みんなの議会

厚岸町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月14日

(1)人口減少対策について/(2)町営牧場について

2016年12月14日、厚岸町議会の一般質問で、大野利春議員が「人口減少対策について」「町営牧場について」について質問し、町長 若狹、まちづくり推進課長 小島、保健福祉課長 阿部、環境政策課長 尾張、産業振興課長 湊谷が答弁しました。

質問者
大野利春 議員
答弁者
町長 若狹、まちづくり推進課長 小島、保健福祉課長 阿部、環境政策課長 尾張、産業振興課長 湊谷

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 大野

本定例会において、先に提出をしております通告書に従い、質問をさせていただきたいと思います。1点目は、人口減少対策についてであります。(1)全国的にどの地域でも人口減少が続いております。少しでも歯どめをかけなければならないと思います。まずは、若者の仕事の場の確保と子育て支援だと思いますが、町はどう考え、どう対策するつもりなのかをお聞きしたいと思います。2点目、町営牧場についてであります。(1)堆肥センターのカラスやカモメの対策をどう考えているか。また、そのカラスなどによりせっかく収穫した牧草などが被害を受けて、カビや腐敗の原因となって牛に食べさせられなくなっている現状をどう考えるか。ラッピングマシーンを導入してラップサイレージにしてはどうか。2として、ロール置き場の整備をすべきと考えますが、どう考えているのかお尋ねをしたいと思います。私の質問とさせていただきます。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

1番、大野議員のご質問にお答えをいたします。1点目の人口減少対策について。全国的にどこの地域でも人口減少が続いている。少しでも歯どめをかけなければならないと思う。まずは、若者の仕事の場を確保することと子育て支援だと思うが、町はどう考えてどう対応するつもりなのかについてでありますが、町では本年3月に人口減少問題に対応するための5カ年計画である、厚岸町未来創生総合戦略を策定いたしました。この戦略は、私を本部長とする役場内組織である厚岸町未来創生推進本部内の産業・雇用部会、移住・交流部会、出産・子育て部会、暮らし部会において、関連する団体等の意見交換を行うとともに、産業、学校、金融、報道、労働関係などの方々19人で組織する、厚岸町未来創生推進会議において、5回にわたって各方面から意見をいただきました。一方、厚岸漁業協同組合、釧路太田農業協同組合、厚岸町商工会、厚岸水産物買受人組合、厚岸観光協会、厚岸町女性団体連絡協議会の代表の方々と私が直接意見を交わす、厚岸町未来創生懇話会を5回開催するとともに、町議会議員の皆様にもご説明申し上げ、意見をいただき、また草案を公表して広く町民の意見を求め策定いたしました。平成28年度は、この戦略をもとにした施策展開する実質1年目であり、年明けには町民組織である厚岸町未来創生推進会議において検証していただき、その上で、平成29年度はさらに施策展開を進め、2040年の目標人口、7,429人を保てるよう最大限の努力を重ねていきたいと考えております。若者の仕事の場の確保と子育て支援は、厚岸町未来創生総合戦略の四つの目標のうち二つに定めており、具体的な施策、取り組みを項目立てして取り組んでおります。四つの目標で示す施策を総合的に推進することが重要でありますが、町の元気な源である第一次産業の振興と、将来を担う子どもたちへの支援を特に重点施策と位置づけして推進することとしております。目標の1ですが、漁業と農業の活力で地域経済が元気になる厚岸としております。これは漁業と農業が基幹産業として発展してきた本町にとって、これらの産業を持続的に発展していくことが人口減少を抑制する上でも重要であり、漁業と農業の振興によって、第二次産業、第三次産業の関連産業も活力を持ち、雇用状況も改善されるものの考えのもと、目標としたものです。その基本方向の一つ目に、経営安定化による漁業の魅力向上と担い手確保とし、主な施策として、資源管理型漁業の推進、増養殖事業の推進、漁業経営の安定化による担い手の確保、水産基盤整備による地域の魅力向上の4項目を掲げ、具体的な取り組みとして20項目のうち、新たな項目としてカキ人工種苗生産体制確立に向けた取り組みへの支援、ホタテ籠養殖試験事業に対する支援、収量環境対策として効果が期待される昆布小型選別機、カキばらし機導入の促進の3項目は実施中であり、新規着業者支援体制の件と、厚岸漁業協同組合地方卸売市場の移転に伴う、周辺エリアのあり方検討、厚岸漁港港北地区の跡地利用の検討の3項目は引き続き検討を進めることとしております。二つ目に、農業の持続的発展と経営基盤の強化として、主な施策として農業経営の安定化、担い手の育成確保、環境と調和した農業の推進の3項目を掲げ、具体的な取り組みとして、10項目のうち、新たな項目として、バイオマス産業都市構想の認定に向けた検討については、釧路太田農協と検討中であり、協業化に向けた支援の検討、農家の乳量増加に向けた支援の検討、就農にかかわる資格取得への助成検討の3項目は、引き続き検討を進めることとしています。三つ目に、林業労働力の確保として、主な施策を造林事業の安定的確保として、具体的な取り組みは継続実施する3項目としております。四つ目にきのこ産業の活性化とし、主な施策をきのこ産地としての基盤強化として、具体的な取り組みとして、6項目のうち、新たな項目として、きのこ生産者組織の一元化に向けた支援、きのこ菌床センター製造部門の民間委託に向けた検討の2項目に取り組むこととしております。五つ目に、中小企業者の経営環境等の整備支援と雇用の安定確保とし、主な施策として経営環境等の整備と創業支援等、仕事や就業活動に役立つ支援、ふるさと納税制度の活用の3項目を掲げ、具体的な取り組みとして、13項目のうち、新たな項目として返礼品の設定によるふるさと納税の促進は実施中であり、厚岸町中小企業融資の貸し付け条件等の見直し、町内事業所の求人情報の町内外への発信、ハローワークとの連携による求職求人の相談対応の3項目については準備検討中であります。次に、目標の2で、子どもを安心して産み育てられる厚岸としております。これは結婚、出産に関する希望を実現するため、手助けとなる施策を講ずるなどして、子どもを安心して産み育てられるようにすることが当然、人口減少の歯どめ対策として重要な取り組みであるとの考えのもと、目標としたものです。基本方針の一つ目に、子どもを産み育てやすい環境の整備として、主な施策として、結婚支援と出産、育児環境の整備を掲げ、具体的な取り組みとして、9項目のうち、新たな項目として北海道が行う婚活支援施策との連携、特定不妊治療費助成事業、妊娠、出産、育児支援強化事業に取り組んでおります。二つ目に、子育て支援の推進として、主な施策として、子育て支援の充実、保育所運営等の充実、親子の多様な学習機会への充実を掲げ、具体的な取り組みとして、13項目のうち、新たな項目として放課後児童クラブの6年生までの受け入れ拡大、保育料の助成の拡充、小学生までの医療費の無料化の3項目は実施中であり、子育て支援センターの土曜日開設検討、保育所保育時間の延長検討、土曜日の保育時間延長検討、安全な保育環境の整備の4項目については、引き続き検討を進めているところであります。三つ目に、教育活動の充実とし、主な施策として、質の高い教育環境の整備と教育支援の充実、自ら夢や希望を実現する教育の充実を掲げ、具体的な取り組みとして、10項目のうち、新たな項目として、教育用携帯情報端末導入、夢に向かって努力することの大切さの学習、文化振興助成の拡充、スポーツ振興助成の拡充の4項目について実施しているところであります。今後においても、これら未来創生総合戦略に掲げた取り組みについて、引き続き継続事業の充実を図るとともに、未実施の項目についても実現に向け検討を進め、厚岸町未来創生総合戦略に掲げた目標を達成できるよう、施策取り組みをしっかりと推進し、町の人口減の抑制を図っていきたいと考えております。続いて、2点目の町営牧場についてのうち、初めに堆肥センターのカラスやカモメの対策をどう考えているのか、またそのカラスなどにより、せっかく収穫した牧草などが被害を受けて、カビや腐敗などで牛に食べさせられなくなっている現状をどう考えるか、ラッピングマシーンを導入してラップサイレージにしてはどうかについてでありますが、現場担当者に聞くと堆肥センターの設置以降、また近年は生ごみの受け入れをするようになってからは、カラスやカモメの飛来数が多くなってきているようであります。このため町営牧場では、牧草ロール山を網で覆うほか、厚岸町野生鳥獣被害対策協議会と連携し、ハンターによる銃器での駆除作業などの対策を講じております。また、これまで町営牧場では収穫期における作業体系や運搬体制、コスト削減などから牧草ロールはラップを巻かずに300個程度の山に積み上げ、通気を遮断するためにビニールシートをかける方式を主体とし、残った牧草ロールを2台のラッピングマシーンでラップ処理してきており、昨年まではカビ等による大きな被害はありませんでした。しかし、例年にない異常気象による長雨に見舞われたことしは、一番草も二番草も生育状況が悪く、粗飼料の品質低下と収量の減少が生じていた中、カラスなどにより二番草の牧草ロールの山にかけていたシートに穴をあけられ、雨水や空気が入り込み、カビによる不良発酵で牛に給餌できない牧草ロールが多数発生し、対応に苦慮しているところであります。このため、今年の異常気象で収量が減ったことによる対応に加え、カビや腐敗等で不足する牧草ロールを購入するための経費については、今議会の補正予算案に計上しているところであります。良質な粗飼料づくりには、できるだけ空気を遮断し、制菌による乳酸発酵が不可欠であり、また不良発酵や自然発火を防ぐためにも牧草ロールにラップを巻くことが現時点では最も有効な手段と考えています。このため、来年の収穫期から稼働できるよう、必要となる作業効率の高い最新型のラッピングマシーン等の増強について、既に担当各課に指示したところであります。これにより、一番草の全量とまではいかないものの、リスクの大きい二番草については全てラップ処理することが可能となります。また、ラップ処理できない牧草ロールについては、これまで以上に牧草ロールの山にかけるシートの枚数を増やすとともに、網目の細かい漁網を活用するなどして良質な飼料づくりに努めてまいります。次に、ロール置き場の整備をすべきと考えるがどうかについてでありますが、牧草ロールはシートやラップに穴があくことによる不良発酵はもちろん、設置地面からの水分吸収や直接地面に接することによる有機物混入から不良発酵が起こるリスクが高まると考えられ、牧草ロールの置き場は排水性がいい場所を選定するのが望ましいと考えます。町営牧場では、牧草ロールの置き場を平成26年度まで牧場事務所の裏と道道を挟んだ場所の2カ所でしたが、後者は地盤が低いため、大雨により河川が増水し浸水した経緯もあることから、一部を除き、平成27年度から堆肥センターと牧場事務所の中間付近に場所を変更しております。しかし、今年の状況を踏まえると、堆肥センターの近傍地は適地とは言い難いため、釧路総合振興局と相談し、現在進めている道営事業、セタニウシ団地の整備事業で発生する土を再利用する形で、平成26年度まで使用していた地盤の低い箇所に搬入し、牧草ロールの置き場として整備すべく、担当レベルで協議を進めております。今後においても、牧草ロールの品質確保に向け、適切なロール置き場等の整備拡充に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 大野

今、町長のほうから答弁をいただいたわけなのですけれども、まず1点目のほうの人口減少対策について再度お尋ねをしたいと思います。答弁書にも書いてあるとおり、厚岸町未来創生総合戦略、議会でも議論しましたけれども、これの実質1年目ということもあって、そんなにまだ動き出してはいないとは思うのですけれども、やはり1年でも早く対策を打って、多分若者は中学校卒業時点で進学希望で、高校で厚岸を離れてそのまままた大学へ行って都会へ行ってしまう、その人たちが戻ってこないというのが多分、まず第1にあると思うのですよ。それと、地元の高校を卒業して、第一次産業なら家業の後継者となって跡を継ぐ人、それか町内で就職を希望して町内に勤める人もいるだろうし、また、管内、道内道外へ出ていってしまう人もかなりいると思うのですけれども、その人らをどう厚岸町にとどめさせるというか、いてもらうための方策、民間企業の努力もすごく大事とは思うのですけれども、やはり町が何らかの音頭をとって施策を打っていかないと、多分だんだん減っていってしまうのだろうなと、そんな気がして質問させていただいたわけなのですけれども、中学生のアンケートでしたか、6割の方が厚岸町に住みたいというのを何か見たことがあるのですけれども、すごく大事なことなのだなと。その子どもたちの夢まではいかないけれども、その考えをやはり我々が何とかしてその子どもたちの考え方をとどめていくというか、夢を持って厚岸がいい町だと思って多分住みたいなと思ってくれている現状をやはり受けとめなくてはならないなとそんな気がするのですけれども、この総合戦略、いっぱい項目を挙げて掲げているのですけれども、まず1番目に第一次産業の振興、農業、漁業、林業、やはり地場産業なので、これを取り進めていかなくてはならない。だけど、現実問題、第一次産業、農業、漁業、どれだけ後継者が残っているか。調べなくてはわからないですけれども、僕はそんなに数多くないと思うのですよね。それだけ今、第一次産業が魅力ないのか、親が継がせないのか、ちょっとわからないのですけれども、やはりきちんと食べていける環境があれば子どもたちは残ってくれると思うのですよね。それを親が自信がないのか、自信を持って跡継げと言わないのかわからないですけれども、そういったやはり環境をつくるのも、やはり何らかの町の後押しが必要なのだろう。そのために漁協、農協を通じていろいろな事業を町はやってくれているわけなのですけれども、やはりもっと推し進めるべきであろうと思うのですけれども、その辺どうお考えなのか、まずお聞きをしたいなと。

答弁 まちづくり推進課長 小島

1回目の町長の答弁でもありましたが、この厚岸町未来創生総合戦略を作成するに当たって、多方面の多くの方のご意見をいただきました。ご質問者のご心配される案件についても、皆さんそれぞれ重要な課題であると認識のもとにご意見をいただいたわけでございますが、皆さん総じて厚岸町の歴史を振り返ると一次産業とともに、特に漁業、それから今では酪農業、ここがやはりしっかりしていれば厚岸町というのは生き残っていけるだろうと。そして関連産業も周りにはあるわけでございますから、ぽっと出の企業誘致ではなくて、歴史的な価値のあるもの、これをまず維持していく、できれば伸ばしていきたいということが大事だろうということです。そこは、今、例えば漁業協同組合でももうける漁業と具体的にもうけるという言葉を使っています。やはりもうける、所得が上がることによって後継者も生まれるであろうと、あるいは1回出た方も戻ってくるということもあるだろうということです。現実的には、今、非常にカキの養殖というのが充実してきているというか、新しいブランドを立ち上げたりしてカキの生産が伸びております。この一つの厚岸湖、湾という海域は決まった海域でありますけれども、よい質のカキを生産することによって所得の向上というのですか、生産額の向上、1個当たりの単価もアップするということになるでしょうから、そういったことを目指していきたいということですね。具体的に、一旦町外に出て就職した方も戻ってきているというお話も伺っています、漁師の方で。それはご質問者の言われるとおりだろうと思います。それで、これは去年、総合戦略を策定するときに、厚岸町出身の高校を卒業した方がどういった状況で次の進路で就職などをしたかというのを調査いたしました。これは、皆さんにご説明したことがあるのですが、今年も同じ調査をいたしました。去年は過去3年分、今年は今年の春の就職状況です、調べさせていただきました。それによると、一旦厚岸の中学校を出て、釧路などの高校を出た人も含めての数字でございますけれども、24年度と25年度は就職を希望した人の、高校卒業生の就職希望した人の約27%の人が厚岸町に就職しているという数字でした。これが26年度と27年度は約5割くらいまで増えています。地元の就職率がですね。ですから、状況としては好転してきているのだろうなとは思います。これはあくまでも高校を卒業した人の数字ですので、やはり志高く大学まで進学したいという方、それから就職の希望というのは、憲法で保障された職業選択の自由というのもありますから、拘束することはできないわけでございますが、ご質問者がおっしゃられるように、ここに住んでいる人たちが厚岸っていいところだとか、もっと活気のある町だとか、そういうふうになっていけば、またそういった方々もUターンなりIターンなり、Jターンなり、いろいろな形でまた呼び込むこともできるのだろうなと思います。そこがやはり大事だということで、各産業団体も経済団体もこぞってここを頑張っていこうというお話でございますので、ご理解いただきたいと思います。なお、先ほど私、もうける漁業と言いましたけれども、もうかる漁業と、正式には言うそうでございます。そういった考え方で、町もそこについては支援する立場で頑張っていきたいと思います。

質問 大野

今、課長に答弁をしていただきましたけれども、全くそのとおりなのだろうなと。前回、高校を卒業した方にアンケートをとって27%から50%くらいまで年々上昇してきているということは、非常に厚岸町にとってもうれしいことだろうし、それだけ厚岸に戻ってきてくれるということは、今も多分ずっと住み続いてくれているのだろうな、今の若い人は就職したはいいけれどもすぐ辞めていってしまうというお話も聞きますけれども、そういった魅力ある厚岸のまちづくりに町一丸となって、第一次産業を含めて支援なり何なりをして活気ある町をつくっていただきたいなと、そんなふうに思うところでございます。それと、やはりそうやって若者が戻ってきてくれていて、次はやはり子育て支援の充実というか、拡充といいますか、やはりそうしないと子どもを産み育てないと人口増えないわけですから、まずはやはりそこに次に重点を置く。子どもが生まれたら、まずはやはり医療費の無料化。今、小学生までですけれども、それをやはり拡大していく。それとあと保育料、それから学校に上がってからも支援体制を、教材費とかいろいろ支援していますけれども、それの拡充。そうしたことをしていかないと、ああ、厚岸って子育てのしやすい町だなと思われるようなやはり町をつくるというのも僕は大事ではないかなと。短期的に1年や2年ならすぐできるのかもしれませんけれども、これはやはり恒久的にずっと継続してやっていかないとならないと私は思っております。また、今は子どもは親が育てるものではなくて、地域全体で育てていこうという国の考え方、そういったこともありますし、やはり厚岸町で生まれた子どもは厚岸町が育てるというぐらいの気持ちでないとなかなか難しいのかなと。また、貧困児童などマスコミ等々で騒がれていますけれども、実態は僕はわかりませんけれども、調べていませんから。そういったものをやはりなくして、誰もがやはりきちんとした教育受けられるような体制にもっていく、そのためには国なり道なり町の支援が必要ですけれども、やはり末端となる町が本当に親身になって考えていくべきだろうと思うので、そういった支援の拡充をお願いしたいと思うのですけれども、その点についてどうでしょうか。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

子ども・子育て支援ということで、本当に大事な課題だということで、総合戦略の中でも目標の二つ目で、子どもを安心して産み育てられる厚岸ということを目標に立てさせていただいて、いろいろな政策を挙げさせていただいております。町長の答弁にありましたけれども、平成27年、それから28年、今年度に今までの施策から拡大しているものが随分あります。先ほどおっしゃいました小学生までの医療費の無料化というのも今年から始めておりますし、それから、特定不妊治療費の助成事業というのも今年から制度を設けております。まだ残念ながら使った方はいらっしゃいませんけれども、3人くらいの相談は受けております。それから、保育料の助成の事業についても、今年保育料の改正を何年かぶりにさせていただいて、国の制度に合わせる部分もありますけれども、町の助成の部分では今年も拡充をしているというようなこともあります。それから、放課後児童クラブの6年生までの受け入れの拡大ということも、平成27年から子夢希児童館で始めておりますし、28年、今年からは友遊児童館でも始めているというようなことで、一つ一つそういった政策は、去年今年と随分増えております。今までにやってきたものも含めて、引き続き充実をさせていくということはやっていかなければなりませんけれども、そのほかに、今、重点的に検討を進めている部分では保育所の延長、時間延長の部分ですとか、保育所の整備の関係などは今、検討を進めているというようなことで、すぐにはなかなかできませんけれども、一つ一つ整備ができる方向に向かって頑張っていきたいなと思っております。

質問 大野

子育て支援についても今、課長の答弁をいただきました。まさにそのとおりなのだろうと。全部一遍にやれと、これは限られた財源の中ですからなかなか難しいのですけれども、着実に少しずつ前進していっているのは目に見えますので、こういった今後の検討項目も踏まえて、やはりきちんと対応していっていただきたい、町民のためにやっていただきたいなと思います。町長にお願いですが、今期あと半年ちょっとですよね。ぜひ来年度予算で支援の拡充をお願いしたいなと思うのですけれども、その辺どうでしょうか。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

お答えをさせていただきます。昨年、国勢調査が行われたわけであります。その結果、全道179ある市町村のうち、171市町村で人口減少があらわれております。その一つが厚岸町でもあるわけでございます。札幌一極集中です、北海道にあっては。全道的に減少している中で札幌市だけが増えている。4万人増えているような状況にあるわけであります。そういう中で、厚岸町も昭和35年をピークにして、実は本年の11月末現在では9,748人になってしまったわけであります。これは住民基本台帳でありますが、毎月減少いたしております。我々といたしましては、今、それぞれ担当課長からお話がありましたとおり、抑制すべきである、人口減少を何とか抑制したいということで、いろいろと努力をされていただいているわけでありますが、実際はそういう数字になっているということであります。これにはいろいろな原因があります。実は、厚生労働省が発表した2014年の資料でありますが、初婚ですね、初めて結婚する人、男性は31.1歳、女性は29.4歳であります。そうしますと当然、女性が第一子を出産する年齢というものが高くなるわけであります。昭和55年のときは26.4歳、初出産が。平成26年、昨年は30.6歳です。そういたしますと当然、昔は5人も、我々の時代は8人10人もいたという時代でありますが、高齢が遅くなっているという実態を考えますと、出産もそのような状況にあるということでございますので、だからといって厚岸町だけは何とかいろいろなの面の対策を講じて頑張っていかなければならないと思います。そこで、ちょっと長くなりましたが、来年に向かっての予算の件でありますが、子育て支援対策については重点的に講じてまいりたい、お約束をさせていただきたいと思います。

質問 大野

力強い答弁どうもありがとうございました。次に移らさせていただきたいと思います。町営牧場の堆肥センターのところのカラス、カモメ、生ごみ収集を始めてから飛来数が多くなってきたよと、これは目に見えて本当に増えてきているのですよね。何度か駆除、年に何回か駆除はしているとはお聞きしたのですけれども、実際のところ、これは野生鳥獣被害対策協議会、町内のハンターさんたちと連携してやっているのだろうとは思うのですけれども、何回ぐらい行っているのですか、これ。

答弁 環境政策課長 尾張

厚岸町野生鳥獣被害対策協議会事務局としてお答えさせていただきたいと思います。今、ご質問にありましたとおり、カラスの駆除対策につきましては、農家さん等からのご連絡をいただきながら、ハンターさんのほうに要請を行いまして、年間5回程度実施しているところでございます。特に牧場等につきましても、町内全域でございますので、なかなか1回行っても散弾での駆除です。電線にとまっているカラスを撃つわけにもいかない、飛んでいる状況とか、とまっている、地面にいるものということですので、1発放してしまいますとなかなかその後の駆除ができないと。1回巡回していただいた中で、多くとれて10羽程度という数字にはなっていますけれども、昨年度、27年度におきましては、年間の駆除目標については400羽目標にしているのですが、なかなか駆除対応163羽、さらには26年度には400羽に対して197羽ということで、それぞれハンターさんのほうにも出向いていただきまして努力いただいているところですけれども、やはりなかなかカラスの駆除というのは、銃による駆除というのもやはり厳しい状況があると。ただし、こういう中での駆除については、今後も継続しながら、やはり被害を少しでも減少させるような取り組みにつきましては継続してまいりたいということを考えているところでございます。

質問 大野

160羽とか190羽くらいは駆除しているよ、そんなものでは全然減ったうちに入らないですよね。確かに1発撃つと逃げてしばらく帰ってこなくて、そのうち夜になってというのが繰り返してしまうのだろうなとは思うのですけれども、やはりあそこは牧場ですから牛の近辺にいる間は発砲できないだろうし、夏場の限られた時期なのだろうなとは思うのですけれども、やはり今、継続してやっていくしかないと言われていますので、ぜひ根気強くというか、あまり減らす格好にはならないのかもしれませんけれども、やはり何らかの措置をしながらやっていただきたいなと。そこで、今度は牧草なのですけれども、答弁書には機械を導入して来年度からやっていきますと書いてあるのでよかったなとは思うのですけれども、この機械、牧草って6月下旬から始まるのですけれども、それまでにちゃんと予算措置をされてちゃんと導入されるのでしょうか。それと、この牧草ロール、次のところに書いてある置き場の整備、これセタニウシ団地の土を持ってきて云々かんぬんと書いてあるのですけれども、このセタニウシの事業はどんなことをやる事業なのですか。その辺もお聞かせ願いたいと思います。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

まず最初に、ラッピングマシーンの導入時期ということです。町長のほうから指示いただきまして、今、実は来年度からの3カ年の実施計画の調整作業を今、進めているという状況です。それと、来年度新年度予算についても調整を進めているという状況の中で、早速、担当課のほうとも私どもが入らせていただいて協議をさせていただきました。今、当面考えているのは、今、町営牧場で旧式にはなるのですけれども、2台のラッピングマシーンがあります。ただ、これについては町営牧場にロールを持ってこないとラッピングできない、ラップをかけられないという機械なのですね。そして今、大野議員のところはそうだと思いますが、農家さん方が入れているのは、装置のほうに持ち込んで行って、ロールにしたものを次から次へとその場でラップをかけるということが可能な機械が主として利用されております。そうなるとかなり作業効率も早いと。どうしてもロールを町営牧場に持ってくると数が限られる、時間も要するということでの作業効率が悪いとありましたので、そういうのも考慮しながら予算措置していただけるように内部調整をしています。まだ予算は固まっておりませんし、3月までに最終的に詰めるということですけれども、町営牧場も6月中過ぎから一番草の収穫に入りますので、できればそれに間に合うような形で導入できるように予算措置をということで考えておりますので、今の案としては当初予算の中で盛り込まれるように調整をしているということでございます。それと置き場、ロール置き場の件です。どうしてもあそこの地形はちょっと伝えにくいものですから、道道を挟んでという言い方していますけれども、標茶に向かっていく道道から上風連大別線に曲がった右手のところなのですけれども、大野議員はご承知かと思いますが、その場所に以前はロールの山を積んでいたのですね。ただ、平成25年、26年辺りに大雨降ったときに、そこに堆積をしていたロールが水没してしまったということで、いろいろな叱責を受けたりもしました。それで、27年度から、今の場所に一部を、全部は動かしていないです。まだその場所にも高い部分がありましたので、その部分には残していますけれども、低い部分の部分は動かしました。今回こういうようなことが起きてしまったということで、私どもも適当なロール山を置く場所を考えたのですけれども、やはり場所としてはあそこの場所が、26年まで使っていた場所が場所的にはいいのです。ただ低いということで、ただそれを町で予算で措置すると、かなり造成というのはかかるものですから、何とかいい方法がないかということで、実は総合振興局のほうにも相談をさせていただいたということです。今、道営のセタニウシ団地、町営牧場のセタニウシ団地の道営事業を行っています。来年、水飲み場等の整備をする予定になっています。そうすると、そこをつくるための土が出てくるのです。初めは北海道総合振興局もちょっと残土をそこにというようなことは難色を示したのですけれども、いやいや残土ではないと、再生利用させてもらいたいのだ、厚岸町としてはということでお話をさせていただいたら、それであれば問題はないだろうと。今のセタニウシ団地のところから持ってくる土を、今、置こうとするところも草地です。そして農業施設用地にもなっているところですから、当然農場の問題もないということを確認させていただいて、ぜひその土をそこの盛り土用に活用させていただきたいのだと。そして、ある程度の高さを確保できたらそこにロールを置く、あるいはそこでもし充足できるような土が出れば、またそのほかの部分での適地を見出して、そちらのほうに土を置くという手だてを探っていきたいということで、総合振興局と協議をさせていただいております。おおむねの残土量は出ておりますけれども、ただ、今、ロール置き場にしようとしているところの、そこの必要量は逆に出していないものですから、そちらのほうの調整をしながら、ロール置き場の整備を順次進めていきたいなと考えているところでございます。

質問 大野

中身はわかりました。セタニウシ団地の水飲み場の整備を図るのに、残土を持ってきて、低い土地を高くするよということなのであれなのですけれども、多分土、しょせん土ですから、多分高くした上には砂利等々を引いて、さらに細かい目つぶし状のものを引いていないと多分、雨降ったら入れなくなるのではないかなと想像はつくのですけれども、そういった整備も含めてきちんとやっていただきたいなと。また二度手間、三度手間がかからないような方策で対応していっていただきたいなと思います。ラッピングマシーンのほうも、3月まで煮詰めて、何とか間に合うようにはしたいということなので、その辺をよろしくお願いしたいと。以上で、終わります。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

一つ付け加えるのを忘れたのですけれども、置き場ですね、ロール置き場。これ来年度のセタニウシ団地の事業の中でやるものですから、来年度の工事で動くのですね。ですから、来年はちょっと活用という部分はすぐには使えないと思うのですね。だから、今、今年の使ったような、できるだけカラス等の被害を及ばないところを再度検証しながら、そちらのほうに来年度は活用して、再来年度からそちらのほうの置き場を活用するような形にしていきたいなと。できれば、その上ですね、火山灰を引くだとか、先ほど1回目で町長が答弁申し上げたように排水性をきちんとしてあげないとだめだという部分もありますので、そちらのほうもあわせて検討はさせていただきたいなと思っております。

出典:厚岸町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月14日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる