民と共有することについてでありますが、予算編成につきましては、予算編成方針を策定し、市のホームページに掲載をしており、また、具体的な編成作業につきましては、美唄市総合計画「びばい未来交響プラン」に基づき、3年ごとに推計事業費等を作成し一覧化した「市民と一緒に行うまちづくりの取組み一覧」を基本として、歳入見込みを勘案しながら、各部からの予算要求内容における事業の必要性、効率性、重点施策との関連性などについて、事務事業評価などを踏まえて十分協議を重ね、査定を行い、最終的に予算案として議会に提案をしております。また、併せて、参考資料として予算案の概要を作成して、議会及び報道機関に配付するとともに市のホームページに掲載しているところであり、議会議決後において、予算概要を広報紙メロディーで市民の皆さんにお知らせしているところでありますが、予算編成過程の開示、公表については、今後、先進事例を含め研究してまいりたいと考えています。次に、住民基本台帳及び税関連などの個人情報の保護について、住民記録システムと連動している行政システム及び各システムに係る職員の指定や扱いについてでありますが、住民記録システムと連動している行政システムの数は、税務課の市民税や固定資産税等の税情報、市民課の国民年金や国民健康保険、高齢福祉課の介護保険など、10 課 25 システムが連動しております。次に、各システムの端末操作を行う職員については、美唄市電子計算組織運営管理規則に基づき指定しており、各所属において、職員の人事異動等により端末装置を操作する職員が変更となる場合は、中央組織管理者である企画課長に届け出を行うこととしております。また、システムの扱いについては、職員が勤務時間内で端末装置を使用することとし、勤務時間外で使用する場合は承認を受けることと同規則で規定しているところであります。次に、個人情報保護条例の規制内容についてでありますが、条例では「職員は、職務上知り得た個人情報を漏らしてはならない。さらに、その職を退いた後も同様とする」と規定しております。また、美唄市電子計算組織運営管理規則では、端末操作を行う職員は端末管理者の指示に基づき、端末装置を適正かつ正確に操作するとともに、付与された暗証番号を第三者に漏らしてはならないと規定しております。次に、セキュリティシステムについてでありますが、現在、住民記録システムを閲覧できる職員は、臨時、嘱託職員含めて 126 人おり、各所属の暗証番号を付与している状況としては、職員の数に関わらず端末台数分の暗証番号を付与している所属や、数名の職員間で1つの暗証番号を付与し相互利用をする所属、または、職員1名に対し1つの暗証番号を付与している所属などがあり、個人情報データが適正に管理されているところであります。また、総合住民情報システムの運用にかかわる外部への業務委託では、個人情報における守秘義務、目的外利用、指定した作業場所以外での業務、データや情報の無断持ち出しの禁止、データ等の保護管理など、契約に基づき徹底しているところであります。いずれにいたしましても、個人情報が外部に漏れることがないよう、個人情報保護の重要性を認識し、関係法令及び条例に基づき適正な対応を行ってまいります。次に、防災行政について、防災計画についてでありますが、北海道では、東日本大震災の発生以降、最大クラスの地震を想定し、被害を最小化する「減災」の考え方を基本とした防災対策が必要となっていることや、近年の集中豪雨・豪雪等、市民生活に多大な影響を及ぼす自然災害の発生状況を踏まえ、北海道防災計画の修正を行ったところであります。本市においては、庁内に地域防災計画見直し検討委員会を設置し、美唄市地域防災計画と美唄市水防計画の課題の点検整理を行うとともに、北海道防災計画との整合性を図り、両計画の修正案を策定したところでございます。今月には美唄市防災会議を開催し、その後、市民の皆さんからパブリックコメントをいただき、今年度中の改訂を予定しているところでございます。次に、避難所の開設についてでありますが、市内に災害が発生し、また、発生するおそれがある場合は、災害対策本部を設置し、避難準備情報、避難勧告、避難指示の発令基準に基づき、避難所開設準備を行うとともに広報車、自治会、自主防災組織、防災機関や緊急速報メールなどを通じ、住民に的確に周知をし、避難所の受け入れ体制を整え、初期対応に当たることとしております。次に、大雨などにより道路や農地の冠水、床下・床上浸水、豪雪による建物倒壊などの通報や対応の要請につきましては、警察や消防団など関係機関と連携し、住民の安全確保に努めているところであり、自主避難につきましては、市の計画では、自主避難所開設について特に規定はありませんが、要請に応じて速やかに対応することとしております。また、現在、美唄市仏教連合会と緊急避難所の提供にかかる防災協定締結について、準備を進めているところであります。いずれにいたしましても、市民に対し、迅速かつ適切な対応に努め、安心・安全な暮らしが守られるよう、防災対策に全力で取り組んでまいりたいと考えております。次に、空き家条例についてでありますが、条例制定に当たりましては、市内における空き家の状況把握、所有者等の把握、所有者不明の応対、家屋の危険度判定や緊急安全措置への対応などの課題等が挙げられ、関係法令や先進地事例の調査、空知管内空き家等対策情報交換会などで、条例制定と空き家の適正管理に向けた方策について検討し、「美唄市空き家等の適正管理に関する条例」の素案を策定したところであります。現在、3月議会への条例提案に向けて、パブリックコメント等の準備を行っているところでございます。次に、「空き家」とならない未然対策につきましては、中古住宅の流通促進の取り組みや資産管理の意識の高揚など、関係団体と連携し調査研究してまいりたいと考えております。なお、所有者等が不明の場合の対応が困難になっていることから、国に対して、地方自治体が直接かつ容易に解体撤去等が行える法整備を行うとともに、その費用について財政措置を講ずるよう、全国市長会を通じ要望しているところであります。以上でございます。

再質問 1番 倉本賢

ただいま市長からご答弁いただきましたけれども、自席から、再質問をさせていただきます。平成 26 年度予算編成にあたっての政府並びに総務省の方針に対する客観的な認識について、ご答弁をいただきました。現状としては、国の予算編成並びに総務省の地方財政計画の動向を注視するとのことであり、この様な中で美唄市の予算編成方針を定め、予算編成作業が進められるわけでございますけれども、私は、国の、「新しい日本のための優先課題推進枠」の新設、そして、総務省の頑張る地方に対する支援という方針は、格差社会の拡大による地域切り捨ての懸念がぬぐえないものであります。併せて、全国的な景気回復を想定した上で、地方税への影響も勘案した方針ではないかとも考えますけれども、そこで、美唄市における税収入はどのような動向にあるのかも重要な要素ではないかと考えるところでございますが、具体的な歳入予算編成における住民税はどのように見込まれることになるのか、お聞かせをいただくとともに、地方自治体としての財政基盤を確立し、住民自治によるまちづくりを進めていくために、国に対して、どのような考え方と姿勢を示していかれるのか、お聞かせをください。次に、予算編成に係る行政情報についてでございますけれども、現状の予算編成作業及び市議会議論を含めたスケジュールと最終予算概要を含めた市民周知の取り組みについて、ご答弁をいただきました。確かに、美唄市の各会計を含めた約 292 億円の予算内容について、できるだけわかりやすい情報として提供されている、努力をされていると考えるところでございますが、予算編成過程の行政情報の開示・公表については、今後、研究する旨のご答弁をいただきました。これは、現状の予算編成や査定の進め方から判断して、実現が困難であり、いつ結果がまとめられるか定かではない、今後の研究に委ねるというものではないかと大変残念に感ずるものでございます。しかし、ご答弁には、先進事例を含めてという表現もありましたが、市長は、このことについて可能性というかその必要性についての認識も辛うじてお持ちになっておられるのではないかとも考えるところであります。そこで私は、美唄市の地方自治体としての最高規範である「まちづくり基本条例」における行政情報の市民との共有ということについてでありますが、この条例の第2節の「基本原則」には、「市民主体のまちづくり」と「情報の共有」、そして、「協働のまちづくり」の基本が示されております。また、第3章において、「市民の権利」として、市民参加や提案そして市政に関する情報を知る権利が規定されております。市政に関する情報といっても莫大なものがあると考えるところでありますけれども、原則、まちづくりに関するものは、この条例の規定を優先して考えなければならないものと思います。予算編成過程における行政課題についての扱いに関する情報についても、この、まちづくり基本条例の考え方が当然、当てはまるものではないかと考えるところでございますけれども、市長はどのようにお考えになられるか、お聞きをいたします。そして、先進事例について申し上げれば、北海道のニセコ町では予算編成時の予算査定の場を公開しており、傍聴可能としており、これも、まちづくり基本条例の趣旨を実践しているものと聞いております。このように、決して事務取り扱い上、負担を大きく生じさせたり、事務的に煩雑なものとはならない取り組みもあるわけであり、できうる限り行政情報を市民の皆さんと共有するという大切なことについて、さらに踏み込んだ調査や検討を行っていただきたいものと思いますけれども、いかがでしょうか。次に、個人情報の保護についてであります。ご答弁いただきましたけれども、市役所の行政システムは、住民基本台帳情報をベースに、ほとんどの職場で効果的に活用され、言わば、多くの職員が様々な住民情報に接しながら毎日の業務に当たっている実態ではないかとも考えます。また、各システムの端末操作を行う職員の指定と管理運用についても、美唄市電子計算組織運営管理規則で暗証番号の付与を行い、個人情報保護条例で職員の守秘義務を課しているとのことでございます。再度お聞きいたしますことは、この暗証番号の付与の目的というか、なぜ暗証番号が付与されるのかということであります。一般的に、暗証番号は簡便な個人認証のために使用されるものと考えますけれども、行政システム運用上における暗証番号の位置付けはどのようなものであるか、お考えをお聞きをいたします。加えて、職員の守秘義務についてでありますが、地方公務員法にも規定されているわけであり、職員にとっては当然のことであろうかと思います。しかし、日常業務の中で常にこのことを意識し、何が個人情報として保護しなければならないのかについて、職員個々の認識にしっかりと根付かしていくためには、職員の自己責任に求めるだけではなく、系統的な職員研修を行わなければならないのではないでしょうか。現状として、職員研修が専門研修を含めて、個人情報保護に関する専門研修でございますが、十分な実態ではないのではないかと心配するところでございますけども、各行政システムの運用に当たり、個人情報の保護に対する研修の実績があれば、具体的にお聞かせをいただきたいと思います。以上でございます。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

倉本議員の質問にお答えいたします。初めに、歳入予算編成における住民税の見込みについてでありますが、個人の市・道民税につきましては、平成 23 年度の地方税法の一部改正により、均等割の標準税率 3,000 円に 500 円を加算した額を平成 26 年度から平成35 年度までの 10 年間引き上げられ、増額の要素となっておりますが、人口の減少に比例し納税義務者数についても年々減少している状況の中、調定を確保することが厳しい状況にあると認識をしております。法人市民税につきましては、ここ数年、法人数自体に大きな変動は見られないところではございますが、国の経済対策における効果が法人市民税割となって徐々に表れてきているのではないかと期待をしているところであります。いずれにいたしましても、これらの動向などを十分見極めながら、市税の予算見積もりを行っていきたいと考えております。次に、国に対してどのような考え方と姿勢を示していくかについてありますが、地方公共団体の財政需要を的確に地方財政計画に反映をさせ、必要な地方交付税総額を確保し、地方交付税の持つ財源調整・保障機能を強化することや、地方の自主財源の充実強化などについて、これまでも全国市長会などを通じて要望しているところであります。今後も引き続き、強く要望してまいりたいと考えております。次に、予算編成過程の公表についてでありますが、本市のまちづくりの基本となるまちづくり基本条例では、市民主体のまちづくり、情報の共有、協働のまちづくりを基本とすることなどを規定しております。また、財政運営に関する条項では、第 25 条において、市民の予算に関する理解を深めることができるよう十分な情報提供に努めていくことや、市の財政状況について市民にわかりやすく情報提供しなければならないことなどを規定しており、これまでも市民の皆さんに本市の財政状況等をわかりやすくお伝えし、情報を共有できるよう努めてきたところであります。いずれにいたしましても、市民との情報共有は本市のまちづくりの基本であると考えており、予算編成過程の公表については、お話のありましたニセコ町などの先進事例を含め、今後、調査・研究をしてまいりたいと考えております。次に、行政システム運用上における暗証番号の位置付けについてでありますが、暗証番号を付与することで、無断使用や行政情報の閲覧を防止し、個人情報の入手や漏えいが困難となることから、人的な情報セキュリティ対策上、有効な手段であると考えているところであります。次に、各行政システムの運用に当たり、個人情報の保護に対する研修の実績についてでありますが、これまで、各所属で行っている課内会議やグループ会議等において、職場内研修や新採用職員研修を行ってまいりました。今後は、不当な情報の入手や情報漏えいを禁止することなどの個人情報の保護に関する専門的な職員研修の実施についても、検討してまいりたいと考えております。私は、個人情報の保護に関しては、その重要性は極めて高く、責任は重いものと認識しており、引き続き、各行政システムの適切な運用に努めてまいります。以上でございます。

出典:美唄市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月9日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる