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足寄町議会 平成31年第3回定例会 2019年9月11日

森林環境税及び森林環境譲与税について

2019年9月11日、足寄町議会の一般質問で、二川靖議員が「森林環境税及び森林環境譲与税について」質問し、町長 渡辺俊一、経済課長 松野孝、経済課長 村田善映が答弁しました。

質問者
二川靖 議員
答弁者
町長 渡辺俊一、経済課長 松野孝、経済課長 村田善映

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 10番 二川靖

10番です。議長の許可を得ましたので、通告書に基づいて2点にわたって一般質問をしたいというふうに考えております。まずは件名は、森林環境税及び森林環境譲与税についてであります。本町においては、平成31年4月1日から10年間にかけ、足寄町森林整備計画を策定し、50年循環システム林業の構築に取り組んでいくことが明らかにされました。一方、国においては「平成30年度税制改正大綱」において、平成31年度の税制改正での森林環境税及び森林環境譲与税の創設が決定され、森林吸収源対策にかかわる地方財政の確保を目的とし、市町村が実施する森林整備計画などに必要な財源に充て、令和5年までの譲与財源は暫定的に譲与税特別会計における借入により対応、市町村の体制整備の進捗に伴い徐々に増加するよう譲与税が設定され、令和6年度から納税者一人当たり年額1,000円の課税が決定されました。本町でも森林環境譲与税の活用に向けた基本方針(当面5年間)の考え方が大きく3点にわたり示されましたが、下記の点についてお伺いしたいと思います。1、本町の森林環境譲与税については、本年9月と来年3月合わせて約1,800万円と聞いているところであります。(私有林人工面積50%・人口30%・林業就業者数20%の割合であります。)一方、政令都市に集中していて都市に偏重に反発があるとの新聞報道があります。足寄町としても約2万8,936ヘクタールの私有林を抱えており、公益的機能の発揮のため国に対しさまざまな要望をするべきと考えているところでございます。2つ目、意欲と能力のある事業体の育成と事業体の人材育成及び担い手確保に向け、今後具体的な支援策が必要と考えられるが、現時点でどのように考えているのか。3つ目、専門職員の配置について、現行の職員の中で育て上げるのか、新たな新規雇用で対応を考えているのか、また地域林政アドバイザー制度を活用していくものなのか。以上について、町長の御所見をお伺いいたします。

答弁 町長 渡辺俊一

二川議員の「森林環境税及び森林環境譲与税について」の一般質問にお答えをいたします。1点目の本町の民有林の公益的機能の発揮のため、国に対しさまざまな要望をすべきとの質問でございますが、本町として各関係機関に対し、森林整備と林業・木材産業の振興についての要望、意見交換を行ってきており、今後におきましても、森林資源の持続的利用を担う林業・木材産業の振興を目的に安定した予算の確保等につきまして、国に対し要望してまいります。2点目に事業体の育成、人材育成及び担い手確保に向け、今後の具体的な支援策についてどのように考えているかとの御質問でございますけれども、今後におきましても、十勝地区林業担い手確保推進協議会と連携を図り、通年雇用や安全大会の開催など、労働条件の改善による担い手の確保に対し、森林環境譲与税の活用に向けた基本方針に基づき支援をしてまいります。3点目は専門職員の配置についてですが、本町は現在9,000ヘクタールを超える町有林の面積を保有しており、森林・林業分野の業務は特殊性の高い分野であること、また長期にわたって一貫した森林づくりを進める必要があることから、今後専門職員の配置や地域林政アドバイザー制度の活用について検討してまいります。なお、今年度より森林所有者の森林経営等に関する意向調査を行うことから、森林環境譲与税を活用して、嘱託職員を新規採用し配置しております。以上、二川議員への1つ目の質問に対する答弁とさせていただきますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

質問 10番 二川靖

1点目の答弁につきましては、実は町長と町に求めたところでありますけれども、本来的には、これ町に求めるのでなくて、私たち議員も頑張っていきたいということもありますし、この十勝の市町村会なり道の町村会なりの、首長の会議があるというふうに思いますので、いわゆる先ほども言ったように、1,000円を取るということはこれは私は今の森林環境をつくっていく、そしてCO₂の削減やら地球温暖化防止につながっていくことではいいことではないのかということで考えているのですけれども。私が言いたいのは、国で決めた私有人工林の面積が50%、人口が30%、それと林業就業者数が20%の割合で、この譲与税が決まっているということで、これどうしても大きい政令都市が本当に莫大な金額を手にして、どういったら使い道があるのかということなのですよね。先ほども言ったように、やはり足寄町は膨大な私有林、町有林そして国有林を抱えているという、やっぱり第一次産業の町ということで、農林業が主体となっていくということでは、やはりそういったことで面積を比重を多くしていく中で、どうにか足寄町の森林をよくしていきたいというふうに考えている。そしてこの足寄町においても、この庁舎もそうなのですけれども、議会の会場もそうなのですけれども、町の施設ほとんどが今木材を利用していると。先だってもレウスというホテルが地産地消で建っているということも考えますと、大都市にお金が行ったとしても、こういった箱物のものしか建たないということになれば、CO₂の削減どころか、ただ建物等々が建つだけのお金になってしまうおそれがあるので、ぜひともこれ町長会等があれば、こういったお話をしていただきながら、やっぱり国に要請をしていただきたい。そして、この足寄町の第一次産業である林業、農業を守っていくという立場で進めていっていただきたいということを考えておりますので、そういったところでの考え方のついて再度お伺いしたいというふうに思っております。よろしくお願いします。

答弁 町長 渡辺俊一

この森林環境譲与税の関係でございますけれども、議員からのお話にもございましたように、割合という配分、譲与する部分の配分の方法というのが一応法律で決まっていて、そういう中で人口という割合が30%ぐらいあるということがあって、大きな都市のほうにどうしても大きな譲与税が行くというような形になってございます。それはやはり国民全員から1,000円ずつを森林環境税としていただくという形の中でやはり国民の方たちの理解もやっぱり必要だということで、やはり都市部のやっぱり人口の多い地域においても環境譲与税を人口割で配分しながら、そういう理解をいただくようなそういう活動をしてもらうということになっているということであります。そういった部分で、どうしても小さな人口の少ない町よりも大きな人口がいっぱいあるところに、森林は少なくてもそちらのほうに行ってしまう金額が、大きな金額が行くというような形になっているところでありまして、今お話あったように、やはり森林の整備をするためのお金ということで考えれば、やはり森林が多くある町に多く配分がされ、そしてその中できちんと森林が整備されることによって、そのことが大都市の人たちにも恩恵があるのだよというところになるのだろうというように思っています。そういった意味では、やはり新聞などにもこういう大都市が有利な仕組みが本当に妥当なのかどうなのか、やっぱり検証が求められるのではないかというような記事も載ってございますけれども、そういった意味では、町村としてもやはりそういう配分の仕方、本当にそれが妥当なのかどうなのかといった部分、機会があるところ、そういう機会があればそういったところでまた話をさせていただくような形になると思いますし、やはりその使い道ですかね、使い勝手という部分なども含めて、意見反映ができれば、そういう形でやっていきたいなというように思っております。以上でございます。

質問 10番 二川靖

今町長がおっしゃられていることについては、理解しますけれども、いかんせん、各北海道の町長、村長さんとぜひタッグを組んで、この法律で決まっておりますけれども、5年後またこれが本格的に1,000円の譲与税が取られるという段階まで、どうにか声を上げて、皆さんで声を上げていっていただきたいというふうに考えておりますので、私も議員としてそういった声も上げていきたいというふうに思っておりますので、そういった対応の方向で進んでいっていただきたいというふうに思っております。それと2点目の意欲と能力のある事業体。この町の中の、いわゆる3つの方針というのが出されてまして、その中ではいわゆる人材育成、担い手確保ということで、北海道の林業事業体登録制度に登録している事業者は今10社あるということで、この基本的な考え方に載っております。それでこの森林環境譲与税については、実は北海道意欲と能力のある林業経営者ということで公募されております。それで、足寄町では実は2社が9月2日現在で、登録されているということであります。それと同時に、足寄町で仕事をしたいという登録が7社があるということで、これは北海道のほうでいわゆる集約をして登録事業体ということでなっております。そういったことで、これについても足寄町のいわゆる事業体がこういった制度を利用しながら活躍できる、そしてもっと言えば、意欲と能力のある事業体の育成整備というのは今後以降求められていくのかなというふうに考えておりますし、2社でなくて3社、4社になれば、またこれもいい結果につながってくるのかなというふうに思っておりますので、そこら辺ちょっと押さえているのか、いないのかということであります。それともう一つは担い手確保ということであります。それで町の基本方針にもやっぱり書かれているのですけれども、林業というのは3K職場といって、汚い、きつい、危険ということで、なかなか災害も減らないし、仕事についてもなかなか機械化は進んでいるのですけれども、なかなか人の手にかかって、力仕事やら草刈りやらいろいろ大変苦労している労働者の方がたくさんいるということでありますし、場合によっては、この夏の暑いときには朝3時ころから起きて仕事をしているという実態もあるそうです。そういった中で、若い人が意欲を持って、この林業の職場に入ってこれるのか。なかなかやっぱり高齢化が進んでいる中で難しいという中でも、やっぱり足寄町においては、若い林業事業体、若い人を雇用している事業体があります。やっぱりそういったことを考えれば、会社が人を大事にすれば、その会社に残ってくれる。そういった会社もできつつあるのかなというふうに思ってます。それで、この森林環境譲与税を利用した、今来年の4月に旭川のほうに林業大学校がつくられるということで、これについては緑の雇用を使えば、総額はちょっと忘れましたけれども、一人150万円の実は補助金が当たると。そういった中で、この森林環境譲与税をどうにか活用しながら、この地元に残って定住してくれて、働いてくれる人をどうにかつくれないものかということで考えて、私はおります。そういったことで、考え方があれば、ちょっとお伺いしたいなというふうに思ってますので、お願いいたします。

答弁 経済課長 松野孝

二川議員の質問にお答えいたします。まずもって一つ一つというか、大きく言えば2点かなと思っております。まずもって、意欲と能力のある林業事業体についてということと、あとは担い手確保ということで、二川議員言っているように、恐らく来年4月以降開校される北海道北の森専門学院のことだと思っております。まずもって意欲と能力のある林業事業体ということから説明させていただきたいなと思っております。まずもって今二川議員仰せのとおり、これが北海道、北海道のほうで登録制度をもって公募かけまして、今言ったように2社が足寄町のほうから事業体として登録されております。この活用に当たっては、要は段階的にやります。今、先ほど町長答弁したように、まずもって森林所有者、この方の経営、森林経営等に伴う意向調査を行います。そのときに、私はもう自分でこの山の管理含めてもういいですよと。もう足寄町さんにお任せしますよというような委任の体制の中で来られた場合、そこは今度この足寄町に受けた委任を北海道のその経営管理権を持って委任された部分の方々と、今度委託するというかな、委託業務の関係の中で進めていくと。これも今回新たな環境譲与税で設立した経営管理制度、この経営管理制度に基づいて進めていくことになると思います。ですから、これは正直言って、先ほど2つの意見が出たのですけれども、やはり制度的には4月に制度が設立してようやくスタートしたよという中で来られてます。実際問題、先ほど言った森林所有者の意向を調査ですか、森林経営に伴う意向調査、その後にどういうふうな形になるかということになろうかと思いますので、そのときになったらこういう意欲のある森林事業体への委託業務だとか、そういったことについては今後考えていかざるを得ないというふうに形になろうかなと思っております。次に担い手確保についてなのですけれども、やはりちょっと私も今のところちょっとまだ使途の中身的に、ある大まかな部分はあるのですけれども、細かい具体的にこれが使う、これ使うという、その具体的な使途内容については、いろいろと活用に当たっていろいろと議論されております。その中で、二川議員さん言っているように、新たな担い手確保、新規雇用という形の中で、この4月1日以降開校される北の森専門学校に、仮に足寄の高校生が林業事業としてやっていきたいと。何とかこの学校出て専門技術を習得して、経験、知識を2年間の期間なのですけれども、得て、そして足寄町の事業体にきちんと就職ができて、そういった、何というのかな、そういうふうな形の仕組みがきちんとできていれば、何というのかな、その譲与税に伴って、いわゆる奨学金とは制度的には違うと思うのですけれども、そういった支援を制度を活用できるような中身になってくるのかなというふうな形で考えております。ただし、これもまた、今募集期間中なのですけれども、実際問題足寄町の方の経験者でもあっても、どなたでもいいのですけれども、足寄町に来て林業を従事したいと。その方がこの専門学校に行って学んで地元に定住するような仕組みづくりで、うまくいけるサイクルがあれば、今後においてもその制度のあり方含めて検討してまいりたいと考えておりますので、御理解願いたいなと思っております。以上です。

質問 10番 二川靖

今の説明で理解するところはしますけれども、いずれにしても今まだことしの4月から始まったばかりで、多分旭川にできる学校も10月から、何か応募をするということも言われてますので、多分学校見学か何かあるのかなというふうに、ちょっと道の関係ですから、ちょっと私も全部が全部押さえてはいませんけれども。そういったことで多分今もう9月に入ってますので、多分高校生がそこに行けるような体制というのはなかなか厳しいものがあるのかなというふうに思いますけれども、この何年間の中でそういった高校生がここで行きたいよ。そしてまた、他町村からここに永住してそういった学校行って、こういう事業体で働きたいよという方が出てきたときに、ぜひ対応できるような、そういったものをちょっとつくり上げていっていただきたいなというふうに考えております。それと、3つ目なのですけれども、いわゆる専門職員の配置ということで、いわゆる今回については答弁書の中では、委託職員の新規採用しているということで、これは4月1日現在の今の農林課というのですか、林務課というのですか、の中の3人ということでよろしいのでしょうかね。

答弁 経済課長 村田善映(経済課長は2021年3月まで)

嘱託職員という形の中では1人4月1日から在職して勤務しております。

質問 10番 二川靖

わかりました。ちょっと認識不足で申しわけなかったのですけれども、職員の名簿を見たら3人がちょっといたので、ほかの町村に比べたら、足寄町一生懸命やっているなというのはわかるのですね。なぜそういうことを言うかといったら、ほかの町村1人か、またはその担当者がいないという町村もあるらしくて、そういったことでは足寄町も第一次産業を大事にする町で、そういった者を配置しながら対応していってもらえるのかなというふうに思いますので、今後以降も期待をしているところですし、また地域の林政アドバイザー、これ制度的につくられているわけですけれども、今後以降、活用についても検討をしていくということになってますので、そこら辺についても今後以降検討をする中で、この第一次産業である農林業の発展のために、ぜひともあらゆる知恵を傾けてもらいながら進めていっていただきたいということを申し上げて、この点については終わらせていただきたいというふうに思っております。

出典:足寄町議会 平成31年第3回定例会 2019年9月11日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる