みんなの議会

厚岸町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月4日

「地域医療」体制の構築と充実について

2010年3月4日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が質問し、町長 若狹、病院事務長 土肥、保健介護課長 久保、福祉課長 松見が答弁しました。

質問者
室﨑正之 議員
答弁者
町長 若狹、病院事務長 土肥、保健介護課長 久保、福祉課長 松見

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 室﨑

さきに提出いたしました一般質問通告書に従いまして ご質問申し上げます質問事項は 「地域医療」体制の構築と充実についてであります。、、 、 。まず1といたしまして 町立病院の医療圏とは どこを指すのかお答えいただきたい2として、地域医療の中核としての厚岸町立病院に求められる機能は何なのか。3として 「地域医療」体制の充実に欠かせない「医療連携 、これは病々連携とか病、 」診連携とかいう言い方もされますが、町はどのように構築していくのかという、この3点についてお聞き申し上げます。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

13番、室﨑議員の一般質問にお答えをいたします。「地域医療」体制の構築と充実についてのうち、1点目の町立病院の医療圏とはどこを指すのかとのご質問でありますが 医療圏につきましては 厚生労働大臣が定める 良、 、 「質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を図るための基本的な方針」に基づいて、北海道が策定の「北海道医療計画」で示された病院における病床の整備を図るに当たって、設定する地域的単位としての区域されています。この北海道医療計画における医療圏としましては、第1次医療圏から第3次医療圏までが設定されております。この中で最小単位の第1次医療圏の範囲は、住民に密着した、 、保健指導や健康相談 かかりつけ医やかかりつけ歯科医などによる初期医療を提供する基本的な地域単位としての市町村行政区域とされております。このことから、町立病院は、厚岸町の第1次医療圏にあると言えます。しかし、ご質問にある町立病院の医療圏としましては、医療の役割や患者の動向、高度医療機器と手術・入院設備の充実・充足状況などを含め、これまでも担当する診療地域の範囲を厚岸郡の区域として、各施策を取り進めてきたところでありますことから、従来より町立病院の医療圏を厚岸、浜中の両町としているところであります。次に、2点目の地域医療の中核としての厚岸町立病院に求められる機能についてでありますが、私は、町民の皆さんが安心してこの地に生活し、住み続け、町を支える産業に携わることのできる生活基盤の一つとして守るべき病院機能としては、町立病院がこれまで担い、築き上げ、継続してきた基本となる内科・外科及び子供の健康を守る小児科と透析治療の常設の診療科の機能であると考えております。加えて、療養病床と24時間の救急救命をカバーする手術、入院施設を持つ病院機能の維持に努めていかなければなりません。また、高齢化する患者を支え、病院から地域に戻っても在宅での生活を支援するリハビリテーションの一貫した取り組みの継続も重要となります。さらに、1次産業を支える方々に多いとされる肩や腰の疾患を中心に対応する整形外科、一時を争う脳血管障害や心臓疾患など早期発見、早期治療が重要とされる脳神経外科と循環器内科は、釧路市の総合病院と連携を密に、定期での外来を引き続き開設していきたいと考えております。しかし、これらの病院の体制維持・継続には、医師の確保が不可欠であります。近年の急激な医師不足に対応し、将来においても医療資源としての病院機能と医療スタッフを確保する取り組みが欠かせません。そのため、病院としての取り組みから町全体で支え合う医療の仕組みづくりが大切とも考えております。病気になってからの医療はもちろん、検診による疾病の早期発見や各種情報の提供と広報活動による健康づくりや予防医療も大切な役割であるものと考えております。次に、3点目の地域医療体制の充実に欠かせない医療連携を町はどのように構築していくのかとのご質問でありますが、これまで地域の医療を支えてきた町立病院は、医大、 。や医療関係機関からの医師派遣を受けて 1次医療から1.5医療の診療を行ってきました、 、 、この地で生活する町民の方々の地域や家族 食生活を知り 生活全体から医療をとらえ、 。病気だけではない人を診る医療が基本とされる地域医療の推進が 診療方針でありますしかし、急速に進む地方での医師不足の影響を受け、これまでと同様の医療体制を展開することが極めて厳しい現状を迎えているとともに、地方では高齢化の進展で在宅医療や介護の必要度が高まる一方、急性期医療では患者が減少し、医師の一層の地方離れの要因となっているとも言われています。こうした中、医師の確保と地域医療の推進のため、基本理念に立ち長期展望として取り組むべき課題は、子供から高齢者までの一貫した医療の体制を守る枠組みづくりであります。町民の一人一人を中心に、その回りを病院や保健師など行政と診療所や看護事業所などの民間が、さらにはボランティアなどが大きな輪となって、医療や保健・福祉などの情報を共有するなどして、連続したつながりを持つことで、地域住民を支える地域医療を守る体制がつくられると考えています。しかし、このような体制の充実のためには、現実としては今できることを一つ一つ積み上げていくことから始めなければなりません。まずは、最優先される町立病院に求められる機能の継続のための医師確保に努めてまいります。その上で、医療機関相互の診療や投薬の情報提供の推進を図り、重複する診療を抑え、患者の負担を少なくすることが大切です。医療機関が別々に所有する医療データを個人でも管理しながら、関係機関相互に役立てられる仕組みづくりをすることで、救急救命の大きな支えとなります。症状が比較的に安定している時期は、かかりつけの医療機関を利用し、そこから専門的な内視鏡、CTなど高度な検査や手術・入院が必要となった場合には、町立病院やさらに総合病院への受診につなげるなど、限られた医療資源として、それぞれの医療機関が持つ役割や機能に応じた使い分けを効率的に行い、関係機関のつながりを強めることが医療連携であると考えるところであります。このため、地域を超えて課題を共有し、新たな協議の基礎となる場の提案を行っていくべき、関係する担当者間での打ち合わせに入らせていますが、それぞれの医療機関における特性と、今後における機能や規模のあり方の見直しの方向なども十分に考慮する必要から、慎重に取り進めていきたいと考えているところであります。いずれにしましても、限りある医療資源を将来に継続し、町民皆さんの福祉の向上に永続的に寄与できるよう、地域医療体制の構築と充実に向け、連携の枠組みづくりの推進を図ってまいりたいと考えているところでございますので、ご理解をお願いいたします。以上でございます。

質問 室﨑

大変意を尽くした問題点をよく的確につかんでいただいた答弁をいただきました。これ以上聞くことは、もうないのかなというぐらいの感じがいたしまして、よくわかっていらっしゃるんだなということを思いました。二、三聞かせていただきます。なお、私の基本的な立場申し上げ、考え申し上げ、また一、二提言もさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたい。まず地域医療というものなんですけれども、いろいろな方がそれこそマスコミから専門家まで、地域医療という言葉使うんですが、よく聞いていると地域の医療の話だったり、地域で医療を行っていますという、地域で医療の話だったりする方が大変多い。むしろそっちのほうが多いと言ってもいいかもしれない。地域医療というのは、地域の医療とか地域で医療ということとは、全く次元の違う問題だというふうに私は常々申し上げております。すなわち保健、これは予防を含みますね、予防と健康づくり、保健・福祉・医療が有機的に結合して、一体となって住民の健康・生活・生命を支える体制そのものを言うのだ。この地に生き、この地で死ぬ、そのすべてを一番そこの基底から支える体制そのものだ。これは、この地に生き云々は、たしか夕張の村上という先生がマスコミの取材に対しておっしゃっていました。あるいは障老病床を支えるというような言葉でおっしゃる方もいらっしゃる、そういう体制そのものを地域医療というのだということで、私もそのような観点からこの後質問を続けますのでお願いいたします。それで今、答弁いただいたものと、それからここに町立厚岸病院の改革プランというのも厚生文教常任委員会で示していただきまして、ここでもそういうようなことがいろいろと書かれておりまして、大変にきちんととらえていらっしゃるなという感じはいたします。また、今回の町長の町政執行方針の中でも、そういう観点からおっしゃっていましたので、その点は大変心強い。その上でお聞きするんですが、改革プランなんかは当然でしょうし、それから今回の答弁を聞いていても、町立病院の機能という言い方をしているものですから、どうしても町立病院独自の機能に限定された答弁になっているとは思うんですが、地域医療の体制の構築と充実ということを前提にして私聞いているので、ちょっと補足していただければありがたいのですが、これは一町立病院だけが考えることじゃなくて、町全体で考える問題なんですが、医療と保健との連携その体制、それから医療と福祉の連携その体制、これらについては私は今回、問題提起のつもりでおります。ここでもって、すぐ答えが出て、こういうふうにやっているよというには、余りにも大きな問題ですので、一つの問題提起として、あるいは検討事項として、こんなことを考えながら今進めているんだというようなものがありましたら、あるいはこれからこうしていかなければならないと思っているというものがありましたら、お答えをいただきたいわけです。それで、これは町立病院のほうにもお願いなんです。というのは、前に厚生文教常任委員会で、現院長をお招きして委員会でお話をしたことがあります。これは院長がおいでになって間もなくの時でしたので、相当遠慮なさっていたんじゃないかと思うんですよ。まだ回りの動きが明確に院長の言う体制になっていない段階で、余り言えないということがあったと思うんですが、町立病院がリーダーシップをとって、こういう地域医療体制というものをつくっていくというような雰囲気ではなかったんですね。どちらかというと、受け身でした。そういう意味では、私どもとしては多少何というかな、満足できないなという感じはありましたので、また、改めてそういう機会を持ちたいなとは思っておりますが、やはり地域医療体制というものは、厚岸町内において町立病院というものの中核として位置というのは、これは揺るぎませんので、その点からもこの点についてお話をいただければと、そのように存じます。なお、今、厚岸でと私は言いましたが、医療圏は、この町立病院は好むと好まざるとにかかわらず、これだけの機能というかな、組織と体制を持っている病院は厚岸郡には一つしかないわけですから、いわゆる準拠点病院といいますか、そういう形で厚岸郡全体を見ていかなければならない使命というものは、担わされているとでも言いますか、そういうものだと思いますので、その観点からお願いしたい。まず、その点についてお願いいたします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

まず私からお答えをさせていただきます。私は、今、質問を受けまして、考え方は同じなんです。やはり町立病院というのは、まず、少子高齢化社会に対応した保健・医療・福祉サービスが結びついたまちづくりというものを私は最重点戦略として行ってきたつもりでおります そういうことで 平成15。 、年に、私は、町立病院はどうあるべきかという基本理念、さらにはまた、運営方針というものを定めていただきました。室﨑議員も既にお読みのことと思います。あえてここで改めてお読みすることもないと思いますが、それをもとにして町立病院の再生、そしてまた信頼される町立病院づくりというものに全力を尽くしてきたところであり、これからもその基本理念、運営方針に基づいて信頼される町立病院にしなければならない、そのように考えているところでございます。

答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)

町立病院の果たす機能・役割という視点でのご質問と受け取らせていただきます。現実に1回目の答弁では、今ある機能を診療の視点でとらえて申し上げさせていただきましたが、それを支えるものとしましては、やはり地域で病院を支える保健・福祉・医療全体の体制ではないかと考えております。まずもって町立病院は、1回目の答弁でも申し上げましたとおり、内科・外科・小児科といった診療体制の中で、かかりつけ医としての地域医療を支える、そういった病院の使命であります医療体制を支える立場というのをずっと堅持してきております。そのほかに、やはり福祉、それから保健、これらの行政とのつながりをこれまでも強める働きかけを行ってきておりますが、その中では行政と一体となった職員研修を模索する。医師と看護師・保健師含め勉強会を開く、あるいはその中での医療としての役割と保健・福祉行政との役割の分担というものを勉強し合う、そういった取り組みもこれまでもしてきた中で、地域全体で支える保健・福祉・医療の枠組みの中で、検討・対応というものを進めてきたというのがございます。それと、根本となりますのは、何より信頼を得られる町立病院でなければならない。患者に対する責任ですとか、信頼される医療、これが地域医療を支える基本ではないかと、このように考えております。医師が診療に対する説明を十分に行う、それから看護師、職員が研修やいろいろな勉強会を通じて得られた知識を、患者に対してきちんと説明し、苦情やご意見などもきちんと反映しながら、患者に対する全体的な医療を支える必要があると、そのための勉強会なり、患者に対する説明をきちんとしていくと、そういったものが必要であろうと思います。院長のお話をされておりました。当時、院長が就任されて、議会のほうへもお話をする機会があったわけでございますが、当時、そういった信頼される説明責任、あるいは病院としての役割、それから地域医療を行っていく上での大変大事な部分が欠けていたという時期がありまして、それに対する佐々木院長が先頭となった病院づくりについての考え方を述べていたと、私は記憶しておりますが、今、実際にそれをきちんと継続してできる体制にあるかといいますと、なかなか答弁の中でもお話をさせていただいておりますが、医師の確保が大変苦しい中では、なかなか地域医療の体制の充実という意味では、継続がだんだん困難になってきているという状況にあるかなというふうに感じてはございます。医療連携という中では、そういった地域での( 医療連携後から聞くから、端的に答え「てください」と発言あり)院長の考え方というものは、地域に根差したかかりつけ医の、 。立場での医療・保健・福祉全体を支える医療であると そのように認識してございます

答弁 保健介護課長 久保

町立病院のほうから、保健・福祉とのかかわりの部分で事務長のほうから答弁がありましたが、行政の側の保健部門としましてのこれまでのかかわり、それからこうしたいということも含めてどうなんだというお話ございました。私ども乳児から高齢者までの健康づくり、あるいは介護保険サービスを利用するに当たってのいろいろな課題については、部門部門の中で町立病院のみならず、町内の歯科医院の先生方も含めた体制の中でかかわって助言をいただいたり、事業に参加をしていただいたりという点と点の結びつきは、その場面場面でやっていただいているというふうに私ども考えておりまして、今、不足している部分は、これは今始まった課題ではないというふうに思いますが、線でどう結びついていくのかというところが大きな課題なのかなという、これは昔からある課題だというふうに思っておりますが、そんな思いでおります。保健部門から言いますと、医師の確保が非常に厳しい中で、町立病院の来年度以降の体制については、今までどおりにいかないということも含めて、関係部局との協議をさらに詰めていって、町民の方々にかかる迷惑を少しでも少なくしていく体制の中で、長期的な体制でどうするかというものが残っているのだというふうに思っております。

答弁 福祉課長 松見

私のほうからは、医療と福祉という面での特に福祉課障害福祉担当しているわけでございまして、そういった医療と障害福祉というところをひとつ今考えている点でございますけれども、口腔ケアといいますか、歯と口の関係なんですけれども、やはり重度身体障害者ということになると、なかなか歯科医に通院できないとか、そういうような状況がありまして、町内の医療機関の協力をいただいて訪問相談、あるいは訪問診療、こういう中で連携をとらせていただいておりますけれども、ここら辺の充実はまだ必要だなということが1点と、さらに近年、町内でいろいろとサービス事業ができてまいりました。障害のある方でも通所して働ける場所、それから生活訓練を受ける場所というのが出てまいりました。こういったところにも、やはり重度であっても障害者の方、帰りたいという方がいらっしゃいますので、ただし、そういった方が医療的ケアが必要となると、やはり医療との連携は欠かせないものだろうと、こういった連携は図っていかなければならないなと思っております。これには障害程度区分の審査会というのが実はあるわけなのですけれども、ここに町立病院の医師にも入っていただいて、厚岸町の障害者の状況を把握していただいており。 、 、ます ぜひとも今後も町立病院の医師に 障害者程度区分審査会に加わっていただいて。厚岸町の福祉の状況を見ていただければなというふうに考えているところでございます

質問 室﨑

いわゆる厚岸町全体における地域医療体制の確立というのは、まだまだいろいろな問題があると思いますが、今、それに深入りしてしまいますとちょっと時間がなくなるので これについてはこの程度にとどめて また 機会を見てそっちのほうはそっ、 、 、ちでもってやりたいと思いまして、ちょっと時間が残ればまたやりますが、先に進みます。医療連携でございます。町立病院の機能というお話の中でも釧路の大きな病院から、脳神経外科、循環器内科というようなお医者さんが、あるいは整形外科もそうですね、定期的においでくださって診療してくださっています。これもいわゆる医療連携ですよね、大事な医療連携です。これは大変町民に好評です。私もこれは非常に高く評価しております。医療連携の理想ということを言いますと、厚労省が既に出しておりますが、地域パス、地域クリニカルパスというような体制がありますね。患者の治療、看護・介護・リハビリなど多くの関係者が協議して、患者の情報を切れ目なく受け渡して、地域一丸となってかかわっていく体制、これを今すぐ、ここでもってやれなんていうことは私は言いません。それ以前の以前の問題がたくさん山積みになっていますから。それで、現在、この医療圏の中で今度はちょうど町立病院が、例えば釧路の高次医療の病院との間で連携をするのと同じような図式で、今度は医療圏の中の診療所との医療連携・病診連携ですか、これを図っていかなければならないわけですよね。何遍も同じようなことを言いますが、地域医療というのは全体の体制ですから、1人医師だけに預けてやってくださいといってもできるものではありませんし、もちろん医師抜きではできませんけれども。また、一病院なり診療所なり医院が1人だけで、あるいは1カ所だけが頑張ってもできるものではないわけですよ。だから医療連携というのは非常に大事なんですね、だからこれが非常にこの地域、薄弱でございますね。それで、去年の3月の議会でもたしか10番議員さんが、この点について質問なさっていますが、隣町、浜中町との間で非常に問題にせざるを得ない、町立病院というか、厚岸町にとっても大変不幸な状況が今、出ております。1年間、結局、解決できないで今日まで来ています。そのことは、最後のほうでちょっとおっしゃっていた。それから、こういういろいろなことを考えて町長もおっしゃってくださったように、おまえと同じことを考えているのだと、非常に力強いことを言ってくださいましたが、やろうとしていることが、医師そのものがいなくなることで体制がつくっていけない、そういう状況もありますね。そういう中で、例えば3人いたのが2人になったから、2、 。 、人で3人分 頑張ってくださいというようなものではないわけですよ それをやったら一時的にはいわゆる先生は頑張ってくださるでしょうけれども、必ず倒れますよね。そ、 、 、 、うすると 全体が崩壊してしまう そういう状況に全国各地の厚岸のような地域は 今追い込まれているんですよ。これは医師不足の問題については、ひとり厚岸町がどうこうしようとすれば、ぱっと解決するというような問題でないのは、私も百も承知です。その上で申し上げるんですが、結局、少しでも何といいますか、お医者さんの負担をかけないで、なおかつこちらがこうなってほしいというものの効果を上げられるようなシステムを考えていくことが大事でないかと、そのように今、思いました。また、医師不足、あるいは町立病院の諸問題いろいろ、厚生文教常任委員会でも報告を受けたんですが、そのときに議長から、厚文で何か解決策を提言できないかという非常に重たいご指示もいただいておりますので、私としても精いっぱいいろいろなことを考えてみました。その上で、本当に稚拙なことなんで、素人が何言うかとせせら笑わないでお聞きいただきたいんですが、一つのことを考えたんです。一つにヒントになった、 、 、 、のは 今 あちこちでもって行われています命のバトンとか 救急医療情報カードとか緊急連絡カードとかというものを行っていますが、それを一つの私なりのヒントにいたしました。それでこの場合には、ご本人が書き込んでおいておくというのが基本ですよね。私は、それでは医療連携としての医療情報の問題には、ちょっと無理かなというふうに思いました。それで何でこんなことを考えたというかというと、ごめんなさいね、回りくどくて。去年からの新聞記事を見ていますと、町立病院としては、ほかの診療所の患者さんが飛び込んでくるというときに、できる限りその方の医療情報がほしいわけです。これは3月の議会で、副町長もおっしゃっているんだけれども、医療連携というものをきちっとやっていきたいと。しかし、何の情報もなしに飛び込んできた患者さんについては、検査等で非常に時間を要すると。それで、診療所に前にかかっていたというのであるならば、そこでどういう治療を行っていたかというような、いわゆる医療情報がほしいんだけれども、その連携がうまくいかないということで、そうでなくても医師が来て、必要なだけの人数いない町立病院としては、医師に係る負担が非常に大きくなるというよう、 、 。なことがあって ある程度の制限はやむを得ないんで この事情をわかってもらいたいこういう話がありまして、私は、それは本当にそのとおりだと思って聞きました。これが、こういうような形で出ているんです。町立病院側としては、そういうことだから、かかりつけ医からの病状や投薬歴などの情報がスムーズに教えてほしい、そうすると、こういうものについてはできるんだがという形で言います。また、診療所のほうでは、夜中や休日に診療所に駆けつけて、1回1回カルテを見なければならないというようなことは大変に負担なんだと、それをやっているというと、自分の体が持たないというようなお話がありました。これをずっと続けていても、全然解決はしないわけですよ。それで医療情報の共有化というものを図ることによって、双方の負担をぐんと減らすことができるというふうに思ったんですが、それは100%で言えば、カルテそのものがやりとりされれば一番いいんですが、そこまでいく前に、まずできるところからやっていったらどうだろうというふうに考えました。それで本人に書かせるとなると、注射だとか吸入だとかというような形でもって薬が入った場合には、本人はわかりません。投薬情報もね。今、飲み薬やそういうものは外へ出ますから、その情報は本人は見ることができます。それでどうでしょう。医療手帳のようなものを厚岸町と浜中町が、共同してこしらえるというのはいかがでしょう。それには保険証とか診療カードだとかを入れるポットもある、そしてあとのページには、それぞれの診療所・病院そこでかかった時に、少なくても厚岸町立病院の診療券で、まずその中にいるお医者さん・歯医者さん、そういうような方々がみんな話し合って、もちろん両町入って体制をつくって、そして今、この患者さんに与えた薬それについての情報をその手帳に 縮尺でも何でもいいから張っておくと そして きょうの代金のカー、 。 、ドをお返しするときに、それを一緒にした手帳をお渡しすると、病院にかかるときには必ずその手帳を持っていくと。そうるすと、町立病院にかかったお医者さんがほかの診療所に行ったときも、診療所のお医者さんは、町立病院ではこんな薬が入っているんだなというのがわかる。もちろん町立病院においでになったときにも、どこそこの診療所に入って、例えば1週間前にこういう注射を受けたんだなというのがわかる。そういうところからまず医療連携のいわば情報の共有化を始めてはいかがかということを提言しておきます。、 、 、これをやれば 町立病院のお医者さんが 何とか診療所の情報どうなっていますかと一々電話かける必要もなければ、それから何とか診療所で夜中に飛び起きて、膨大なカルテを探すというような手間も省けるんじゃないかと、要は医療情報の共有化が図れればいいわけです。そのために、お医者さんに対する負担を少しでも減らしていくというようなシステムを これは厚岸町・浜中町一緒になって 厚岸郡全体のシステムをつくっ、 、ていくということを考えてはいかがでしょうか。これをまず提言いたします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

私から、基本的なことを答弁をいたしまして、またさらにつけ加える点については、担当課長、または事務長から話をさせますが、今、浜中町との連携の関係、特にお話があったわけでありますが、厚岸町立病院はお話ありますとおり、厚岸郡の中核病院としての位置づけがされておるところでございます。すなわち浜中・厚岸の病院であるというとり方もできるのかと、そのように考えております。しかし、現行の町立病院の医師体制含め考えます場合に、限度というものもやむなくあるわけなんですね。ということは、医師を確保するには定数は6名なんですが、本年度まで、年度まだありますので、5名体制ということで、さらにはまた1名が足りなくなったという中での浜中町との関係において、今、言った医療情報を欲しいと。しかしながら、医療情報がなければ診療について支障を来すので、よろしくお願いを申し上げたいという伝達を出したわけであります。これは診療所のみならず、特別養護老人ホーム等一部ですね、等にもお伝えをいたしたところでございます。、 、 。 、しかしながら 浜中町民を診療しない 診ないというわけじゃないんです ところが誤解をされまして、いろいろな面で医療問題についての話題となったということは事実であります。特に、浜中町におきましては、浜中町地域医療懇談会というものを設置いたしまして、浜中の医療はどうあるべきかということで、町長にまとめて報告書として提出をしたと。私も読ませていただきました。現実はよくわかります。そういう中で、厚岸町といたしましても今後やはり中核病院としての役割を果たす、特に浜中町との病診連携をしていかなければならない、これは現実の問題です。そういうことで、先般、浜中町長ともお話をいたしまして、両町のための医療はどうあるべきかということを、これから協議しようじゃないかということに相なっております。担当に指示をいたしまして、現段階では担当同士でその準備に入っております。そういう実態にあるということをご理解をいただきたいと思います。また、ご提言いただきました。ありがとうございます。医療手帳等の、これについてはまた参考にしながら今後考えてまいりたいと、そのように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 室﨑

今後について、考えておこうという程度にあしらわれたのかなという気もするんだけれども、私が言うのは、今、浜中町とそういうふうに話し合っていこうという、 、 。ようなニュースは こっちにも入っておりますし その上で申し上げているわけですよそれで、結局、医師がどんどん少なくなってくるわけですから、そういう中で医師に負担をかけない中でもって目的を達するためには、思い切ったそういういろいろなシステムをつくっていかなければならないと、そういうための提言なんですよ。向こうのお医者さんがこっちのいうことを聞いてくれないからとか、そういう意識の話を幾らやっていても、これはなかなか前には進みません。やはりお互いに感情的な行き違いも出たのかもしれないし、それはわかりませんよ。あるいは全くそうでないのかもしれないし、あるいはそれぞれの事情というものがあるでしょう。そういう中で、お互いの負担を少しでも軽減しながらやっていくための一つの方策としての提言だというふうにわかっていただきたいわけです。それともう一つ、厚岸町はPRが大変下手ですね、道内ではどういう形で流れているか とい う こ とで す よ 。そ う す ると 、 町長 の ほ うで も っ ては っ きり と 今 答弁 の 中 で言 っちゃったから、私、ぼやかしてぼやかして言っておったんだけれども、申し上げると、こういう話を言われました。救急の患者に情報がないから診れないというのか、救急というのは何の情報もなく飛び込んでくるのを救急というんじゃないのか、厚岸町は救急告示病院じゃないのか、こういう言い方を言われたこともございます。道内のお医者さん。それから、町立病院というところは、今、町長、誤解と言ったけれども、まさにそれなんですけれども、厚岸町の町民以外診ないことにしたのかというようなことを、どうなってんのと言われた。この双方に対して、私は、実は議会でもこういう話があって、こうで、決してそんなことではないんだと。いかにスムーズに浜中町の町民も厚岸町の町民も、厚岸町立病院の今持っている能力の中で最大限診るためには、こういうものが必要なんだということを言っているんだと言っているんですが どうも余りそれは伝わっ、てないようです。そうすると、これは厚岸町PRが下手だなということになるかと思うんです。それと医師不足です。厚生文教常任委員会でもこの話は随分報告受けました。みんなが思案投げ首です ただ その中で医師の給与というような話も出ています もうちょっ。 、 。。 。と出したほうがいいんじゃないかという議論もあります それも私も反対でありませんただ、ちょっとひっかかる言葉があるんですよ。あるお医者さんに言われた。地域医療をやろうとしているお医者さんというのは、決していないわけじゃないんだ。だけれども みんなどこに行こうか見ているんだ その時は給与とかそんなもんで見ているんじゃ、 。ないんだ。その町がどういう理念を持って、地域医療というものをどう構築しようとしているのか、具体的に何やっているのか、そこんとこ見ているんですよ。だから、厚岸町もそういう形で、そういうことを考えるお医者さんに、魅力ある町としてのものをPRしていかなければなりませんよということを言われました。私も、そのとおりだなと思います。そういう意味で厚岸町が、町立病院というものが厚岸町という行政単位を超えて、大きなもの全体を包摂しようとしているんだということを明確にしている以上は、そこでこんなこともいわば提唱しているんですというようなものを出していくことも、これもだから、すぐ何人かつかまるというような話ではないんだけれども、やはり全国に向けて厚岸町というものの地域医療に対する理念というもの、具体的な形で示すことになっていくんじゃないか。そういうことも思いまして、お考えをいただければなというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

重要な問題なもんですから、事務長もおりますが、開設者という責任もあるもんですから、私からとりあえず答弁もさせていただきますが、実は私も浜中町民の方々とも交流があります。その交流の中でも、今、誤解という私も言いましたけれども、お話ありましたけれども、そういうことを耳にするんですね。ですから、私か、 。 、らあえてそういうことではないんだと 先ほどお話ししたとおりなんであります 実際そういう中で町立病院の現況を考えますと、現在、通常の診察で浜中町民は約15%来ています。救急医療ですが、約30%、全治療患者に当たります。ですから、そういう意味では、浜中町民も町立病院に対する中核病院としての役割、期待をしていると思います。しかしながら、そういう情報という関係で、今、いろいろと我々も何とかこれを中核病院の役割を果たす病院として、直していかなきゃならないということで立ち上がっておりますので、この点についてはご承知をいただきたいと思います。ただそこで問題なのが、やはり医師確保なんです。やはり基本理念、または理想の病院、信頼される病院、病院の役割はいろいろあります。しかしながら、現実に医師を確保するというのは、大変難しい状況にあります。私も町長になりましてから9年になります。いろいろな行政課題ある中で、最も難しい問題、医師確保です。そういう苦労の中で、町立病院の開設者として努力をいたしているわけでありますが、今後も医師確保については大変心配しています。私が町長になったのは、平成13年です。その時の医療体制については、いろいろあったもんですから、何とか信頼される病院にしなければならないということで、全国を歩きながら医師の確保をしたりやっておりました。おかげさまで佐々木院長においでをいただいて、信頼される病院になりました。収益も上がりました。しかしながら、将来について特に新年度からの医師確保、大変難しい状況にあります。こういうことについてもご理解をいただいて、先ほど文教委員会で、何か改革案でもないのかという議長から指示があったというお話でありますが、どうかこの点それぞれ、 、の人間関係等もありましたら まず医師の確保これが最も大事な医療の基本理念含めて運営等も考えて大事な問題であるということで、私も頑張ってまいりますが、議員の皆様方にもこの点ご理解をいただいて、ともにすばらしい信頼される町立病院として運営ができる体制をつくっていかなければと、かように私自体も思っていますので、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。

答弁 病院事務長 土肥(病院事務長は2019年12月まで)

救急に対する対応のあり方について、大変誤解を得ているということでは、厚岸町はお知らせする段階では、不十分な点が多々あったのかなと思いますが、何よりもそういった情報を得ることによって、浜中の町民の皆さんの健康・医療というものを守れるのだと、負担のかからないような医療ができるのだということでは、これからもそういった情報の提供というのは、お願いしていかなければならないなと思ってございます。それから、医師確保につきましては、町長がご答弁申し上げたとおり、大変厳しい状況にございますが、今後とも町立病院としても今までの医局からの派遣が望めない状況にありますから、町全体としての受け入れの態勢というものを福祉・医療連携のもとに対応していければなと、そんなふうに考えてございます。、 、 、命のバトンから 医療情報の手帳の関係でございますけれども 浜中町の報告書には命のバトンということの取り上げもされているようですし、厚岸町も命のバトンということの取り組みを今後進められる予定になってございます。その中に、医療の情報をど、 、ういうふうに組み込むかということでございますが これも情報提供でございますので医師がどれだけ関与しなければならないかとか、事務レベルでできるのかとか、さまざまな研究が必要であろうと思います。関係課との連携のもとに、協議していければなと思いますし、浜中町さんの厚岸町から発する問題だけではなくて、いただく情報がどれだけあるのかなということのつながりも検討しなければなりません。双方の医療機関の課題を相互に出し合いながら、進められればいいと考えますが、大変長期的な時間が要することではないかなと、研究も必要ではないかなと、このように考えます。

出典:厚岸町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月4日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる