みんなの議会

美唄市議会 平成22年第2回定例会 2010年6月18日

(1)財政健全化問題等について/(2)住みよいまちづくりについて/(3)次世代育成支援対策について/(4)保健衛生問題について/(5)農業問題について

2010年6月18日、美唄市議会の一般質問で、土井敏興議員が「財政健全化問題等について」「住みよいまちづくりについて」「次世代育成支援対策について」「保健衛生問題について」「農業問題について」について質問し、市長 桜井道夫、教育長 安田昌彰、農業委員会会長 佐藤博道が答弁しました。

質問者
土井敏興 議員
答弁者
市長 桜井道夫、教育長 安田昌彰、農業委員会会長 佐藤博道

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 土井敏興

平成22年第2回市議会定例会に当たり、大綱5点について、市長、教育長並びに農業委員会会長にお伺いをいたします。質問に入ります前に、去る4月20日、宮崎県都農町おいて、国内では10年ぶりと言われる家畜の伝染病である口蹄疫の疑似患畜の発生に端を発し、これまで、県内5市6町に拡大をし、極めて甚大な被害をもたらしております。政府の対応の遅れもあり、いまだ終息の気配がないことに畜産農家の心情を思うと、さらに不安が高まると同時に、全国に飛び火する可能性も否定できない心配も残るところであります。私も農業にかかわる一員として被害に遭われた宮崎県の畜産農家の皆様に、心からお見舞いを申し上げますとともに、1日も早く的確な措置のもとに、終息宣言が発せられることを願ってやまないところでございます。それでは、質問に移らしていただきます。大綱の1点目は、財政健全化にかかわることについてでありますが、1つ目は、平成21年度一般会計の決算概要についてであります。議会初日の市政報告において、3億を超える黒字決算になるとのことでありましたが、一因は国の緊急経済対策による特別交付税の増額によるところとはいえ、一方では、美唄市財政健全化がスタートしたばかりでもあり、しかも極めて厳しい環境下でこの計画達成に向け市民のために職員一丸となって行財政運営に当たらなければという意識が芽生え、その積み重ね努力が結果に結びついたものであるとするならば、その御労苦に対し、率直に評価をさせていただきたいと思います。そこで、このたびの黒字決算となった主な要因についてお伺いをいたします。また、生じた剰余金で財政調整基金に積む以外の剰余金の使途についてでありますが、このたびの補正予算に示された以外に今後予定されている事業計画はあるのかもお伺いをいたします。次に、実質公債費比率についてでありますが、財政健全化計画の見直し後の各指標の見通しの中で、このたびの収支の好転にかかわらず、実質公債費比率については、23年度の計画では、制限水域である25%台に突入する危険性がうかがわれ、今後の交付税額いかんによっては、早期健全化団体入りする可能性も否定できないのではないかと心配をされるところであります。よって、早急に対応策を講ずる必要があると思いますが、いかがでしょうか。次に、財政健全化計画の今後の見通しについてでありますが、現在、来年度からスタートする第6期美唄市総合計画の策定に向け、鋭意取り組んでいるところと思いますが、市の現状を見るとき、少子高齢化の加速、経済活動の不振による雇用環境の悪化、専修短大やコンピュータ・カレッジ、さらには市立病院の問題等、これらを引き金に人口や税収減少の要素は極めて大きくなると予測されるところでありますが、こうしたところの影響により、残された期間で本当に財政健全化計画が予定どおり完遂されるのか、そのあたりの見通しについてお伺いをいたします。大綱2点目の、住みよいまちづくりについてでありますが、1つ目として、ごみ処理の対応等についてでありますが、まず、分別処理の現状とリサイクル率の向上対策についてでありますが、市民の中には分別をしても最終処理は同じになるとの思いを持たれているとも風聞をするわけですが、改めて分別についての意識や、知識の浸透を図る必要があると思いますが、いかがでしょうか。また、リサイクル率についても、道内他市と比べどのような位置にあるのかも、もし低いとするならば、その主な要因と、向上させていくためには市民理解を深め、取り組んでもらうための具体的な対応策が必要と考えますが、お伺いをいたします。次に、処分場の収容状況と今後の対策についてでありますが、現在の収容量はどの程度になっており、それは計画の範囲にあるのでしょうか。私の目視では、かなりの堆積量になっているのでは、という感がしてならないところでありますが、そこらからして、満了となると思われる年はどのあたりと考えているのか。先ほどの同僚議員に対する御答弁によりますと、可燃ごみ等の中間処理施設に触れられておりましたが、もしその施設が稼働するとしたならば、どの程度の延命になるかもあわせてお答えをいただきたいと思います。現在、対策が遅れていた法面保護土設置の工事中と聞き及んでおりますが、その進捗状況についてと、工事以前に大量に堆積をされていたごみにより保護シートの破損はなかったのか。もし、あったとするならば、その程度の度合いと補修についてお伺いをいたします。また、法面の保護については、ごみ搬入につれて、遅滞なく対応すべきと考えますが、このたびの轍を踏まないためにも、どのような対応をお考えなのかもお伺いをいたします。2つ目のまちづくりの制度についてでありますが、地域応援チームについては、19年度にスタートをし、諸問題解決に向け、20年度から全地区で実施とのことでありましたが、これまで実際に協働で活動した町内会の数はどの程度でしょうか。また、連合町内会を含め、250ほどある自治組織数から見て、検証等を通じて、課題を含めどのように感じておられるのかお伺いをいたします。美しきまちづくりサポーターにつきまして、スタート以来これまで子育ち支援や草刈り作業等に参加協力を得ているようでありますが、21年度版美唄市自治体経営白書によりますと、前年に比べ活動参加者が約90名ほど少なくなっているようでありますが、その理由についてと参加した方々の声や市民への理解を含めた浸透度はどのように図っていくのか。また、この両制度につきまして、成果と反省点を踏まえ、どう抑えていこうとされているのかお伺いをいたします。大綱3点目につきまして、少子化が加速する中、平成15年に次世代育成支援対策推進法が成立をし、各自治体や民間事業主など、さまざまな主体が取り組むよう定められ、10年間の時限立法の中で本市も特定事業主行動計画を策定をし、17年より実施をし、本年3月をもって前期計画が終わり後期計画に入ったところでありますが、前期計画を振り返って目標に対して成果はどうであったのか。また、その反省点から後期計画にはどのように反映をされたのか、さらには、ハードルは高い面もあると思いますけれども、一方では民間事業主の規範となることも求められていることもあると思いますし、今後の見直しを含めた考え方についてもお伺いをいたします。大綱4点目は、保健衛生問題についてであります。1つ目は、子宮頸がん予防ワクチンについてでありますが、この点につきましては、後日、予算委員会において詳細な議論がなされることと思いますので、私は基本的な点についてのみお伺いをいたします。近年、この子宮頸がん予防ワクチンを始め、各種のワクチン接種に対して、公費負担の要望や、これらにまつわるさまざまな議論が活発になっていますが、そうした中、道内自治体の先駆けとして、市長が英断を持って市負担で取り組む考えを示されたことにつきましては、理解をするところでありますけれども、財政健全化に取り組んでいるさなかにあって、子宮頸がん予防ワクチン接種に特化して実施に踏み切った率直な思いと理由をお聞かせいただきたいと思います。また、実施に当たっては、本来の目的をしっかりと理解をしていただくためにも、教育委員会と連携をとり、本人や保護者に必要性について説明をしていく必要があると思いますので、市長とあわせ教育長の御見解もお伺いをいたします。2つ目は、歯・口腔の健康づくりについてでありますが、フッ化物洗口等について北海道も条例を定め、実施を促しているところでもあり、加えて、美唄歯科医師会からも取り組むよう要望されているところでもありますし、道内外の状況としても既に実施をしているところや、実施に踏み切った自治体も多くなり、フッ化物洗口は幼児期より実施を図ることが歯の健康増進効果が高いということがデータの上でも明らかであり、また、本市の子どもたちは全国、全道、空知管内と比べ虫歯数が多いと言われていることからしても、保育所、幼稚園、さらには小学校の児童を対象に速やかに実施をすべきと考えるところでありますが、市長並びに教育長の御見解をお伺いをいたします。大綱5点目は、農業問題において、まず、クリーン農業についてでありますが、農業生産者の皆さんは安心・安全をモットーに、イエスクリーンやハーブ米、特別栽培、有機栽培など、さまざまな取り組みに挑戦し、消費者の信頼を得るべく努力を重ねているところと思いますが、そうした取り組みごとの品目や人数を初めとする実態についてお知らせをいただきたいと思います。また、取り組みによってどのような成果があらわれているのか、それを踏まえて、今後、具体的にどのように振興を図っていくお考えかもお伺いをいたします。さて、我が国の食料自給率41%に対し、その約15倍の自給率を誇る本市の農業の位置づけを内外に明確に打ち出していくためにも、さらには、より安全・安心を担保をし、流通関係や消費者の信頼を集め、総合的な付加価値を高めていくことが今まさに強く求められているところであります。よって、以前からも申し上げていましたが、本市の基準を設け、認証していく仕組みを構築することで、基幹産業としての農業を守り育てることに行政が前面に立って努力をする姿が評価につながり、その結果として、消費者の信頼度がより高まり、北海道美唄ブランドの定着に大きく寄与するものと思いますし、そうした生産物を基盤にした加工分野の振興にも一役買うことも大いに期待できるのではないでしょうか。よって、市長が提唱しております食にこだわったまちづくりにも合致することでもありますし、また、食に対する知識と関心を深め、健康で豊かな生活の実践を目指して、このたび、美唄市食育推進計画も盛り込まれたことからしても、率先して関係機関の協力を得る努力を重ね、認証制度の実現に向け、即刻取り組んでいくべきと考えますが、いかがでしょうか。最後に農業委員会の関係についてでありますが、このほど適正な事務実施に伴う点検・評価及び活動計画について公表されたところでありますが、これは21年に農水省よりの通知に基づき対応されたようでありますが、私が思うところでは、それぞれの農業委員会の活動そのものが、全国的に見ると内容に大きなばらつきが見られることから、この際、状況を把握し指導を強化しようともとれるものではないかと強く感じざるを得ないところであります。農業委員会として取り組みを実施した結果についての成果及び課題についてはどうであったのか、また、管内の取り組み状況についてもわかればお知らせをいただきたいと思います。本年度につきましては、前年度の結果を踏まえて、どのような点に力を注いで活動されるおつもりか、農業委員会会長にお伺いをいたしまして、この場からの質問を終わります。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

土井議員の質問にお答えします。初めに、財政健全化問題等について、平成21年度一般会計の決算概要についてでありますが、平成21年度一般会計は、実質収支で約3億2,000万円の黒字決算となりました。その主な要素は、現在分析中でありますが、一般財源ベースで申し上げますと、歳入では、地方交付税で予算比8,600万円の増、歳出では、老人福祉施設入所措置事業の利用者減など、扶助費で約5,000万円、道路維持除排雪事業で約4,600万円、利子負担の減により公債費で約2,000万円、早期退職や育児休業、休職の増などにより職員費で約6,800万円、下水道会計、介護保険会計、後期高齢者医療会計など特別会計の支出金で約6,300万円の減のほか、燃料費など施設管理や、事務の効率的な執行などにより黒字が生じたものと考えております。剰余金の処分としましては、地方財政法に基づき実質収支の2分の1を下らない金額、1億6,100万円を財政調整基金へ積み立てる予定でありますが、残りの剰余金の使途につきましては、今年度の地方交付税の動向を踏まえると共に、財政健全化計画推進市民委員会の提言なども参考にしながら、今後検討してまいります。今年度の予定事業としては、現在、国や道の補助金を申請しているものなどがあり、今後それらの状況も踏まえながら、必要な対応をしてまいりたいと考えております。次に、実質公債費比率についてでありますが、財政健全化計画における平成23年度の実質公債費比率の計画数値が24.9%と早期健全化基準に近い数値であることから、現在、市債や債務負担行為の繰り上げ償還など実質公債費比率の低減について検討しているところでございます。次に、財政健全化計画の見通しについてでありますが、計画の進行管理に当たっては、決算分析を踏まえ、毎年度見直すこととしており、平成22年度は平成21年度の決算を踏まえ、将来の社会経済情勢や財政環境の変化にも対応できるよう、財政調整基金への積み立てのほか、計画の早期実現に向けた取り組みに努力してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、財政健全化計画は平成27年度までの期間であり、病院事業会計の不良債務の解消及び公立病院特例債の償還はこれから大きな負担となりますので、今後も財政健全化計画の基本方針を堅持し、着実に計画を推進していきたいと考えております。次に、住みよいまちづくりについて、ごみ処理の対応についてでありますが、分別による処理の現状につきましては、平成19年10月から家庭ごみの有料化を実施し、排出抑制や分別の徹底に取り組んでいるところであります。今後におきましても、減量化に向けてリサイクルフェアなどのイベント開催時の啓蒙活動、また、広報誌の活用や、美唄市の環境概要をホームページに掲載し、分別の徹底を図ってまいりたいと考えております。次に、本市のリサイクル率につきましては、道内の他市と比べ低い状況にあります。その主な要因としましては、1つとして、可燃ごみの再資源化施設がないこと。2つとして、町内会が実施している集団資源回収の収集量をリサイクル率に反映していないことなどが挙げられます。リサイクル率を向上させる方策としまして、集団資源回収の収集量の把握と合わせて、集団回収が実施されず可燃ごみとして排出されている地域につきまして、モデル事業として古紙拠点回収事業を行い、再資源化の推進に取り組んでまいりたいと考えております。次に、処分場の収容状況と今後の対策についてでありますが、供用開始から平成21年度末までの埋め立て容量は、計画容量4万4,183立方メートルに対して、埋め立て量が2万8,870立方メートルであり、約65%であります。施設埋め立て容量10万5,200立方メートルに対しては、約27%となっております。今後の見通しにつきましては、現状のままごみを埋め立てた場合には、平成29年度で満了になると思われますが、仮に、平成26年度から可燃ごみの中間処理施設が稼働するとした場合、当初計画の満了年度である平成33年度より3年程度延びる見込みであります。次に、法面保護土設置工事の進捗状況につきましては、6月15日現在、法面部への保護土設置はすべて終了し、ごみ整地作業などが残っており、約85%の進捗状況となっております。また、保護シートにつきましては、2カ所の破損があり、鋭利なものによる直径1センチメートル程度の穴があいた状況で、専門業者により修復を行ったところであります。今後の法面保護土設置につきましては、ごみの搬入量を把握の上、保護土設置時期を見定めるとともに、工法等につきましても、今回の教訓を踏まえ検討してまいりたいと考えております。次に、協働のまちづくりの制度についてでありますが、地域応援チーム制度につきましては、市内を12ブロックに分け、市職員5名程度で構成したチームにより、地域で困っていることを地域の皆さんと一緒に考え、解決するまでの制度で、平成19年度にモデル地区を設定し、活動状況の検証を行い、平成20年度から全地区に導入したところであります。これまでの取り組みの中で、地域の自主的な活動に結びついているものは5件程度でありますが、共通する課題としては、高齢化に伴う安全な地域づくりという点ではないかと感じております。また、これまでの活動の検証において、地域の課題解決には時間がかかるため、3年から4年くらいの時間をかけて進めると考えた方がよいこと、町内会長さんなど役員の方だけが苦労されているケースが見受けられるので、町内会等の全体で取り組み経過を確認し合いながら進めることが達成感が生まれるのではないか。町内会等での役員交代時の対応や連絡に関して、地域応援チーム側に工夫が必要なことなどが課題として見えてきましたので、制度の周知とともに町内会等の皆さんとともにこれらの課題の解決を図ってまいりたいと考えております。美しきまちづくりサポーター制度につきましては、誇りと愛着の持てる地域づくりを進めるため、市の業務に関して、市民の皆さんにボランティアとして参加していただく制度であります。平成20年度から制度を開始し、登録者数は、個人では、初年度の262名から2年目には359名に、団体登録も3団体から4団体にそれぞれ増えております。活動への参加者数については、公園の草刈り業務に関して、1年目の経験により必要な人員がある程度わかってきたことから、2年目は若干少ない人数で対応したため、延べ90名程度減少したところであります。参加者の方からは、各業務共により多くの参加者がいるといいのではないかとの御意見を伺っております。今後は、業務の分野を広げるとともに、より多くの方に参加していただけるよう、引き続き呼びかけをしてまいりたいと考えております。活動内容の報告については、サポーター登録者の方にお礼状に報告書を添えて郵送するとともに、今年度の自治代表者会議において説明を行い、周知を図るほか、市のホームページにも搭載して市民の皆さんに理解を深めていただくよう努めてまいりたいと考えております。この2つの制度につきましては、本市の協働のまちづくりを進める上で大切な制度であると考えておりますので、今後とも息の長い取り組みとなるよう、市民の皆さんとともに取り進めてまいりたいと考えております。次に、次世代育成支援対策について、美唄市特定事業主行動計画についてでありますが、前期計画では定時退庁日の取り組み、女性の育児休暇取得など、一定の成果があったものの、年次休暇の取得促進や男性の育児休暇取得などはなかなか計画どおりに進んでいない状況にあります。このため、平成22年度からスタートした後期計画では、前期計画を踏まえ、引き続き定時退庁日を「お家に帰ろうデー」として道民育児の日も含め実施するほか、年次休暇の年間所得目標に、具体的な取得日数を定めるとともに、男性の育児休暇の取得については、職場の理解と協力を得ながら、さらなる制度の周知に努めるなど、仕事と生活の調和に配慮する必要な取り組みなどを推進してまいります。本計画を推進することにより、ワークライフバランスの実現や子育て支援に結びつくばかりでなく、職員の健康管理にも寄与するものと考えておりますので、今後においては、毎年の進捗状況を検証し、必要に応じ計画の見直しを行いながら、着実な計画の実現に努めてまいりたいと考えております。次に、保健衛生問題について、子宮頸がん予防ワクチン等についてでありますが、最近若い女性に急増している子宮頸がんを予防するワクチンとして、昨年12月から国内において接種が可能となったところであります。子宮頸がんは、ワクチンの接種と定期的ながん検診とのセットで高い予防効果があるとされ、ワクチンで予防できる唯一のがんと言われておりますが、十分な予防効果を得るためには3回の接種が必要で、現時点では任意接種であることから、高額な接種費用の負担が過大となっており、各自治体からも定期接種化と公費助成を求める声が高まっております。このような状況の中、国では、子宮頸がんワクチンの導入による効果や、現状と課題を整理することとしていますが、結論が出るまでには、今後さらに時間を要するものと思われます。このため、市としましては、厳しい財政状況下ではありますが、がんを予防し、妊娠、出産など女性の健康を守り、少子化対策にもつながる新たな施策として、市内の中学校3年生の女子を対象に、ワクチン接種を行いたいと考えております。なお、年頃の子どもを抱える家庭の経済力の差で不公平が生じないよう、接種費用については、全額市費負担で対応するとともに、実施に当たっては説明会を開催するなど、生徒本人や保護者の十分な理解が得られるよう、市教育委員会とも連携を図ってまいりたいと考えております。また、国の制度化に先んじて地方による取り組みを行うことで、ひいては国の早期制度化を促していきたいと考えており、国に向けては公費負担等の早期の制度化が図られるよう、全道市長会等と連携しながら引き続き要望してまいりたいと考えております。次に、歯・口腔の健康づくりについてでありますが、フッ化物洗口については、永久歯が生え始める頃からの取り組みで、虫歯予防対策に高い効果が得られるものと理解しております。また、道では北海道フッ化物洗口ガイドブックを作成し、普及を図ることとしておりますので、市としましても、今後、美唄歯科医師会の御協力を得ながら、フッ化物洗口について、保護者を対象とした説明会を開催することとしております。次に、農業問題について、クリーン農業の取り組みについてでありますが、北海道クリーン農業推進協議会の「北の農産物表示制度」通称「イエスクリーン」に登録されている市内の団体は、水稲で5団体、トマト・キュウリ・長ネギ・メロンが各1団体で、合計9団体となっているほか、エコファーマーの認定が274戸、有機認証を受けている団体は、3団体となっております。次に、イエススクリーンの昨年度の実績についてでありますが、作物別に生産戸数、作付面積、出荷量の順で申し上げますと、水稲が70戸、202.9ヘクタール、755トン、トマトが16戸、1.9ヘクタール、132.5トン、きゅうりが10戸、0.7ヘクタール、72.8トン、長ネギが5戸、0.4ヘクタール、18.5トン、メロンが5戸、1.6ヘクタール、21トンとなっております。香りの畦道ハーブ米ではイエスクリーンに未登録のものも含め、生産戸数37戸、作付面積131.1ヘクタール、出荷量403トンとなっております。食の安全・安心に関する関心が非常に高まっている環境にあって、こうした取り組みによる農産物は、価格のアップまでに結びついていないものの、着実に販売につながるなどの成果が現れてきているものと考えております。今後は、環境に優しい安全・安心な農産物の生産等に向けて、イエスクリーンやエコファーマーなどを推進するほか、施肥や防除などの量や作業内容について一定基準を定め、それに基づいて播種から収穫、出荷までの各行程の正確な実施、記録、評価等を行う農業生産行程管理手法、通称GAPを農協や関係団体等と連携を図りながら推進してまいりたいと考えております。次に、独自認証制度についてでありますが、本市独自の認証制度につきましては、これまで十勝清水町などが実施している事例等を基に調査研究してまいりましたが、農産物ごとに定められた化学肥料や化学合成農薬の使用量の上限、その確認方法について、あるいは、消費者への周知や普及などについて、さまざまな課題が専門家などから提起されているところであります。このため、独自認証制度の導入に向けては、こうした課題をひとつずつ解決していくことが必要であることから、今後は、消費者の求める安全・安心で良質な農産物づくりの推進や、消費者の信頼に支えられた産地の形成を目指して、関係機関・団体などで構成する美唄市クリーン農業推進協議会を活用するなど、引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。私からは以上でございます。

答弁 教育長 安田昌彰(教育長は2012年12月まで)

土井議員の質問にお答えします。初めに、子宮頸がん予防ワクチンについて、学校における取り組みについてでありますが、学校では、健康な生活と疾病の予防について理解を深めることができるよう、保健分野においてさまざまな学習を行っております。その一環として、中学校の保健体育の教科において、感染症を予防する学習を行っておりますが、今回の子宮頸がん予防ワクチン接種は任意の接種となることから、取り組みに対する十分な説明と理解を得ることが必要と考えております。このため、今後、対象となる生徒やその保護者の皆さんに予防接種の必要性を理解していただくための説明会を保健福祉部と連携して実施するなど、多くの生徒に予防接種を受けていただくよう取り組みを進めてまいりたいと考えております。次に、歯・口腔の健康づくりでありますが、現在、市内幼稚園や小中学校における歯・口腔の健康づくりについては、幼稚園と一部の学校において、給食後などに歯磨きの取り組みを行っているところであります。昨年6月、北海道においてフッ化物洗口の普及と、効果的な歯科保健対策の推進などが盛り込まれた「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例」が制定され、空知管内ではフッ化物洗口を幼稚園、保育所において先行実施している自治体があるところでございます。教育委員会といたしましては、虫歯予防に効果があるとされているフッ化物洗口について、美唄歯科医師会のご協力をいただき、まずは幼稚園の保護者を対象とした説明会を開催するなど、普及啓発に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

答弁 農業委員会会長 佐藤博道(農業委員会会長は2010年6月まで)

土井議員の質問にお答えいたします。農業委員会の活動計画の点検・評価及び今後の活動計画についてでありますけれども、農業委員会の活動計画の点検・評価及び今後の活動計画につきましては、平成21年1月23日、農林水産省経営局長通達に基づき策定を行うもので、このことが示された背景には、議員からご指摘のあったとおり、全国的に農業委員会ごとの活動に大きな差があり、地元の農業者からも農業委員会の活動が見えにくいなどの指摘もあった事から、改めて農水省が全国の農業委員会の実態を把握するために示されたものととらえてございます。また、全国的に農業従事者の減少及び高齢化、これに伴う耕作放棄地の増加等が進む中、優良農地の確保を図るためには、農地の利用調整活動等は地域農業の振興を図る上で重要であり、また、新たな農地制度が適正に実施されることを確保するための条件整備として、現場運用を担う農業委員会の役割が重要となることから、農業委員会の目標とその達成に向けた活動計画を作成し、新たな農地制度の実効性を上げる必要があるため、全国の農業委員会に対し、活動計画の作成依頼があったものであります。この活動計画等の策定につきましては、認定農業者等担い手の育成・確保、農地の利用集積及び耕作放棄地の解消などについて、地域の課題に応じて平成23年度までの目標を定めた上で、その目標を達成するために毎年度、当該年度の活動計画を策定し実施するものであり、毎年1月から2月にかけて、当該年度の活動計画に沿った農業委員会活動が目標の達成に向けて有効であったか否かの点検・評価を行い、次年度に向けた活動計画を検討し、当該年度の点検・評価並びに次年度の活動計画案を策定し、市のホームページに登載し、地域農業者の意見を聞いて農業委員会の総会を経て定めるものであります。美唄市農業委員会の当初の活動計画は、これを受けて、平成21年9月に21年度の目標及びその達成に向けた活動計画を策定し、その達成に向けて取り組みを行っていますが、今回の計画に示されている活動の内容については従前から取り組んできておりますし、今後についても取り組んでいくこととしてございます。21年度活動の点検・評価を実施した結果といたしましては、総会等の開催、また、議事録の作成及び農地等の権利移動の許可など、農地法その他の法律により農業委員会の権限に属された法令事務に関する点検の結果については、適正な運用が行われたと考えているところでございます。また、認定農業者と担い手の育成・確保や担い手への農地の利用集積など、農地等の効率的な利用の促進と事務に関する主な成果としましては、高齢化や後継者不足を背景に離農による農家戸数が減少している中、地区担当委員を中心に認定農業者など担い手への農地の利用調整活動により、農地の権利設定を図ってまいりました。また、農地パトロールの実施及び農業委員会だよりによる農地転用許可制度などの周知により、違反・転用等の適正な対応が図られ、目標達成に向け必要な取り組みが行われたと考えております。課題といたしましては、先ほど申し上げましたが、農業者の高齢化や後継者不足を背景に、離農による農家戸数の減少が続いているため、担い手の育成・確保と農地の効率的な利用集積が懸念されることから、関係団体等と連携を図り、取り組む必要があると考えております。また、平成22年度管内農業委員会の取り組み状況につきましては、6月17日現在で空知総合振興局に活動計画等の提出をした市町につきましては4市5町であり、そのうちホームページに登載している市町につきましては3市2町となっております。農業者の代表として農業者の声や意向をくみ上げ、農政、農業施策への反映を図り、関係機関・団体等との連携を密にし、農業委員一人ひとりが研さんを高めながら、道営・国営ほ場整備事業の推進と地域農業の活性化のため、新規認定農業者や認定の更新、新規就農者の育成・確保にも努め、農地利用集積の促進や耕作放棄地対策等の強化に取り組んでまいります。以上でございます。

質問 11番 土井敏興

一通りご答弁をいただきましてありがとうございます。この席から何点か改めてお伺いをさせていただきたいと思いますけれども、まずは実質公債費比率についてでありますけれども、御答弁いただいた中で、市長は実質公債費比率の低減について検討を進めているとのことでありましたけれども、先ほども申し上げましたが、来年度以降の交付税を初めとする地方財政対策が不透明な現状であるわけですから、よって、早期健全化団体の信号が点灯する、そういう目前にさらされるような状況になりつつあるんではないかと心配をするところであります。よって、今回の貴重な剰余金を有効に活用して、早期健全化団体入りを回避するためにも、実質公債費比率低減対策は不可欠ではないかというふうに私は思うわけであります。そのためには、私は道営住宅取得における用地費については、返済にあたっての金利負担も非常に大きいわけですから、ぜひ、繰上償還に充てるべきと考えるところですけれども、そうした場合、実質公債費比率はどの程度低減する見込みとなるかも含めてお考えをお伺いをいたしたいというふうに思います。あわせて、可能であるとするならば、市立病院の経営健全化についても計画の中では後年度負担が非常に大きくなるわけでありますから、その一助にしていくというお考えもあってもいいのではないでしょうか。また一方では、収支が好転をしたということから、健全化に向けての手綱を少し緩めてはという考えもあるかもしれませんが、この点についても市長のご見解についてお伺いをいたしたいと思います。次に、地域応援チームについてでありますけれども、市民の声からしますと、非常に残念なことでありますけれども、市の職員の中には地域応援チームの制度の内容や市職員としての責任、あるいは役割等について十分理解をされていない方がいるんではないかということのようであります。せっかく多くの職員が努力を重ねて収支の改善に努めてきても、こうしたことで市民の信頼が得られなくなってしまう、そういう事も心配されるわけでありまして、今後はしっかりと市民の理解や信頼を得るためにも、本来の協働のまちづくりに向けて、具体的な対応策を全庁挙げて取り組むべきと考えますが、その点についてもお伺いをいたしたいと思います。次に、フッ化物洗口についてでありますけれども、取り組みに向けて前向きなご答弁があったというふうに私は理解をさしていただくところでありますけれども、これについては、各種調査や、それから説明の場を速やかに持っていただいて、怠りない体制を1日も早く整えていただきたいというふうに思うわけでありますけれども、その中で残念ながら、教育長からは学校における取り組みについてはお答えがありませんでしたけれども、フッ化物洗口につきましては、改めて進捗状況を含めお伺いする機会もあると思いますのでご答弁は結構でございます。それから、農業委員会につきましては、会長より決意表明に近いようなご答弁が、力強いご答弁があったわけでありますけれども、その中にもありましたように、やはり美唄も他市と同様、農業者の高齢化が非常に進む、そしてまた一方では、美唄の農業生産に対する潜在能力は高いものの、その経営、あるいは土地の基盤の整備が非常に遅れているために、本来の力をまだまだ発揮し得ない状況にあるわけですから、そういった中で、そういった事業を推進していく中にあっては、農業委員会の果たす役割、あるいは委員さんの果たす役割は極めて大きいのではないかと思いますので、ただいまのご答弁にありましたとおり、御尽力をいただけますよう心からご期待を申し上げるところでございます。答弁は結構でございます。ただいま申し上げた中で、実質公債費比率の関係と地域応援チームの関係についてご答弁をいただければというふうに思います。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

土井議員の質問にお答えします。初めに、実質公債費比率についてでありますが、債務負担を設定した道営住宅取得につきましては、本年度支払い分を除きまして、平成23年度から26年度まで利息の5.8%を含め、毎年約1,435万円を支払いする契約となっておりますので、元金の残分、約4,996万円を平成22年度に繰上償還した場合ですけども、0.2%実質公債費比率が減少するものと試算してございます。23年度以降の国の政策や社会経済情勢の動向が不透明であることから、実質公債費比率には十分留意する必要がありまして、比率の低減について、今後さらに検討してまいりたいと考えてございます。いずれにいたしましても、財政健全計画と病院経営健全化計画、これはスタートしたばかりでございまして、この期間は平成27年度までと、そういうような長期にわたることから、両計画の早期実現に向けまして、今後、着実に取り組んでまいりたいと、このように考えております。次に、地域応援チーム制度についてでありますが、この制度は、本格実施をして2年たち、具体的な成果も見られておりますが、広く市民の皆さんに浸透しているかという点につきましては、まだ不十分な面があるものと感じております。そのため、市民の皆さんに広く制度の周知を図るほか、この制度は、自主的な活動を促すものであるため、活動のきっかけになるような具体的な事例の紹介や必要な情報提供をきめ細かく行ってまいりたいと考えております。また、市の職員に対しましては、さらに周知徹底を図るために、庁内の情報ネットワークにより必要な情報を共有しながら、市として一体的な取り組みを進めてまいります。このような活動を継続することにより、地域の課題解決につながり、安全で安心な暮らしが実現できるよう、さらに努めてまいります。私からは以上でございます。

出典:美唄市議会 平成22年第2回定例会 2010年6月18日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる