足寄町議会 平成31年第2回定例会 2019年6月13日
足寄町の現在の財政状況と今後の財政運営について
2019年6月13日、足寄町議会の一般質問で、髙橋健一議員が「足寄町の現在の財政状況と今後の財政運営について」質問し、町長 渡辺俊一、副町長 丸山晃徳が答弁しました。
- 質問者
- 髙橋健一 議員
- 答弁者
- 町長 渡辺俊一、副町長 丸山晃徳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 髙橋健一
議長のお許しをいただきましたので、一般質問通告書に従って一般質問をさせていただきます。質問事項。足寄町の現在の財政状況と今後の財政運営について。1、基金について。災害対策や公共施設の老朽化対策など、将来の備えとして基金の積み立ては必要不可欠だと思います。足寄町の現在の基金残高は4月末現在40億円、概数です。今後、この数字を維持できるのかどうかをお伺いしたい。2、町債について。近年、町債が公債費を上回る赤字財政が続いているように思われます。ただ、町債の中に、元利償還の負担が少なく過疎地域の貴重な財源となっている辺地対策事業債、過疎対策事業債があります。これらはどのような事業に使われているか。また、補填率は幾らかをお伺いしたい。3、地方交付税について。地方交付税は足寄町にとって貴重な財源になっていますが、人口減少に伴って減額を余儀なくされています。今年度の地方交付税の予算額は41億2,000万円、前年度は41億8,000万円、前々年度は42億4,000万円となっています。これは、「地方経済の再生なくして日本経済の再生なし」の国民の声に逆行しています。減額を食いとめる方法はないか、町長の見解をお伺いしたい。4、国民健康保険病院事業会計の一般会計からの赤字補填について。国民健康保険病院対策費が年々増加しています。平成29年度4億7,500万円、30年度4億9,500万円、31年度は当初予算で5億6,500万円になっています。この病院費の増加はどこに原因があるか、お伺いしたい。また、この多額の赤字補填は、将来確実に町の財政を圧迫します。この緊急の課題に町長はどう取り組んでいくかをお伺いしたい。5、今後の財政運営について。少子高齢化が加速度的に進んでいます。交付税は減らされ、補助金も頭打ちです。さらに町の負担が大きくなることが予想されます。このような状況下で、今年度100億円を超える予算が一般会計に計上されました。将来の子供たちに大きな借金を残すことにはならないか心配です。ここで明確な財源確保の道筋を示していただきたい。町長の見解をお伺いします。一括して、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 渡辺俊一
髙橋健一議員の足寄町の現在の財政状況と今後の財政運営についての一般質問にお答えをいたします。1点目の基金についてでありますが、平成30年度末現在の基金残高は、一般会計で13基金58億7,726万円、うち年度間の財政不均衡を調整するための財政調整基金残高は19億2,745万6,000円。特別会計では2基金1億2,220万円、土地開発基金を除く基金残高は合計59億9,946万円を有しております。前年度末残高と比較をいたしますと、取り崩しにより財政調整基金は6億6,560万4,000円減少し、全基金合計では7億1,203万6,000円減少しております。本年度予算におきましても、6月補正時点で財政調整基金から10億5,094万4,000円の繰入金を計上しており、基金残高は減少する見込みでありますが、今後は事業の見直しや経費を削減し、繰入金の縮小に向けて取り組んでまいります。2点目の町債についてでありますが、辺地対策事業債は元利償還金の80%、過疎対策事業債は70%が普通交付税措置されるため、財政上有利な起債となっております。過疎対策事業債はハード分とソフト分に分かれており、近年におけるハード事業では、むすびれっじ・学校給食センターの建設、町民センター・小中学校の大規模改修、道路及び水道施設の整備など、ソフト分では、住環境・店舗等整備補助金や足寄高等学校振興事業、国保病院操出金など、可能な限り活用することとしております。次に辺地対策事業債は、市街地を除く辺地計画を策定した地区の事業に活用しており、過疎対策事業債と比較し、活用用途は若干狭くなりますが、交付税措置率が高いため、辺地対策事業債の活用を優先して事業実施しております。3点目の地方交付税についてでありますが、地方交付税の大部分を占める普通交付税の交付額は、国から示された全国共通の算式に人口や道路延長、起債額等の明確な数値を用いて算定されております。本年度の交付額は仮算定の結果、前年度と比較し大幅な減少はないものと見込んでおりますが、今後も国の動向を見守りつつ適切な対応を図ってまいります。4点目の国民健康保険病院事業会計の一般会計からの赤字補填についてでありますが、公立病院を含む地方公共企業は、原則として独立採算を求められておりますが、その一方で、地方公営企業法の規定により、特定の条件を満たす経費については、自治体が公営企業への操出金として経費を負担することとされています。これにより、公立病院事業の場合には、自治体の多くが救急医療等、採算性をとることが困難である経費に対して負担金等の繰り入れを行っております。御質問の国民健康保険病院対策費が年々増加している要因についてですが、各種負担金のうち、不採算地区病院運営経費負担金において、地域枠医師を新たに採用したことによる給与費増加に伴うものなど、また、建設改良経費出資金にあっては、CT装置導入等高額な医療機器の更新に伴うものによるものでございます。本町におきましても、毎年年度当初に発出される総務省通知による操出基準に基づき、特定の条件を満たす経費については、ルールに沿った一般会計負担金等として、基準内の繰り入れを行っておりますが、基準に基づかず自治体が独自に行う基準外繰入はこれまで実施しておりません。この基準内の繰入金に対し、毎年約2億数千万円が国から交付税等により措置されておりますが、現状として、多額の繰り入れを行っていることにかわりはありませんので、まずは毎年の一般会計からの繰入金の額を少しでも減らしていくことが先決であると考えており、そのためには安定的な収益確保と経費削減が必要不可欠なことから、さまざまな角度から経営改善に向けた取り組みを進めているところです。人口減少や少子高齢化、診療報酬改定など、自治体病院を取り巻く環境は年々厳しさを増しておりますが、町内唯一の一般病床を有する救急告知医療機関として、地域に果たす役割は非常に重要であると認識しており、町民が住みなれた地域で、いつまでも安心して医療が受けられるよう、今後も必要な医療を確保してまいりたいと考えております。5点目の今後の財政運営についてでありますが、1点目でお答えしたとおり、平成30年度末現在の基金は59億9,946万円の残高を有しており、すぐに財政運営に支障を及ぼすことはないものと考えております。しかし、近年の一般会計予算において財政調整期金繰入金の計上が多額となっておりますことから、今後においては繰入金の縮小に向けて、これまで以上に政策の優先順位に基づく事業の取捨選択を徹底するとともに、補助金や交付税措置率の高い有利な起債の活用など、町の将来的な負担が少なくなるよう、厳しい精査に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、髙橋健一議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 7番 髙橋健一
まず基金についてですが、30年度の残高が59億9,946万円。私が調べた、ちょっと少ないなと思って見たのですけれども、議長報告の最後、基金集計表の一番最後に、基金残高合計が40億8,753万6,468円、この数字と大分かけ離れてますけれども、これちょっと説明していただきたいのですけれども、よろしくお願いします。
答弁 副町長 丸山晃徳
簡単な概略でお話ししますと、議長報告のやつというのは現金の、今現金が幾らあるかというものでございます。その額が四十数億円で、そこで振替運用ということで、一般会計なり普通会計が歳計現金が、5月末に起債を借りるわけなのですけれども、それが例えば20億円借りると、その20億円を借りるまでには、その年度の支出や工事請負費とか、もう既に1月までに払っているということで、起債で借りるまでは20億円が足りないと、その分を何も貯金とかなければ銀行から一時借入金として借りるわけなのですけれども、自分の懐に貯金、基金がございますので、59億円の中から20億円を一時借り入れ、振替運用という形で借りるという形で、現金としては残っているのは四十数億円ですけれども、実は20億円ここの基金になる右のポケットから左の会計のほうに借りていると、そちらが表現されてないということで、現ナマとしてそこにあるというのは四十数億円ですけれども、20億円一般会計に貸していたということで、間違いなく59億9,946万円の現金というか、預金残高がありまして、それが引き続き保有している状況でございます。以上でございます。
質問 7番 髙橋健一
わかりました。安心しました。随分40億円減っているなと思ったので、びっくりしましたけれども、実際は59億円あるということですね。しかし、平成29年度の決算状況、決算の中の基金残高は67億円あるのですよね。67億4,478万円。やはりだんだん、だんだん減ってきているのでないかと思うのですよ。だから、これからの四、五年の見通しですよね。ふえる可能性はないのか。例えば上士幌はふるさと納税で基金をどっと残してますけれどもね。足寄町はふやす要素があるのか、どんどん減ってどのぐらい減額されていくのか、ちょっとその辺のざっくり説明をお願いいたします。
答弁 町長 渡辺俊一
基金の今後の動向といいますか、動きというのでありますけれども、先ほどお答えをしましたように、ことしについても基金の取り崩しをしなければならないというような中身になってございますので、基金としては、今後の状況でいけば減っていくような状況になるのかなというように思っています。それで、やっぱり減っていく状況、全く基金がどんどん、どんどん使っていけばいいということにはなりませんので、やはり基金をなるべく減らさないような方法、なるべく一般財源といいますか、毎年毎年の会計の中で、事業の中で操出金が出ないような、操出金ではなく繰入金が少なくなるような、そういうような事業の内容、そういったものを見直ししながら、なるべく繰入金が多くならないように、そんな形にしていかなければならないというように思っています。なかなか、積み立てをするという部分でいくと、なかなか毎年毎年のお金の中で、余裕があれば積み立てるということはできるのですけれども、そういうような状況には今やっぱりないというようなこともありますので、入ってくるという、基金にお金が入ってくるということはやはり余り考えられないと。そういうことから考えれば、やはり出す部分を少なくしながら、基金をある程度の金額はやっぱり維持をしていかなければならないというぐあいに考えているところでございます。以上でございます。
質問 7番 髙橋健一
わかりました。やはり基金は大事ですので、やはり会社でいえば内部留保みたいなものですから、やはり危機に備えてしっかりとした基金を蓄えるようにしていただきたいと思います。次は交付税、交付税の中でもいわゆる有利な、違うね。交付税の中でひとつ気になったのが、交付税に入れていいのかな、町債に入れていいのかな。これ、臨時財政対策債というのがありますね。これ交付税の中に一緒になって計算されている場合と、それから負債の中で、いわゆる町債の中に組み込まれているのか、これどういう性質のものなのですか。ちょっとお尋ねします。
答弁 町長 渡辺俊一
臨時財政対策債でありますけれども、言葉のとおり臨時財政対策債でありますので、起債になります。ただ、この起債の部分でありますけれども、もともと平成13年ぐらいまでにずっと成り立ちとしてはさかのぼるわけでありますけれども、国のほうで地方交付税として必要な財源というのはなかなか確保できなかったときに、国債でしたか、国も借り入れをしてその分を埋めていたというか、地方交付税としての財源を確保した。これを国と地方が折半をしながら、お互いに、国は国で借りる、自治体も自治体で借り入れを起こしながら、足りない分をカバーしていこうと、地方交付税としてのカバーをしていこうというようなことで、そういう制度ができたのが財政対策債なのですけれども、そういう形になっていまして、自治体としても借り入れを起こさなければならないと。それは借金として、言ってみれば借金として見なければならない部分なのですけれども、これの部分については、それの元利償還金については100%交付税で措置がされるという形になりますので、言ってみれば交付税の代替措置みたいな形になってます。なので、交付税と財政対策債、これ合わせた額が、言ってみれば本来の交付税の額になります。だけれども、先ほども言ったように、国と地方でとりあえず足りない部分の財源はお互いに起債を出して、それで埋めていこうということで、そのときにはそれで埋めていったという形になっています。それは後で補填がされると。100%補填されるということですので、言ってみれば、地方交付税と同じように意味合いになるということで、場合によっては歳入のほうに入ってみたり、歳入というか交付税と一緒になったみたり、場合によっては起債の額のほうに入ってみたりというような形になっております。ただ、全体として考えていけば、言ってみれば、借金ではありますけれども、後々きちんと入ってくるお金と、交付税として入ってくるお金という考え方になりますので、交付税と同じようなものというように考えていただいて構わないのかなというふうに思っております。以上でございます。
質問 7番 髙橋健一
納得しました。町債の中にも入っているし、交付税の中にも入って、分離されてしているので、どういうことなのかと思ったのですけれども、しかしあれですね。補填率100%ありがたいですね。全部国で見てくれるのですね。それからさっきも聞いたのですけれども、辺地対策債は80%、町の負担20%ですね。過疎債に関しては30%の負担。ありがたいでどんどん使えばいいと思うのですけれども、やはり借金は借金ですので、やはりそれは計画的にやっていただきたいと、そういうふうに思っています。次は、病院の問題です。かなり病院費がふえていってますよね。何かものすごい率でふえていくので、ちょっとびっくりしているのですけれども。その点についてですね、将来を考えて、やはりこれ対策を立てていかなければいけないのではないかと。こんなに大きな負債を抱えて、これからやっていけるのかどうかということで、これが参考になるかどうかわからないのですけれども、ここに記事がある、文藝春秋の記事なのですけれども、これは森田洋之さんという夕張市の病院の院長先生をされた方の手記なのです。題名がすごいのですよね。「病院がなくても人は穏やかに死ねる」というのです。病院がなくてもという条件がついている。これとんでもない考えで、これが足寄町の中に、足寄町の人たちに賛成されるかどうかわからないのですけれども、聞いてみるとなるほどなという気がします。夕張も10万人を超えた人口が今では8,000人を切る、そういうものすごい人口減少率を示している町ですけれども、年寄りは年寄りなりに幸せにやっているのだというような考え方です。夕張の場合は、171床の市立総合病院があったのです。それが閉鎖されました。そして、その後に公設民営の19床の診療所と40床の介護老人保健施設に変わったということです。お医者さんも減りまして、勤務する医者は二、三人。外来や小児科の専門医がいなくなったと。そして救急指定病院もありませんということです。それでも、市立総合病院が閉鎖された後の夕張の高齢者医療はどうなったかというと、1人当たりの医療費はずっと減りました。死亡率は変わらず、健康被害も出ていないということなのです。これも一つの参考になるかどうかわからないのですけれども、しかし、そのための条件があるのですよね。夕張では予防医療を重視して在宅医療と訪問診療の介護を充実させる。そういうことで、今までの結果を出してきた。やはりきずななのですよね。やっぱり市民のきずなが中心となって、そのきずなを結びつけることによってもってきたのだと。夕張はもともと炭鉱の労働者がたくさん集まってきて、そしてどちらかというと見ず知らずの人の集合体だったかもしれませんけれども、同じ職場にいることによってきずなを深めてきたという、そういう伝統があるのですよね。それが日本に当てはまるかどうかわかりませんけれども、足寄はこういう地域社会ですからね、そういうきずなに関してはきっちりしたものをつくることができるのではないかと、私は思っているのですよね。それで、夕張ってすごくいいなと思ったのは、100歳を超えてもひとり暮らしをしていた認知症のおばあちゃんがいる。102歳のときに大腿骨を骨折して、岩見沢の病院に入院したのですが、元気に歩いて帰ってきました。このおばあちゃんが生き生きと暮らせるのは、本人が希望する自宅でのひとり暮らしを継続するため、地域のみんなで考え、何となく見守っていたからです。僕はこうした地域のつながりをきずな預金と呼んでますということですけれども、とにかくきずなを大事にすれば、これからの医療の、何というのかな、よくなる、そういうヒントがあるのではないか。いわゆる地域のきずなづくりが医療を非常にいいものにしていくのではないかなという発想なのですけれどもね。何かヒントになるのではないか。直接足寄町、今国保病院やめるとか、そういうこと言っているわけではないのですけれども。とにかく大事ですから、いろいろな人たちの協力、きずなを深めながら医療を展開していくことが大事なのではないかなと私は思っているのですけれども、これについて、急にとっぴな話になりましたけれども、もしも町長の意見を伺えれば、一言よろしくお願いします。
答弁 町長 渡辺俊一
きずなというようなことでお話がございましたけれども、介護の分野にもちょっとなってしまう部分もありますけれども、足寄町の場合は医療と介護と保健・福祉の連携システムという部分もありますけれども、幾つになってもひとりになっても暮らし続けられる、そういうまちづくりといった部分では、今のお話というのは非常に共通する部分なのかなというように考えています。訪問診療ですとか、訪問介護、そういったものも当然大切になってきますし、いかに自宅でいつまでも暮らすことができるか、住みなれた地域で暮らし続けることができるかというのが、やはりこれからの医療とそれから介護、そういったものをいかに充実させていくのかといった部分につながっていく部分なのかなというふうに考えているところでございます。病院についても、今一定の赤字、赤字というか、一般会計からの繰り入れもしておりますけれども、当然ルールに従った部分での繰り入れということで先ほどお話しさせていただきましたけれども、金額が多少大きくなってきている部分もありますが、やはり町民の方たちが安心して暮らしていけるための、そういった部分のお金であるというように考えておりますので、これは幾らでもいいよということには確かにならない部分もありますけれども、経営改善、そういったものも含めて計画もつくりながら進めていくということでありますので、いろいろと足寄町の中の住民の人たちが、先ほどの話になりますけれども、幾つになっても、ひとりになっても暮らし続けていける、そういうまちづくりのためには必要なものかなというふうに、こう考えています。やはり地域のきずなという部分は、どこの地域にとっても非常に大切なものではないかなというように思っておりますので、そういったものも参考にさせていただきながら、今後のまちづくりに努めていきたいなというように思っております。以上でございます。
質問 7番 髙橋健一
最後、総括ということになるのですけれども、やはり今回の予算100億円を超えるという、やはり悲観論者なのですかね、私は。ちょっと心配になってきますよね。やはり我々はやっぱり身の丈に合った、そういう暮らしでやはり身の丈に合った財政運営でいいのでないかなと、私はそう思ってます。でも、町民も何でもかんでも行政にお願いするとか、何でもかんでも医療にお願いするという、そういう態度もちょっといかがなものかなと。自分の中で考えるのはまず自助、自分で自分のこと考えるのだと。だけれども高齢化するとそうはいかなくなりますよね。だから次にやっぱり共助ということになるのですかね。みんなで助け合おうじゃないか。これがやっぱり一番大事なのだと。それから公助ということで、行政いろいろな医療機関なんかが加わってきて、総合的にすばらしい体制が整っていくのではと、私はないかと思うのですね。やはり、何かやっぱり心配なのは、借金をどんどん、どんどん減らしていって、苦しいのにさらに次の世代に負担を大きくするのかという、そういうのがどうしても今でも心配なのですよね。ちょっとまだ勉強不足で何とか行政、町長さんも頑張ってらっしゃるので、何とか乗り越えようとする努力はわかるのですけれども、まだ何か心配な部分を、最後に町長、私の気持ちをちょっと払拭させてください。こういう不安な気持ちを払拭させる一言をよろしくお願いします。
答弁 町長 渡辺俊一
お答えをいたします。私もどちらかといえばネガティブというか、悲観論者とまではいかないかもしれませんけれども、そんなに明るく明るく、先を明るく明るくという、そういう性格ではありません。そういった意味で髙橋議員から今お話ありましたように、いろいろとこれからまだまだ借金がふえていったらどうなのかと、子供たちに借金だけを残して大丈夫なのかというようなお話でございましたけれども、確かに借金も借金、いわゆる町債ですね。町債もふえては、若干ふえてきてますね。安久津町長の時代に町債を減らそうということで、一時期、安久津町長がたしか町長になったとき140億円近いたしか起債があったと思うのですけれども、それで一時期100億円を切った時期もございましたが、またちょっとまた最近ふえてきているというような状況であります。ただ、起債、借金、借金がふえてますよということでありますけれども、ただ借金だけが残ったのかということですよね。借金だけが本当に残ったのかどうか。これは決してそうではないのではないかなというように僕は思ってます。借金をして、いろいろな事業をやりました。いろいろな財産ができています。これが残っているのではないでしょうか。借金も確かにあるかもしれないけれども、その借金をしながらいろいろな財産ができてきている。この財産というのは、これからもずっと使えるわけですよね。20年、30年使えるわけですよね。もっと使えるかもしれませんけれども。これというのは、確かに借金はふえているけれども、そういう財産をこれからの人たちがみんな使っていけるわけですよね。ですから、必ずしも借金だけが残ったわけではなくて、そういう財産が残ったということであります。これというのは、こういう建物、必要な建物がありますよ。これを建てるのに、建てるだけのお金が必要ですよとなったときに、このお金がたまってから建てるか。例えば10億円かかるのだったら、10億円お金がたまったから、ためてから建てるか。もしくは今、確かに借金ではありますけれども、借金をして建てるか。そうすると、お金がたまってから建てますよとなると、この例えばたまるまでの期間、誰も恩恵は受けないわけですよね。お金ためているだけですよね。だからお金ためているためにずっと税金もいただきながらずっとためている。でき上がったところから、そうしたらそれで確かに借金はないかもしれないけれども、それから恩恵を受ける。今借金をして建てて、そうすると借金は残っているけれども、これをずっと今いる人たちもみんな使っていくことができる。そうすると、そうやって考えていくと、借金というのは未来にわたって子供たちに残していく、借金だけが残るということではなくて、費用の負担をみんなで、今の世代の人たちも子供たちも、その建物が例えば使えるとしたら、それをみんなでその負担を、みんなで分担しながら建てていく。その建物に対しての費用も負担するし、それからそこからの利益も得るというような形になるのではないのかなと考えてます。ですから、借金が必ずしも悪いわけではなくて、費用の負担をみんなで、自分たちの世代もそれから子供たちの世代も一緒にみんなで負担していこうと。そういうような均等に負担していこうという、そういうような形になるのかなというように思ってます。これが何も残らない、借金して何かやったけれども、何も残らなかったよということだと、これは本当に借金だけが残ってしまうという形になります。そういった意味でいくと、借金して建てましたよ、これがずっとしばらくは使われていたけれども、途中から前々使われなくなって、何か無用の長物になってしまったよだとかというようになると、これは負の財産が残ってしまったというような形にもなりますけれども、なるべくそういうような形にならないように、いろいろと先々を考えながら、ものを、起債も考えながら、起債をしながら、そういった形で今後のまちづくりをしていくというような形で考えておりますので、なるべく借金はないように、ないほうがいいわけでありますから、なるべく少なくはしなければならないというように考えておりますけれども、ただしやはり必要なときには起債も必要ということで考えておりますので、御理解いただければというように思っております。以上でございます。
質問 7番 髙橋健一
もちろん借金が悪いと言っているわけではなくて、身の丈を超えた借金が困るということですよね。そして、あれもこれもはできない時代なのですけれども、あれがこれがのそういう選択が必要な時代になってくると思うのですよね。そして、お金をつぎ込んだけれども、これはだめだというふうに考えたらすぐぶった切ると、そういう姿勢も大事だと思ってます。あれかこれかですよね。それもあれかこれかを選択するときにやはり町民を巻き込むというか、町民と一緒に町をつくっていくような、そういう姿勢が大事なのではないかと。行政が先走ってやってしまうと、非常に町民から反発を受けるようなことがありますので、とにかく町民目線で皆と話し合って、そしてこれからの財政運営をしていっていただきたいと思います。まだ私は勉強不足ですけれども、もう少し勉強してまた帰ってまいりますので、どうぞまたよろしくお願いします。ありがとうございました。