みんなの議会

美唄市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月19日

(1)地域振興について/(2)防災について/(3)企画行政について

2013年6月19日、美唄市議会の一般質問で、高田正則議員が「地域振興について」「防災について」「企画行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫が答弁しました。

質問者
高田正則 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 高田正則

平成 25 年第2回定例会に当たり、大綱3点につきまして、市長にお伺いいたします。大綱1点目は、地域振興についてであります。その1つ目は、地域経済の現状等についてであります。日本経済は、1990 年代初頭にバブル経済を経験して以来、デフレ経済に突入し今日に至っておりますが、安倍政権になり、いわゆるアベノミクスにより、これまで2本の矢として大胆な金融政策と機動的な財政政策を打ち出し、6月5日には、3本目の矢として民間投資を喚起する成長戦略を打ち出し、デフレ脱却を図っておりますが、ここにきて株式市場や外国為替市場の値動きが激しくなり、アベノミクスにも陰りが出ている旨の報道もなされているところであります。北海道の景気回復は、国の景気回復後半年、1年以上遅れるとも言われておりますが、道内の景況と本市経済の現状について、雇用の状況も含めてお伺いをいたします。その2つ目は、商店街活性化支援事業についてであります。大通り商店街やすずらん通り商店街など、市内の商店街は大型店舗の進出や少子高齢化、さらにはネット購買など消費購買形態の多様化に伴い商店数や売り上げが減少しており、商業統計調査や消費動向調査によると、10 年前と比較すると店舗数、売り上げとも2割以上減少するなど中心市街地は徐々に活力をなくしている状況にあります。市ではこれまで、まちなか交流広場や市民ふれあいサロンなどを設置し中心市街地に人を呼び込む取り組みを行ってきており、まちなか交流広場については、ワクワク祭りが市民に定着し、ふれあいサロンについては、年間を通じて健康講座や消費生活展、各種イベント等が実施され、市民の憩いの場として活用されるとともに消費購買の増加にも大きく影響を与えるものと考えているところであります。一方で、商業者みずからも、中心市街地の活性化と日ごろより買い物に不自由を来たしている方々の買い物の利便性を高めるための取り組みとして、昨年度、道の補助金を活用し、中心市街地の活性化に向けての取り組みを検討しているとお聞きしておりますが、具体的にどのような取り組みなのかお伺いするとともに、市として今後、中心市街地の活性化に向け、どのようにお考えかお伺いいたします。その3つ目は、食料備蓄についてであります。食料自給率の問題や世界的な人口増加に伴う食料不足を背景として、美唄市は、平成11 年3月に雪冷熱を活用し、米を主体とした食料の備蓄基地の必要性を明記した美唄市大規模冷温食糧備蓄基地構想を策定し、これまで国などに構想実現に向けた取り組みを行ってきていると承知しておりますが、新聞報道等によりますと、雪氷エネルギーを利用して農水産物の出荷調整を行い、高付加価値化させた北海道の農水産物の有効活用を促進し、緊急・災害時にも対応可能な多目的用途の食料流通備蓄倉庫を生産地や流通拠点の核となる港に建設して備蓄に対応することを目指し、食料流通備蓄推進協議会が4月に設立されたとのことでありますが、この件に関し、食料備蓄に対する国や道の考え方、並びに市として、構想実現に向け、これまでどのように取り組んできたのかお伺いいたします。また、4月に設立された食料流通備蓄推進協議会の活動と市の構想がどのように連動していくのか、お伺いをいたします。その4つ目は、台湾との交流事業についてであります。市長は、市政執行方針において海外からのサイクリングツアー客の誘致を掲げ、4月には台湾でトップセールスを行ったとお聞きしておりますが、その経過についてお伺いをいたします。さらに、今後の台湾との交流事業の展開についてどのようにお考えか、お伺いをいたします。その5つ目は、広域観光についてであります。市政執行方針に、首都圏や関西圏で開催される物産展やイベントに出店し、特産品や観光のPRをするとありますが、これまでの取り組みと今後の展開についてお伺いをいたします。その6つ目は、産業振興計画についてであります。美唄市では第6期美唄市総合計画(びばい未来交響プラン)に掲げる各産業分野の目指す姿の実現、並びに産業を支える中小企業の基盤強化及び雇用の充実に向けて、具体的な施策を示し産業振興を図ることを目的に、本年3月に美唄市産業振興計画を策定したところであります。この中で、産業振興を図る上で、農商工連携を計画のキーワードとしているところでありますが、この産業振興計画においては、本市の基幹産業である農業が入っていないところであります。本年度は、市の機構改革により、これまでの商工交流部と農政部が合体し経済部となったところでありますが、産業振興計画の基本的な考え方と、既に策定されている農業ビジョンとの整合性はどのようになるのかお伺いをいたします。大綱2点目は、防災についてであります。その1つ目は、地域防災計画についてでありますが、北海道では、東日本大震災で得られた教訓や国の防災基本計画の修正を踏まえ、災害時の被害を最小化する減災の考え方を基本に北海道地域防災計画の修正を行っております。現在、本市におきましても、美唄市地域防災計画を見直し中とのことでありますが、どのように進められているのか、また、大地震や豪雪などを想定した防災のあり方や、災害時の対応と避難マニュアルの整備と啓発についてお伺いをいたします。その2つ目は、耐震化の進捗状況についてでありますが、1つは、耐震改修促進法にかかる特定建築物のうち、耐震改修工事が完了していない市庁舎、市立病院、市民会館、恵風園・恵祥園の4施設については、災害時には重要拠点施設となることから、耐震化の必要性は高いものと考えておりますが、市庁舎等の耐震化の進捗状況についてお伺いいたします。2つとして、美唄市耐震改修促進計画において、平成 27 年度までの耐震化率を 90%と目標を設定している民間住宅等の耐震化の進捗状況についてお伺いをいたします。その3つ目は、防災備品の備蓄についてでありますが、大規模な災害が発生した場合、被災した市民の方々が必要となる食料や生活必需品などの備蓄は必要と考えますが、市の災害用備蓄品、資機材等の備蓄の考え方についてお伺いをいたします。その4つ目は、災害協定についてでありますが、災害発生時における各種応急・復旧に関する人的・物的支援等について、自治会館や関係機関、民間事業者との災害協定は大変重要と考えますが、本市における災害協定締結の現状と今後の協定締結の予定もあれば伺いをいたします。その5つ目は、自主防災組織についてでありますが、本市の自主防災組織の組織率については、全国平均、全道平均と比べて極めて低い率になっているとお聞きしているところでありますが、組織数、組織の推移と組織率が上がらない原因についてお伺いをいたします。また、組織率向上についてのお考えをお伺いいたします。大綱3点目は、企画行政についてであります。その1つ目は、将来人口についてでありますが、厚生労働省の国立社会保障人口問題研究所による 2040 年における人口推計が3月 27 日に発表されました。道内の人口は、少子高齢化の進行で、2040 年には前回、国勢調査が行われた 2010 年に比べ 23.9%減の 419万人となり、高齢化率は4割を超える推計となっております。本市の人口については、2040年には 2010 年に比べ 48.3%減の 1 万 3,461人と推計されております。人口減少、少子高齢化が進むことにより、生産年齢人口が減少して、労働力の減少や地域経済を支える購買層の減少にもつながり、地域の活力の低下のほか、子育てに対する不安感や負担感が増して少子化が加速していくことが懸念されます。このため、雇用、子育て支援、教育及び転入者への支援など、総合的な施策が必要と考えますが、人口減少歯止め対策の実施状況と今後のまちづくりの基本的な考え方をお伺いいたします。その2つ目は、地域応援チームについてでありますが、地域応援チームは、市からの情報提供を行う広報活動、また、地域の課題等を直接聞くことができる広聴活動の機能を備えていると思われます。現在、市は広報活動においては、広報紙の紙面の充実のほか、市公式のホームページやフェイスブックを運用し、また、広聴活動においても、自治組織代表者会議、まちづくり地区懇談会、市長との対話の日、市長への提言等、様々な取り組みを実施しているところでありますが、これまでの地域応援チームの活動で果たしてきた役割、課題、成果を通して、今後検証を行い、制度の見直しも含めた検討をすることとしておりますが、現在における検討状況をお伺いいたします。その3つ目は、自治組織についてでありますが、市内町内会や農事組合等の自治組織については、地域に住む人たちが互いに助け合い、住みよいまちをつくっていくため、自主的に活動している最も身近な住民組織であります。少子高齢化が進み、地域生活における課題はますます複雑化・多様化してきております。市は、町内会等の自治組織の課題や高齢世帯の見守り等の活動について、どう把握されているのか、お伺いいたします。以上、この場からの質問を終わります。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

高田議員の質問にお答えいたします。初めに、地域振興について、地域経済の現状等についてでありますが、北海道財務局が6月 11 日に発表した道内企業を対象とした本年4月から6月の法人企業景気予測調査によると、前年同期と比較すると景気が良くなったと回答した企業が 7.8 ポイント上昇しており、アベノミクス効果が道内経済にも反映されている結果となっているところであります。本市においても昨年度、家電量販店やドラッグストアなど、新たな店舗の開設や複数の製造業関連業者の増設等のほか、高齢者専用住宅の新設などがあったところでございます。また、今年度におきましても、高齢者介護施設が4月にオープンしたほか、コンビニチェーンの店舗が建設中など、昨年に続き、設備投資の動きがあり、徐々に企業活動は好転しているものと判断しております。しかしながら、昨年5月の空知中央地方卸売市場の経営破綻や中心市街地の空き地・空き店舗が増加するなど、本市の経済全体としては、依然として厳しい状況にあるものと認識しているところでございます。また、雇用状況につきましても、本年5月時点で全国の有効求人倍率は 0.89 倍で、完全失業率は4.1%、道内の有効求人倍率は 0.68 倍で、完全失業率は 4.9%に対して、岩見沢ハローワーク管内では有効求人倍率 0.45 倍、完全失業率は 5.2%となっているなど、全国、道内平均と比較して、本市における求職者及び就業者の雇用環境は、依然として厳しい状況になっているところでございます。次に、商店街活性化支援事業についてでありますが、この事業は、事業主体である美唄市商店街連絡協議会が、北海道の2カ年補助事業である地域商業活性化総合対策事業を活用し、市内の買い物客を商店街へ呼び込むための無料送迎バスの運行及び日頃から買い物に不便を感じている市民を対象とした宅配・買物代行業務を実施するものであり、昨年度は、2月に 65 歳以上の一般市民を対象に買い物動向のアンケート調査を実施したところでございます。その結果を踏まえ、今年度は、道の2年目の補助に合わせ本市の補助を活用し、6月、8月、10 月の中旬に「南美唄・共練・旭通方面」、「進徳・条丁西南地区・いなほ方面」、「東明・条丁東北地区方面」、「茶志内・日東地区方面」に1日2便を試験的に運行し、商店街に買い物客を呼び込もうとするものでございます。なお、当初、計画しておりました宅配業務につきましては、希望商品等の取りまとめや配達方法に課題があることから、美唄市商店街連絡協議会としては今回実施しないこととしたところであります。市としましては、これら商業組織の取り組みは商業振興や商店がない地域への生活支援にも繋がるため、商工会議所など関係機関との連携を図りながら支援をしてまいりたいと考えております。次に、食料備蓄についてでありますが、初めに、食料備蓄に対する国、道の考えについて、国においては、北海道の高い食料供給力を活かし、雪氷貯蔵による付加価値を高める機能を備えた流通型食料備蓄拠点の必要性を示しており、また、道においても、平成 24 年3月に、北海道の広大な土地で冷涼な気候、高い食料供給力、豊富なエネルギー資源を有するなど、北海道の優位性を示した北海道バックアップ拠点構想を策定し、国に対して要望活動を行ってきたところでございます。本市におきましても、内陸地帯で過去に地震や風水害などの災害が比較的少ないことや、札幌市や千歳空港、苫小牧などに近い環境立地であることなど、本市の優位性について北海道大規模長期食糧備蓄推進協議会などと連携を図りながら、国に対して要望活動を行ってきたところでございます。東日本の大震災を教訓に、国の考えに連動した取り組みが重要であるとの観点から、本年4月、これまでの構想を見直し、新たに美唄市食料備蓄拠点構想を策定し、構想実現に向けた取り組みを強化したところでございます。次に、本年4月に設立されました食料流通備蓄推進協議会についてでありますが、この協議会につきましては、北海道の農産物の有効活用を図る流通備蓄事業の推進を目的として設立された組織であり、今後、各地域で行なうセミナー等を通じて、流通型食料備蓄システムの必要性について啓発し、3年を目処に食料などの倉庫の建設を目指すこととしております。市としましては、この協議会と連携し、本市の誘致促進に努めるとともに、引き続き、国に対し要望活動を実施してまいりたいと考えております。次に、台湾との交流事業についてでありますが、経過といたしましては、昨年8月に北海道運輸局がニセコ町と連携し、台湾の自転車協会役員やメディア関係者を招いたサイクリングツアーを実施し、その際、台湾自転車協会の会長が本市を訪れたことを契機に、昨年 10 月、美唄、岩見沢、滝川、砂川、浦臼、芦別、赤平、深川の7市1町の行政や団体で構成される、台湾サイクリングの誘致を目的とした「サイクルツーリズムそらち推進連絡会」が設置されたところでございます。また、本年3月末には、本市を訪れた台湾の役員から、4,000 人規模で行われるサイクリングのイベント「ツールドイースト台湾」へ来賓としての参加要請があったところでございます。この際、本市としましては、サイクリングツアー誘致による交流人口の増加を掲げているところから、サイクルツーリズムそらち推進連絡会と協議し、その代表としてこのイベントに参加し、空知、美唄のトップセールスをしてきたところでございます。この結果、本年8月には、ニセコ経由で台湾のメディア関係者を含め 40 名程度のサイクリング客が空知を訪れ、美唄にも宿泊することが企画されているところでもございます。市としましては、サイクリングを通じた台湾との観光交流は、一般観光客の誘致や経済交流に結びつく可能性も期待されることから、空知の連絡会と連携しながら、取り組みを継続してまいりたいと考えております。次に、広域観光についてでありますが、平成 21 年度から2カ年は、道の地域再生チャレンジ交付金を活用し、地域資源の発掘や札幌圏からの日帰りツアー、さらには札幌駅や東京都庁での「びばいの魅力まるごとフェア」などの広域観光事業を実施してまいりました。その成果を踏まえ、平成 23 年度から3年間は、財団法人北海道市町村振興協会のいきいきふるさと推進事業助成金を活用し、平成 23年度と平成 24 年度は、周辺市町との連携による観光PRを実施したほか、専門の講師を迎えて、観光ホスピタリティ講習会や広域観光マップ作成、旅行代理店等の観光ツアーの支援、マガンのねぐら入り、ねぐら立ち見学ツアーやハスカップ狩りツアーなど、さまざまな観光ツアーを実施するとともに、札幌圏をはじめ、大阪吹田市などの広域的なイベントに参加し観光PRを実施したほか、観光ホテルの支配人を迎え、地域資源の活用をテーマにした特別講演を実施したところでございます。本年度は、近隣市町との連携を強化し、特産品の販路拡大を目指し、札幌圏をはじめ関東圏、関西圏で行われる物産展に積極的に参加するほか、周辺市町と連携した観光ルートを開発するなど、さまざまな施策を展開してまいりたいと考えております。次に、産業振興計画についてでありますが、産業振興計画につきましては、平成 23 年3月に策定したびばい未来交響プランに掲げる産業振興施策の具体的な取り組みを示す中間計画としており、期間は平成 25 年度から平成32 年度の8年間としているところでございます。この産業振興計画と農業ビジョンの整合性についてでありますが、産業振興計画は、商工業、観光の各産業が地域資源を横断的・有効的に活用し、地域経済の活性化につなげていくための方策を包括的に示すものであり、この計画の具体的な取り組み施策の内容につきましては、上位計画のびばい未来交響プランとの整合性・連動を図るため、総合計画の事務事業インデックスにおいて、事業の進行管理を行うこととしたところでございます。一方、農業ビジョンにつきましては、農業経営の体質強化と安定化の推進及び消費者に信頼される産地づくりの推進などの具体的な施策について、主要施策別に進行管理をしているところでございます。産業振興計画の策定に当たっては、本市の基幹産業の農業と商工業、観光の各産業の連携強化を通じ、産業全般の活性化を図っていくことを計画の基本としたところでございます。次に、防災について、地域防災計画についてでありますが、現在、庁内に地域防災計画見直し検討委員会を設置し、地域防災計画と水防計画の点検や課題等の整理を行っており、現在見直し作業を進めているところでございます。東日本大震災や豪雪、大規模停電などの被害状況を踏まえ、初動体制や災害関連情報の伝達方法、避難誘導、避難所の開設・運営など計画全体について総点検を行い、年度内を目途に取りまとめることとしております。災害時の避難等につきましては、これまで、降雨災害を想定した洪水ハザードマップや地震災害を含めた災害対策ガイドなどを、広報紙メロディーや市ホームページに掲載しているところでもございます。今年度におきましては、多様化する災害に的確かつ迅速に対応できるよう風水害や雪害、地震災害等の防災関連情報を総合的に集約し、避難時に必要な情報等を住民にわかりやすく提供できる防災ガイドマップを作成し、全戸配布することにより、市民への防災意識の啓発や初動体制の強化を図ってまいりたいと考えております。次に、耐震化の進捗状況についてでありますが、耐震化が完了していない災害時の重要拠点施設となる4施設につきましては、昨年12 月に設置した美唄市公共施設耐震化庁内検討委員会で、これまで2回会議を開催し、建物の現状及び今後の方針について議論しているところでございます。また、耐震改修にかかる財源につきましては、国に対し、補助金制度の拡充、補助率や補助基本額のかさ上げなど要望しているところでございます。次に、平成 22 年度策定の美唄市耐震改修促進計画では、民間住宅の総数は約 1 万 1,800戸、耐震化率は約 70%となっており、平成 22年度より実施しております無料耐震診断や平成 24 年度から実施の木造住宅耐震改修促進助成制度などの実績件数が少ないことから、進捗率は低いものと考えているところでございます。このため、市民の皆さんに対し、耐震診断、耐震改修に向けた適切な情報提供と相談体制の確立、関係機関や広報紙メロディー、市ホームページなどを通じ、さらに周知に努めてまいりたいと考えております。次に、防災備品の備蓄についてでありますが、現在、避難所を中心とした食料や毛布、ポータブル石油ストーブ、発電機などの防災資機材等の備蓄については、一定の目標値を設定し、年次計画で整備しているところでございます。また、食料や飲料水などを含めた生活必需品につきましては、災害協定を締結している市民生協や各農協などから提供していただくこととなっております。さらに、広域的な連携を図るため、南空知ふるさと市町村圏や道との相互応援協定を締結しているところでもございます。なお、日ごろの備えについては、各家庭においても食料や飲料水、簡易コンロ、ポータブル石油ストーブなどの備蓄の必要性についても、さらに周知を図ってまいりたいと考えております。次に、災害協定についてでありますが、大規模災害が発生した場合に災害応急対策や復旧活動が円滑に実施できるよう、平成8年度からは、北海道や自衛隊、警察及び関係団体や事業所等と 17 件の協定を締結してるところでございます。また、今年度につきましては、石油業協同組合、建設機械レンタル業、トラック輸送業組合等と締結に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。次に、自主防災組織についてでありますが、市内の自主防災組織は平成 11 年度から結成され、平成 24 年度は3組織の結成があり、現在 15 団体 1,568 世帯となっており、組織率は12.8%と全道平均の 48.4%と比較しますと低い率となっているところでございます。組織率が上がらない理由としましては、地震等大規模災害が比較的少ない地域であり、危機意識が高くないことや、住民の高齢化などがあげられるところでございます。しかしながら、災害時においては、共助を基本とした自主防災組織の活動は、被害を軽減させるのに極めて重要なものと考えており、市としましては、防災資機材の貸与・更新、防災訓練などの支援、防災の出前講座や消防署と連携した講習会などを通じ、住民の皆さんとの連携と、安全・安心な暮らしが図られるよう取り組んでまいりたいと考えているところでございます。組織率向上に向けては、自治組織代表者会議や地域応援チーム、広報紙メロディー、市ホームページなどを通じて、自主防災組織の重要性について引き続き啓発に努めてまいりたいと考えています。次に、企画行政について、将来人口についてでありますが、本市においては、人口減少が進む中にあって、人口減少対策として経済振興と雇用の創出、子どもを産み育てる環境づくり、移住・定住施策等、総合的に取り組むことが必要であると考えております。経済振興と雇用対策については、農商工連携事業の促進や企業立地活動の推進、さらには事業者交流による新産業の創出などを進め、産業振興を図るとともに、緊急雇用創出事業など国や道の助成制度の活用により、雇用の創出に努めているところでございます。子どもを産み育てる環境づくりについては、教育環境の向上を含め、地域における子育て力を育むため、子育てサポーターの育成や子育てネットワークの推進、地域子育て拠点支援事業など、様々な事業を展開しているところでございます。また、小学校就学前の子どもに対する教育、保育及び子育て支援を総合的に進めるため、本年4月に認定こども園ひまわりを南美唄地区に開設したところでございます。転入者への支援につきましては、昨年度は移住・定住促進助成制度を活用して 11 名の方が移住されました。しかしながら、移住・定住に結びつけるための方策は、今後も重要施策となることから、企業誘致、地場企業の育成など、産業振興による雇用の場の確保、総合的な子育て家庭への支援など、生活の中で魅力を感じるまちづくりに向け、着実に取り組んでまいりたいと考えております。今後のまちづくりの基本的な考えでありますが、長引く景気の低迷や人口の減少、本格的な超高齢化社会が到来している中にあって、本市の財政状況は、依然として厳しい状況でありますが、限られた財源の中で選択と集中を図りながら、より効果的かつ効率的な事業展開となるよう事業内容を検証し、びばい未来交響プランの都市像に掲げる「食・農・アートが響き合う 緑のまち 美唄」の実現を目指し、希望に満ちた明るい未来を創造し、活き活きとした暮らし、生きる喜びが実感できるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。次に、地域応援チームについてでありますが、地域応援チームの活動については、市政情報の提供や自主防災組織の結成に対する支援、高齢者世帯の安否確認の方法、地域の防災、健康づくり等の自主的な活動に対する助言等のほか、市に対する要望等の担当課への連絡などを行い、一定の成果が得られているものと考えております。しかしながら、地域からの要望に対して十分こたえられないケースや、課題によっては解決に結びつかないものもありますので、本年度については、地域応援チームの活動を行いながら、リーダー会議でこれまでの取り組みの検証を行い、制度の見直しや新たな仕組み等の検討を始めたところでございます。次に、町内会等の自治組織についてでありますが、昨年の 10 月1日現在、総世帯数 1 万2,805 世帯のうち高齢者の単身世帯が 2,872世帯、二人世帯が 2,060 世帯で、総世帯数における高齢世帯が 38.5%を占めており、共通の課題としては、高齢化に対応した安全な地域づくりという点でないかと考えているところでございます。市では、町内会等における高齢者世帯の見守り等の取り組みについては、一部の町内会で一人暮らしの高齢者に対する安否確認の訪問活動を行っていると伺っておりますが、全体としては把握してないところでございます。このため、協働のまちづくりの観点から、町内会等との情報交換を行いながら、見守り活動等の把握に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 10番 高田正則

一通りお答えいただきましてありがとうございます。自席から再質問させていただきます。まず、地域振興について、商店街活性化支援事業についてでありますが、65 歳以上の一般市民を対象に買い物動向のアンケート調査を行い、その結果を踏まえたとのことでありますが、どのような方法で調査を実施されたのか、また、内容と結果がどうであったのか、お伺いをいたします。さらに、市としてはこの事業を今後どのように支援しようとお考えか、お伺いをいたします。次に、広域観光についてでありますが、周辺市町と連携し広域的な取り組みを推進し、また、観光ルートを開発するということでありますが、平成元年度に着工されました道道美唄富良野線が数年後に開通の見込みであるとお聞きをしております。開通した場合、道内外から多くの観光客等が東部地区を通過すると思われます。東部地区には、本市観光資源が多くありますが、広域連携を含め、広域観光の拠点としての総合的な整備の方向性についてお伺いをいたします。次に、産業振興計画についてでありますけれども、産業振興計画と農業ビジョンをそれぞれの計画として進行管理していくとのご答弁でありましたが、経済部になったことを契機に、基幹産業の農業と商工業の振興策を一つにした計画を策定することが、より市民や企業などに理解されると思いますが、再度、計画の一元化について、お考えをお伺いいたします。次に、防災について、防災備品の備蓄についてでありますが、防災備品の備蓄の相互応援について、南空知市町村圏や道と連携協定を締結しているとのことでありますが、各市町村は、防災備品を互いに融通し合うということも必要であると考えますが、これら協定を締結した時期と協定の概要について、どのようなものなのか、お伺いをいたします。次に、企画行政について、将来人口についてでありますが、人口減少や少子高齢化が進展する中、効率的な行財政運営のもと、財政健全化を着実に推進することが重要であります。先ほどご答弁のありました移住・定住施策等、人口減少に歯止めをかける施策を講じる一方で、今後のまちづくりに向けては、将来を見据えたコンパクトなまちづくりを進めることが必要と考えますが、お考えをお伺いいたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

高田議員の質問にお答えいたします。初めに、買い物動向のアンケート調査についてでございますが、方法につきましては、市内の 65 歳以上の方を対象に 1,000 件を無作為に抽出し、回答率は 48.5%でありました。調査内容は、地区、職業、家族構成のほか、商品購入店、頻度、時間帯、不便感、サービス支援など全 13 項目について調査したところであり、調査の結果は「近くに行きたいお店がない」、あるいは「歩いて買い物に行くのが大変」などの約6割の方が買い物に不便を感じているとの回答であったところでございます。市といたしまして、試験運行の成果を踏まえ、この事業が商店街の活性化及び買い物支援対策として全市的に広がっていくよう支援してまいりたいと考えております。次に、道道美唄富良野線についてでありますが、遅くとも平成 30 年までには開通するとの情報を伺ってるところでございます。これが開通した場合、富良野あるいは帯広への新たな広域観光ルートとなり、このルートに点在する東明公園、アルテピアッツァ美唄、スキー場、炭鉱メモリアル森林公園など、東部地区の観光資源が点から線、線から面につながり、魅力ある観光資源として市外に情報発信することができるものと考えております。市といたしましては、今後、この道路の開通にあわせ、観光振興に向けどのような整備が必要とされるのか、関係自治体を含む美唄富良野線整備促進期成会や市民の皆さんの声を聞きながら、しっかりと検討してまいりたいと考えております。次に、産業振興計画等と農業ビジョンの一元化についてでありますが、産業振興計画につきましては、農商工連携事業の推進を柱とし、産業全般の活性化を図ることとしておりますが、産業振興計画及び農業ビジョンとも、美唄市総合計画との整合性や社会情勢の変化などに応じ見直しを行うこととしておりますことから、これら見直しの時期に合わせて、計画の一元化について検討してまいりたいと考えております。次に、相互応援の協定についてでありますが、平成9年に北海道および道内市町村において、「災害時における北海道及び市町村相互の応援に関する協定」を締結し、大規模災害が発生した場合、食料や飲料水など生活必需品、並びに供給に必要な資機材の提供とあっせんを行うこととしております。また、平成 24 年に南空知ふるさと市町村圏4市5町において「南空知災害時相互応援に関する協定」を締結し、災害時には避難所や防災資機材等の相互応援をすることとなっております。次に、今後のまちづくりについてありますが、本市の将来を見据え、高齢者を含めた多くの市民に暮らしやすいまちを目指し、生活者の利便性の向上、あるいは行政サービスの確保、投資的経費や維持管理コストの低減を図ることは大変重要であると考えているところでございます。このため、様々な都市機能がコンパクトに集積しアクセスしやすい生活拠点、にぎわいのあるまち、地域の個性や歴史を活かしたまちづくりを検討していくことが必要であると考えているところでございます。以上でございます。

出典:美唄市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月19日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる