みんなの議会

美唄市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月7日

(1)平成26年度市政執行方針について/(2)「美唄市地域医療再構築プラン(素案)」について/(3)市内における遊休施設等について/(4)教育委員会制度改革について

2014年3月7日、美唄市議会の一般質問で、倉本賢議員が「平成26年度市政執行方針について」「「美唄市地域医療再構築プラン(素案)」について」「市内における遊休施設等について」「教育委員会制度改革について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育委員長 高橋泰浄が答弁しました。

質問者
倉本賢 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育委員長 高橋泰浄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 倉本賢

おはようございます。2014 年第1回定例会にあたりまして、大綱4点について市長並びに教育委員長に質問をさせていただきます。今、我が国は東日本大震災から3年を経過し、政権交代による自民党政権の復活による政治経済においては、激しくその方向性が大きく変化しています。安倍内閣は、その将来に対する責任のある裏付けのない経済政策で、支持率を維持させ、強引とも言えるかじ取りを進め、社会福祉政策や外交における将来に不安を生じさせています。また、安倍自民党内閣は権力維持を国益という価値観を国民に押しつけ、安全保障においても、集団的自衛権の拡大解釈を、憲法改正に向け先駆けて認めさせようとしています。私はどうしても、日本が軍隊を持ち、戦争のできる国としていきたいとしているとしか考えられません。今こそ先の大戦の敗戦後、半世紀にわたり平和と民主主義の根幹としてきた日本の平和憲法の精神を守る声と力を、地方から強めていくことが極めて重要であると強く思うものであります。一方、経済政策におきましては、公共事業を景気回復の基盤としてバブル経済を生み出した、そして破綻をした過去の反省に立たず、財源不足を補い、社会保障を目的とした消費税の増税を行うにも関わらず、予算規模を増やし確実性はない税収増を前提にし、国民の将来負担を不安にさせています。そこで、私の質問の大綱の第1は、平成 26年度市政執行方針についてお伺いをいたします。本定例会の冒頭に市長は平成 26 年度市政執行方針をお示しになりました。市長は、市民との信頼関係を築き、情報や問題意識を共有し、正面から向き合うとの基本的な姿勢のもと、これまで美唄市財政健全化計画、市立美唄病院経営健全化計画を着実に推進してきたとされてます。そこで、美唄市は財政健全化計画に取り組んで以来、その背景にある市立美唄病院の経営健全化計画という大きな財政課題を優先した財政運営により、経過をしてきていますけれども、さまざまな行財政執行の苦労や工夫と、ハード及びソフト面での市民負担への増加もございましたが、やはりこれらの計画推進の根幹となってきたものは人件費の削減であるものと考えます。このことは、美唄市における多くの雇用環境にも極めて大きく影響しているところでございます。財政健全化計画期間においては、計画最優先という金科玉条のもと、さまざまな行政課題において、いわば市民生活や職員は我慢を強いられてきています。今定例会に平成 26 年度予算案が提案され、新たな政策的な施策及び事業が市政執行方針で示されたわけですけれども。やはりその背景にある財政健全化計画を、市長は現時点でどのように自己評価、点検をされておられるのかと、残された計画期間における緊張感や期間終了後への見通しをどのように現時点で総括されておられるのか、お伺いをいたします。次に、平和の希求についてであります。執行方針には、第2楽章で平和施策が示されていますけれども、考え方や取り組みについては、例年ほぼ同様の表現になっております。まちづくりの基本の1つとして、これは定着したものになっているんではないかとも考えるところでございますけれども、美唄市のまちづくりの最高規範となる美唄市まちづくり基本条例の第5条では、私たち市民は、日本国憲法の基本理念であり人類共通の願いである世界の恒久平和を理念に掲げ、まちづくりを進めます、と規定されています。このことについては、普遍の原理としての認識はお持ちであろうかと思いますけれども、いかがでしょうか。しかし、我が国の現状を見ますと、極めて不確実というか、不安な状況にあるものと私は考えるところでございます。第2次安倍内閣は、異常とも言える執念すら感じさせながら、その目指すものは安全保障の見直しと、教育を大きく変える事で日本国憲法改正を行い、軍隊を保有する、いわゆる強い日本をつくろうとしています。美唄市におきましては、陸上自衛隊の駐屯地を抱える状況でございます。地域に駐屯地、そして隣人に自衛隊関係者の方々、沢山いらっしゃいます。したがいまして、市民の皆さんが真剣にこの課題について考えていかなければならないものであると考えるところでございます。美唄市におきましても、陸上自衛隊の存在は国際紛争地域への平和貢献のための派遣やさまざまな災害に対する備えや対応、及び市民生活における文化や体育振興にも大きく貢献されておられます。先ほど申し上げましたが、ご家族の皆様ともども、地域に根差した駐屯地となっているのではないかと思います。また、隊員の皆さんは、国防という大きな任務と責任のもと、粛々と命令を果たすことが求められております。国の形が変わったとしても、この事は変わらないところであろうと考えます。しかし、ご家族を含めて、戦後の平和憲法のもとでの自衛隊の存在があることも実感として強くあるのではないでしょうか。そこで、市長にお伺いをいたしますが、防衛や外交は国の責任であることは理解するところでございますけれども、国民生活や市民生活における影響は、美唄市民にとっても間違いなく大きいものであります。市長は就任に当たって、憲法を尊重し、擁護すると宣誓されておられますが、戦後半世紀以上に渡り日本が世界に誇る平和憲法の改正について、この動きについてどのようにお考えになっておられるのかお聞きをいたします。また、市長は政治家として、この課題についての考えをお持ちになられ、美唄市のリーダーとして市民の皆さんに理解を求めていくのか、そして、さまざまな市民の皆さんのお考えを、どのように受け止め、それを地域からの声として主体的に北海道及び国に対して伝えていくことについても、どのように考えておられるのかお聞かせをください。大綱の第2は、美唄市地域医療再構築プラン素案についてであります。昨年3月に策定されました地域医療提供体制ビジョンを基本に、美唄市は美唄市地域医療再構築プランをアクションプランとして示され、市民説明とパブリックコメントを募集し、正式に策定しようとしております。この計画は美唄市における最重要課題といっても過言ではなく、多くの市民がその内容について注視し、多くの市民の皆さんが納得して安心できる地域医療体制の確立が大切なこととなっております。そこで、これまで市民説明会及びパブリックコメントにおける主なものに、どのようなご意見があったのか、まずお聞きをいたします。次に、このプランの冒頭や市民説明会で市長は北海道中央労災病院せき損センターとの統合断念と、せき損センターにおいては救急医療受け入れの可能性がないとのご判断を明確にしておられました。また、今後5年間のせき損センターの存続についての見通しも説明をされておられましたが、これまでも国立病院と労災病院のあり方が中央段階で検討されてきています。検討経過と今後の中長期的な見通しというか、検討に当たっての基本となる考え方について、どのように認識されておられるのかをお聞きをいたします。そして、いち早い情報収集と、それを市民と共有をした上で、せき損センターの存続を前提とした美唄市の地域医療体制を考えていかなければならないんではないかということについて、どのようにお考えを持たれているのかお聞きをいたします。次に、市立美唄病院の経営健全化計画の総括と市立美唄病院の建替え整備費用と経営指標の具体的な見通しについてお聞かせをいただきたいと思います。先日の新聞報道でも、2012 年の空知管内の公立病院の経営自体が取り上げられており、ほぼ、すべての病院の経営状況は厳しい現状となっており、人口減少と高齢化がさらに進む中、市立美唄病院の現実的な環境を客観的に分析した上でお答えをいただきたいと思います。次に、医師確保についてでありますが、このプランにおいても最大の課題であることは明確であり、市長は市民説明会の際にも医師確保ができなければ、この計画は絵に描いた餅である、明言をされてました。医師確保の確実な見通しを市民に明示することが、プラン実行の大前提となるのではないかと考えるところであります。それが明らかにされなければ、計画の見直しも含めた対応も検討とすることになるのか。私は病院の存在は、利用者との信頼関係の構築が大前提であり、医療スタッフが充実され、その診療方針や経営方針を、責任をもって実践していくことが市民の願いに通ずるものとなると考えております。病院施設優先ではなく、医療スタッフ最優先の病院づくりが進められるべきであると考えますが、いかがでしょうか。次に、経営形態における公営企業法の全部適用についてでございます。人件費の切り下げや公立病院としての公的責任の縮小を招くことがないのか、検証、明らかにすべきではないかと考えます。具体的に全部適用とすることに対する理由というか、メリット及びデメリットについて具体的にお聞かせください。次に、このプランでは、保健福祉行政の推進のため、保健センターと地域包括支援センターを集約した上で、介護予防の拠点機能を加えた総合的な保健福祉施設を市立美唄病院に併設して整備することにより、切れ目なくサービスを提供するとあります。しかし、このことは施設の建設及び管理費の負担にも明らかに影響するものであると考えます。そこで、改めてお聞きをいたします。現在のサービスのどこが問題であるのかと、併設することでどんな効果が市民に新たにもたらされるのか、具体的にご説明をいただきたいと思います。次に、地域医療のあり方については、国の医療や社会福祉政策による大きな方向性が影響するものであり、その辺の市民理解についても美唄市における市民の受療動向や、医療・介護・老人施設の現状や今後の見通しなど、情報提供などをきめ細やかに行うことが必要と考えるところですけれども、市民の皆さんにとっては市立美唄病院の今後が最大の課題となっています。私は市民の皆さんの思いがしっかりと反映された市立美唄病院の存続が大事なことであると考え、やはり市立美唄病院にテーマを設定、絞った、市民アンケートなどの取り組みを通して、現状の共通認識、課題の共通認識を深めた上で、市民総意によりつくり上げていく環境をつくるべきであると考えておりますが、市長のお考えについてお伺いをいたします。大綱の第3は、市内における遊休施設等の有効利活用についてであります。美唄市のみならず、全国全土の地方における公共施設等の老朽化や有効活用が問題となっておりますが、市内にもこれまで小中学校校舎が統廃合等で、その用途が廃止された施設の有効的な活用が検討され、かつてはアルテピアッツァについては全国的にも紹介されており、また、一部民間への売却が行われた旧校舎もありますけれども、入札による売却を含めて、まだまだ利活用の方向性が確立されず、遊休財産として残されています。市としては市役所内部に設置された、コミュニティ施設審議委員会において様々な検討を行ってきてるとのことですが、この審議会については、昭和 56 年に制定されたコミュニティ施設審議委員会規定によるものであり、制定当初の目的というか、趣旨が時代とともに大きく変化しているのも事実ではないかと考えます。そこで、この審議委員会の過去3年間の開催状況と、審議内容について具体的にお聞きをいたします。また、市内には市が所有管理するもののほか、国や北海道が所有管理するもので、設立当初の用途が廃止されたり、十分な活用がされていないと見受けられるものもあるのではないかと考えております。一般的に市民の皆さんからもったいない、何とか利活用するべきではないかというご意見があることについて、市としてはどのような認識をお持ちになり、市有財産については一定の検討経過の説明はできるんでしょうが、国や北海道の財産については、踏み込んだ内容での市民説明は困難な状況ではないかと思います。この辺の実態について具体的にお答えいただきたいと思います。大綱の第4は、教育委員会制度改革について、教育委員会委員長にお聞きをいたします。私はこれまで国の教育制度改革の課題となっている教育委員会制度について、現在の制度のもとで地方自治体の首長としての考え方と、地方教育行政に責任を持つ教育長にそれぞれお聞きをしてきました。市長も教育長も現行制度の中で教育の公正中立を前提とした考え方をお示しになっており、現行制度について、それぞれの立場で遵守し、責任を果たしていることを前提としながら、国における制度改革の検討議論の推移を見守るとお答えもされておられます。国の教育制度改革は大詰めを迎えている状況であり、先ほど申し上げましたが安倍内閣総理大臣は安全保障と教育を、憲法改正を実現する基盤づくりとするため大きく変えようとしているわけであり、この3月の通常国会に教育委員会改革に関する法案を提出しようとしています。この法案については、教育委員会改革を検討する自民党の小委員会が本年2月 18 日に明らかにしたものであり、教育委員長と教育長を兼務する新教育長、仮称でございますが、それと首長が主催し、教育方針を協議する総合教育施策会議、これも仮称でございますが、これを新設すると柱にした案を示しております。さらに今月の4日、つい先日です。北海道新聞の朝刊でしたが、この新しい役職の名称が教育長と総合教育会議、具体的に政府与党の案が示されております。安倍政権はこれまで首長に大きくその権限を集中させることを目指してきたものの、教育における中立性の確保に対する不安の声に対して、一定の検討を加えたものとされていますけれども、その本質は変わっていない内容となっています。この考え方については、大変象徴的な事例であるものですけれども、大きな社会問題となったNHK会長や、経営人の人選で明らかになっています。権力者が自分の思いのまま報道まで統制しようとする姿勢が国民から大きな疑問と批判が上がっております。このように報道の政治的中立性の確保すらが、時の権力者の意のままにされる恐れが現実になっているのではないでしょうか。教育委員会制度についても首長が大きな権限を持つことは、現行の教育の専門家ではない素人として見識のある様々な立場での考えで、地方の教育環境をつくり上げるための責任のある教育委員会そのものの存在価値をも、否定することになるのではないかと考えるところであります。この教育改革については、1956 年から 58 年間続いてきた現行の教育委員会制度においては、教育委員会自体が形骸化しているとの観点から見直しもされてますけれども、地方の教育委員会は自ら様々な改革に取り組んできており、それぞれ特色のある教育の実現のため、教育委員の皆さんが真剣にその役割を担ってきているのではないでしょうか。美唄市教育委員会においても、これまで教育委員会議の活性化や、美唄らしい教育について実践ができる環境整備など、責任のある議論が行われているものとお聞きしているところでございます。とは言うものの、教育制度の根幹は全国基準として文科省が一律に示しているところであり、国の影響力は現実に極めて大きいものとなっております。教育がその国の将来を担う人づくりにとって重要な役割であることは間違いなく、そこには日本国憲法に明記されている主権者たる国民の願いや思いが生かされなければならず、そのためにも地方教育行政にその責任が大きく課せられてるものではないでしょうか。そこで、私は、この教育委員会制度の改革案について、美唄市の教育に対する責任のある当事者としての教育委員会委員長に、このことについて、どのように受けとめておられるのかをお聞きいたします。あわせて、中央での議論の内容については、報道等で明らかにされており、このことについて教育委員長さんを含め、教育委員の皆さんがどのような認識を持たれ、教育委員会議の課題もしくは教育委員による協議の場で意見交換などが行われたのであれば、その内容とご意見等があればお聞かせをいただきたいと思います。また、私は現行の教育委員会制度がこれまで日本の民主主義を育て、平和憲法の遵守をするという背景に大きく影響してきたものと考えるところでございますが、教育委員長としての率直なお気持ちでのお答えをいただきたいと考えます。以上、この場からの質問とさせていただきます。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

倉本議員の質問にお答えいたします。初めに、平成 26 年度市政執行方針について、財政健全化計画についてでありますが、病院事業会計への不良債務解消のための一般会計繰出金 21 億円を含む健全化の取り組み効果額、総額 40 億円に対する進捗状況については、平成 24 年度決算までの合計で、計画より1億0,629 万円多い 23 億 5,422 万円、進捗率約58%で計画より進んでいるところでございます。地方財政健全化法に基づく各指標については、平成 24 年度決算で連結実質赤字比率は、計画より 2.09 ポイント改善され、7.74%。実質公債費比率は 0.1 ポイント改善され 22.0%、将来負担比率は 27.4 ポイント改善されて213.4%となり、それぞれ計画より改善されておりますが、病院事業会計の資金不足比率については、見込みより 8.3 ポイント後退し79.1%となっているところでございます。また、一般会計から繰出す、病院事業会計への総額 21 億円の進捗状況は、平成 25 年度までの合計で 14 億 8,700 万円となっており、進捗率は 70.8%となっており、計画はおおむね順調に推移してるところでございます。こうした財政健全化計画の実績等を踏まえ、平成 26年度予算編成においては、財政健全化計画の着実な推進と、美唄未来交響プランの実現に向けて、効果的な財源の活用を図りながら、重点施策への選択と集中に努めたところであり、あわせて今後の財政推計等を含めた財政健全化計画の見直しを行ったところであります。今後の見通しについてでありますが、計画の見直しの中で、平成 27 年度までに病院事業会計への繰出金の残り6億 1,300 万円を繰り出すこととしているほか、第2期事務事業インデックスの事業費を参考に、公債費負担適正化計画との整合性を図りながら財政推計を作成し、これに基づいた健全化指標の計画値を作成したところでございます。この計画値では、実質公債費比率、将来負担比率については、見直し前より改善される見込みでありますが、連結実質赤字比率、病院事業会計の資金不足比率については、見直し前に比べ、若干後退しているところがあるものの、計画最終年度の平成 27 年度は連結実質赤字比率及び資金不足比率を解消することとしております。現在、地方交付税の動向など、地方財政を取り巻く環境は依然として厳しい状況でありますが、私としましては、まずはこの計画の達成を果たすことが何よりも重要であると考えております。また、財政健全化計画の推進に当たっては、職員給与の独自削減のほか、職員負担以外にも市税の引き上げなど市民の皆さんに負担をお願いしているところでありますので、これらの負担を戻していくかどうかについては、最終年度である平成 27 年度の状況を踏まえながら、最終的に判断してまいりたいと考えております。次に、平和憲法に対する認識についてでありますが、日本国憲法は戦争の歴史から平和を希求して制定されたものであり、国際連合憲章を見ても、恒久平和の実現は世界共通の願いであるものと認識しております。本市においても、美唄市まちづくり基本条例で日本国憲法の基本理念である世界の恒久平和を理念に掲げているところであります。現在、国においては憲法の解釈等について議論されてるところでありますが、私としましては、議論の内容、経過等を国民の前に明らかにしながら、十分に議論をしていくことが必要であると考えております。また、憲法の改正については、国のあり方にかかわる重要な課題であることから、国民的議論を踏まえ、慎重に行わなければならないものと考えてるところでございます。市民の皆さんとは、平和祈念事業を通じて、世界平和と核兵器廃絶を願う市民の輪をさらに広げてまいります。また、広島市長が提唱した核兵器廃絶に向けての都市連帯推進計画に賛同する世界各国の都市で構成される、平和首長会議の取り組みに連動するなど、今後とも平和施策を推進して参ります。次に、美唄市地域医療再構築プラン素案についてでございますが、地域説明会及びパブリックコメントのご意見についてでございますが、2月に市内5カ所で開催した地域説明会では、保健・医療・福祉の一体的連携、市立病院建て替えの費用、救急医療の連携、市立病院の経営形態等に関するご意見やご質問があったところでございます。また、パブリックコメントにつきましては、1月 25 日から2月 23 日までの期間に計4件のご意見があり、主な内容として、市立病院の整備や経営形態、医師、看護師の確保と人材の育成などに関するものでありました。次に、北海道中央労災病院せき損センターについてでありますが、運営母体であります独立行政法人労働者健康福祉機構は、5年ごとの中期計画を定めながら、各労災病院の運営に当たっていると承知してるところであります。せき損センターの建て替え計画については、平成 26 年度から平成 30 年度までの第3期中期計画において盛り込まれていないところであり、現時点では建て替えの予定はないと伺っているところであります。いずれにいたしましても、せき損センターについては、せき損医療に特化したものの一般診療も行っておりますことから、今後とも本市の医療提供体制に向けて連携を図ってまいりたいと考えております。次に、病院経営健全化計画の現時点における総括についてでありますが、平成 25 年度の決算見込においては、収入は入院及び外来患者数の減少から、医業収益は計画より下回る見込みであり、支出は診療材料費などで縮減が図られる一方、3年に1度の退職手当組合精算負担金の発生により、人件費が大きく増加したことなどから、経常収支では損失が計上される見込みとなっているところであります。なお、年度末における資金不足額及び資金不足比率については、一般会計繰入金の前倒しにより、計画を上回って達成する見込みになっております。また、建て替え費用と経営指標については、現在算出しておりませんが、平成 26 年度において病院整備院内検討組織を設置し、基本構想、計画を策定することとしており、具体的な規模、機能が出された中で、医療動向などの現状分析を含め、概算事業費や経営の収支シュミレーションを行っていくこととしております。次に、医師の確保についてでありますが、医師を初めとする医療スタッフの充実は地域密着型の病院を目指していく上で、最重要課題と認識しているところであります。なお、現時点では総合診療医等の確実な見通しについてお示しすることは出来ませんが、プラン素案については、関係機関から一定の評価もいただいているところであります。いずれにいたしましても、医師の確保に向けては中長期的な視野に立った人脈づくりが大切であると考えますことから、総合診療医等を育成している医療機関などと緊密な関係を築くとともに、医療スタッフの充実とあわせ、市立病院の施設整備についても推進してまいりたいと考えております。次に、経営形態についてでありますが、平成 19 年度に総務省が策定した公立病院改革ガイドラインにおいて、公立病院改革プランの策定に当たっては、民間的経営手法の導入を図る観点から、経営形態の見直しを求められているところであります。このため、全国的な傾向として、公営企業法の全部適用や地方独立行政法人化、指定管理者制度の導入など見直しを進める公立病院が増えているところであります。次に、公営企業法による全部適用のメリットとしては、人事や会計に一定の権限を持つ事務管理者を置く事から、経営者の責任と権限が明確になるとされており、医療環境の変化に対応した迅速な職員採用や人事配置のほか、病院経営に精通した事務職員を確保するためのプロパー職員の採用や、弾力的な職員定数や勤務形態、給与体系の検討が可能であることなどとされております。また、デメリットとしては行政との一体性が弱くなることなどが懸念されると言われております。なお、全部適用を導入している公立病院の給与については、多くの場合、自治体の給与条例に準拠していると承知しております。次に、市立病院と保健福祉総合施設の併設についてでありますが、現状としましては、保健センターに検診等で来られた方や、介護サービスの申請等を行なわれる方が市立病院を往来するようなケースも多く、集約化することにより利便性が向上すると共に、医療現場における医療から保険・介護への連携、保険・介護から医療への連携を行うための情報の一元化を図り、迅速な対応ができるなど、保健センター、地域包括支援センター、市立病院のそれぞれの専門職による有機的で切れ目のないサービスを提供する体制を構築しようとするものであります。今後、人口減少と少子高齢化の進展に伴い、単身高齢世帯の割合の上昇、生活習慣病の増加に伴う認知症や寝たきりなど、介護や生活支援を必要とする人が増えてくると予想されております。このため、医療のほか疾病予防、健康づくり、介護予防、生活支援など、総合的なサービスの提供体制を推進し、市民の皆さんが安心して生活できるよう連携を進める中心的役割を担う拠点づくりが必要と考えております。次に、市民の皆さんへの理解についてでありますが、プランの概要については、これまで地域医療フォーラムや地域説明会でご説明したほか、市内各所に資料を配置し、ホームページ等でもお知らせしているところであり、パブリックコメントで市民の皆様に意見募集させていただいたところであります。また、平成 26 年度からは保健福祉総合施設及び市立病院の規模・機能等の検討を行いながら、基本構想・計画を策定することとしており、患者アンケート等を含めた市民意見の把握についても今後検討してまいります。いずれにいたしましても、今日の医療を取り巻く環境は、医療制度改革や医師の確保など、非常に厳しい状況であることは十分認識しておりますことから、医療制度にかかわる国の動向や本市の医療ニーズなどを十分見極めながら進めてまいりたいと考えており、基本構想・計画の検討段階において、現状や今後の見通しを含め、情報提供を行いながらしっかりと市民の皆さんの声を受けとめてまいりたいと考えております。次に、市内における遊休施設等について、コミュニティー施設審議委員会についてでありますが、初めに、この委員会の設置に関しては副市長を委員長とし、庁内の各部長や課長により組織して、明るく豊かで住みよい地域社会を目指し、コミュニティー施設の整備計画を策定することを目的に、各部・各課等の施設計画の調整等を審議し、その結果を市長に答申を行うことを所掌事項として昭和 56年に規定したものであります。次に、過去3年間の開催状況は、平成 23 年度と平成 24 年度はそれぞれ6回、平成 25 年度は3回開催したところであります。次に、審議内容と検討結果についてでありますが、委員会においては廃校舎等の公共施設としての利活用などについて、現地の視察や地元住民との意見交換を行いながら、協議、検討してきたところであり、旧茶志内小学校と旧光珠内中央小学校は民間へ売却、応募のない場合は解体することとし、旧東栄小学校は再検討することといたしました。また、旧西美唄小学校については、公の施設としての活用は行わないなどの意見があり、民間へ売却することとしたところであります。次に、国及び道が所有している建物を含む未利用地については、毎年、取得に関する意向調査が実施されており、市の政策上、取得した後の維持管理費用なども含め、必要な施設であるかどうか慎重に検討を行い、回答してるところであります。なお、旧美唄工業高校については、昨年9月に北海道教育委員会から市教委に対し、使用希望の有無についての照会があり、この審議委員会で検討を行い、体育館等の体育施設について、体育センターの代替施設として活用する予定であります。以上でございます。

答弁 教育委員長 高橋泰浄

おはようございます。倉本議員のご質問にお答えいたします。教育委員会制度改革についてでありますが、初めに、教育委員会制度改革の動きに関する私の受けとめ方についてでありますが、私としては、議論の行方を注視する立場でありますが、これまでの教育委員会制度をめぐる様々な報道や、議論の内容を見るにつけ、本市としても責任ある教育行政を行う上で、あらゆる事態に迅速に対応しなければならないという、教育委員会の職責の重さを改めて感じているところであります。今後、法案が今通常国会に提出されるようでありますが、私は、この複雑な時代状況の中、子どもたちにより良い教育を提供していくという観点からも、十分な審議が尽くされることを期待しております。次に、教育委員会制度改革の動きに関する本市の教育委員会での対応についてでありますが、教育委員会議においては、報道等で知り得る範囲でありますが、情報を収集し、最新の動きを確認し合っており、委員の間での意見交換等は行っていないものの、各委員がその情報の共有を図っているところであります。次に、教育委員会制度の果たしてきた役割に関する認識についてでありますが、現在の教育委員会制度は昭和 31 年に制定された「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」に基づき、教育の政治的中立性、継続性、安定性の確保が制度的に担保されていることにより、地方教育行政を進める上で大きな役割を果たしてきたと考えており、そのことにより、我が国における民主主義や平和の維持にも資してきたものと受け止めております。以上でございます。

再質問 1番 倉本賢

自席から再質問をさせていただきます。まず、財政健全化計画の点検・評価についてでありますけれども、市立美唄病院の不良債務解消が後期の大きな課題として残っている現状であるものと考えるところでございます。計画最終年次の平成 27 年度には連結実質赤字比率及び資金不足比率を解消するとのお考えをいただきました。合わせて、地方財政を取り巻く環境の厳しさも認識されておられます。そこで、この計画の大きなバックボーンと言うんでしょうか、柱となっている市民負担、職員負担についても、この扱いについて平成 27 年度に最終判断を行うとされました。私は、特に人件費の削減なくしてはこの計画は進められなかったものであると考えるところでございます。これまで給与の独自削減や欠員不補充による職員の負担は大きく生じております。職員は財政健全化のため、強い意志を持って職務に取り組んできているものと、日ごろから私は敬意を表するところでございます。しかし、現実的に引き続く厳しい市の財政状況についての認識も市長はお示しになっておられます。そこで、やはり計画最終年次、計画が終わった時点で、これら市民負担、職員の負担、これが継続するのではないかという不安はぬぐい去れないものであると考えております。そこで、最終年次の平成 27 年終わった時点で、計画の総括と以後の財政運営について最終判断をされようとしていますけれども、私は平成 26 年度を含めて、できるだけ早い時期に市民負担や職員負担についての方向性を明らかにしながら、計画を推進する必要があるものと考えるところでございます。その1つとしては、市の職員が意欲を持って元気に、そして責任を持って職務に取り組むことができる環境づくり、これまで職員の定数管理についても何度かその必要性についてお聞きしてきましたけれども、職員費の中長期的な大きな要素となる職員定数については、その時々の行政需要により変化するものではないかと思いますけれども、しっかりとした説明責任ができる、業務の積み上げによる定数条例が確立されることと、美唄市の職員給与のよりどころとする国家公務員給与に準拠という水準が、少なくとも維持される環境にしていくことが、職員の意欲を継続させ、市民から信頼される行政サービスの向上にもつながるのではないかと強く考えているところでございます。従って、今ほども申し上げましたが、計画終了を待つことなく、現実的な点検推計を行いながら、人件費のあり方についてその方向性を示し、市民の皆さんや職員が理解納得できる環境をつくり上げるべきと考えますが、市長の考えを改めてお聞きをいたします。次に、美唄市地域医療再構築プランについてであります。それぞれご答弁をいただき、ありがとうございました。いずれにいたしましても、公立病院としての経営状況は厳しいものがあると考えるところでございます。やはり、市民が安心して暮らし続けることができる医療環境の確保のためにも、市立病院は大切な医療機関であり、市民の理解と協力でしっかりと存続させていくことが必要と考えます。市立美唄病院は、施設や医療機器の整備だけでは住民からの信頼関係を築くことができないわけであり、信頼される医師をはじめとする医療スタッフがなければならないことではないでしょうか。市長は、総合診療医等を育成している医療機関などと密接な関係を築き、施設整備についても進めていくとされております。市長にお願いすることとなりますけれども、医師確保の最重要課題について、市長はその先頭となり、ありとあらゆる方法手段で取り組んでいかれることに対する強い思いを市民の皆さんにお示しいただき、信頼される病院づくりをしていくと。このことをお約束いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。また、市立美唄病院の今後につきましては、市議会特別委員会の場でも議論の場が保障されており、継続して議論に参加してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、美唄市地域医療再構築プランが示され、市民説明とパブリックコメントがまとめられようとしていますけれども、私はこれで十分な市民理解が、そして、議論ができたものとは思えないということも実感しております。市長は今後の基本構想計画策定に当たり、市民の意見のしっかりとした把握を検討されるとのことですが、実効性のある内容で市民議論の場を保障することについてのお考えをお聞かせください。次に、市内遊休施設等の有効活用についてでありますけれども、コミュニティー施設審議委員会の取り組みや状況については、主に統廃合による学校施設の利活用が審議されている事については、理解するものでございますけれども、一部の施設については地域との意見交換もされて、審議されたとのことでございます。また、市の所有以外の未利用施設等については、市に対するそれぞれ意向調査に対して、慎重に内部検討を行っているということでございます。私は、基本的に用途廃止等、変更になったものについての新規の財産の取得及び管理については、財政的な当年度負担が継続して生じるものであり、よほどの計画性のある施策の裏付けがなければならないものであると考えるところであります。一方、地域における市民の皆さんのご意見も大切にして検討されるべきであると考えますが、そのためにも、この利活用についての課題、市民の皆さんとの情報の共有化を図り、単にもったいないからということだけではなく、施設の老朽化の実態や土地であれば、取得及び管理費用の具体的な推計等を行いながら検討し、そして情報を共有することが必要ではないかと考えるところであります。そこで、現在の市役所内のコミュニティー施設審議会における検討も必要であると考えますけれども、多くの市民の皆さんが具体的に検討・参加し、市民と協働で有効な活用を確立することができるシステムについて、ぜひご検討いただくことについて、そこのお考えについて市長にお伺いをいたします。以上です。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

倉本議員のご質問にお答えいたします。初めに、財政健全化計画の期間終了後の職員給与の独自削減等の見直しについてでありますが、市税の引き上げや職員給与の独自削減につきましては、元に戻すことを基本として考えておりますが、今後、平成 28 年度以降の中期的な財政推計を作成するほか、計画の最終年度である平成 27 年度の状況を踏まえながら、最終的に判断してまいりたいと考えております。なお、職員数につきましては、退職に伴う職員数の推移や見込まれる業務量等を総合的に判断し、必要な人員の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、再構築プランについてでありますが、プランの推進に当たっては、市民の皆さんとの信頼関係を築いていくことが必要と認識しておりますことから、最重要課題である医師の確保については、今後も私が先頭に立って、全力で取り組んでまいりたいと考えております。また、基本構想・計画の策定にあたりましても、市民の皆さんに十分ご理解をいただけるよう、きめ細かな情報提供を行うと共に、ご意見をお聞きする場を持ちながら信頼される病院づくりを進めてまいりたいと考えております。次に、遊休施設の有効活用について、市民を入れた検討組織の設置についてでありますが、これまで市が使用しなくなった廃校舎等の遊休施設の利活用に関して、地元の住民や利用されている方々との意見交換をはじめ、まちづくり地区懇談会などの広聴活動を通じて把握に努めていることから、市民を入れた検討組織は現在のところ考えていないところであります。以上でございます。

出典:美唄市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月7日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる