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美唄市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月13日

(1)財政問題について/(2)環境・衛生問題について/(3)交通安全対策について/(4)農業問題について

2008年6月13日、美唄市議会の一般質問で、土井敏興議員が「財政問題について」「環境・衛生問題について」「交通安全対策について」「農業問題について」について質問し、市長 桜井道夫、教育長 村上忠雄が答弁しました。

質問者
土井敏興 議員
答弁者
市長 桜井道夫、教育長 村上忠雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 土井敏興

平成20年第2回市議会定例会にあたり、私は大綱4点につきまして、市長並びに教育長にお伺いをいたします。今定例会冒頭に平成19年度各会計決算概要が明らかになりました。一般会計においては赤字決算となり、よって、今後はさらなる緻密な行財政運営が強いられることとなったわけでありますが、こうした中市長は、今ほど2期目に向けて、困難が山積する危機的な状況に果敢に立ち向かうべく、強固な意志と決意を明らかにされたところでありますが、そうした思いに敬意を表するとともに所期の目的に向け、なお一層の御奮闘を強く望むものであります。大綱1点目の財政問題についてでありますが、地方自治体の財政格差是正の一助になるかについては、若干不透明さがあるところでありますが、このたびの地方税法改正において、個人が育ったふるさとなどに納税することができるとした、実際は寄付金対応として、色合いの濃い制度が導入されましたが、この制度の概要はどういったものでありましょうか。今まさに全国の各自治体が取り組みに向け様々な検討を始め、使用目的を定めて名称もふるさと基金条例やふるさとづくり寄付条例などとして制定をし、また種々の特色を網羅して、既に実施に踏み切った自治体も相当数あるようでありますが、実施に当たっては、それぞれメリット・デメリットもあると思われますが、どういったことが予測されるのでありましょうか。確かにいろいろなケースが考えられると思いますが、本市が置かれている現状を考えるときに、美唄がふるさとである人。あるいは美唄にかかわりのある人。美唄で学んだ人。美唄に関心がある人。等々なにがしか美唄に縁がある人は、相当数に上るわけでありますし、こうした制度の活用により、さらに美唄への関心を高めていただき、親しみを持っていただくとともに、美唄の知名度やイメージアップを図るためにも、私は是非取り組むべきものと考えますが、いかがでしょう。市長のお考えをお聞かせいただきたく思います。大綱2点目は、環境衛生問題についてでありますが、まず市営墓地につきましてお伺いをいたします。設置以来広く市民に利用されてきたところであり、先祖を敬い、また家族のよりどころともなっているわけでありますが、市営4墓地の利用の状況について、それぞれの区画数と貸出数について。また、墓地によっては、貸し出す区画がなくなりつつあるとも聞いているところであります。よって新たな整備を考えなければならないと思うところでありますが、そのような予定はあるのでしょうか。あるとすれば、整備時期、整備の規模、予定区画数及び造成費等についてお伺いをいたします。次に、省資源対策についてでありますが、国際的にも新興国の経済発展に伴い、エネルギー消費急増。及び穀物を中心とした食糧需要が急速に高まり、これらが起因となり、ますます地球温暖化に拍車がかかり、環境破壊が危惧されているところであります。来月洞爺湖を舞台に、開催される先進国首脳会議においても、深刻な状況にある環境問題が大きなテーマとして扱われることになっているところでもあり、喫緊の課題として、地球規模でこの対策に取り組まねばならないと考えるところであります。よって、1点目としまして、本市においては、温暖化防止に向け、現状どのような取り組みを進めているのか。2点目として、以前にもお尋ねをいたしましたが、公共施設等における取り組みの経過・現況についてと、そこからどのような成果を求めていかれるのか。3点目には、これらを踏まえ、温暖化防止に向けた今後の実効ある具体的な実行計画を、どのように立てて実施に移していくお考えか、お伺いをいたします。大綱3点目は、交通安全対策についてでありますが、市内の交通安全確保のため、それぞれ当該地域より信号機の設置要望が出されていたところと思うわけでありますが、私も過去にこの問題で質問をさせていただいた経緯もありますが、聞くところによりますと、本年2カ所設置の予定があるとのことのようでありますが、その間、早期設置に向け御苦労もあったことと思いますが、それらの設置箇所と決定に至る経過についてと、また、そのほかにも、現在どのような地域から要望が出ているのか、お伺いをいたします。また信号機の設置に当たり、より安全効果を高めるための信号機周辺整備等についてもどのように図っていくおつもりか、お伺いをいたします。次に、シートベルトの着用についてでありますが、この点につきましては、教育長にもお伺いをいたしたく思います。今月より道交法の一部が改正され、一部除外はありますものの、乗用車、大型乗用車両等の後列座席についても、その着用が義務づけられたところであり、私たちも一般的には承知はしているものの、なかなかまだ十分実行には結びついていない現状にあるようであります。そこで、本市が所有する市民バスやスクールバス等における装置設置車両の状況と装置設置車両におけるシートベルト着用状況の現状はどのようになっているのか。また、改正を受け、より安全を確保するためにどのような周知体制を整えているのか、お伺いをいたします。加えて、児童、生徒を始め一般市民、あるいは市職員に対して、並びに公用車におけるシートベルト着用についてどのように今後啓発等を図っていかれるのかも、あわせてお伺いをいたします。大綱4点目は、農業問題でありますが、世界的規模で原油を始め、希少な地下資源の争奪戦が激化すると共に、新興国の急激な経済発展に伴う穀物を中心とした需要が急増するなど、さらにはオイルマネーと言われる投資筋による価格操作も加わり、予断を許さぬ事態になりつつあると言われていますが、まさに美唄農業においてもこのことと無縁ではなく、そのあり方についてしっかりと考えていかなければならないと思うところであります。そこで、1点目として、基幹産業として位置づけている美唄農業が他業種との中で直近の調査による算出額等、実態はどのようになっているのでしょう。2点目として、先ほども申し述べましたが、緊迫しつつある内外の食糧事情や刻々と変化する消費者の動向を踏まえた対応が当然求められるところであり、一方、生産に携わる農業従事者も高齢化や減少が進み、やがてそれぞれの耕作面積も飽和状態に至るという深刻な事態を迎えるということも否めません。よって、基幹作物はもとより、他業種との積極的な連携協調を図り、1.5次あるいは2次的な付加価値を高めていくことができる品目の導入や、安心・安全をしっかりと視野に入れた新しい美唄農業のあり方について今こそ腰をすえた議論と、取り組みが求められていると思いますが、お伺いをいたします。3点目には、これらのことを踏まえ、食糧に対する不安要素が増大する中、本市も備蓄基地構想等を推し進めていることもあり、短、中、長期的視野の中で美唄農業が成果を上げうるため行政としての目指す姿勢とその中で果たさなければならない役割についてどのようなお考えを持って望まれるのか、お聞かせいただきたいと思います。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

土井議員の質問にお答えします。初めに、財政問題について。ふるさと納税についてでありますが、このたびの地方税法改正で寄附金税制が見直しされ、「生まれ育ったふるさと」や、「愛着のある地域」を応援したいという思いを実現しやすくするため、地方公共団体へ寄附をした場合5,000円を超える部分について、個人住民税のおおむね1割を限度として税額控除が受けられる制度が設けられたところであります。このたびの改正で寄附がしやすくなったことにより、自治体としてはより一層、寄附金をふるさとのまちづくりに生かすことができますが、一方、地元住民の方が、他の自治体へ寄附をした場合は、税収の減少につながるものとなります。このため、各自治体において寄附金の獲得に向けて、さまざまなアイデアを講じ、PRの取り組みを始めたところであります。本市におきましても現在先進事例等を参考に検討しているところであり、早い時期にこの取り組みのあり方を明らかにしてまいりたいと考えております。次に、環境衛生問題について。墓地についてでありますが、現在市営4墓地の平成19年度末までの貸出状況は、進徳墓地1,765区画。茶志内墓地813区画。光珠内墓地1,666区画。峰延墓地210区画で、合計4,454区画となっております。今後の貸し出し可能な残余区画数につきましては、光珠内墓地134区画。峰延墓地89区画で合計223区画となっております。貸し出し希望の多い光珠内墓地につきましては、新しく造成する必要があると考えており、仮に10年分で400区画の貸し出しが可能で、利用者の利便性に配慮した整備をするためには、約7,500平方メートル程度の用地が必要となりますので、今後整備の時期などについて検討してまいりたいと考えております。次に、省資源対策についてでありますが、各家庭から排出される温室効果ガスを把握することができる、「美唄市版環境家計簿」の配布を行っているほか、平成18年度から実施している「出前ミニ講座」におきましては、平成18、19年度で47回、1,300人の方に参加していただき、ごみの減量化を通じた省資源対策や省エネルギーなどについて説明させていただいております。今後とも、講座を活用するほか広報メロディーなどを通じて、温暖化防止に向け取り組んでまいりたいと考えております。次に、公共施設での取り組みにつきましては、平成18年度には、各所属が所管する施設などの温室効果ガスの排出量の把握に努め、平成19年度には、関係課職員による「美唄市地球温暖化対策庁内推進会議」を設置し、二酸化炭素を初めとする、温室効果ガス削減のための具体的な数値目標の設定や、市が率先して行動する取り組み項目などをまとめた「美唄市地球温暖化対策実行計画」を策定いたしました。計画では、平成24年度までに二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素の総排出量を平成18年度比、12.1%削減する目標を定めております。平成20年度におきましては、目標の達成に向け、光熱費等の削減に各所属が取り組むこととなっており、その結果を踏まえ、必要な対策を講じてまいりたいと考えております。次に、温暖化防止に向けた、具体的な実行計画についてでありますが、美しきまちづくり条例の中で定めております、環境基本計画を策定する中で、市民の皆さんが家庭で取り組むことのできる具体的な温暖化防止対策を盛り込み、地球温暖化の防止に向けて、取り組んでまいりたいと考えております。次に、交通安全対策について。信号機の設置についてでありますが、美唄警察署より、平成20年度は2カ所に信号機を新設すると聞いており、1つは東4条南3丁目市道交差点で、周辺に小中学校及び病院があり、小学生等の通行量が多く、横断時の安全を確保する為設置されるものです。2つ目は、東7条北7丁目市道交差点で、ゆーりん館開設後、車両の通行が著しく、また、道路が変則で、見通しが悪いため設置されるものです。なお、このほかに地域から信号機設置の要望を受けているものは、美唄駅前西側、東4条南5丁目交差点、国道12号線と市道9線交差点付近などがあり、いずれも道公安委員会へ要望しているところでございます。次に、周辺整備につきましては、早急に美唄警察署と協議し、歩道の切り下げ等、必要な整備を行い、歩行者の安全確保に努めてまいりたいと考えております。次に、シートベルトの着用についてでありますが、「道路交通法の一部を改正する法律」が本年6月1日から施行されたことに伴い、後部座席でもシートベルト着用が義務化され、高速道での違反は反則点1点が課せられますが、ベルトが装備されていない路線バスは対象外とされております。市が委託をしている市民バス6台のうち、2台についてシートベルトが装備されており、市民が乗車された際に運転者からシートベルトを装着するよう周知を図っていますが、さらにバス車内へ装着を呼びかけるポスター等掲示し、シートベルト装着の徹底を図ってまいります。当面は周知に努め、その後月ごとに装着状況を把握し、以後の周知方法を工夫してまいります。次に、周知啓発についてでありますが、市職員に対し、公用車を利用する際は勿論、自家用車を使用する際にも全席シートベルトを着用するよう周知を図ってまいります。また市民の皆様には広報誌でシートベルト着用を呼びかけるとともに交通安全教室や街頭啓発時にあらゆる機会を通じ、周知を図ってまいります。次に、農業問題について。美唄農業の実態についてでありますが、市内製造業の出荷額が平成18年調査で157億円。商業販売額が平成16年調査で290億円という中にあって、美唄の農業産出額は、平成18年調査で71億円となっておりますが、本市のまちづくりを考えた場合、農業は重要な産業であると考えております。次に、内外の食料事情や消費動向を踏まえた今後の美唄農業のあり方についてでありますが、バイオ燃料ブームや新興国の食料需要の増加、気候変動などによる穀物価格の高騰問題のほか、中国産冷凍餃子や国内の牛肉偽装事件、賞味期限の改ざんなど、食の安心・安全に対する問題が顕著となっているとこであります。本市としましては、こういった諸情勢が、安心・安全な食糧基地である北海道として大きなチャンスととらえるとともに、具体的な今後の方向として、地域特性を生かして米を中心に、麦、大豆、アスパラガスなど、多様な農産物を組み合わせた複合経営やインターネットを含めた農産物直売、他産業との連携による付加価値化の促進などにより、農家所得の向上につなげてまいりたいと考えております。あわせて市内の農業従事者の高齢化や農家戸数の減少傾向などを踏まえ、個別経営から共同化・法人化を促進することにより、経営の安定を図っていくことが必要であると考えております。また、安心・安全な食糧基地としての役割を果たしていく意味からも、大規模冷温食糧備蓄構想の実現に向けて引き続き取り組んでまいります。成果を上げるための行政としての目指す姿勢と果たす役割についてですが、農業者の皆さんを初めとする農協等の関係団体との連携の下で、共通の理念と方向性を明らかにし、地域資源を生かした安心・安全な農産物・農産加工品づくりなどに取り組みながら、足腰の強い農業・農村づくりを進めてまいりたいと考えております。

答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)

土井議員の質問にお答えをいたします。スクールバスのシートベルト着用についてでありますが、現在教育委員会が所有しておりますスクールバス12台のうち9台が、シートベルトの装着車両であります。これらにつきましては、日常的にシートベルトの着用について、車内掲示を行う他、学校現場での安全指導は勿論、運転手から直接子ども達に呼びかけるなどの対応をしてまいりたいと考えております。また、シートベルト未装備のスクールバスにつきましては、現在のところ新たにシートベルトをとりつける予定はございませんが、スクールバス乗車の為の学校等における利用指導の中で、乗車中の安全意識の定着が図られるよう、取り組むと共に、運転手に対しましても、一層の安全運行の徹底を委託業者に指導してまいりたいと考えているところでございます。

質問 11番 土井敏興

それぞれお答えをいただいたとこでありますけれども、2点ほど市長にお伺いをいたしたいと思います。まず1点目につきましては、ふるさと納税の関係について、ただ今市長から取り組まれるというお答えをいただいたところでありますけれども、その際その扱いについて、いわゆる、現行の条例で対応されるのか。またそれとも、寄付者にとってわかりやすい新たな条例、あるいは基金を設けるおつもりか、その点、お伺いをいたしたいと思いますし、またその実施に当たって、この制度の周知の体制をどのように組んでいかれるのか、あるいはそのPRの仕方。また一方ではその各自治体によるこの寄付金の争奪合戦と言うものが当然予測がされるわけでありまして、そういったところを抜け出すような対策も当然必要だと思いますけれども、そういった特色のあるその特典などが考えておられるのか、どうなのか。また、これらの生かし方によっては、いわゆる産業の振興、あるいは交流人口増にも当然つながっていくんじゃないかという期待が持てるところでもないかというふうに思うわけでありまして、特色ある先進事例について、どういったものがあるのか、その辺の調査もされているのか。また、そうした先進事例を踏まえて、実施に向けた整備体制をどう整え、対外的に美唄を売り込んで行くというためにも、改めて私は早急に取り組んでいくというふうに思うわけでありますけれども、市長の思いのほど、再度お伺いをいたしたいというふうに思います。2点目につきましては、美唄農業についてでありますけれども、国の農業政策は、従来も言われておりましたけれども、正にその猫の目と言われ、毎年のように変わっていく。またそのたびに、自治体を初めとして、農業者や農業団体が今日まで大きく振り回されてきたわけでありますけれども、私は、農業の根幹というのは、食を通して人々の命を支える極めて重要な役割を担っているわけでありまして、その根底に流れるものは、不変でなければならないというふうに思っているところであります。よって、今後とも、基幹産業として位置づけをしていくとするならば、農業関係者が更なる意欲が持てると同時に、市民の理解や協力の得られる新たな発想を加えて、次のステップに向け時代を先取りする方向を示していく必要があるのではないかと思いますけれども、この点について、特にお考えがあればお伺いをいたしたいと思います。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

土井議員の質問にお答えします。ふるさと納税についてでありますが、その目的・管理を明確にすると共に、寄附者の意思が反映されるよう使途をメニュー化するなど、寄附をしやすい受け皿づくりが必要であると考えています。この為、条例化については、先進事例の動向を踏まえ、検討してまいりたいと考えております。周知につきましては、パンフレットの作成、市のホームページや美唄のファンポータルサイトPIPA、広報紙、市民から親戚、知人への呼びかけ、各美唄会や小中学校等同窓会への呼びかけなど、さまざまな機会を通じてPRすることなどを検討しております。また寄附への動機づけとするため、寄附者への特典として、温泉など施設の利用の割引や宿泊券の贈呈、地元特産品の贈呈、広報紙の発送、商品等割引カードの発行など、特色ある取り組みを予定している自治体があり、交流の拡大や地元産品の消費拡大など、経済的な効果も期待されているところであります。今後市としましては、これら事例を参考にしながら、取り組んでまいりたいと考えております。次に、美唄農業のあり方についてでありますが、「食」は、私たちが生活していくための「くらし」の原点としてとらえており、その「食」を支える農業にあっては、長期的な視点に立って、環境の変化に柔軟に対応できる時代に合った経営体の確立や、他産業との連携による地域農業の展開などについて、足腰の強い「農業・農村づくり」に向け、農業者の皆さんや関係機関・団体と心を1つに取り組んでまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月13日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる