みんなの議会

厚岸町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月10日

水害対策について

2014年9月10日、厚岸町議会の一般質問で、谷口弘議員が「水害対策について」質問し、町長 若狭、建設課長 松見、総務課長 會田が答弁しました。

質問者
谷口弘 議員
答弁者
町長 若狭、建設課長 松見、総務課長 會田

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 谷口

本定例会一般質問に当たりまして、通告しておりました水害対策についてどのように進められているか、お伺いをいたします。1点目は、最近の降雨は私たちが経験したことがないような、また、今までの常識を超えるような昨年の台風18号を初め、最近では、今まで予想していないような量を記録し、河川の氾濫、冠水、浸水等が起こっております。特に、被害のあった地域上尾幌や門静地域などの対策はどのように行われてきているかお伺いをいたします。2点目は、水害や土砂災害から住民の安全をどのように確保するのか、避難対応はどのようになっているか、厚岸町において土砂災害警戒区域等の指定が行われている区域はあるのかについて、お伺いをいたします。3点目は、現在、ホマカイ橋の架けかえ工事が行われておりますが、新しい橋は、橋桁が低く、橋台の間隔が狭く、豪雨や春先の融雪期の増水などで、川の上流部で水害が起こることが懸念されますが、このまま完成させて大丈夫なのかということであります。一つ目は、橋梁の計画に当たって、架橋位置・橋台の間隔・洪水時の流行・桁下高などについて、設計はどのように行われたのか。二つ目は、8月10日、11日の降雨量は、88.5ミリメートルにもかかわらず、橋桁下部は浸かり、橋台を回り込んで流れていたことから、このままで道路を完成させると、豪雨・融雪期に上流部での氾濫が懸念されますが、今後どのように対応されるのかをお伺いをして、私の1回目の質問といたします。よろしくお願いをいたします。

答弁 町長 若狭(町長は2025年3月まで)

10番、谷口議員のご質問にお答えをいたします。水害対策はどのように進められているのかのうち、初めに、昨年の台風18号を初め、最近は、今までは予想していないような雨量を記録し、河川の氾濫で浸水、冠水の被害が起きているが、特に被害のあった地域、上尾幌、門静などの対策は、どのようになっているのかについてでありますが、ご質問のとおり、今年は全国各地で記録的な大雨が相次いで起きており、土砂災害などで命をなくされた方も多く、国民生活に大きな影響を与えております。厚岸町においては、昨年9月16日に発生した台風18合や、毎年春先の融雪時期に浸水などの被害が発生しておりますが、町としては、その都度現地調査を行い、原因、被害状況を確認し、抜本的な対策も視野に入れながら、今できることは何かを模索し、計画的に対策を講じているところであります。大雨による浸水は、地域によってその要因はさまざまであり、特に、門静地区は市街地に隣接するように、普通河川の旧尾幌1号川が流れ、これまでたび重なる大雨により大量の土砂が流れ込み、本来この河川が必要とする河川断面が確保されない状況となっており、これに記録的な大雨が重なったことで、重大な被害が起こったったものと考えております。そのため計画的に河川の土砂掘削や、水の流れを阻害している古い橋脚の撤去などを行い、河川の適正な維持管理を図っていくところであります。さらに、ほかの浸水箇所及び浸水想定箇所につきましても、毎年春先には職員により排水施設の清掃、大雨が予想される場合には事前に危険箇所を確認し、排水施設周辺の草刈りや土砂の撤去、土のうの設置などを行っているほか、市街地において委託業務で配水管の清掃を行っております。今後も日常的な巡視や地域の方からの情報提供により、計画的に河川や排水施設の適正な維持管理を続けてまいりますし、国道や道道の道路管理者にも地域の実情に応じた対応を図っていただけるようお願いしてまいりたいと考えております。次に、水害、土砂災害等の避難対応は、どのようになっているのかについてでありますが、現在の厚岸町地域防災計画では、土砂災害予防計画の中で、土砂災害にかかわる警戒体制をとる場合の基準雨量や、警戒態勢の段階に応じた避難の対応について定めておりますが、避難勧告等の発令に関する詳細な基準が定められておりません。このため、現在土砂災害にかかわる、より詳細な避難勧告等の発令判断基準を定めた避難勧告等の判断、伝達マニュアルを、本年度、国及び北海道から示された案をもとに作成しているところであり、今後、水害や土砂災害が起きる可能性がある大雨などになった場合には、この基準に沿って必要な対応をとってまいりたいと考えております。次に、土砂災害警戒区域等の指定が行われている区域は、あるのかについてでありますが、土砂災害のおそれがある区域をいう、土砂災害警戒区域、建築物に損壊が生じ住民の生命及び身体に著しい被害が生ずるおそれがある区域をいう、土砂災害特別警戒区域については、その対象となる土砂災害を急傾斜地の崩壊、土石流、地滑りの3区分として、いずれも北海道が必要な調査を行い、指定するものであります。また、特に土砂災害特別警戒区域に指定された場合は、建築物の構造規制や特定の開発行為に対する許可制、建築物の移転勧告といった一定の規制があるため、指定の前にあらかじめ地域住民の理解を得るための住民説明会を行う必要があります。厚岸町においては、現在土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域に指定されている区域はありませんが、昨年から、北海道との間で指定に向けた協議を行っているところであります。また、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域に指定されるのは、北海道の基礎調査によりお供山周辺の梅香、松葉、奔渡の各地区となっております。なお、北海道は始めに、梅香地区の区域を年内にも指定したいとの考えを持っており、その指定に向けた住民説明会を近く開催する予定としております。次に、ホマカイ橋の架けかえ工事が行われているが、新しい橋は、橋桁が低く、橋台の間隔が狭く豪雨や、春先の融雪期の増水などで、川の上流部で水害が起こることが懸念されますが、このままで完成させて大丈夫なのかについてのうち、橋梁の計画に当たって、架橋位置・橋台の間隔・洪水時の流向・桁下高などについて、設計は、どのように行われたかについてでありますが、まず、橋を架ける位置は門静地区と太田地区を結ぶ町道太田・門静間道路の選定により決まるものであり、道路の線型は周辺の地形を見ながら、直線や道路勾配がなるべく緩やかになるように決定するものであります。このとき、計画路線上に普通河川の旧尾幌1号川が流れていますので、その交点に橋が位置することになります。橋台の間隔について、橋は河川をまたぎますので、その川幅によって決まります。しかし、旧尾幌川は川幅は一定ではなく、現状でどこまでを川幅と見なすのか問題がありました。そこで、橋が架かる上・下流付近を測量して、最適な河川断面を定め、その断面が確保できるように橋台の間隔を設定しております。川の流れや水路については、大雨時に上流から流れてくる水量を見込んだ時に上昇する水面の高さを計画高水位と定め、そこから規定の余裕高である60センチメートルを見込んで、橋桁までの高さとしております。なお、この設計は土木設計コンサルタントに委託業務として発注しており、専門知識を持つコンサルタントと厚岸町で協議を重ねた結果の設計内容となっております。次に、8月10日、11日の降雨量は88.5ミリにもかかわらず、橋桁下部は浸かり、橋台を回り込んで流れていたことから、このままで道路も完成させると、豪雨、融雪期に上流部での氾濫が懸念されるので、今後どのように対策をとられるのかについてでありますが、8月10日、夜9時ごろから降り始めた雨は、翌11日、朝4時には1時間当たり27.5ミリを記録し、その後、5時に12ミリ、6時に11ミリ、7時に9.5ミリと、朝の4時間だけでも60ミリに達する大雨となりました。ちょうど、この雨がホマカイ橋に到達する昼ごろから、橋桁下部に水がつき始め、また、未施工箇所が残る橋台回りに水の流れができていたことを確認しております。河川の水が引いたときに、旧尾幌1号川を調査してきたところ、ホマカイ橋付近で川床がかなり浅くなっており、計画では橋桁から約4メートル下がったところが河床になりますが、土砂の堆積により現状では約2メートルほどしか確保されていないことを確認しました。また、新しい橋と現在の橋の間に、さらに古い橋の名残である橋脚が3基残置されており、これも川の流れを阻害している原因の一つであると考え、対策を検討しております。まずは、早急にできる対策として、河床を掘削して河川断面を確保すること、残置された橋脚を取り壊すこととし、作業を始めてまいります。しかし、これらの作業によって、新しい橋付近の状況が原因とならなくても、過去に幾度も旧尾幌1号川の氾濫による尾幌地区、門静地区の浸水被害は、発生しているため、今回の橋の問題とは別に、引き続き抜本的な浸水対策を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 谷口

最終時間は、何時になります。

質問 谷口

はい、わかりました。それでは、今、答弁がありましたので、順次質問をしてまいります。最近、道内でも今年に入ってからでも、礼文島や道南のほう、昨日あたりは、白老や大樹で考えられないような雨が降るというようなことが、次から次と起こっているということでありますので、私はそういうことも、これからは当たり前なんだということで、その備えを、たまたま雨がどこを通るかということであって、全くこの地域を通過しないと異常気象というか、冬の雪もそうなんでしょうけれども、災害というのはどこで、どういうふうに起きるのか分らないというのが、最近の事象でないのかなというふうに考えます。それで、厚岸町の河川なんですが、尾幌分水から上尾幌に向かう川は2級河川で、これは北海道が管理している川だというふうに思うんですが、それ以外は全て厚岸町が管理しているということで、よろしいのでしょうか。

答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)

ただいま、議員おっしゃられたとおり、尾幌川、分水から上尾幌は2級河川ということで北海道管理の河川となります。それ以外で町内にある河川はいずれも普通河川というふうになりまして、この普通河川は地元自治体、つまり厚岸町の管理ということになってございます。

質問 谷口

それでこの川に水門といいますか樋門というのか、正確に言うのは、どれを水門と言って、どれを樋門というのかわかりませんけれども、町内に何カ所かあると思うんですよね。それから、門静の前浜の、門静の山から下水道事業で水路を設けてますよね。それで、前浜にあるあれは何て言うのか、水門と言うのか、あれはどこが管理しているのか、それと水門というか樋門というのか、これの管理は日常的に町が行っているのか、あるいは行っている上で、その開閉等はどういう基準で開け閉めをするのか、そのあたり教えていただきと思います。それで、去年の台風18号のときに、門静地域が市外が浸水しましたよね。それは門静の前浜の水門が閉じられていたんでないかというようなことを言われているんですけれども、それが原因でああいう状況になったのか、ちょっと教えてください。

答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)

門静地区のただいまおっしゃられた前浜の水門というふうに呼ばさせていただいておりまして、管理は、厚岸町の建設課でございます。この開け閉めについては、当町の例えば総務課で対応する災害対策だとか、そういう一環の中で、建設課のほうから地元のほうに開け閉めを依頼するものでありまして、それ以外は、誰もがさわる管理ではなく、あくまでも町からの指示あった都度に開け閉めを行うというふうに、管理をさせていただいております。なお、昨年の台風18号の状況でありますけれども、これについては、当日は開けていたという状況でございます。

質問 谷口

それで、この水門というの樋門というのか、いろいろな専門用語があって、私はわからないんですけれども、これは結果的に厚岸町の建設課が管理していると。それで地元にこれの開け閉めをお願いしていると、お願いされている人というのは、それぞれいらっしゃるのですか。例えば消防団に委託している、あるいは個人に委託している、それからもし、大水害だとか、大津波だとか、大災害が予想されるようなときに、その水門がきちんと管理されていると、そういう被害を最小限に食いとめることができるんではないのかと。ただ、そういう場合に命の危険をさらしてまでも、その場所に行ってやらなければならないのか、あるいは遠隔操作ができるようなものがあるのかないのか、その辺も含めて教えてください。

答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)

樋門というのも正しい呼び方でありますけれども、一般の方々は水門というふうに呼んでいる方もいらっしゃるのかなというふうに思います。私どももあそこの箇所については、大型な水門、町内についている分でも大型の水門でございます。水門という呼び方も使わせていただいております。門静地区集会所裏近辺から、いわゆる柵渠ということで、今議員がおっしゃられた川ができてい、その水門に放流されるのが流末になっております。昨年の特に多い大雨でありました、あれは水門が開いていた状況なんですけれども、到底柵渠の断面だけではあの水は飲み込めないと、あふれているということで、プール状になっている状況でありましたから、あそこが仮に閉まっていたとしても、開いていたんですけどね、開いていてもあふれている状況ですね、道路のついているわけですから。そういったことでは、あれ以上に降らない雨は当然、今の柵渠で飲み込めますが、あの雨に関しては、再び襲った場合には、今の樋門では飲み込めないということで、同じ状況が予想されるというふうに考えてございます。

質問 谷口

そういうことがわかった上で二つ目のほうに進ませていただきますけれども、この水害だとか土砂災害だとか起きますよね、それで町長のご答弁にもあったんですけれども、この地域防災計画を私もちょっと見ていたんですけれども、結果的には、大雨等の避難等に対する計画が、私はまだまだこれは不十分ではないのかなというふうに思いますし、早急に厚岸町としての方針を、明確にしていかなければならないことではないのかなというふうに思いますけれども、これらについて、もう結果的には去年はあのように門静地区の市街地が浸水してしまう、あるいは上尾幌でも浸水が起きるというような状況が出てきてますよね。そういうことを考えると、どの段階で住民が避難をするのか、そういうことをやっぱりきちんと判断材料、あるいは町としては、こういう場合には、そういうものが出てくることがきちんと準備されていますよというふうなことを示していかなければだめではないのかなというふうに思いますけれども、そのあたりではどうなんでしょうか。

答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)

今、議員のほうからご指摘があったとおりでございます。ここ数年来、全国で大きな被害があります。そのことを受けて国では、町長の答弁にもございましたけれども、避難勧告のマニュアル、まずは、これを詳細なものにすべきということで示されたものであります。それを受けて、北海道がその作成案というものを全道の市町村のほうに示されたということで、この中では、避難準備情報、それと避難勧告、それと避難指示、どういった雨の状態でするのかという基準が、改めて定められております。この中では、大雨警報、土砂災害が発表された場合については避難という情報、土砂災害警戒情報、最近よく流れております、これが発表された場合には避難勧告といった、細かな時々の厚岸町からの情報の発令といいますか、これが定められておりますので、これをまずは、こういう形で例が参りましたので、作成をして住民の方々にもお示しをしていかなければならないというふうに考えております。

質問 谷口

それをね、もう一般的に昔からのあれでいえば、道東に台風が来るというのは、これからなんですよね。この間11号がちょっと悪さをしましたけれども、これからが特に皆さん心配するわけて、それで結果的に被害があった門静、上尾幌なんですけれども、特に門静地区は集会所が浸水してしまってますよね。そういう場合には、どこに避難をするのかということをあらかじめきちんとしていかなければ、だめではないのかなと。津波のときには避難場所になってませんから、当然それに準じた考えでいいのか、それともこういう場合にはどうするのかということを、ちんとしていくべきではないのかなというふうに思いますけれども、ひとつお願いしたいと。それと、土砂警戒区域の指定が行われていないということが、地域の皆さんの理解も十分得ないと指定に持っていくことが、なかなか困難であるということなんですけれども、それをしていないことが、マスコミ等を見ていますと、何か行政の怠慢みたいに新聞等で書かれてますよね。ですから、そのあたりについては、やはり非常に行政をつかさどっている皆さんは、非常に大変な仕事をされているんだと思いますけれども、大規模な災害が起こると、大概矢面に立つのは末端自治体が一番大変な状況になるんではないのかなというふうに思いますけれども、その辺については見通し的には、先ほどの避難とかの問題も含めて、いつごろのめどにして、そういうものを全部完成させていきたいなというふうに考えているのか、この時期にこれはやってしまいます、だけれども、これについてはこのぐらいの時間がまだ必要ですとか、そういうものがあるのかないのか。さっき言いましたように、厚岸に雨が降るのはこれからだと思うんですよね。そのあたりを十分考えていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)

まず、現在作成中の避難勧告等の判断伝達マニュアルにつきましては、これは作成を急いでしてまいりたいというふうに思っています。土砂災害警戒区域、それと特に気をつけなければならない特別警戒区域、これについては町長が答弁されているとおり北海道の指定になっております。当然その警戒区域については住民を含んだものになりますので、今現在、北海道としては、まずは調査が済んでいるお供山周辺のそれぞれの地区、区域を指定したいという考えでありまして、まずは年内の梅香地区の区域の指定に向けた住民説明会を希望しておりますので、これ町としては協力をしてまいりたいというふうに考えております。それが済んだ後、奔渡、さらには松葉もこの対象地区になっておりますので、北海道との協議を踏まえながら、その指定に向けた協力をしていきたいというふうに考えております。

質問 谷口

それで3点目なんですけれども、夕べ久しぶりに工作をしてみました。11日に雨が降ったんですね、10日の夜から。それで、地域の人に、何であんなはしごかけたんだと猛烈に怒られました。雨が降ってきたら、私、寝れないような状況がずっと続いていて、10日から降りましたので、朝6時に橋の下に行ってみました。6時に行ったときは、コンクリートの部分はまだ出ていました。水はまだ下のほうにありました。そして、11時になったらもう少しというところまで来ました。堤防というか、これは完全沈み込んでいました。そして、13時59分ですから、2時には川の半分浸水していました。この写真をカメラで副町長に見てもらいました。それから副町長は出かけたようです。それから、その後も夕方6時48分、かろうじて明るい時間に行きました。まだそのときは、2時と同じ、変わらないような浸水状況でした。それから、こっちなんですけれども、これは11時17分、下のほうはちょっと逆になってしまいましたけれども、衛生センター側の橋台なんですけれども、そこを水がもう回っていました。そして、これは2時11分、上のほうなんですけれども、これは太田側のずっとコンクリートで壁をつくっているんですけれども、それをぐるっと回ってもう水が流れていて、こういう状況になっていたんですよ。それを考えると、これは、この時間にはこの部分はまだ出ているんですけれども、この時間にはもうかなりこういう状況に近くなってきているんですよね、こういう状況に、こっちも下のほうも。これはまだ橋が完成していなくて、水が回ることができているから、この水位も抑えられているんですよ。それで、あの旧尾幌川はほとんど落差のない川で、大潮のときには、尾幌川のつけ根まで潮が込んでいくという川なんですよね。それで今、1回目の答弁で、川床を掘ったり、そこにたまたまあるものを撤去したりするということを説明されておりますけれども、それを取ったら水位が下がるような川ではないんです。海と川とほとんど高さが同じような状況にある川、これを少しぐらい手当をしても何らかの効果はあるかもしれないけれども、私は、ほとんど効果を望むことができないのではないのかなということで思っています。それで、雨の量なんですよね。それで、先ほどの町長の答弁にもありましたけれども、8月の10日、11日、10日は8ミリ、11日は81.5ミリ、両方合わせて89.5ミリという雨量ですよね。それで、10日、11日で降った雨は夜の10時から1ミリ、3.5、3ミリ、3.5、2時には4ミリ、3時には7ミリと、一番降ったのが4時の27.5ミリということで、5、6でまだ減ってきていて、一番雨が多くなったのは橋に突き出した午後からというような状況なんです。それで、あの旧尾幌の川が相当長いかと言うと、あれは途中でパイプカットされて、分水に上尾幌川に落とされているんですけれども、ですから、尾幌に向かっての上流部というのは、ほんの少ししかない。あとは尾幌川とホマカイ川、この2系統なんです。その中でああいう増水が起きてしまうということに対して、やっぱり非常に地域の皆さん、おれたちはこれから住めるんだろうかという心配をしているんですよ。それで、今回、あの橋を架けるに当たって、一般的には橋を架けるときには川の管理者と橋を施工しようとするほうと、それぞれ協議をして決めるもんだと思うのですけれども。そのときに、これお互い厚岸町ですけれども、どういう協議が行われて、あの幅で大丈夫だと。それから業者に設計を委託してますよね。これは専門の業者に委託していると思うんですけれども、その委託業者から橋を架けるに当たって、これ大丈夫なのかという指摘は、あったのか、なかったのか、その辺はどういうふうになっているか、まずお聞かせください。

答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)

今、あの尾幌分水というものが出ましたけれども、それには、今は切断されて明治時代だそうですけれども、それ以降は現状の状況になっているようでざいます。特に、オッポロ川の上流部は結構広い断面なる河川で、下まで下りてきます。それが旧尾幌1号川と合流するんですけれども、それ以前にも既にオッポロ川自体が冠水している状況が頻繁に起きている状況がございます。これは旧尾幌1号川の能力といいますか、それが残念ながらオッポロ川から来る水までも飲み込めていない状況であります。このことが旧尾幌1号川の掘削といいますか、川ですので当然広い範囲の掘削をやらないと水位の低下という目に見える効果は確かに出てこないんだろうなというふうに思います。これまで、いろいろ農業関係で明渠排水という形で国のほうも川のほうをいろいろ整備してくれた状況がございます。そういった部分からすると、相当古い時代ですから、それ以降も土砂の堆積が当然あるんですけれども、比較的きれいな部分も実はあったりします。それで、橋の近辺に来ると、どうしてもその橋のずっと向こう、もうちょっと行ったら、急に川が細くなったりして、スピードが多分緩くなるのか、どうも橋の周辺土砂が多いという状況でございます。いろいろ時間的に今、新しい橋の橋台周りに11時から2時ですか、いずれもまだひかない状態で水が回り込んでいる状況であります。実は、この状況になると既にもうその手前の門静地区ですね、今の小さな水門あるところですけれども、あそこら辺からも逆流して、そちらの調整地みたい形であるんですけれども、そちらにもいつもは山から下りてきて、尾幌1号川に入ってくる小川なんですけれども、逆流して、もうその時点では川が溢れて、門静側に行っている状況になっております、そういう状況になると。それで、橋の件につきましてはコンサルタント、これは専門の業者でありますので、町が実施設計をお願いしているということで、この実施設計を前にして、町と業者が内容を確認して、これでよろしいという内容に、結果としてなっているわけでございます。この橋なんですけれども、お手元のほうに、要求資料という形で表示させていただいたんですけれども橋のこれは断面図といいますか、橋桁の下のほうに三角で取っている部分が、いわゆる川底をあらわすところでございます。それで、これはこの川は20.60メートルと下に書いているほうですけれども、この上に書いている線が川底をあらわしております。斜めに岸があって橋台があるというか、ここが水が流れる部分でございます。これをまず、この川の水量を一定の水量を定めて計算をした結果、これだけの断面が必要なんだという設計になります。つまり、これは今堆積物がない状態でありますので、工事実施に当たっては、この堆積物がある状態で行われるということでございます。したがって、あふれる川自体に橋を架けるではなくて、その川自体のまず断面を確保して、それが原点になって橋台の位置、つまり川の道路の線型から、どこに橋を架けるかによっては、新しい橋は今度は比較的斜めになっておりますけれども、普通道路の線型とかを考えた結果でありますけれども、そういったことで橋の長さ、そして橋台が決まってきます。最終的には道路の一番上、橋の上でですね、道路の上までの高さが決まってくるという内容で、そういう協議というものは、あくまでも必要な河川断面を描いて、それに基づいた設計ということで、これは現況の川がもとではなくて、必要な断面を確保した上での設計と、その上での協議ということでなっているものでございます。

質問 谷口

あの、いいですか、設計して業者に発注して造った橋が、去年の台風18号の200ミリを超えるような大雨で、たまたま下のほうがちょっと浸かったというのであれば、何となくわかるような気がします。もう想定を超える雨だったと。ところが、今回の雨は、想定内なんですよ。過去どのぐらい降っているのかなと調べてみたんですよ。過去10位まで調べてみましたけれども、降った量で10位でも105ミリなんですよ。だからそこまでいっていないんですよ。それで、この写真見ればわかりますけれど、今の浸かっている現道に架かっている橋は余裕なんですよ、全然、もう草もピンと立っているし。こっちはもう浸かってきているんですよ。100ミリ降っていない雨で橋が浸かる、地域の人に聞いたら、何年か前にはあのホマカイ橋の今の橋ね、あれに氷が立ち上がって引っかかってしまったということを言っているんですよ。とってもじゃないけど、今の橋がこのまま冠水して春先に増水して、春先は絶対氷はあります。ものすごい氷の量になります。それでどんどん押してくると、そうするとなおさら高くなる。川の底をいくら掘ったって、氷は下には行きません、上がるだけです、上に、水より軽いんですから。そうすると、上流部は増水します。そうして、話を聞いていると、門静に水が行かないように何か土のうを積む。そうすると余計、上流部は増水するんですよね。それで、橋を架ける場合にはそういうことを十分勘案して、上流部にどういうものがあるかということも含めて検討して、上流部にある橋に支障を来さないのか、そういうことを含めてこのルートをどうやって決めるのか、そういうことをやってきていると思うんですよ。河川管理施設等構造令という法律に基づいて、この河川のあり方、それにかかわる橋のつくり方、そういうものの上に立ってやられているということで、今回ちょっと考えただけでも、河川が先ほどから言っているように非常に広くなったり狭くなったりしていると。それから、あそこにはホマカイ川の合流点がありますよね。そうすることによって、どういう水流が起きるのか、そういうことも十分計算された上でつくられているのか。それから、先ほども言っていますけれども、橋梁の上部にいろいろなものがないのか、それから、降水時に川と橋がどういう角度になっているのか、できれば90度の橋をつくるべきではないのかというふうに言われてますよね、川と橋は。これがあの川を見ると、とても90度とは言えないと思う。それから、橋桁の高さが満足した高さになっているのか、計画高水位にきちんと対応されたものになっているか。計画高水位というのは、何かあっても大丈夫だという高さですよ、これは。そういうものがきちんとなっているのかと。こういう問題をきちんとクリアをした橋になっているのかどうなのか、これについて、もし、これがそういうものをクリアしていない橋だということになって、水害の原因になってしまったということになると、これは今回補助事業ですよね、会計監査とか検査だとか、そういう問題で指摘をされることになるおそれはないのか、そういうものも含めて私はきちんと対応していただきたいと。もし、やるんであれば、今のうちにやらないと、私はだめだと思うんです。あのままでは絶対これ以上の洪水時には、あの橋は耐えられない橋だというふうに私は思います。いかがでしょうか。

答弁 建設課長 松見(建設課長は2017年9月まで)

まず、あの橋の余裕という部分では、今の橋と古い橋、見た目でも高さが違うということが明らかでありまして、その合流地点につきましては、そこら辺も日常の河川の維持管理を少し徹底することで、川底を深くすることによって幾らかは氷の下を水を流すときに、そのことで多少は水の流れを確保できるものというふうに考えております。土のうを積むというお話なんですけれども、地域の方と直接お話をさせていったときにも、実は、このお話をさせていただきましたが、現在、まだどの部分に置くということについては決定したものではございません。片方とめると片方に水が行ってしまうということは当然でございますので、適切な場所、できれば皆さんに迷惑にならないような形の方法がないかということを実は、今、考えているところでございます。つまり上流部に水を戻さない方法がないかということであります。ホマカイ川の水流については、ちょうど合流点、この水流も全て計算してございます。ホマカイ橋付近に、いわゆる上流から到達する時間、約3.6時間でございます。これを時間と雨の降る量、雨の降る時間によって、いろいろと悪さをすることが起きてまいります。そういったことで、現在は計画高水位でありますけれども、これは設計上の高水位で、現況に比較すると現況からの高水位は言えないというふうに考えなければならないかなといういうふうに思います。ただ、きちんとクリアしているという部分については、これはそういったことも当然考慮した上での断面、まず河川の断面確保の上での設計でございますので、そういった部分ではクリアしているという判断でございます。つまりそういう断面確保もせずに、必要以上の経費をかけるということは、逆に会計検査の指摘といういますか、そのこと自体が設計として補助事業として認められない。あくまでも単費事業、全て町費事業でやるということでは、これは当然別でありますけれども、現在はそういった基準を、つまり設計基準を上回る基準にしたい場合の理由が、なかなか理解されないと、そういったことで会計検査の指摘というものは、ないものというふうに考えているところでございます。

質問 谷口

もう時間ですから、終わりますけれども、やはり私は、あの橋は絶対問題のある橋だと。現在でもあの高さなんですからね。私は地域の人に迷惑をかけるようなものを公共が行うということに対しては、私は許すことができないというふうに思いますし、今後指摘が出てくるような施設を造ってはならないと。公共工事というのは、住民が安全安心で暮らせる、そのための施設でありますから、そことを考えて進めていただきたいということを申し上げまして、私の質問を終わります。

答弁 町長 若狭(町長は2025年3月まで)

今、質問者が不安な点、それから地域の方々が不安に思っていることをお話を受け承りました。私も現地へ行って、もちろん開設の責任者として見てまいりました。今、担当課長からそれなりのお話がありました。今後、心配されるようなことについても、まず安全確保が大事であります。その点、今後そういうことがないように安全面も考慮しながら、新設されたホマカイ橋を中心とする立派な道路ができるように、我々は考えていかなければならないと、そのように思っておりますので、どうか新設のホマカイ橋については課長がお話あったとおりでございますので、どうか今後ともこの点についてはご理解をいただき、心配のないような対策も講じながらやっていきたいと、そういうふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと思っております。

出典:厚岸町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月10日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる