厚岸町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日
(1)男性へのHPVワクチン接種について/(2)災害用井戸の活用について/(3)避難所へのトイレ設備設置について/(4)厚岸町長の任期について
2025年3月5日、厚岸町議会の一般質問で、竹田敏夫議員が「男性へのHPVワクチン接種について」「災害用井戸の活用について」「避難所へのトイレ設備設置について」「厚岸町長の任期について」について質問し、町長 若狭、保健福祉課長 早川、教委管理課長 諸井、危機対策室長 四戸岸が答弁しました。
- 質問者
- 竹田敏夫 議員
- 答弁者
- 町長 若狭、保健福祉課長 早川、教委管理課長 諸井、危機対策室長 四戸岸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 竹田敏夫
質問通告書に従って質問いたします。1、男性へのHPVワクチン接種について。(1)ワクチン接種に対する自治体独自の費用助成制度の創設と、町民へHPVワクチン接種によるメリットの周知に努めてほしいが、町の対応について伺います。2、災害用井戸の活用について。町内の井戸について、調査の実施の有無及びそれにより、公共にあるものと民間にあるものを把握しているのか伺います。3、避難所へのトイレ設備設置について。断水時に使えるトイレを指定避難所へ設置するべきと思うが、町の考えについて伺います。4、厚岸町長の任期についてであります。(1)今年7月12日に任期を迎えますが、今後の町長としての考え方について伺います。アとして、在任期間中に行った町長としての目玉政策は何か。イ、在任期間中にやり残したことはあるのかであります。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 若狭(町長は2025年3月まで)
1番、竹田議員のご質問にお答えいたします。1点目の男性への「HPVワクチン接種に対する費用助成制度の創設とメリットの周知」についてでありますが、HPVワクチンは、子宮頸がんの多くの原因であるヒトパピローマウイルス、いわゆるHPVの感染を予防するワクチンで、男性への接種については、将来のパートナーへの感染防止や、自身の中咽頭がん、肛門がんなどの予防につながるため、独自に費用助成を行う自治体が少しずつ増えてきております。このワクチンは、9歳以上の男性への接種が承認されており、令和3年以降、接種が可能となっていますが、1回の接種費用は2万円近くするもので、3回の接種を行うと5万円から6万円の費用となります。接種費用の助成は、定期予防接種となっている中学1年生から高校1年生までの女子と同年齢の男子に対して行っている自治体が多い状況となっています。町内の医療機関においては、これまで男性のHPVワクチン接種に対する問い合わせはないと聞いており、また、独自に費用助成を実施している道内自治体においても接種件数は少ない状況にあります。これは、対象となる児童や保護者において、接種の必要性の理解が難しいことや、男性への使用承認から間もないワクチン自体の周知度が低いことが考えられます。独自の費用助成制度の創設につきましては、町内医療機関の医師の意見や厚生労働省における予防接種法に基づく定期接種化の検討状況等に留意しながら、情報収集と研究を進めてまいります。また、HPVワクチン接種によるメリットの周知につきましては、市町村が行わなければならない定期予防接種となった場合に、ワクチン接種のメリットや副反応などのデメリットについて周知する必要があると考えております。続いて、2点目の災害用井戸の活用について、「町内の井戸についての調査の実施の有無及び公共にあるものと民間にあるものを把握しているか」についてでありますが、町内の井戸については、年に1回、水道課において、水道給水人口戸数把握のため、個人飲用井戸等の設置状況を確認しております。令和6年3月31日時点での調査結果では、公共施設に設置している井戸は3か所、民間が所有している使用可能な井戸は25か所と把握しております。災害時における町内の井戸の活用については、今後、取組を進めていく予定でおりますが、この調査で把握している井戸に加えて、町としての把握できない井戸の所有者に対しても協力を募るため、広く周知し、災害時に活用させていただけるよう検討してまいりたいと考えております。続いて、3点目の避難所へのトイレ設備設置について、「断水時に使えるトイレを指定避難所へ設置すべきと思うが」についてでありますが、災害時に断水が発生した際の指定避難所のトイレ対策としては、トイレを使用できなくなり、避難者がトイレの使用を控えることにより引き起こされる健康被害や災害関連死を防ぐことが最優先と考えております。発災直後の混乱期においては、町外からの支援は期待できないことから、町が備蓄する各施設の既設トイレの個室内で便座にかぶせて使用する携帯トイレや、持ち運び可能なポータブルトイレ等の使用による対応を想定しております。また、上水道が復旧するまで時間を要し、避難生活が中長期的に及ぶ場合においては、支援物資や民間事業者との協定に基づき、供給していただく仮設トイレ等により、避難生活環境の向上を図り、各施設において十分な基数を確保できるよう努めてまいります。これらの対策に伴う町の今後の方針としては、現在想定される大規模災害時の災害避難者数に対応できるよう、現状では、必要備蓄数に満たない携帯トイレを中心に、整備を進めてまいりたいと考えております。続いて、4点目の厚岸町長の任期について、「今年4月12日に任期を迎えるが、今後の町長の考え方は」についてでありますが、私は平成13年6月の町長選挙において、町民の皆様から温かいご支援を賜り、町長に就任されていただき、ただひたすらに、厚岸町をよくしたいとの思いで町政執行に当たってまいりましたが、現在の任期も残すところを4か月余りとなりました。これまでの24年間、町議会議員各位や町民の皆様の温かいご協力により、着実に町政を進めることができましたことに心から感謝を申し上げます。次期に向けた私の考えでありますが、現在、私なりにその考えはありますが、後援会等の最終的な調整が済んでいないため、この場でのお答えは控えさせていただきます。次に、アの「在任期間中に行った町長としての目玉政策は」についてでありますが、ここで、私も6期、町長として活躍してまいりました。少し長くなりますが、ご了承いただきたいと思います。私は、町長就任以前からの政治信条である「政治こそが、郷土の発展と人々の幸せをも た ら す も の 」 と す る 気 概 を 持 っ て 、 「生 ま れ 育 っ た 厚 岸 町 を も っ と も っ と 元 気 な 町へ、町民誰もが心から誇りを持てる町にしていきたい」との思いで、私の全ての情熱をかける決意をされていただいた初心を忘れることなく、町長として6期目の任期満了へ向け、全力を尽くしてまいりました。1期目となる町長就任時には、当時最大の課題であった「財政危機からの脱出」に全勢力を注ぎ、将来の財政基盤を盤石なものとするため、職務の全うに努めたところであります。その後、地方交付税の削減をはじめとする三位一体の改革は、長きにわたり町の財政に大きな影響を与えることとなりましたが、いち早く財政改革に取り組んだことで、厳しい財政状況の中にあっても、3期にわたる総合計画に基づき、町民の皆さんの期待に応えるため、様々な施策を推進してまいりました。その中で、私が特に重点的に推進してきた主な施策について、分野ごとに申し上げます。1点目は、基幹産業の振興であります。水産業と酪農業を基幹産業として発展してきた当町にとって、これらの産業を持続的に発展させていくことが最も重要であります。私は、この基幹産業の振興を、就任以来一貫して「町政の最重要課題」と位置づけ、漁業協同組合や農業協同組合と連携を図りながら、東日本大震災時に被災したアサリ漁場やカキ養殖施設の復旧、太平洋沿岸の赤潮発生による漁業被害への復旧など、これまでの国の制度を覆し、支援を実施したほか、厚岸漁業協同組合、地方卸売市場の移転、永続的な活動を行うための農業施設や農業機械等の導入に対する支援、新規就農者の誘致促進制度の創設など、地域の産業発展のための様々な施策を講じてまいりました。また、令和3年3月には、道内7番目となるゼロカーボンシティを表明し、町施設への太陽光や木質バイオマス等の再生可能エネルギーを導入するなど、脱炭素社会の実現を図るだけでなく、基幹産業である1次産業の環境を守り、好循環へとつながる取組を推進してきたところであります。2点目は、防災・減災対策の強化であります。防災・減災対策については、東日本大震災を契機に、最も力を注いできた施策で、地震発生時等の津波から町民の皆さんの命を守るための高台への避難階段や避難場所、備蓄品の整備をいち早く進めるとともに、防災対策上重要な懸案事項であった厚岸消防署及び釧路東部消防組合本部庁舎等の高台への移転を行ってまいりました。また、令和3年12月に国が公表した日本海溝・地島海溝沿い巨大地震の被害想定を受け、大型防災備蓄倉庫の整備を行うとともに、大規模停電を想定し、役場庁舎の全電力を72時間以上確保することを可能とする非常用発電設備の整備を行ってきたほか、現在、津波避難困難地域の港町地区において、周辺住民の津波災害時の避難をより確実なものとするため、集会施設の機能を併せ持つ、「(仮称)厚岸町防災交流センター」を、令和7年度中の完成を目指し、建設工事を進めているところであります。3点目は、少子高齢化対策と子育て支援であります。本町は、平成14年に出生数が減少に転じて以来、人口減少が加速化する中、減少を少しでも緩和し、少子高齢化という人口構造等を改善するため、出産祝い金10万円の支給など、本町の独自事業を推進するとともに、子ども医療費と保育所・幼稚園の保育料の無償化を実現させるほか、耐震性に問題があった厚岸市保育所としんりゅう保育所を、津波避難を可能とする場所へ移転改築を行い、子育て環境の安全確保と充実を図ってまいりました。教育については、教育行政の最重要課題として取り組んできた真龍小学校の改築をはじめ、厚岸中学校の耐震化、学校給食センターの改築、多目的屋内スポーツ施設の整備のほか、小中学校児童生徒の給食費の無償化や各種就学支援など、教育環境の充実を図ってまいりました。4点目は、観光振興施策であります。観光振興については、地元の37年にも及ぶ悲願であり、私が長年にわたり力を注いできた厚岸道立自然公園の国定公園化を令和3年3月に実現させることができました。「厚岸霧多布昆布森国定公園」の誕生後は、その魅力を最大限に生かし、観光客のさらなる誘客を図るため、町内産業団体や近隣市町村との連携による道内外でのプロモーションや観光・物産イベントの実施、多様な情報媒体を活用した、厚岸町の魅力ある食や自然景観などの旬な話題の情報発信のほか、子野日公園や原生花園あやめヶ原の整備を進めてまいりました。5点目は、快適に暮らせるまちづくりであります。道路や水道、下水道などのインフラ整備を着実に進めてきたことはもとより、光ケーブルの町内全域の整備やIP告知情報端末の全世帯への設置、町営住宅まちなか団地の建設、デマンドバスの運行実施などによる地域公共交通網の再構築、さらには、長年の懸案事項であった若竹第2埠頭付近倉庫等の解体支援をはじめとする空家等対策など、町民の皆さんが安心して快適に暮らせるまちづくりを進めてまいりました。以上、5点の重要施策のほか、これまでの町民生活を大きく変容させることとなった新型コロナウイルス感染症の感染拡大への対策や、近年の物価高騰に伴う対応のほか、一昨年の猛暑に伴う熱中症対策など、社会情勢の変化に応じた喫緊の課題についても、町民の命と健康・生活を守るため全力を尽くしてまいりました。さらに、令和5年9月には、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、第42回全国豊かな海づくり大会北海道大会を本町で開催し、道内外から高い評価をいただくとともに、本町の歴史と町民の心に残る大会として、大きな成功を収めることができました。また、このほか、令和3年11月に着工された北海道横断自動車道根室線「尾幌糸魚沢道路」の整備促進や、目前に迫る「別保・尾幌間」の新規事業化へ向けた取組についても鋭意進めてきたところであります。次に、イの「在任期間中にやり残したことはあるのか」についてありますが、町として、今後引き続き取り組んでいく必要のある課題として、「国や北海道を動かす政策課題」である北海道横断自動車道根室線「尾幌糸魚沢道路」の早期完成と「別保・尾幌間」の新規事業化をはじめ、国や北海道が事業主体となる政策の実現については、今後も関係団体等との連携を図りながら、引き続き強力な要請活動などを行っていく必要があります。また、将来を見据えた重要課題でありますが、先般、基本構想を取りまとめた防災拠点としての機能を重ね備えた高齢者福祉施設の整備の検討について、今後も適切な将来人口予測の下、必要な入所定員や施設規模、建設場所等の検討を進めていく必要があるほか、自治体DXをはじめとするデジタル化の推進についても、今後の課題として引き続き取り組む必要があると考えております。以上でございます。
質問 竹田敏夫
1番の男性へのHPVワクチンの接種についてであります。この接種については、今後、国としても男女接種で集団免疫をつくろうという考えでいます。欧州では、既に40か国が男性接種が公費助成されているということであります。なぜなのかというと、男女ともにHPVを接種することによって、子宮がんのリスクを背負わなくなる。また、男性においてもがんの抑制になるということであります。そこで、これらの助成するという金額が非常に財政の負担になるということはよく分かっております。将来的に国は、この接種を国が持とうという検討に入ったということなので、一つは、町が負担するということがなくなるのかという期待を持っているところでありますが、ただ、できる家庭とできない家庭それぞれあると思います。男女ともにHPVワクチンを接種することによって、子宮がん、または男性のがんの抑制になるという正しい知識を持つための町民への周知というのが大事になってくると思います。答弁にもありました副作用について認識があまりなされていないという部分なのですが、日本では、女性の定期接種からすぐに体の痛みなどの訴えが相次いだと。しかし、接種していない人でも同じくらいの頻度で見られる同様のものがあるということで、今のところ因果関係については科学的に証明されていないんだというところがありますので、この部分については、正しい周知をどんどんしていってもらいたいというのが、まず一つのお願いなのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)
お答えさせていただきます。今お話しされたとおり、国の動きが今ありまして、定期予防接種になりそうな感じが見られるということが、ひとつ期待を持っているところです。現在、女性の部分が、一応国の方は、安全性があるということで、改めて積極的な勧奨をするということで、定期予防接種が進んできていますが、何分対象年齢が若いという部分もありまして、接種率はあまり高くない、低いまま、あまり接種率が上がっていないという状況もあります。その中で、先立って男性への、同年代となりますけれども、行っている自治体が幾つか出てきているので、町としてもその部分の検討を始めている状況であります。ただ、具体的な定期予防接種、それから、町内での接種ができるという状況、それともう一つは、費用助成が行えるという事業を行う段階では、効果が高いのでぜひという部分と。それから、これまでのワクチンについては、どのワクチンについても、重篤な事例がごくわずかですけれども、リスクがあるというところも、副反応の事故被害の事象もある得るので、そういったことも同時に周知をする必要があるのかなということもありますので、そういったことを、事業化するときには、例えば定期予防接種になる前に、費用助成が行えるとすれば、その段階できちんと周知をしたい。それから、定期予防接種になるときには、国が行う、町も積極的な勧奨を行って、周知をしていきたいと考えておりますが、事業を行わない段階では、なかなか周知しづらいという、いわゆる中学1年生から高校1年生までの方に、がんの予防になるのでというのは、なかなか理解しづらいのかなというところもあって、周知しづらいという部分は、懸念があると考えているところでございます。
質問 竹田敏夫
受ける側が18歳未満、20歳未満です。だから、これは直接子どもに周知するということではなくて、親を通じてやらなければいけない問題です。それは教育委員会にもお願いしたいのですが、両方、町として、教育委員会としての教育の部分として関与していただきたい。その周知の仕方をどうするのか、これから国が進めていくという意向ははっきりしていますので、その辺は考えていただきたいと思います。
答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)
おっしゃるとおり、効果的な周知方法としては、教育委員会と連携して行うということも方法だと思いますので、検討していきたいと思います。
答弁 教委管理課長 諸井
保健福祉課とも連携しながら、こういったものを進めてまいりたいと思います。
質問 竹田敏夫
次いで、井戸についてなのですが、北海道全道で5,782か所の避難指定場所と指定されているうちの4,077か所が、自治体で活用ができていない井戸があるという実態が発表されました。政府が昨年11月11日から12月12日にかけて、ある地域の実態調査を始めたということの中で、北海道もこういう数値が出てきたものと確認しているわけですが、実態調査を踏まえて、政府は、災害等の整備を促進するための工事の流れや水質の目安などに関する指針を作成し、今年3月までに自治体に周知する方針を決めているといった、今話した内容について、町では周知をしているかどうか聞きたいのですが。
答弁 危機対策室長 四戸岸(危機対策室長は2026年3月まで)
今、議員がおっしゃいました防災井戸の指針といったものにつきましては、申し訳ありません。認識しておりませんでした。
質問 竹田敏夫
いろいろたくさんあるから仕方ないという言葉では済まされない部分もあるかもしれないので、それはいいのですけれども、政府の実態調査を受けて、井戸の水質調査が実際されているというのは40%程度だったと。井戸を活用した避難訓練、例えば井戸が使えるか使えないかという実態調査の上で、使えると。公共施設または民間施設のものについて調査をして、使えるとなった井戸で、実際この井戸については、飲めないけれども洗濯をしたり、または飲み水以外で活用するということの部分については大丈夫ですという井戸について、避難訓練をするときに、その井戸水が飲める場所については直接飲んでみる。飲めない場所についての活用方法については、水質検査をした上での活用方法を考えて、浄水器を実際に活用して飲料水に変えてみるとか。それから、井戸については、ポンプがついている。手くみのポンプで水を直接バケツでくみ上げなければいけない。そういった方法を、訓練のときにこの地域にある井戸がこういう井戸なので、こういう活用方法をしないと使えないのだということを周知するための訓練というのを、実際、町村でやっているのは11.2%しかなかった。非常に低いということで、災害時に井戸の活用というのを国が促そうとしています。これについて、厚岸町もやっていかなければいけないと思うのです。それについてどうですか。
答弁 危機対策室長 四戸岸(危機対策室長は2026年3月まで)
井戸につきましては、今現在、厚岸町では、活用という部分では進んでいない状況でございますので、1回目の答弁でもありますとおり、以前にも議員からご指摘、ご提言をいただいておりますが、民間の井戸の活用について、まずは町で協力を呼びかけて、災害時に使わっていただくような取組を速やかに進めていきたいと考えております。井戸の活用につきましては、現時点で水道の調査で、飲用に使っている井戸を中心に、個別に文書等でお願いするですとか、広報紙での呼びかけて募集を募るということで、いろいろ呼びかけていきたいと思っておりますが、発災時に、これまで飲用に使っていたものが、発災後も飲用で使えるという保障はありませんので、まずは生活用水ということでの活用を想定して、こういった取組を進めていきたいと考えております。そういった取組が進んで、防災の井戸が確保できたなら、防災井戸の活用の仕方も含めた防災訓練の実施ですとか、そういった井戸の活用方法、使用方法の周知ですとか、そういったことも周知するようなことの取組を進めてまいりたいと考えております。
質問 竹田敏夫
井戸の活用というのは、令和4年6月の第2回の定例会で、僕、一般質問させてもらいました。それからさほど進んでいなかったということで、ちょっと残念な気持ちで今いるわけなのですが。急いで、町内に実際に直接飲用できる、できない。飲用できなかったとしても、ちょっとした浄水器があればすぐ飲めるものかどうなのか。それから井戸の給水方法、どこどこの地域にあるのは、つるべでなければ上げられない。または、電動のポンプがついている、ついてない。いろいろな井戸があると思うのです。使える、使えないを含めて、水質も含めて。まず、そこをきちんと調査して、使える場所、使えない場所。災害が起きたときに、人間、喉が渇いて死んでしまうときには泥水でも飲みたくなるわけです。そういう状況が起き得るわけです。災害が、津波が、いろいろな災害が起きたときに。それを放置するということはできないわけです。だから最低でも、今、町内にある井戸は、どこどこ地域のどこにありますと。必ず、白浜町にいる人間が白浜にずっといるわけではない。たまたま床潭の知り合いのところに行ったときに、床潭に行ったら災害に遭ったと。そのときに、町民がどこに井戸があるか、水をどうやって使えるのか、それは周知して、覚えさせるべきだし、知るべき権利があると思うのです、自分が困ったときに。避難場所のときも僕は言いました。町民みんながどこに逃げたらいいのか、どこに行っても逃げる場所がちゃんと分かるように、マップを作成しましょうと言いましたよね。それと一緒だと思うのですよ。だから、井戸については早急に、令和4年ですから、3年目になっているのです。災害いつ来るか分からないと、いつも町長が言っているとおり、やはり急いで井戸の調査、水質調査を含めて、さっき言ったとおり、早急にやってほしいと思うのですが、いかがですか。
答弁 危機対策室長 四戸岸(危機対策室長は2026年3月まで)
令和4年にご質問をいただいてから、検討はしていたのですけれども、その後、進んでいなかったということで、大変申し訳なく思っております。民間の井戸の活用につきましては、これから速やかに井戸の所有者へのお願いですとか、広報紙を通じた募集というような形で、災害井戸の活用にご協力いただける方を募って、その場所を周知していくという取組は進めてまいりたいと考えております。
質問 竹田敏夫
次に、3点目の避難所のトイレについてなのですが、これも、断水時に水がなくても使えるトイレを全ての避難場所に設置するとなると、これも費用も大変だという部分はよく分かります。やれるところから随時やっていくという部分は確かに分かりますけれども、一つ懸念されるのが、国が言っていることです、僕が言っていることではないです。トイレが身近にない。被害を受けて避難所に行った場合、避難所でない場合の話ではなくて、最低限、避難所に行ったときにトイレがない。あったとしても、集中して使っている。だから自分は、人を蹴落としても殴っても、まず一番先にトイレをしようという人間については、確かに問題ないのかもしれないけれども、ちょっと大人しい人というのは、人がばぁっと行くと遠慮してトイレを控えてしまうという人もたくさんいると思うのです。そういった部分について、トイレを我慢する。トイレをしたくなると困るから水を飲まないように、水分の摂取を控えるようになる。そういうことが体調の悪化、それに伴う心筋梗塞、脳梗塞、そしてトイレをたくさん使うことによって汚くなる。これによってノロウイルス感染症が増える。ストレスが増える。そして避難所の秩序も乱れてくる。人間同士のもめごとです。これらについて、内閣府の調査では、民間企業団に対して、災害時のトイレ対策にできるだけ協力してくださいと。厚岸町においては、トイレの協定を結んでいるということなので、一つは安心だけれども、ただ、トイレを持っている企業はごく少ないです。それに全面的に頼るということができないのは事実です。その上で僕は言っているのです。だから避難所に最低、トイレを一つなり二つなり、それは、避難所に集中する自治体、避難所を活用する人間が避難所に逃げてきた場合、大体何人集まってくるのかというのは、それはそちらで想定していますよね。その上で避難所つくっているわけですから。その上で、トイレを最低どのくらい置いたらいいのかということをきちんと把握して、協定を結んでいるトイレの会社から支給を受けたり、借りるなりしたとしても、それが本当に間に合うのか間に合わないのか、それをちゃんと計算していますか。していないのだったら、ちゃんとそこをやって、どこまでトイレ設置できるか、毎年2基なり2基、3基なら3基。優先順位として、まずはあそこ、ここ、それをちゃんと決めているかどうか、それをまず聞きたいのです。
答弁 危機対策室長 四戸岸(危機対策室長は2026年3月まで)
厚岸町の避難所につきましては、36程度の避難所を指定させていただいておりまして、施設にあるトイレ自体は、発災後でも便器があるので、そこを活用して、袋に凝固剤で固めるトイレというのをこれから、ある部分もあるのですが、絶対数が足りないものですから、計画的に整備していきたいと考えております。避難所ごとのトイレの必要数という部分につきましては、能登の震災等も踏まえて、改めて数を出した上で、避難所ごとにそういったものを個別にきちんと備蓄できるようにしていきたいと考えております。ただ、簡易的な、凝固剤ではない仮設トイレですとかをどれだけ確保できるかという部分につきましては、試算というものは出しておりません。といいますのは、発災直後は、なかなか仮設住宅の確保というのは困難なものになっておりまして、過去の大きな災害においても、やはり1週間ですとか、そのぐらいかかるとか、もっと長い期間がたてから仮設住宅を確保に至っているという事例もございますので、そのときに実際にどれだけ確保できるということはなかなか想定が難しい中にありますが、国の物資支援システムというものがありまして、それを通じて国が分散して、拠点に備蓄しているものの配備ですとか、あとは、管内市町村との協定による確保、さらには、北海道との協定による、北海道も全道の仮設トイレを扱っている協会といいますか、そういったところと協定を結んでおりますので、そういったところを通じた確保というような部分で、中長期にわたる避難所の対応としては、トイレの確保に努めてまいりたいと考えております。
質問 竹田敏夫
調査を先にやってほしいです。避難所にどのくらいのトイレを用意しなければいけないのか。当然、防臭の効いたトイレを、まず優先的に避難所に置く。それは何基置かなければいけないのか。それで対応できない場合については、携帯用のトイレを何個用意しなければいけないのかという、順次考えていかなければならないと思うのですけれども、その部分については、やるように考えておりますではなくて、用意する、用意しないは次の段階なので、早急に計算を出してほしいと思います。それからもう一つ、仮設トイレを企業との連携協定を結んでいるというのは分かっているのですが、協定を結んでいないところがあります。例えば、大手の建設屋または建築屋、この企業というのは、事業の開始された現場に、移動する同じような仮設トイレを持っています。現場にちょっきり持っているところもあるけれども、余分に持っている会社もあります。こういったところの会社に、災害時に貸してもらえるかどうか、優先的に貸してもらえる、貸してくれないというものもあるかもしれないけれども、そういったことを企業と、避難のときに仮設トイレを貸していただけるのかどうか、その辺の調査も併せて、したことはないと思うので、ぜひそこも併せてやってもらいたいと思うのです。なぜかというと、町内業者ではない、地方と協定を結んだって物は来ないです。厚岸町だけ震度が7、8が来て、釧路は一つも揺れないで、何の被害もなかったから、釧路に行かないで全部厚岸に来るなんて考えられないでしょう。だから、町内でも貸してもらえるのかどうか、そういう調査をぜひ早急にやってほしいのですけれども、いかがですか。
答弁 危機対策室長 四戸岸(危機対策室長は2026年3月まで)
まず、避難所ごとのトイレの必要数につきましては、早急に計算といいますか、調査してまいりたいと思います。あと、町内の大きな建設事業所の状況につきましては、確認させていただきながら、状況把握に努めて、そういったものも参考にさせていただきたいと考えます。
質問 竹田敏夫
4点目の厚岸町長に対しての質問だったのですが、在任期間、町長と町議の両輪という言葉を使いながら、我々も一生懸命やってきたつもりでおります。町長に対する無理難題も押しつけながら、町長にいろいろ協力していただいて、多数の事業を開始し、町民のためにご尽力をいただいたことに本当に感謝しているところであります。本当にありがとうございます。町民の話を聞くところによると、町長が今期限りで辞めるという話を多々、行くところで聞きます。町長は、「次期に向けた私の考えでありますが、現在、私なりにその考えはありますが、後援会との最終的な調整が済んでいないため、この場でのお答えは控えさせていただきます」と答弁に書いてあるので、うそ言うなとか、これは本当かという言葉は避けさせてもらいますけれども、ただ、今3月になりました。7月12日任期です。あと数か月しかないわけです。この場で申し上げられないのだったら、どうなのですかという聞き方もできないのですが、もう一度聞かせてもらいますが、町民が話している、いろいろなところで聞く、町長が今期限りで辞めるという部分については、再度お聞きかせ願いたいと思います。
答弁 町長 若狭(町長は2025年3月まで)
お答えされていただきます。今ここに立って、質問を聞いて、4年前を思い出しました。この場において、竹田議員から同様の質問をいただいたところでございます。その際は、私は6期目に向かっての明快な答弁をさせていただきました。今回は、後援会とのお話がまだついていないという、私なりの考えはあるけれどもということでお答えをいたしました。明快な答弁ではございません。申し訳なく思います。しかし、4か月余りまだあります。そういう中で、今まで24年になろうとする、いろいろな、私が町長としての責任を果たすことについての総括をしながら、また、今後の厚岸町の未来を考える中で、どうしたらいいのか等々の、まだ難題が二つあります。そういうことで、私はいろいろと考えながら、今日まで来ておりますので、4か月余りというよりも、すぐ目の前にあるわけでありますので、皆さん方にお世話になったその恩を忘れることなく、今日までやってまいりましたので、最終的なお話については、改めてお話をさせていただきたい。そのように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。