みんなの議会

足寄町議会 平成31年第3回定例会 2019年9月11日

加齢性難聴者の補聴器購入に係る補助制度の創設を

2019年9月11日、足寄町議会の一般質問で、田利正文議員が「加齢性難聴者の補聴器購入に係る補助制度の創設を」について質問し、町長 渡辺俊一が答弁しました。

質問者
田利正文 議員
答弁者
町長 渡辺俊一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 5番 田利正文

議長の許可をいただきましたので、通告書に従って2点について一般質問を行います。まず1件目ですが、加齢性難聴者の補聴器購入に係る補助制度の創設を、ということであります。加齢性難聴はコミュニケーションを困難にするなど、日常生活の質を落とす大きな原因になるだけでなく、認知症の危険因子になると指摘されているところです。難聴による日常生活のリスクとして、①必要な音が言葉として聞こえず、社会生活に影響がある。2つ目、車が接近してきても気づかないなど、危険を察知する能力が低下する。3つ目、家庭や友人との対話がうまくいかないために引きこもりがちになる。4つ目、認知症発症のリスクを大きくする。5つ目、社会的に孤立し、鬱状態に陥ることもある。以上のようなことが、日常生活に支障を来しているとの日本耳鼻科学会も発表しています。日本の難聴者の割合は、欧米諸国と比較しても大した違いはないと言われていますが、補聴器の使用率では、日本補聴器工業会の調査(2018年)によると、日本14.4%、イギリス47.6%、フランス41%、ドイツ36.9%、アメリカ30.2%と、日本の2から3倍の使用率となっており、日本の補聴器の普及率はこれら諸国と比べても極めて低い状況にあります。補聴器は1個片耳分で3万円から100万円と高額で、自分に合ったものを見つけるのも至難の業です。しかも保険適用ではないために全額自己負担となり、補聴器購入にちゅうちょされる高齢者の方も少なからずおられると思います。欧米諸国では、補聴器の購入に対する公的補助制度があり、補聴器の使用率(所有率)が高いと言われています。補聴器は難聴高齢者の社会生活上の必需品です。高齢になっても生活の質を落とさずに心身ともに健康で、認知症の予防、健康寿命の延伸と医療費の抑制にもつながると言われています。足寄町も難聴者の補聴器購入に対して、支援体制を構築すべきと思うが、いかがでしょうか。

答弁 町長 渡辺俊一

田利議員の「加齢性難聴者の補聴器購入に係る補助制度の創設を」についての一般質問にお答えいたします。本町の高齢化率は39%を超えており、加齢により耳の聞こえが悪くなってきている方は相当数いると推測され、議員の仰せのとおり、補聴器を利用することで生活の質の向上や事故等の危険回避、認知症予防等に役立つものと考えられます。現在本町で実施している補聴器購入に対する助成は、障害者総合支援法に基づく助成制度で、対象者は身体障害者手帳を有する方となっております。議員提案の加齢性難聴者に対する補聴器購入の補助制度創設については、障害者だけではなく高齢者を含めた幅広い方への福祉サービスの拡充であり、サービス向上としては望ましいものだと思っております。しかし、加齢に伴っては多数の方において目が見えにくい、歩行が困難であるなど、耳ばかりではなくさまざまな身体機能に支障が出てくるものと考えられ、一定の部分は障害サービス、介護サービス等の制度により、支援が行われているところであり、独自制度による補聴器購入助成は現在では困難な状況であります。身体障害者手帳を有しないレベルの方でも耳の不自由な方は多く、日常生活上で多くのリスクの中で生活している方がいることは理解しておりますので、今後幅広い高齢者の生活支援に向けて、国や北海道へ要望として働きかけてまいりたいと考えております。今後も町民が安心して日常生活を送ることができるよう努めてまいりたいと思いますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げ、田利議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 5番 田利正文

以前私は一般質問で、この公共施設に来られる方に対する対応として磁気ループを設置できないかという一般質問しました。今回は難聴者全体に対する支援という意味です。それで、兵庫県、兵庫県議会、それから埼玉県富士見市などが公的補助制度の創設に関する意見書を全会一致で上げております。しかし、私が考えるには、本来は国がきちんとそういう制度をつくるべきだというふうに私は思っております。町長の答弁にありましたけれども、今は障害者支援法の中で支援されるようになってますね。それでは非常に不十分だと私自身が思います。なぜかというと、私自身も今補聴器しております。今これ2個目です。8年前議員に当選したときはまだ補聴器なしでここにいて聞こえました。今2個目でも、時々町長の答弁なり、課長がお話しした中身が飛ぶんですよね。音としては聞こえるのですよ。だけれども何ということを言ったのかというのが聞こえないのです。理解できないのです。そういうことが今でも起きてきているのですね。だからこの前議長にちょっとお話ししたのですけれども、これいよいよ聞こえなくなったら、議長、ここにマイクロスピーカーつけてねとかという話をしているところなのですけれどもね。そういう状況になります。それが障害者支援法で援助をできる、補助金が出る70デシベル以上と言われているところの範囲だと思います。ちょうど私のレベルに近いところだというふうに思います。自宅に帰りますと、子供たちが来ていてテレビ見てたら、すごいボリュームが小さいのですよ。私が何かそこに座ったら、一緒に座っても全然聞こえないです。補聴器してやっと聞こえるのですね。そういうレベルが70デシベル以上と言われているところだというふうに思うのですよね。WHOは41デシベル以上を補聴器装着の対象としている。これはよそのうちに行ってちょっとテレビの音大きいなと、大き過ぎますねという単位のところですね。そういうところにあるのだと思うのですけれども、そこのところが支援対象になっているのですね、国際基準ではね。それからもう一つは、日本は障害のカテゴリーでしかも部分的に対応している。だけれども欧州諸国は医療のカテゴリーで補聴器装置を考えて対応しているのですよね。そこの違いというのはめちゃくちゃ大きいと私は思います。それで、いろいろなこと言いましたけれどもね、町長の答弁の中では目の見えない方、それから足の悪い方、いろいろな方が出てくる、高齢になると。もちろんそうです。今回はたまたま難聴者に絞ってお話ししてますけれども。先ほど一番最初に冒頭に言いましたように、言わなかったか。こんな報告もあるのですね。慶応義塾大学の医学部、耳鼻咽喉科学科の教授で小川郁さんという先生がいるのですけれども、その先生が2017年の開催の国際アルツハイマー病会議で、認知症の約35%は予防可能な九つの原因によって起こると考えられるというふうに報告されているというのですね。その九つの中に一番高い率で入っているのが難聴なのです。難聴が9%で予防可能な最大の危険因子として挙げられているというのですね。ということがあったものですから、補聴器を高齢者の方が必要な方にはきちんと補聴器を購入できるようにするということは、社会的、時代的要請だというように私は理解しているのです。それを即いきなり町がやれと、もちろんやってくれることは一番こしたことはないのですけれども、そういう思いがあると。それからその辺を理解していただきたいという思いがあって、町単独でも障害者自立支援法以外にも上乗せしてでもいいから、もう少し高齢難聴者の方が補聴器を入手することができやすいことが、支援体制がとれないかと改めて伺いたいと思います。

答弁 町長 渡辺俊一

いろいろとお話いただいて、加齢によって身体的な機能がだんだん衰えていくという部分、もう耳も当然ですけれども目も、それから足腰もやはり当然年齢とともに少しずつ衰えていく。それは誰もが皆起こることなのかなというように思っています。人それぞれ個人的な差というのは少しあるかもしれませんが、全体的にはそうなっていくわけでありまして、そういった意味では、田利議員さんもおっしゃったように、やはり国がきちんと対応すべき事項なのかなというように思っているところであります。そういった意味で、町村単独でやるという、そういう自治体もあるということを聞いておりますけれども、とりあえず足寄町としては当面の間、当面の間といいますか、今のところはそういう予定は考えていないということでございます。今後そういう国だとか、道だとか、そういったところに働きかけができる、そういう機会にまた働きかけをしながら、やはり足寄町に限ったことではありませんので、やはりどこの町にいてもそういう助成が受けられる、そういう制度にするべきではないのかなというようなことをまた要請をしていきたいなというように思っています。以上でございます。

質問 5番 田利正文

今町長が個別の自治体で補助しているところもあるという話をしてましたけれども、今私がつかんでいるのは東京8区の中で1個だけですね。最安値の1個5万円というやつを現物給付というのを、貸し出しているらしいですね。そこの区だけてはきちんとその結果のアフターもやってまして、アンケートとっているのですよ。そうしたら七十何%の方、正確に何ぼだったかな。72%の方が家族との関係も友人との関係もすごく話が見えて、大変いいという、評判がいいというお話ですね。それ以外の7つの区はそこまでやってないのですよ。だからアフターサービスもしてませんし、ただ必要であればお金を出して、これだけで自分で買いなさいということですから。補聴器する場合に、私自身もそうなのですけれども、まず耳鼻科に行って聴力検査しますよね。聴力検査だけではだめなのですよね。言語何だっけ、忘れちゃったな。言語がどんなふうに聞こえるかという検査もやるのですね。その後に認定販売所、眼鏡屋さんとかいろいろありますけれども、補聴器を扱ってもいいという資格を持っているところに行って買う。買った後が問題なのですけれども、多くの方がそうなのですけれども、私がお会いした町民の方も、補聴器は持っているのですよ。だけれどもつけるとうるさい。頭が痛くなる。だからつけてないと。行って、私が行って話をしても聞こえないのですよ。会話にならないということが何回かあるのですね。そこだと思うのですけれども、足寄町で例えば電気屋さん、眼鏡屋さんでも買えますけれども、買ったとしても、そこの眼鏡屋さん、電気屋さんにそれを調整できる資格を持った方が多分いないと思うのですよね。私の場合は病院から紹介されて、北見にいる販売業者の方の営業マンがその資格を持っている方が全道というか、道東ですね。道東地域を回って歩いて、こちらに来る、帰りによってもらって、そして調整をしてもらう。何回か調整してやっとこの補聴器が自分に合うのですよね。それ合うまで普通の方はやっぱり聞きづらくてだめなのですよ、うるさくて。それから雑音拾いますし。だから一番困るのは、執行者と議員の懇親会ありますよね。各テーブルでみんなわっと話してますよね。あのときに隣から○○課長さんからこうやって言われても、周りが全部聞こえてくると聞こえないというふうになるのですよ。それが今の補聴器だと多少周り抑えられるのです。抑えられて目の前にいる課長さんの話なり、町長の話など聞こえるという状況なのですね、かろうじてですよ。スムーズに聞こえるというのではないのですね。ところが加齢性難聴の原因で一番恐ろしいのは動脈硬化、高血圧、糖尿病だというのですよ。その方がそういう病歴を持っている方は難聴になりやすいというのですね。それは指摘されていることなのですけれども。それでも難聴は克服できるのだと、補聴器なしでも100歳までという運動を沖縄で実践されているドクターがいらっしゃったのですよ。これ見てびっくりしましたけれども。黒田さんというドクターなのですけれども。総コレステロール、悪玉コレステロール、中性脂肪、この値を、普通は正常値これだけと決められてますよね。それの半分以下に抑えるのだそうです。そうすると難聴の進行をおくらせたり、あるいは改善することができるというのです。ところがそんなことやっている耳鼻科は全国に多分ないと思います。なぜかというと、難聴だけ診ても診療報酬の関係では多分病院経営はできないですよね。ところが沖縄でこの先生、それだけで、それだけとは言いませんけれども、これを中心にしてやれているのだそうですね。そんなことがありまして、何言いたくなったかわからなくなってきますね。済みません。そんなこともありますということで、話をして、ぜひ検討していただきたいということを再度申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。

出典:足寄町議会 平成31年第3回定例会 2019年9月11日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる