厚岸町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日
災害対策と道路管理について
2014年12月10日、厚岸町議会の一般質問で、竹田敏夫議員が「災害対策と道路管理について」質問し、町長 若狹、建設課長 松見、建設課長補佐 水上が答弁しました。
- 質問者
- 竹田敏夫 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、建設課長 松見、建設課長補佐 水上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 竹田
さきに通告しております、質問通告書に従って質問させていただきます。1、災害対策と道路管理について。(1)長雨による土砂崩れに対する町の取り組みについて伺います。ア、現在、町が維持管理を行わなければならない区域で、土砂崩れが実際起こっている場所のうち、手つかずのまま放置状態になっているのは何カ所あるのか。イ、手つかずの状態にあるのはなぜか、その場所は今後どうすべきと考えているのか。ウ、今後、土砂崩れの恐れが想定される危険な場所は何カ所、どこで何カ所ぐらいあると捉えているのか。エ、過去に徹底区間の場所で何度も土砂崩れが起きてる場所はあるのか、あるとすればその原因はなぜか、また、今後の対応策について伺います。オ、奔渡7丁目から奥への道路の凹凸がひどく、水がたまり、住民が困っている。道路の維持管理が適切でないと思うが、その原因と今後の対応策について伺います。以上であります。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
8番、竹田議員のご質問にお答えをいたします。災害対策と道路管理について。長雨による土砂崩れに対する町の取り組みについて伺いますのうち、初めに現在、町が維持管理を行わなければならない区域で、土砂崩れが実際行っている場所のうち、手つかずのまま放置状態になっているのは何カ所あるのかと、手つかずの状態にあるのはなぜか、その場所は今後、どうすべきと考えているのかについてでありますが、町が維持管理としている箇所ではトライベツ地区の町道の法面等で7カ所の決壊を確認しております。これらの決壊箇所については、まず道路交通を確保することを優先して、車道部から土砂を除去し、速やかに交通を解放した後、のり面部の補修を順次計画で行っており、現在も決壊箇所の復旧が全て完了しておりませんが、道路交通に影響が及ばない状態になっております。また、町の維持管理以外ではありますが、現在、厚岸町が把握している山地法面崩壊箇所については、降水の影響によらないものを含めて、梅香地区4カ所、奔渡地区1カ所、筑紫恋地区1カ所、湾月地区1カ所の計7カ所で、このうち最も土砂の崩壊が大きいのは梅香地区の佐々木の沢と言われる箇所であります。しかし、いずれの箇所も放置したままの状態ではなく、佐々木の沢については既に崩れた土砂の排土処理が完了しており、その他6カ所についてもそれぞれに応急処置が施されている状況であります。また、これからの箇所の本格的な復旧、または予防の工事については既に北海道へ要望済みであり、梅香地区4カ所と奔渡地区1カ所が平成27年度、湾月地区1カ所が平成28年度、数年計画による筑紫恋地区1カ所が平成27年度から、それぞれ北海道の事業で行われる計画となっております。さらに、これらの町の維持管理外ではありますが、苫多地区とピリカウタ地区の地滑り箇所については、既にいずれも北海道において対策工事が完了しているものの、現状の斜面の安定性を数値で示す計画安全率が満たされていない状況にあるとのことであり、この箇所についてはこれまでもさまざまな地滑り対策を施してきたものの、工事の見解から地滑りを完全になくすることができず、現在、対策工も模索している状況になっているとのことであります。しかし、この箇所についてはこのような状態にあることから、平時から災害発生時を通じて、地域住民の方々と厚岸町が地滑りに関する情報を相互にやりとりすることができる土砂災害情報総合通報システムを整備し、地域住民の早期避難や自主避難ができる対策を講じております。次に、今後、土砂崩れの恐れがあると想定される危険な場所はどこで、何箇所ぐらいあると捉えているのかについてでありますが、平成15年3月に国土交通省が公表した厚岸町の土砂災害危険箇所については、土石流危険渓流が55渓流、地滑り危険カ所が5カ所、急傾斜地崩壊危険カ所が69カ所となっております。また、現在、北海道において、この129の土砂災害危険カ所のうち、周辺に民家がある、土石流危険渓流12渓流と急傾斜地崩壊危険カ所8カ所を土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律、いわゆる土砂災害防止法に基づき、必要な基礎調査を実施した上で、土砂災害の恐れがある区域を言う、土砂災害警戒区域、または建築物に損害が生じ、住民等の生命または身体に著しい気概が生じる恐れがある区域を言う、土砂災害苫別警戒区域に指定する準備が進められめております。その指定される地域としては、一渓流の床潭のほか、いずれもお供山周辺の松葉、奔渡、梅香となっております。ただし、指定区域としているお供え山周辺の法面については、そのほとんどが北海道で治山等の工事が行われているところであります。次に、過去に一定区間の場所で、何度も土砂崩れが起きている場所はあるのか、あるとすればその原因はなぜかについてでありますが、複数回にわたり土砂崩れが起きた箇所としては、奔渡5丁目の治山施設、山崎地先と奔渡7丁目の治山施設が上げられます。施行主体である北海道にその原因を聞いたところ、山崎地先については平成13年度に当時、治山工事において最善策とされたコンクリートの法枠工法で施工していたものが、平成25年春先の雪解けと大雨が重なり、山の傾斜から大量の湧水が発生したため、コンクリート型枠のバランスが崩れて、土砂崩れを起こしたとのことであります。なお、現在はフリーフレーム工法による予防工事を施しているとのことで、この工法による道内での土砂崩れは起きていないとのことであります。また、奔渡7丁目については、平成11年度に当時、治山工事において主流であった法面への植栽工法で施工していたものが、平成25年9月の大雨の際、大量の降水が地中にしみこんだため崩壊したとのことであります。なお、現在は、植栽した法面の木を伐採して、崩落を防止するとともに、大型の土のうを置いて、道路側に崩落しないようにしているとのことであります。一方、前段で申し上げた苫多地区とピリカウタ地区の地滑り箇所についても、複数回にわたり地滑りが起きております。その原因については、同じく北海道に聞いたところ、いずれの地区も地質的な条件に加え、一番の原因である地下水の分布状況が密接にかかわっており、特に雪解けの時期や台風などの豪雨によって地下水の水位が大きく上昇するために地滑りが発生したとのことであります。次に、奔渡7丁目から奥への道路の凹凸がひどく、水がたまり、住民が困っている、道路の維持管理が適切でないと思うが、その原因と今後の対応について伺いますについてでありますが、奔渡7丁目にある町道奔渡町湖岸道路は、昭和62年から平成5年までの期間をもって、簡易舗装で工事を行った箇所でありますが、凍上の影響を受けないまでの路盤の置きかえを行っていないこと、さらには山陰のため、日が当たらない箇所であり、凍上の影響を受けやすい地域であるなどの要因により路面の凹凸が発生しているものと考えております。凹凸があることにより、山側にある配水施設に雨水が流れず、路面に水がたまり、夏場には歩行者が水が跳ねたり、冬場には水たまりが凍結して滑りやすい状況となっていることは確認しております。そのため、これまでにも毎年、現地調査を行い、部分的に舗装でくぼみの処理を行うと同時に、冬期の除雪時には通常の除雪のほかに塩化ナトリウムを散布し、安全対策に注意した対応を行ってきております。また、平成24年度からは、奔渡7丁目のお供橋を工事起点に、全体計画延長を約1.5キロメートルとして、毎年、約100メートルのオーバレイ工事を継続実施しておりますし、奥側の未着手区間についても状況を見ながら雨水処理対策を継続的に行っておりますので、ご理解願います。以上でございます。
質問 竹田
今回の質問については、住民が住んでいる場所に不安な要素を払拭するという観点から質問をさせていただきました。その観点からたくさんの災害の恐れのある土石流危険場所や土砂災害の危険箇所、地滑り危険箇所など、それから急傾斜地の崩壊危険カ所などとありますけれども、質問の趣旨が住民が住んでいる場所に特定させていただくということで質問させていただきましたので、簡単に2回目の質問をさせていただきたいと思います。6番、堀議員の質問もありましたこともあって深くは質問しないようにしますので、よろしくお願いします。集中豪雨が本当にあちこち日本中で起きている現状ということで、本当に崖の下に住んでいる人、過去には土砂災害を経験のある人たちも心痛めるほど雨が続くと心配の度合いがつのるという観点から質問させていただきました。過去に住の江の地区がたしか私の記憶では昭和54年だったと思うのですけれども、このときに相当数の世帯が住居を失うほどの土砂崩れがありました。その後、この地域については道や国のほうの手当が入って、土砂崩れが二度と起きないような形にはなっていましたけれども、この部分についてはその後、安全な場所になっていると聞くのですが、その後の地滑りの状況というのはまずどうなっているのか、まず1点目聞きたいと思います。それから、いろいろな地滑り関係についての土砂災害、情報総合通報システムというのを整備してあるということなので、非常に安堵して聞いておりました。この部分についても、この情報システムというのはどういうような形態、どのような形で運用されているのかを、この2点をまず先に聞きたいと思います。
答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)
まず、住の江の土砂崩れの現状については後ほど、ちょっとご答弁させていただきたいと思います。その2点目の土砂災害通報システムでありますけれども、現在、苫多、ピリカウタの2カ所、北海道と連携してシステム構築をさせていただいたのですけれども、平成20年度にそれぞれ工事が全て終わりまして、現地、苫多地区にはその地滑りを観測する機械、それからピリカウタ地区にも機械がついておりまして、苫多地区には四つのブロックに分けて、つまり4カ所観測しております。それからピリカウタ地区については2ブロック、2カ所に観測できるものを設置しております。これは、遠隔確認ではなくて、現地の確認ということになるのですけれども……失礼いたしました。北海道と、それから厚岸町にインターネットを利用したシステムが整備されております、パソコン上で。その計測している状況が安全であるか、あるいは警戒状況になっているのかということを示すシステムになっております。その状況が北海道がキャッチして、常時監視しておりますので、それらが厚岸町に連絡が入ります。苫多地区には2カ所、一つは民家であります。そしてもう一つは苫多公民館にそれぞれ電話とファクスを設置しております。この警戒情報をそちらに流すということ。それからピリカウタ地区については住宅に2カ所、同じくファクスと電話でお知らせすることになっているということで、それぞれ当時の平成21年当時の釧路支庁と厚岸町の間で厚岸町土砂災害情報総合通報システムにかかわる協定ということで、そういった締結をしている状況で運用しているという内容でございます。住の江の土砂崩れについては、後ほど。
答弁 建設課長補佐 水上
住の江町の土砂崩れの関係についてお答えします。あそこの住の江町は地滑り防止指定区域に入っていまして、昭和56年ですか、崩れたときに地滑り防止している区域内ですので、北海道のほうへ対策工事を完了しています。現在は、その対策工事完了していますので、地滑りの動きはないという状態となっています。
質問 竹田
これはあれですか、住の江については昭和56年に地滑りが起きて、その後の56年に指定をされたということなのですが。地滑りが起きた時点と区域指定というのは同年度なのか、ずれているのか。
質問 竹田
この住の江のことは、もお終わってしまった事件なので、今後、こういった動きを北海道のほうで見ているということの理解でよろしいのでしょうか。
答弁 建設課長補佐 水上
先ほどの地滑りの区域の指定の状況でございますけれども、昭和57年3月27日ということです。今現在は北海道が状況の管理をやっているという状況です。
質問 竹田
住の江のほうも、この町長の答弁にもありましたけれども、厚岸のほとんどがこの土砂崩れ、またはそれに関連する土石流とかもあるのですけれども、もともとはやはり雨によっての地下水、湧水というのですか、それと雨の量がたくさん含んで地滑りをしているということの状態というか、状況のほうが一番多いように伺われるのですけれども、実態としてはそれが一番やはり多いのでしょうか。
答弁 建設課長補佐 水上
この地滑りの要因なのですけれども、当然、そこの場所の土質であったり、また長雨、大雨によって、その山に水が大量に含んだときに、要は土自体の重量が重くなってしまうものですから、そういうことがまず一番の原因だというふうには考えています。
質問 竹田
全道、全国の地滑りの原因が今、課長補佐が言ったことが原因の主な原因というふうに、8割、9割がそうだというふうに言われております、まさしくそのとおりだと思います。その中で、片無去の町道の部分についてお伺いします。この片無去の道路ができた後に、6カ所か7カ所ぐらいで地滑りが発生して、道路ができた後、すぐに1カ所だけ山水の裾から雨水でなくて、これは多分、もともと含まれてきている湧水、地下水でないかと思うのですけれども、これらが吹き出るようにして出てきて、冬も一部出てきています。それで、その部分が氷のように毎年なってしまう、これが非常に何度か直しているのですけれども、全くちゃんとした直し方ではないのが1カ所あります。また、ほかの地滑りした場所については、直接道路に流出した部分については排土として、今はきれいにはなっていますけれども、その後、シートかかったままでいまだ手つかずという部分に現在はなっています。この片無去の部分について、今後、もう一度聞きますけれども、この1カ所から出ている湧水の部分、冬になると非常に危険な場所になっている、それから土砂崩れの部分についてはどういう計画で今後、直されていくのかお聞きしたいと思います。
質問 竹田
済みません、大変申しわけありません。トライベツのところの道路の一部の湧水で冬しばれるという部分があるということで、それは把握しているのかどうか。それについて今後、どうするのかということでお聞きしたいと思います。
答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)
こちらのほうは私どももの把握をさせていただいていた箇所でございまして、これまでその他の箇所もある部分については、やはり交通量が多かったり、実際に直ちに直さなければ交通解放できないような状況でありました。そこら辺を優先に、そういった部分は全て管理をしております。トライベツのこの7カ所については、トライベツ道路、それから2号道路、3号道路と三つの道路にまたがる部分で7カ所というふうに確認しているのですけれども、ここは災害発生時に起きた土砂流出の部分については撤去させていただいておりまして、それは直ちに終わっていて、交通に支障のないように現在、安定しておりますけれども、これから冬になりますけれども、来年、春以降に計画的にそれらを順次、のり面の整斉、直していく作業に入っていく考えでおります。
質問 竹田
水がわき出ている部分というのは、冬に見て確認していますか。
答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)
確認をさせていただいております。
質問 竹田
トライベツのところの部分については年次計画でやっていただけるということなのでよろしくお願いいたします。それから、奔渡の7丁目の部分なのですけれども、これは本当に数年前からの住民の要望でありまして、橋の手前の部分についても同じ場所があったのですけれども、これもまた年次計画でよくなってきました。橋から向こうの奔渡7丁目、奥まで、本当に南面に山をしょっていて、日の当たらない北側に道路があるという、本当に最悪な道路の位置状態というふうに確認をしているところであります。この一番の原因というのは、やはり山から差している水、これが道路の下に入っていて、それが冬に凍上して悪くなということは、この答弁の中でも把握していると思います。今後、対処としてはやはりその数カ所の水抜きをしていく配水対策が考えていかなければならないというふうに思うのです。でないと、幾ら一度アスファルトはがして雨水対策をがっちりして、砂利等も全部入れかえてやるとなると莫大な金がかかるということであれば、何カ所かに配水の計画というものを持っていったほうがいいのではないのかなと。それでないと、幾らずっとオーバレイをして、またへこみがあって、膨らみが出てきて、またそこをオーバレイをしてというふうにずっとやっていかなければならないのですけれども、それをずっとやっていくのか、それとも配水対策をきちんとやっていくのか、その辺はどうなのでしょうか。
答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)
オーバーレイについては今年度もやっておりますが、次年度も引き続き予算の確保をさせていただいて施工していきたいと、いくという考えでおります。ただ、山側にある片側しかない側溝でありますので、その側溝の維持管理も非常に大切なものですから、大雨の降った後は土砂が流れ込んでいないかどうかとか、そういう点検をさせていただいて、必要な場合には土砂の撤去などをしておりますけれども、長い年月もたってゆがみも相当ありますので、そういった配水機能も継続的に見ていきながら、今後、検討させていただきたいというふうに思います。
質問 竹田
以上で終わります。