みんなの議会

美唄市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月18日

(1)地域医療の再構築について/(2)労働教育について/(3)人事行政について

2007年9月18日、美唄市議会の一般質問で、紫藤政則議員が「地域医療の再構築について」「労働教育について」「人事行政について」について質問し、市長 桜井道夫、教育長 村上忠雄が答弁しました。

質問者
紫藤政則 議員
答弁者
市長 桜井道夫、教育長 村上忠雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 紫藤政則

いまの質疑、質問答弁の中で、この8月に自立推進計画とそれからまちづくりの後期計画を見直したと。具体的にいまほどの答弁でも退手債の発行というようなことに言及されたりしているわけです。議会の議決事項というのは、地方自治法に根拠がある基本構想だけです。しかし一方、まさに美唄のこれからの自立がなるのかどうか、私も積極的にこの議論をしてきて見直し方も含めて指摘をしてきたところです。見直し作業そのものは長の権限に属することですから、しかし、この議会に資料としてでき上がった段階でなぜ示さないのか。私はその感覚がわかりません。質問者は、当然内容を把握されて質問されたんでしょう。これは、議員全体がこのことに共通認識を持って関わらなければだめです。以降の一般質問等に関わる問題です。資料の要求については、これも法的な根拠ないんです。拒否もされることが可能です。しかし、従来の取扱いもありますから、議長からただいま議論のありました 21 世紀まちづくりプラン後期基本計画それから自立推進計画、これらの見直しの中身について資料を求めることを、要求したいと思うんです。ぜひ議長において取り計らっていただきたいと思うんですが。

質問 13番 紫藤政則

2007 年第3回市議会定例会において、私は地域医療の再構築、労働教育、人事行政の大綱3点について質問をいたします。大綱1点目は、地域医療の再構築について市長にお尋ねいたします。このことについては、9月 12 日の市議会地域医療問題調査特別委員会において、市長は市立美唄病院と美唄労災病院の統合について、医師確保が困難になったことを最大の理由に断念することを明らかにいたしました。統合が成功しなかった要因等経過の検証と、美唄市における地域医療の再構築を今後どのようにしようとしているのか、その方向について議論を深めるために以下お尋ねいたします。最初は、統合断念発言に至る経過とその後のフォローについてであります。その1つは、本年6月6日に市と美唄労災病院の経営母体であります独立行政法人労働者健康福祉機構とで構成する美唄市地域医療体制整備推進協議会において取りまとめた美唄労災病院と市立美唄病院との統合にかかる検討、いわゆる中間取りまとめ以降から9月12 日の統合断念発言の3カ月間、市、機構それぞれがどんな取り組みをし、あわせて推進協議会等の場でどんな双方協議を行ったのか、一連の主な経過についてお答えください。2つは、市政の最重要課題である統合問題については庁議や政策会議等で協議が行われるべきものであり、また行われたと考えますが、いつどんな判断ポイントで執行部内部の意思集約がなされたのか、その協議内容についてお答えください。3つは、機構に対する今後の対応について伺います。9月 12 日の議会で市長は、9月7日の機構との協議の際、機構側から統合実現へ何とか努力できないかと言われたとの説明がありましたが、今後どのような対応をしようとしているのかお答えください。4つは、説明責任のあり方、果たし方について伺います。市民、患者、両病院の職員、労働組合、患者団体、医師会、道、国等、これまで統合について理解を求め、そして具体的な要請を行ってきたそれぞれに、今後どのように説明責任を果たしていくおつもりなのかお答えください。5つは、首長責任についての認識について伺います。市長は、これまで統合は美唄市の地域医療確保に欠くことができず、あわせて市立美唄病院が抱える 20 億円を超える累積不良債務の解消策であるとともに、美唄市本体が財政再建団体に転落しないために絶対成し遂げなければならない市政の最重要課題と位置づけ、医師確保、機構、国、道、市民理解などに前面に立たれて粉骨砕身、全力を傾けてきました。とてもご苦労をされたとそのように認識をしています。一方、このことが成就しなかったいわば結果責任。あわせて統合をめぐるマスタープランの事業収支見込への疑問と先行きの経営不安から、両病院に見切りをつけて職場を去った医師はじめ看護師などが少なからずあったこと。結果として美唄市として対外的に、市民に対しても対外的にも信用失墜となった。結果として、あわせて市政に混乱をきたしたという結果責任を問われる声もあります。一体何だったんだろうかと指摘をする市民の声を聞きます。市長は、自らの責任のあり方について、どのように認識をしているのかお答えをいただきたいと思います。次は、今後の地域医療についてであります。その1つは、統合断念後の課題の認識と行政の役割について伺います。地域医療の再構築は、市民、患者の皆さんにとって美唄市の地域づくりにとって引き続き待ったなしの重要課題であることは論を待ちません。そこで、市立美唄病院を今後どう再生させるか、そのためにどうするか。美唄労災脊損センターをどう存続をさせていくのか。市長としての基本方向を示した上で関係者との合意形成を図らなければならないわけですが、どう課題を認識し、市長としての役割を果たそうとしているのかお答えください。その2つは、マスタープランと行政組織の今後について伺います。統合断念により、本年3月に策定された美唄市地域医療マスタープランは、まさに不用になったのか否か。私は市民の医療ニーズや取り巻く医療環境の分析をいかして、今度こそ足元を直視した実効性のあるものに策定し直す必要があると考えますが、どのようになさろうとしているのか。あわせて、4月1日から今日まで、病院事務局に配置した5人の職員で構成する病院再編推進室はどうなるのか、それぞれお答えください。大綱2点目は、働く者の権利を学ぶ場づくりについて、市長と教育長に質問をいたします。これから働こうとする人、すでに働いている人、若者、若者以外を問わずどれだけの人が労働者の権利を身に付けているか、学ぶ機会が提供されているか、つまり労働教育の美唄における現状と課題を把握して、行政や地域の果たすべき役割は何なのか、議論をする機会を得たく以下お尋ねいたします。その1つは、取り組みの現状について伺います。各種学校教育の現場や生涯学習での取り組み、企業組織や労働組合の自主的な活動において労働者の権利を学ぶ機会はどのように提供され、その内容はどのようなものなのかお答えください。2つは、現状を踏まえて今後の取り組みの必要性への認識と、行政の役割について伺います。労働者の権利を学ぶ場がなぜ必要か、それは官民を問わず、いま職場になじめずうつ病になったり早期の離職をよぎなくされる若者が増えている現象があります。このことについて、いまの若者は我慢が足りないからフリーターやニートが増えると若者の職業意識の希薄化が原因であるかのように言う人もいます。しかし果たしてそうなのか。私は使用者の労働ルールに関する無知や無視を含め、雇用主側に多くの要因があると思っています。アウトソーシング流行の雇用環境の劣化は、非正規雇用、派遣、請負等、不安定雇用の労働者を増やし、形式的な研修、訓練で第一線に配置され即戦力になることが求められ、あわせて成果主義等余裕のない職場環境に戸惑い、不安から生ずる心の病や離職に至るケースは珍しくないと認識しています。このような働き手を守る企業内労働組合の力量の低下は、組織率の減少を見れば明らかであります。若者が就業前に自衛手段を講じることができるよう、具体的でわかりやすい内容で、働く人の権利を学べるようにすることは、私たち大人の責務ではないでしょうか。働く人の権利の学習の必要性は、若者に限らず働く人にとって必須の知識や現状を学ぶ機会は地域労組、ローカルセンターの取り組みを除いてほとんどないと言えます。今後どのような取り組みが必要か、労働行政や教育行政がどんな役割を果たすべきなのか、思うところをお答えください。大綱3点目は、人事行政について市長と教育長に質問をいたします。教育長には人事行政の定員適正化計画の推進管理の部分、転任発令の留意点等、自分に該当すると思うところをぜひご答弁いただきたいと思います。最初は市職員の適正配置についてであります。その1つは、職員数の推移とあるべき配置についての認識について伺います。同僚議員の質問により、職員数全体の推移については一応把握できたことになりますので、重複を避け、職務職階ごとの人数の推移についてお答えください。あわせまして、私はここ数年の職員配置状況を外から見させていただいて、いわば昔の言葉で言えば青テーブル、管理職等の役付きの職員が増えている傾向があるのではないかというふうに見受けられるわけであります。頭でっかちで、いわば第一線で働く一般職員が減少している、組織の活力がなくなってきているひとつの要素としてそのように認識しているわけですが、市長としてその要因、分析結果について特徴的な点についてお示しください。2つは、定員適正化計画とその推進管理のあり方について伺います。昨年3月に策定した美唄市職員定員適正化計画では、基本的な考え方として自立推進計画に示した 05 年から 20 年、平成 17 年から平成 32 年までの普通会計ベースで職員数を 100人削減するとの整合性を図りながら定員の適正化を推進するとあります。定員適正化計画は、06 年から 10 年、平成18 年から 22 年の5カ年の年次別削減数について、定年退職者について技能労務職は退職不補充、一般事務は退職者の2分の1を目安に計画採用するとあります。自立推進計画と整合性を図るとしているわけですが、自立推進計画は今日の先ほどのやり取りではすでにその内容の見直しをかけられていることとあわせて、具体的に施設の統廃合や民営化、指定管理者の導入の時期について実施年度が不明確なもの、具体的に示されていないものが散見されるわけであります。私は今日まで計画行政をどう具体的に実行してくのか、その際、私どもや市民が検証可能なそういった計画にすべきだろう、すなわち実施計画を作りなさいということを再三申し上げてきました。具体的な実施時期が明示されない自立推進計画を下に、職員の適正配置計画ができるのでありましょうか。これらの自立推進計画そのものの実施計画を策定するということとあわせて、どう整合性を図ってこの職員適正化計画で推進管理をしようとしているのか、その点についてお答えをいただきたいと思います。3つは、転任発令の留意点について伺います。転任は、任用の1つであります。その職員が現に有する職員の職務から他の職員の職に任命することを言うと承知をしています。任命権者として任用にあたっての留意事項についてお答えください。教育長には、この4月1日の人事において、学校公務補の一部に職種変更が伴う実質的な転任と思われる移動が行われたと承知していますが、これら事実経過についてお答えください。次は、市職員の健康管理についてであります。1つは、心や体に病気を持ち、治療・療養を要する職員の数、現状で結構でございますが、その人数と、なぜそういう状況になったのか、特に心の病に関して要因等の分析がされていれば、それらを交えて現状についてお答えください。2つ目は、通告には心疾患者とありますが、心の病を抱える職員とお読み替えをいただきたいと思いますが、心の病を抱える職員へのケアと職場配置のあり方について、市長とあわせて教育長にもお尋ねをしたいと思います。心の病を抱える職員のケアについては、メンタルヘルスに関わる美唄市における職員研修、監督者研修等の中でも具体的にお取り組みをされているというふうに承知をしています。しかし、この職場の中で起因をし、そして結果として病を抱えるようになった職員、職場復帰のために懸命な生活をされていると承知をしているわけであります。職員配置、職員移動、これらにあたっても十分な配慮とそれとケアが大事だろうというふうに考えるわけですが、これらについての考え方についてお尋ねをしたいと思います。3つは、使用者としての役割についてであります。職員の健康管理については、いわば心疾患の心身の疾患等の問題だけではなくて、これから健康を日常的に維持して、そしてこの厳しい職場環境の中で働いてもらう、希望を持って働いてもらうというそういった取り組みが健康管理にあたっては必要だと思います。賃金の問題も、労働時間の問題も、休日の問題も、これらも関わる内容だというふうに考えています。使用者としての役割について、思うところをお答えいただきたいと思います。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

紫藤議員の質問にお答えします。はじめに、地域医療の再構築について市立病院と美唄労災病院の統合についてでありますが、本年6月6日に確認した「中間取りまとめ」以降、市としては美唄市医師会をはじめ両病院の医師、市立病院職員、市職員組合などに説明したほか、市民の皆さんに対しましては自治組織代表者会議や市広報紙によりお知らせするとともに、8月 20 日から実施した「まちづくり地区懇談会」で状況を説明し、ご意見等をいただいたところでございます。また、労働者健康福祉機構は、「中間取りまとめ」に基づき国との協議を進めるとともに、美唄労災病院をはじめとする医師の確保に努めたところであります。機構とは8月 24 日に理事長とお会いし、医師の確保状況について確認したほか、9月7日には再度機構と内科医師について協議してまいりました。さらに、医師の確保につきましては、厚生労働省、機構、美唄市の3者が連携し、北大病院及び札医大病院の病院長や道副知事に対し協力を要請したほか、市として北大病院、札医大病院、地域医療振興財団及び民間の人材派遣会社などに出向き、確保に努めてきたところであります。次に、庁議等での協議内容についてでありますが、統合についてはこれまで美唄市病院再編推進会議を中心に協議を進めてまいりましたが、医師の確保など厳しい現実を踏まえたとき、統合を断念せざるを得ない状況にあることから、今後庁議での議論、市議会のご意見等を踏まえ、私として最終的に判断したいと考えております。機構との対応につきましては、今後のあり方について引き続き協議を進めてまいりたいと考えております。市民等への説明についてでありますが、統合については最終判断の後、早急にお知らせしてまいりたいと考えております。私は市議会からの要望や美唄市医師会からいただいたご意見等を踏まえ、美唄の地域医療を守るためには市立病院と美唄労災病院を統合することが望ましいとの判断し、これまで市の最優先課題として取り組んでまいりました。機構とは本年6月に「中間とりまとめ」を確認し、国の判断を待つ段階まで協議が進んだものの統合を断念せざるを得ない状況に至っていることにつきましては、改めて医師確保の難しさを痛感しております。今後、市民の皆さんが安心して暮らせるまちづくりを進めていくためには、地域医療の確保は最優先課題でありますので、早急に新たな医療体制を構築することが私の責務と考えており、最大限の努力をしてまいります。次に、今後の地域医療についてでありますが、医療を取り巻く環境は医師の確保を含め大変厳しい状況にありますが、今後においても市民の皆さんが安心して暮らせる医療体制を構築することが最も重要と考えておりますので、必要な体制のもと、市立病院の今後のあり方を早急に検討し、さまざまな課題解決に向けた取り組みを行ってまいりたいと考えております。次に、労働教育について、働く方の権利教育についてでありますが、近年多様な就業形態や個別契約に基づく働き方の拡大、新しい労働法制の施行など、働く方の職業生活に影響を及ぼす環境変化が起こっております。本市におきましては、労働者の権利理解を高めるため、労働条件の維持・向上を通じて労働者の職業生活を守るための組織と位置づけられております労働組合に、平成 18 年度より労働相談事業に対し支援しているところであります。いずれにいたしましても、労働三法が遵守されることがより一層求められているものと考えております。次に、人事行政について、市職員の適正配置についてでありますが、はじめに職務ごとの職員数の推移についてでありますが、医療職を含む各年度4月1日現在で、平成 15 年度は部長職 19 人、課長・主幹職 77 人、係長職105 人、主任以下 380 人で合計 581 人。平成16 年度は部長職 18 人、課長・主幹職 81 人、係長職 105 人、主任以下 361 人で合計 565 人。平成 17 年度は部長職 17 人、課長・主幹職 82人、係長職 101 人、主任以下 343 人で合計 543人。平成 18 年度は部長職 15 人、課長・主幹職 84 人、係長職 101 人、主任以下 324 人で合計 524 人。平成 19 年度は部長職 13 人、課長・主幹職 87 人、係長職 99 人、主任以下 306 人で合計 505 人であり、平成 15 年度から平成19 年度の人数増減では部長職が6人の減、構成比の増減では 0.7%の減、課長・主幹職が10 人の増 3.9%の増、係長職が6人の減 1.6%の減、主任以下が 74 人の減 4.8%の減となっております。要因分析としましては、中高齢層の職員が多くなっており、重点施策や特定課題などに対応する管理職が増加していること、さらに新規採用者抑制のため若年層の数が少ないことから主任以下の減少率が高くなっております。今後、年齢層を平準化する計画的な採用と効率的・効果的な組織体制づくりに努めてまいりたいと考えております。次に、定員適正化計画についてでありますが、推進管理にあたっては自立推進計画の進捗状況に合わせ、毎年見直すこととしており、組織のスリム化を基本に施策の重点化や業務の見直し状況に合わせ、組織の見直しを行うほか、職員配置にあたっては事業や事務量などを把握し、適正な配置に努めるとともに、施設の統廃合や指定管理者を導入する場合は、配置転換や転任などにより対応することとしております。次に、転任発令の留意点についてでございますが、転任とは最初に採用された職種と違う職種に変更することであり、転任にあたっては美唄市職員任用委員会規則に基づき選考で行われ、その方法については学歴、知識、資格など選考基準に適合しているかどうかを判定し、必要に応じ経歴評定、実施試験、筆記試験等を実施することとしております。次に、市職員の健康管理についてでありますが、心身疾患者の状況については平成 19 年9月現在で病欠者は 13 名、そのうち休職者は3名となっており、病欠者のうち心の病に起因するものは6名となっております。心の病につきましては、さまざまな原因が考えられることから、その要因について分析することは難しい状況となっております。心の病につきましては、メンタルヘルス関連調査機関の調査によりますと、多くの自治体で増加傾向にあると言われており、本市においても同様の傾向にあります。心の病を抱える職員に対するケアと職場配置のあり方についてでありますが、「心の健康」は重要な課題であり、衛生委員会で対策を協議し、専門家によるカウンセリング窓口の設置や研修会を開催するほか、気軽に相談できる職場環境づくりに努めてきたところでございます。また、病欠職員や休職職員が職場に復帰する場合においては、職員の症状の経過を踏まえ主治医の診断結果を基に所属する課と連携を取りながら職場配置、勤務体制、勤務時間等に協議を行い、必要な対応を行っているところでございます。使用者としての役割についてでありますが、職員が心の健康を損なうことのないよう予防すること、職場環境等における問題点の改善や職員からの相談体制をつくる事、心の病に対する理解を深めるために研修を実施すること、また心の健康を損なった場合は円滑に職場復帰ができるように努めることが大切であり、今後とも必要な対策に継続的に取り組んでまいりたいと考えております。

答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)

紫藤議員のご質問にお答えいたします。はじめに、働く方の権利を学ぶ学習についてでありますが、学校教育における働く方の権利の学習につきましては、中学校の公民的分野におきましては社会生活における職業の意義と役割及び雇用と労働条件の改善等で扱うこととされており、中学3年生での学習内容とされております。また、生きる力の育成という観点から、小中学校では児童生徒が将来社会人・職業人として主体的に自分の人生を生きるために必要な能力や態度を育成することを目的として発達段階に応じたキャリア教育を組織的・系統的に推進することが求められており、各学校ではそれぞれの実態に応じて職場体験の実施などに取り組んでいるところでございます。教育委員会といたしましては、変化の激しい社会の中に巣立っていく子どもたちに社会の一員としての自覚や責任を育むことが重要であると認識をしているところであり、そのために勤労観・職業観を養うキャリア教育は大変意義あるものと考えているところであります。いずれにいたしましても、働く方の権利の学習につきましては、雇用形態の変化の激しい社会にあって、働く方それぞれが自らの権利を十分自覚することは大変重要なことと考えており、発達段階に即した適切な指導が行われるよう関係機関等との連携に努めてまいりたいと考えているところでございます。次に、市職員の適正配置について、私の方からは学校公務補職員の転任についてお答えをいたします。本年4月、学校公務補職員の異動を行ったところでありますが、これは学校統合等による学校数の減少が予定されていることなどから、公務補職員に対して職種転換等を含めた意向調査を実施し、その意向に基づき教育委員会内の事務職場への異動を行ったものでございます。はじめての人事配置でもあり、身分を変えずに異動を行ったところでございますが、関係部局とも協議をし、今後におきましてもそれぞれの移行を確認した上で早い時期に転任手続きを進めていくこととしております。次に、職員の健康管理、心の病を抱える職員へのケアと職場配置のあり方についてでありますが、心の病を抱える職員のケアについては、まずは病にかからないための予防と、病にかかった場合の対応として職場内で病気に対する理解や気軽に相談できる環境づくりが重要であると考えており、研修会の積極的な参加など奨励してきたところでございます。また、職員配置につきましては、当該職員の病状の経過や主治医の診断結果及び助言を踏まえるとともに、職場状況等を考慮しながら配置を行っているところでございます。

質問 13番 紫藤政則

地域医療に関してですが、機構との対応に関しての答えはこれからしたいということで中身の話はされませんでしたが、私はこの間労災病院が果たしてきた脊損医療の役割の重要性ということをさらにまた市長はご認識されたと思うんです。今回統合はならずということで、あとは労災の問題ということではなくて、市長としてこの問題引き続き間を置かずにこの美唄の地域資源、これらをしっかりと守り、拡充をしていくというそういう要請について、この協議の継続の過程の中で訴えていくべきことだろうとこんなふうに思うんですけれど、この辺少し踏み込んでご答弁いただけますか。それから、今後の地域医療、最近のプレス空知には少しく内容のあるインタビュー記事が載っておりましたが、私の答弁には今後考えたいということで、方向性についての明示がなかったわけであります。ぜひ、この再構築について留意していただきたい点、申し上げますのでひとつご同意いただければと思うんです。その1つは、この地域医療の問題、労災と市立の統合断念について、かなりしつこく項目的に整理をしてお尋ねをしたわけでありますが、ご答弁聞いていますと市長のご努力と、まさに行動力、このことはやはり余人をもって変えがたいかのような活動をされたと私思うんです。ただ、このことが地域に、そして地に足の付いたものだったろうかという部分です。疑問に思うんです。1つは、これだけの重要な政策課題に関して、市長ご自身が思いを、まずは関係する職員と共有をしていくということ、それから内部の意思決定であります庁議等の動きがなかったようであります。最高の意思決定機関というものの位置づけというのをどう考えておられるか。政策会議等もあったはずでありますが、有名無実化しているのではないかという気がしているんです。これらの、ぜひ私が何点か申し上げましたけれども取り組みのプロセスを検証していただいて、この検証の結果、その反省を生かした再チャレンジを行っていただきたいと思うんです。では具体的にどういうことというのは申し上げませんが、この 10 月1日には美唄市まちづくり基本条例が施行されます。3月の議会で条例制定がされました。美唄の憲法が動き出すわけです。重要事項にあたっての合意形成のあり方が示されています。情報の共有の問題、まちづくり参加の権利、これらを定めている7条やら8条、10 条、これ市政の基本原則です。情報公開や市民説明、応答責任を定めた 21 条、23 条、27 条、市政運営の原則があります。市民参加のまちづくりを具体的に定めた 30 条、31 条、参加協働の仕組みづくりがあります。これらを再認識するということと、職員の結束と役割分担、チームで事にあたる、市長の組織統括、執行権の行使、まちづくり基本条例のまちづくりのルールと地方自治法にあります市長の権限、これを活かした取り組みをなさるべきだと思います。ぜひ、そういう取り組みをして、一拍置くぐらいの覚悟で再構築に向けた考え方をまとめていただきたいと思うんです。この点について、ご答弁をいただきたいと思います。それと、この病院問題は、美唄市の財政の破綻につながる問題であるということは再三お話をされてきました。この病院問題が成就しなかった、計画どおりいかなかった、この事によって従来言ってきました美唄の財政に関わるこの問題に、不安どおりになっていくのかどうなのか心配なさる方がいるわけです、私も含めて。それで、私はこの地域医療にかかわっての質疑、質問でありますから、行財政の運営に関してまた別の機会に譲りたいと思いますけれども、この市立美唄病院の新たな再生、これに向けた実効性のある計画というのは、先ほど言った取り組みの基本とあわせて少しくじたばたしないでやってほしいんです。いきなりレッドカードいかないんですから。まずはイエローカードからはじまるわけですから。この辺ぜひそのような対応をお願いしたいと思うんですが、ご見解をお示しいただきたいと思います。次に、労働教育に関してですが取り組みの現状については、教育長は学校教育等のお話しされました。市長からは連合に労働相談の助成をしていると、行政としての支援を行っているというような趣旨のお話もございました。最初の質問で申し上げましたけれども、私は美唄で働いている人、いま 7,000 人を超える、もっとでしょうか、方がおいでになる。就業している方も、それから学んでいる方も入れれば1万人からの今後の働き手、働き予備軍を含めていらっしゃるわけです。市内にそのうちどれだけ学卒者が雇用されるかというと、これは極めて限定されたものになるでしょう。しかし、美唄で学んで巣立つ人、間違いなくこの美唄の地から出て行くわけであります。先ほどありました公民教育等の学習というものについてはわかりました。しかし、どうでしょうか。私が最初趣旨で申し上げました、いまの働く環境というものを考えたときに、こういうことをやっているからそれでいいよという事になる内容なのか。私は極めて疑問に思うんです。生涯学習での学習のあり方、さらには義務教育以外に高校やら専門学校やら短大等、美唄の教育現場でどのような状況が行われているのか、学習が行われているか。この現状の把握をさらに進めていただきたいということが1つであります。それと、私は子どもたちの教育というのはしっかり勉強のできる子を育ててそしていい学校に、さらにはいい就職先にということだけではないということだけは教育長もご存知だと思うんですが、いまたとえばキャノンとかソニーとか日立とか、こういった超優良企業、この中でも悪質な雇用が摘発をされているんです。大人が労働ルールを曲解して、子どもをもの扱いにしている。人間の尊厳を失うような事例が多く出されてきています。社会の荒波に放り出されている。そして再起不能になるまで打ちのめされているという事例も仄聞をしますし、承知をしているつもりです。身近な子どもたちが。ぜひそういった、まさに大人がつくり上げた労働環境にあるということを十分ご認識されて、改めて教育委員会の中でこの地域で何ができるか。この文科省の指導要領等のみの議論ではなくて、美唄市の教育委員会としての主体性を発揮した議論を是非していただけないでしょうか。そのきっかけにしていただけないかということが私の願いですけれども、ご答弁をいただきたいと思うんです。行政側の市長部局の問題についても、このことについては同様でありますけれども、いま働いておいでになる方の中での労働相談、私も 29 歳ぐらいからこの問題に関わっておりますけれども、多くの切実な問題がこの美唄の働く現場にも存在をしています。その多くは先ほど申し上げましたように、働く側ではなくて、働かせる側が余りにも労働法制に無知であるということが1つあります。知っていて知らない顔しているのがあるかもしれません。あわせて働く側も、何か問題あったときに必ずお尋ねします、あなたの労働条件は何ですかと申し上げますと、よくわかっていないのが実態です。雇入れ通知書の提示も受けていない。ですから労働形態が、雇用形態がどうなっているかということも理解をされないで働いている。先般新聞にも報道されました旭友のケースは、1本の電話からきているわけです。これはまさに献身的な努力をしています美唄連合の労働相談員、ここにかかった1本の電話からきているわけであります。雇用保険、これの未加入2年間さかのぼって加入をして雇用保険の受給資格を得ることができたという、そういった取り組みがなされました。私は、この市内の労働相談の問題にしても強く申し上げてすずめの涙ほどの補助金が付いて、それを受けて頑張って対応している人がいるというこの実態があるわけです。行政側もこれらの状況、新たの雇用創出をするための努力も当然あるわけですけれども、いま働いている人の、働く者の権利をどのようにしていくのか、守っていくのか、ぜひ内部でご協議いただけないでしょうか。いま札幌段階でNPOを立ち上げて、これは北大の道幸先生が中心でありますけれども、出前講座をやろうとかそれからわかりやすいパンフレットの配布をしようとか、自ら主体的に動こうという動きがあります。専門的な知識と経験を持っているそういう人方の知恵を活用して、この美唄の中でもやれること、取り組める可能性があることぜひお願いをしたいと思うんです。基礎自治体だからできることが、私はあると思います。ぜひこの辺の認識について、改めてご答弁お願いしたいと思います。人事行政の問題ですが、いまほどお聞きしますとこの職員数の推移というのがご答弁ございました。平成 15 年から 19 年、この5年間 76 名の職員が減じられている。主任以下の職員は内 74 名。プラスに転じているのは課長主幹職、こういうことであります。部長のマイナスは、これは病院の部長職です、お医者さん等の部長職の影響があると聞いておりますけれど、いわば組織そのものが足腰が弱まっているという実態が出ているわけであります。私はこの職員の適正配置とすぐなりますと、人を減らしてスリム化せず、アウトソーシングしろと、こればかり出てくるわけです。人の能力をどう出していくのか、どうすれば働く意欲につながっていくのか、こういった視点ではたして職員配置が行われているのかどうか、頑張っておられるでしょうが、少しく疑問に思うんです。現場を見ますと、係長職でいろいろな施設の館長を兼務していらっしゃる方がいる。教育現場職場において。これらが実際その責務を果たし得るのか。これは辞令により行われるわけです。ある部署については極めて職員数が少ない。ある部署は随分多い職員を抱えている。やはりこの職員配置にあたっては、常に均衡をしっかり見る、何でうちだけだというそういう思いというのは非常にマイナスにつながる、こう思うんです。ぜひ、数の問題だけではなくて、そういった配置にあたっての留意もぜひ行われるべきだと私は思います。この部分でいま1点お尋ねをしたいわけですが、転任発令がございました。これは先ほど転任にあたっての基本的な考え方は市長からありましたけれども、結果として転任発令行為は行われていないということであります。私はいままでやっていた仕事がまったく新たになる。まったく新しい仕事になる。職種が異なる中身になるという場合、事前のその仕事に耐え得るそういった教育、訓練しなくてはならないでしょう。それ行われたんでしょうか。いきなり現場に放り出されたのではないでしょうか。ぜひこの辺の、回復可能かどうなのかありますけれども、扱いのルールに基づいて対応していただけませんか。この点、教育長からお尋ねをいただきたいと思います。それから健康管理の問題は、特に心の病の職員のケアにつきましては、やはり職場環境をどのようにしていくのかということが大事だと思います。多くの人がその職員の状況、勤務の状況、動向等が把握をでき得るそういった部署が必要ではないでしょうか。常に再発ということが起こりうる場でございます。ぜひそういった職場配置について留意をお願いしたい。このことについてのご見解をお尋ねしたいと思います。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

紫藤委員の質問に、順次お答えします。労災病院の脊損医療につきましては、引き続き機構に対しまして美唄労災病院で継続されるよう、これは強くお願いをしてまいりたいと考えてございます。それから次に、私ども統合問題につきましては、庁内において美唄市病院再編推進会議、これを中心に協議を進めていろいろな対応をしたところでございます。なお、庁議におきましては、現況等の大きな変化がある場合、一定の報告をしておりましたが、これにつきましては今後庁議で議論をしまして、またさらに今回の市議会のご意見等踏まえまして最終判断した結果を機構に伝える事としていますので、今後の対応につきましては引き続き機構と協議してまいりたいと考えております。それから市立病院につきましては、今後でございますけれども、これにつきましては新しい財政破綻法、これをやはり回避するということが本当にたかがはめられている状況でございますので、これにつきましてはある程度スリム化を図る中で経営改善を進めることが必要だと考えております。ただその一方で、透析とか療養患者を抱えている現況、このような現況があります。統合問題につきましては、私ども労災病院との話につきましては、先般も言ったとおりいろいろな意味でお願いしている立場で、その詳細について公表ができなかった、これは一定時期までできなかったわけでございますけれども、市立病院の独自の生き残り策等につきましては、これは市民のいろいろなご意見、それから議会のご意見も伺いながらこれから早急に検討を進めてまいりたいと考えております。次に、労働教育の中で権利教育についてでございますけれども、雇用の正規・非正規の二極化するなど、労働環境が変化している中で、さまざまな課題が起きております。市としてはこれらの対応の在り方につきまして、相談業務をお願いしております労働団体と十分連携しながらこれらの対応について検討してまいりたいと考えております。それから人事行政の中で、職員の適正配置等についてでございますけれども、管理職の増加要因は重点施策や特定課題等に対応するため、必要な組織体制としたものでありまして、今後とも組織のスリム化とあわせて効率的、効果的な体制づくりに努めてまいりたいと考えております。また、定員適正化計画の推進管理にあたりましては、自立推進計画の進捗状況にあわせ、毎年度見直しすることとしておりまして、組織体制、職員配置についても限られた人的資源の中で施策や業務に見合ったものとなるよう、見直しすることとしております。次に職員の転任についてでありますが、円滑な転任・配属となるよう本人の意向や適正を十分に把握するとともに、職場のコミュニケーションづくりに留意するほか、新たな仕事への理解を深めるため職場研修や専門研修を充実していきたいと考えております。いずれにいたしましても、職員にやる気の起こる人事行政に対しまして、十分配慮してまいりたいと考えております。最後に、心の病に対する職場環境等についてでございますけれど、心の病の予防や職場復帰を円滑に進めるためには職場でのコミュニケーションが重要でありまして、今後そうした環境づくりに努めるほか、管理職が職員の健康状態を把握し、早期に対応するとともに、家族や医師、相談窓口と連携を取りながら治療や職場復帰に対応していかなければならないと考えております。また、復帰にあたりましては本人との面談に基づき、個々にあった対応をすることが基本であると考えてございます。本当に職員が、私どもの本当に仲間として、本当にこういう心の病を持つ、このような原因はいろいろなことがあると思いますけれども、やはり私ども一緒にまちづくりをしていく、その中で本当に心の病に対して職場として、全体としてかかわっていきたい、このように考えているところでございます。

答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)

紫藤議員のご質問にお答えいたします。先ほど私、働く方の権利ということにつきまして、学校教育ではキャリア教育を重視した教育を行っているということでお答え申し上げました。これは、児童生徒、小学校や中学生あるいは高校生も含めてでございますけれども、やはりこれら社会に出て行くときにやはり一定の勤労観・職業観を持った中で世の中出て行かなければならない。学校義務教育、高等義務教育の中で特に大切なのは、そういった勤労観に基づいて学習をするということ。学習もいろいろな学習ありますけれども、そういったものを自分の将来を見極めながら学びを整理していく、これが非常に大切なことであるとこのように考えているからこそ、このキャリア教育の重要性というものを1つ言っているわけでございます。ただ残念ながら、ただいま紫藤議員のお尋ねにありましたように、世の中に出まして、いま確かにいろいろな形で雇用形態が多様化してきております。終身雇用もなくなりましたし、契約雇用・短期雇用特が増えてきておりますけれども、そういった中でやはり心の無いと言うか、経営者の中にはやはり儲け主義、儲け至上主義ということでそういった適正な労働契約なしにきている部分も多々見受けられることも事実でございます。そういったことにつきましては、学校教育の中でも労働者の持つ権利ということをしっかりと教えております。これは、学校教育の中では1つのベース的な部分としてこれはもっていくわけですけれども、この中でこの生涯学習ということは、やはり人間は世の中に出たら、これは一生生活するために働き続けなければならないわけでございます。こういったことがあるわけで、その働き続けることに対する権利というのは裏打ちでございますけれど、これはやはり私ども学校教育、それから社会教育持っておりますけれども、私ども教育委員会でも確かにそういったことできないのかというお尋ねわかりますけれども、ただそういったことの教育のためには国であり、道であれ、いろいろな機関がそこにあるわけでございます。そういった職域、もちろん職域でのということ含めまして、やはりそういったものの教育も絡めて考えていかなければならない。これ、私どももそういったことを考えるときに、そういった部分についてどうなっているのか、その辺のこともいろいろ関係する団体なり、機関なり、そういったものも考えあわせていかなければなりませんので、その辺こことも少し、少々調査をしてまいりたいと考えております。それから2つ目に職員の配置ですが、転任についてお尋ねいただきましたけれども、この職員の転任につきましては、私ども現在公務補の身分のまま一般部局に付いてもらっているわけでございますけれども、確かにこれは転任という正式な手続き、発令行為があって進められるべきものかもしれませんけれども、私どもは、事実私の体験から申し上げますけれども、一般事務分野で異動する場合も新しい職場に行くときには非常に1つの抱負、そういったものもありますけれども、その裏の面では非常に不安というのも伴っているわけでございます。まして、こういった公務補が違う職域、職場の方に身分変えていくということになりますと、その不安というのは大変大きなものがある、そのように考えるわけでございます。確かに公務補の中には学校の中でいろいろなことをやっていて、事務処理能力等は大変長けているものもおりましょうけれども、そういう機会に恵まれなかったものについてはやはり大変な不安を持っているわけでございます。私どもとしてはそういった方の不安、これをいささかでも和らげるために、一旦現場に入っていろいろ体験してみると、そういったものの中で自分の将来を決定してもらってもいいのではなかろうかと、そういったことで私ども現在4月1日の転任、異動を行ったところでございます。これからも、こういったいま現在の状況等、本人の方からもいろいろと聞きまして、最終的な決定をしてまいりたいとこのように考えているところでございます。

質問 13番 紫藤政則

1点だけ余り聞く機会ないから教育長に聞きたいんですけれど、いまの働く者の権利を学ぶ場に関して、このやり取りの中ででは何か1つの方向性が打ち出されるかと私は決して思っていないんです。正直私自身も子を持ってそして社会に出て、荒波に、いま真っ只中にいるという状況を実際に体験しているわけです。希望に燃えて、仕事に就いたが挫折して美唄に戻ってこられる、それで職がないという相談を受ける、若者の保護者の皆さんいらっしゃいます。何か最近多くなってきているような気がするんです。これは、美唄市の教育委員会が解決できる問題ではないと思います。思いますが、子どもたちがこの美唄の地で学び、そして育っていく過程の中で、この働く者の権利というものを意識する。先ほど教育長はいわば働くことの意義とか、尊さとかというお話も少しされましたけれども、大変ないま世の中になっているという認識はお持ちのようですから、これはよそ事ではないと。国は言われなければやらない。問題が大きくならないとやらない。求人票を見ても、求人票の見方わからないです。何かがあってからはじめてそういうルールがあるのかというのが現実です。いわゆる頭のいい子とかそういう子も含めて。これはやっぱり私は大人の責任だろうというふうに思ってならないです。そんな意味で、ちょっと考えてみるかということではなくて、少し深く明日からどうしろという話をしているわけではありませんから、深く教育委員会としてこれが主体的に考えいただけるような、ばらばらですいま、高校。高校にもぜひそういったことをやるべきだと働きかけをしているグループもあるんですけれど、さっぱりです。見せていただきましたが、この中学3年の公民の労働者の権利という部分、こういう教科書のこれがありますけれど、これをどうつなげていくかだと思うんです。これで終わりではなくて。ぜひそういう視点でぜひ在任中にお考えいただければと思うんですけれど。しつこいようですが、そのことをお尋ねして最後にしたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。

答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)

紫藤議員のご質問にお答えをいたします。私どもこの教育委員会の所管の中で、学校教育の中で、この労働者の権利的なこともこれはそれぞれの教育指導要領に基づいて、教科書に基づいてこれは教育を進めているわけでございます。この労働者の権利につきましても、憲法に基づく職業選択の自由、働く権利こういったものを含めて、これ以外にも社会保障制度であるとか、年金制度であるとか、いろいろなところでそれぞれ学校では教えているところでございます。これについてはやはりそれぞれの、先ほど申し上げましたけれども、それぞれの発達段階に応じて広く、薄くと言ったらちょっと語弊があるかもしれませんけれども、最低限知らなければならない事項ということで、小学校であり、あるいは中学校であり、さらに高校においてもその延長で考えているところでございます。そういったことの中でかなり深くそれが児童生徒の間にそういったことが教育されていくことが望ましいことかもしれませんけれども、これ全般的にそういったこと含めて全ての分野でいまの世の中に出てから全て対応できるまで、これを教育できるということはまず不可能であるとこのように考えております。どうしてもいまの状況では、こういったいろいろな社会制度について広く子どもたち、小学生として中学生として高校生として知らなければならないことを、これは私どもしっかり責任をもって教えていかなければならない事項でありますけれども、さらに世の中に出てから、ただいまお話にありました求人票の見方、これについても、確かに難しい部分もあろうか、そんなふうに思います。私、高等学校なんかの求人票を見ますと、給与の部分であるとか、それは高校生向きにある程度わかりやすい形になっておりますけれども、一般のたとえば職業安定所等に行きまして求人票等を見た場合に、これはやはり役所としてどのぐらい改善されているかわかりませんけれども、そういった用語1つにしてもわからない部分がこれはあろうかと思いますけれど、これはそれぞれの行政でもってそういったことは誤解のないようにするように努めていかなければならない。それぞれのところで責任を持って進めていかなければならないところでございます。私どもとしては、これは世の中に出ても子どもたちが困らないように最低限の知識というものを子どもに教育しながら世の中に送り出しているわけですけれども、確かに学校現場ではそういったいろいろな多様性のある雇用形態等に対応できていない部分は確かにあるかもしれませんけれども、現状私どもとしては現状の教科書、それから指導要領に基づいて教育するということが、精一杯とは言いません、これは現場の学校の先生方においてもそれなりの工夫はしているかもしれませんけれども、現在あるそのことについて最大限指導、教えていく、私どもとしてはそれしかないとそのように考えております。

出典:美唄市議会 平成19年第3回定例会 2007年9月18日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる