厚岸町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月14日
(1)大規模災害時における空き家の活用について/(2)文化財の活用について
2017年9月14日、厚岸町議会の一般質問で、竹田敏夫議員が「大規模災害時における空き家の活用について」「文化財の活用について」について質問し、町長 若狹、教育長 酒井、建設課長 松見、総務課長 會田、生涯学習課長 髙橋が答弁しました。
- 質問者
- 竹田敏夫 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、教育長 酒井、建設課長 松見、総務課長 會田、生涯学習課長 髙橋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 5番 竹田
質問通告書に従い、質問を行います。1、大規模災害時における空き家の活用についてであります。地震や災害の発生時には、住まいが圧倒的に不足し、被災者が広域的に避難することから、応急一時的住まい生活の長期化や被災自治体の事務負担の大幅な増加が想定されております。被災者の住まいの確保が大事であると思うので、町内全体にどれだけの空き家があり、有効活用がどれだけできるのか。2、空き家が私有物件である場合、有事の際に借入ができるかどうかなどを調査すべきと思うがどうか。2、文化財の活用について。(1)文化財の状況。ア、厚岸町の文化財で、文化財指定をしようと思っているものの中に、まだ指定されていないものはあるのか。イ、町の文化財を観光スポットにしようとした場合、町に該当する文化財はどれだけあるのか。以上であります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
5番、竹田議員のご質問にお答えをいたします。1点目の大規模災害時における空き家の活用について、被災者の住まいの確保が大事であると思うので、町内全体にどれだけの空き家があり、有効活用がどれだけできるのかについてでありますが、町では平成27年7月から10月にかけて自治会に対する空き家等アンケート調査と町による現地の確認調査を実施しており、その結果を平成28年2月に集計したところ、空き家等と思われる全件数は369件、うち住宅については206件となっております。なお、有効活用がどれだけできるのかについては、現地の内部調査などは行っていないため、件数について把握できていないところであります。次に、有事の際に借入ができるかどうかなどを調査すべきと思うがどうかについてでありますが、国は空き家や空き室を借上型仮設住宅として、円滑に供給するための方策などについて検討することとしておりますので、今後、国と道の動向を注視しながら、検討していく必要があると考えております。私からは以上であります。なお、2点目の文化財の活用についてのご質問は、教育長から答弁があります。
答弁 教育長 酒井(教育長は2022年9月まで)
続いて、私から2点目の文化財の活用についてお答えいたします。1点目のア、厚岸町の文化財で文化財指定をしようと思っているものの中に、まだ指定されていないものはあるのかについてでありますが、現在、国、北海道及び厚岸町で指定している文化財は、合計26件あり、国の登録文化財1件を含めますと、全体で27件の文化財があります。文化財の指定には、文化財に対する資料調査を進め、指定がされますが、ご質問の新たに文化財に指定しようとする資料は現時点ではありませんのでご理解願います。次に、2点目のイ、まちの文化財を観光スポットにしようとした場合、まちに該当する文化財はどれだけあるのかについてでありますが、町内の文化財は重要な観光資源であります。しかし、指定及び登録文化財27件には、史跡や天然記念物のように、屋外に常時所在し、交通手段が限られるものや、国指定天然記念物の大黒島の海鳥繁殖地のように、立ち入りが制限されているものもあり、全ての文化財を観光スポットとして活用するには難しいものがあると考えられます。ご質問にある観光スポットとして活用するのが適当と考えられる文化財としては、正行寺本堂やお供山チャシ跡群、国泰寺跡周辺の文化財や太田屯田兵に関する太田地区の文化財など5箇所と考えており、今後、まちの観光振興と連携を図りながら、観光スポットの活用を進めてまいりたいと考えております。
質問 5番 竹田
まず空き家等について、内部調査は行っていないということなのですが、これらについては、調査をしていったほうがいいと思うのですが、今後、その調査をすることができるのか、また調査をしていこうと思っているのか、いかがでしょうか。
答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)
空き家と思われる調査でございますけれども、空き家等対策の推進に関する特別措置法が平成26年に成立いたしまして、この法律を根拠に、空き家ではなくて、空き家等も含めて調査ができる規定があるわけでありますけれども、これは具体的には、建物の老朽化が著しく倒壊の恐れがあるだとか、そういった危険性が増していると思われる住宅について、あらかじめ、空き家と認める場所に立ち入って、調査をさせることができるとなっているわけですけれども、基本的には所有者の承諾と言いますか、そういったものがまずは前提のもとに行うこととなります。また、これについて実施するかどうかについては、現在はそのような、ただいま答弁で申し上げた全数について、直ちに調査していかなければならないということは、現在のところは検討していないところでございます。
質問 5番 竹田
質問が、地震や災害のときに、住まいが圧倒的に不足すると、急遽の場合は、事務的な仕事が膨大になってきていくということがある、なので今から調査をして、きちんと準備をしておかなければならないと思うのです。そのことを踏まえて、今の答弁であれば、有事の際に関して、今から準備はしないという言い方と一緒なのですけれども、そういうところはどうなのでしょうか。
答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)
私ども、今回のご質問をいただいて、よく内部で検討をさせていただきました。まず、前提には大規模災害とお聞きをいただいておりますので、大規模災害とは何かから始まりまして、そうすると、町内において大規模災害が起きて、人が住めなくなるような住宅の倒壊があった場合、これはどれだけ住宅が残るのかは別でありますけれども、これらの住宅の確保ではなく、例えば大規模で人口集中地域で住宅が倒壊し、仮設住宅が必要になってきたと想定をさせていただきました。そうすると、日本の国内における、いわゆる仮設住宅が、プレハブが一般的でありますので、早急にできるプレハブを考えたときには、日本のプレハブ業界が果たして、大規模に起きた災害に対する人数に間に合うプレハブを供給できるのかということを国では検討しているようですけれども、どうもできないようであります。そういったことをあらかじめ、そういった空き家対策として利用できるものは調査しておく必要があるのではないかということで、これは日本国的に、広域的な観点から、そのようなことは必要かと、私は考えております。内部でもそのように考えたところでございます。ただしかし、厚岸町だけで、そのことをやる意義と言いますか、それはもうちょっと国と道の動向を注視させていただきたいというのが1回目の答弁でございます。
質問 5番 竹田
調査をしていく段階で、これらについては2016年から始まって、2018年に国で予算をつけて、そういう調査をする部分についてはお金を出しましょうと、地方については自治体で全てのお金を投資してやるのではなくて、そういう部分も、災害時ばかりではなくて、最初に始まったのは空き家の活用、一般的に老人が住めるようにとか、それから最近になってからは、低所得者に対しての空き家の活用というのも出てきました。その空き家の活用については、大災害時、それから低所得者、それから高齢化が進む老人に対しての、その方向ということで、いろいろ国の動向が変わってはきています。その中で、国の動向もはっきりしていない部分なのですけれども、なるべく早く、そういった有事の際、いろいろな部分に活用できる部分があれば、国の動向を見ながら、調査をきちんとしておけば、早い対応がそれぞれできるのではないかということから、今回質問させてもらったわけです。ですから、その上で、国の予算付け、自治体にどのくらいの予算付けが来るのかはわかりませんけれども、そういった動向を見ながら、悪い方向には全く進んでいない、いい方向に進んでいるの間違いない、それは理解していただけるものかと思っております。その上で、もう一度聞きますが、調査をすべきと思っておりますが、いかがでしょうか。
答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)
私ども今、今後速やかに、この私ども、空き家等として把握させていただいております住宅の所有者、あるいは管理者に、近くアンケート調査をやらせていただきたいと考えております。その中で、ご質問の、いわゆる住宅の活用について、ご理解いただけるのかどうかも一緒に聞かせていただいて、そういった回答があった中から、了解を得ながら、安全性を確かめさせていただくだとか、そういった所有者とともに、住宅の安全の確保も含めた調査はやっていく必要があると考えております。ただし、あくまでもアンケートですから、書いてこなかった部分、そこをどうするかについては、少し検討させていただきたいなと思います。
質問 5番 竹田
ぜひお願いしたいと思います。そして、3月の定例会のときにも申し上げた、お願いをしたことがあります。倒壊の恐れがあるのか、まだ住めるのか、住めないのか、そういったことを役場の中でやるのではなく、応急危険度判定士を使って、早急に6月くらいまでにまとめていただきたいというお願いをしていたのですけれども、その後、そういった動きは全くないわけなのですけれども、そのことについては、どうなのでしょうか。それともう一つ、まず、そこお願いします。
答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)
私、5月末までに相手方をお話させていただいて、何とか方向性を話して、いわゆる連絡会みたいのをつくりたいとお約束をさせていただきました。その後、直接その団体等ではなくて、別な経済団体を通じて、商工会なのですけれども、通じて、準備をさせていただいておりました。そういう中で、商工会のほうでもいろいろあったようでございまして、この間、何回かの日程調整させていただいたのですけれども、相手のほうの団体のほうも、それぞれたくさんの会議抱えておりますので、できるだけ多い中でやりたいということになってきて、今日までずれ込んだということなのですが、今月中にやりたいという、お互い、双方に日程が決まったようでございますので、私も出席をさせていただく予定となっております。
質問 5番 竹田
よろしくお願いします。厚岸町には、プレハブを扱っている会社が3社ほどあります。こういった有事の際に、遠いところから、船や陸送で持ってきて、住めるような形に準備していくとなると、相当な時間を要する、そういうことで、このプレハブを扱っている会社に厚岸町と何らかの協定を結んでいくという、そういう方向は考えられないのかどうなのか。また、そういう方法を考えているのかどうなのか。全く考えていなかったのか。それらを含めて、ちょっとお伺いします。
答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)
私ども厚岸町と、厚岸町建設業協会という団体がございまして、早くから災害時における相互協力、厚岸建設業協会からは、災害時における人的派遣、そんなような協力の協定をさせていただいております。そういった具体的なものがありますので、そういう中で、一緒にそのプレハブ業界も含めたプレハブの供給というのですか、そんなような協定ができるか検討をさせていただきたいと思います。
質問 5番 竹田
プレハブ、カナモトさんとかサンワリースさん、共成レンテムさん、厚岸には3社も大きなレンテム会社があります。皆さんもいろいろなところの道路を走っていると、プレハブがたくさん置いてあるところ、目にすると思うのですが、例えば厚岸清掃車、独自で持っている仮設トイレ、これらも含めて、それから物置にできる、一時保管庫に使える保管庫みたいなものとか、それから人が住めるようなプレハブ、そして仮設のトイレもものすごい大事になってくると思うのです。そういったことも含めて、早めの業者間の中、厚岸町の役場と業者の中でのお話をしていって、何らかの協定を結んで、有事の際にはそういったことを活用するという方向に、ぜひこれから、いろいろな相談はあると思うのですが、進めていっていただけないでしょうか。
答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)
防災対策といった意味で、私のほうからお答えをさせていただきますが、今、議員言われましたレンタル業界のほうとも、厚岸町として協定を結ばさせていただいております。内容確認、ちょっと今、知ることはできませんけれども、もしその部分、入っていなければ、改めて協議をさせていただきたい。今、組んでいる協定を締結させていただいた中で、そういった物件のレンタルといった部分も入っていたと思いますので、その中で、改めて協力をお願いしていきたいと思っております。
質問 5番 竹田
よろしくお願いします。次に、文化財の活用についてであります。テレビとかで、最近、お宝という部分について、このお宝、幾らするのかという話があって、ブームになっております。その上で、個人の物で、厚岸町においては、非常に大事な物であったり、知らない中で、非常に高価な物があるのかないのかという調査はしているのかどうかお聞きします。
答弁 生涯学習課長 髙橋(生涯学習課長は2019年3月まで)
個人が所有しております厚岸町が指定文化財として登録しております物については、そのような価値についての検証は、今のところは行っておりませんので、ご理解願います。
質問 5番 竹田
個人の物があるのかないのか、そういったその登録する、しないではなくて、あるのかないのかという調査はしていますかということです。
答弁 生涯学習課長 髙橋(生涯学習課長は2019年3月まで)
申しわけございません。個人の物についての、そういう調査は行っておりません。
質問 5番 竹田
ぜひ、調査してもらいたいと思います。できますか、できませんか。
答弁 生涯学習課長 髙橋(生涯学習課長は2019年3月まで)
今、できるか、できないかの回答はちょっと難しいものがありますので、やり方等を含めて検討させていただければと思いますので、ご理解願います。
質問 5番 竹田
有形・無形の部分についてもあると思うので、今後のどういったその物が、実際、本当に100%何もないかもしれません。ところが、ものすごい物が発見されるかもしれません。そういった個人の所有物であっても、厚岸町にとっては、すばらしい物が見つかるかもしれません。そういったことも含めて、費用等も財政の問題もあると思うので、その辺も検討しながら、ぜひ進めていっていただきたいと、ぜひ、強く申し上げておきます。どうでしょう。
答弁 生涯学習課長 髙橋(生涯学習課長は2019年3月まで)
今、ご指摘いただきました、もし、お宝の物があると、厚岸町にとりましても、大変、有意義なものになると考えますので、ぜひ検討させていただきたいと考えております。
質問 5番 竹田
文化庁が国はあるわけですけれども、文化庁で文化財保護法の改正を目指す方針というのを打ち出されました。これについてはご存じでしょうか。
答弁 生涯学習課長 髙橋(生涯学習課長は2019年3月まで)
大変申しわけございません。その確認はしておりませんです。
質問 5番 竹田
文化庁の中間報告というものをまとめて出しております。過疎化や少子高齢化の進行によって、豊かな伝統や文化が消滅の危機にある。これは国にとっても、自治体にとっても、大変な問題だと、ある団体から指摘をされ、それで文化庁が保護法の改正を目指す方針に打ち出たということであります。そういった意味から含めて、地域の有形、無形含めて、価値のある物を探していこうと、そしてその探し出された物、そして今現在、厚岸町の有形・無形含めて、文化財を活用として地域振興に向けて活用していけば、地域の活性化につながっていくのではないかと文化庁は申しております。その上で、もう一度お願いなのですが、観光スポットになるような方向性というもの、新たにに含めて考えていっていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。
答弁 生涯学習課長 髙橋(生涯学習課長は2019年3月まで)
教育長の答弁にも先ほどありましたが、一応、観光スポットということで今、5箇所、5スポットということを考えておりまして、厚岸町には文化財としてありまして、今、ご指摘の受けた点を勉強させていただきまして、新たに5箇所以上のものがあるのか、ないのかの検討をさせていただいて、観光振興に役立ちたいと考えておりますので、ご理解願います。
質問 5番 竹田
観光スポットということの活用、もしできる、その場所が最適であるといった場合に、アクセス等の問題もここに書かれております、答弁の中に。それから見た目の問題もあります。そういった部分で、もしそこの場所が決まるのであれば、そういったことも含めて、看板を新設するとか、それから清掃するとか、人が行っても危険でないような場所に行くときに、そういう環境整備もしなければいけないということが出てくると思います。そういったことも含めて、ぜひ地域活性化につながっていくものとして、進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 生涯学習課長 髙橋(生涯学習課長は2019年3月まで)
今ある指定文化財につきましては、定期的に海事記念館の学芸員が文化財パトロールというのを行っておりまして、その表中、あるいは説明板の劣化等があれば、すぐ修復をして、そこに来ていただける方に不憫がかからないような対応をとっております。今後につきましても、新たなスポットが見つかった場合等につきましては、そのような表示を見やすく、正確に、劣化があってもすぐ補塡できるような体制をとっていきたいと思いますので、ご理解願います。
質問 5番 竹田
文化庁のほうでは、中間まとめで、自治体の文化財担当職員の人材確保や資質向上の必要性を指摘していると。文化庁の文化財の地域一帯での活用と地域振興に関する調査というのを今年の7月にしたと。そこで、文化財の保存、活用を進める上での課題として、専門家や職人、技術者、人材不足を上げてきた自治体が最も多かった。そういうことを踏まえて、文化庁は、そこに地域の活性化につながっていくのであれば、予算を組んでいこうという考えであると言っております。ぜひ、国の動向を見ながら、予算確保が、実態もその上でできるのか、できないのかも注視しながら、進めていっていただきたいと思いますけれども、もう一度よろしくお願いします。
答弁 生涯学習課長 髙橋(生涯学習課長は2019年3月まで)
担当であります海事記念館には、今、学芸員3名配置しておりますが、それが足りているのか、足りていないのかは別にいたしまして、今、ご指摘いただいた国の予算化のほうをちょっと検討させていただきまして、今後、文化財のほうがよくなるように、検討していきたいと思います。ご理解願います。