美唄市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月18日
(1)農業行政について/(2)産業振興について/(3)保健福祉行政について
2013年6月18日、美唄市議会の一般質問で、金子義彦議員が「農業行政について」「産業振興について」「保健福祉行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫が答弁しました。
- 質問者
- 金子義彦 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 金子義彦
平成 25 年第2回定例会に当たり、大綱3点について市長にお伺いいたします。大綱の1点目は、農業行政について伺います。本年の融雪期は低温に経過をした結果、昨年よりも積雪量は少ない状況にもかかわらず、融雪が思うように進まない状況でした。また、融雪後の天候も低温並びに日照不足となり、アスパラの品質・収量に影響を及ぼし、タマネギや水稲の移植作業が大幅に遅れるなど、2年連続の作業遅れとなりました。そこで、大変心配される生育状況でありますが、各作物の作付面積とあわせて、どのような状況になってるのか伺います。大綱の2点目は、産業振興について伺います。農業を基幹産業とする本市においては、農業経営者の高齢化や後継者不足、さらに安価な海外農産物の輸入等に伴う農産物価格の低迷等により、農業の生産基盤の脆弱化が進み、農業離れが深刻化しています。また、商工業分野においても、コンビニエンスストアや郊外型大規模小売店舗の進出、生活行動圏の拡大に伴う購買力の市外流出、さらには、インターネットや通信販売など、消費購買形態の多様化や販路の縮小、さらに後継者不足などの課題に十分に対応できていない状況となっており、本市の産業全体において、経営基盤の脆弱化及び人材確保・育成の取り組みが共通の課題となっております。活力ある産業づくりを推進していくために、第6期総合計画の柱となる農商工連携の推進のほか、国や道、産業支援機関の支援メニューを有効的に活用し、次代を見据えた感覚を有する人材の確保・育成を図っていくことが必要とされます。以上、このような内容が、平成 25 年3月に策定されました産業振興計画に記されております。また、本年度より経済部の設置により、今まで以上の産業振興が図られることを期待するところであります。そこで、1つに今までの農商工連携事業の取り組みについて。2つに、その成果について伺います。大綱の3点目は、保健福祉行政について伺います。本市においても、疾病に対する予防策がとられております。子宮頸がんワクチン接種について伺います。去る5月 17 日、北海道新聞の報道による子宮頸がんワクチン接種に対する健康被害調査の報道がなされました。このワクチンは、2009年 12 月の販売開始から今年3月末までで、計1,968 件の接種後の副作用が生じたことを厚生労働省は専門部会に報告。うち、全身の痛みなど重篤な症例は 106 件、接種 100 万回当たり約 12.3 件となり、専門部会は重大な健康被害の発生度が他のワクチンと比べ特別に高いとは言えないとして、現時点での接種の中止は必要ないとしました。その後、先般6月14 日、昨日並びに今朝のNHKの朝のニュースでも報道がなされましたが、積極的な定期接種は勧奨しないよう、厚生労働省は自治体に通知するとの報道でした。本市における子宮頸がんワクチン接種による健康被害の状況を含め、接種実施の経緯、平成 24 年度の接種実績、また、接種に当たっての注意事項、さらに子宮頸がんワクチン以外の予防接種について伺います。なお、前段、同僚議員より同趣旨の質問が出されておりますけれども、重複する部分も多少あろうかと思いますけれども、ご理解を賜ればというふうに思ってございます。以上、この場からの質問を終わります。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
金子議員の質問にお答えいたします。初めに、農業行政について、各農作物の作付面積と生育状況についてでありますが、6月1日現在で申し上げますと、水稲は、作付面積が 4,254 ヘクタールで、移植栽培では田植え作業が平年よりも7日から 10 日ほど遅れたものの、生育は5日遅れとなっております。また、直播栽培では、整地作業や播種作業が平年よりも遅れたものの、その後、好天で推移しており、生育はおおむね良好であります。秋まき小麦は、付面積が 1,894 ヘクタールで、生育は6日遅れとなっております。春まき小麦は、作付面積が 427 ヘクタールで、生育は 10 日遅れとなっております。大豆は、作付面積が 1,056 ヘクタールで、生育は6日遅れとなっております。タマネギは、作付面積が 41 ヘクタールで、播種作業は 14 日遅れで始まりましたが、生育は7日遅れとなっております。グリーンアスパラガスは、作付面積が 46 ヘクタールで、ハウス栽培の収穫作業は平年よりも 10 日程度、露地栽培の収穫作業も平年より6日ほど遅れて始まり、現在も収穫作業が続いております。今年は、雪解けの遅れと低温、日照不足により、農作業の遅れや農作物の生育への影響を大変心配しておりましたが、一部ハウスアスパラなどに影響が生じたものの、おおむね生育は回復の傾向にあると承知しております。次に、産業振興について、農商工連携についてでありますが、本市におきましては、1次、2次、3次産業の互いの強みを活かしたイノベーションの推進が重要と考え、平成 23年度に農商工連携助成事業を創設したところであります。昨年度までに5件の事業を認定しており、米粉やハスカップ、大豆、野菜類などを活用した新商品として、発芽大豆の甘酢漬けや青大豆のきな粉、米粉を使ったレトルトカレーやカステラ、乾燥野菜などが誕生してきております。これら新商品などは、それぞれの事業者が各種イベントなどにおいて試食やアンケート調査、テスト販売を実施しているほか、マスコミやインターネット等を活用しPRしているところでございます。今年度は、継続事業2件のほか、新たに米粉と雪蔵みそを使用した加工品開発やアスパラを飼料とした羊からできる製品の開発に対して支援することとしております。農商工連携事業の推進につきましては、国・道や支援機関などの助成制度や、支援などの橋渡しを担うほか、商工会議所や農協、試験研究機関などとの連携を強化するとともに、本事業で開発された試作品や新商品については、展示会、商談会への参加を通じて来客者や関係者からの意見を反映させるなど、付加価値の高い商品となるようフォローアップしてまいりたいと考えております。次に、保健福祉行政について、子宮頸がんワクチン接種についてでありますが、子宮頸がんワクチンを実施した経緯については、若い女性に急増している子宮頸がんの発症を予防する目的で、平成 22 年8月より、中学3年生を対象に保健センターでの集団接種を開始しており、その後、対象年齢を広げているところでございます。次に、平成 24 年度の接種実績についてでありますが、十分な予防効果を得るためには3回の接種が必要であり、中学1年生から高校1年生の女性を対象に実施しており、中学1年生の対象延人数は 270 人で、接種延人数は218 人、接種率は 80.7%、中学2年生の対象延人数は 246 人で、接種延人数は 223 人、接種率は 90.7%、中学3年生の対象延人数は318 人で、接種延人数は 283 人、接種率は 89%となっております。また、高校1年生の対象者は、未接種者を対象に実施しており、対象延人数は 48 人、接種延人数は5人、接種率は10.4%となっております。なお、接種しない理由といたしましては、現在、把握しておりませんが、接種液の成分によって急性アレルギーの反応などによるものと考えられるところでございます。次に、接種に当たっての注意事項についてでありますが、接種対象者と保護者に接種のご案内とともに、予防接種を受けるに当たっての注意事項を記載している説明書を同封しているところでございます。接種の実施に当たっては、国の定期接種実施要領に基づき、事前に送付しております予防接種の判断を行うための予診票の質問事項に対する回答を確認するとともに、接種することの保護者の同意を確認しているところでございます。さらに、予診票の回答に対して、接種本人への問診を通じ、診察等を実施した上で接種を行っており、接種後 30 分は接種場所で休んでいただき、体調に問題がなければ帰宅させているところであります。次に、健康被害の状況についてでありますが、厚生労働省に報告されている子宮頸がんワクチン接種後の副作用としては、注射部位の疼痛、発赤等のほか、全身性の症状として頭痛、発疹、発熱等が報告されており、また、痛み、恐怖、興奮などによる血管迷走神経反射と考えられる失神の報告もあります。本市においては、現在まで副作用による報告事例はございません。次に、子宮頸がんワクチン以外の予防接種についてでありますが、国の予防接種法に基づき、疾病の発生及び蔓延を予防するために、ヒブ感染症、小児の肺炎球菌感染症、ポリオなど 10 種類の定期予防接種を実施しているところでございます。子宮頸がんワクチンの本市としての今後の取り組みについてでありますが、厚生労働省からの通知によりますと、「ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がワクチン接種後に特異的に見られたことから、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではない」との内容であります。このため、子宮頸がんワクチンは予防接種法による予防接種であることから、国の通知に基づき、対象者のうち希望者には有効性とリスクを十分理解していただいた上で、実施してまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 9番 金子義彦
自席より再質問させていただきます。それぞれご答弁をいただきまして、大変ありがとうございます。自席より、農商工連携について再質問させていただきます。本市の産業活性化に不可欠な、この連携事業でありますけれども、継続は力なりという言葉もあるように、この事業を維持・継続させるためには人材の育成が必要と考えます。さらに農商工連携事業は、今後の農業者や商工業者の後継者対策にもつながるかと考えられます。この点、市長にお伺いをいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
金子議員の質問にお答えします。農商工連携について、後継者対策でありますが、少子高齢化が進む中、後継者不足は農業を含め本市産業全体に共通する深刻な課題となっているところでございます。この課題を解決していくためには、個々の事業者が時代にマッチした経営感覚を持って、マーケティングを戦略的に考えていくことが必要であるとともに、次世代の経営者が事業に魅力を感じるような環境づくりを関係団体や事業者等が一体となって取り組んでいくことが重要であると認識をしているとこでございます。そのため、若い農業者や商工業者が自由に情報交換や情報提供できるような仕組みを構築し、経営力のアップにつなげていくとともに、サテライトキャンパス事業で実施する産業系人材養成講座や農商工連携にかかわる講座の受講を促し、販売戦略等についてみずから学んでいただくことや、国・道、産業支援機関の経営やマーケティングにかかるアドバイザー派遣制度などを活用して、次代を見据えた感覚を有する人材の確保・育成を図っていくことが必要であると考えているところでございます。以上でございます。