美唄市議会 平成21年第1回定例会 2009年3月9日
(1)農業行政について/(2)労働行政について/(3)公営住宅法について/(4)市政執行方針について
2009年3月9日、美唄市議会の一般質問で、長谷川吉春議員が「農業行政について」「労働行政について」「公営住宅法について」「市政執行方針について」について質問し、市長 桜井道夫、農政部長 林信孝が答弁しました。
- 質問者
- 長谷川吉春 議員
- 答弁者
- 市長 桜井道夫、農政部長 林信孝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 長谷川吉春
平成21年第1回定例会にあたり、大綱4点について市長にお尋ねいたします。大綱質問の1点目は、農業行政についてであります。本市の基幹産業である農業については、市としても農家経営の安定のため一定の施策が取り組まれてきたと思いますが、昨今の農業を取り巻く情勢は、相次ぐ減反政策や農産物価格の低迷、輸入による汚染米の食用としての流通、食料自給率の低下、農家経営者の高齢化と後継者不足など、極めて厳しい状況にあるものと思われます。本市農業が今後どのようになっていこうとしているのか懸念されるわけであります。お聞きしたいことの1つ目は、今年度の主な農作物の作況についてであります。昨年は春から夏にかけての天候不順もあり作物の生育が順調だったのか、収穫がどうだったのか懸念されます。今年度の主要農産物の反収は平年と比べてどうだったのかお聞きいたします。2つ目は、天候不順に伴う対策についてでありますが、今年の冬は異常気象かどうかわかりませんが、気温が高く、降雪量も平年の半分以下という状況です。これまで何人かの農家経営者の人の話では、水不足になることを大変心配されているわけです。それに対してどのように対応しようとしているのかお聞きいたします。3つ目は、農地改革プランについてであります。農水省は食糧供給力の強化を掲げ、一般の株式会社による農地の転職を進める農地改革プラン、以下プランと言いますけども、このプランを今の国会に提出しようとしています。戦後農地制度は家族経営を軸にして、自ら耕すものに農地取得の権利を認め、地域に定着した農業者が安心して農業に取り組めるようにする耕作者主義を原則としてきました。この原則によって戦後農地の発展、農外企業による農地の無秩序的な他用途転用や土地投棄を防ぐなど重要な役割を果たしてきました。ところが、今回の農水省のプランは、耕作者主義の原則を掘り崩し、利潤第1の株式会社に農地の貸借を認めるものです。企業の参入が自由になれば、有利な作物から家庭経営が駆逐される一方、不採算を理由にした耕地放棄や利潤の見込める用途への転用など地域農業を阻害する懸念も強まります。これでは農地農村を一層荒廃させかねません。このような内容を持っていると思われる農地改革プランに対し、市長はどのようにお考えなのかお尋ねいたします。大綱質問の2点目は、労働行政についてであります。アメリカ発の金融危機に端を発した急激な景気悪化の元で、大企業が競い合って派遣切り、期間工切りを進め、急激な雇用悪化が深刻な社会問題を引き起こしています。年末年始の年越し派遣村はその象徴であります。これはこの間の労働法制の規制緩和によって1999年には労働派遣法が原則自由化され、2004年にはこれが製造業にも拡大され、多くの企業が正規社員をいつでも首切り自由の非正規労働者に置きかえ、急増させた結果であり、まさに政治災害とも言うべきものであります。企業から解雇された派遣労働者は、数十万人にも上り、帰るあての無い人達、また、ふるさとに帰っても就職できない人たちが無数にいます。具体的にお聞きいたしますが、1つ目は、本市での派遣切りや期間工切りで帰郷された人達の現状はどのようになっているのか、お聞きいたします。2つ目は、労働相談についてであります。本市には労働相談窓口がありますが、これまで派遣切りに関係する労働相談があったのかどうか、お聞きいたします。3つ目は、失業者の生活保護申請、市税減免申請についてであります。かつてない景気の悪化、失業者の増加の中で各地域でも生活保護申請が急増していますが、本市においては申請も含め、生活相談の状況はどのようになっているのかお聞きいたします。あわせて失業による収入減などの理由による市税の減免申請の現状についてもお聞きいたします。4つ目は、緊急雇用創出事業、ふるさと雇用再生特別対策事業の見通しについてであります。国では、地域活性化生活対策臨時交付金のほか、緊急雇用創出事業ふるさと雇用再生特別対策事業などの事業を計画していますが、本市でのそれらの事業についての見通しをどのように考えておられるのか、お聞きいたします。大綱質問の3点目は、公営住宅法についてであります。国では、今年の4月1日からの施行日としての公営住宅法の施行令の一部を改正しましたが、本市には1,052戸の市営住宅と202戸の道営住宅があり、入居者にとっては直接生活にかかわる大きな問題です。お聞きしたいことの1つは、施行令の改定による収入基準の変更についてであります。施行令の変更により家賃の算定方法が変わり、家賃の改定があると聞いていますが、その改定の内容についてお聞きいたします。2つ目は、利便性係数の見直しについてであります。政令改正のほか、道営住宅ではエレベーター設置による利便性係数の見直しを行うとのことでありますが、その概要と市営住宅での取り扱いはどのようにしようとしているのか、お聞きいたします。大綱4点目は、市政執行方針についてでありますが、食の駅について改めてお聞きいたします。今定例会での市長の市政執行方針では、これまでの市政執行方針でたびたび言われてきた、いわゆる食の駅という言葉が昨年から言われなくなってきています。かなりトーンダウンしているということが言えると思います。私は食にこだわったまちづくりについては、あながち反対するものではありませんけれども、その中でのこの食の駅という問題については、施設を利用しての食の駅は財政的にも大きな負担になるという事を懸念し、大幅な見直しをするべきだということをたびたび申し上げてまいりました。食の駅については、多くの市民からも強い批判があったところでありますが、市政執行方針で食の駅の言葉が使われなくなったのは、その構想を凍結したのかどうか、お聞きいたします。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
長谷川議員の質問にお答えします。初めに、農業行政について、天候不順に伴う水不足についてでありますが、本市における今年の冬の降雪量、積雪深はともに平年を大きく下回り夏場の用水不足が懸念されます。本市の水田の大部分は北海幹線用水路の水を利用しており、先般、用水路管理者である北海土地改良区に水源地周辺の状況を確認したところ、水源地である空知川の滝里ダム周辺山間部や、上流部における降雪量は平年より少ないものの、北海幹線用水への影響はないものと伺っております。しかしながら、北海土地改良区では農業改良普及センターなどと連携し、春先からの適正な水利用や効率的な水管理について趣旨徹底を図ることとしており、本市としてもその情報の収集や提供に努めてまいります。また、ため池の水を利用している農家の方々につきましても、春先からの農作業に支障を来すことのないよう、農業改良普及センターや農協などと連携し、農作物への適正かつ効率的な水管理の指導に努めてまいりたいと考えております。次に、農地改革プランについてでありますが、昨年12月に国が公表した農地改革プランは、世界の食料自給の逼迫の度合いが強まっている中、我が国の農地が抱えている問題点を解決し、食料供給力の強化と食料自給率の向上を目指す為、新たな農地政策を構築するもので、次期通常国会において関連法案が提出されることとなっております。主な内容といたしましては、農地の減少を防ぐ為の農地転用規制の強化、農地の有効利用を図る為の賃借権設定の要件緩和、さらには相続税等の農地税制の見直しなどとなっており、農業従事者の減少、高齢化等による耕作放棄地の防止や優良農地の確保、農地の有効活用などにつながるものと考えております。次に、労働行政について、派遣切り等の現状についてでありますが、これまで市内事業所においての派遣切りや期間工切りなどの雇い止め、また、他の地域から失業し本市へ戻ってこられた方の実態については、ハローワークに確認したところ人数把握は困難とのことであり、実態が把握できない状況であります。次に、労働相談についてでありますが、市として労働問題に関し、現在のところ派遣切り等の相談を受けていないところであります。また、連合北海道美唄地区連合会が行なう労働相談業務では、平成20年4月から本年2月末現在で20件の相談が寄せられており、そのうち解雇に関するものが4件ありましたが、派遣切りなどについての相談はないとの報告を受けているとこであります。いずれにいたしましても、今後とも労働関係機関などと緊密に連携し、労働相談にきめ細かく対応してまいりたいと考えております。次に失業者の保護申請についてでありますが、昨年の12月以降で申しますと、派遣切りによる相談者が2名、うち1名は辞退、残り1名の方は保護の申請を行っております。また、失業等によるものと思われるものも含め、相談件数が昨年の12月以降2月末現在で181件あり、昨年度の同時期と比較して45件の増となっております。次に市税の減免申請についてでありますが、平成20年度においては、これまで生活保護受給者を除き8名の方から申請があり、市税条例及び市税減免基準に基づき、生活困窮を理由とするものが2名、災害によるものが1名、その他の理由によるものが5名の合計8名について減免を決定しているところであります。また、さまざまな事情で納税に困難が生じている方に対しては、納税相談を実施し、分割納付などにより対応しているところであります。次に、緊急雇用創出事業等の見直しについてでありますが、緊急雇用創出事業の事業費は、3カ年で約1,570万円となっており、平成21年度では防風林環境整備事業で約550万円、郷土史料館資料データベース化事業に約270万円、企業情報データベース化事業に約120万円で3事業合わせて940万円を予定し、新年度予算に計上しているところであります。なお、防風林環境整備事業については、平成23年度まで継続し実施する予定であります。この事業の実施に当たっては、人件費の比率が事業費の7割以上、かつ新規雇用者のうち失業者の割合が75%以上で1人平均の労働日数が45日以上6カ月未満であること。労働者の募集は、ハローワークへの求人申し込み、または公募によること。市町村が直接実施するか、または民間企業等に委託事業であること、などの条件等が付されております。次に、ふるさと雇用再生特別交付金に対応する事業として、地場産品アンテナショップ運営事業を計画し、現在北海道に対し事業採択の申請を行なっているところです。本事業は、地場産品のアンテナショップを開設し、農産品や特産品などの展示販売や、地域資源の情報発信を行おうとするもので、3カ年で約2,900万円の事業費を見込んでおり、北海道から事業採択の内示が示された後に予算等の措置を行うこととしております。事業実施に当たっては、失業者に向けられる人件費が事業費の5割以上で、新規雇用する労働者の雇用期間は原則1年以上であること。労働者の募集は、ハローワークへの求人申し込み、または公募によること。事業終了後も継続的な雇用が見込まれること。民間企業等への委託事業として実施すること、などが条件となっております。公営住宅法について、施行令改正による収入基準等の変更についてでありますが、公営住宅に入居できる収入基準は、平成8年に月収20万円に設定されましたが、その後、全国的に低所得者や高齢者世帯が増加し、住宅に困窮する入居希望者の多くが入居できない状況にあることから、国においては、平成21年4月1日付けをもって月収15万8,000円に収入基準を改定するものであります。また、収入ごとに8段階に区分されている家賃算定基礎額、及び区分ごとの上限額についても見直すものであります。なお、このたびの改正に伴い新家賃額が旧家賃額を上回る既存入居者に対しましては、入居者の負担増に配慮して、平成25年度までの5年間で段階的に新家賃に移行するよう激変緩和措置が講じられているものであります。次に、利便性係数についてでありますが、周辺地域の状況や設備等を勘案し、都道府県や市町村がそれぞれ定めるものとされております。北海道ではエレベーターが設置されている住宅について、居住性の向上による便益を家賃に反映させる為、利便性係数を改正しておりますが、本市においては、入居者のさらなる負担の増加を招かないよう、今回の改正には含めない事としております。次に市政執行方針について、食の駅についてでありますが、これまで本市の経済の振興や交流の促進が図られるような施設のあり方等については、調査検討してきたところであります。食の駅については、本市の強みである農業や食を中心に産学官と市民が連携し、特産品の開発、販路拡大等さまざまな視点に立って進める、食にこだわったまちづくりの一環として、食のフリーマーケットや農産物高付加価値化などの取り組みの成果を踏まえ、市民に親しまれ、また訪れる人にも魅力ある施設として整備していくことが必要と考えております。現在基本構想案の取りまとめを進めており、市民の皆さんの御意見を伺いながら、慎重に検討してまいりたいと考えております。なお、今年度の主な農産物の作況につきましては、農政部長から答弁させていただきます。私からは以上でございます。
答弁 農政部長 林信孝
今年度の主な農産物の作況については私から答弁させていただきます。今年度の主な農産物の作況状況についてでありますが、過去5年の平均反収との比較では、水稲は579キログラムで5.7%、小麦は536キログラムで23.2%、大豆は288キログラムで12.9%と、それぞれ増加しております。タマネギは4,738キログラムで8.2%、アスパラガスは275キログラムで25%と、それぞれ減少しております。以上でございます。
再質問 7番 長谷川
この場から何点かについて再質問させていただきたいと思います。最初にお聞きしたいことの1つは、いわゆる農地改革プランの問題であります。農地改革プランでは、国内の食料供給力を強化して食料自給率の向上を目指していくということが、この改革プランの中でうたわれているわけです。しかし、食料供給力の強化と食料自給率の向上とは、どのように違うのかということでは、農水省では食料供給力の強化前提としているけれども、しかし、食料自給率を引き上げるということの具体的なプロセスは載せられていないわけです。農地改革プランでは、世界的な食料不安、食料供給の切迫の中で圧倒的な国民が食料自給率の引き上げを望んでいることを逆手にとって、あたかも食料自給率向上ができるかのような幻想を振りまいて、株式会社にまで農業参入ができるように農地法を変えようとしているわけであります。意欲のあるものに農地が集積されるようにするとして、法案の理念をいわゆる農地の有効的な利用の促進をあげて、その意欲あるものの範囲にはこれまでの要件を廃止して、農地そのものの所有は認めないけれども、だれでも農業に参入できるそうした貸借権を認める、そうした内容になっているわけです。食料供給力の強化のために必要な農地を確保するという、このためとして、法案では農地転用の規制と罰則を強化しています。しかし、実際には転用規制強化は実際には企業の参入を想定して、農地が荒れることを懸念する農民や関係機関を納得させるものにはなっていないわけです。所有権は認めないとしていますけれども、民法上貸借の期間は20年以下ですが、これを農地に限っては50年以下といういわば半永久的とも言える内容を持っているわけです。言って見れば事実上の所有権と同じようなものになるわけです。しかし、この賃貸借の基準となっている市町村の標準小作料を配収することにしていることから、実際に貸借している農地も含めて、農業を営んでいる農民から参入しようとする企業がその分を奪いかねないことも懸念されるわけです。また、何年分もまとめて払うからと、より安く借り受けることもあり得るわけです。また、意欲があればだれでも農業ができるのかという問題もあります。今現在農業を営んでいる方のほとんどは、自然を相手にする農業に対する愛着を持っており、経営を守るために当然のこととして努力を惜しみませんけれども、損得だけで農業しているわけではないわけです。あわせて共同で水路管理や環境整備などの作業も行っていますけれども、企業が参入した場合にはこのような共同行動の妨げになることが懸念されるわけであります。2005年にこの貸借による農外企業の参入が拡大されて、全国で281社、これは昨年の3月現在ですけども、81社が進出したわけですが、その中で赤字経営が63%に上っております。これは昨年8月の全国農業会議所などのアンケート調査でわかったわけでございますけども、そのうち既に38社が撤退すると。これは、昨年9月の農水省の調査で明らかになっているわけであります。千歳では以前にオムロン関連の会社がトマト栽培を手がけて、大規模のガラスハウスが作られました。ところがその会社が破産して、次にまた別な会社が入ってきましたけれども、それも撤退し、残されたガラスハウスを維持する為に1日15万円の燃料代がかかり、その後の処理に農業委員会が苦慮している。こうした実態も明らかになってきているわけであります。農地改革プランは、農業を発展させるものではなくて、一般企業の参入を容易にするものであって、企業が自由に参入すれば、家族経営が破壊されていくものと考えるわけであります。こうしたことから、この法案を撤回するよう国に対して強く働きかけるべきだと、このように思うがわけですけども、市長のお考えをお聞きしたいと思います。次に、労働行政の問題ですけども、今全国的に失業者が非常に多くなってきているわけですけども、そうした中で、派遣切りだとか、あるいは期間工切り、そうしたものばかりでなくて、さまざまな形での失業の形が出ているわけですけども、そうした中での生活保護の相談などに来る人達、本当に市役所の福祉課に行くということは、その人にすれば非常に勇気のいることだと思うわけですね。よくよくのことでないと切羽詰った状態になって初めて市役所の方に相談に来るという状態があるわけですけども、そうした中で、市の職員の対応としてはそうした実情を十分勘案しながら、本当に必ずしも生活保護が認められるかどうかということは別にしましても、その人が生活の見通しを失って、そして止む無く市役所に相談に来るという場合が多いわけですけども、そうした人たちに仮に生活保護が認められない場合であっても、その人の生活に見通しを立てられるような、展望を持てるような、そうした相談をしていくことが必要でないかと思うわけですけども、その点についての対応に対して、お考えをお聞きしたいと思います。次に、緊急雇用創出事業、ふるさと雇用再生特別対策事業の見通しの問題ですけども、こういう話が出た時に、それから定額給付金の問題がいろいろ世間でも話題になった当時の話なんですけども、その事とあわせて、美唄での財政再建健全化計画、そうしたものとの兼ね合いで、市民の中ではいろんな話が飛び交ったわけです。この定額給付金が麻生首相がそれをもらうのはさもしいと言ってみたりね。経済対策のためにもらうと言ってみたり、かなり迷走しているわけですけども、そうしたことも含めて、この定額給付金の使い道ということでは随分いろいろ世間を話題になったわけです。そうした中でのいろんな人たちの話の中で、美唄で言えば定額給付金が4億4,614万何がしと。また、地域活性化生活対策臨時交付金が2億7,925万とかという金額があるわけですけども、しかし、一方では、病院の特例債に8億3,000万を借りると。そしてそれを将来にわたって返していかないとならないという事があって、いろいろ人と人との会話の中で、定額給付金を個人個人に渡さないでこれを一括して地域活性化対策交付金と合わせて、そのほかに緊急雇用対策事業だとか、そういうものを入れれば、8億3,000万の国から借金しなくともやっていけるんでないかというような意見を言う人たちもいたわけです。実際にはそれはいろんな事業の性格の違いもあったりして実現できないことですけれども。しかし、今のこの美唄市民の中で非常に今のこの生活、かなり深刻な状態にある。また、将来にわたっても、いろいろ市民負担が重くなっていく、そうしたことを憂慮をしている中で、できないけれども、そうした何て言うんですか、冗談交じりみたいな形でのいろんな話が出て来るわけです。それだけ今の市民生活切迫した状況にあると思うわけですけども、私はこうした交付金の事業を検討していく上で、そうした住民のさまざまな要望や意見、そういうものを是非切実な要求については、ぜひとも取り上げていってほしいという具合に思うわけですけども、そうした住民の要望や意見に対して、市の方ではどのように対応しようとしているのか、その点についてお聞きしたいと思います。次に住宅の問題ですけども、施行令が変わって、いわゆる収入基準が変わるということになるわけですけども、どういう部分が家賃にどうはね返ってくるのかということで言えば、家賃の減免の上限を7万3,000円から7万1,000円に引き下げるという事。それから、家賃の減免制度はこれまで生活基準をもとにして適用範囲を決めてきていたんですけども、それを直近の基準にするということで、国の方での審議会の答申があったわけですけども、それを受けてこの4人世帯では政令月収で7万3,000円を年額にすれば、313万円に下げられるわけです。さらにこれまで収入から除外されていた、いわゆる労災による障害年金、遺族年金も収入として認定するということになっているわけです。北海道全体で見ますと、この道営住宅の中で、6,600世帯が月額200円ないし8,000円の値上げになると。それから、6,800世帯が月額100円から700円値上げすると。これが全道的な状況、道営住宅の状況なわけですけども、美唄の場合個々の場合で言えば、そうした基準の変更、あるいはさまざまな個々の家庭の家族構成だとか、収入の変化だとか、そういうこともあって、単純に1世帯幾ら上がるということはなかなか計算しづらいところもあるかもしれませんけどもね。やはり美唄でも市営住宅が1,052世帯、また、道営住宅では202戸、そういうところに人は住んでいるわけですから、非常に大きな影響があるわけですね。お聞きしたいことで言えば、1つはいわゆる施行令の改正に伴って市営住宅の家賃が入居者に及ぼす影響、特に低所得者に対してどのような影響を及ぼすのかお聞きいたします。2つ目は、いわゆる収入区分の変動があったわけですけども、これまでに認定されてなかった分が認定されたりして高額所得者になったという場合もでるわけですけども。その場合は、市営住宅を出なければならない、そうした世帯も出てくると思うわけですけども、そうしたものに対してどのような扱いになるのか、お聞きいたします。3つ目は、この市営住宅に入居できる収入基準、これが引き下げられたわけですけども、これによってこれまで入居できたのが入居できなくなるという世帯も出て来るわけです。そうした世帯がどのぐらいになるのか、その点についてお聞きいたします。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
長谷川議員の質問に順次お答えします。初めに、農地改革プランについてでありますが、この改革プランでは、農地の賃借権の要件が緩和されることから、企業による農業経営の参入が拡大するものと考えられます。しかしながら、農地の集団化や周辺地域の農業の効率化などに支障が生じると思われる場合は、農業委員会が許可しない要件を新たに設けておりますので、こうしたことも踏まえ、農業委員会と連携を図りながら、農地の保全と有効活用に努め、地域農業の発展と活性化を図ってまいりたいと考えております。次に、保護申請についてでありますが、厚生労働省では平成20年度生活保護の実施要領の改正において、新たに規定を創設し、申請権を侵害しないことや、関係機関との連携により、要保護者の発見、把握に努めることなどについて留意する旨の通知がありましたので、このことも十分に踏まえ、きめ細やかな対応に努めております。次に、労働行政についての市民要望などに対する対応についてでありますが、本年度の国の第2次補正予算に伴う事業の選定に当たっては、全庁的に課題を調査し、その緊急性や優先性、雇用効果などを総合的に勘案し、決定をしたところであり、今後国の交付金などの事業の選定に当たっては、市民や関係団体等のニーズを十分に考慮してまいりたいと考えております。次に、施行令改正に伴う入居者への影響等についてでありますが、平成20年度で申し上げますと、既存入居者945世帯のうち家賃に影響が出ない世帯は約67%634世帯、家賃が減少する世帯は約16%155世帯、家賃が増加する世帯は約17%156世帯となる見込みであります。なお、旧政令の1段階で、月収が0円から12万3,000円に該当する794世帯のうち家賃が増加する世帯は約3%26世帯となる見込みであります。また、収入区分の変動により新たに高額所得者となる場合には、5年間は改正前の基準が適用されることとなります。次に、入居収入基準の変更により、市営住宅への応募ができなくなる世帯は平成20年度の応募者から見ると、5世帯程度と考えられております。
再質問 7番 長谷川
1点だけお聞きいたします。いわゆる労働行政の中で、生活保護の申請の問題ですね。今、全国的にもいわゆる派遣切り、非正規社員が首切られるという問題で行き場がなくなる。お金もないし、寝泊まりするところもないという事で、仕方ないから路上に寝るかということだとかね。そういうことも各市で起きているわけですね。そうした中で、厚生労働省はそうした場合には、緊急避難という形であっても各自治体が生活保護を認めるようにしなさいと、認めなさいという指示を各自治体にそうした通達が出されていると思うんですよね。そうした扱いについて、本市ではどのような扱いになっているのか、その点についてお聞きいたします。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
長谷川議員の質問にお答えします。失業者の保護申請についてでありますが、派遣切りによる住所がない方からの申請があった場合は、居所を定めて申請できることとなっていることから、その場合は関係機関と連携を図りながら適切に対応して参りたいと考えております。