足寄町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月12日
高齢者がこの町で安心して暮らせるために
2024年9月12日、足寄町議会の一般質問で、髙橋健一議員が「高齢者がこの町で安心して暮らせるために」について質問し、町長 渡辺俊一、福祉課長 森岡彰寿、国民健康保険病院事務長 川島英明が答弁しました。
- 質問者
- 髙橋健一 議員
- 答弁者
- 町長 渡辺俊一、福祉課長 森岡彰寿、国民健康保険病院事務長 川島英明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 6番 髙橋健一
議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして一般質問をさせていただきます。件名は、高齢者がこの町で安心して暮らせるためにであります。1番、今年の3月末をもって、足寄町唯一の老健施設が廃止されました。足寄町が目指す医療・介護・保健・福祉が連携する地域包括ケアアシステムの構築に、大きな支障を来すことが懸念されます。この施設の廃止により、46人の入所者が退所を余儀なくされました。高齢者にとって、住み慣れた地域を離れることは非常に寂しいことだと思います。足寄町は、高齢者が住み慣れたこの町で、末永く安心して暮らすことができる方策を考え出さなければなりません。町長に何か妙案があるかお尋ねしたい。2番目、いよいよ特別養護老人ホームの建設工事が始まりました。どのような立派な施設ができるか非常に楽しみであります。ただ心配なのは、介護職員等の人材確保の問題です。開設前にしっかり準備を整えていくことが肝要です。人材不足は十分に担保されているかをお尋ねしたい。また、立派な施設ができることで入所希望者が増加することが考えられます。どのような基準で入所者を決めているのかをお伺いしたい。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 渡辺俊一
髙橋健一議員の「高齢者がこの町で安心して暮らせるために」の一般質問にお答えします。1点目の「高齢者が住み慣れたこの町で末永く、安心して暮らすことができる方策」についてですが、本町の医療と介護・保健・福祉の連携システムの一翼を担っていた介護療養型老人保健施設あづまの里が、本年3月に廃止となりましたが、同施設を利用して、別法人が7月より住宅型の有料老人ホーム「アニカ足寄」の運営を開始し、町内で暮らし続けられる選択肢が一つ増えました。しかしながら、町内における入所施設には限りがあることから、通所介護、訪問介護等のサービスを利用し、在宅での生活を継続できるよう介護サービス事業所等と連携を図り、支援につなげているところであります。現時点で妙案と言えるものはございませんが、町内にある介護サービスの資源を有効活用し、住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、今後も関係機関と連携してまいりたいと考えております。2点目の「特別養護老人ホームにおける介護職員等の人材の確保」についてですが、調理職員については、職員の高齢化等もあったことから、本年度において先を見据えた人員の確保を行いました。介護職員については、新しくなる特別養護老人ホームは、ユニット型二つと従来型一つの3区分で構成されるため、区分ごとの職員配置をした際、現在の職員数では若干不足することが想定されていますが、ICT等の導入を行うことで、介護職員の負担軽減を図りながら、今後必要な人員の確保に努めてまいりたいと考えております。また、特別養護老人ホームの入所基準についてですが、特別養護老人ホームの入所に当たっては、足寄町立特別養護老人ホーム入所判定委員会運営規則に基づき、入所者本人の精神状況、行動障害及び介護者の有無等、入所者に対する介護の必要性の程度及び家族等の状況を勘案し、入所の必要性が高いと認められる申込者の入所順位を、有識者を含む入所判定会議の場で決定しており、新施設が建設されても同様の対応を継続してまいります。今後も関係機関と連携し、住み慣れた町で安心して暮らせるまちづくりに努めてまいりますので、今後とも御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げ、髙橋議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 6番 髙橋健一
平成24年に開設したあづまの里ですが、これは本当に足寄町の肝煎りで、介護療養型老人保健施設として産声を上げたわけですけれども、残念ながら閉所に至ってしまったということであります。町長も過去に私の一般質問の中で、この医療法人三意会にお願いして、この地域包括支援の要になってもらいたいというような答弁を受けた記憶がございます。そういう点で非常に残念な結果に終わりました。問題は、今までのこの老健施設のいいところは、お医者さんというか、看護師さんというか、医療がすぐ隣にあったということですよね。そういうすばらしい点があった。それがすっぽり抜けてしまうということです。また、46人の入所者の方も退所されましたし、当然職員の方も辞めざるを得なくなったという、そういう経緯もあると思うのですよね。問題は、いろいろ大変な部分もあるのですけれども、まずは医療連携というのですか、これから医療の部分をどうやって、これまでやってこられた部分を補っていくのか、ちょっとお尋ねしたいのですけれども。これからあづまさんがやってくれていた医療の部分ですね、医療連携をこれからどういうふうに補っていくのかをお尋ねしたいと思います。やはり高齢者が、そばに医療が必要な場合がありますよね。24時間たんの吸入だとか、いろいろそういうことというのはなかなか普通の老人ホームではできないわけですよね。そういうことをこれからどういうふうに足寄町で補っていけるのかということですね。それをやっているのかな。胃ろうとかは今特養でもできていますけれども、そういう部分というか、医療の部分、今まであづまさんが担ってくれた医療の部分をどういうふうにして足寄町は補っていくのかということです。
答弁 町長 渡辺俊一
足寄町全体としてみれば、医療という部分でいくと、やはり国民健康保険病院が中心となって、訪問看護ですとか、そういった部分を担っていくという形になるのかなというふうに思っています。老健施設は、当然医療と介護と必要な方が入っていらっしゃったので、当然そこにお医者さんがいて、何か必要な医療だとかそういったものをやっていくという形でやっていたわけですけれども、今回、新たにできたアニカ足寄については、住宅型の有料老人ホームということですので、それぞれ言ってみれば、一つの部屋が一つの住宅という形で考えられるということになります。下であづまさんがホームケアクリニックあづまですが、あれをやっていますので、そこと連携を取りながら、医療の部分については訪問看護になると思うのですけれども、そういう形でやっていけると。あづまさんのほうでお医者さんがいないときは国保病院だとかという形になるのかなと思いますけれども、そういう形でやっていくというようなお話を聞いております。ですので、今までもホームケアクリニックあづまさんでやっていた部分も当然あると思いますし、国保病院でやる部分だとか、そこら辺はやはり連携を取りながらということになるのかなと思いますけれども、そういう形で取り組んでいくということになると考えております。以上でございます。
質問 6番 髙橋健一
今町長のほうから、アニカさんという名前が出てきましたけれども、私も調べたら、あづまさんの後に、アニカ足寄という、そういう施設が入ってきたということなのですけれども、経営団体を調べるとホスピスですか、そういうことを中心にされている、そういう企業なのかなということで、あまりホスピスというと、ちょっとあまりなじみがないというか、やはり足寄町の人がみんなホスピスに行くのではなくて、何かホスピスというと全国からそういう医療を求めて集まってくるのかなと。そうすると、足寄との医療連携というと、ちょっと距離があるのかなと感じたのですけれども、これはもう全然私の憶測で、よく私も分からない。周りの人たちにも聞いて、一体アニカ足寄とは何という、そういうことで実態が分からないものですから、今、たまたま町長の話が出たので、アニカ足寄について何か情報があったら教えていただけますか。内容、どういうものなのか。足寄の人間がたくさん入れるのか。確かに求人案内が出されていまして、それを見たのですよね、なかなか待遇もいいなというような感じで対応していたのですけれども、人によっては何人かもう入所されていますよといううわさも聞いているし、それでもただそのうわさだけで、本当に実態が全くつかめないし、足寄にとって、何か足寄町民の高齢者に利するような施設になるのかどうか、それもちょっと私も分かりません。知っている範囲でお願いします。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
答弁させていただきます。アニカ足寄につきましては、先ほど町長の御説明にもありましたように、住宅型の有料老人ホームでございまして、そこで住む場所の提供と食事の提供をするというのが基本的なものです。アニカ足寄につきましては、その有料老人ホームを28人を定員として、7月より経営を開始しているという状況でして、現在、町内の方数名入所をされているというふうには聞いております。先ほど町長の答弁のほうから、有料老人ホームに必要があれば介護のサービスだとか、訪問看護だとかという部分が入るという部分の御説明がありましたけれども、こちらについては、先ほどあづまのホームケアクリニックのほうから入ることを想定して御説明がありましたけれども、そういった場合もありますし、それ以外の訪問看護だとか訪問介護だとかという部分を、必要に応じて、その場所で入所されている方が提供を受けることができるというような形になっておりますということを御説明させていただきます。
質問 6番 髙橋健一
アニカさんの実態が分からないのですけれども、足寄にとってはあまり見慣れないというか、そのような施設だと思うのですけれども、いわゆる人のうわさでは看取りをするのだという、だから、ホスピスというか終末ケアとか、そういうものが中心になっていくような施設なのかなと勝手に思っていましたね。だから、どういうふうに足寄町の連携にしていくのかもよく分からない。これは個人経営だからしようがないのでしょうかね。まだ実態がよくつかめない。お願いします。
答弁 国民健康保険病院事務長 川島英明(国民健康保険病院事務長は2024年12月まで)
ちょっと補足をさせていただきますと、当院のほうにも当初説明に来られた経緯があります。それで、内容としては、がんの末期ですとか、難病疾患等の医療依存度の高い方、こちらの方々を基本的に対象にしているというような形で、いろいろ疾患名、神経難病ですとか、そういった方とか、本当にがんでも末期で残り幾ばくもないというような方を基本的には対象にしているというようなことをお聞きしております。それがホスピスという形になろうかと思います。以上です。
質問 6番 髙橋健一
分かりました。いろいろ聞かれるものですから、今の説明で何となく分かってきましたけれども、非常に新しい施設ですね。終末ケアですね。いわゆる重度の難病ですよね、それからがんの末期の方の対応をされるという、そういう施設だということが分かりました。ちょっと長くなるので、また次に行きますけれども……、何かありますか、説明。すみません、よろしくお願いします。ありがとうございます。いろいろたくさん。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
今、病院事務長のほうから入所の部分の一部の部分について補足説明をしていただきました。先ほど私が申しましたように、ここは住宅型の有料老人ホームですので、ちょっと支援が必要な方だとかも入れるという部分になっておりますので、入所を受け入れることが可能な中に、先ほど事務長がお話にありましたがんの末期だとか、難病疾病等医療依存度の高い方も対象とさせていただいているというようなお話をお聞きしているところでございます。以上でございます。
質問 6番 髙橋健一
分かりました。一部としてそういうこともやりますよということですね。ありがとうございます。これで皆さんに説明できると思います。次はキャパシティーの問題なのですよね、キャパの問題です。いわゆるあづまの里で46人の入所者が退所されました。46人いわゆる減ったということですね。そういう介護が必要な方が退所しているということは、足寄に受皿がないから、きっと町外とかそういうところに行かれたのではないかと、ほとんどの人が。非常にそういうのが寂しいなというふうに私は思っています。それで、キャパの問題で今調べたら、これは渡辺町長の答弁だと思うのですけれども、平成30年に私、認知症の問題で一般質問させてもらったときに、渡辺町長から回答を得ています。そのときに、平成37年にはと書いてありますけれども、これはきっと令和7年の間違いではないかと思うのですけれども、平成37年には5人に1人、2050年に5分の1が認知症だという。そうすると、足寄で換算すると、人口6,000人で40%は2,400人、それの5分の1ですから480人が認知症。さらに、最近言われているのは、軽度認知障害というのがあります。MCIというのですね。これがまた全国で400万人いるという。物忘れがひどいとか。これはほとんど私にこういう症状が出ているので、これは気をつけなければいけないと思うのですけれども、これは5年後で大体45%が認知症になるという、そういう統計も出ていますよね。それを含めると、かなり多くの人たちが認知症にかかっている、また認知症の予備軍として足寄町に存在するということになります。そうすると、足寄町の認知症に対する施設が足りないのではないかと。キャパが全然足りていないぞと。それに対して町長、どのように考えを持っているのか、新しくつくるのか、そんなのとてもできないから放っておくのか、そういうことについて、町長の考えをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 渡辺俊一
認知症の数については、今年だったと思いますけれども、新聞に載っていて、ちょっと記憶では、以前から比べると大分、率としては減ってきているというような報道がされていたかなというふうに思います。それはやはり認知症に関してのいろいろな認識だとか、それから予防だとか、いろいろなことも含めてあったりとか、というようなこともあるのかなと思いますけれども、以前推計していた数よりも減っているということみたいです。ただ、そうはいっても、かなり多くの方たちが認知症になる可能性があるというのは、間違いないのかなというふうに考えています。そうすると、その人たちが認知症になったと判断されたときに、全ての方たちが施設に入らなければならないのかということになってくるのかなというふうに思います。認知症になったということで、今の人口に想定して何%ということで掛けていくと、多分施設自体は足りないということになると思いますけれども、必ずしもそういう方たちが施設に入らなければならないのかと。認知症になっても軽度の方だとか、いろいろな方たちがいらっしゃって、自分は自分なりの生活ができるという方たちもいらっしゃるということになるのかなというふうに思います。認知症だから必ずしも施設に入らなければならないという状況ではないと。認知症の方でも自分なりの生活をしていけるという方たちもいらっしゃるということなのかなというふうに思っています。ただやはり、家族の方たちの負担だとか、いろいろな症状によって徘回だとか、いろいろな問題が起きたときには、やはりそういう施設にも入所しなければならない方たちもいるのかなというふうに思っています。そういう方たちが今後どの程度増えていくのかと、施設が必要になるという方たちが、どの程度になるのかといったところのことにもなるのかなというふうに思っています。今、認知症の方の3ユニットかな、今施設的には3ユニットというのか三つぐらい施設があって、そこに入れる方たちの人数ということになると27人ぐらいの定員ということになるのかなというふうに思っています。これはこの27人で足りるのかどうなのかという話になるのかと思いますけれども、そこの部分というのは、これからのまた検討という部分もありますけれども、前に安久津町長が言っていたのは、特別養護老人ホームよりもこれから認知症だとかの方たちのグループホームのほうが必要になってくるのではないのかというようなことも言われていましたので、多分体が動かなくなってきたりだとかということでの特養よりも、認知症だとかの方たちの施設のほうが、これからもしかすると必要度が高くなってくるのかなというふうに思っています。現状でいくと、今認知症の方たちの入っている施設自体は満床ということになっていまして、なかなかそれ以上に受け入れられない部分というのはあるのですけれども、今後どうしていくのかといった部分でいくと、もしかするとそういう施設がまた必要になってくるかもしれないなというふうに考えています。たしかむすびれっじのところにももう一つ施設をもう1ユニット建てるだけのスペースをたしか確保してあったと思います。9人ですね。1ユニット増築したときにもうたしか1ユニット建てるだけのスペースが確保されていたかなというふうにちょっと記憶しています。そういったことも踏まえて今後の状況を見ながら、そういうことが必要になるときがまた出てくる可能性はあるのかなというように感じているところであります。以上でございます。
質問 6番 髙橋健一
大体町の考え方が少し分かってきたような気がします。とにかく今、特養などを造るのでお金もたっぷりかかるし、とてもではないけれども新しい老人ホームなどは町ではつくれないという、そういう方針だと理解していますけれども、ただ一つ朗報は、むすびれっじでもう1棟増えるかもしれないということですね。それはありがたいと。いつできるか分からないのですけれども、それは朗報だと捉えております。少々恨み節をちょっと炸裂させていただければ、やはり定員としては随分足りないですね。新しい特老でも定員が49人ですか、49人ですね。それからむすびれっじのグループホーム、1棟9人で2棟ですから18人、それからママサポートえぷろん、うらら花が10人ですか。それで、算数できないな、最近ちょっと認知症が進んでいるわけで計算できないですけれども、77名ということになります。まあまああるかなという、そういうイメージもあるのですけれども、待機者がたくさんいれば、私の入る余地ないのですよね。隙間すらないという。私の5年後、10年後どうなるのだということになれば、「あんたは家で野垂れ死にしなさい」と、そういうことかなと。それは自己責任もあるのかもしれませんけれどもね。そういうふうな覚悟を決めていかなければいけないなと、そういうふうに考えざるを得ないわけですよね。いわゆる、来年ですか、団塊の世代が75歳を迎えるわけですよね、全員が。皆さん一生懸命頑張ってきて、いわゆる戦後のベビーブーム、たくさんの人たちが生まれて、そして日本の高度経済成長を持ち上げてきた大功労者ですよね。その大功労者が定年して、さあ、どうするか、さあ、これから温泉行って温泉三昧で、趣味を生かして、老後は高齢者の老人ホームでかわいいヘルパーの方に囲まれて、幸せな最期を迎えられるのではないかと、極楽極楽となるはずだったのですけれどもね、なかなか現状がそうはいかなくなってくる、そんな気がしますよね。やはり最終的には家庭で見ることが中心なのでしょうか。最近の傾向になると、足寄で駄目ならほかのところを探しなさいという、そういうことになってしまえば、いわゆる高齢者が最後まで、いわゆる幸せに安心して暮らせるまちづくりというのは、これはフェイクだということにならざるを得ないのではないかと、そんな気がしますけれどもね。時代が変わってきているのかな。いわゆる時代がそのときそのときで要求するようなニュアンスが、随分変わってきていると。大げさに言えばパラダイムというのですか、パラダイムが変わってきていると。前は公助だった、それが共助に変わって自助になると。最初の公助は、国がきちんと全部面倒見るから大丈夫だよと。それから国がちょっと危なくなってきた、借金もかさんで高齢者に金回せない、共助、お互い助け合いなさいと。助け合いなさいといっても、今度はそれぞれ大変なのですから、個人個人が、人の面倒など見れないよと。そうしたら、自助になるわけですね、お前勝手にやれと。それで間違ったら自己責任だと。そういうふうな世の中の流れになってきているのではないかと。やはりどこかで足寄町は最後にあまり大きな動きに惑わされないで、しっかりと足元を固めて、足寄の老人福祉を考えていってもらいたいなと、そういうふうに思っています。ぜひ、よろしくお願いします。あんまり解決策になっていないのですけれどもね。まだ何かできるような気がします。まだ足寄町でできるような気がします。ただ、あとは家にいて、訪問介護と訪問看護ですか、それで何とか間に合わせなさいというのではなくて、まだ何かあるような気がするのですけれどもね。そして、問題は認知症の問題だけではなくて、私も最近考えるのは、年を取ってくるといろいろなところに悪い症状が出てきますよね。もう目も見えなくなるし、耳も聞こえなくなるし、手足動かないと。体の動きが取れない、しまいには骨折だということになれば、やはり一人で暮らせることができなくなるわけですよね。それはもう認知症ではなくて、やはり自分で自分の家で暮らせなければ、やはりどこか施設に入りたいと。そういうためにいわゆるケアハウスがあって、非常にケアハウスは重宝されています。そのケアハウスが今ちょっと経営的に厳しいなどというとがっかりしますよね。これどうなっているのだと。世の中がどこかでちょっとおかしくなっているのかなという気がします。そのケアハウスについて、今後、いろいろ金銭的には大変になってくると。そのケアハウスに対して、足寄町はどうやって助成していくのか、どうやって補助していくのかをちょっと伺いたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 渡辺俊一
ケアハウスのお話でございますけれども、ケアハウスは比較的体の具合が悪いだとか、そういうことではなくて、健康な方たちが住まわれている施設ということで、介護保険だとかそういうものに該当するものではないということになるわけなのですけれども、そういった意味では、言ってみれば、言い方としては合っているかどうかわからないですけれども、老人下宿みたいな、昔は何かそんなことを言われていたような気もします。ですから、それぞれの部屋にそれぞれの自分たちの生活空間があって、食事だとかお風呂だとかそういうのは一緒にというような形なのかなと思います。そういう形でやってこれて、比較的今までも議会の中でもいろいろ説明させていただきましたけれども、住宅部分、家賃部分みたいなところが入所されている方たちからもらっていない部分もあって、ほかのケアハウスから比べると比較的安い利用料金の中で入れるということで、町民の方たちにとっても非常に重宝されているという言い方なのか分からないですけれども、入所をして、そこで生活ができればというように思っていらっしゃる方も多いのかなと思っています。現在70床ということで70部屋があって、あそこに70人の方たちが住まわれているということになるのかなと。待機というか、入所待ちという方たちもいらっしゃるというように聞いておりますので、やはりそこに対する期待感というか、町民の方たちの期待感みたいなものもやはりあるのかなというふうに考えているところであります。そういう施設ですから、それぞれ自分たちの自宅で生活できるうちは、それぞれ自宅で生活をしておられて、どうも一人で住むのはちょっと不安だなと、家で一人で住むのは不安だなと思われる方たちが、そういう、言ってみれば、下宿というか、食事だとかお風呂だとかといったところにはそんなに心配しなくても生活していけるよと。あとふだんのことは大体自分でできますよという方たちがということで、自宅からケアハウスにというようなことで住まわれているのかなというふうに思っています。やはり自宅で住んでいるうちは、ある意味自宅ですので、気ままに生活ができるので、食事の時間も別に決まっているわけでもなし、起きるのも何時に起きてもいいやというような形で気ままに生活できるので、多分それが一番個人としては一番楽に生活できるのかなと思いますけれども、そうでもなくなればという形なのだと思いますね。そういう方たちがこれから、今まで自宅で住まわれている方たちが順次そういう、ちょっと一人では不安だなと思われる方たちが出てくると、そういうケアハウスにというようなことになってくるのかなというふうに思います。経営的には、先ほども言いましたように、住宅料部分が収入として見込めないというところで、もう25年くらいたちますので、一定程度施設としても老朽化が進んできているところなどもあって、町からも支援をしながら、今年はお風呂を直したりだとかというようなことでやってきているところであります。そういうことで、家賃部分がきちんと今まで入所されていた方たちから頂いて、それを積み立てておいて、大規模改修だとか、壊れてきているところの改修に回せるような、そういう経営ができていれば一番よかったのだろうと思いますけれども、そうではないというようなところで、今後改修に対する費用というのが、施設自体ではなかなか出せないという状況なのかなというふうに考えています。最近の物価高だとか、それから人件費の高騰だとか、介護をする人たちを探したりだとかというのもなかなか難しくなってきたりだとか、そういった意味で、運営費自体もかなり上がってくるというところで、運営自体も大変になってきているという状況の中で、やはり町からの支援だとかがなければ、なかなかその改修というのはできないだろうというように考えています。先ほど言いましたように、25年たっていますので、いろいろなところに多分支障が出てくる可能性があるので、その中についてはやはり今後、支障が出てきてくる中で、一定の支援を町としてもしていかなければならないのかなというように考えています。あと、家賃部分だとか、今頂いていないわけですけれども、そういうことが制度的にできるような方法が取れないのかというようなところも、町としては、道だとか国だとかにも要望しながら、少しでも法人の経営に少しでもプラスになるような方法だとかが取れないかといったところもやっていかなければならないのかなと考えているところであります。全体として、もともと民間でやってきているところですので、本来は民間できちんとやらなければならないというのが建前だというふうに思っています。それは老健のときもそうなのですけれども、基本的にはやはり民間で運営してきたものは民間でというふうに思うのですが、ただ、足寄町の高齢者の皆さんたちの資源として、高齢者の人たちの福祉の資源として、そういうものがやはり必要だよという部分では、一定の支援もしていかなければならないのかなというふうに考えているところであります。どう支援していくのかといった部分でいきますと、本来からいくと大規模改修でどんとやれるようなことが一番いいのでしょうけれども、それもまた一遍にやるということになるとかなりのお金がかかるというところで、順次計画的に支援、町の財政にも限りがありますので、やれるところからやっていくという形にならざるを得ないかなと考えているところであります。以上でございます。
質問 6番 髙橋健一
ケアハウスに関しては、若干、町長、曖昧な回答になりましたけれども、困ったなというところですね。何とかしてあげたいけれども、どうしていいのか、今のところは迷っていると。そろばんはいろいろはじいて、どれくらいかかるのかという試算をしているみたいなのですけれども、それを実際町でやるとすると、これ莫大な費用がかかるということは何となく想像がつきます。これも困ったまま通過してしまうのですけれども、何とか皆さん、それこそ国とか道にも働きかけて、何とかそういう予算を持ってこられればいいなと希望的観測で見ておきたいと思います。次に移りますけれども、いよいよ特養の問題になります。特養なのですけれども、私、毎日のようにあそこの横を通りましてずっと見ています。今はちょうど大きなコンクリートの土台を埋めているところで、だんだん出来上がっているのだなというふうに見ています。毎日、あそこを通るのですけれども、パチンコ屋さんに通っているわけではなくて、足寄町の福祉課の特定健診で引っかかりまして、保健師さんにこんこんと、このままいったらとんでもないことになるよというふうに驚かされまして、毎日ウオーキングをしています。その通り道になっていますので、よく分かるのですけれども、だんだん出来ていく姿を見ているといいものだなと思って見ています。そこでお伺いしたいのは、予定どおり工事が進んでいるのかと、一体いつどんな感じで完成されるのかという、大まかでいいですからちょっと説明していただけるとありがたいのですが、よろしくお願いします。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えいたします。過日、工事発注の際には議決をいただきまして、工期を来年、令和7年9月1日までということで発注をかけさせていただいております。現在、議員がお話にありましたように、基礎部分だとかの工事をしている状況でして、今現在の段階では担当のほうからは、工事的な部分で遅れが出ているというようなお話は聞いていない状況なので、当初の計画どおり進んでいる状況かなというふうに考えているところでございます。工期的には、令和7年9月1日までの工期となっておりますので、そこに向けて今工事を進めているという状況でございます。(「開業は」と呼ぶ者あり)開業については、工事の完了が今9月1日を予定しておりますので、その後、工事の検定等をしまして、工事の検定が終わった後でないと備品等の整備、搬入等ができませんので、その後1か月程度かかるのではないかなと思いますので、今の状況でいくと10月ぐらいになろうかという部分なのですが、今はまだはっきりとそこら辺の部分については、確定等の月日については申し上げることができないということで、御了承いただければと思っております。以上でございます。
質問 6番 髙橋健一
ありがとうございます。来年9月までですね。非常に楽しみにしているのですけれども、残念ながら私が入る本当に隙間がないということで、49床ですか。そして、予備の部分がありますよね。ユニット、短期入所というのがありますけれども、短期入所をつくっている目的は何ですか。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えいたします。特別養護老人ホーム、現在もそうなのですけれども、本入所の部分、本入所の場合は介護度3以上ということで本入所になりますけれども、介護度3未満であっても自宅で介護がちょっとすることが短期間に厳しいだとか、介護する人の状態等の手間とかが大変だとかという部分の中で、一時的に入所をできるという形になっているものが短期入所でございます。以上でございます。
質問 6番 髙橋健一
本当に困ったのは、特養というのは介護度3以上でなければ駄目なのですよね。特例でごまかすといったら悪いですけれども、1でも2でも入れられるような特例というのはないのでしょうか。無理ですか、無理ですね。どうなのでしょう。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えいたします。原則、介護3以上が特別養護老人ホームの入所の基準となっておりますが、家族の状況だとか、家庭の状況、経済的な状況だとかそういったものを踏まえて、特例入所という制度もございますが、今現在、本町の中で特例入所を適用している入所の方は、今現在の中ではいないという状況になっております。以上でございます。
質問 6番 髙橋健一
過去にはいらっしゃったのですか。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
過去にはそういった方はいらっしゃいましたが、本当に特別な、先ほど言いましたように、特別な事情により特例入所をしたという形になっております。以上でございます。
質問 6番 髙橋健一
これに対しては深入りするつもりはありません。それから、入所の条件ですよ。やはりこれだけ立派な施設ができると、私も私もという感じで入所希望が殺到するのではないかという感じがしますけれども、入所の条件ですよね。それをもうちょっと詳しく、何かポイント制とかがあるのですか。こうなったら、何点になったら入れますよとか。やはり申込順ではないですよね。そういうことではないですね。何か非常に難しいなと思うのです。その辺の判定が非常に難しいのですけれども、公平にやるためにはどのようなことを考えていらっしゃるか。お願いします。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えいたします。特別養護老人ホームの入所に際しましては、答弁の中でもお話ししましたが、入所判定委員会を開催をして入所をする形になっております。その中で、介護者の状況ということで、家族の構成だったり、介護者がいるかいないかだとか、そういった部分。当然、先ほど言いましたが、介護度が3以上であるかというのも原則出てきますけれども、あと、身体的な状況ですとか、細かな部分、一応基準項目を設けて、そこにチェックをしていって、そして最終的にはそこを点数で判定をするような形になっていきます。ですので、議員が先ほどお話がありました、入所の受付順ということではなく、優先度を判定して順位を決定していくというような形になっています。以上でございます。
質問 6番 髙橋健一
いわゆる認定の委員会のメンバーというのは、どういう方で構成され、何人ぐらいで構成されていますか。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えいたします。入所判定委員会のメンバーにつきましては、有識者を含む、現在8名という形になっております。以上でございます。
質問 6番 髙橋健一
詳しくどうもありがとうございました。この特養はなかなか大変で、これから見守っていきたいと思うのですけれども、例えばこんな話を聞いたのが、非常に凶暴な方とか、そういう方ははじかれるのですかね。いわゆる入所される方で非常に暴れるとか、ほかの入所者に暴力を振るうとか、そういう方は当然アウトですね。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えいたします。やはり施設の中で、他人に危害を与えるだとか、そういった部分がある場合については、その施設での対応が困難でありますので、そこの対応ができるような、精神的な状況からくるものであれば、精神的なところの医院のほうにおつなぎをするだとかというような形で対応させていただくというふうになっております。以上でございます。
質問 6番 髙橋健一
ありがとうございました。やはりそういう方、そういう凶暴な方も、自分で好きで凶暴になっているわけではないのですから、そういうところも精神的にケアしてくれるようなそういう施設もあるということで、そちらのほうに回せるということなのでしょうかね。分かりました。そういうことだと思うのですけれども。そんな感じで、非常に特養ができるのが楽しみなのですけれども、やはりまだまだこれでも本当に収容人数が足りないと思っています。今後の高齢者の福祉を考える上で、やはり昨日の田利議員ではないですけれども、お金をかけないでやりたいですよね。お金をかけないで、みんなが幸せなそういう足寄のまちをつくりたい。それが大事なことだと思いますよね。私も昔ちょっとこれはいいなと思ったのは、富山型ケアというのがありまして、富山型デイサービスか、そういうのがありまして、やはり10人か20人ぐらいが集まって、その中で高齢者もそれから障害者も子供たちも一緒に暮らせるような、そういう、小さな民家なのですけれどもね、それを改造して生活する。お金がかからなくていいなと。最初は、こんなことできないわと言われていた富山県の看護師さんが始められたのですよね。それが結構全国に広がったという。なかなか足寄まで行かないし、髙橋おまえやればいいじゃないかと言われると、私はなかなか年齢ですし、逆にこんなところにお世話にならなければいけないかもしれませんので、なかなか実行というのは難しいですけれどもね。そういうものを含めて、何か足寄で足寄式のデイケアでも老人ホームケアでもいいですけれども、何かそういうものを見つけて、本当に高齢者が幸せに安心して暮らせるまちづくりをつくっていただきたいと思っております。最後に、そういうことを含めて、これからの展望を町長にお伺いして、私の一般質問に代えさせていただきます。よろしくお願いします。
答弁 町長 渡辺俊一
富山型ですとか、いろいろお話いただきましたけれども、私も富山型は名前は聞いた記憶はあって、きっと中身も聞いたのだろうと思うのですけれども、中身ちょっと忘れてしまいました。ただ、先ほども言いましたように、議員も仰せられました、もともと施設中心の福祉というのが、次第に在宅にだとかということで変わってきてるのかなと。在宅といっても、それぞれの家庭で介護だとかというのはなかなか大変な部分もあって、今は地域ごとだとか、そういった公助、自助、今共助だとかというところにもしかしたらなるのかもしれないですし、そんな形になるのかなというふうに思ってもいますし、富山型だとか、デイサービスだとかというのもそういう意味でいくと、共助の部分にもしかしたらなるのかなというふうに思っています。なかなか施設自体で施設介護だとかというのが、それでやれれば、今みたいな核家族という時代でいけば施設介護だとかというのは本当は合っているのかもしれないのですけれども、ただやはり施設をどれだけつくったら間に合うのかだとか、将来的なことを考えたときにどんどん施設をつくっていって、将来余るというか使われなくなるのではないかだとか、そんなことも考えたときに、将来も見据えながら、この程度の施設でだとかという形に今はなってくるのかなというふうに思っています。そういう形で特別養護老人ホームも造っていますし、また、むすびれっじですとか、それからケアハウスですとか、それぞれNPOさんでやっているような施設ですとか、それから新しくアニカ足寄ですとか、そういう足寄町内にある施設を、まずは施設資源をどう有効に使えるのかといったところなのかなというふうに思っています。その施設をどう有効に使うのかといった部分では、やはりそれぞれどう連携を取っていけるのかというようなことになるのかなと。その人その人、介護が必要だと思われるような人たちをみんなで見ながら、この人はどういう形で介護していくのかだとか、どういう施設が必要なのか、どういうところで、例えば在宅だったら在宅のサービスが必要なのかというような、そういうことを協議しながらみんなで支えていくという、そういうことになっていかなければならないのかなというふうに思います。それでないと、なかなか一人だけで考えて、家族の中で何とかしようというふうに考えても、これはなかなか限度があるのかなというところだというふうに思っています。そういうことで、今後、医療を中心としながら、介護・保健・福祉の連携システムだとかというところ、そういうみんなで連携をしながらやっていきましょうというところが、やはりこれから足寄町の中できちんと機能していくような形にしなければならないのかなというところだと思います。今後の先を見ながらやらなければならない部分というのはいっぱいありますし、それから一つはそういう連携システムだとかというところ、それから住民の方たちも一緒に参加していただきながら、みんなで共助という部分、最近ちょっと研修に行って、御近所とかと、共助、言ってみれば御近所の方たちがみんなでやりましょうという話なのですけれども、そういう周りの人たちの手助けというか、そういったところもやはり御近所力みたいなところができてくるといいのかなと考えているところであります。いずれにしても、町だけで何とかということにはなりませんし、民間のいろいろな施設、それから住民の人たちも交えながら、みんなで支えるところ、お互いに支えるところは支えていこうという、だから共助というのだろうと思いますけれども、そういうことも進めながら、今後の老人福祉というか、高齢者のための福祉だとか、そういったものだけではなくて、まちの中のいろいろな取組というのは、みんなそういう形で進めていかなければならなくなってくるのかなと。人口減少の中で、そういうお互いに支え合うという、そういう形にならざるを得ないかなというふうに思っているところであります。以上でございます。