足寄町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月15日
高齢者にやさしい除雪支援について
2024年12月15日、足寄町議会の一般質問で、榊原深雪議員が「高齢者にやさしい除雪支援について」質問し、町長 渡辺俊一、建設課長 松野孝が答弁しました。
- 質問者
- 榊原深雪 議員
- 答弁者
- 町長 渡辺俊一、建設課長 松野孝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 3番 榊原深雪
議長のお許しを頂きましたので、一般質問をさせていただきます。高齢者に優しい除雪支援について。冬になると心配になる除雪の問題があります。最近は温暖化により、当町の積雪量が少なくなっているとはいえ、高齢者世帯においては、除雪作業が深刻な課題であると思います。冬が近づいて、憂鬱な思いをしている高齢者が少なくないと思われます。そこで、次のとおり質問いたします。1、高齢者世帯における除雪の問題は、玄関から道路までの間口除雪ができないことです。自治会からの申請で、除雪活動を支援している実績はどれくらいですか。2、山間地に住む高齢者世帯の除雪対策必要対象者数と実施内容については、どのようになっていますか。3、最近は町なかにも空き地や空き家が増えてきており、その前の歩道などが除雪されていない場合、地主や家主に行政からの要請により進めてもらいたいと考えますが、いかがでしょうか。4、高齢者がいる自治会住民の活動として、除雪問題解決に十勝管内で有効な事例がありましたらお聞かせください。
答弁 町長 渡辺俊一
榊原議員の「高齢者に優しい除雪支援について」の一般質問にお答えします。1点目の「自治会からの申請で除雪活動を支援している実績」についてですが、過去3年間の実績としまして、令和3年度が13自治会38世帯、令和4年度が9自治会31世帯、令和5年度が8自治会32世帯となっており、令和6年度の申請状況としましては、12自治会33世帯となっております。2点目の「山間地に住む高齢者世帯の除雪対策必要対象者数と実施内容」についてですが、毎年、車両室において町の除雪計画を作成する際に、山間地域における高齢者独居もしくは高齢者夫婦のみの世帯で、除雪が困難な世帯の生活道路を福祉道路として、車両室が実施する道路除雪作業と併せて除雪を実施するよう計画に盛り込んでおり、対象者については、毎年確認や見直しを行っているところです。本年度におきましては、13世帯の生活道路を福祉道路として除雪する計画となっているほか、1点目でお答えしました自治会における除雪のうち、山間部における支援世帯数の20世帯と合わせますと、33世帯となっております。3点目の「空き地や空き家前の歩道の除雪を地主や家主に行政から要請して進めてもらいたいと考えているが、いかがか」につきましては、町では通学路等を優先し歩道の除雪を実施しております。また、共助による歩道除雪をしていただいている住民の方々に対しましては、深く敬意を表するところでございます。御質問の空き地、空き家所有者への歩道の除雪要請についてですが、屋根からの落雪により歩道の通行が危ぶまれる場合等については、対策を講じていただくようお願いしておりますが、空き家、空き地にかかわらず、住宅前及び近隣の歩道の除雪については、住民の方に御協力をいただいているものと思っており、そういった活動が協働のまちづくりにつながるものと考えております。4点目の「高齢者がいる自治会住民の活動として、除雪問題解決に十勝管内での有効な事例」についてですが、先日、本別町において、自治会が除雪に使用する除雪機を購入したとの報道があり、内容を伺ったところ、自治会へのアンケートを実施し、高齢者宅の除雪を行ってもよいという自治会に対し、町が除雪機を貸出しするというもので、本年度は町内全自治会での実施ではないそうですが、本年度の状況を見ながら、来年度も継続する予定であるとのことでした。その他としまして、除雪ボランティア登録制度を設け、実施件数に伴い商品券の交付が受けられるといった事例もございました。今後も各自治会や民生委員の協力をいただき、除雪支援の必要な高齢者の把握に努め、自治会や建設業協会等と連携し、除雪の支援を継続してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、榊原議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 3番 榊原深雪
災害や防災と同様に、除雪についても、まずは町民自身による自助、次に地域や自治会などによる共助、三つ目に町からの公助としてのそれぞれの役割意識を持つことが大切だと思います。このような役割分担を日頃から具体的に示していただきたく思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 渡辺俊一
今、榊原議員からお話ありましたように、全てが町でやれれば一番いいのですけれども、財政的な部分もあったり、それから人的な部分もあったりということで、なかなか全てのことを町でやるということはできません。そういった意味で、災害のときにもよく言われているのが自助、共助、公助ということが言われています。まずは、自分たちのできるところ、災害でいくと自分の命は自分で守るというのがまずは一番なのですけれども、災害でなければ、自分たちでできるところは自分たちでやって、個人個人でやれないところ、そういうところを共助ということで、地域の人たちだとかが協力しながら一緒にやっていこうと。そして、共助でも難しいよといったところが公助ということになるのかなと思っております。ただ、だんだん高齢化が進み、人口減少も進んでいく中では、なかなかこの自助、共助、公助というのも厳しくなっていく部分はあるのかなと考えておりますけれども、できる限り、やはりそういう役割分担というのをしていかなければならないと考えております。具体的にこういうことについてはこういうことでという役割分担というのが、今段階ですぐにこれはこう、これはこうというところはなかなか言えませんけれども、基本的な考え方として、榊原議員がおっしゃられたような役割分担、それぞれで、ケース・バイ・ケースというのもあると思いますけれども、いろいろなケースの中で考えながら、役割分担をしていかなければならないのかなと考えているところでございますので、引き続き御協力いただければと思います。以上でございます。
質問 3番 榊原深雪
では、次の質問をします。空き地や空き家の前の歩道においては、除雪されないままになっている場合が多く、歩行の障害になっています。個人情報管理が厳しくなっているので、近隣や自治会では連絡先が不明であり、行政でなければ、地主や家主と連絡が取れないことから、歩道の積雪が山になったり、固まったり、凍らないうちに速やかに進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 渡辺俊一
除雪の関係では、非常にそれぞれの地域の方たちが苦労しながらやっていただいているという部分は承知しているところでございます。空き地、空き家というところの前というのは、どうしても除雪をする方が誰になるのかというところが、なかなかはっきりしてこないというところなのかなというふうに思っています。やはり、見かねてという言い方がいいのかどうか分からないですけれども、やはり地域の方たちが、そこで歩道がきちんと確保されていないというところで、協力してやっていただいているということが多いのかなというふうに思います。そういったところでは、車道については町としてやらなければならない部分で、車の通りだとか、それから歩道についてもあまり除雪していなくて、車道を歩行者が歩かなければならないとかという危険なところについては、早急にやらなければならないと思っておりますけれども、町内全域で除雪をやらなければならないというところもあって、すぐに除雪だとかができないと、排雪もできないというようなところも多いのかなというふうに考えているところでありまして、また地域の方たちの御協力をいただかなければならない部分なのかなと感じているところであります。以上でございます。
質問 3番 榊原深雪
次に、当町は行政面積が広いため、除雪すべき町道の距離が長く、農業や林業のために朝の暗いうちから除雪車が走り回って、基幹産業の発展に寄与していることに敬意を感じている次第です。市街地の町道の除雪においてですが、車道の雪が除雪車で、それぞれの住宅前に押されて、固くなった山がつくられ、車が車道に出られなくなる場合があります。玄関から車道までの除雪を終えて、やれやれとしたところ、除雪車が来て、固い山を残していくといった状態です。今後に何かよい方法を講じていただければと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 建設課長 松野孝(建設課長は2025年3月まで)
今、榊原議員がおっしゃったように、車道の除雪をしたときに、御自宅の前に雪が堆積されてしまって、せっかく除雪したのにということで、車両室においても、町民の方から苦情と申しますか、お叱りのお電話をいただくことがございます。ただ、妙案というか、お時間があれば、それぞれの御指摘のお宅のほうへお邪魔して、車両室のほうでどけることもありますが、マンパワーの面もございまして、なかなか行き届いた、きめ細やかな御自宅の前の除雪がスムーズにできないというのが実情でございまして、ではどうしたらいいと申しますと、なかなかお答えに窮するところでございます。以上でございます。
質問 3番 榊原深雪
根本は、ただいまのまちの状況を見ましても、少子高齢化ということで、今、高齢化率も42.1%となっておりますし、地域のコミュニティーも果たして満足にできるかといったら、そういうこともない状況であります。その中でも、除雪の支援を、さらに、ほかの自治体の例もいいところを取り入れてやっていただきたいなと思います。今、除雪の問題は全て高齢者の方から寄せられたお言葉ですので、それを伝えておきたいと思います。日本には、昔から生活用語として、「隣の三尺」という言葉があります。隣の三尺とは、家の前の掃除や雪かきをするときに、隣の家の前も三尺余分に掃除をしなさいという教えがあります。当町は積雪が少ないので、このような取組も、隣近所容易に実施することができるのではないかと思います。行政の取組を通して、それぞれに担うべき役割分担を再認識して、寒い長い冬を心温まる、住んでよかったまちづくりとなるように進めていただくことをお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。
答弁 町長 渡辺俊一
今年から社会福祉協議会で、今まで就労センターで除雪作業をやっていたのができなくなったという、それも人手の問題だと思うのですけれども、というような話がありまして、今まで就労センターに除雪をお願いしていた人たちが、どこにも頼む場所がなくなったというようなことをお聞きしているところであります。そういった意味で、本当に除雪をどうしようかということが、榊原議員がおっしゃられたように、足寄はまだ雪が少ないほうなのでいいのですけれども、いいということはないですけれどもね。まだいいほうなのだと思いますけれども、それでもやはり年に何回かどかっと雪が降ることがあって、それを除雪することが大変だという御家庭も多くあるのかなと思いますし、また、これから高齢化もより進んでいけば、そういう方たちが多くなってくるのかなと思っています。ですので、除雪をするサービス、そういった部分を無料であったり、それから有料であったり、いろいろな形でやれるような体制が、やはり足寄のまちの中でもできなければならないのかなと考えているところであります。今すぐに、こういうことでできたらいいなというところはありませんけれども、今後について除雪をどうしていくのかといった部分は、足寄町にとっての課題になっていくのかなと思っております。先ほどいろいろとお話がありましたけれども、本当に雪をせっかく自分でやれるので、家の前を除雪したら置いていかれたとかというところも含めて、いろいろと今後検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。