厚岸町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月10日
人口減少に歯止めをかけ住みよい町をつくるための施策(子育て支援)について
2015年3月10日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「人口減少に歯止めをかけ住みよい町をつくるための施策(子育て支援)について」質問し、町長 若狹、町民課長 板屋、保健福祉課長 高橋、町立病院事務長 土肥、まちづくり推進課長 湊谷が答弁しました。
- 質問者
- 室﨑正之 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、町民課長 板屋、保健福祉課長 高橋、町立病院事務長 土肥、まちづくり推進課長 湊谷
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 室﨑
さきに通告いたしました一般質問通告書に従いまして、一般質問を行います。質問事項といたしましては、人口減少に歯どめをかけ、住みよい町をつくるための施策について、お聞きいたします。その一つの重要な施策として今回お聞きする部分は、子育て支援についてであります。アとして、子供の医療費について、無償化や補助の拡大を求める声も聞かれるが、それについて町はどう考えているか。イとしては、保育料の支援、または無償化の要望に対して、町はどう考えるか。3番目、ウとして、町内に産院がないことによる不安の解消のために、町はどのような施策を講じているか。それから、(2)といたしまして、出生数、出生率の増加を図るために、町はどのような施策を進めるか。これらについて、お答えをいただきたいわけであります。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
12番、室﨑議員のご質問に答えをいたします。人口減少に歯どめをかけ、住みよい町をつくるための施策についての子育て支援についてのうち、初めに、子供の医療費について、無償化や補助の拡大を求める声も聞かれるが、町はどう考えるかについてでありますが、ご質問は、中学生までの厚岸町乳幼児等医療費の助成に関する制度の拡大についてのこととし、お答えさせていただきます。厚岸町の未来を担う子供たちが健やかに成長することは、私が最も望むところであり、少子化が進む中、子供を産み育てやすい環境づくりを進めていくことは重要なテーマであると考えておりますし、子供の医療費の無償化や助成の拡大は子育て世帯の方々の経済的負担の緩和と、その子供たちの健やかな育成を図るための大切な施策の一つとして認識しております。しかしながら、ご質問者ご承知のとおり、この制度は、北海道医療給付事業の助成制度を受けて実施しているものであり、厚岸町乳幼児等医療費の助成事業費の2分の1は北海道が負担しているものでありますが、医療費助成を拡大した場合には、その拡大部分が道の補助制度の対象外となり、町の単独補助となることから、財源の検討が必要となります。新たに必要となる財源ですが、平成25年度の国民健康保険のデータをもとに推計した場合では、仮に現在の助成条件のまま中学生まで拡大した場合に必要となる額が、年間約1,300万円となり、中学生までの医療費の全額無料化を実施した場合は、年間約2,300万円が必要と試算されており、この分については全額町の負担となることから、現段階では医療費助成の拡大をすることはできません。乳幼児等医療費助成制度については、各自治体がそれぞれの考えに基づき制度を運営しているため、内容に差異が生じていますが、本町としては、今後においても国や道の医療制度の推移を見きわめながら、他市町村で実施されている手法などを含め、引き続き研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解願います。次に、保育料の支援、または無償化の要望に対する町の考えについてでありますが、保育料については、保健事業や保育所事業などの場面で、保護者から保育料負担に対するお話があるところですが、町では現在、所得に応じて保育料を負担していただいている状況となっております。また、保育料の助成では、第3子保育料助成事業として、保育所・幼稚園保育料助成実施規則に規定する第3子以降の子の保育料の10分の2の助成を行っており、この拡大についてもご意見いただいております。保育所事業は、財源となっていた国庫負担金及び道負担金が、平成16年度に税源移譲に伴い一般財源化となり、保育料等を収入として実施しているところとなっております。今後の保育所事業では、対象世帯の生活形態に合わせた保育時間の延長や一時保育などの事業の拡充が必要であり、保育料については一定の負担をいただくことが必要と考えております。保育所に通う子どもを持つ世帯における負担は決して軽いものではないと考えておりますので、現在実施している保育料助成について、対象としている第3子以降に第2子を加え、拡大した形で支援を進めたいと考えているところでございます。次に、町内に産院がないことによる不安の解消のため、町はどのような施策を講じているのかについてでありますが、現在、実施している妊婦への対応は、保健福祉課窓口で妊娠届けの提出をいただき、母子健康手帳を交付する際に、産科やクリニックなどを受診する医療機関や妊婦の家族及び支援者などの確認を行っております。また、保健師の定期的な連絡による妊婦の状況確認や健康相談、妊婦に対する健康教育事業である「プレママ広場」の実施など、出産に向けた支援を行っております。また、釧路公立大学の学生が開発をした陣痛間隔判定を行うスマートフォンのアプリケーションソフトが話題となったこともあり、現在はこの利用についても個別に情報提供をしているところであります。しかし、町内には産科などの医療機関はないため、ほとんどの妊婦が釧路市内の医療機関において出産している状況にあり、これらの事業における相談の中で、特に夫が仕事により長期不在となる場合や転入により近隣に知り合いがいない場合など、妊娠中や出産時における不安が聞かれますが、相談対応の中で不安の解消に努めているところです。次に、出生数、出生率の増加を図るために、どのような施策を進めるのかについてでありますが、町の施策においては、単独事業として町内に産科などの医療機関がない中で、出産までの妊婦健診をしっかりと受けていただくために、釧路市内までの妊婦健診交通費相当の助成、第3子以降の出産祝い金の支給、第3子以降の保育所・幼稚園保育料の助成や子育てお助けブックの配付を行っております。なお、北海道においては、不妊専門相談センターによる相談、不妊治療費の助成を行っております。これらの事業が、直ちに出生率の増加につながるものではありませんが、今後も子供を産み育てやすい環境の整備に努めてまいります。また、人口減少に歯どめをかけるためには、若い世代が安心して働き、希望どおり結婚、出産、子育てをすることができる社会経済環境を実現することが必要であり、さまざまな分野にわたる総合的な取り組みを長期的、継続的に実施していくことが重要であります。このため、客観的な分析による本町の課題を把握し、町民を初め、幅広く関係者の意見が反映されるような策定体制のもとで厚岸町版総合戦略の策定に当たってまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 室﨑
論点が、前の質問者の方と大分重なっているような形になっておりますので、同じことを聞いて同じ答えをいただくというような愚を繰り返さないように十分気をつけますから、よろしくお願いいたします。それで、まず子供の医療費の問題ですが、こういう要望があります。議題でもこういうことが何回か出た記憶があります。そうすると、必ず今のような答えが返ってくる。いや、確かに医療費を助成して保護者の負担を軽減する、それは非常によく分るし、できることならやりたいんだけど、なんせ財源がなくてできないんです、それで終わりですよね。こういうやりとりを何遍繰り返しても問題の本質には至らない。それで、ちょっと角度を変えてお聞きいたします。中学生まで全部無償にすると、要するに大体は国保に入っているでしょうから、その2割か3割でしたかね、の医療費を助成するわけですね。大体そういう計算でいくんでないかと。そうすると、三千何百万円ぐらいに膨らんでしまうと、そういうことですね。という話なんですが、総医療費が今のままだったらそうなりますね。助成を行ってね。総医療費が増加したら、持ち出しはもっと大きくなりますよね。逆に、総医療費が縮んだら、持ち出しは少なくなりますよね。うんと縮んだら、この助成した分におつりが来るかもしれないんですね。そういうことあるかどうかわからんが。それで、この無償化のメリット、デメリットというのを、識者と称する人たちがいろんなところで発言していますし、本も出しているし、ネット上にも書かれているし、いろんな会議の発言なんていう記録もあります。それをずっと見てみますと、大体簡単に言ってしまいますと、メリット派とデメリット派に分かれるわけです。メリットのほうは、保護者の負担軽減である、早期受診が図られる、重症化が防止できる、こういうふうに言っています。それから、デメリットを言う人もいます。安易なな受診がふえる、都会の話でしょうが、小児科のお医者さんなんかが名前入りで、小児科医療の崩壊なんて恐ろしいこと書いていました。いわゆるモラルハザードと言うんですね。倫理崩壊というふうにも訳しているようですけど。そこに書かれているのは、全国レベルの話しですから、それがそのまま厚岸町に引き写せるわけではないとは思う。こうなったらこうなるよというのが、いろんな予測が出ている。このあたり厚岸町としてはどう考えているのか。私は、きょうの質問では、こういう要望に対して厚岸町はどう考えるのかって聞いているんですよ。そのときには、やっぱりこういうようなことを考えて言っていただかないと、次の議論入れないんですよ。いかがでしょう。
答弁 町民課長 板屋(町民課長は2015年3月まで)
お答えします。今、議員言われたとおり、私どももいろいろ調べまして、そのようなメリット、デメリットということで押さえてはおります。それで厚岸町、もしやった場合どうなるか。あくまでも予測ですけれども、恐らく医療費は無料化ということになりますと、ふえるであろうというふうには予測しております。それが無駄な医療なのか、それが必要なものなのか、そこまではまだ実際にやってもいませんので検証できない状態ですけれども、恐らくふえるのではないか、そのように考えております。
質問 室﨑
もちろん根拠なき推測ではないと思うんです。今ここで、その話までは踏み込めないんですが、別な機会でいいですから、どういう根拠で、どういう計算をした結果ふえるといえるのか。それはまた別な機会に出していただけたらと思います。それで、どの程度ふえるというふうに考えていますか。
答弁 町民課長 板屋(町民課長は2015年3月まで)
実際に推計している段階ではございませんので、ちょっとまだどれぐらいふえるかという数字については、押さえてございません。
質問 室﨑
実際に、非常に大きく助成を行っている町というのはあるんですよね、あちこち。そういうところではどういう実態になっているのか。いい面も、それから困った面も、あるんであれば含めて、まずそういう実態をきちんと調査することでないかと。そして厚岸町でだと、現在の受診状況だけを考えるとこの程度になるという数字は出していただいたけども、それにプラスアルファがつくと、実際にはこのぐらいのお金は必要になるんですというところまで出さなければ、予測ではないと思うんです。これお願いしたい。その上で、申し上げるんですがね、町長は何遍もおっしゃった。現在の厳しい財政状況の中では、多くの住民要望に対して、どれもこれもという総花的な予算づけというのはできないんだと。したがって、必要度の高いものからやっていくより方法はないんだ。これはもう全く私も同感です。これは、財政状況がうんと厳しいときだけの話ではなくて、常になんですよね、行政というとこは。だって、全ての行政要望を全部予算つけるだけの潤沢なお金を持ったことは厚岸町が生まれてこの方、一度もないわけですから。そうしますと、この言葉ひっくり返していうと、金がないわけではない。一銭もないということではないんだ。ただ、この問題にお金を入れるのではなくて、ほかのこれにやるほうが先なもんだから、その順番が1番ではないので勘弁してくれということを言わなければ、説得したことにならないということなんですよ。それで、子供の医療費という問題は、一段上げて言えば、結局、乳幼児、児童、生徒の健康増進、それを町全体の中でいろんな施策を打ちながらどう図っていくかという問題に入っていくと思うんですよ。そのような考えになるんではないかと思うんですが、いかがでしょう。
答弁 町民課長 板屋(町民課長は2015年3月まで)
まず、さきに実際に行っている町村での医療費の変遷、実態、まずそれを調べていきたいと思います。それから、全体の中でという話しですけれども、まず子供の健康増進、医療費だけではないと思います。それで、町民課だけの事業でなく、ほかの課にまたがる事業等もありますので、それら全て含めてどういう組み合わせをすれば一番効率がよいのか、そのあたりも研究をしてまいりたいと考えております。
質問 室﨑
一つの施策を打つというのはそういうことですよね。それで、ただ私が言っていることは余り短絡的には捉えないではくださいね。私は、無償化が必要ないなんて言っているわけじゃないんですから。そういう中で保護者の負担軽減というのも、これも大きな要素ですから。ただ、その話をしたとき、そこの分野だけで話ししていてはだめだろうというふうに思うんです。それでちょっと二、三その周辺にある話も、厚岸町はどの程度進めているのかということをお聞きしますね。乳幼児、あるいは子供さんを育てている親御さんの大きな大変なことの一つに子供の病気があります。そして、意地の悪いもんで、日曜日だとか、夜中に急に熱を出したりすることがよくありますよね。そういうときに、昔はって、よく言われるんですけどね、何世代も一緒に住んでいた時代には身の回りに相談に乗る人がいたんです。今、核家族化がどんどん進んでいます。地域の紐帯というのも非常に希薄になっています。そうすると、若い夫婦がということでしょう、小さな子供がいる場合にはね、そういうところが全部抱え込むわけですね。と、さあどうしようというような問題が出てくる。それで、小児救急医療電話相談なんていうものが各都道府県にありますね。#8000というふうになっていますが、これ北海道にもあるんですよ。ただ、24時間やっているところと、北海道のように夜の7時から11時までだったかな、というようなところ、それはいろいろあるようですけど。こういうようなものは、やはり小さなお子さんを抱えているようなところでは、みんな知ってなきゃだめですよね。こういうことについての周知徹底、していますか。
答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)
通常の保健事業の中では相談業務は行っておりますけれども、この救急相談という形では、現在行っていないというふうに認識しております。
質問 室﨑委
答弁者、私の言っていること、理解していないんじゃないかと思われます。これ町で相談に乗れなんて言っているんじゃないんですから。道でやっているんですよ。そういうものがあって、私、かけたわけないから、かければずっと話し中なのかもしれないし、すぐぱっと乗るのかわからないけれども、専門家がいて、電話でもって受けるという体制は全国各都道府県単位でやっているんですよ。そういうものがあるんだよということを、やっぱり知っていると、知っていないで違うでしょう。そんな話です。それから、うちの子供が熱出した。夜中に町立病院へ走んなきゃなんない。だけど、こんなことで来なくてもっていうようなものでぼんぼん来られたら、当直のお医者さんだってたまったもんじゃない。そうすると、その間に立って、それはすぐ連れてきなさい、それはそのまんま、例えば水枕で寝かしておいて、朝まで待っても何も心配ありませんよという、そういうようなことは、お医者さんでなくても、看護師さんとか、保健師さんクラスになるとできるはずなんですね。そういう体制というのは、これはあれですか、夜中に町立へぽんと電話かければ、必ずそういう対応しますよということなんでしょうか。いきなりぽーんと、来る前にこうしてくださいということなんでしょうか。そういうものを、少なくともそういうことを必要とする町民には、周知徹底しているんでしょうか、そのあたりいかがでしょう。
答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)
時間いただいて申しわけございません。今、確認をしてまいりましたけども、保健福祉課のほうでは積極的に周知という形ではとっておりませんで、個別の相談があったときに、こういう制度がありますというようなお話はさせていただいています。あと、保健福祉課の中には、ポスターを張っていますけども、現在はそういう積極的な周知は、活動はしていないというような状況でございます。
答弁 町立病院事務長 土肥
町立病院では、直接の相談業務という案内はしておりませんけれども、そういった小児の救急患者さんが出た場合、ご家族の方のどうしたらいいだろうかという電話を受けて、それで相談に応じるということは、今までも幾らでもあったということであります。
質問 室﨑
救急車をタクシーがわりに使うという話がありますよね。それで、それをやられると、本来必要な人のところに救急車が行くひまがなくなっちゃうということで、やめてくださいという話をよくします。そうすると、本当に救急車必要だった人が遠慮しちゃうという現象が出てしまったりします。厚かましい人は、そんなのに全然関係なく使ってしまうという問題が出てきます。それとは多少次元は違いますけれども、今、町立病院事務長おっしゃったように、電話をかける人いるわけです、当然。そのほうが町立としては助かるんですよね。ところが、夜中にそんなことしたら悪いんでないかと思って、遠慮して遠慮して、本当にぐったりしてから慌ててという例も聞いています。だから、やっぱりどこかに窓口があって、夜中に急に発熱なんかしたり、引きつけを起こしたりとかいろいろありますよね。そういうときに、ぱっと電話してくださいと。そして、すぐ、それは病院行きなさいとか、振り分け程度のことはしますよというようなものがあると、小さなお子さんをお持ちの親御さんは非常に安心ができますよ。今、私、医療費の助成から入ったんだけども、金銭だけが助成ではないですよね。そういう子育てをするときに、町がいろんな形で支えてくれているんだという意識を持てる町、それが非常に大事ですよね。もちろん金銭負担を軽減するということは大いに大事なんですよ。だけど、それ以外のところでも、お金でないところでもこういうことをやっているんですというものを見せていただきたいと、そういうふうに思うんです。それから、これはお医者さんがよくおっしゃるんですけども、特に小さなお子さんを、小さなお子さんの問題だけじゃないんだけども、基礎的な健康知識を持ってほしい。要するに、こんなときは危ない、こんなときはそう騒がなくてもいい、そういうものがみんなが一定水準以上のものを持ってくれると、まあ言葉を悪くいうと、無駄な受診をしなくても済むんだということはよくおっしゃいますよね。そういうような取り組みというのは、当然、今の町長の答弁の中にも幾つか出てきているのですが、進めていると思うんです。それがどの程度の効果を上げてきているのか。こういうことをやって、ほとんどの人たちがこういうレベルにはなっていますというようなものについて、検証しているかどうか。これについてお答えいただきたい。
答弁 町立病院事務長 土肥
ちょっと一つ、確認が遅れまして、今確認とれました。町立病院のホームページに、北海道小児救急電話相談のご案内ということで、そこをクリックしますと、北海道の案内のコーナーをのぞけるというシステムはやってございます。
答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)
ご質問あった、どの程度そういう把握をしているか、進んでいる部分で把握をしているかというご質問ですけれども、残念ながら、現在のところ把握はできておりません。
質問 室﨑
救急時、避難時というのは、人は非常に慌てます。よほどがっちりと情報が体にしみ込んでいないと、思い浮かべることができません。今、町立病院ではホームページにそういうものが書いていると言いましたけれども、非常におしとやかな広報では、いざというときには役に立ちません。耳元でどなりつけるような勢いでみんなに知らせていただきたいと思います。それから、いろいろなことをなさっているということは、町長の答弁の中にありましたが、それがきちんと効果を上げていなければ、しょせん紙の上のリストだけでございますという話になってしまうわけですから、それがどれだけの効果を上げているのかということを常に検証しながら、効果がまだ不十分であるならば、どうやったら効果が上げられるのかとかいうことを進めていただきたいわけです。次に行きます。保育所の保育料の無料化の問題です。これにつきましても、今と同じような発想で、二、三お聞きいたします。保育料の無償化ということは、学齢前児童の子育て支援という類型の中の一分野だろうと、そのように思われますが、保護者の負担軽減ということで、町も条件つきではあるけれども、手をこまねいているわけではないという話は、今お聞きいたしました。ただ、現在、保育所そのものが、児童の数の減少に伴って、ひところから見ると随分少なくなってきているわけです。認可保育所も現在は2カ所だけになったんですか。3カ所ですか。認可保育所だったのが地域保育所になったところもあるわけでしょう。今度、地域保育所が僻地保育所として存続できなくて、今度は認可外保育所として、その地域の自治会だとか、そういう人たちの支えによって町が助成して行うということをやってきましたよね。それもまた人数が本当に少なくなって、減っていっていると。今そういう状況ですね。現在、保育所に通える人の保育料について軽減を図る、これを進めるということは、大いに結構です。これは、やはりもちろん財源の問題もあって、要望どおり全てができないのはよくわかりますが、その中でもって努力を進めていただきたいということは私も申し上げる。と同時に、今、保育所がどんどん少なくなっていくとどういう現象が起きるかというと、市街地以外の場所、周辺集落とでも言っていいですかね、そういうところにぽつんぽつんと散在した学齢前の子供たちが存在する現象が起きてくるわけですね。そうすると、その一人ひとりを見れば、保育所の必要性というのは、やっぱり強くある人いるわけですよ。ところが、5人ぐらいその地域に固まっていれば、地域保育所ですか、そういうような形では運営もできるんだけども、1人だ、2人だということになると、なかなか難しい。そういう人たちに対しては、どういう手当をしていくのか。これについてはいかがでしょう。
答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)
お答えいたします。現在、僻地保育所が太田保育所、太田1カ所なっています。それと、地域保育所が片無去、若松、床潭、今年度は床潭がございました。各地域でやっておりますが、おっしゃったように、少子化に伴って人数は減ってきております。ご質問あったように、点在している子供たちはどうしているのかというご質問ですけれども、現在は、保護者の方にそこの保育所まで片無去、若松ですか、送ってきていただいているというような状況になっております。
質問 室﨑
これは、相当な負担を強いていることになりますね。距離が広域化すればするほどね。それしか他に方法ないから、親御さんのほうはそれで納得してというか、納得せざるを得ない。もしそれで何の不自由もないんなら、もともとそんなところに保育所なんかつくる必要ないわけですよね。そうなるというと、やっぱりこれに対する支援、そういうものも検討していかなきゃなんないだろうと、そういうふうに思いますけども、今すぐ、ああせい、こうせいではないですよ。やっぱり地元の皆さんの要望、それを十分受けとめて、こっちから上から考えるんじゃなくて、その地域の皆さんとよく相談した上で進めていかなければならないと、そういうふうに思うんです。それで、次世代育成、何計画ですか、本年度まではね。あれなんか見るというと、スクールバスを利用した通所なんかについて、検討となっているんだけども、あれらは実現したんですか。
答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)
現在、保育所、児童がスクールバスを利用している地区は、尾幌、門静がございます。尾幌の子と門静の子については、宮園保育所のほうにスクールバスを利用して通っている形がございます。そういう形もございますので、今後につきましては、どういう形がいいのか、あと保護者の方のご意見等も伺いながら対応してまいりたいというふうに考えます。
質問 室﨑
あと何分ぐらいありますか。(「21分です」の声あり)それで、あと保育所に関しましては、現在厚岸町の場合には、保育料の高い安の問題、今、別にすると、相当にいろんな手を打っているということは、私も評価しています。ただ、一時保育と言うんですか、保護者が病気になったり、育児疲れで倒れたりというあたりのところは、恐らく手が入っていると思うんですが、兄弟がいて、その兄弟が病気になったというような場合も、この中に入ってきちんと救済できるような形になっているんでしょうか。
答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)
お答えいたします。今、ご質問あった部分につきましては、残念ながら、認可保育所等で対応できていないという形になっております。原因といたしましては、人的な配置等がありまして、そこまで至っていないというような部分もございます。
質問 室﨑
この一時保育、あるいは時間なんですが、一時期、真栄町で民間の保育所ができたんですよ。保育所といっていいのか、託児所といっていいのか、ちょっと適当な言葉、私、分りません。結構、はやったんです。需要あったんです。それはね、昆布の出た日だけ、朝早く、午前中ぐらいを預かってもらうというような需要が、こんなにあるんだなと、見ていて思いました。そういうような、なかなか今までの制度の中では十分対応し切れないような部分の潜在的な需要というのは、やっぱりあるようですよね。こういうものも、今すぐやれと言うんじゃないですけども、やはり調査をして、この後何らかの手当をしていかなきゃなんないんでないか。今回、これから条例が出て、基準をやる中にはいろんなものがありますよね。その中にはそういうものにも乗っかるようなものも出てくると思うんだけど、あれは誰かがやるときに、こういう基準になっていないと認可しないよという話であって、町がやるという話ではないですよね。そういうようなものについても研究をして、できるものはやっていただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)
お答えいたします。今のご質問のあった点につきましては、実態把握と、あとどういうニーズがあるかという部分も含めて、検討させていただきたいと考えます。
質問 室﨑
時間がないので先を急ぎますが、一つは、就学後の話なんです。小1の壁というようなことが都会では言われますよね。厚岸町の場合には、児童館が二つあります。これで大体いわゆる学校放課後というんですか、の子供の保育ですね、それの要望というか、要求というか、必要性というか、それは十分充足しているというふうにお考えでしょうか。
答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)
お答えいたします。まず人数からいきますと、本町の子夢希児童館のほうにつきましては、1日平均25人程度の利用になっております。友遊児童館、真龍小学校の前にある児童館につきましては、1日平均35人程度の利用と。利用人数からいきますと、友遊児童館はかなり高くて、施設的にちょっと手狭になってきているかなというふうに考えます。そういう意味からいきますと、今後、児童の利用がふえていくと、子夢希児童館につきましては対応は可能かなと思いますが、友遊児童館につきましては施設の規模的にちょっと厳しいかなと。そういうときに新しい、児童クラブですとか、そういう部分のものをつくったりとか、そういう形も必要になっていくにかなというふうに考えます。
答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)
済みません、お時間をいただいて……。児童館の利用につきまして、現在は、学校区、通学区域の部分だけで限定して利用、スクールバスの子以外はそういう形になっております。今後につきましては、利用の通学区域だけではなくて、全町的に利用ができるという形に変えるように準備をしております。ただ、さきに話したように、子夢希児童館につきましては、利用人数がある程度友遊児童館より少ないということで、受け入れ体制は大丈夫かなと思いますが、友遊児童館につきましては、これ以上ふえると、いろんな部分でちょっと工夫をしなきゃならないというふうに考えております。
質問 室﨑
それでですね、保育に欠けるという条件のない人は、保育所に入れないわけですよね。子供を入れることができないわけですね。そう人でもって、自宅でもちろん養育している人はたくさんいるわけです。そういう人たちもまた悩みを抱えているわけですね。子育て支援ネットワークのようなものがあったり、子育てサポートセンターですか、そういうものがあったり、いろいろ町は手を打っているわけですね。その中に、ファミリーサポートセンターというようなもの、社協事業かな、やっているというふうに聞いていますが、どの程度動いていますか。簡単で結構です。
答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)
何度も申しわけございません。先ほどのファミリーサポートセンターの利用状況でございますけれども、年間大体20件というふうになっております。主に通所ですか、のサポートという形になっております。大体年間20件ぐらいなんですけども、ことしは、何か延びているというふうに聞いております。
質問 室﨑
時間ないので、次に行きます。産院のない町の不安解消ということで一つのテーマに上げておきました。それで、釧路公立大の陣痛アプリの例を出されていましたね。これ相当画期的なもののようで、新聞に大きく出ていましたですね。町としては、それを、こういうのあるよという情報提供やっているわけですね。はい、わかりました。それでね、これもまた1例なんですがね、かつて去年の夏かな、厚文でちょっと視察行ったときに、出くわした事例がありますんで、それをちょっと紹介しておきますが、町と消防と、それから町内に、そこの町も産婦人科がないんですよ。産院がないんですね。それで、近くの大きな町の、いわゆる2次医療圏というのか、3次医療圏というのか、の病院に行かざるを得ない。そこの病院と連携したわけですよ。それで、妊婦さんを登録するんですね。もちろん本人が登録申し込みをするんですけども。そうすると、情報を、その病院も、消防も、分っているわけですね。切迫流産のおそれがあったとか、破水したとか、いろいろあるわけでしょう。急に病んできたとかね。そういうときにすぐ病院に連絡をとって、救急車が走ると。どこの誰で、どうして、こうしてなんていう説明を頭からしなくても、もう全部分っているというようなシステムをつくっている町があるんですよ。これはやっぱり自分たちがこの町で暮らしていくことを、町の体制が支えてくれているという意識を、そういう対象となる人たちに非常に強く植えつけているという効果があるという話しも聞いてきました。これをすぐやれという意味ではないですけど、そういうふうに先進的なことをいろいろやっている町があると思うんです。そういうものをどんどん調査して、言葉は悪いんだけど、盗むものは盗んで、それでやっていただきたいなと思うんですが、いかがでしょう。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
今、大きな課題になっております少子化対策等も含めたいろんな提案があったわけであります。それぞれ学ぶべき、また今後、研究すべきこと、ただただあったわけであります。大変ありがたく思うわけであります。質問者のいろいろな提案について参考にしながら、これからも少子化対策、これは急務であります。先ほど第1回目の答弁でお話をいたしたとおりであります。子供は厚岸の宝であります。そういう意味におきましては、今後の参考としていろいろと努力をしてまいりたいと、そのように考えておりますのでご理解をいただきたいと存じます。
質問 室﨑
それで、最後の質問にいたしますが、出生数、出生率の増加を図るためにという総論的な話に、最後に戻りますが、ただいま町長からお褒めにあずかって大変うれしく思っているわけですが、町長の今回の町政執行方針を見ますと、1ページの一番最後のところなんですが、本年度中に厚岸町の人口ビジョンと総合戦略を策定しと、ここだけ大きな活字のように見えたんです。非常に目につきました。今、これからのお話なので、その細かな中身は何かというような話ではないんですが、どういう手法をもって、どういうことに当たろうとしているのか。これについてお聞かせをいただきたい。簡単で結構です、時間ないですから。
答弁 まちづくり推進課長 湊谷(まちづくり推進課長は2015年3月まで)
私のほうからお答えさせていただきます。国のほうで定めた長期ビジョンというものと、それと国が定めた総合戦略というものがございます。それを勘案しながら、全国の市町村においては人口ビジョン、これについては、基本としては2060年を基本としながらということを言っていますけれども、それはそれぞれの町の事情に合わせて、目標年次を定めて人口ビジョンをつくると。それを実現するために、総合戦略ということで、より具体的なものをつくるということになってございます。厚岸町としましては、この総合戦略につきましては、5年間ということで平成27年から31年まで、ちょうど、さきの議会で可決をいただいた後期行動計画と期間をともにいたします。守備とする範囲は、総合計画が広うございます。当然、厚岸町の将来像を定めて、その将来像に向かってどう進めていくかというのを総合計画で定めたわけでございますから、それを基本にしながら総合戦略の範囲の部分をぜひ取り進めていきたいと。それに当たっては、国が言っているのは、産、官、学、金、労、言というところまで、いろんな幅広い方々に参画をしていただいてということも言われていますので、そういった趣旨に添うような形で進めていきたいというふうに思っております。
質問 室﨑
それで、この前、10カ年基本計画のときにもちょっと申し上げたんですが、そういうものを進めていくときの模範に厚岸町という組織がなっていただきたい、そのように思います。それで、この前のときにもちょっと申し上げたんですが、男女共同参画だとか、いろんな話があります。それがどういうものかというのを識者にとっていろんな見方があるでしょう。ただ、言えることは、個々人の能力を考えると、男女の差はないんですよ。一人ひとりなんですよね。だけども、やっぱり女性が男性に伍してこの社会で働くとなりますと、いわゆるジェンダーの問題といいますか、社会学的、生物学的にいろいろなハンディーがあるわけですね。だから、どうしても仕事の上での客観的評価というのでいい点がつかないというようなことは現象として出てくると思うんです。それで放置することはできないと私は思います。ハンディーがあるんだったら、どんなハンディーがあって、それをどうやれば補って同等に評価するところができる体制がつくれるか、それをやはりきちんと調査して、まず役場がその範を示していただきたい。そのように、これは言っておきます。それと、もう一つ、出生率の非常に高い職種があるという話を耳にしました。それは教員だと、こういうことなんです。そのときの条件というのがあるんですね。すなわち出産育児休暇がきちんとしている。それから、非常にこれは大事なんだけど、出産育児の休暇をとった場合に、そのポジションにきちんと補充がある。どうも厚岸町の役場でちらちら聞こえる話は、5人いるうちの1人が出産育児休暇をとると、4人で5人分の仕事しなきゃなんなくなるので、ほかの同僚に迷惑をかけるからとりづらいんだという嘆きをちらちら聞くことがある。事実であるとすれば、出産育児休暇が紙の上の制度になっているんではないかという批判を免れない。それともう一つは、休暇明けの復帰をした場合に、もとの椅子に戻ることが保障されている。帰ってきたら、私の椅子がなくなっていたというんでは、おっかなくて休めないですね。こういうようなものは大いに参考にしていただきたい。こういうことがきちんと手当てされている職種は、実際に出生率が高いんだというふうに言われています。それともう一つ、結局、今の少子化とか、産業の衰退だとかいう問題の根っこには、若い人たちの暮らせる町でなくなりつつあるということなんですよ。若い人たちが、特に若い女性が自分の能力を十分に発揮することのできる町は、やはりそういう人たちにとって魅力のある町ですね。もちろん働き口をつくっていかなきゃだめですけど。その働き口、産業の振興ということと、もう一つは暮らしやすい、生きがいのある、自己実現のできる町をどうやってつくるかということだと思います。これが結局、最終的には、町の発展を支える大きな要素であると、そのように考えておりますので、現在の、これから行われるであろう総合計画の人口ビジョン、総合戦略の策定ですか、そのときに、どうかそれを基本に据えて進めていただきたいと、そのように心から願うところでありますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
大変いいご提言いただいたわけであります。ただ、その中で学校の先生の出生率が一番高いんだということを初めてお聞きをいたしたわけであります。反面、経済力の強い東京都が一番出生率が低いんです。経済力の弱い沖縄県が一番出生率が高いんです。ですから、いろいろな課題もあると思いますんで、私は常に言っておりますけれども、金太郎あめじゃだめだと。やはり厚岸版独自の戦略をつくらないといけないと、そのように考えておるわけでございます。いろいろなご提言をいただいたわけでありますので、それも参考にしながらよりよいまちづくりのための総合戦略にさせていただきたい。さらにはまた、人口ビジョンにしていただきたいと、そのように考えておるわけであります。ただ、庁内の関係で、何か休むのができないとかいうような話がありましたけれども、そういうことあったら大変でございますので、今後そういうことがないように、私も注意してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思っております。