厚岸町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日
(1)SDGs(持続可能な開発目標)について/(2)町の臨時、非常勤職員の処遇問題について/(3)祝日法改正による10連休の影響について
2019年3月7日、厚岸町議会の一般質問で、音喜多政東議員が「SDGs(持続可能な開発目標)について」「町の臨時、非常勤職員の処遇問題について」「祝日法改正による10連休の影響について」について質問し、町長 若狹、教育長 酒井、まちづくり推進課長 小島、総務課長 松見、保健福祉課長 阿部が答弁しました。
- 質問者
- 音喜多政東 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、教育長 酒井、まちづくり推進課長 小島、総務課長 松見、保健福祉課長 阿部
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 音喜多
平成31年第1回定例会に当たり、さきに通告しております3点についてお伺いいたします。まず、1点目にSDGs(持続可能な開発目標)についてでありますが、アとして、町はどのような見解を持たれているか。イとして、政府は地方自治体にも具体的な取り組みを求めています。当町の考えをお伺いします。ウとして、このことについて、町が今日まで町づくりで取り組んできた課題点と共通点が多くあるものと思います。現在策定中の第6次総合計画の中に生かされていくものはあるでしょうかということであります。その点についてお伺いします。エとして、行政の取り組みだけではなく、民間企業や教育機関、各団体や個人までが広くこの取り組みに共鳴し、学習や取り組みが盛んになりつつあります。特に次世代の学生や子どもたちにも注目されていますが、教育委員会はどのような見解を持たれているのかであります。2点目に、町の臨時、非常勤職員の処遇問題についてであります。一つは、臨時職員の募集をかけても応募がないとか、あるいは少ないとお聞きします。町は、こういう言われる状況をどのように把握されていますか。二つ目に、臨時職員等で実質的に長期の雇用となっている方は、何年勤務し、何名いますか、資料請求させていただいています。3点目に、特に長期雇用者や適任者、適齢者などには、町は最善の処遇改善を図り、対応する必要があると思いますが、その見解を伺います。四つ目に、このような状況に、新たに会計年度任用職員制度が導入されます。安定した雇用と要員確保や処遇改善につながることになるのでしょうか。次に、3点目に、祝日法改正により、10連休で影響を受けることについてお伺いいたします。本年4月27日から5月6日まで10連休となりました。この間、保育所、児童館はどのような対応を考えているかということであります。以上でございますが、対応をよろしくお願いし、この場での質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
7番、音喜多議員のご質問にお答えいたします。1点目のSDGsについてのうち、はじめに、SDGsについての町の見解についてでありますが、2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、地球規模で人な物、資本が移動するグルーバル経済のもとで、一国の経済危機が瞬時に他国に連鎖すると同時に、気候変動、自然災害、感染症といった地球規模の課題もグルーバルに連鎖して発生し、経済成長や社会問題にも波及して、深刻な影響を及ぼす状況を踏まえ、世界全体の経済、社会及び環境の三つの側面を不可分のものとして、調和させる総合的な取り組みとして策定されたもので、2030年度を年限とする17の国際目標と、そのもとに169の詳細な目標が決められております。日本においては、国内における経済、社会、環境の各分野の課題を国内問題として取り組みを強化するのみならず、国際社会全体の課題として取り組む必要があるとして、関係行政機関相互の緊密な連携を図り、目標の実施を総合かつ効果的に推進するため、内閣総理大臣を本部長として、全ての閣僚が構成員となる推進本部を2016年5月に設置し、ビジョン、優先課題、推進体制等のあり方を定めた上で、優先課題のもとでの個別施策を定める実施指針が策定され、2018年12月には、アクションプラン2019が決定され、取り組みを推進するとしており、国際的及び国内的にとても重要な取り組みであると認識しております。次に、政府が地方自治体にも求める具体的な取り組みの推進についての町の考えについてでありますが、大きなくくりでは、国における役割が大きく、持続可能な開発目標は非常に広範で、一自治体が全ての目標に取り組むことは困難であると考えます。国の実施方針においても、地方自治体においては、各種計画や戦略、方針の策定・改訂に当たって、SDGsの要素を最大限反映することを奨励するとの位置づけであり、関係府省庁の施策等を通じて、官民連携のもと推進していくとされております。また、北海道においては、昨年12月に、北海道SDGs推進ビジョンを策定し、市町村に対し、道の取り組みへの協力を求めており、町としてはできる限り連携協力していく考えであり、今後、関連のある府省庁または道庁各部ごとに、各市町村に対して、具体的な取り組みを求められることも想定されますので、その場合は十分な検討の上、対応してまいります。次に、町が今日まで取り組んできた町づくりとの共通点も見受けられる中、現在策定中の新たな総合計画に生かされるものについてでありますが、厚岸町豊かな環境を守り育てる基本条例に基づき、厚岸町豊かな環境を守り育てる基本計画では、持続可能な作業と生活のためとの位置づけのもと、平成19年度から取り組み、現在も運用中であります。これは、SDGsの考えを先取りするものであり、次期総合計画にもこの施策は継続して盛り込むべきであると考えます。また、次期総合計画策定のために取りまとめた一団体一提言において、SDGsの考え方をもととして、持続可能な町づくりに挑戦してほしい。どこの町よりも住みよい環境整備をしていきましょうとの意見をいただいており、各分野において、この考えをどのように反映することができるのかを検討しながら、策定作業を進めてまいりたいと考えております。次に、2点目の町の臨時、非常勤職員についてのうち、はじめに、臨時職員等の募集をかけても応募がない、または少ないと聞く。町はどのように状況を把握していますかについてでありますが、全般的に各部門とも応募者多数という状況にはございません。一般事務職員のほか、保育士、牧場作業員、道路維持作業員及び図書司書については確保することが困難な状況となっていることを把握しているところでございます。次に、臨時職員等で実質的に長期の雇用となっている者は、何年勤務で何名いますかについてでありますが、資料として、臨時、非常勤職員の人員数等に関し、所属別と職種別に準備いたしましたので、②の職種別資料をもとに申し上げます。上段では、第1種臨時職員としており、勤務時間数は、正職員と同様です。下段は、非常勤職員としており、勤務時間数は正職員のおおむね4分の3となります。なお、臨時職員には、非常勤職員より日々の勤務時間の少ない代替職員などの短時間勤務職員は含まれておりませんことをあらかじめご了承願います。長期の雇用ということにつきましては、2年目14人、3年目8人、4年目8人、5年目11人、6年目6人、7年目4人、8年目6人、9年目11人、10年以上17人でございます。次に、特に長期雇用者や適任、適齢者等に町は最善の処遇改善を図り、対応する必要があると思いますが、見解を伺いますについてでありますが、臨時職員及び非常勤職員につきましては、厚岸町定数外職員取扱規則により、任用、賃金、勤務時間、身分等の取り扱いを規定しております。賃金面におきましては、これまで賃金改定を適切に実施してまいりました。また、時間給、日額及び月額について、それぞれの職種ごとに上限を規定し、その範囲内で、一部の部署では、資格の有無や勤続年数等の経験年数を勘案し、一人一人の賃金額を決定しており、現状の取り扱いは適切であると考えております。次に、新たに会計年度任用職員制度が導入されますが、安定した雇用と要員確保、処遇改善につながりますかについてでありますが、2020年度から施行される会計年度任用職員制度では、募集・採用に当たっては、平等取り扱いの原則を踏まえ、年齢や性別にかかわりなく、均等な機会が付与されます。給付に関しては、職務給の原則、均衡の原則に基づき、適切に支給することが求められます。このほか、勤務時間及び休暇、健康診断、研修、社会保険及び労働保険、人事評価についても適切に取り扱う必要があります。従来は制度が不明確であり、各地方公共団体によって、任用、勤務条件等に関する取り扱いがそれぞれでありましたが、制度導入によって統一的な取り扱いを定め、今後の制度的な基盤を構築することにより、各地方公共団体における臨時、非常勤職員制度の適切な運用を確保しようとするものであります。処遇の改善は図られるものと考えております。制度の導入により、処遇の改善が図れる面においては、安定した雇用に寄与するものと考えておりますが、民間における同種の職種においても要員確保は困難な状況であると把握しておりますので、状況に変化は期待できないものではないかと考えております。なお、町が独自にこれ以上の処遇の改善を図ることは、均衡の原則により、民間を圧迫しないよう限度があることをご理解願います。次に、3点目の祝日法改正による10連休の影響について。本年4月27日から5月6日までの10連休になったこの間、保育所や児童館はどのような対応を考えているかについてでありますが、新天皇の即位日となる2019年5月1日と、即位礼正殿の儀が行われる10月22日を、今年度限りの祝日とする法律が昨年12月の国会で可決しました。祝日法には、前日及び翌日が国民の祝日である日は休日とするとの規定があり、5月1日が祝日になることで、前後の4月30日と5月2日も休みとなることから、本年4月27日から5月6日までが10連休となります。なお、保育所と児童館については、土曜日は開所していることから、このたびの連休は4月28日日曜日から5月6日月曜日までの9連休となるものであります。町では、働く保護者への支援の必要性は理解する一方で、例年と同様に4月30日から5月2日まで児童を受け入れた場合、連休明けの職員の勤務体制に不足が生じ、通常の保育等に支障を来す状況になり、問題があると考えております。これらを踏まえ、特例的な措置として、保育所、児童館各1カ所に児童を集約し、必要最小限の受け入れ態勢で行う。一時預かりの実施について、4月以降、希望者の把握を行い、実施体制について検討を行っていきたいと考えているところであります。なお、1点目のSDGsについてのうち、教育委員会が所管する事項については、教育長がお答えいたします。
答弁 教育長 酒井(教育長は2022年9月まで)
私からは、SDGs(持続可能な開発目標)に対する全般的なことについて伺うのうち、エ、行政のみならず民間企業、教育機関、諸団体や個人まで、広くこの取り組みに共鳴し、学習や取り組みが盛んになりつつあります。特に次世代の子どもたちにも注目されていますが、教育委員会はどのような見解を持たれていますかについてお答えいたします。SDGsでは、その目標の一つに、「質の高い教育をみんなに」というテーマが掲げられております。教育は、全ての持続可能な開発目標の基礎であり、教育に対し大きな期待が寄せられているところでございます。学校教育についてでありますが、現行の学習指導要領には、持続可能な社会の構築の視点が盛り込まれており、生きる力を育むという理念のもと、持続可能な社会の構築に向けた教育が推進されてきたところでございます。さらに、2020年度から小学校で、2021年度から中学校で、全面実施されます新たな学習指導要領でも、全体の内容に係る前文及び総則におきまして、持続可能な社会のつくり手の育成が掲げられており、各教科においても持続可能な開発目標に関連する内容が盛り込まれております。例えば小学校や中学校の社会科で、エネルギーや平和などについて学習をしますし、特別の教科、道徳や特別活動を中心に、学校生活全体を通じて、生命の尊重やジェンダーなどについて学習をします。このように、各教科領域の学習を通じて、持続可能な社会の構築を推進するために必要な知識や技能を習得し、それらを活用する力を育んでいくことが大切であると考えております。教育委員会におきましては、厚岸町教育大綱で定めた三つの基本指針である「自ら夢や希望を実現する力を育む教育の充実」「安心・安全で質の高い教育環境の充実」「生涯学習の充実と文化・スポーツ活動の振興」推進のため、本町の未来を担う児童生徒が、みずからの夢や希望の実現に向かって生き生きと学ぶことができる学校教育の充実と、町民生活に潤いと活力を生み出すための文化・スポーツの振興に向けた取り組みを推進し、持続可能な社会のつくり手を育んでいきたいと考えております。
質問 音喜多
まず、1点目の略称でSDGs、このことで私がこのような質問をするのは、釈迦に説法という例えがありますように、おこがましい状況でありますが、少し意見交換をさせていただきたいと思います。ただいま町長から答弁をいただきましたが、総体的には全く異存ありません。このように取り組んでいただければと思います。ただ、この問題を取り上げた理由として、17の国際目標、それぞれ運動していくわけですが、これはもはや無視できない状況にあるというか、それはそれでやっていきなさいということで言い過ごすことはできない状況にあるということ。そして目標は、言葉どおりにならなくても、既に何らかの形でという意味で、私どもの町では、先ほど答弁のあったように、この運動の前身もあるわけですけれども、それらよりも先に環境問題について、環境を中心に取り組んでいるわけですから、最終目標は同じところにたどり着くと理解しております。しかし、町内の取り組み状況を勘案すると、やはり行政が旗を振らなくてはいけないのではないのか。推進する立場では、そう思うわけであります。先ほどの答弁の中にもありましたように、今、総合計画の策定の取りまとめの中に、一団体一提言について、やはりこの考え方を持っていらっしゃる方がいて、持続可能な町づくりに挑戦してほしいという要請も出ているということは、非常に関心をお持ちで、心強いご意見だと町は受けていただきたいなと思うところであります。17の目標があるのですが、環境のほかに、私どもは計画として、緑だとか森林だとか廃棄物だとか、そういったもの、あるいは条例として、厚岸町豊かな環境を守り育てる基本条例、あるいは公害防止、あるいはふるさと公園、そういった条例もこれらに通じてくるかと思うのであります。これからの過去、今までやってきた環境以外に、17の中で、私どもとこの町は、厚岸町は1次産業を主体に生活していかなければならないし、この資源を活用してこれからも持続していかなければならないだろうと。海の豊かさを守ろう。陸の豊かさも守ろうと。これは、我が町にとっては切っても切り離せない状況だと私は思うのであります。そういった点では、これらをどうにか、この厚岸町の町と照らし合わせて、この総合計画の中に入れられないかというのは私の一つの願いなのですが、その状況についてお尋ねしたいと思います。
答弁 まちづくり推進課長 小島
次期厚岸町総合計画に、このSDGsの考え方、特に、国連が示した目標を日本の国において、それを日本版として、今、策定方針、それから細かな目標、それから重要課題と位置づけて、先に取り組みましょうというのもお示しされております。そういった中において、タイミングよく、厚岸町においても総合計画を策定するタイミングでありますから、こういった国際的な連携を強めていく日本、日本の中での地方自治体としての位置づけとして、我が厚岸町も総合計画の中で、この施策を、今持っている施策、それから新しい計画の中で盛り込む施策が、このSDGsとのどういう関連を持たせていくのだということを、一つ一つ施策を立案する段階で、総合計画の中に施策を盛り込む段階で、ひもづけといいますか、関連性を確認して、新しく取り組みはこの位置づけだとか、そういうことが分かるような、できれば表記が望ましいのかなというふうに思っております。その辺は、見せ方の問題としてですけれども、その前に、考え方としては、町長の答弁にもあったとおり、SDGsの考え方を次期総合計画に盛り込んでいきたいということで表明しております。そういった考えでもって鋭意取り組んでまいりたいと思います。
質問 音喜多
ぜひそういう形で組んでいただければ、非常によいのではないかと思います。そして、教育委員会のほうも、そういう考え方を明確にというか、答弁をいただきました。本当に最近マスコミなんかで取り上げている中では、子どもたちがそういったものに取り組んでいると。考えてみれば、本当に無駄なエネルギーを、電気を消しましょうだとか、水を大切にしましょうとか、もう既に取り組んでいる状況で、その延長線上なのですが、やはり子どもたちが将来大人になったときに、あるいは学校で友達とそういう話し合い、議論した中で思い出されたときに、そういう目標に向かって行動されるのではないのかなと思っております。ぜひ答弁に書かれているような課題を含め、一つ一つ整理して進んでいただければなと思っております。それで、SDGsについては、これで終わらせていただきます。次に、非常勤の問題について伺ってまいりたいと思います。総務課から資料いただきました。大変分かりやすいというか、資料をつくるに当たって時間を費やしたのかなと思います。厚くお礼を申し上げたいと思います。私が考えていたのは、今まで言われてきた臨時と非常勤と思っていたのですが、この資料によれば、第1種臨時職員というのがあります。第1種というものがあると、第2種、第3種というのがあるのか、あるいは、この表に出てこない表し方をしている雇用者もいるのか、その辺のところ、この資料に基づいて説明できるところを、まず説明いただければと思います。
答弁 総務課長 松見(総務課長は2019年3月まで)
任用の形態として、第1種臨時職員、第2種臨時職員とおりまして、第3種という位置づけはございません。なお、第1種臨時職員というのは、1週間当たりの勤務時間が正職員と同様の臨時職員ということでありまして、第2種臨時職員は、それ以外の臨時職員、パート的な職員となる、この2種類の規定でございます。
質問 音喜多
募集しても、臨時や非常勤、今年も既に厚岸町でそれぞれの現場あるいは職種で使う募集をかけているようですが、新聞を見ても、なかなか応募者がないという話を聞きますし、そういった状況にあるのだなと思います。特に、町としても有資格者、あるいは若い人、民間企業も当然そういう方、現場作業をする方を求めてもなかなか集まらない。特に、介護だとか、建築現場だとか、そういうところに、最近の情勢は変わってしまって、人が集まらないという話を伺います。なぜそうなのかなと誰しもが考えるわけですが、今、厚岸町の場合は、その状況が続けば大変なことになると思うのですが、現状の状況については、厚岸町もその辺をしっかり覚えているというか、認識しているようでございます。そこで、私は提案というか、今働いている人、5年以上をピックアップしたら55人もいるのです。約100人の雇用の中で、全体を通して97人、そのうち5年以上続けて働いていただいている方は55人、こういう人たちを大事にしないと、これからは大変なことになるのではないか。自分はこれでいいのだという人は別にしても、若い人なり、あるいは技術を持って、家庭を持ちたいという希望がある人、そういう人方を大事にしなければ駄目だと私は思うのです。その理由として、私が思うのは、幾ら役場の内部で立派な計画や条例をつくっても、見ている限りでは、町民と即に接する現場の人方が多いわけです。その人方が正職でないからということで、町を代表するような仕事をしていて、町民の皆さんからはいい思いというか、そういうことになったのでは、町としても大変なマイナスになると私は思うのであります。そんなことでは、現場で働く人方、これは町を代表する顔だと思うのであります。やはりその裏づけとなる仕事ぶりや接し方は、働いている人が自信を持って働きがいのある対応があってこそ、町の代表者になれるというか、なっていただきたいものだと思うので、その裏づけをきちっと町が保障してやるというくらいの気持ちでなければ、この雇用問題については、これからは改善しないし、難しいだろうと私は思うのでありますが、その辺はいかがですか。
答弁 総務課長 松見(総務課長は2019年3月まで)
いずれの地方公共団体においても、やはり正職員、それから臨時職員、非常勤職員という形があると。これが取り扱いが統一されていないというのが、今回の法改正の趣旨でありますけれども、これまでの厚岸町の労働力人口を見ると、昭和の時代は70%ぐらいあったものが、現在は60%を下回っている状況であります。加えて人口も減少しているということ。これは、厚岸町でも労働力不足が顕著に出ているということで、これは民間も同じだと聞いております。特に有資格者であればなかなか、民間も確保できる無資格者の方を採用して技術を習得してもらうとか、そういう長期的な視野に立った職員採用というものが行われている状況にございます。そこで、我々も賃金の算定に当たっては、特に土木系なんかについては、町内の民間の給与水準を調査させていただいて、支給をすることができております。民間のほうにもやはり正職員という方と臨時職員の方がおりますけれども、正職員の方というものは、それなりの昇給というのもありますからいいのですけれども、そういった臨時である職員に対する給与については、さほど劣るものではない。逆に職種によっては上回っているものもあるという状況なのです。ですから、全て正職員にするということは、やはり同じ仕事をしなければならないというふうになりますので、やはり臨時の職というものをきちっと分けて、この辺は的確な運用は必要ですけれども、これらの正職員と臨時職、非常勤職員という形態は、町の行政運営としても、あるいは財政的にも必要なのかなと思っております。ですから、もちろん働いている方、特に長い方もいらっしゃいますけれども、大事にする気持ちは十分持っております。そういった気持ちで私ども採用、募集させていただておりますし、申し込み、受験していただく方も町への信頼というのでしょうか、そういう中で応募いただいている部分も多くあるのかなと思っておりますので、直ちに身分的な変更というのは今は考えにくいなと思っております。
質問 音喜多
私も長いこと議員をさせていただいておりますが、その間で、役場の仕事も変わってきます。昭和45年あたりから50年にかけては、上尾幌から片無去含めて、保育所というものが、子どもが非常に多い時代にあちこちで保育所ができて、長期で保母の資格がなくても、それに対応できずに保母をやっていたと。長年、10年も20年近くも働いて、この議場で一度大きな話題になったというか、議員が、頑張った人がいます。そのときには、大がかりに嘱託が登用されたという経緯がございます。今は、ご存じのとおり保育所は南と北にというか、湖南、湖北に、二つくらいまで減りまして、そういう職種の保母という嘱託者はいなくなりました。しかしながら、子育てという意味では、国もバックアップをして、子育てに対する手厚い策をやってきているわけです。そういった中では、保母あるいは児童館で働く、保母資格を持ちながらも長期間臨時、あるいは今、新たな第1種臨時職員に該当するのだろうと思うのですが、そういう方々も厚岸町の底力となって働いてもらっているわけです。やはりそこのところをちょっと考えていただきたい。特に長期雇用者、あるいはあっちに行かれても困るような資格を持っている人や、あるいはその仕事に向いている方も長期にいると聞いております。そういう長期にいても、この賃金では生活、家庭が持てないということであれば、厚岸町にとってもマイナスだと思うのです。家族を持って子どもを養う、厚岸の人口を増やす。まずそういうところから始めていかないと、厚岸町の将来展望というか、そういうことが懸念されるわけですから、町としても特段の、本採用するにしても嘱託にするにしても、すぐそういうことができないとなれば、何らかの臨時試験をするとか、何かそういう策はぜひ考えて、安定した雇用を望まれる方には、特段の配慮をいただきたいと思うのでありますが、いかがでしょうか。
答弁 総務課長 松見(総務課長は2019年3月まで)
今、具体的な職種が出されましたので、保育士という形でお聞きしております。保育士は、管内では釧路短期大学という養成学校があるのですけれども、教授のお話では、当初、保育士を目指して入学してきても、卒業時には全くかかわりのない業種に移る方が非常に多くなっているようでございます。これは、いわゆる保育士の処遇というのですか、民間においても公立においても、そうよくないという状況が原因のようでありますけれども、そういった形で当町でも保育士の確保には苦労しているということであります。今般、保育所、児童館の募集をさせていただきましたところ、やはり保育士数が不足しておりました。これはなぜかということをかねがね研究していたのですけれども、特に児童館のほう、常勤は正職員でしていたのですけれども、その他の方は非常勤職員で対応しておりました。いわゆる勤務時間の短い勤務体制で。それで不足する分をパートの職員で補う形で二つとも同じ形態でやっておりました。これが現状この体制ではできなくなってきた。つまり保育士の数が、絶対数が足りなくて、少なくて運営できないということで、児童館に関して、今年度、この4月から、これまでの非常勤であった職というものを常勤職員、つまり臨時職員から第1種臨時職員にして、体制を固めたい。そのように現在は考えております。その結果、賃金面において上昇が伴ってまいります。そこで、現状の2館を運営することができるという見通しを立てることができました。これもやはりそういった処遇の改善というのでしょうか、保育所よりも賃金が低いところ、同じ保育士を持っていながら保育所に行けない方は児童館にとか、児童館を希望するという人はなかなかいらっしゃらなくて、できれば保育所で力を発揮したいという方が多いものですから。そうであれば、きちっとした待遇面の改善をして、保育所であっても児童館であっても同じ条件で採用させていただくことで人員を確保できるのかなと。そういう意味で、今般そのように改定して、4月1日からは、そういう職員体制で運営することができると、このようになったところでございます。
質問 音喜多
そういうことで、ぜひ取り運んでいただきたいと思います。昔の保母、本当に子どもが好きでという話も聞かせていただいたし、自分たちも努力して、今言われた釧路短大で資格を取ると、そういう努力もされた経緯もあります。そういった方々が、今でも語りぐさのようにその話を聞かせていただくことがありますが、年いった時代になりました。そんなことで、今、課長が言われた分について、ぜひ対応していただきたいと思います。それで、3点目の祝日、10連休の関係についてお伺いしてまいりたいと思います。この答弁書にあるとおり、まず、10連休に対して、先ほど6番議員にも一部答えられておりましたが、私は保育所と児童館に限定してお尋ねしていきたいと思います。保育所については、臨時的な措置をとってするということでございますが、その連休中の対応方法として、保護者の気持ちというか、そういう状況をアンケートというか希望というか、そういうのは伺った上での結論というか、そういう状況にあるのでしょうか、その辺お尋ねしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
保育所と児童館についての希望といいますか、それを聞き取るのは4月以降になってからと考えております。今、保育所と児童館、継続して入る方もいらっしゃいますけれども、新しく入る方もいらっしゃいますので、それが決まってから、4月になりましてから聞き取りをしたいと考えております。
質問 音喜多
年度が変わってからの話ですから、そういうことでぜひ調査をしていただきたいと思います。私は今日、粘って粘って、正直言って、保育所と児童館、1カ所でもいいからぜひ、本当に困る親、子どもが2人もいたら仕事に行けないとか、そういう親もいるのです。ですから、今の考え方として、特例措置として、保育所、児童館、1カ所に児童を集めて対応しようと、一時預かりをしたいというような心構えを持っていらっしゃると。これは私は非常に父兄に対していい評価というか、そういう努力をされるということについては評価したいと思いますが、これらについて、もし考えがあるならば、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
今回の保育所、児童館は9連休ということでございますけれども、その中で、通常の年であれば4月30日、5月1日、5月2日、この3日間は開所する日ということになります。ただ、今年はその3日間が休日になるということで、3日間休みということになりますので、そこの中で、5月1日は即位の日ということですので、この日については休みはとらせていただいて、4月30日と5月2日について、保護者の方に対しまして、どうしても給食を出すですとか、それから年齢別の保育をするとなりますと、全てを開けなくてはいけないという形になって、連休明けの職員体制が手薄になってしまう状況になりますので、そこはあくまで臨時的な措置ということで預かると。保育所は、通常は朝8時半から5時15分、児童館は8時45分から5時半までということで、通常の時間を預かるという形で、お昼は弁当を持っていただくという形の中ででも預かってほしいという保護者の方が、そういう条件の中で、希望があればお受けするという形で、職員のほうとも相談を今しているところでございます。
質問 音喜多
本当に現場が一番苦労しますよね、板挟みになってというか、利用者と。国はカレンダーで真っ赤にしてしまって、本当に。先月、2月になって国は、そういう現場、先ほどの答弁の中にもあったようですけれども、現場に対して、漏れのないようにというか、お金も出すし、きちっとそういうことをせよという指導が入っているかと思います。そういった中でどれだけのことができるのかなと、私は、厚岸町としては考えるのかなと思っているのですが、国は慌てて2月になって、現場が混乱しないようにという、反応は、国民から批判が結構、そういう一律で決めてしまって、先ほど町長の答弁にもあったように、日給月給というか時間給や日給払いの人まで大変な状況になるという、国民からすかんを食って、そういう対応のような指導を出したようですし、お金も出すから現場ではできるだけのことをせよという指示が出されているようですけれども、その辺は、もらうものをもらって、最低限のことをするという考え方ではないだろうと思うのですが、国からそういう指導はあるのですか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
2月27日付で、そういう文書は入っております。確かに、影響のないように対応してくださいと。そして、一時保育というようなものに対して、加算ということでお金も出しますということですけれども、それは民間の保育所に対してはそういうことになりますけれども、公立の保育所については、そういうお金が来るということにはなりませんけれども、私どももそういう通知もありましたけれども、そういう中で最低限の対応は何とかできないのかということを所長、館長たちとも相談をして、その中で、30日と2日と。それも、それぞれ施設を全部あけますと、職員もそれなりの人数が出てこなくてはいけないという形になりますので、そこは、保護者の方には申しわけないのですけれども、保育所は真竜保育所に、児童館は友遊児童館にと。保育所と児童館両方に子どもを預ける方もいらっしゃいますので、どうしても真竜と友遊児童館は近いということで、保育所に迎えに行って、児童館にすぐ迎えに行けるというような体制もとれるということで、場所はそういう形で限定をして対応したいと考えたところでございます。
質問 音喜多
これで終わります。現場は大変苦労します。まだちょっと間がありますから、ぜひ親の意向というか、わがままな親は駄目だけれどもという注釈をつけておきたいですけれども、本当に私もそうだったのです正直言って。知り合いが誰もいないと。2日間も休みになって、誰が休んで家に残るかと。それぞれ仕事を夫婦で持っていたら、前もって分かっているのですが、なかなか言い出しがたいというか、おまえが休め、俺が休む、そういうような状況で、今なおかつ子育て中の父兄はそういう状況にあるということは重々分かります。そういった今回の課題は二つ与えたと思います。国の10連休によって。そういったことでは、今盛んに子育てと口で言っている中では、ぜひ適切な対応をお願いしたいとお願いして終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。以上で終わります。