みんなの議会

足寄町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月12日

健康寿命の延伸の取り組み

2017年3月12日、足寄町議会の一般質問で、榊原深雪議員が「健康寿命の延伸の取り組み」について質問し、町長 安久津勝彦、福祉課長 丸山晃徳が答弁しました。

質問者
榊原深雪 議員
答弁者
町長 安久津勝彦、福祉課長 丸山晃徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 榊原深雪

議長のお許しをいただきましたので、一般通告書に基づきまして一般質問をさせていただきます。健康寿命の延伸の取り組みについて。超高齢社会に向けて、高齢者が健康で生き生きと安心して住みなれた地域で暮らし続けていきたいと思われるのは当然のことと思います。介護を必要としない健康な高齢者が老人憩いの家やむすびれっじに徒歩やコミバスの利用や自家用車など、あらゆる交通手段で利用者が多数集います。婦人ボランティアによるひとり暮らし高齢者への給食サービスや、老人クラブの各部会活動、文化サークル活動や趣味の会の利用など、高齢者の活動拠点となっています。集まった方々は、こういった施設があるのはうれしい、健康で仕事や家庭のことで今まで頑張ってきた自分に御褒美として毎日を楽しく仲間と過ごせる場所があることはありがたいと感謝の声が聞かれています。現在注目されている健康寿命について、足寄町の取り組みと考え方について伺います。1、健康寿命が延びれば、医療費や介護費の削減につながります。長生きするには、人生を終えるまで健康上の問題で普段の生活が制限されることなく生活できることが大切です。団塊の世代が後期高齢者になる2025年に向けてのお考えをお聞きします。2、今後の高齢者交流施設の充実に向けての環境整備の計画について伺います。

答弁 町長 安久津勝彦(町長は2019年3月まで)

榊原議員の健康寿命の延伸の取り組みについての一般質問にお答えをいたします。1点目の団塊の世代が後期高齢者になる2025年に向けての健康寿命延伸に関する考えについては、厚生労働省が公表している最新データは平成22年のものになりますが、全国平均寿命は男性が79.55歳、女性が86.3歳となっている一方で、健康寿命は男性が70.42歳、女性が73.62歳となっており、その差が日常的、継続的な医療や介護に依存した状態で過ごされる年数となっております。まず、健康寿命を延伸するためには、脳血管疾患、心疾患などの生活習慣病予防が非常に重要であり、年代を問わず、よりよい生活習慣を身につけて改善を行う必要があると考えております。そのために、妊産婦への健康づくりの指導、助言から始まり、乳幼児健診での指導、保育園や学童保育所での食育を含む健康教育等を実施し、成人になる前からの生活習慣病予防対策の学習機会を設けるようにしております。成人においては、特定健診や後期高齢者健診等を通しての生活習慣改善指導や健康づくりの指導、助言に取り組んでいるところで、まずは受診していただけるよう勧奨に力を入れております。平成29年度から小中学生の希望者を対象に、健診の機会を設けて生活習慣病の早期発見、早期治療のための取り組みを始めるほか、医療機関と連携して透析治療に至らないように糖尿病の悪化防止対策を進め、健康寿命の延伸、医療費の抑制を目指すこととしております。また、高齢になった場合には、各種介護予防教室や生きがいづくり等にも取り組んでいただけるよう各寿の家での生きがいデイサービス事業や高齢者等複合施設での地域交流事業、教育委員会での体育事業や高齢者学級事業などを行っているほか、老人クラブ活動において介護予防事業等の実施もしているところであります。80歳を超えると要介護認定率が約3割に急上昇するとの分析がされており、団塊の世代の方々が2025年以降に重度な要介護状態にならないように予防あるいは軽度な状態で維持していただくことで御本人の望む地域での生活を送ることができるほか、介護サービスの必要量を抑えることができれば介護費用、介護保険料の上昇を抑えることができるものと考えております。健康づくりや介護予防については、継続的に啓発・普及活動等を行っておりますが、町民の皆様の健康維持増進を図るため、引き続き幼児から高齢者までの健康づくり、介護予防事業を進めてまいります。2点目の今後の高齢者交流施設の充実に向けての環境整備の計画についての御質問にお答えをいたします。まず、ハード面の整備についてですが、高齢者が介護予防等を行う施設の長寿命化を図るため、計画的な改修等を予定しているところです。平成29年度予算において、老人憩いの家修繕事業として集会室の床改修工事を計上しているほか、総合計画において平成30年度から各寿の家の屋根塗装等を年次的に進める予定をしており、市街地だけでなく各地域でも老人クラブ活動や生きがいデイサービスなどの介護予防活動を継続できるよう施設の改修や備品等の計画的な更新等を図ってまいります。次に、ソフト面についてですが、現在実施している各種介護予防事業等を継続するとともに、効果があらわれている先進地町村の取組について研究し、新たな事業の実施について検討してまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、榊原議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 2番 榊原深雪

先ほど、髙橋健一議員の答弁にもありましたけれども、2017年度末までには要支援者対象の予防給付から通所介護と訪問介護は介護保険のサービスから外れ、市町村事業に移行になります。そこで、介護予防によって健康寿命を延ばし、介護をできるだけ受けずに済むようにできるかどうかは、各市町村の取り組みにかかっています。先ほどの町長からの答弁にもありましたように、福祉課サイドでは本当に懸命に高齢者の予防対策にも骨を折っていただいていることは承知しております。そこで、2020年には足寄町の高齢者の人口を見ますと、2,756人と見通しされていまして40.1%になるのです。ますます大変になってくるのではないかなと思っています。それで、世界でもこの高齢、平均寿命が日本が1番、そして健康寿命も世界で1番ということになっています。そして、ほかの国の平均寿命が60歳前後となっています。男女ともに。だから、日本ではそれだけ高齢者の方が多いということは、やはり介護医療に負担がかかるという見通しもなります。でも、現在、足寄町の高齢者の方を見てみますと、もう1日が24時間では足りないように活動的な方もいらっしゃいます。そして、もう本当に御夫婦で健康であれば本当に楽しく家にいることが少ないよなんていうぐらい活動的に活発に過ごされております。そこで、先ほど、答弁にもありましたけれども、介護認定率が足寄町では3割を今後超えるかもしれないです。日本全国で3割を超えるかもしれないというところがありましたけれども、和光市では介護認定率が18.2%を9.4%に下げたということです。そういうことができるという事例があります。それにはやはり、先ほど答弁にもございましたように、予防治療が大切だなということが実感したわけであります。それには、やっぱり保険者と高齢者自身の努力により低水準に抑えているのではないかなと思っています。そして、介護保険料も平均基準の5,750円、足寄町はありますけれども、保険料は。それより1,000円以下にその町の先進地では1,000円以下、1,300円程度抑えることができたという事例もありますので、今後ともに予防治療のほうで力を入れていっていただきたいなと思ってこの質問に至ったわけであります。それで、国保加入者で40歳から74歳までの方を対象にした特定健診、特定健康指導などを特に行われていると思いますけれども、この事業の成果と受診率の成果をどのように分析されていると思いますか。今後の効果的な対策や改善策などをお聞かせ願いたいと思います。

答弁 福祉課長 丸山晃徳(福祉課長は2019年3月まで)

特定健診につきましては、いわゆるメタボの方等を中心に対応をしているところで、受診率につきましては、昨年の例でいえば北海道は25%ぐらいなのですけれども、足寄町でいえば59ぐらいの受診率になっておりまして、そのうち特定保健指導ということで指導されている方が13%という形で少しずつ浸透をして効果も上がっているところでございます。それで、いわゆる生活習慣病をいかに改善していくかということで、地道によくある喫煙ですとか運動不足ですとか飲酒、これらの部分の原因とその効果というのもきちんと科学的にその対象者の方にお知らせして受診につなげるという形で徐々に浸透をしておりまして、これら生活習慣病による疾患で長期に入院されたり、高額医療かかる部分を若干でも抑えられればというところが今の国の流れでございます。それで、健康寿命といわゆる寿命との差を少しでも縮めて医療費、介護費を削減するのが国のテーマでございまして、先ほどの髙橋議員のお話にもあるように、医療の部分ではやはり医療、医師または専門の方の指導等を仰ぎながらできるだけ慢性的な医療においては病院ではなくて家に帰ってきていただいて、その地域で過ごしていただけるような形ということで医療費の削減とともに家族のいるところ、地域で過ごすことができるように進めているというところでございます。やはり不健康な方が病院へ向かうというのは、やはりきっかけがなくてはだめだというところで、粘り強く保健師のほうから今の病院にかかっている原因はこうですよというのをやさしく教えて、まずはかかっていただくということで少しずつ進めているというところでございます。以上でございます。

質問 2番 榊原深雪

今の特定健診の報告をお聞きしましたけれども、この5年間の数値を見ますと、受診されている方が多くなっているし、よい結果が出ていると見ています。その中で、分析していただきたいのは、男性と女性がどれぐらいの比率で受けられているかということとか、もっと細かくもっと分析していただいて、国の方針では2020年にこの平均寿命と健康寿命を一歳縮めるということが目標にしています。そこで、老人ホームなども見ますと、女性の方がやはり入所されている方が多く見られて、男性のほうがやはり少ないのです。それだけ、平均寿命は長くても女性が床に伏せて施設でお世話になるというところが多いと見受けられます。そこで、一人でも多くの方が施設にお世話にならないでやはり健康で過ごせるような仕組みということをしていただくには、やはり女性の比率とかも調べていただいて、何がこの特定健診の健診科目に入れたらいいかということも考えていただきたいなと思うのですけれども。以前に、男性の前立腺がんの検査も項目に入れていただいたことがあります。女性は、やはり骨粗鬆症とかが原因でやはり長く入院せざるを得ない、それが原因でやはりちょっと認知症のほうにもかかってしまったという事例もありますので、そういう骨粗鬆症の健診項目をふやすとかというお考えはないかどうかお聞かせいただきたいと思います。

答弁 福祉課長 丸山晃徳(福祉課長は2019年3月まで)

データの分析につきましては、国保の受診データ、いわゆるレセプトのデータですとか、その他特定健診での実績などでかなり細かく国保データベースシステムというものもございまして、分析は国保の部分ではできていると思うのです。それをどう生かすかという部分がこれからの課題でございまして、データとしては足寄町の分母というのが小さいのでなかなか国の傾向と見比べてこの傾向があるというのがはっきりわかるものとわからないものがあります。例えば、骨粗鬆症でございますが、これはやはり今ここで行政的な立場からやりますと、やりませんと、お答えがちょっとできないのですが、医学的な部分で医師、福祉課にいる保健師とともに、まず対象となる方々がどれぐらいいるか、早期で発見できる仕組みですとかをどのようにつくるか、どのように行っていただくかという部分とかさまざまな角度から検討をして前向きに進めたいと思います。ちょっと新年度でいえば、乳がんのためのPET健診ですとか、集団検診でやっていた胃がん健診を、まず契約を進めているところですけれども、帯広市内で行きたいときに行きたい病院で健診をしていただくというような形で健診のほうでも広くやれるような形でどんどん進めていますので、御理解いただきたいと思います。以上でございます。

質問 2番 榊原深雪

先ほど、町長からの答弁もありましたように、妊産婦さんからやはり幼少期、そして高齢者に至るまでのやはり予防を目的とした考え方というのは賛同できるところでございます。そして、日本の死因の第1位はがん、2位は心疾患、3位は肺炎になっています。やはり特定健診というものがいかに大切かということもこの病気の原因というのも早期発見ということがやはり大切なのではないかなと思っています。そして、肺炎ですが、やはり誤嚥性肺炎ということでやっぱり高齢者の方は自分の力で食事ができるというのがやはり最後まで望んでおります。そういうところで、むすびれっじさんのところでもあいうえお体操とか、歯医者さんに行ってもあいうえお体操していますかなんて聞かれます。それぐらいやはりもう浸透して皆さんがすれば一番いいことなのですよね。でも、やはり年を取ってからではなくて、やはり若いときからのそういう意識を持たないと、高齢者になってから大丈夫ということにはならないのです。だから、やはり早期の予防治療と、それと予防に対する意識、健康意識というものが大切なのではないかなと思っております。それでは、次の質問に移らせていただきます。このたびの予算の集会施設のことなのですけれども、今回の予算で老人憩いの家が920万2,000円計上されておりました。それは、床を直すということでお聞きしております。皆さんが使う施設ですので、そういうふうに次々と直していただくのは本当にありがたいことだなと思っております。そこで、あそこの集会施設にあるエアコンと言えるのかクーラーというのか、天井についているものがあるのですけれども、それがかなりスイッチを入れるとぴゅーと冷たい風が来まして、やはりそれをつけられる状態ではないのです。真夏に。そして、音もすごいですし、冷たい風が余り来過ぎて、その下で何かをいよいよ行うということには今のところ、ちょっとそういうのには不都合が多くて。今、エアコンなんかもすごく安く手に入りますので、そういったことを改善していただけると、よりよく高齢者の方が集会施設に足が向くのではないかなと思います。そして、今の元気な高齢者の方は、車に乗せていきますよとかと言っても、いや、自分で歩くから大丈夫とかと言ってくれるぐらい本当に足寄町の高齢者の方は頼もしいのです。そういう方もたくさん見受けられます。そういう方がその施設へ行けば、我が家よりも少しは涼しいところ、我が家よりは少しは暖かいところと足が向くように、集会施設等の改善をもっと力を尽くしていただきたいなと思うところなのですけれども、そこのところのお考えもお聞きしたいと思います。

答弁 福祉課長 丸山晃徳(福祉課長は2019年3月まで)

福祉的な観点からいう高齢者の方をメインとした集会施設ということであれば、町内では憩いの家、芽登・大誉地・上利等では寿の家がございまして、年次的に生きがいデイサービス等もやっているというところで、管理人さんからなり指導者の方々からここを直してほしいとか、これが足りないとかと言われたら随時直しているところではございますが、確かに、議員さんが仰せのとおり、憩いの家のクーラーについてはちょっと見落としていた部分で、見落としていたというか、放置ですね。そのままで皆さん我慢して使われていたというところで、例えば、クーラーでしたら、せっかくつけたクーラーがもう古くて壊れていたとか、ストーブが上のほうは温かいけれども下のほうが寒いとかという部分があるということで、今回大きな集会施設のほうが床がかなり老朽化しているということでそれをメインに直すのですが、可能な範囲、今ある規定予算内でどれだけ対応できるかというのはまだお約束ができませんが、やれる範囲から徐々に進めていきたいと、まず老人憩いの家でいえば考えているところです。また、その他の施設につきましても、なかなか私ども担当者が順繰り回って定期的に見て何かまずいところがあればやっている部分はあるのですけれど、ちょっと見落としていたりする部分もあるので、地域の方、利用者の方の声をお聞きして可能な範囲で予算化をしていただいて対応していくというふうに考えています。ですから、ほかの集会施設とかいろいろバランスもあるというところで、優先度というのはやはり予算決めをされた中で可能な範囲で進めたいと思いますので。以上でございます。

質問 2番 榊原深雪

エアコンにつきましては、そんなに高額なものではありませんので、きっと早い手だてをしていただけるのではないかと期待しております。そして、今これまでも福祉課の方、施設に関してはこういうものがあったほうがいいのですけれどとかお話ししますと、割と早急に手だてをしていただいていました。そして、町民の方からも外の駐車場の明かりが暗いのでもう一つつけてくれないかというお話とかいただきましても、早急に割と手だてをしていただいていたところです。だから、これそんなわがままなお願いをしたつもりはありませんので、本当にことしの夏は快適に過ごせるように、前向きにそれは施設の環境整備ということでやっていただきたいなと思っております。最後になりますけれども、健康寿命が延びれば医療費や介護費の削減につながります。でも、それは口ではたやすいことですけれども、やはり保険者と高齢者自身の努力が必要だと思います。今後もそれに向けて本当に大変な時代が来るのではないかと私は想像しております。そこで、町長に最後一言をいただきまして、終わりにしたいと思います。

答弁 町長 安久津勝彦(町長は2019年3月まで)

るる御質問あるいは御意見をいただいたところであります。この間、どれくらいの高齢者、もっといえば介護が必要になっても、あるいはどんな状態になっても我が町で暮らし続けられる環境整備にしようということで平成24年から医療を根底に置いて介護、保険、福祉の連携システムをやろうということで、ちょうどことしで丸5年たつということになります。先日も、国保病院の院長先生あるいはあづま病院の池田千鶴先生ともお話しするのですが、この間の取り組みの5年間のやっぱりよかった部分も含めて検証をしようと、そしてこれから先どういう形でやっていくのがいいのかということも集まって相談しようと、こんなことも話し合いをしているところであります。一番の基本は、冒頭の髙橋健一議員のお話にもありましたとおり、やっぱり一番理想とするところはやっぱり自分の住みなれたところで一生を終えるというのが一番の理想だというふうに思っております。ただ、そうはいっても、そういう状況にないお年寄りもいるのも事実でありますから、これは在宅含めて施設も含めて地域全体で、足寄町全体でどういう形でいくのがいいのかというのは常にいろいろな方々の知恵をいただきながら対応していきたいなと、こんなふうに思っていますので、御理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。

出典:足寄町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月12日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる