厚岸町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月13日
救急医療について
2017年12月13日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「救急医療について」質問し、町長 若狹、病院事務長 土肥が答弁しました。
- 質問者
- 室﨑正之 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、病院事務長 土肥
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 室﨑
先に通告いたしました一般質問通告書に従って、質問を申し上げます。救急医療についてであります。町立病院では24時間の救急医療体制を整備し、救急患者の受け入れを行っています。これに関しては、多くの町民が、そしてまた、この場に立ち会うことになった本人や家族からは、大変に感謝されています。これを利用した受診や救急車の利用等について、課題とその対応についてご説明をいただきたい。以上でございます。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
6番、室﨑議員のご質問にお答えいたします。救急医療体制について、「町立病院では24時間の救急医療体制を整備し、救急患者の受け入れを行っている。これを利用した受診や救急車の利用等についての課題とその対応についてお聞きする。」についてでありますが、町立病院は、厚岸郡で唯一の公的病院として「救急告示医療機関」に指定され、24時間体制で救急患者の受け入れを行っており、住民に密接した初期救急から、重傷・重篤な入院治療を必要とする患者にも対応した二次救急医療を担っております。最初に、患者ご自身で来院される場合を含めての救急患者の受診状況についてですが、ここ3年では、平成26年度1,894人、平成27年度1,953人、平成28年度2,154人と増加傾向にあります。また、平成28年度実績における受診時間帯では、午後5時15分から午後9時までが619人、31.6%と1番高い割合となっておりますが、午前0時から午前8時30分まででは、277人、14.2%と少なくない割合となっており、常勤医が交替制の当直では、翌日の勤務を考慮した場合に、負担が大きい数値となっているところであります。次に救急車の利用状況でありますが、あくまでも町立病院に搬送された患者に限りますが、ここ3年では、平成26年度222人、平成27年度246人、平成28年度355人で対前年度では、109人、44.3%の増加であり、年々増加しております。町立病院では24時間の救急医療体制を整備し、救急患者の受け入れを行っておりますが、これは突発的な症状として激しい頭痛、腹痛、胸痛、外傷等で、緊急処置の必要な患者さんの治療を行うことが基本であります。しかし、既に朝から熱などの症状がある方が、深夜に受診するケースなど「コンビニ受診」と呼ばれる緊急性の低い軽症患者の受診もあり、このような患者が増えると緊急性の高い重症な患者への対応が遅れる場合もあります。また、夜間では限られたスタッフでの対応となり、詳しい検査ができないなど、診断を確定できない場合もあります。これらの課題といたしましては、今後、ますます高齢者が増加することで、救急搬送される患者も増加するとも言われており、緊急性が高い重症患者も増えると予想されているところです。さらには常勤医師の不足も重なって、夜間救急医療体制の確保が一層難しくなっている現状でもあります。町立病院では、夜間受診の電話には、まず看護師が相談に応じて、症状によっては、様子をみてもらう場合もあります。さらには、年1回定期的に、できるだけ診療時間内に診察をしていただくよう広報を行うとともに、病院のホームページでも時間外外来の適正な利用をお願いしているところであります。また北海道では、夜間の子どもの急な病気やけがについて、すぐに医療機関にかかる必要があるか、家庭でどのような応急手当をすればよいかなど、保護者等を対象に、毎日午後7時から午前8時まで、看護師がアドバイスを行う「小児救急電話相談」を実施しており、広報誌により町民にもお知らせしているところであります。こうした広報や相談活動を行うことで、軽傷者の夜間受診の軽減に努め、診察時間内で受診していただくようお願いしているところであります。ただし、いつもと違う体調の急な変化には、躊躇せず町立病院に連絡いただくか、救急隊への一報を行っていただくことも大切なことであります。今後も、24時間の救急指定病院の使命を果たすため、財政負担の増加もありますが、常勤医の確保や日当直支援の医師確保を、医育大学など関係機関への要請を毎年継続し、救急医療の診療体制を守り、限りある医療資源を将来に継続し、町民皆さんの福祉の向上に寄与できるよう、地域医療体制の構築と充実に向けて取り組んでまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。
質問 室﨑
今回のような問題に関しましては、その制度を運用している立場の人と、利用する立場の人の間で、課題や、それから要望ですね、そういうものに齟齬があってはならないと、そのように私は思っております。それで、こちらが一方的に課題を出して、これとこれはどうなっているのという質問ではなくて、何を課題と考え、それに対してどう対処しているのかというのがお聞きしたくて、このような非常に大ざっぱな質問になってしまったこと、こちらの意のあるところをお酌み取りいただいて、お許しいただきたい。その上で申し上げます。まず、今回の広報あっけしでも町立病院の記事が出ておりました。その記事の最後というのか、2ページ目のところに、救急外来の適正な利用をという記事がございます。コンビニ受診というのが後を絶たないということだと思うのです。ここではやわらかく書いていますけれども。救急車も同じような要素があるものですから、今一緒にしてお話しします。救急車タクシーと言われる、大したことないのに、救急車を呼んで行ってもらうと。それと、先ほど町長の答弁の中にもあったコンビニ受診。こういうものはやめましょうと。適切に使わないと救急医療体制が崩壊してしまいますということは、これ全国どこでも言われています。厚岸町でも、救急車はタクシーではありませんというようなポスターが貼られています。これは、私もそのとおりだと思います。ただ、このキャンペーンをやりますと、副作用も考えざるを得ません。それは、真面目な人は、なるべく使わないほうがいいのだな、なるべく夜は行かないほうがいいのだなというふうにとってしまうおそれもある。そうすると、本来の利用が抑制されてしまう。無神経な厚かましい、もともとコンビニ受診なんかを意に介さないで行うようなやからは、そういうキャンペーンがあっても全然それを意に介さないで出てく。ということになれば、これ、本来使うべきところを抑制して、やっちゃいけないところは余り効果がないということに、論理的にはなりかねない。そういう副作用をどのように解消するとお考えでしょうか。まずその点からお聞きします。
答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)
町立病院は医療機関でございますから、あくまでも患者さんが受診に訪れた場合には診察に応じるというのが大前提でありますし、今もその症状に不安の方は病院に一度来てくださいという広報を、広報といいますか、電話対応、それから医師の対応を行っております。そういう意味では、24時間普通に利用されていいのだと私どもは思っております。ただし、質問者がおっしゃいますように、安易な利用が、やはりここ多くなってきている。これは件数が多くなるのと同時に多くなっているということも、我々ずっと病院にいますので感じとれるし、そういった症状の方も増えているということは現実ですが、あくまでも我々は医療機関ですから、今あるように、それを、利用を思いとどまるような、余り壇上からコンビニ受診はいけないのだというような広報はなるべく控えたいと、私どもも実は思っております。これを、じゃあ適正な利用をどう促していくかというのは、大変難しいと、私ども感じております。ただ、今時点では広報の中で、わずかなスペースの中でも、やわらかく、余りにも受診を抑えるようなことのないような表現を使わせていただいて、あくまでも町立病院は救急医療としての患者の受け入れを優先的に行っていると、24時間行っているということを全面にお知らせするということを、今やるしかないのかなということだと思います。ただ、負担が大きくなっているということは確かにありますので、そこの部分は町民の方にも、少しずつではありますが理解していただくような方法も、広報なんかを使って行っていきたいということで、年に1回程度は紙面を、わずかではありますが、20行を切るような、わずかなスペースでありますが、お知らせをさせていただいているという現状にあります。
質問 室﨑
時間も余りないので、端的に答弁はお願いいたします。不適切な使い方をやめてくださいということなのですよね。簡単に言うと。適切に使ってくださいということ。でも、それは医療関係者はよく分かっているのです。これが不適切で、これが適切だという。だけれども、利用者のほうがそれをきちんと理解しているだろうか。素人は痛い、かゆいで騒ぐのですよね。しかし、緊急を要すると、町長の答弁の中でもいう言葉を使っていますが、この緊急措置の必要な場合というのは、それは外傷の場合にはちょっと別にして、痛い、かゆいではないですよね。放っておくと命に関わるという症例が緊急の場合なのです。そうすると、何が緊急で、何が緊急ではないのかという判断を、少なくても町民が最低限できるようにならないと駄目だ。これが、いわゆる不適切な利用を防ぐ1番の根幹ではないのかと思うのです。そうすると、医療知識の啓発、啓蒙、これをどんどん行っていかなくてはならない。ポスターや、それから広報あっけしに書くのももちろん大事です。ホームページに書いてあると町長答弁に出てたり、それも大事です。でも、例えばそれぞれの地域で懇談会を行うとか、あるいは医療講演を適切に行っていくとか、いろいろな方法で、この受診の仕方、救急車の使い方というレベルではなくて、こういう場合には大急ぎで町立に行かなければならないのだと。町立病院、病院に行かないと、あしたの朝までいたら命に関わるような症状もあるし、あしたの朝になっても何もそう心配することはないというものある。その見極め、それをきちんと町民に分かってもらうこと。これが非常に大事ではないかと思うのです。それが1点です。それから、町長の答弁の中でもちょっと触れられているのだけれども、そういう、これは救急車よりも夜間診療の問題ですが、容体が何かおかしくなったと、非常に心配だというときには、まず町立に電話してくださいと。そうすると、看護師さんがこれを適切に受けて、その内容を聞き出して、それはそんなに今のところ心配はいりません。あるいは、これはすぐいらっしゃいということを言ってくれる体制。それをきちんとつくった上で、町民にもそれをみんなに分かってもらい。PRする。そういうこともまた非常に大事ではないかと思うのです。この辺りは、現在どのようになっていて、どのような体制ができていて、どのように町民に広く広報をしていますか。
答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)
最初の質問にありますように、本当に必要な受診を控えてしまうようなことがあってはなりません。ですから、広報の仕方も大変難しい、これは事項です。ですから、先ほどとも重なりますが、それが余り全面に出て、特に高齢者が今多くなっていますので、対前年比でも30%以上高齢者が多くなっているという現状にありますので、まずは電話で自分の今の状態を問い合わせてもらうというのは、これ非常に大事だと思います。それから、プロであります救急隊、こちらも今、大変体制が進んでいます。いろいろな装置を積んでいますし、やれることも増えましたので、そちらの指導を受けてもらうということも大事かと思います。ただ、そういうことを医療講演会等を通じてお知らせしてきたというケースは今までなかったかなとは思います。といいますのは、医療講演会といいますと、どちらかというと病気のことについての基礎知識的なところが多かったように思っております。それから、余り今、繰り返しになりますが、そういった場で救急医療のことを余り全面に出すということは、何かこう、救急医療24時間やっていますよという町立病院の姿勢が、ちょっと問われるような場面にもなりかねません。ちょっとそういうことでは、講演会等々で、そういう機会をもつということはありませんでしたけれども、おっしゃるとおり、これだけどんどん増えますと、やはり町民の方にもかかり方というのを分かってもらう必要があるのかなとも、今思いました。何かそういう機会があれば、そういう救急医療ですとか、病気についての基礎知識とかという部分を先生のほうから話してもらえるようなことも、今後検討できればと思います。
質問 室﨑
私が言っているのは、救急車や、あるいは夜間診療を無駄に使わないでくださいということを表に出せということを言っているのではないのです。一人一人が、これは病院に行かなくてはならない、これは行かなくてもいいという判断がある程度できるようなまちにしなくてはならないのです。そんな年に1回の医療講演会でちょこっと言ったからって、そんなにはなりません。何 人 来 ま すか 。 来 て も 100人 でし ょ う 。 こ の 町 約1 万 人 い る の です 。 そ う す る と、 まず、たゆまずいろいろな機会をつかまえて、厚岸町における医療知識の向上というものを図らなくてはならないだろうと。それが、結果において、コンビニ受診とかいわれるようなものも抑え込んでいくことになるのではないかという意味なのです。その点を取り間違えないで進めていただきたい。それから、実は、北海道では云々ということが町長の答弁にあったけれども、この医療知識の向上というのは、実は子育て支援でもあるのです。特に夜間の発熱ですね。小さな子どもの。そういうもののときには、母親はおろおろしますよね。その発熱にだっていろいろな種類があるわけでしょう。私は詳しくはないけれども。こういう症状で発熱したときは、もうとにかく寸刻を争っていらっしゃい。こういう発熱のときは、子どもはよく熱を出すのだけれども、大した問題はありませんよ。そういうことを、一つには今言ったように、医療知識の向上によって、みんなが判断できるようにする。それともう一つは、町立病院にまず電話してくださいと。こんなんなのですけれども。そうしたら、すぐいらっしゃいと言うか、いやいや、それならあした病院が開いてからでも大丈夫ですよという適切な指示をしてくれる。この体制をつくることではないですか。そうすると、自分では判断できない、母親なら子どもの発熱、年寄りがいれば年寄りがちょっと容体が急に変わってきた、そういうときに、まず町立病院に連絡すると、そこできちんとした対応をしてくれる。そのことが非常に大事だと思うのです。そうい体制をつくらないのかということを言っているわけです。それで、北海道では確かにこういう小児救急電話相談というのを実施していますよ。ただ、道がやっていますといっても、厚岸で子育てをしている母親たちには遠い存在なのです。今、自分の子どもが熱を出して、病院に行こうか行くまいかと思っているときに、北海道でやっています札幌のそこのところに相談して、小児何とかの相談をしてくださいといっても、これはなかなかそのときには思いつきません。やはり、そういうものも町立病院が電話を受けてかねる。そういう体制が必要ではないですか。それで、私はこれ誤解のないように言っておきますが、電話を受けた人が問診で診察しなさいということを言っているのではないのです。これは危ないなと思ったらすぐいらっしゃい、これはまあ絶対大丈夫だろうと思ったら、まだ様子をみてくださいという程度の判断でいいわけです。そういうことをするから安心してこのまちで暮らせるという対応をつくっていく必要があると思う。現在、確かに町立病院に電話をする人が多いです。特に夜間受診しようと思うとき。それに対して、そういう形できちんと受けとって、きちんとした対応をできるための技術というのを、町立病院が磨いて体制をつくっていると今お考えですか。
答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)
医療講演を開いて、そこで救急医療のあり方をするばかりではないのだと、お話しをするばかりではないのだと。基礎的な医療のお話しをするのが根本だというお話しはよく分かりました。町立病院も1年に1回ないし2年に1回はそういった機会を、あみかと連携しながら医療講演会等々も行っておりますので、今の意見を参考に、今後もそういった機会をみて、取り上げていきたいと思います。それから、病院の救急医療を受ける体制ですけれども、今も北海道でもやっておりますけれども、これは北海道についてたまたま、そういう広報もやっていることを広報にもお知らせしているということですけれども、今現在、うちの病院も普通に電話を受けてどう対応したらいいのかということを看護師が、専門用語ではトリアージというらしいですけれども、それを看護師が既にやっています。もちろん、これはあくまでドクターではありませんから、初歩的なことでしか言えませんが、とりあえずかかったほうがいい、もうちょっと様子をみたほうがいいというのは今現在、ずっとこれは体制を行っております。救急隊とも救急マニュアルを、平成18年からつくっておりまして、そういった中でのどういった対応をとるかということを救急隊とも連絡がとれるようになっておりますので、全くないわけではありません。そういうふうに利用されて、実際ちょっと朝まで待っているような患者さんも最近います。ですから、体制としては十分ではないかもしれませんが、看護師が応じられる体制は今も現在あるということだけはご存知いただきたいと思います。
質問 室﨑
町民の中にはいろいろな声があります。それはいちいち言いませんが。聞き取りの体制ですね。きちんと受けとって、相手方がきちんと分かるようにするのは技術ですよね、これ。そういうものについては、こうやって十分にやっているのですと胸を張って言えるような技術を磨いていただきたい。それと、体制として十分ではありませんがやっておりますなどと言わないで、これは十分にやっていますよと言えるものをつくっていただきたい。それで、これはさっきも言ったように、町立病院だけの一部門だけの問題ではないのです。子育て支援だとか、町民の健康維持だとか、そういうものが全部絡んでくるのです。だから、必要な経費があったら福祉課に請求すればいいわけです。町としてどうするかなのです。町立病院さん何やっていますかではないのです。その点は誤解なきようにお願いしたい。その上で、次に申し上げますが、深夜に具合が悪くなった。夜の11時とか12時に。それで町立に電話をしたら、じゃない、救急車をお願いした。そうしたらすぐ運んでくれた。お医者さんと看護師さんの非常に適切な処置があって、夜中の2時ごろに落ち着いた。帰っていいですよと言われた。どうやって帰るのという話があるのです。救急車は家まで送ってくれません。タクシーはもちろんない。これから今、先ほどの答弁の中でも何遍も出てきましたが、高齢者は増えてきます。もとは車を運転できただろうけれども、免許の返納やっていますよね。自分の家には車がない。といって、夜中の1時、2時にたたき起こして、ちょっと迎えに来てくれやというような身内もいなければ、そんなつきあいをしている人もいない。こういうときどうするのか。こういう問題に対しては町立病院はどういう体制をとっていますか。
答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)
この問題は夜間のタクシーが8時以降なくなるという情報が入った時点で、医局の中でも大変話になりました。救急車で運ばれて来たあとの半分ちょっとは入院が必要ない、大体6割くらいは入院されていないのです。そういう人方にどういうふうに自宅に帰ってもらうのかということが話に出されました。でも、正直な話、その答えは病院では出し切れずに、病院がそれを、その方たちを送り届けると、自宅まで送り届けるというようなことが業務の中にはありませんし、まして1泊入院わざわざしてもらうということにもなりませんので、大変私どもも今解決できない、病院としては解決できない問題。これからも大きな問題になるのではないかとは押さえております。
質問 室﨑
そうですね、問題ですねでは終わらないでしょう。現実に、この前実は話を聞かされまして、あるお年寄りが、橋のこっち側だったからよかったのでしょうけれども、そしてこんな寒い時期ではないから。やはり夜中の2時ごろ、はい帰っていいですよと言われて、歩いて帰った。大変だった。こういう話があるのです。今の時期だったら、それが命取りになりかねませんね。これに対して、やはり手を打つことは非常に大事ではないですか。病院の車で送り届けろなんて、私言いません。せめて、朝タクシーで帰れるような、あるいは近所つきあいの人に済まないけれども来てくれと言えるような時間まで、町立病院で、一服という言い方おかしいのだけれども、休んでもらうというような措置を、何らかの、これはもう、まさに今おっしゃるように、町立病院の業務の中の問題ではないのです。だから、それはほかの関連する課とも相談してもらって結構だと思います。そして、何らかのやはり、特に冬なんかは身の安全を図るということになるかと思います。治ったのだから、そのあとわざわざ入院させなさいということにはならない。それはそのとおりだと思うのです。それでどうするかということで、これはやはり緊急に、その制度として考えていただきたい。いかがでしょうか。
答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)
もう救急的な処置は終わりましたよということで、お帰りくださいというような、自宅に帰っていただくのもありますけれども、実際は残っている方もいるのです。時間によっては。それを病院の外に出ていただくというようなことを強制的に行っているようなことはありませんが、今おっしゃっているような、例えばここで休める場所をつくるとか、そこまでは今までちょっとやったことはありません。本来の業務とはちょっと外れる部分ではありますけれども、ほかの課とも相談できるところに働きかけて、どういった対応が可能なのかということも含めて、実際、医局のほうでも大変これ重要な課題だと理解していますので、ちょっと時間をいただきたいなと思います。
質問 室﨑
完全な制度としてできるまで、やはり何らかの応急処置も必要でしょうし、帰っていいよと言われて、まじめに帰ってしまったら大変なのです。この時期。ですから、それについてはまず緊急処置、そしてこのあとどういうふうにできるかと2段構えで進めていただきたい。先生は、ああよかったな、治ったなと、帰っていいですよとにこにこして言いますよ。それはそうですよ。命に関わるようなところを救ったのだもの。お医者さんはほっとしていますよね。そのあと看護師さんが帰る便ありますか、なければ朝までこういうふうにしていいですよと言ってくれるのとそうではないのでは、やはり利用者の安心感は全然違いますので。これは医局の皆さんもそのことを理解しているというのであれば、どうか行動に移していただきたい。そして、もう一つお聞きいたします。それは、言ってしまえば、病病連携の問題です。厚岸町の町立病院は、この地域の地域医療の中核としての役割を担っていますよね。言うまでもないことです。この地域医療というのは、地域の医療でもなければ地域で医療でもないですよね。要するに、この地域に住んでいる住民の生老病死を根幹から支える、これが地域医療ですね。その中核が町立病院なのだと。私はそういうふうに評価しています。それで、救急車に関してなのですが、ときどきこういうこと言われるのです。尾幌で交通事故があった。救急車が走った。町立病院まで連れてきた。そして間もなく釧路の、例えば労災だとか、市立に向かって走り出した。転送というやつですね。時間の無駄でないか。手間の無駄でないか。こういうことを言う町民が結構います。私はそのたびに答えます。それも何も無駄でないのだと。その救急車というものは、原則として町内の病院に走る、入れないさいとか何とかというような決まりがあるのかないのかも知りませんし、そんな話は今ちょっと脇に置いていますから。大事なことは、町立病院に入ることによって、そこでまず、町立病院でできる診察や処置をする。そして、ここに置いておくよりも、その3次医療圏の大きな病院に行くことのほうが大事だというふうに判断したときは、その行き先と当然連絡をとって、そして、じゃあ町立ではここまでやってくれと、私のほうでこう受けるから走りますよという連携をしているのだと。だから、尾幌のように釧路に近いところで事故が起きたからって、一旦町立に入ることは無駄でも何でもない、大事なことなのだと。そのように言います。この考えは間違いないですか。
答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)
そのとおりだと思います。
質問 室﨑
それで、それは町立病院の体制として、そういうものだということは、常勤の医局の先生たちの共通理解ですね。
答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)
もっと先ほどの質問、一つ前の質問から触れますと、やはり町立厚岸病院に1回入ることによって、一時的な、初期的な治療を行うか、行わないかは、これ、大変大事なことです。あるいは、行えない場合は救急隊もかなり行える、救急車の中で行えることができましたので、それで賄えられるような範囲であれば、医者が指示をして行けるようになりましたので、そういう場合行ってもらうようなことになりますので、そういったシステム的、システムといいますか、仕組みは、当然うちの常勤の先生は知っていますし、それから応援に来てもらう先生方にもそういった問題は伝えられて、入ることによってそれが効果的に作用する場合は入ってもらう。場合によっては時間を急ぐ、特殊な脳の疾患ですとか、できることが救急車でできるのであれば、行ってもらう指示をすぐ出すということが連携の中に踏み込まれております。
質問 室﨑
そういう話を町民に分かるように、やはり広報してほしいのです。そういうことで、みんな安心しますから。それで、今、都会では、何というのですか、救急車のたらい回しとか、いろいろな言い方をされるのですけれども、特に休日や祝日なんかに起きるようです。夜間にもあるのかな。救急車が患者乗せますね。そして、この病院に入ろうとすると、今その科の担当医いないから、うちには来てもどうにもなりませんよという調子で、あっちこっちをたらい回しされるのです。それで、1時間も2時間も救急車が動けないでという話、ニュースなんかでときどき聞きます。そういうことがないようにということで関係者は随分努力しているようですが、やはり都会ではそういうことが随分あるようです。厚岸の場合には、まず1次として町立が受けると。そして、町立病院として連携している大きな病院に、もちろん今、事務長さんおっしゃったように、症例によってはそんなこともしてられない、すぐ行けというのもあるだろうし、町立でもって十分対応できるというのもあるから、全部が全部ではないですけれども、それが必要な場合には、町立から連絡をとった病院に送るという、この体制はきちんとできていますよと考えてよろしいのですね。
答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)
質問者がおっしゃられました地域医療、ですからやはり、1次的には全てを受け入れて、できる処置はそこで行うというのがうちの病院の基本スタンスです。ですから診療科を問わず、全ての科に対する治療を行うということは医局の中でも徹底されています。しかし、専門家が全て20科ですか、19科、揃っていませんので、そこには限界がありますので、そこはきちんと釧路の2次救急、3次救急の病院と連絡を取り合えるルートをもっておりますので、すぐ電話で、ドクターtoドクターで症状を含めて、検査結果も含めて、やり取りをしながら、すぐ送れると。また送る体制も救急隊のほうではもっておりますので、対応していただけるという、これまでと同様の対応で、今も現実にそういう毎日の運用を行っているところであります。
質問 室﨑
常勤の医局の先生たちにはもう、それはもう共通認識としてあるということはよく分かりました。それで、都会の例なんか、報道でもって見ますと、その病院に科は幾つかあったのだけれども、その日は内科の先生が当直なり宿直でいたと。すると外科の患者が入ってくると、俺は、要するに救急車から連絡があると、私は内科だから、それは診れないからほか行ってくれというようなことがままあるというようなことも、何というのですか、テレビのワイドショーみたいなのでやっていたことがあります。これ大変だなと思います。こと町立病院に関してはそういうことはないと。常勤医であろうと、応援隊の先生であろうと、それは町立病院のポリシーというものはきちんと説明しているのだと理解してよろしいですね。
答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)
外部から支援を受けている先生たちも含めて、小児科から高齢者まで全員受けるということは、医院長の方針でもありますし、そういう方、そういうもしお医者さんが来た場合は、すぐお断りするということで徹底をさせてもらっています。
質問 室﨑
それで、そういうことを含めて、やはり町立病院というのはこういう方針で医療活動を行っているのですよということを、きちんと町民に知らしめていただきたいのです。そういうことが、何で尾幌でもって事故あったのに真龍まで来るのだなんていうような、とんちんかんな話が、尾ひれがついて、変なことになることをきちんと防ぐことになると思うのです。やっているのだから。現実に。その点は、広報というもの、町立病院というのはどういう病院なのか。先ほどのかかり方から始まって、そういう医療の体制まで、これをやはり町民に知らしめる広報というのには、ぜひ力を入れていただきたい。それで、ちょっと一つだけ、それはお前が悪いのだと言われるかもしれないけれども、こういう広報していますよというときに必ず出てくるのがホームページに書いていますということなのですけれども、あれは若い人たちには相当の割合があるでしょうけれども、今、町立病院を必要としている人のうちの、ある程度の割合は高齢者なのです。そういう人たちにも理解してもらいたいのです。そうすると、やはりなかなか難しい伝達方法であるなということもありますので、その当たりを含めて、どうやって知らしめていくか。それから、さっき言ったことと重なるのですけれども、例えば保健師なんかを含めて、地域住民の中に入って、医療関係の講演、講演ではないな、これは懇談ですね、そういうものをやって、ああなるほど、今縷々質問し、答弁していただいたような内容を町民みんなに知ってもらうためにはどうすればいいか。これ、町立病院だけの問題ではありませんので、その点を含めてご検討をいただきたいし、なるべく進めていただきたいと、そのように思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)
病院の広報といえば、決算のお知らせ等々で紙面を使ってきたという経緯もありますけれども、ぜひ今のような病院の受診の仕方ですとか、方針ですとか、そういったところはぜひ紙面を、広報の紙面をいただいて、年1回ということにはならないかもしれませんが、お知らせする機会を設けていきたいなと、今、つくづく感じました。それから、以前お茶の間懇談会ということも相当やっていました。数は。その場合は保健師のほうも2人参加をいただいて、地区地区にこう回っていったという経緯もありますが、ここ最近、常勤医の不安定な状況が続いて、夜は空けられないということもありましたけれども、そういった機会も含めて、再度地域にも出て行ってお知らせするという機会も、これは自治会のほうにもお願いしなくてはなりませんが検討したいと思います。
質問 室﨑
最後にしますが、医療に関する懇談会だ、講演会だ、何だというと、お医者さんとなるのですよね。だけれども、厚岸町の場合、定員8名でしたか。厚岸町の常勤医。10名ですか。6名ですか。だけれども、定員を超えるだけのお医者さんが常駐したという記憶は私ないのですよね。常に医師不足です。そういう中で頑張ってもらっている人に、ちょっとまちまで出て行って、またやってくださいって、これは大変難しいと思う。そうすると、その足りない部分を補うのは看護師であり、保健師であり、そういう人たちが、医師でないと言えないような話しなくてもいいわけですよ。それよりもっと初歩的な医療知識や、あるいはある種の技術、そういうものを分かりやすく説明してくれれば、それだけでも十分参考になるわけですね。だから、100を求めないで50、70をどうするかというようなところで、100できないからまだできないのだと言っているよりは、50でも70でもやったほうがいいわけですから、そういうことを進めていただきたい、そのように要望いたしますが、いかがでしょうか。
答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)
おっしゃるとおりだと思います。医療講演会といえば、どうも医者を先頭にと思い立ってしまいますけれども、先程来ありました救急外来の受け方ですとか、そういった部分は事務や看護師でもできますので、ぜひそういうことも検討して、実施に向けた取り組みを保健福祉課とともに検討していきたいなとは思います。(「はい」の声あり)