みんなの議会

厚岸町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月9日

(1)少子化対策について/(2)TPPについて

2015年12月9日、厚岸町議会の一般質問で、石澤由紀子議員が「少子化対策について」「TPPについて」について質問し、教育長 富澤、町民課長 石塚、町長 若狹、教委管理課長 髙橋、産業振興課長 湊谷が答弁しました。

質問者
石澤由紀子 議員
答弁者
教育長 富澤、町民課長 石塚、町長 若狹、教委管理課長 髙橋、産業振興課長 湊谷

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 石澤

先に提出した通告書に従って、1回目の質問をいたします。まず、少子化対策について。少子化の進行は一層の人口減をもたらし、地域経済だけでなく未来を担う子どもたちの健全な成長にも大きな影響を及ぼすことになります。厳しい財政状況の中ですが、子育てしやすい環境づくりが必要だと思います。まず、乳幼児医療費の助成を拡充し18歳まで無料化とすべきではないかと思います。次に、若者向けの町営住宅や雇用促進住宅など考えられませんか、また、民間住宅に入っている若者への家賃支援は考えられませんか。保育料の引き下げはできませんか。それから、就学援助についてです。新入学時の児童生徒については、他の児童生徒より多くの支出が必要なので、前倒しで支給し、新学期に間に合うように支給する方法を考えられませんか。準要保護対象の児童生徒に対するクラブ活動費、生徒会費、PTA会費に対する助成について、本町ではどうなっていますか。要保護生徒と同様にすべきと思いますが、どうですか。次に、TPPについてです。まず、TPPが大筋合意をされた言われていますが、このことについての町長の考えを伺いたいと思います。本町として、具体的な影響についてどのようになるのか、その対策はどうするのか。それから、地域を守るために全町民的な運動を展開すべきではないかと思いますが、どうですか。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)

私からは、就学援助についてのご質問にお答えいたします。1点目は、新入学の児童生徒については、他の児童生徒より多くの出費が必要なので前倒しで支給し、新学期に間に合うように支給する方法を考えられないかについてであります。就学援助費の支給方法につきましては、要保護及び準要保護の認定を受けようとする保護者から、児童生徒が在籍する学校長経由にて申請をいただき、内容審査を行った上で認定の決定をしたときは、あらかじめ保護者から委任を受けた当該学校長の口座へ振込を行い、学校長から当該保護者が現金で受け取る仕組みになっております。ご質問にあるように新入学の児童生徒の場合は、他の学年の児童生徒より学用品等を多く購入する必要が生じることになりますので、早期の支給については理解するところでありますが、就学援助世帯として認定するためには課税情報が必要な場合があり、その情報が確定する時期が6月中旬であることから税情報の確認及び認定作業を合わせると、認定の決定については6月下旬となり、支給については7月下旬となりますことをご理解願います。なお、毎年、就学援助費の支給については迅速かつ正確に事務処理をして遅滞がないよう万全を期しておりますので、よろしくお願い申し上げます。2点目の準要保護対象の児童生徒に対するクラブ活動費、生徒会費、PTA会費に対する助成について、本町ではどうなっているのか、要保護児童生徒と同様にすべきと思うがどうかについてですが、現在、要保護児童生徒についてはクラブ活動費、生徒会費、PTA会費が支給されておりますが、厚岸町においては準要保護の児童生徒に対しクラブ活動費、生徒会費、PTA会費の援助は行っておりません。就学援助制度は、教育の機会均等の精神に基づき、全ての児童生徒が義務教育を円滑に受けることができるように配慮し、実施すべきものと考えますので、厚岸町といたしましても財政事情も考慮しながら援助内容の検討をし、継続的で効果的な施策展開を図ってまいりたいと存じますのでご理解をお願いいたします。以上でございます。

質問 石澤

まず最初に、子どもの医療費の問題でもう一度質問させていただきます。北海道新聞に子どもの医療費中高生も助成急増という形で載っていました。子育て支援を目的に子どもの通院、それから入院の医療費助成の対象は中学生、高校生まで拡大する市町村が道内に急増している。この釧路管内でも釧路町と釧路市を除いて浜中、白糠、標茶、弟子屈、鶴居、ここはもう中学生まで医療費の無料を決めて実施しています。その中で、子どもたちの医療費のかかりぐあいなのですが、小学校に上がる前のほうが医療費がかかります。いろいろ病気もありますから、でも小学校に上がってしまって、中学生、高校生になるとけがでもしない限りは、よほどでない限りは医療費がかからない、それで助成を決めたというふうに話を聞きました。厚岸の場合も、このとおり今、中学生まで無料化の実施を検討しているところでありますということですが、何回か私、もう相当な回数このことは聞いています。実質、最初聞いたときに2,800万円と言っていたかな、そのうち2,500万、今は2,200万円という形に中学生までのにはなってきていますが、子どもたちがどんどん結局少なくなっているのです。少子化です、明らかに少子化です。厚岸に子どもが戻ってきた子どもたち、それから厚岸で結婚して、生活して、仕事をしている子どもたち、そういう子が確実に今生まれている子どもたちが少なくなっている。何年でしたか、6,000人になるだろうというような統計も出ていますが、その前に今からやれば6,000人になってしまうのかなと思いますが、そういう状態もありますので、まず子どもたちが安心して暮らせるようにお母さんたち、親世代、若いお母さんたち、子育てしている世代がまず病院にかかるときの心配がないように、そういうことをするためにもやはり実施してほしいと思うのです。その辺、もう一度お願いできないでしょうか。

答弁 町民課長 石塚(町民課長は2019年3月まで)

ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。今回、総合戦略の中で中学校までの医療費の実施の可能性について検討するということで、今までの答弁ですとあくまで子育て支援全体の中で検討させていただきたいという形から一歩ちょっと踏み込んだ実施の可能性について今年度、検討させていただくということでございますが、基本的に子育て支援全体の中でという枠組みの部分ではこれまでと変更のない部分かと思います。といいますのは、限られた町の財源の中で子育て支援全体の中で何が有効に少子化対策、それから子育て支援対策として効果があるのかという部分を含めて再度、今までよりも踏み込んで検討したいと考えているところでございます。管内の状況につきましては、私どものほうでもいろいろ調べてございます。3月議会にもご質問を他の議員さんからもいただいておりまして、医療費が無償化することで医療費がふえるのかという部分についてもある程度、検証はしてきているのですが、その部分については他の市町村のレセプト、実際にデータを拾わないと出ない部分等ございまして、完全に医療費がふえるという答えは現在、出せないでおります。ただ、少なくても釧路管内におきましてはそれをやることで明らかに医療費の増大が見られるとか、そういう現象は現在のところ確認できておりません。ですが、少なくても隣の浜中町、中学生までやることで今回分かったことで子どもの人数、厚岸町よりは少ないですが、少なくても中学生まで1,600万円ほどの新たな負担が生じていると、そういう部分もございますので今回、26年度の実績で新たにどのぐらい厚岸町で実施した場合かかるのかということで、この数字を出させていただいております。しかしながら、医療費については年々下がっていくと言い切れるものではございません。人数が減っても場合によりましては医療費が増減するというのはこれまでの傾向でございますので、今後においても詳細に検討していきたいと思っていますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

質問 石澤

結局、私らが子育てしているころよりも、今のお母さんたちの生活費というのは、給料ですね、確実に下がっているのです、正社員よりも正規とか、結局バイトかな、何かアルバイトいうか、パートという形で生活費自体が本当に低くなっています。ですから、ぎりぎり我慢して子どもたちもすぐ連れて行けばいいのに我慢してて重度化してしまったという話も実際聞いています。ですから、3割負担ですよね、国保の場合は、3割負担の部分なのですけれども、それでも子どもを病院に連れて行けないお母さんたちもいるのです。ですから、やはりここは厚岸町の子どもたちですよ、この未来をしょっている子どもたちです、私たちのこの厚岸町をしょっていく子どもたち、その子たちの今が大変なのですから、そしてそれを子育てするご両親、若い世代のご両親、その人たちを支えるということはこの厚岸町の未来を支えるということだと思うのです。ですから、何ぼかかるか、浜中でどうなっているか、こうなっているかと言いますけれども、浜中町で聞いたところによりますと中学生終わるまでに歯医者も全部治療終わらせてしまうと言っていました。高校生になったらお金がかかるからです。浜中のほうでは今、高校卒業するまで、18歳まで検討を始めています、それから標茶もそうです。鶴居、標茶も高校までと検討を始めているそうです。白糠もそうかな、もう高校、子どもたちを何とか守り、若い世代にここに住んでほしい、厚岸町で子育てをしてほしいというのを前提で今、何とかその医療費とか先ほど言いましたけれども保育料とか、そういうのも含めて、ここで厚岸町だったら子育てしたいと、そういうまちづくりを根本的に根っこに据えてやるべきだと思うのですが、どうですか。

答弁 町民課長 石塚(町民課長は2019年3月まで)

釧路管内におきまして、議員おっしゃられるとおり高校生までの無償化の検討に入っているところは確認しております。ただ、まだ確認したところ実施するとか、そういう段階ではなくて、今年度、今後において実施に向けて検討したいという内容というふうに伺っております。それと、子育て支援というくくりの部分で医療費だけにとどまらず他にいろいろな施策があるかと思います。厚岸町では、あくまでもその中で検討していきたいと、何度も同じ答えになって申しわけありませんが考えておりますのでご理解をお願いしたいと思います。

質問 石澤

これは岡山県のことなのですけれども、合計出生率2.81を達成というまちがあるのです。奈義町です。ここでは医療費無料化効果高いと言っています。それだけではないですけれども、まず町外への高校進学費補助とか、それから病児保育などをやっています、厚岸病児保育の問題もあると思うのですけれども、やっていますが、まずここで住んでいるお母さんたちが子育て支援制度があることで移ってきた方もいらっしゃいます。厚岸で移住してきて、またIターン、Uターンも含めて厚岸に戻ってくるときに若い人たちも、年配の人も、それから退職者の方もそれぞれあると思うのですけれども、ここで頑張って、厚岸の中でいろいろなことを発信してもらうにも、ここで子育てしたらいいのだよというのを見えるようにしないと戻って来づらいと思うのです。まず、子育てにはお金かからない、教育費にもお金かからない、そういうのがあった中でここで暮らそうという人がふえることを考えていくべきだと思うのですが、それはどうですか。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

私からお答えさせていただきます。子育て支援策といいますのは、私も極めて重要な課題であると、施策であると考えております。その中で、ほかのまちがやっているからではなくて、厚岸独自の子ども支援策はどうあるべきかということが最も厚岸町のまちづくりにとっては大事なことであると、そのように私は考えているわけであります。そういう中で、今日、人口減少の中で国から定められております総合戦略、そしてまた人口ビジョンというものを今、作成中であります。金太郎飴であってはなりません。厚岸独自の総合戦略であり、人口ビジョンをつくっていかなければならないと思っているわけであります。まちによっては、委託しているところもあります。しかしそれではだめだと、町の職員はみんな優秀であります、町独自でつくっていこうということで皆さんに頑張っていただいているわけであります。その中で、医療費の無料化についてもいろいろと今、考え中でありますので、今、石澤議員からるるお話がありましたけれども、そのことも踏まえながら子育て支援策の一環として考えていかなければならない、そのように思っておりますのでご理解を賜りたいと思っております。

質問 石澤

今までも妊婦さんの通院の助成とか、それからいろいろ厚岸町独自でやっていますよね、ですからもう一歩進んで、命の問題、子どもを生んだらここで育てられるのだという、そのための手助けをお願いしたいと思います。次に移ります。就学援助なのですけれども、本当に結構大変なぐらいかかるのです、新入学生の子どもたちというのは。そこの部分で、今、前年度の所得が分からなければできないと言っていましたけれども、北九州市とか福岡では、入学準備の3月時期開始しているのです。本当に大変な生活の部分で、その後、支給した後に早目に、そこに入学する子どもたち、町内の入学する子どもたちって分かりますよね、今年来るって。だから、その早い時点で2月か、案内ありますよね、説明会とかありますよね、そういうときを使って、こういう就学援助があるのだというふうな話をして、そこで出してもらうというようなことはできないものでしょうか。

答弁 教委管理課長 髙橋(教委管理課長は2019年9月まで)

就学援助につきまして、早期に保護者のほうに案内をできるのではないかというご質問ですけれども、その辺については可能だと思います。早い段階で来年度の就学するお子さんの保護者の方に、例えば就学時検診が前の年の10月に毎年行いますけれども、その際にこういう援助制度がありますというようなお知らせは可能かなと思います。

質問 石澤

本当に大変な人は大変なので、そういうときに、そういう生活相談を受けながら、そういうことができれば少し前に進むのかなと思うのですが、ぜひやってほしいなと思うのです。クラブ活動費とか生徒会費、PTA会費なのですけれども、準要保護と要保護の差というのは多分ぎりぎり、それほど差がないような気がするのです、下の部分という、ぎりぎりで準要保護になってしまっている部分があると思うのですけれども、そこの人数というのか、ぎりぎりで引っかかっているというようなところというは何人ぐらいあるかというのは、そういうことがあるので本当に大変な要保護になれればいいというわけではないですけれども、要保護で受けれればいいのですけれども、受けれない人たちにとってはこのクラブ活動、生徒会費、PTA会費というのも大変な支出だと思うのです。ですから、その辺の部分の保障というのか、支援をやはりプラス今の準要保護の部分でプラスして1.3か、1.2ですけれども、1.3くらいに上げて、その中で考えるということはできないものなのでしょうか、どうなのでしょうか。

答弁 教委管理課長 髙橋(教委管理課長は2019年9月まで)

お答えいたします。限られた財源の中で今、基準が1.2という形でやっておりまして、何年か前の議論の中ではその1.3とかという話も出たのですけれども、1.3の拡大してしまうとかなり財政的な負担が出るということで、現状の制度を維持したいということでそのままにしているという部分もありますし、ただ、確かにボーダーというか、要保護と準要保護の境目のぎりぎりの方にとりましては確かに財政的な負担が大きいというのは理解ができます。ちなみに、27年度の当初でいきますと要保護の数が全児童生徒数の718名で、そのうち要保護、児童生徒が13、準要保護が128ということで、認定率からいきますと要保護が1.81%、準要保護が16.02%という形になっております。ですから、全児童生徒数のうちの要保護、準要保護合わせた割合は17.83%という形になっておりますので、17%の方が受けていただいているというような状況もありますので、町としてはかなり負担が大きいという部分もご理解いただきたいと思います。

質問 石澤

それは分かるのです、大変だということは分かるのですけれども、その受けている人たちはもっと大変なのです。ですから、ここの部分で、全部がクラブ活動をやっているわけではないでしょうし、でも生徒会費とかPTA会費というのはやはり納めなければならないと思うので、その部分の援助をやはりちょっと考えててもらえたらなと思います。次に移ります、TPPのことです。正直な話、大筋合意をしたから我慢せいというような報道が流れています。しかし、大筋合意であって決定ではないのです。国会決議が求めたのは、主要5品目については関税の撤廃だけでなく削減も行わない、除外でです。これが満たされなければ交渉から撤退すること、これが国会決議でした。あと、その中身を全部知らせて、きちっと中身を知らせることというのも国会決議の中に入っていました。だけども、大筋合意は国会決議を間違いなく踏みにじったものだと思うのです。決まってしまったからと言いますけれども、私たち農家にとって牛肉が21年、9%になるということはゼロに等しいのです、関税が。それから、私、今やっていますいろいろな酪農というのは牛乳、乳製品だけでなくて私ら加工乳ですから、いろいろな加工品、乳製品、それからニュージーランドも含めてなのですけれども、バターとか、それから脱粉とか、ゴーダ-、チェダー、これが入ってくるということは本当に大変なことなのです。生産者の価格は間違いなく下げられます。しかし、消費者にとっては価格は下がらないと思います。中間で、流通機関で取られますから消費者のほうが安いということにはならないです。それは間違いなく言えると思います。あと、とても恐ろしいのは遺伝子組み換えの話を町長言っていましたけれども、食の安全で言っていましたが、遺伝子組み換えが普通に入ってきてしまうということです。今、日本は世界で一番遺伝子組み換えを食べているそうです、間違いなく。まだこうやって制限していますから、遺伝子組み換えが入ってくる量も制限されています。だけど、これで撤廃されたらどんどん入ってくるのです、遺伝子組み換えが。しかも、その肉ですけれども、牛乳の成長ホルモンですが、日本では使用が許可されていない成長ホルモン入りの牛肉がさらにふえます。アメリカです、それからオーストラリアもEUと、それから日本向けと差別しています。EUには成長ホルモンの入ったものは輸出していません、オーストラリア。しかし、日本には日本が禁止していないから入ってくるのです。いまだに入ってきます。使い分けしています、日本がノーと言わないからです。でも私たち農家は成長ホルモン使っていません。だから日本の牛肉は安全なのです。あと、ラクトパミンという成長促進剤があるのですけれども、牛や豚の飼料添加物としてアメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリアと広く使用されています。しかし、これは吐き気、めまい、手が震えるなど中毒症状を起こし、特に心臓病や高血圧への患者への影響が大きく、長期にわたり摂取すれば染色体の変色ももたらし、悪性腫瘍を誘発するという指摘もあります。ですので、EU、中国、ロシアなど使用禁止し、輸入肉についても厳しく規制しています。日本では、国内では使用していません、これも。これは消費者の人たちも安全なものを食べたいということあって、私たちもそれに応えるために使用していません。しかし、検査が簡略されます。先ほど6番議員も言っていましたけれども、検査がどんどん大量に入ってきます。90何時間かかるものが48時間でせいと、通しなさいと、それはもう本当ざる状態です。どんどん入ってきます。そういうようなリスクがあります。それから、RDSTという乳牛の遺伝子組み換え成長ホルモンというのがあります、これを注射された牛からの牛乳、乳製品はインシュリン成長因子、それからがんのリスクを上げる、男性でいえば前立腺がんの発症が4倍、それから女性でいえば乳がんの発症が7倍という、これもこういうことがあるというのは発表されています。こういうようなものがどんどん入ってくるということです。私たちの今、餌は関税ゼロです。だから、農家が大変だというのは関税がゼロですから、穀物価格だけで私たちは大変になっているのです、そういうようなことがあるので、TPPによって食品が安全に保たれなくなってしまうということなのです。そのことをやはりみんなに知らせなければならないし、知ってほしいのです。先ほど町長が言いましたが、決まってしまったら仕方がないと言いますけれども、その仕方がないで1次産業潰れますよ、それでいいのでしょうか、どうなのでしょうか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

ご質問あった中で、厚岸の酪農家の生乳生産における加工向け、飲用向けの割合からいきますと、飲用向けが大体2割、加工向けが8割というような状況になっております。それで、このたびのTPPにおいて脱脂粉乳、バターについては、TPP枠が設定をされたけれども近年ということでいくと、今年であればバター不足等もあって15万6,000トン、生乳換算でいくと輸入していると。TPP枠設定したのは発効当初6万、そして6年目から7万ということですから、今年の半分以下のTPP枠だということで、当面は影響はないということを国は言っていると。あと、ホエイ、チーズだとか等々につきまして先ほどの町長からの答弁にもあったとおりです。ですから、当面はそれほど影響はないと思われますけれども、その後、関税が段階的に削減されるものもあります。そうなってくると国産牛に替わってということで、国産牛の価格が下落されるのではないかということを先ほど町長のほうからも答弁であったところでございます。そういった問題もあるわけですから、厚岸町としてはこの影響をできるだけ生産者のほうの影響を抑えるという意味では、TPPは合意したわけでございますけれども、国のスタンスを見ればもうTPPの対策の大綱まで出てきているわけでございますから、国は粛々と発効に向けた手続きに向かっている、客観的に見てもそういった方向で行っていることは見えるわけでございます。そうしたときに、厚岸町としては農業協同組合ともいろいろ協議をさせていただきながら、まず、農家を守らないといけないということはご質問者言われるとおりでございます。そのために、実に有効な手だてを国からどう引き出すかという方向に向かっていかなければ守られないという思いで今後、進んでいきたいという趣旨での答弁になっているということでございます。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

私から、先ほど町長は仕方がないというお話でありましたけれども、そういうことを言っていませんので、この点、ご理解いただきたいと思います。

質問 石澤

そういうふうに聞こえたものですから、すみません。さっき言っていましたけれども農業を守る気は政府はないですよ、正直な話。企業を守るだけです。1%の企業が農家に入って、広いところ、いいところ企業がやって、1%の企業が倍増すれば、それが所得倍増するからいいということです。今、問題視されている、厚岸でもありますよね、国産、地産地消、給食とかありますね、地産地消やっていますよね。でも、これもTPPのISD条項で引っ掛かりますよ、実際、韓国ではこういう問題があるのでみずから自分で取り下げたりしているのですから、そういうことも出てきます。それとTPPの後にEUとの交渉もありますので、ただ、要はTPPが全部引っかかってくるということなのです。それで、やはり厚岸で……(「4番議員さん、時間がないのでまとめてください」と発言する者あり)はい、分かりました。TPPの内容がどうなのかということを学習会とか何か開いて、町民と一緒に考える場をつくってほしいと思うのですが、いかがですか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

町も農家を守るという、1次産業を守るという意味では、そういった部分を関係機関のほうとも連携を図って検討していきたいというふうに思っております。

出典:厚岸町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月9日 議事録 PDF(68ページ) 間違いを知らせる