厚岸町議会 平成19年第2回定例会 2007年6月21日
(1)厚岸湖内のカキ等へのノロウイルス対策について/(2)第三セクターコンキリエの運営について/(3)病院事業会計について
2007年6月21日、厚岸町議会の一般質問で、髙橋議員が「厚岸湖内のカキ等へのノロウイルス対策について」「第三セクターコンキリエの運営について」「病院事業会計について」について質問し、町長 若狹、産業振興課長 大崎、保健介護課長 豊原、病院事務長 斉藤が答弁しました。
- 質問者
- 髙橋 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、産業振興課長 大崎、保健介護課長 豊原、病院事務長 斉藤
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 髙橋
おはようございます。平成19年度の第2回の厚岸町議会定例会に当たりまして、通告書に従い質問をさせていただきます。我々地域の住民が健康で楽しく自立して働くために、食生活に対する基本的な事柄、さらにはそれぞれの事業の運営等について、5点余りに絞ってお尋ねをさせていただきます。したがいまして、できる限り持ち時間の関係から理事者側においては簡潔なるお答えを期待するものであります。まず、町長を初めとする多くの町職員各位に対し、郷土の発展と町民の幸せを願い懸命に頑張って努力している姿を拝聴するたびに、私は頭の下がる思いでいっぱいであります。何とぞ職員各位におかれましては、昨今の地方自治体の厳しい財政状況下の中にあって、それぞれが創意工夫を凝らし、さまざまな行政課題に取り組み、魅力あるまちづくりに取り組んでいただけるようお願いを申し上げるところであります。さて、町長は町政執行方針の中で「活力に満ちた豊かな産業の育成」ということでありますが、私はこの中で特に注意を引く点があり、お尋ねをしてまいりたい、このように思っております。厚岸町は、ご案内のように、基幹産業である養殖産業等であるところのカキの生産について、昨年の秋口から年末、さらには本年初めにかけ、全国的にノロウイルス菌が大量発生し、厚岸漁協のカキ部会、130戸余りのカキ生産処理業者に大変な大きな打撃を与えたところであります。もちろん、町内の経済にも大きな影響をもたらしたことについては言うまでもなく、町長を初め職員はもとより、先輩議員各位におかれましてもそれぞれご承知のとおりであります。このような問題について、報道各社はあたかも二枚貝、カキにノロウイルス菌がいたかのごとく、大きな見出しで大々的に全国に報道されたため、その風評被害をまともに受け、とどまるところを知らず、厚岸町内のカキ生産業者の死活問題にかかわるまでに発展したところであります。行政では、この問題について重く受けとめ、早速さきの5月25日の臨時議会において、厚岸町カキ風評被害にかかわる生活支援資金の利子補給に関する特例条例の制定に着手し、生産者への救済に努めたところでもありますが、私がこういった食品の衛生問題が起きるたびに、まず思い出したくない、あの大変な事故のことが今でも昨日のように思い出されるところであります。それは去る平成15年1月26日、協会事務局から電話があり、厚岸町内で大規模な食中毒が発生したという通報でありました。この件については、皆様ご承知のように、学校給食用のパンが原因でありまして、ノロウイルス菌によるところの食中毒と判明したところであります。道内はもとより、厚岸町内では前例のない事故となり、実に町内小・中学生と教職員を含め、その患者数は延べ712人に上りました。しかしながら、何よりも不幸中の幸いとでもいいましょうか、重症患者が一人も出なかったことが何よりもよかったと思います。この事故については、町長さんを初め教育長、町教諭の皆様、大変なご苦労であったかと思います。特に給食調理現場の調理師、作業員を含め栄養士さん方のご苦労は大変なことであったかと思います。恐らく何日も眠れない日が続いたと思われます。私はこのような事故が二度と起こらないよう願うばかりでありまして、何といっても食品の安全性を確保するためには、農場、あるいは浜の生産者から加工調理、そして消費者への食卓まで一貫した衛生管理を行う必要があろうと、そして食品によるところの危害の発生を未然に防ぐために危害分析重要管理の重要性について強調したいところであります。食品を取り扱う各位におかれましては、その認識を深めていただきたいと思うところでありますが、ちなみに我々地域の住民は食品衛生法という網の中で生かされていると言っても過言ではないのであります。昨今は、ご承知のように、交通事故よりも全国的に食中毒によるところの事故が多いということは、食にかかわっている方々は既によくご承知のとおりであります。さて、ここでノロウイルス菌についてのかかわる対策についてでありますが、町長は他地方の事例やあらゆる情報を収集して、まず先進地等の視察をしっかり行って、十分な調査、研究をしていくということでありますが、そうするとそういった調査、研究を踏まえ、今後の事業に参考に役立てるよう等のことのようですが、そのようにとらえてよろしいのでしょうか。さらに、消費者が安心して良質な水産物を求めていただくために供給体制の整備を図り、漁業者、市場関係、加工場、買い受け人、販売人、流通業者などが一体となって取、 、り組む必要があるという認識から 水産物にかかわる衛生管理者講習会などを開催してその共通の認識を深めるとともに、地域の実態に即した地域に地域ハサップの取り組みを進めたいということでありますが、ハサップとはどんなシステムなのか、また食品衛生法の目的とは、この法律はいつ施行されたのか、この2点についてもお尋ねをしてまいりたい。町長は、地域ハサップとはこの施設事業には大変な設備資金が必要なのですが、町としてこの事業の推進に向けて特別な施策が用意してあるのか、町長にお尋ねを求めるところであります。さらに、皆さん既にご案内のように、6月上旬から厚岸町は、厚岸湖で解禁となったホッカイシマエビ漁が何とその翌日に禁漁になったことについて釧路保健福祉事務所の監視員にお尋ねをしたところ、シマエビは、ご案内のように、生で出荷するわけでなくてゆで上げて出荷する関係から、総菜製造業、つまり都道府県が制定しているところの許認可申請の必要があるので、加工場の整備ができないと生産開始にはならないということのようでした。この問題については、我々団体からとしては五、六年前から再三にわたり漁協を通し指導していたところでありましたが、漁協さんの指導が徹底していなかったのか、生産者、あるいは営業者に対する自覚がなかったのか、これからはこのような問題については漁協、あるいは行政が一体となった指導をすべきではないかと思っております。そこで、この際、食品衛生法にかかわる相談窓口を開設するお考えはあるのかないのか、町長にお尋ねをしたいところであります。次に、第三セクターコンキリエの運営についてお尋ねをしてまいります。開業以来、土産物、あるいは海産物、飲食店を集中させ、まさに厚岸町の中心街的なPRをして営業しているところであります。町の商店街はごらんのとおりであります。まちづくりといっても、これではいかがなものかと思います。そこで、この施設は厚岸町観光の拠点となる目的で営業を始めたと伺っております。果たして、その役割を担っているのか、非常に疑問に思うところであります。ご案内のように、町内の零細企業・漁業・農業・商業・水産加工業者は、多くの事業経営者は毎日精いっぱいの企業努力を惜しまず頑張っているところでありますが、第三セクターコンキリエの経営が思わしくないからといって、いともたやすく町の一般財源をつぎ込むことについては多くの町民からいかがなものかとの声が出ていること、確かなところであります。町長はこの会社の社長でもあり、また今年から全道100カ所の道の駅グループの会長にも就任されたところであります。町長、これを機に、より効果的な経営改善に取り組んでいただければ幸いと思うところでありますが、いかがですか。今までの運営方法に問題はなかったのか、大いに調査、研究、しっかり調査、研究をする必要があるのではないかと思います。また、一方、観光の拠点として売り出している割に、町内には余り観光客が流れてこないというのは商店街からの苦情であります。拠点としての役割を果たしていないと私は思うんでありますが、他町村の観光地を見てもわかるように、その拠点から町内いろんな場所へ次から次へとご案内していただき、お客様が喜んでいただき、次にもまた来たい、そんな営業をすべきではないかと思います。町長、いかがですか。今後、この施設の事業運営についてしっかり見直しをして、より具体的な確かな営業の見通し等について、町長からの明快なる答弁を期待するものであります。次に、病院事業会計についてお尋ねをしてまいります。まず、多くの町民の命と健康を支える厚岸郡の医療施設の拠点として、地域医療に懸命に取り組んでいらっしゃるところの先生を初め多くの職員各位に対し、厚岸町内の多くの高齢者を代表して、深甚なるところの敬意を表するものであります。町長は行政執行に当たり、病院事業についてはより高度な経営の改善を図り、事業経営については不良債務の解消についてしっかり努めるということでありますが、特別な施策があるのか、お伺いを申し上げるところであります。なお、去る17日、厚岸町内において高齢者研修交流会が社会福祉センターで行われま、 、 、したが 町内各地域の高齢者のお話の中で やはり自分の健康が心配だという方が多く頼れるのはやはり病院のお医者さんしかいないなという多くの会話が聞こえたところであります。その会話の中から、町立病院にいい先生がいてよかったね、ありがたいと多くの高齢者の方の声があります。また、その一方、その方々も町立病院の経営が大変なんだということはよくご承知のようでありました。町内にお住まいの多くの高齢者の方も、余りにも多くの不良債権が膨れ上がるとどうなるのかとのことであります。本当に我が事のように心配をしているところで町民がいるということを町長はしっかり受けとめていただきたいと思います。そして、町民一人一人の目線に立って、腰をしっかりと据えて経営に取り組んでいただきたい、このように思います。経営状況については、過去2年余りの数値はやや増加に転じてはいるものの、なかな、か医業収益の確保については必ずしも結びつくものという保証があるものかと尋ねればそれはなかなかいずれにしても地方公共団体が経営するところの病院運営については大変な財政負担が襲いかかっているとのところであります。国は今年4月から地方独自の取り組みを推進するところの「頑張る地方応援プロジェクト」をスタートさせ、地方がそれぞれ具体的な成果、批評を明らかにして取り組むところの地方自治体を地方交付税で支援する制度を創設しているところであります。できる限り国の制度を活用するために、調査、研究をしっかり重ね、少しでも財政負担の軽減に向けて努力していただきたいと思います。いずれにしても、町長にはこの問題については多くの町民の幸せを願う立場から避けて通れない問題であり、毎日頭が痛いことかとお察しするところでありますが、町内にいらっしゃる多くの高齢者や自立支援を求める障害者を初めとする、町の将来を担う子供たちや若者は、町長、あなたの肩にかかっていると言っても過言ではないかと私は思うところであります。町長、この際、病院運営について一身を投げ出す覚悟で町民一人一人の目線にしっかりと立って頑張ってくださるよう期待して、ここで特別な施策があることを大きな望みを託し、私の質問を終わりますが、町長の賢明なるところの答弁に期待するものであります。以上で私の1回目の質問を終わります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
4番、髙橋議員のご質問にお答えをいたします。まずその前に、私を初め町職員に対して温かい激励をいただきました。今日の町を取り巻く多くの難局を乗り切り、厚岸町の発展、住民の幸せのためにしっかりと町行政を推進してまいりたい、決意を新たにいたしたところでございます。1点目の厚岸湖内にあるカキ等へのノロウイルスに対策についてのお尋ねで、具体的な説明と今後の取り組み事業等の見通しについてのご質問でありますが、町の特産となっておりますカキについて、昨年12月から全国的にノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染が急増したことに伴い、カキが原因との風評が流れ、厚岸町を含む全国のカキ生産地、いわゆる風評被害により大きな打撃を受け、現在も消費回復の動きはいまだ不透明な状況にあります。町といたしましては、新年度町政執行方針でも述べましたが、ノロウイルス対策について、今後の対応に結びつけるため、漁協と連携し、先進的な取り組み事例や情報の収集を行うための視察研修経費を予算化したところであります。カキ養殖におけるノロウイルス対策につきましては、カキの浄化及びノロウイルスの不活化について全国的にもまだ研究段階であり、カキから直接ノロウイルスを除去する方法は現在までのところ確立されておりません。したがって、現状としては紫外線による殺菌海水での蓄養管理を適切に行うことが、コスト面を含め最も現実的と言われています。このほか、全国で行われている取り組みとしては、生食用カキ生産マニュアルの作成、陸上カキ蓄養施設の高度化、安心情報の発信などが行われております。今回の視察に当たり、これらの取り組みの中から地域でのノロウイルスなどに対する総体的な衛生管理対策をまとめ、すなわちハサップ対策も兼ねております、それらの内容をホームページ等により積極的に情報発信することにより、消費者の信頼を得るための取り組みを行っている三重県の鳥羽、伊勢、志摩地域を視察先として選定したところであります。これらの取り組みは、主として生食用カキを生産する厚岸町のノロウイルス対策を進める上で参考になるものと考えますし、このほかノロウイルス対策に効果があるとされる紫外線消毒方式の下水道処理システムについても視察をしてまいりたいと考えております。さらに、本定例会に上程しております補正予算案におきまして、遺伝子解析機器の高度化を図るための予算を計上しております。この機器は主としてマガキと植物プランクトンの系統管理などを調査、研究対象とし導入するものですが、一部ノロウイルスについても測定できる機能を備えておりますので、この分析技術の取得も当面の目標としております。これら機器の整備につきましては、厚岸町としても将来的に安全・安心な衛生管理、ハサップ対策として出荷システムにするための第一歩として行うものであり、今後は各地域での取り組みがますます重要になり、地域間での競争も激しくなってくるものと思われます。さらには、また衛生管理講習についても今後とも続けてまいりたい。厚岸町の漁業を守るため、厚岸漁業協同組合とともに連携しながら、積極的にこれらの問題に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。2点目は、厚岸町観光の中核拠点施設コンキリエの赤字の要因について、今後この事業施設の赤字解消に向けた具体的な運営説明を求めたいとのご質問についてであります、 、 、が 赤字の要因は 依然として厳しい道内の経済状況を反映した旅行消費の低迷に加え道内観光においては、知床の世界自然遺産ブームや全国的に注目を受けている旭山動物園を除いては、いずれの地域においても集客が落ち込んでいる状況にあります。、 、18年度におけるコンキリエの集客状況は 年間トータルは前年を6.6%上回ったものの特に月別の状況から見ると冬期間の集客が著しく落ち込み、これが収支バランスを悪くしている大きな要因であります。これらの冬期間の対策として、平成17年度には1月から3月まで魚介市場とあぶりやを閉鎖し経費の軽減化を試みたものの、思うような結果に結びつかなったところから、平成18年度は冬期閉鎖を行わず、さらなる経費軽減と営業努力に努めたことにより、年間集客数では6.6%、売上額では9.9%前年度対比伸びておりますが、昨年末からのカキ貝毒やノロウイルス等の風評被害の影響を受け、赤字解消には至っておりません。今後においては、地域活性化や厚岸町の食文化の主役としての役割を踏まえ、観光客誘致の動機づけとして自然環境素材を活用した誘客活動の展開や自然をテーマにした団塊層の個人型旅行に期待されますが、コンキリエの持つ拠点観光施設の旅と食の情報発信をさらに推進し、道東エリアの道の駅との広域的な連携を図り、体験型観光客誘致を初め、新商品の開発や販売促進及びイベント等を積極的に行うなど、第三セクターの公共公益的使命など行政的な評価を加味した上で総合的検討をしながら、赤字解消に向けた努力をしてまいりたいと考えております。また、町としても味覚ターミナル建設後相当の年数を経過しており、本年度より2カ年で老朽化している施設の一部改修を行い、よりよい環境での受け入れを目指してまいりたいと考えております。次に、病院事業会計についてであります。多くの町民から一般会計からの持ち出しが多過ぎるのでは、このままでよいのかという疑問の声がある、将来に向けての良施策があるのかとのご質問ですが、医療の確保は町民が地域で安心して生活していく上において必要不可欠なものと考えます。また、当町のように、総合病院や多くの開業区の集中する都市部から約1時間距離にある小規模な人口の町村においては、乳幼児からお年寄りまでの命と健康を支える小児医療・介護リハビリ医療・保健福祉検診事業や24時間の救急医療は不採算な部分であり、加えて自治体病院の運営においては、高度医療機器の購入や建設改良費の元利償還金は病院収益では賄えない経費となっております。病院事業会計における一般会計からの繰出金については、過去において赤字補填を含めて収支の均衡を保つための繰り出しを行ってきましたが、平成15年度の行財政改革の取り組みを境に、病院事業会計への繰り出しの基準を定め、さらに平成18年度からは具体的数値積み上げ方式による繰り出し基準の見直しを行ってきております。これは、国の不採算の業務を行う地方公営企業が運営する繰り出し基準に準じて、一般会計と病院事業会計の中で繰り出し基準を定めているものであり、一般会計からの繰出金の一部については地方交付税において財政措置がされております。しかしながら、病院事業会計の収支状況は平成16年度、医師及び医療スタッフの患者対応に対する多くの苦情が相次ぎ、町民からの信頼を失い、単年度収支が3億7,000万円の赤字に至ったことから、平成17年度には医師体制の一新と医業費用の見直しによる赤字の縮減に取り組み、平成18年度には患者や地域を総合的に診療する大学医局からの医師派遣や、整形外科を初めとする専門外来の再開による入院・外来患者数の増と人件費・薬品材料費・経費の経営改革を行った結果、一般会計からの繰り出しを受けてはおりますが、単年度収支が3,100万円の黒字見込みとなり、大きく収支の改善が図られる予定であります。今年度の病院運営については、医師の確保を初めとする医療環境がますます厳しさを増す中にありますが、常勤医師5名の体制で、昨年に引き続き順調なスタートを切っております。現在のような、地域こそが医療の最先端の場という考え方の地域医療を目指す医師の確保ができ、患者サービスの視点に立った経営改善の意識を持った医療スタッフがいる限り、将来にわたって医療を中心としたいろいろな施策の構築ができ、よい方向を保つことができるものと考えております。なお、私は町民のための安心・安全な地域医療の確保を重要施策の一つとして位置づけており、全国自治体病院協議会を通じ、国及び北海道に対して自治体病院への財政措置、病院収益の根幹をなす診療報酬の改定、医師の偏在是正を強く要望している次第でもございます。以上でございます。
質問 髙橋
町長の本当に賢明なるご答弁をちょうだいし、ありがとうございます。ノロウイルス菌問題については、全国的にいろんな諸問題を抱えながら、釧路市の保健福祉事務所等々、私ども団体としてもあらゆる連携をとりながら、調査、研究をし、そういった中で行政がこのたび初めて本腰を入れて、ひとつ業界育成のために、守るためにこういった研究費を計上していただいたということに対しては敬意を表するものでありますけれども、この問題は相当いろいろと深いものがございまして、調査、研究等には相当な財源が必要かなと、こう思っております。思い切った施策を施し、そして少なくとも厚岸町漁業の、この養殖漁業の50年、100年を見据えた事業として、町長、しっかり取り組んでいただく覚悟はおありかと、こう思いますけれども、その点についても再度また答弁をいただきたい。さらには、ハサップという事業でありますけれども、これはいろんな問題でそれに携わっている方々は、この事業等については詳しくご説明できるのではないかと思うんですけれども、食品を扱う業界の方々は先輩議員の中にも何人かいらっしゃいますけれども、恐らく詳しくわかる人はいないと思うんで、できれば参考のためにちょっとご説明をしていただき、そして食品衛生法の目的、これは何なのか、そして食品衛生法とはいつ施行されたのかということも、ひとつ皆さんにお知らせをいただければ大変ありがたい。さらには、繰り返しになりますけれども、こういった食品衛生法にかかわるところの相談窓口を、町長、いかがですかね、水産課か、あるいはまた福祉相談課か、そういうところで許認可の関係でもって、こういった職業はこういうものが必要なんですよというくらいのサービスというか、あるいはまた町報に掲示するとか。ご案内のように、許認可の関係は道内、道条例に基づいてあれしますと40種類余りあります。これ、もしなければ資料がありますので、こちらであげますからそれはいいとして、今の言う問題はハサップのシステムとか、あるいはまた法の解釈、これについてちょっとご答弁をいただきたい。それから、前後しますけれども、私は第三セクターのコンキリエの問題、これは先般もいろんな高齢者の方々から大変なご指摘を受けたんだけれども、病院の赤字についてはやっぱりこれは常人を守るんだから、これはやむを得ないと。だけれども、このコン、 。キリエの運営についてはおかしいんじゃないかと 何でこんなに人件費がかかるんだとこれは経営学を知らない人がやっているわけじゃないですよね。これは税務署に言わせたら、笑われますよ。こんなに人件費がかかるわけないですよ。例えば、施設の運営を図って、できるだけ軽減して、そうするというと自然に利益は出るんです。これはやり方なんですよ。だから、具体的にやはりきちっとやれば黒字になりますよ。第三セクターが黒字になってもうかったからといって問題はないです。もうかった方がいいです、会社経営ですから。我々も自分で会社を経営して営業していれば、いろんな設備投資をして、そして。 、1期何年間でもってどうするという計画を立てます コンキリエはやはり鳴り物入りであれだけ大きな大々的な宣伝をしていながら、確かに売り上げがまあまあなんだけれども、その経営状態は非常に厳しい。だから、ちょっと私としては考えられない経営をしているのかなと。町長さんはたまたま前任者の後始末をしているから、その辺については私もある程度わからないわけじゃないんですけれども、大変な後始末をしているなと同情するところもありますけれども、これらについてはひとつこんな形で経営をするならば、あと3年したらどうなるんですか。町民の負担がますます強いられるわけですね。どんどん一般財源をつぎ込んでも、その答えが返ってこない、こんな経営は経営にならないですね。やはり経営というのは、しっかり前向きにとらえて、そしてきちんと黒字を出すような対策を講じなければ、要するに株式会社ですから、この点をやはりしっかりととらえて、経営については他地方との交流も深めながら、まして町長は、先ほども申し上げたように、道の駅グループの会長に就任し、いろんな情報が入ってくるわけですから、実際に道の駅が100店舗あっても、これは全く赤字でないところも何カ所かありますよ、みんな赤字じゃないですから。かなりもう好転して、非常に町のために、あるいはまた観光地としてのいろんな形でもって町内に非常に潤っている町々はたくさんあります。だから、私はそういうところに行って調査、研究するお金はどんどん使ってほしいと思うんですよ。どんどんいいものは吸収して、その会社の運営に反映してもらえば、そういう形で私は運営をしてもらいたいと、こう思っておりますので、その点も十分に考慮しながら運営をしてもらいたい。、 。 、また 町立病院については先ほど申し上げたところであります 確かに財政は厳しい赤字になる、余り議会でわあわあ言うというと、優秀な先生もいなくなったりしたら困るから、いろんな問題もあるでしょうけれども、やはり昨今各地方に来る先生はいらっしゃらないものですから、町長は本当にいつも頭を悩めて、本当にすやすや休む時間がなかろうかなと、こう思っております。しかしながら、やはり高齢者というのは、ご案内のように、町のためにしっかりと働き、そして今日の町の文化をつくってきた大先輩であります。そういう人方を少しでもいやしてやるためには、多少の赤字は覚悟で、一般財源の投入はやむを得ないだろうと、こういうふうに私なりに考えておりますけれども、こういったところも考慮しながら町長の再度の答弁を求めるものであります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私からはノロウイルス、さらにはまたコンキリエについて答弁をさせていただきます。その他の詳細については担当課長から答弁をさせます。まず、ノロウイルスの件でありますが、私から申すまでもなく、国民の食に対する安全・安心、強く要請をされておることはご承知のとおりであります。厚岸町のものは安全だ 安心だ それが厚岸町の産業の振興に大きくつながるわけであります 昨年来 12、 、 。 、月から今日までノロウイルスの影響というものが風評被害となってあらわれ、カキの販売が大変厳しい状況にあるわけであります。それを何とか対策として厚岸町漁組と連携を図りながら取り組んでまいりたいということで、第1定の予算に計上させていただきました。さらに、補正予算においても計上をいたしておるわけであります。第1回目の答弁でお答えをいたしたとおりであります。私は、生産者・漁協・行政一体となって、この対策については最善の努力をさせていただきたい、かように考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。続いて、コンキリエであります。昨日の報告に対しましてのいろいろな議論がなされました。コンキリエが設置をされましてから13年たったわけであります。依然として厳しい経営状況にあることは事実であります。第三セクターということで、官民一体となった組織であります。しかし、株式会社であります。ご指摘があったとおりであります。私が町長になりましてから、平成14年、冬期間の支援策をゼロにいたしました。今、髙橋議員がいろいろとお話がありました、一般会計からの持ち出しはいかがなものか。当時、私は厚岸町の財政、基本計画を決定する中で、大変厳しい状況があることが判明をいたしました。私はコンキリエの経営状況を見るに当たり、ちょうどいい方向に向かっていった時代でもございます。何とか黒字に向かうであろうという期待も持っておりました。しかし、この600万円の支援策がなくなったことによって、結果的には赤字になっておることも事実であります。といいますのは、夏の期間は大勢のお客においでをいただいております。夏だけだったら大黒字であります。しかし、冬期間が大幅な減少であります。その結果、総体的な赤字という状況になっておりますので、今後やはりこの冬期間対策というものを真剣に取り組んでいかなければならない。さらにはまた、平成14年からゼロにした冬期支援対策、これも行政としては今後どうすべきかということも考えていかなければならない。さらにはまた、平成9年の湖北商店連合からの議会における陳情の問題、これらも私は地域住民と積極的に協議をしながら共栄共存の道を探ってまいりたい、そしてお互いが繁栄できる厚岸町の関係をつくってまいりたい、そのように考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。
答弁 産業振興課長 大崎(産業振興課長は2009年9月まで)
私からは、ハサップの関係についてお尋ねがございましたので、ご答弁をさせていただきたいと存じます。ハサップにつきましては、衛生管理の手法でありまして、考え方でもございます。行政的にはハサップといいまして地域はつかないわけでなんですけれども、地域ハサップと申しますのは、ハサップの考え方をそれぞれの地域でオリジナリティーを出すという考え方で地域ハサップとして取り扱っているものでございます。次に、北海道の方では、このハサップについては、平成10年のイクラの加工業者によりますO-157の事件、その発生を教訓といたしまして衛生管理の取り組みが先駆的に行われまして、地域ハサップがスタートしたわけでありますけれども、厚岸町におきましては考え方として漁獲から食卓までの工程において、その衛生管理が今進められてきてございます。、 、道内各地におきましては この地域ハサップによりまして食品の差別化を図りまして他地域との優位性を確保することができるということで、標津を初め、地域ハサップの導入が順次進められてきております。厚岸町につきましては、水産業対策協議会という組織がございます。この組織にハサップの専門部会ということで設けまして、サンマの時期が本格的になる前に、買い受け人組合さんの衛生管理の担当の方を呼んで講習会をしてございます。ご質問者がおっしゃられたノロウイルス等の講習会ということでありますけれども、時期的にちょっと寒くなる時期が11月で、ノロウイルスが非常に発生してくるということで、ちょっと時期的にも難しい面がございますけれども、これらについては検討させていただきたいというふうに存じます。以上です。
答弁 保健介護課長 豊原(保健介護課長は2008年3月まで)
私からは、食品衛生法と相談窓口の関係につきましてご答弁をさせていただきます。食品衛生法につきましては 片山内閣時代の第1回特別国会におきまして 昭和22年12、 、月、この法律ができてございます。この法律の目的でございますが 「食品の安全性の確、保のために公衆衛生の見地から必要な規制その他の措置を講ずることにより、飲食に起因 する 衛 生 上の 危 害 の発 生 を 防止 し 、も つ て 国民 の 健 康の 保 護を 図 る こと を 目 的と する 、このように第1条でもって明確に述べられているところでございます。この法律。」をもとにいたしまして、北海道におきましては許認可、監督、そういう部分を担当いたしておりますし、厚岸町、私どもにおきましては病気にならないための予防等々の啓蒙活動、こういう部分を担当させていただいているところでございます。続きまして、相談窓口の設置についてのご提案をいただいておりますが、厚岸町におきましては保健衛生及び食品衛生に関します事務分担ということで、私ども保健介護課健康づくり係において、この部分は担当させていただいているところでございます。北海道との分業というような意味合いもございますものですから、現時点では私ども保健介護課と釧路保健福祉事務所、釧路保健所の担当者同士で連携を密にさせていただいて対応させていただきたい、そのように考えておるところでございます。
答弁 病院事務長 斉藤(病院事務長は2009年9月まで)
病院事業会計についての部分について私の方から答弁をさせていだきますけれども、基本的な町民に必要な医療を確保する、町立病院の、公的病院の使命ということがあるかなというふうに思います。いずれにいたしましても、過去において大きく単年度赤字、累積赤字を招いたという事実も持っております。しかしながら、現代において医師体制を含めて病院改革が進んでおりまして、おかげをもちまし。て町民に今は信頼される病院になってきているのかなというふうに認識をしておりますまた、町民もそう思っていただいているものというふうに私ども思っております。そういう意味で、今後この関係が大変、医師、医療スタッフの確保というのは厳しい状況になっておりますけれども、それらのことをきちんとした体制の中で何とか構築できる形ができたものというふうに思っておりまして、今年度以降も含めて期待に沿える形になっていくものというふうに思っておりますので、ご理解を願いたいと思います。以上であります。
質問 髙橋
大変、町長からそれぞれ病院の経営につき、あるいはまた第三セクターの運営についても建設的なところのご答弁をいただきました。ただ、満足いかないのは、やはり第三セクターについてはもっともっと研究をしていく必要があろうかと私なりに思っております。なおまた、今、産業振興課長の方から、ハサップについて私、お尋ねしたんですけれども、ハサップとはどういうものかということをお尋ねしたんですよ。これは私の手元にある資料では、ハサップとはアメリカ航空宇宙局において宇宙食の安全確保のために開発されたシステムで、それはそういった危害分析をして重要管理点を管理する、食品の衛生管理をする手法という意味であります。このように答えてもらえば、余り長々とした答弁は必要なかったかと、こう思っております。1時間という時間があっと言う間なものですから、私は前もってお願いしたように、簡潔な答弁で1時間を有効に使いたいと、このように申し上げたんですけれども、私がまだ質問しようとする時間も若干ありますけれども、何かしら足りなかったような気もいたします。次回には、より以上勉強させてもらって、より以上皆さん方が私ども議会に負けないぐらい勉強して、町の住民の幸せをみんなで考える、行政と議会が一体となれるような勉強をさせてもらうようにいたしまして、私の質問を終わります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
髙橋議員からのご質問は、それぞれ町政にとりましても重要な課題ばかりであります。今後、厚岸町といたしましては、昨日以来財政についての議論がありますとおり、地方自治体財政健全化法というものが決まりました。これは第三セクター並びに病院等の公営企業等も含めた総体的な連結決算であります。第二の夕張市にならないように、厚岸町としても最善の努力をし、髙橋議員初め各議員のご期待に沿ってまいりたい、そういうふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。