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美唄市議会 平成21年第4回定例会 2009年12月11日

(1)市長の政治姿勢について/(2)公共工事の入札のあり方について/(3)福祉行政について

2009年12月11日、美唄市議会の一般質問で、本郷幸治議員が「市長の政治姿勢について」「公共工事の入札のあり方について」「福祉行政について」について質問し、市長 桜井道夫が答弁しました。

質問者
本郷幸治 議員
答弁者
市長 桜井道夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 本郷幸治

平成21年第4回定例会に当たり、大綱3点市長にお伺いします。大綱の1点目は、市長の政治姿勢について、先に登壇しました同僚議員の質問と関連している部分もありますが、私は総体的な内容でお聞きします。その1つ目として、国の明年度予算について、政権が交代して2ヶ月が過ぎました。国の明年度予算に向けた取り組みについて市長はどのように受けとめておられるのか。また、国の暫定税率の廃止や一括交付金制度の創設、さらには地方交付税の基準見直しなど、今後の市の財政運営に大きな影響が懸念されますが、どのように対処しようとしているのかお伺いします。その2つ目、事業の見直しについて、道路整備事業の抜本的な見直しを初めとした公共工事の見直しは、国営・道営事業を含めた公共事業のウエートが高い本市経済にとって特に影響が大きく、見直しの結果によっては極めて深刻な事態が懸念されます。市長は、こうした現在の国の動きに対してどのように受け止め、今後どのように対処されようとしているのかお伺いします。- -56次に、大綱2点目は、公共工事のあり方について、入札の取りやめについて、近年本市にありましては公共工事が激減している中で、今まで地域産業の中核を担ってきました市内企業は一段と厳しい経済状況の中で、多くの企業は人員や給与の削減などを図り、生き残るためにさまざまな経営努力をしながら本日まで維持しているのが現状であります。こうした中で市で公表してる入札結果を見ますと、指名入札が取りやめとなった例がありますが、その工事名と取りやめになった理由についてお伺いします。大綱3点目は、福祉行政について、その1つ目は介護現場について、厚生労働省が11月20日に発表した65歳以上の高齢者に対する虐待の実態調査によりますと、08年度で家庭内や介護施設などで確認されたのは全国で1万4,959件、前年度より1,624件増加しております。また、家庭内虐待のうち被害に遭ったお年寄り45.1%が介護が必要な認知症で厚生労働省は認知症を患った高齢者の行動、また、言動へのいら立ち、また、介護疲れなども背景にあるのではないかとの見方を示しています。以下、本市の介護現場の現状と課題についてお伺いします。初めに、家族が介護することを前提に介護保険は制度設計されております。したがって、独居老人や老夫婦世帯や認知症の介護が支えられないというエアポケットがあります。そのためには、地域の介護力の開発が不可欠と思われますが、本市ではどのように取り組みされているのかお伺いします。次に、介護が必要になっても住みなれた地域で生活が続けられるよう、365日24時間体制でさまざまな介護サービスを提供するのが小規模多機能型居宅介護です。今年9月末時点で全国に2,192カ所ありますが、団塊の世代が75歳を迎える2025年には3万カ所の整備が必要とされております。本市での小規模多機能型居宅介護の現状と課題、また設置目標についてもお伺いします。その2つ目は、年金特別便と生活保護費返還について、現在全国的に生活保護費の返還金が急増しております。理由は予定していなかった年金が支給され、受給者は市に申告しないで使ってしまったケースです。保護受給者に支給された年金は保護費以外の収入として認定され、受給された保護費の差額分を返還しなければなりません。本市としてこのような実態があるのかお伺いします。また、あった場合どのように対処したのか、あわせてお伺いします。その3つ目は、ヒブワクチンについて、あまり耳なれない言葉、ヒブワクチンですが、主に乳幼児に係る細菌性髄膜炎で、後遺症や最悪死に至らしめる病気で、この病気の予防に有効なのがヒブワクチンと言われております。まず、このワクチンに対して市はどのような認識を持っているのか。また、市内における患者の実態や接種可能な医療機関、市民からの問い合わせの状況についてお伺いします。以上でこの場からの質問を終わります。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

本郷議員の質問にお答えします。初めに、市長の政治姿勢について、国の明年度予算などについてでありますが、国にお- -57いては子ども手当の創設やガソリン税など暫定税率の廃止、農業の戸別所得保障、高校の実質無償化などの実現に向けた取り組み、さらには本年度の追加経済対策を始め、公開により実施した事業仕分けに基づき、既存事業の見直しや予算の縮減など行政刷新に取り組んでおります。私としては情報を開示し、行政の無駄を排除すること、また、子育て支援や教育、生活者の不安解消など、時代に即した変革を行うことは重要なことであると考えております。一方、このような中で、地方分権を推進する上で地方が自立して行財政運営を行うことができる税源配分や財源補償などが、何よりも重要なことと考えております。現時点では暫定税率の見直しや、環境税導入などの税制改正、補助金制度の見直し、地方交付税の見直しなど、どのようになるのか不明な点が多くありますが、今後の動向を十分に把握し、地方の行財政運営に支障が生じることがないよう、市長会や道などと連携し、国に対して強く要望してまいりたいと考えております。次に、公共事業の見直しについてでありますが、国においては、コンクリートよりも人間を大切にするという考えから、いわゆる箱もの、ダム、道路や河川などの公共事業の見直しを進めており、その影響が懸念されるところであります。こうした中、本市の活性化を図るためには、国道12号線や美唄富良野線などの交通網の整備や、農業基盤の整備が重要であることから、引き続きその必要性を強く訴え、国や道による事業の実現に向けて強く要望してまいります。また、市としても優先度や緊急度などをもとに事業の厳選に努め、一定の事業を確保しながら経済の振興と雇用の維持、創出を図っていかなければならないものと考えております。次に、公共工事の入札のあり方について、入札の取りやめについてでありますが、本年7月29日第4回市議会臨時会で議決されました地域活性化経済危機対策臨時交付金を財源とする美唄市一般廃棄物最終処分場法面保護土設置工事の入札において、指名業者の辞退により11月5日及び11月13日の入札が取りやめとなったところであります。その後、辞退した数社に辞退理由について聞き取りをしたところ、採算性の点に加え、手持ち工事等の状況により工事現場に必要な人員確保ができない等の内容を確認しているところであります。次に、福祉行政について、認知症に対する取り組みについてでありますが、地域包括支援センターでの認知症に関する相談件数は、センターがスタートした18年度は12件、19年度は17件、20年度は21件で、認知症への対応や介護に不安を感じている方が年々増えてきている状況にあり、家族介護者に対する支援は今後ますます重要になるものと考えております。このため、市としましては認知症についての理解を深めるとともに、地域の連携を図る観点から、介護の知識や技術を習得するための認知症高齢者家族介護教室、介護者の交流と元気回復のための家族介護者交流事業、介護家族の負担軽減のためのやすらぎ支援訪問員派遣事業を実施しているほか、20年度には岩見沢保健所との共催により、5回にわたる認知症を支える地域づくり講座を開催した- -58ところであります。今後におきましても、地域包括支援センターを中心に関係団体やボランティアなどとの人的ネットワークを整備し、地域全体で認知症に対する支援に取り組んでまいりたいと考えております。次に、小規模多機能型居宅介護についてでありますが、平成18年の制度改正により、地域密着型サービスの1つとして制度化され、通いを中心に訪問、泊まりのサービスを定額で利用できるのが大きな特徴となっております。現在、市内には小規模多機能型居宅介護施設はなく、空知管内においては三笠市、妹背牛町、新十津川町に各1施設開設されているところであります。整備が進んでいない理由としましては、デイサービスなど既存の事業所と競合している事や、人員配置の課題などから、事業運営が難しいと言われております。市としましては、平成21年度から23年度までの第4期介護保険事業計画では、小規模多機能型居宅介護施設の整備を予定しておりませんが、この制度の特徴となる24時間365日のサービスは介護が必要な高齢者にとって、安心できるサービスでありますので、今後各事業者と事業展開の可能性について協議してまいりたいと考えております。次に、生活保護費の返還についてでありますが、年金が支給されることにより返還が必要となった方は、平成20年度では1名、平成21年10月末現在では2名となっております。返還が必要な方々には日常の生活において影響が出ないよう十分な話し合いを持ちながら返還を求めていくこととしております。次に、ヒブワクチンについてでありますが、ヒブワクチンのヒブというのはインフルエンザB型の細菌のことで、日本では年間約600人の子どもがこの細菌による髄膜炎にかかり、発症すると治療を受けても5%の子どもが死亡し、20%の子どもに知能障害や聴力障害などの後遺症が残ると言われております。ヒブワクチンは1990年代から欧米で導入され、現在、世界100カ国以上で接種が行われており、ほとんどの先進国においてヒブによる重症感染例は激減しております。日本ではこのヒブワクチンの認可が遅れ、先進国で唯一このワクチンを接種できない状態が続いていましたが、昨年12月から任意による接種が可能となりました。しかし、国内販売が開始されたばかりで、現時点では流通量が十分とは言えず、近隣では岩見沢市の市立病院や一部のクリニック等において接種が受けられるにとどまっています。市内における患者の発生状況としましては、市立病院において過去に3人の発症例がありましたが、現在は発症の確認はないところであります。また、問い合わせについては、今年に入り市民の方からワクチンが接種できる医療機関やワクチンの安全性等について数件あり、適時必要な情報提供と相談に応じているところであります。私としましては、予防接種法において定期予防接種に位置づけられることが必要と考えており、今後、全道市長会等と連携を図りながら、国に要望してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 12番 本郷幸治

一通りのご答弁ありがとうございました。自席から1点だけ再質問させていただきます。入札の取りやめについて、今ほども同僚議員の方から公共工事の入札のあり方について、るる質問があって、市長の答弁があったわけですけど、これ取りやめになったんですよね、最終処分場の工事が。これ、実は政権が交代する前の、いわゆる地域活性化交付金、それは一応地元の雇用も含めてという、そういう趣旨の内容の交付金だったんです。その交付金を利用して最終処分場の法面の工事をということで、これは実は7月の28日に市長からこの工事の提案がありました。議会としては29日に議決しました。ところが、実際に工事が発注されて入札されたのが11月なんです。なぜ、こんなに3ヶ月も4ヶ月もかかってしまったのか。私が議員に当選させていただいて、記憶ではこういうことないんじゃないかなと。そしてまた、まして入札が取りやめになったという記憶も私の記憶ではありません。まず、なぜ3ヶ月も4ヶ月もかかってしまったのか。そして、この工事そのもの、どうでもいいような工事ではないと思うんですよ、法面ですから。これシートを防ぐため、いわゆる土でもって結局そのシートを守るんでしょう。ですから、非常に大事な工事なんですよ。この工事をいつ再入札するのか。市長のもしお考えがあればお答えください。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

本郷議員の質問にお答えします。工事発注が遅れた理由についてでありますが、一般廃棄物最終処分場の法面の保護は本市にとりましては初めての工事であり、7月以降ごみ撤去時における遮水シートや漏水検知センサーの破損等を防ぐため、技術的に安全確実な施工法について十分検討してきた結果、11月の発注となったところでございます。今後の発注についてでありますが、日程的に冬期工事となり、除雪経費など新たな経費や安全施工面で相当リスクが生じることから、本年度の発注を中止したところであります。新年度におきましては、今回入札取りやめとなった課題等を整理し、工事が円滑かつ安全に実施できるよう進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

出典:美唄市議会 平成21年第4回定例会 2009年12月11日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる