みんなの議会

美唄市議会 平成18年第1回定例会 2006年3月9日

(1)本市農業の展望について/(2)障害者自立支援法について/(3)市民の交通体系について

2006年3月9日、美唄市議会の一般質問で、長谷川吉春議員が「本市農業の展望について」「障害者自立支援法について」「市民の交通体系について」について質問し、市長 桜井道夫、保健福祉部長 安田昌彰、市民部長 三谷純一が答弁しました。

質問者
長谷川吉春 議員
答弁者
市長 桜井道夫、保健福祉部長 安田昌彰、市民部長 三谷純一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 長谷川吉春

平成 18 年第1回定例会にあたり、大綱3点について、市長にお尋ねいたします。大綱質問の1点目は、本市農業の展望についてであります。市長は、市政執行方針で、市の基幹産業である農業について、極めて簡素に述べられております。この農業が今後、発展の方向に進むのか、あるいは衰退の方向に進むのかは美唄の存続にもかかわる重大な問題です。そこで、具体的にお聞きいたしますが、その1点目は、本市農業の現状についてであります。現在の本市の農家戸数はどれだけなのか。2つ目として、水田と畑作面積はどのようになっているのか。3、農家の経営主の年代別の戸数はどのようになっているのか。4、農家1戸当たりの負債額はどのようになっているのかお聞きいたします。2点目は、品目横断的経営安定対策についてでありますが、この問題につきましては、私は、昨年 12 月の第4回定例会において、私なりの理解の範囲で質問させていただきましたが、その後の時間的経過もありますし、当時不明だった国の施策の部分で一定の解明がされた部分もあると思いますので、改めてお尋ねいたします。農水省が昨年 10 月 27 日に決めた品目横断的経営安定対策は、全農家を対象にした麦作経営安定資金や大豆交付金など、畑作物の価格対策をすべて廃止して、基準を満たす担い手だけを対象にして支援するというものだと理解していますが、お聞きしたいことの1つは、その対象となる要件や対象品目、要件を満たす対象農家の基準はどのようなものなのか。また、特例の基準はどのようになっているのかということであります。その2つ目は、要件を満たす基準の1つとして用地面積がありますが、本市の場合、10ヘクタール以上の農家戸数はどれだけあるのか、6.4 ヘクタール以上の戸数はどれだけあるのか。また、基準に満たない対象外の農家戸数はどれだけあるのかお聞きいたします。3つ目ですが、昨年の 10 月に、この品目横断的経営安定対策が農水省から出されて4カ月になります。各市からは、この施策は農業の崩壊につながるものだという声も多く聞かされます。本市の農業関係者も、この対策に頭を悩ましています。とりわけ、担い手として認定されない農家の人たちの苦悩は深刻です。こうした状況の中で、改めて品目横断的経営安定対策について、市長はどのような認識をお持ちなのかお尋ねいたします。3点目は、農業支援センター(仮称)についてでありますが、市長は、市政執行方針の中で、国の農政改革に対応するため、関係機関、団体と連携して農業支援センターを設立し、と述べておられますが、その農業支援センターがどのような取り組みをするのか、その具体的な内容についてお聞きいたします。4点目は、後継者育成対策についてであります。本市農業の発展には、後継者の育成は極めて重要な対策になっていますが、市としてはどのような対策を行っているのかお聞きいたします。5点目は、農産物加工品の利用の現状についてでありますが、市長は、市政執行方針の中で、売れる農産物づくりを促進するため、特産品のハスカップの生産拡大に取り組むほか、米粉を中心とした農産加工品の消費拡大に向けた取り組みを進めると述べておられますが、本市の農産物を利用した加工品にはどのようなものがあり、また、どのように販売されているのかお聞きいたします。大綱質問の2点目は、障害者自立支援法についてであります。障害者自立支援法が4月1日から実施されるのを前にして、障害者と家族に大きな不安が広がっています。福祉サービスの利用料が定率1割負担となり、これまでほとんどの人が無料または定額だったのが、大幅増になるからであります。施設やグループホームの利用者は、食費と居住費、水や光熱費も含めて全額自己負担となります。障がい者の命綱である公費負担医療制度も大きく変わって、負担が大幅にふえます。すでに、障がい者が働く通所授産施設では、負担増の影響で通所を断念する動きが出ています。法案が成立しても、国や自治体には憲法 25条が保障する、障がい者が人間らしく生きる権利を守る責任があります。障がい者家族の大幅負担増の軽減をという切実な声に、国も自治体もこたえる必要があります。障害者自立支援法は、所得に応じて負担するという応能負担の原則を壊し、利用したサービス利用に応じて負担するという応益負担へ転換しました。障がい者が人間として当たり前の生活をするために必要な支援を益と見なして負担を課すという応益負担は、憲法や福祉の理念に反します。このままの制度では重い負担のために、必要なサービスを受けられなくなる深刻な事態が生まれます。市長は、市政執行方針で、「障がい者が地域で自立して暮らすことができるように、新制度の円滑な実施に努めてまいります」と述べておられます。私は、昨年の第2回定例会で、障害者自立支援法について質問させていただきましたが、その時点では、まだ詳細については不明な点もあり、また、この間の各地域での利用者負担の軽減策が報じられてきていますが、4月からの実施を控え、これまで詳細については不明だった点についても明らかにされています。そこで、具体的にお尋ねいたします。1点目は、こうした状況を踏まえ、改めてこの障害者自立支援法の内容についてお聞きいたします。また、この支援法に対しての市長の認識についてもお尋ねいたします。2点目は、本市における授産施設の現状についてであります。授産施設は、障がい者にとって、自立に向けての技術を身につける上でも、また、少ない障がい者年金を少しでもカバーし生活に役立てる上でも大事な役割を果たしていますが、1つ目は、本市の授産施設はいくつあるのか、また、その施設の利用者は何人になるのかお聞きいたします。2つ目は、美唄以外の施設を利用している人は何人なのか。3つ目は、市内の授産施設を利用しての作業で、工賃の平均収入はどれだけになるのかお聞きいたします。4つ目は、自立支援法によって、授産施設の利用者の個人負担がどのように変わるのかお聞きいたします。3点目は、施設利用者の負担の軽減についてでありますが、授産施設利用者の工賃収入が少ない中で、障害者自立支援法によって利用者の負担がふえることになりますが、施設利用者の負担軽減についてどのようにお考えなのかお尋ねいたします。大綱質問の3点目は、市民の交通体系についてであります。その1点目は、市民バスの運行状況についてであります。バスは、車を持っていない市民にとって、生活を支える大事な交通機関です。このバスの運行状況がどのようになっているのかについてお聞きいたします。バス路線の東線・西線の路線数と、運行便線について、また、同じく東線・西線の路線ごとの年間利用者についても、わかる範囲で結構ですのでお知らせいただきたいと思います。2点目は、南美唄方面の路線についてでありますが、この路線については、昨年の4月から美唄自動車学校で運行されてから1年になりますが、この路線については、中央バスが赤字を理由に撤退したという経過もあって、今後の路線の確保には南美唄地域の人たちが不安を持っています。今後の見通しについて、どのようにお考えなのかお聞きいたします。また、運行などでの変更があれば、あわせてお聞きいたします。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

長谷川議員の質問にお答えします。初めに、本市農業の現状についてでありますが、農家戸数は、農業委員会の農家基本台帳によると、本年1月末現在で 938 戸となっております。また、耕地面積は水田が約 8,760 ヘクタール、畑が約 700 ヘクタールとなっております。また、経営主の年代別農家戸数は、40 歳未満が 61 戸、40 歳代が 195 戸、50 歳代が 337戸、60 歳から 64 歳までが 126 戸、65 歳から69 歳までが 65 戸、70 歳以上が 142 戸となっております。また、農家1戸当たりの負債額は、「いわみざわ農協」の組合員分を除く市内2農協における平均貸付残高で申し上げますと、平成 16年度末で 1,730 万円となっております。次、品目横断的経営安定対策についてでありますが、対象となる農業者は、認定農業者もしくは集落営農組織であり、米、小麦、大豆、てん菜、でん粉原料用ばれいしょの5品目を対象としております。また、対象農家の規模要件は、認定農業者が 10 ヘクタール以上、集落営農組織が 20 ヘクタール以上となっております。なお、経営規模の拡大が難しい地域にあっては、知事の申請に基づき、基本原則の 64%まで規模要件が緩和されることとなっており、本市は、下限値の 64%が適応されるものと見込んでおります。また、現時点で、経営規模が 10 ヘクタール以上の農家戸数は 400 戸、規模要件の特例が適応された場合における 6.4 ヘクタール以上の農家戸数は 560 戸、6.4 ヘクタール未満の農家戸数は 380 戸と推計しております。品目横断的経営安定対策は、これまで全農家を対象に実施されてきた対策が担い手に限定されたことは、これまでの農政のあり方を大転換する改革であり、担い手の育成・確保などの早急な対応が必要であると考えております。次に、農業支援センター(仮称)についてでありますが、国の農政改革が進む中で、美唄市の農業が持続的に発展していくためには、担い手農家等の一層の経営体質の強化と、農産物の産地化などを図ることが必要であると考え、市と農協が連携した仮称「農業支援センター」の設立を予定しております。センターにおける活動内容としましては、農産物の生産向上活動、ゆとりある農業経営の確立活動、担い手の育成支援活動などに取り組んでまいりますが、平成 18 年度は、品目横断的経営安定対策の対象品目である畑作物の栽培技術の改善などによる担い手づくり、産地づくりに取り組むこととしております。次に、後継者育成対策についてでありますが、担い手の高齢化や後継者不足が進行している中、本市農業を持続的に発展させるためには、農業後継者や生産組織の育成が必要であると考えております。このため、農業振興基金を活用して農業後継者の農業経営の調査研修や、技術の習得などの各種研修事業に対し、支援をしているところでございます。また、平成 18 年度からは、新たに表彰制度を設け、新技術の確立や農産加工品の開発、環境保全型農業の実践など、創意と工夫を凝らした取り組みを展開し、その内容が特に顕著だったものを表彰することとしており、今後とも、次代を担う意欲と能力に満ちた農業後継者の育成に努めてまいりたいと考えております。次に、農産加工品についてでありますが、米では、「とりめし」や米粉を利用した「パン、めん、菓子類」があります。また、小麦では、「パン、菓子類」、大豆では「味噌、豆腐、発芽大豆食品」、小豆では、あんを用いた「パン」、ハスカップでは、「ソース、ジャム、炭酸飲料、菓子類」があり、これらは主に農協や製造元の店舗のほか、イベントなどで販売されているところでございます。次に、障害者自立支援法についてでありますが、この法律では、身体障がい・知的障がいに精神障がいを加えた3障害を同じサービス体系に一元化し、施設や事業体系の再編、地域生活支援事業の創設、公平なサービスを利用するため、その手続きや基準を明確にしたものであります。あわせて、福祉サービス等の費用を皆で支え合う仕組みとして、国や道の費用について義務的負担とし、障がい者自らも制度を支える一員となってサービス料に応じた負担を求める反面、過大な負担とならないよう利用者負担の軽減措置も設けるなど、費用の負担構造の見直しも大きなポイントとなっているところでございます。この制度では、福祉サービスを利用した場合、原則1割負担となりますが、低所得者に配慮し、所得や市町村民税の課税状況による4区分の「利用者負担限度額」が設定されております。軽減策としては、収入や資産状況に応じた個別減免や、社会福祉法人が実施する減免措置のほか、生活保護への移行防止策として利用者負担を行うことにより、生活保護世帯になる場合は負担額を引き下げるなど、きめ細かな減免措置がとられております。なお、市としましては、児童デイサービス、「子どもの療育広場」の利用料負担金につきましては、障がいは早期発見・早期対応が必要なことから、乳幼児期に子どもの障がいが発見されて間もない保護者がサービスを受けやすくするため、引き続き利用者負担をいただかないこととするほか、社会福祉法人による利用者負担額減免事業を実施してまいりたいと考えております。次に、通所サービスを利用している方々の負担軽減についてでありますが、社会福祉法人の減免制度が創設されるなど、さまざまな軽減措置がとられているところであります。なお、国では、今後3年を目処に、利用者負担の再検討を行うこととなっております。次に、南美唄線についてでありますが、南美唄線は現在、道路運送法第 21 条に基づき、株式会社美唄自動車学校が運行しており、新年度においても引き続き運行することとしております。なお、新年度は、土・日・祝日運行の一部を変更することとしております。なお、市民バスの運行状況及び授産施設の現状につきましては、市民部長、保健福祉部長からそれぞれ答弁をさせていただきます。

答弁 保健福祉部長 安田昌彰(保健福祉部長は2006年6月まで)

授産施設の現状につきましては、私から答弁させていただきます。授産施設の現状についてでありますが、市内の授産施設は現在2カ所で、55 名の方々が利用しており、市外につきましては、4名の方々が利用している状況となっております。また、市内の授産施設利用者の収入は、1人当たり平均月額でおおよそ2万 5,000 円となっております。次に、障害者自立支援法による授産施設利用者の負担金でありますが、市町村民税非課税世帯で障害基礎年金2級を受給し、授産施設等の通所サービスのみを利用する場合で申しますと、これまでの支援費制度では負担金は生じなかったものが、今後は「低所得1」として区分され、1万 5,000 円の負担となり、社 会 福 祉 法 人 減 免 が 適 用 さ れ た 場 合 に は7,500 円に減額されることとなります。これに、通所施設への食費実費分としておおむね 5,000 円を要し、月額約1万 2,500 円の負担が生じるものと考えております。

答弁 市民部長 三谷純一(市民部長は2006年3月まで)

市民バスの運行状況につきましては、私からご答弁させていただきます。市民バスの運行状況についてでありますが、初めに、運行路線及び便数についてです。西線では、茶志内・中村・沼の内線、進徳・拓北線、上美唄線の3路線。スクールバス混乗線として、茶志内・日東線、茶志内・中村線、開発線、北沼の内線、拓北・豊葦・光珠内・峰延線、峰樺線、上美唄・元村・中美唄線、西美唄・大富線の、8路線を運行しております。東線は、美唄駅を起点とする東明通線が8路線、旭通線が 10 路線、アルテピアッツァを起点とする南美唄線が1路線、落合通線が1路線の、計 20 路線、26 便体制となっております。次に、平成 17 年度の有料利用者数は、平成18 年1月末現在で申し上げますと、西線は、茶志内・中村・沼の内線は 3,249 人。新徳・拓北線は 4,164 人、上美唄線は 2,057 人となっており、スクールバス混乗線を含む合計の有料利用者数は1万 0,036 人となっております。東線は、20 路線合計で6万 8,566 人となっております。

再質問 9番 長谷川吉春

この場から、幾つかの点について、再質問させていただきたいと思います。最初に、農業問題についてでありますけれども、1つ目は、品目横断的経営安定対策についてであります。先ほどの私の質問で、私は、この品目横断的経営安定対策に対して市長がどのような認識をお持ちなのかをお聞きしました。それに対して市長は、品目横断的経営安定対策はこれまで全農家を対象に実施されてきた対策が担い手に限定されたことは、これまでの農政のあり方を大転換する改革であるとお答えになっておられます。この、「改革」ということをおっしゃっているわけですね。私は、この「改革」という言葉の中には、「改善」という意味と「改悪」という意味と、この2通りあるというぐあいに私は思うわけです。しかし、市長がお答えになっている部分でいえば、このどちらなのかの意味がよくわからない。果たしてこの品目横断的経営安定対策が農家経営にとっていいことなのか、あるいは経営を圧迫するものなのか、その辺のところの意味が、市長としての認識がどのようにお持ちなのかということについてはよくわからないわけです。これまでの農政のあり方を大転換するということでは、まさにその通りなわけですね。その大転換が改悪の方に大転換なのか、改善される方に大転換するのか、その辺のところの市長のご見解について、いま一度お聞きしたいと思います。そこで、改めてお尋ねいたしますけれども、この品目横断的経営安定対策が日本の農業を発展させて食料の自給率を高め、農業経営を安定させるものに役立つものというぐあいに考えておられるのか、あるいはそうでなくて、日本の農業を荒廃させて農家経営を圧迫させるものだと、そのように考えておられるのかどうか、その点について、明確なご答弁をお願いしたいと思います。また、先ほどのご答弁では、担い手の育成、確保など早急な対応が必要であるとご答弁されているわけですけれども、その担い手育成、確保についての具体的な対応をどのようにお考えなのかお聞きいたします。また、ご答弁では、担い手になれない農家が本市では 380 戸になるということでありますけれども、その担い手になれない農家に対して、どのような対策をお考えなのかお聞きいたします。2つ目は、農業支援センターについてでありますが、どのような活動をするのかということは、おおよそのことはわかりましたけれども、その職員体制はどのようになるのかお聞きいたします。3つ目は、後継者対策についてでありますが、先ほどのご答弁では、18 年度から新たな表彰制度を設けるということでありますけれども、その具体的な内容についてお聞きいたします。4つ目は、農産物加工品についてでありますが、美唄で生産される農産物がさまざまな加工品としてされ、多くの市民に利用されているようでありますけれども、いま市民の中で関心が持たれ、多くの家庭で利用されているものの中に米粉があります。この米粉が、どのように製造されて、どのように使用されているのか、また、美唄での消費量はどれだけあるのかお聞きいたします。次に、障害者自立支援法についてお聞きいたします。授産施設の利用者の負担についてであります。ご答弁によりますと、これまでの支援費制度ではほとんど負担金を生じなかったものが、今後は「所得1」として区分され 1 万 5,000円の負担となりますが、社会法人減免が適用された場合には 7,500 円に減額されるということでありますが、そこで、改めてお聞きいたしますが、1つ目は、自立支援法の中で、社会福祉法人の減免が新たに制度としてつくられたということになりますが、その減免の基準がどのようなものなのかお聞きいたします。2つ目は、社会福祉法人の減免措置が適用された場合、減免された額はどこが負担することになるのか、また、その負担割合はどのようになるのかお聞きいたします。3つ目は、市内の授産施設では 55 名の人が利用されているとのことでありますけれども、そのうちの何名の人が社会福祉法人の減免が適用されるのかお聞きいたします。次に、市民の交通体系についてでありますが、南美唄線については、引き続いて運行されるということで、南美唄地域の人たちはとりあえず安心できるわけですが、南美唄線の確保については、今後とも万全の対策をしていただきたいと思います。この部分については、ご答弁していただかなくても結構です。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

長谷川議員の質問に、順次お答えします。初めに、品目横断的経営安定対策についてでありますが、昨年3月に策定された新たな「食料・農業・農村基本計画」のもとに、対象となる担い手を明確化し、経営の安定・発展を図っていくことは、農業・農村の存立につながるものと認識しております。次に、担い手の育成確保につきましては、農協などと説明会等通じて周知を図っているほか、農業者リストをもとに、個別面談による意向確認や認定農業者への誘導、集落営農組織に関する助言等を行っているところでございます。今後は、農協や農業委員会などと連携して、「地域担い手育成総合支援協議会」や、仮称「農業支援センター」を設置し、認定農業者等の育成・確保に取り組んでまいりたいと考えております。また、小規模農家等に対しましては、経営規模の拡大や集落営農組織への誘導に努めるほか、ハスカップやアスパラ、花きなど、高収益作物を振興し、これら作物を導入した経営の複合化を図るなど、さまざまな角度から対策を講じてまいりたいと考えております。次に、仮称「農業支援センター」の運営体制についてでありますが、構成は、市及び農協職員とし、担い手農家等の一層の経営体質のの強化と、農産物の産地化などに取り組むために必要な体制としてまいりたいと考えているところでございます。次に、表彰制度についてでありますが、この制度は、さきの「農業振興基金運営員会」において決定された「美唄市はつらつ農業大賞表彰要綱」のもとに、市内に居住する農業後継者などの創意・工夫を凝らした取り組みを表彰するもので、新年度から施行されることとなっております。具体的には、個人やグループ・団体の取り組みについて、「農業振興基金運営委員会」において審査を行い、「大賞」及び「優良賞」を決定し表彰するもので、その取り組みの内容につきましては、広報紙「メロディ」などを通じて広く紹介していくこととしております。次に、米粉の製造供給についてでありますが、美唄市農協が美唄産米を新潟県の製粉工場に送って製粉加工し、雪蔵工房に貯蔵しており、パン、めん、菓子事業者等の注文に応じて販売しております。なお、市内における米粉の年間消費量は、約4トンとなっております。次に、社会福祉法人による減免についてでありますが、この減免措置は、「社会福祉法人軽減制度」として障害者自立支援法における利用者負担の軽減を目的として新しく制度化されたものであり、社会福祉法人等の事業者から、在宅で通所施設またはデイサービスを利用する場合や、ホームヘルプなどを利用する場合において、一月の利用額のうち、月額負担上限額の半額を超える額を軽減するものであります。この制度を実施するのは社会福祉法人の任意でありますが、市としましては、利用者負担の軽減につながるものであることから、実施してまいりたいと考えております。これにより、市町村民税非課税世帯で年収80 万円以下の「低所得1」に該当する場合は、月額上限負担額1万 5,000 円が 7,500 円に、同じく、年収 80 万円を超えかつ市町村民税非課税世帯の「低所得2」に該当する場合は、2万 4,600 円が1万 2,300 円となり、在宅で通所またはデイサービスを利用する場合は、「低所得1、2」を問わず 7,500 円に軽減されることとなっております。次に、減免額に対する負担についてでありますが、事業所における軽減額のうち、年間ベースで減額しなかった場合に、事業所が本来受領するべき額に対し、5%までは2分の1、5%を超える部分については4分の3が公費助成の対象となり、残る部分について事業所が負担することとなります。公費助成部分の負担割合については、国が2分の1、都道府県が4分の1、市町村が4分の1を、それぞれ負担することとなっております。なお、4月以降の減免対象者についてでありますが、4月から利用者負担が施行されることから、利用者負担を決定するためサービス利用者に対して、所得調査並びに資産状況を確認中であり、現時点では把握していないところであります。

再質問 9番 長谷川吉春

3点ほど、お聞きしたいと思います。最初は、いわゆる品目横断的経営安定対策についてでありますけれども、私は、昨年の第4回定例会で質問させていただいた当時、この農水省が発表したのが 10 月 26 日、第4回定例会 12 月から始まったわけで、農水省の発表から約1カ月後に私が質問させていただいたということになりますけれども、この当時、この内容については、私は、文章としては理解できても、その大変な中身については実感的にはよくわからないとそういうところがあったわけです。農家の人たちにお聞きしても、その内容が自分たちにどのような影響があるのかということについては、余り知られていなかったわけです。しかし、今年に入ってから、1月、2月、3月に入ってからも、その内容がどんどん知られてくるに従って、いま、多くの農家の人たちの中に不安が広がってきています。とりわけ、担い手から外される農業者は深刻な状態です。美唄では、380 戸がその対象になっているわけですけれども、市長は、農業支援センターを設置するなどで対策を図るということでありますけども、そうした対策をとっても到底対処しきれないのは目に見えているわけです。こうした日本の農業を衰退させて、農家経営を圧迫させる農政は、抜本的に改めなければならないと思うわけです。このことを国に対して強く働きかけることが必要だと思いますが、市長のご見解をお尋ねいたします。次に、米粉についてでありますけれども、市民の中には、子どもたちの小麦アレルギー対策にも米粉の活用をもっと普及してほしいという声も多く聞かれます。お聞きしたところでは、米粉には2種類あって、1つは 100%の米粉と、15%ほどの小麦が入っているものとがあるということであります。パンやうどんには米粉が入っているものが使われているということであります。しかし、アレルギー体質を持っているお子さんでも、15%の小麦が入っている食品を食べてもアレルギーを発症しない人も多くおられるようであります。米粉の普及について、どのようにお考えなのかお聞きいたします。次に、障害者自立支援法についてでありますが、授産施設の利用者の負担についてであります。市長は、社会福祉法人の減免措置もあるので、美唄独自の減免措置は行わないということでありますが、実際問題として、利用者の負担増加は深刻な状態です。社会福祉法人の事業所が減免制度を取り入れた場合には、その事業所も負担がふえることになります。事業所がその制度を取り入れるかどうかはその事業所次第になっています。もし、事業所が減免制度を取り入れないとすれば、利用者は2万 5,000 円の収入しかないところから2万円を負担しなければならない、こうした事態が起きてくるわけです。また、事業所が減免制度を取り入れても、利用者は1万 2,500 円を負担しなければならなくなるわけです。そうした中で、利用者の中には通所をやめる人たちが出てくることも十分予想されるわけです。これではこの障害者自立支援法が自立支援ではなくて、自立を阻害するものになるわけです。この制度によって、これまで市が負担していた部分で道が負担する部分が出てきて、その分、市としての負担が軽くなるということもありますので、市としての障がい者の負担軽減、軽減対策について取り組むべきだと思いますけれども、市長のお考えをお尋ねいたします。

答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)

長谷川議員の質問にお答えします。品目横断的経営安定対策についてでありますが、市といたしましては、認定農業者の担い手の育成・確保に取り組み、1 人でも多くの農業者がこの対策の対象となるよう努めてまいりたいと考えておりますし、小規模農家等に対しましては、さまざまな角度から対策を講じてまいりたいと考えております。なお、国から課題等につきまして意見を求められておりますことから、生産条件格差対策における地力増進作物や土地改良事業実施中の土地の取り扱い、また、所得要件における産地づくり交付金の取り扱いなどの課題について提起しているところでございます。次に、米粉の普及についてでありますが、昨年4月に発足した「美唄こめこ研究会」と連携して、米粉のPR活動や米粉料理講習会等を実施しているほか、学校給食での米粉めんの試験導入なども行い、米粉の利活用の促進や拡大に向けて取り組んでいるところでございます。また、市民からの要望により、昨年夏から、農協などで 500 グラムの小売販売を始めており、一般家庭においても徐々に米粉が普及しているものと考えております。次に、利用者負担に対する減免制度についてでありますが、通所施設による利用者負担金については、授産施設などの工賃収入は除き、年金収入など本人や世帯の収入等に応じて負担を求めるものであり、これに対して、減免措置として社会福祉法人の減免のほか食費について、食材料費のみの負担とすることなどの措置が講じられております。市といたしましては、社会福祉法人軽減制度を取り入れるほか、児童デイサービスの利用料金負担金についても引き続き利用負担をいただかないこととして考えているところでございます。

出典:美唄市議会 平成18年第1回定例会 2006年3月9日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる