みんなの議会

足寄町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月14日

後期高齢者の健康診査の現状と課題について

2025年12月14日、足寄町議会の一般質問で、榊原深雪議員が「後期高齢者の健康診査の現状と課題について」質問し、町長 渡辺俊一、こども・健康課長 石川建祐、高齢者支援課長 林俊英が答弁しました。

質問者
榊原深雪 議員
答弁者
町長 渡辺俊一、こども・健康課長 石川建祐、高齢者支援課長 林俊英

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 3番 榊原深雪

議長のお許しをいただきましたので、一般質問通告書に従いまして質問させていただきます。後期高齢者の健康診査の現状と課題について。後期高齢者の健康診査は、75歳以上の高齢者の方を対象とした健康診査で、生活習慣病の早期発見と重症化予防、そしてフレイル(心身の活力が低下した状態)の把握につながります。問診、身体計測、血圧測定、血液検査、尿検査などを行うことで、自身の健康状態を客観的に把握する機会となり、生活習慣を見直すきっかけにもなります。次のことを質問いたします。①足寄町の過去3年間の対象者と受診者はそれぞれ何名で、受診率は何%になりますか。②対象者が受診しない主な原因として、どのような理由が挙げられますか。③健診の意義を十分に認識されていない方に受診をどのように勧めていきますか。お伺いいたします。

答弁 町長 渡辺俊一

榊原議員の「後期高齢者の健康診査の現状と課題について」の一般質問にお答えいたします。1点目の「足寄町の過去3年間の対象者と受診者はそれぞれ何名で、受診率は何%になりますか」についてですが、令和4年度が対象者1,365人、受診者184人、受診率13.48%、令和5年度が対象者1,322人、受診者167人、受診率12.63%、令和6年度が対象者1,403人、受診者207人、受診率14.75%となっています。2点目の「対象者が受診しない主な原因として、どのような理由が挙げられますか」についてですが、後期高齢者は日頃から医療機関に通院し、御自身の血圧や検査データなど、健康状態を継続的に把握されている方が多いと思われるため、健診を受けない方が一定数いるものと考えられます。3点目の「健診の意義を十分に認識されていない方に受診をどのように勧めていきますか」についてですが、現在実施している対象者への年2回の個別通知のほか、介護予防を目的とした自主グループや老人クラブなどで講話等を実施した際に直接案内するなど、引き続き、各種広報周知に努めてまいります。今後も、いつまでも健康で安心して暮らせる支え合いのまちづくりを推進してまいりますので、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げ、榊原議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 3番 榊原深雪

ただいま御答弁いただきましたけれども、受診率が非常に低いと私は感じました。それで、この受診率の低さは近隣自治体にも聞いたことはありますか、お伺いします。

答弁 こども・健康課長 石川建祐

統計的に北海道の受診率が出ているのですけれども、令和4年度に関しましては13.88%、令和5年度は15.20%、令和6年度が15.76%、おおむね平均に近いのが足寄町の状態となっております。以上です。

質問 3番 榊原深雪

分かりました。それで、高齢者の受診しない理由というのは、やはり医療機関を受診できるからという理由も、受診率の低さにつながっていると思います。そして、定期的に通院しているから、原因は健康に自信があるから、心配なときはいつでも医療機関を受診できるからなど、たくさん理由があります。結構これを行うためには経費もかかっておりますし、その経費を生かしていただくためには、高齢者の方に、医療機関でどうぞ健康診査を受けてくださいよということの呼びかけというのは可能でしょうか、お伺いします。

答弁 こども・健康課長 石川建祐

今現在、健診につきましては、集団健診、町民センターでやっているもの、それからここにカウントしているのが、人間ドック、厚生病院や北斗病院でやっているものをカウントしています。町内医療機関につきましては、受診をしているということが前提で、そちらについては、もし可能であれば、医師のほうから足りない部分とか、もしあれば健診、受診を呼びかけるような方法は、今後検討していかなければならないかなとは思っております。以上です。

質問 3番 榊原深雪

前向きな御答弁ありがとうございます。それで、やはり病院にも協力してもらうということが私も調べている中で分かりました。それで、かかりつけの薬局でも健診を勧めてもらうというのは、厚生労働省からも、文書を調べている中でありました。そういうところも、今年は何日にありますよみたいなことを、薬局に貼り紙をしていただくとか、少しでも受診率、全国はこの数字だからうちらはこれでいいということではなくて、少しでもパーセンテージを上げていただくのに、そういう協力を求めるということ、重い腰を上げていただくには、そういうことを進めていただくのがいいと思います。私、なぜこの問題を取り上げたかといいますと、2025年問題がありますね。団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、日本の後期高齢者社会がさらに進行することで、社会保障費の増大、医療・介護従事者の不足など、様々な社会的問題が発生することです。社会保障費の増大、医療・介護体制の維持困難、労働力不足が加速すると言われています。このことで、やはり一人でも介護者が出ないような取組をしていただきたいと思っているので、こういうことで協力を求めていくことはいかがでしょうか。

答弁 こども・健康課長 石川建祐

集団健診の案内の貼り紙の件なのですけれども、具体的にどことかというのは今回把握していないのですけれども、各所に掲示してありまして、さらに呼びかけとかまではお願いはしていないのですけれども、貼り紙は各所でさせていただいております。それから、今回、町長の答弁でもありましたように、介護予防、それからフレイル予防の関係で、老人クラブ、それから介護の予防を目的とした自主グループ等で、そこで高齢者の方に呼びかけをするというのは、今もある程度はやっているのですけれども、今後も継続して、健診の重要性を特に強めながらお話をさせていただければと思っております。以上です。

質問 3番 榊原深雪

足寄町の高齢者率は40%を超えていますけれども、要介護認定率は17.6%です。11月に視察に行きました福岡市では、高齢者率は22.3%ですが、要介護認定率は20.6%で、今後、後期高齢者の増加に伴い認定率が上昇する予定とありました。高齢化率と介護認定率は強い相関関係がある一方で、地域や時期によっては乖離が見られるという複雑な関係にあります。高齢化率が高くても、住民の健康寿命が延伸されていたり、地域の支え合いが機能していたりする地域では、認定率を下回ることもあります。数字が表すとおり、足寄町は、そうあってほしいと願っておりますが、いかがでしょうか。

答弁 高齢者支援課長 林俊英

今の榊原議員の質問ですが、私も今回の視察に同行させていただきまして、九州のほうのそういった自治体の状況も聞かせていただきました。うちはまだ認定率はそういった地域よりは低かったのですけれども、今後は介護予防活動等を充実させながら、できるだけ高齢化が今後進んだとしても、認定率が少なくて健康寿命の長い元気な高齢者が増えるように努力してまいりたいと考えているところでございます。以上です。

質問 3番 榊原深雪

心強い御答弁ありがとうございます。高齢者の健診受診や保健指導を行っていくことは、町民の健康年齢を維持向上させることにつながり、重要な取組と考えます。町民の皆様には、年齢とともに変化する自分の状態を知り、病気の早期発見や悪化の予防のみならず、体力低下などのフレイル予防のための健診を活用して、自分に合わせた健康生活を送っていただきたいと考えます。そこで、保健師の方に要望というか、望みますことは、専門知識に基づいた的確な指導に加え、人生の先輩として高齢者に対し、敬意を持って接し、高齢者の価値観に寄り添った姿勢を期待しているところです。また、個々の状況に応じた具体的な生活改善の提案や関連サービスへの橋渡しといった、きめ細かなサポートをお願いしたいと思っております。①分かりやすく丁寧な健診結果の説明、②個人の生活習慣に合わせた具体的なアドバイス、③医療・介護・福祉サービスへの適切な連携と橋渡しと考えますが、いかがでしょうか。

答弁 こども・健康課長 石川建祐

集団健診を行った後、保健指導を保健師のほうで一人一人個別に行っております。その際、当然ながら高齢者の方に敬意を持って、個別の状況に応じた対応をしっかりとやらせていただいております。今、榊原議員がおっしゃった分かりやすい結果説明、それからいろいろなアドバイス、こちらについても一人一人の結果を見ながら、それぞれの状況に応じて、例えば栄養状態はこうなので、こういったものを食べたほうがいいとか、それからこういった運動を続けたほうがいいよとか、そういった具体的なアドバイスもさせていただいております。また、受診状況とかも聞いたりしながら、もし必要であれば医療機関等につなげるような話もさせていただいております。また、この後の健康教育の質疑にもあるのですけれども、高齢者の保健指導を行った後に、集団で集めて健康教育などもしております。以上です。

質問 3番 榊原深雪

本当に保健師さんともども皆さん取り組んでいただいていることと思います。ちょっと調べている中で気になったのが、介護認定率が低いですよね。先ほども言いましたけれども、やはりそこのところ、足寄町は一人暮らしの高齢者も多いということもありますし、やはり介護認定率も本当にこの数字なのだろうかということもあります。もちろん多くないほうがいいに決まっていますけれども、もう一度、きめ細かく調べていただいて、安心して一人暮らしのお年寄りや、本当に介護が必要なのではないかと思うような人も掘り起こしていただいて、手助けをしていただければ、すごくありがたいなと思っています。もちろんお話しされている石川課長のこども・健康課も御努力されていることと思いますけれども、高齢者を見守っていく町として、今後受診の勧め及び保健指導対象者の抽出が適切に行われていくように努めていただきたいと考えておりますので、最後に町長の答弁をいただき、質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 渡辺俊一

高齢者の方の、とりわけ後期高齢者の方の健康問題についての御質問というふうに承りました。特に後期高齢者の方だけではなくて、町民全般的に健康で暮らせるというのは一番大事ですし、皆さんが望まれている部分だろうと思っています。今までいろいろお話がありましたけれども、健康寿命と平均寿命と、いかにこの間の差を埋めていくかというのがやはり大事なことなのかなと思っています。そのためには、自分の体をよく知るという部分で健診だとか、そういったものはやはり大事ですし、そのことによって自分の体の状況だとか、そういったものがよく分かる部分だと思いますし、結果、数字だけ見てもなかなか分からない部分もありますけれども、そういったところを保健師ですとかが埋めていただけるということで、きめ細かな指導だとかも非常に大切な部分だというふうに考えているところであります。また、地域には民生委員もいらっしゃって、一人暮らしの高齢者の方ですとか、そういったところも訪問だとかしながら、いろいろと相談業務などもやっているという状況の中で、それぞれの健康だけではなく、いろいろな困り事ですとか、心配事だとか、そういったものを相談できるということもありますので、そういったところも活用しながら、これからも健康で、幾つになっても、一人になっても足寄で暮らしていけるという、そういうまちづくりを目指して、取組を進めていきたいというふうに考えているところでございます。御理解賜ればと思います。よろしくお願いいたします。

出典:足寄町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月14日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる