厚岸町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月16日
災害時の避難について
2015年9月16日、厚岸町議会の一般質問で、竹田敏夫議員が「災害時の避難について」質問し、町長 若狹、総務課長 曾田、教育委員会管理課長 髙橋が答弁しました。
- 質問者
- 竹田敏夫 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、総務課長 曾田、教育委員会管理課長 髙橋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 竹田
第3回定例会において、先に通告したとおりに質問をいたします。1、災害時の避難について。(1)障害者への対応について。ア、地震・津波・火災発生の避難時に聴覚障害者、あるいは難聴者、盲目者、弱視者の方に対しての情報伝達をどのように行う考えでいるのか。イ、避難所においての聴覚障害者、あるいは難聴者、盲目者、弱視者の方に物資提供や、さまざまな情報伝達をどのように行う考えでいるのか。(2)住民避難について。ア、床潭地域の床潭沼の海抜は約5メートル弱と聞いているが、床潭と町をつなぐ道路は一本道です。混雑して避難が非常に難しいと思うが、現状の避難所だけで十分だと考えているのかについてお聞きします。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
5番、竹田議員のご質問にお答えをいたします。災害時における障害者への対応についてのうち、初めに、地震・津波・火災発生の避難時に、聴覚障害者、あるいは難聴者、盲目者、弱視者の方に対しての情報伝達をどのように行う考えでいるのかについてでありますが、これらの災害が発生した場合における町からの情報伝達は、防災行政無線、IP告知、緊急速報メール、町のホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブック、ファクシミリにより行っております。このうち防災行政無線は、聴覚に障がいのある人に緊急速報メール、町のホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブック、ファクシミリは聴覚に障がいのある人に、IP告知は両者に有用であると考えますので、今後もこれらを効果的に活用しながら、迅速な情報伝達を行ってまいりたいと考えております。なお、その他の情報伝達としては、自主防災組織の活動における声かけについても、有効な手段であると考えております。次に、避難所において聴覚障害者、あるいは難聴者、盲目者、弱視者の方に物資提供や、さまざまな情報伝達をどのように行う考えでいるのかについてでありますが、避難所においては、このような要配慮者の方々に対する物資の供給場所や供給方法の連絡など必要な情報の提供に、特に配慮する必要があると考えております。例としては、聴覚に障がいのある人には、音声によって行った連絡を掲示板や避難所広報、筆談用のメモ用紙など、文字による情報の提供が必要になります。また、聴覚に障がいのある人には、構内放送や拡声器などにより音声情報を繰り返し流したり、携帯ラジオの貸出し、拡大文字や点字による情報の提供が必要になります。しかし、実際に今、挙げた例を行うためには、避難者や避難を受け入れた地域の皆さんの協力が不可欠であります。これまでも申し上げてきたとおり、災害発生時においては、町と消防の職員だけで、その全てに対処することは不可能であります。8月29日、太田活性化施設において、地元自治会などの協力を得て、二次避難所開設を想定した避難者受け入れ訓練を初めて行ったところでありますが、今後も同様の訓練を通じて、町民の防災意識の高揚を図っていく必要があると考えております。なお、これら以外で町が行うこととしては、関係機関や団体に対する点訳・音訳ボランティアや手話通訳者、要約筆記者などの専門ボランティアの派遣要請などを行う必要があると考えております。次に、災害時における住民避難について、床潭地域の床潭沼の海抜は約5メートル弱と聞いているが、床潭と町をつなぐ道路は一本道です。混雑して避難が非常に難しいと思うが、現状の避難所だけで十分だと考えているのか、についてでありますが、現在、津波時の床潭地域の避難場所は、東地区が床潭神社、床潭中央高台町有地裏山、ピリカウタ広場の3カ所、西地区が有限会社高島食品裏山1カ所の計4カ所であります。床潭地区の8月末現在の人口や、避難場所に指定できる土地のことなどを勘案すると、これ以上の避難所を設けることは難しい状況であることをご理解願います。以上でございます。
質問 竹田
ここ数年間の間で、津波等の避難をする場合のいろいろな方策が考えられてきました。また、避難所に集めてからのいろいろな問題点も出てきて、そこもいろいろと検討されるようになりました。ハード面、そしてソフト面という両方の面から行くと、まだまだハード面もソフト面も足りないということがあります。一番大事なのは、その場所に居合わせた人が、どのような行動をとらなければいけないのかということを、いち早く認識をするということが大事であり、その方にどのように認識をさせるかということの伝達の方法が、大事であるというふうに認識しています。それが一番大事なことだというふうに思っています。確かに、聴覚障害者の方、また難聴者の方には、特に地震や津波が起きた場合に、例えば火災が起きてきた場合、慌ただしさが見え、そしてうろたえている姿が見える。そのときに何が起きたのか、聞こえないわけですから、自分がどうすべきなのかという対応方法が分からない。ましてや耳もちゃんと聞こえる身体に何も障がいもない方でも、津波、そして火事といった現場に居合わせたときに、当然、精神的なダメージを受け、うろたえるわけですね。ましてや聴覚障害者の方、そして弱者の方、盲目者の方も、分からないことによってうろたえてしまう、そういう人たちをソフト面で守ってあげるということが非常に大事になってくる。例えば、想定の話なのですが、役場に何らかの用事で聴覚障害者、または盲目者その方が来たときに、その方にどういうふうにして伝えるかということが大事になってくるというふうに思います。聴覚障害者の方に、役場の職員たちが、うろたえているところが見たときに、どういう反応を起こすだろうかと。そして何を聞きたいのか、何を伝達してほしいのかということが極めて重要になってくる。施設内にいないときには、それぞれの緊急通報メール、町のホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブックがかなり有効になってくるであろうと思います。ただ、その場所に居合わせたときにどうするのか。もっと言うならば、例えば葬儀会場にいたときどうするのだろうか、自治会の会館にいたときのいろいろな集まりのときにどうするのだろうかといったことを考えると、そういったときの対応というのが、マニュアル的にないというのが現状ではないのかなというふうに思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。
答弁 総務課長 曾田(総務課長は2015年9月まで)
今、例として上げられたお客様が役場に来ているときにそういった災害が起きた場合、あと、その場合については職員が、それに対する対応を当然行うことになろうかと思います。これらについては、業務継続計画であるとか、あとは職員への対応マニュアル等で職員に示すことは可能であると思いますけれども、今、言われた葬儀会場や地区集会所での集会等があった場合の対応マニュアルというものについては、これまで町として、そこまでの対応マニュアルというものは示してきていない現状にあることは事実でございます。
質問 竹田
すべからず町民の命を守るという部分については、そういった対応、自治会の対応やそういう施設のいろいろな対応、また、教育委員会が所有する施設等また学校等、そういった部分についてもしっかりとした対応マニュアルがあればこしたことがないわけですよね、それらについてはいかがでしょうか。
答弁 総務課長 曾田(総務課長は2015年9月まで)
今、私どもとしては、まずはこのたび太田活性化施設において、二次避難所を開設したことを想定しての避難者受け入れ訓練ということを行わせていただきましたけれども、そういった意味で避難所を開設した際の避難所の運営マニュアル等の作成についてまでは、早期に作成をしたいというふうには考えておりますけれども、そういった各会場における対応マニュアルというものは、今現在としては考えていなかったところでありますけれども、いずれにしても災害に遭った場合に、そのマニュアルどおりに行くかということは、なかなか難しい部分もあろうかと思います。どこまでの形で示せるのか分かりませんけれども、そういったことをマニュアルとしてそれぞれの施設に置くというのは、かなり難しい部分もございます。今、広報では、毎月、災害対応の広報を流させていただいて、掲載をさせていただいております。この中で、まずは町民の皆さんにそういった場合の対応ということを、広報で周知をさせていただきたいというふうに考えております。
答弁 教育委員会管理課長 髙橋
教育委員会の部分についてお答えしたいと思います。学校につきましては、学校安全計画の中で、避難の災害の際のマニュアルはございます。ただ、避難所においての対応という形の部分については、ここのところ規定はしておりません。
質問 竹田
町としては、ソフト面になるわけですけれども、難聴者、またそういう聴覚障害者に対しての対応マニュアルをぜひつくっていただきたいと思います。非常に安く、そして確実に伝える方法として、一例をちょっと挙げさせてもらいたいと思います。こういった、今、何が想定されているのかということで、うろたえているときの聴覚障害者、これ1枚をこのように、「今、地震です」と。例、ちょっと小さくて見えないと思うのですけれども、これは例えばですから。例えば、こういうものをつくって役場の庁舎のどこかに置いて、時が起きたときにこういうものをぱっと出して、聴覚障害者がいるかいないか分からないですよね、役場の場合も、そして葬式の会場もいるかいないか分からない。だけれども、うろたえている姿を見て、自分自身がどうしたらいいのかと分からない人のたちに、これはすごい活用されているというか、これはすばらしいことではないかというふうな事例があります。それを勉強して、今回、質問させていただいたのです。また、何が起きたのか、「津波」です。何が起きたのか、「火事」です。そして、これから避難をします。これがあると、放送で聞こえない聴覚障害者の方もこれを見ると、自分自身が何が事が起きたのか、そして自分自身がどう行動するべきなのかということが瞬時に分かると。そして、聴覚障害で、または車椅子の人、そういう人たち、また歩行が困難な人もいます。中にはね。そういう人たちは今度、事が分かると、声を発生して自分を助けていただきたいと、私は耳が聞こえませんというふうに声を発することができる。そういったソフト面での事態が起きたときに、どういう伝え方をして、どう助けてあげるかということが非常に大事なことであり、施策の一つとして、方法論の一つとして、こういうものがある。これをつくるのに、非常に安くできるわけですよね。そして避難所に着いたときに、そこから自分自身が、お腹をすいている、何か食べ物が欲しい、飲み物が欲しいといったときに、避難所にせっかく飲み物、食べ物が届いているのに、自分が声を発せられない、また目が見えない、そして耳が聞こえない、そういった障害者の方が自分の意思表示をできないがために、満遍なくそういう物が行き渡らなかったという例が、この数々の毎年起きているような震災、いろいろな実験等でそういう事例があったと、それをどうしたらいいのだろうということも、これが要するに今、食事の提供しています、食事があります。そしてのどが渇いていたら、飲み物があります。これを避難の会場に行ったら、これを例えば5枚、6枚用意しておいて、協力していただける方に、消防の人も忙しい、役所の方も忙しい、そういった実際に対応しなければならない仕事の人たちができない場合に、これを差し上げて、これを掲げてやってほしいと。そうすると、普通に耳が聞こえる方でも、ざわめいている場所にいるので、一生懸命拡声器で呼びかけて「飲み物があります」と言っても、なかなか伝達方はできないと。そういった場合に、両方でこういうことをすると、伝わりやすくなる。そして満遍なく皆さんに避難もできる、そしてこういうものが一人一人くまなく当たっているということですね。そして避難所に行って、身も体も疲れたときに、町長が例えば激励に来たと、そうしたらこうやって、今、町長が来ましたと。こういうことを誰かが来たときに、こういうことで冗談抜きで、誰かが来たときもこうやって伝えることがてきると、こういったソフト面のお金のかからないこれを、ぜひ役場の庁舎の総合案内所のところに1枚でもいいです。そして各学校の施設のところに、これを置いていただければ、それなりの活用方法があると思いますけれども、町長、いかがでしょうか。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
大変いい避難対応についてのお話と承り、私も同感の意を表するところでございます。常に、厚岸町の資料として身体障害者手帳交付件数のほうで、聴覚障害者は50名いるわけでございます。そういう中で役場と、または学校等も含めて、見えない方々に対する対応、今、提示をされました掲示、私は大変いい方法ではなかろうか、そのように考えますので、今後の避難対応のあり方の参考にしていただきたい、検討いたします。どうかご理解いただきたいと存じます。
質問 竹田
ついで、床潭地域の避難についての質問をさせていただきたいと思います。床潭の避難場所については、東地区床潭神社、中央高台、町有地の裏山、ピリカウタの3カ所、そして西地区については有限会社高島水産の裏、計4カ所。高台にもともとある場所はいいのだろうけれども、もともと床潭の8番地全体のくくりで言わせていただくと、資料もいただきましたけれども、床潭の人口はこんなにたくさんいたのだなということが、改めて知ったわけですけれども、「そら逃げれ」といったときに、北海道発表の新たな浸水予測による床潭地区は、ピリカウタの一部を除き浸水地域となるための人口、これが475人、そして世帯数は165世帯、保有台数は427台、床潭というところはこんなにも多く人口・車が保有しているのだなということが、新たに分かったわけですけれども、これが一斉に動き出すと、どのような状況になるのだろうかということを想定した場合に、余りにも避難所が少ない。そして町へ通じるアクセス道路が、ひょうたん沼の脇にある一本道路と、そこに物すごい集中をするのではないか、そういったことが大きな問題として想定されるのではないかなというふうに考えざるを得ない。床潭の住民の方から、床潭の8番の元宮下商店の前から行くと、左手と右手に道路が分かれております。左手の方は高台に上がるということが、意外と何カ所か上り口があります。2カ所くらいあって、1カ所は多田さんの裏あたりにあるのかなと思いますけれども、宮下商店、元の道からTの字を右手にずっと曲がっていくと、高島水産のあたり1カ所ということで、この高島水産の裏手にある逃げ道、避難所というのは、もともと標高がそんなにない場所であります。そこに集中的に逃げ出すと、どういう状況になるのだろうかということを考えると、怖い状況になるのではないかなというふうに思うのですね。海岸線に道路が1本、裏手に行こうとすると、高島水産の脇の道路1本しかないわけですね、そこに集中していくしかないと。できれば町民側の意見としては、高島水産とそれからひょうたん沼の奥の中央あたりに、一番奥のほうに、とてつもない岩の高い部分があるのですけれども、昔はそこまで行けた道路が何らかしらあったということなのですね。それをぜひ調査して、整備をして、砂利道でいいから、その高台を新たにつくるという考えを持てないものかということを言われました。そういうことを少し考える余地も何も町としては持っていないのか、いやいや4カ所あるのだから、全然大丈夫だから我慢しろというのか、その辺はいかがなのでしょうか。
答弁 総務課長 曾田(総務課長は2015年9月まで)
確かに、西地区は、今、高島さんのところのぐらいが、のみの避難場所となっておりまして、その奥側のほうというのは今までも検討としては、検討してきておりません。今、ご提言をいただき、また床潭地区の方のそういった要望も聞いているということもございますので、町としては、まず場所の実態調査をさせていただいて、整備が可能なのか、また避難場所として町として指定できるふさわしい場所なのかということも含めて、まずは実態調査をさせていただきたいというふうに考えます。
質問 竹田
人数が集中して多いからとか、人口が多いとか、そういう問題で床潭を別に挙げたわけでも何でもない。逆に言えば、極端な話をすれば、大変失礼な言い方かもしれないけれども、床潭が学校もなくなり、人口もいなくなって、ひとりしかいなくなったときに、そういう対応をしてくれという要望は、多分、町民もしないだろうと。今、これだけの人口密集している一つの地域でありますから、今、そこに対応しなければならない時期であろうと。しつこいのですけれども、早急な調査をしていただいて、まずは可能なのか、避難所として高島さんから奥の方々の避難場所としての、全域になるかもしれませんけれども、床潭沼付近の床潭の町、宮下商店のY字路から町に向かっていく、ちょうどその中間あたりですから、固有名詞を言っていいのかどうか分からないですけれども、小笠原建設というのですか、そこのあたりから真っすぐ一本、避難に抜ける道があれば、床潭の反対側の末広というところの地域のほうには逃げれるのかもしれませんけれども、そういった道も含めて床潭の西地区の一帯を、避難できる高台避難の場所をということなので、昔々の話ですから、そこに裏道があったと。そこからつながっている、つながっていないというのは、現状把握はできてないという住民の方も言っておりました。何らかの形で寸断されたのかもしれませんけれども、そこも含めて調査だけは早急にしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
答弁 総務課長 曾田(総務課長は2015年9月まで)
繰り返しのお答えになりますけれども、早期にまずは調査をさせていただきたいというふうに思います。