厚岸町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月20日
厚岸町高齢者バス券助成制度の改善について
2007年9月20日、厚岸町議会の一般質問で、岩谷仁悦郎議員が「厚岸町高齢者バス券助成制度の改善について」質問し、町長 若狹、保健介護課長 豊原が答弁しました。
- 質問者
- 岩谷仁悦郎 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、保健介護課長 豊原
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 岩谷
おはようございました。第3回定例会に、さきに通告したことに一般質問を行いたいと思います。よろしくお願いいたします。1つとして、厚岸町高齢者バス券助成制度の改善について伺いたいと思います。(1)として、まず、制度の目的についてお伺いいたしたいと思います。アとして、対象者数の状況についてどうなっているか教えいただきたいと思います。それと、イとして、利用率の状況について、ウとして、助成の内容について伺いたいと思います。それから、エとして、管内の制度の状況について、これを伺いたいと思います。2番目として、現在高齢者のバス券が発行されているが、バス券だけでは利用しにくいため、次の3点から選ぶ方法が考えられないかお尋ねしたいと思います。アとしてバス券、イとしてタクシー券、ウとしてガソリン券です。これで第1回目の質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
おはようございます。12番、岩谷議員のご質問にお答えをいたします。厚岸町高齢者バス券助成制度の改善についてのお尋ねですが、この制度は、高齢者が外出することによって積極的に社会参加の機会を確保していただき、健康と福祉の増進を図ろうとの目的から、町内の70歳以上の高齢者を対象に、平成7年度から定額のバス乗車券を交付し、現在に至っております。対象者数の状況につきましては、平成16年度1,949人、平成17年度2,012人、平成18年度2,075人と年々増加しております。交付率は平成16年71%、平成17年度66%、平成18年度68%であります。次に、利用率の状況については、交付券面額の合計額と使用された半券面額の合計額との比較で、平成16年度65%、平成17年度80%、平成18年度65%となっています。、 、この制度の助成の内容についてでありますが 高齢者バス乗車券助成実施要綱により平成19年度は年額4,000円分の高齢者バス回数券を、町内の路線バスを利用できる方に希望によって交付することにより、年度内に限定してご利用いただいております。次に、管内の制度の状況についてでありますが、浜中町では、70歳以上の高齢者を対、象に平成16年度まで5,000円を平成17年度から2,500円まで半減して継続しておりますし釧路町においては、75歳以上の高齢者を対象にバス券、タクシー券、ガソリン券のいずれか8,000円分を選択できることとして実施しております。弟子屈町では、70歳以上のみの世帯のうち75歳以上の高齢者を対象に、バス券、タクシー券、ガソリン券のいずれか3,000円分を選択できることとして実施しております。白糠町では平成17年度からこの制、 、 、 。度を廃止しておりますし 標茶町 鶴居村においては この制度を導入しておりません次に、2点目の、現在高齢者のバス券が発行されているが、バス券だけでは利用しにくいため、バス券、タクシー券、ガソリン券の3点から選ぶ方法が考えられないのかとのご提案でございますが、バス乗車券以外の選択肢の導入により制度の拡充を図ることについては、確かに釧路管内の実態を見たとき、釧路町及び弟子屈町においてそのような事業を実施されていると承知をいたしておりますが、各町においても限られた予算であることから、対象年齢の引き上げや対象金額の引き下げによって事業実施されている実態にあると聞き及んでいるところであります。厚岸町の将来を考えれば、高齢化の一層の進展や単身高齢者及び高齢者夫婦のみの世帯の増加は明らかでありますし、また、バス路線のない地域からはさまざまなご意見をいただいている実態もございます。さらには、厚岸町老人クラブ連合会役員会の皆さんからは、金額を下げてでも今の制度を維持してほしいとの要請もございます。さまざまなご意見をいただいている制度でもありますし、ご承知のように町財政のみによる運営制度でもありますころから、サービスの維持に必要な今後の財源対策、利用者のニーズ、関連業界の受け皿なども含め、もう少し具体的な情報収集を行いまして、導入の可否についての検討をさせていただきたいと存じます。以上でございます。
質問 岩谷
厚岸町の高齢者バス券については、平成7年度から制度化されて、厚岸町は早くから制度化されて、大変高齢者の方も喜んでおるのが実際でございます。これについては、担当、そして役場の方の努力に敬意を表したいと思っています。それで、制度の目的については、今いろいろとあったわけでございますが、一応、当初は高齢者の健康増進とやら、それから横のつながり、そういう形の中で、よりよく高齢者が外へ出て、いろいろ活躍をしてほしいというような目的で当初は始まったと伺っております。それで、対象者の数については、現在どのぐらいが対象になって、そしてどのぐらいの金額が現在出ているのか。この数は、当初の平成7年度から大分変動があると思うんですけれども、現在制度化された中で、原資については、私が伺ったところでは、たしかふるさと基金の造設ですか。その基金の一部によっての運営であったというお話が聞いてあったわけですけれども、その基金の積み立ての現状がどうなっているのか。まだ原資が残っているのか。そして、今制度化された中で、実際基金で使われているのか、、 。それとも一般会計の方から繰り入れしてもらったのか そこをお尋ねしたいと思いますそれから、利用率の状況については、たしかバス券の利用ということで、70歳以上ですか。そして、僻地の方たちについて、あるいはバス券の要らない方たちが実際にいると思うんですが、その内容について、どのぐらい実際に利用されているのかを伺いたいと思います。それから、助成の内容については、今金額的なことについてはわかりました。それから、管内の制度の状況については、るるいろいろ説明の中でわかったわけでございますが、釧路町をベースにしながら物を考えたときに、実際、高齢者の方が厚岸町でバス助成券だけでは使いにくいと。というのは、やはり、僻地の70歳以上の方は、それこそ車を持っています。車を持っている方には、このバス券は当然要らないですね。ですけれども、やはり、この制度が、いろいろ高齢者の医療費の問題とやら、今のガソリンの高騰なんかを考えたときに、やはり、どうしてもお金がかかると。そういうことで、できれば合法的な見地の中から活用していったらどうだという、そういう声がありまして、実際に、この問題については、要するに、車の方には配布にならないということは不公平だ。やはり、この制度は平等であって、皆さんが利用できるような、そういう方法でしてほしいというのが考え方なんです。そんな中で、釧路町としては、先ほど町長の方から答弁があったように制度が変わり、 、 、 、 、まして バス券 それからタクシー券 ガソリン券と その3つの中から1つを選んでそれを利用している状況にあります。確かに、町長の言うように、財政的には厚岸町はかなりきついものがございます。ですけれども、やはり、多くの高齢者に利用して、活用してもらうということになれば、この答弁書の中にもあるように、例えば、半額でい。 、いから継続してほしいというのが高齢者の考え方でもあるみたいなんです そんな中で厚岸町としても、ぜひこの制度の改善を考えながら、高齢者のためにもう少し利用のしやすい方法を考えていただきたいと思いますが、それらについて再度お尋ねしたいと思います。
答弁 保健介護課長 豊原(保健介護課長は2008年3月まで)
お答えをさせていただきたいと存じます。対象年齢 金額 これにつきましては 平成7年から平成17年度までにつきましては 70、 、 、 、歳以上、年間5,000円ということで実施をいたしてきておりました。その後、町財政の厳しさの増す中、平成18年度につきましては、年齢はそのままですが、助成金額につきましては4,500円、平成19年度におきましては、その金額を4,000円という形にいたしまして、現在実施をしてまいっているところでございます。また、老人福祉基金の関係でのご質問でございますけれども、これにつきましては、平成2年3月に施行いたしました老人福祉基金条例、これがございます。基金の額につきましては3,000万円ということになっておりまして、これの運用によりまして長寿祝い金の贈呈事業だとか、高齢者バス乗車券助成事業、これを実施をしてきてまいってございます。現在の残高なんですが、底を突きかけておりまして、60万円という状況でございます。一般会計から補填をしていただくと、積み戻ししていただくというような状況につきましては、会計の厳しさから現在でき得ないような状況でございます。続きまして、僻地の方々の状況ということでございますけれども、平成18年度で見ますと、平均しまして68%の交付状況という状況なんですが、太田地区につきましては42%、片無去は16%、糸魚沢地区は52%、それから若松、トライベツ地区につきましては0%という状況でございます。なお、この地域の利用状況でございますけれども、地区ごとに統計をとってございませんので、ご勘弁をいただきたいというふうに存じます。総体的に見ますと、該当者の68%が受け取られて、そのうち該当者の44%が全体の中で利用されている、そういう実態かと存じておるところでございます。大変失礼をいたしました。老人福祉基金の残高の部分でございますが、脱落して読んでしまいまして申しわけございません。60万円と申し上げましたが、500万円戻しております。そして、運用益部分が若干ございます。そういう関係で、トータルといたしまして565万円の残高になっております。続きまして、釧路町の実態と引き比べて、厚岸町内の部分については不公平感があるというご指摘でございます。一部地域の方々からも、町長が先ほど話しましたとおり、いろいろご意見をいただいている実態にございます。そういう中で、トータルで考えますと、これまでの中では何とかこの制度を維持していくというスタンスでもってこれまで続けてきた、そういう状況がございまして、細分化、選択制、そういう制度については採用してこなかった、そういうところでございます。3つから1つを選ぶということになりますと、さきに実施をされております釧路町、それから弟子屈町にお聞きをいたしますと、対象者の96%から100%近くの方々が何らかの選択をしてすべて使い切ってしまう、そういう状況になるというようなことがございまして、そうなりますと、例えば、現在の4,000円ということで試算をしてみますと、70歳以上で計算しますと868万円の予算が必要になってまいりますし、また、釧路町のように75歳以上というようなことで試算をしてみますと、560万円程度の予算が必要になる。、 、そういうことで 現在450万円ということで平成19年度予算議決をいただいておりますが相当上回る状況が予想されます。そういう状況で、制度を転換するということは大変難しいものがあるのか、この財政状況を考えますと、かなりの厳しさがある。では、どのようにすればいいのか、そこら辺につきましては、今後の予算編成までに向けまして、具体的な各方面のご意見をお聞きをいたしながら詰めてみたい。しかしながら、将来に高齢者増加をしてまいります。そういうことで、後年度負担の増加分もある程度覚悟をしなければならない。そういうような制度でもございますし、もろもろ考えさせていただきまして、判断をさせていた、 。だかなければならない そういう事例かなというふうに考えているところでございます
質問 岩谷
財源的には、今、るる説明があったわけですけれども、釧路町の場合は、当然財源的には相当厚岸町とは違いがあると思うんですけれども、75歳以上であって利用するには、金額が8,000円とかなり高額になりますね。これら、現在の釧路町、そしてあと標茶町と鶴居村ですか、これらについてはこの制度は取り入れていないというような見方も出ておりました。各市町村が、やはり行革についていろいろ財源が苦しい中で、当然こういう問題が厚岸町でも起こってくるのかな、そういう予測もするんですけれども、できれば年齢引き上げか、あるいは金額を縮小しながらでもこれを継続してほしいというのが。実際、糸魚沢のある方なんですけれども、今まではおじいちゃんが運転して、例えば病院に通ってやったんだと。けれども、そのおじいちゃんがもう寝たきりでもって運転、 、 、できなくて 要するに バス券を利用しながら厚岸町の病院に通ってきたんだけれどもどうしても帰りの列車の時間が合わない。それで何とかしてほしいという話が私に持ちかけられました。それで、私も大変困りまして、やはり、JRを動かすとなったら、厚、 、 。岸町やら そういう問題が国絡みになるだろうし これは大変な問題だと思ったんですけれども、1人の老人が、今まで運転していたのが、もう寝たきりでもって全然動けな。 、 、い それで おばあちゃんがバス券を利用しながら厚岸町の病院まで来るんだけれども時間がどうしても合わないということで、快速線ですか、これがどうしても糸魚沢は停車しないんです。浜中の方は一応停車するんですけれども、その停車の時間を何とかしてほしいという切実な願いの中で、私に訴えなんです。それで、私も勇気を持ちまして、JRの職員にこのお話をしました。これは恐らく不可能というものは考えたんですけれども、思い切って職員にこのお話をしました。これは、厚岸町の問題でなく、1人の人間としてお話しました。そうしたら、職員が勇気を持って、これは国の方へ訴えます、ぜひその時間帯については検討するということで、その返事が私のところに来るようになっているんですけれども、いまだにないですけれども、これについては後ほどJRの方へどうなったかお尋ねしながら、恐らくこれは不可能だと思います。ですけれども、こういう時間帯とやらがあるだけに、今の、例えばバス券をハイヤー券に変えた場合に、その利用もできるのかな、そういうお話もされました。それから、太田、片無去の僻地の利用度については、かなり低いというのは、皆さんそれぞれに70歳以上であっても元気で運転ができるということなんだけれども、ただ、ここへ来てガソリンの高騰で本当にたまらないと。そうすると、やはり、医療費の引き上げとやら、いろいろな税源移譲に対する税金も変わってきます。それで、いろいろとお金がかかるんだと。そうしたら、この制度をもらっている人がいるんだけれども、もらわない人はばかくさいという、そういう話があったんです。そんな中で、やはり、この制度を利用する中で、それぞれのじいさん、ばあさんは、孫さんも持っています。それらに対するお小遣い、あるいはあちこちへ連れて行く、そういう形の中であれば、バス券はどうしても利用しにくいという訴えが私に二、三あったわけなんです。このお話を聞いたときには、確かに無理さもあるのかな、やはり、厚岸町も財源的な問題もあるだろうし、それでも、私の方で一応お話してみよう、こういうことで今回一。 、 、 、般質問に至ったわけです ぜひ やはり これを合法的な活用に向けていくんであればもらう人ともらわない人の差をなくして、3つなら3つの中から選択するような方法であれば、それぞれにバス券、あるいはタクシー券、ガソリン券の中の1つを選べるんであれば、こういう問題が解決していくんではなかろうかということで今お話しているわけです。これらのことにつきましては、確かに財源的にはきつい、そして、だんだん高齢者化する中で難しい問題もあると思いますが、ぜひ、いろいろと検討しながら、年齢の引き上げ、あるいは金額の縮小等についても検討していただきながらこれを続けていってほしい。そこら辺について、町長の方でひとつ答弁お願いいたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
今日の厚岸町も、申すまでもなく、少子・高齢化時代を迎えております。この少子・高齢化対策、厚岸町の行政においても、最も重要な課題として認識をいたしております。本年度の予算におきましても、少子化対策につきましては、満足するものではなかったかもしれませんけれども、厳しい財政の中でいろいろとその施策を講じたわけであります。ただいま提言されております高齢者バス助成事業につきましても、厳しい財政の中、さらにはまた、平成11年には改正をして、釧路まで行けるというような方途もとりながら維持をされておるわけであります。特に、今、厚岸町の高齢化は急激に進んでおります 9月現在で総人口の3,098人です 高齢化率にいたしますと27.2。 。%という事態を迎えておるわけであります。ただいま提案ありました3つのうちから選択する、その方法もいいが、自分なりには考えておりますが、しかし、厚岸町の高齢者対策はそれだけではないわけであります。例えば、福祉バス運行、さらにはまた長寿祝い金、敬老会助成事業、老人クラブ運営費補助金等々、高齢化対策をいたしておるわけであります。高齢バスだけを考えれば、いろいろな問題があるかと思いますが、今後、やはり、今日まで大変なご苦労の中でこの厚岸町の発展の礎をつくってくれた、そして高齢者が生き生きと、この厚岸町に育ってよかった、そういうまちづくりを望んでおります。そういう点を考えますと、財政的なこともありますが、ただいまの提言については研究をさせていただきたい。そして、最も高齢者が喜ぶ制度にしていきたい、そのように。 、 。考えます また 昨日いろいろと協議がございました特養老人ホームのこともありますそれぞれ財政の見通しというものを考えながら高齢者対策を講じていかなければなりませんので、この点についてもご理解をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。