みんなの議会

厚岸町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月15日

閉校になっている校舎及び敷地の利用計画について

2010年12月15日、厚岸町議会の一般質問で、髙橋議員が「閉校になっている校舎及び敷地の利用計画について」質問し、町長 若狹、教育長 富澤、管理課長 須佐が答弁しました。

質問者
髙橋 議員
答弁者
町長 若狹、教育長 富澤、管理課長 須佐

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 髙橋

第4回定例会に当たり、先般通告のとおりお尋ねを申し上げます。閉校になっている校舎及び敷地の利用計画について、さらには、今後、厚静、尾幌及び上尾幌の各校舎、敷地をどのように活用しようとしているのか。また、地域活性化のためにどのような計画を持っているのかをお尋ねしてまいります。これらの教育施設の開設までには、それぞれ地域の多くの先人各位の並々ならぬ努力と大変なご苦労があったことと思います。ご案内のように、厚岸町は古くから多くの人々を魅了してきた豊かな自然の海や山の幸によって発展し、今では北海道を代表する水産、酪農のまちとしてまちづくりを進めているものの、一方、急速な人口の激減に伴い、一部、教育施設、 、 。の閉鎖に至ったことは 時代の流れに逆らえず ただただ残念の一言に尽きるのでありますそこで、私は、この地域で長い年月を通し、集落を養い得る豊かさがあったことを示すこ、 、 、とは言うまでもありませんが 歴史 文化はいつかは必ず塗りかえられるものでありますができることなら、地域の人とのつながりのためにも、さらには、地域の活性化を図るためにも、地域にふさわしい産業に活用していただけるよう、町はもとより、教育委員会とともにしっかり研究、努力し、今後の利活用の方法についてめどをつけるべきではないのかと思うのであります。過去10年、児童生徒の推移について、教育委員会事務管理及び執行状況にかかわる点検評価報告書を拝見すると、きょうのように児童生徒が激減する予測が10年前からの評価報告の中で出ていたにもかかわらず、閉校の後の校舎等の利活用についての対策がおくれ、地域の住民が大変心配をしていることにつながっている現状であります。今後の利活用状況の報告の中では、厚静、尾幌小中については、将来的には解体の予定となっており、糸魚沢は平成11年に休校になり、これまたどのように再利用するか検討されたのがいまだにそのめどがついていない。上尾幌小中については、改修費や維持費に費用がかかりすぎ、その扱いに苦慮していると、こういった報告がなされております。しかしながら、地域から教育施設、あるいは学校がなくなるということは、地域の過疎化に拍車がかかり、過疎化が進むということは、町長が言うところの住みよいまちづくりにはつながらないと思うのであります。町長、これらの施設の利活用について、町として今後どのような計画を用意しているのかをお尋ねし、1回目の質問を終わります。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

ただいまの質問でございますが、利活用について町長はどのように考えているのかということでございましたが、教育委員会所管の関係でございますので、教育長から答弁させますので、ご理解いただきたいと存じます。

答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)

おはようございます。4番、髙橋議員の質問にお答えいたします。閉校になっている校舎及び敷地の利用計画についてのお尋ねであります。1点目は、今後、厚静、尾幌及び上尾幌の各校舎及び敷地をどのように活用しようとしているのかについてでありますが、厚静小学校は、平成20年3月、さらに尾幌小中学校、上尾幌小中学校は平成21年3月に閉校いたしました。この3校のうち、厚静小学校と尾幌小中学校の2校は、耐震調査の1次診断において耐震性が認められず、現状のままでは利活用ができません。このため、教育委員会では、将来的には校舎を解体撤去し、敷地の活用については、厚岸町全体の土地利用という視点から、有効活用の方法を検討してまいりたいと考えているところであります。しかし、校舎の解体撤去につきましては、相当の費用を要するため、教育委員会では、現在は急を要する他の事業を優先的に実施しており、現状では具体的な解体予定年度をお示しできる状況にないことをご理解願います。また、上尾幌小中学校につきましては、耐震性については問題がありません。このため、教育委員会といたしましては、施設を利用し、上尾幌地域の振興を図る上でも、新たな利用方法を模索しているところであります。これまでに、上尾幌小中学校を再利用するための検討も行っております。事例を申し上げますと、上尾幌地域で生産されたシイタケのパック詰めを行うために屋体を利用することや、グラウンドを分割して、新規シイタケ生産者の誘致を行う等の検討を行いました。学校の整備には、国の補助を受けて実施しております。このため施設の耐用年数が経過していない場合は、収益がある事業への転用については、充当された補助金と起債の未償還分を返還しなければならないとの規制があり、上尾幌小中学校は校舎、グラウンドともに産業振興施設への再利用は大変困難な状況にあり、この計画は断念いたしました。さらには、校舎を文化活動に利用したいという町外の方からのお問い合わせがあり、利用形態や活動内容の協議を行い、校舎の一部改修費や維持管理費等の試算を行い検討いたしましたが、相談された方の健康上の不安もあり、断念された事案がございました。次に、2点目の地域活性化のための利用の考えはないかとの質問でありますが、上尾幌の校舎及び敷地につきましては、校舎がまだ新しいこと、そして、上尾幌の駅からも近く交通の便もよいことから、上尾幌地区の活性化につながるような活用方法を自治会等地域の方々ともご相談させていただき、検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

質問 髙橋

大変ご丁寧な答弁ありがとうございました。教育委員会の事務管理及び執行状況にかかわる点検評価報告の中にもあるように、町の学校の利活用状況についてでありますが、町長が就任したときには、既にこの程度の予測が出ていたはずなのにもかかわらず、今日までその対策に活路を見出すことができないのはなぜかということをまずお尋ねしたいのであります。そして、この評価委員会の意見の中には、少子化による学校統廃合について、小規模校は学校がなくなっても施設の利活用はもちろん、地域の社会教育に十分活用できるような方策を望むと、こういった文言が入っております。そのようなことをやはりしっかりと尊重するような形で利活用していただきたい、こう思っております。それとまた、この各学校については、特に厚静小学校については、国道に面し、非常に何。 。 、 、かと便利がいいと思います 尾幌小中についてもそのとおりであります 今 東京周辺ではこういった廃校舎の利用については、いろいろな形で利用されております。最近テレビ等でも皆さん方ご承知のように、いろいろなメーカー、例えばショッピングセンターのコールセンターなどを開設しております。そして、そこには教室が多いですから、何社も入ります。、 、 、非常に有効に活用されていることは 2週間ほど前のテレビで 大分遅い時間でしたけども入っておりました。そういった面でもやはり厚静小学校あたりは、非常に交通の便がいい、あるいはまた尾幌小中についても交通の便もいいし、あれだけの大きな敷地があるものですから、企業の誘致には最適ではないのかなと、こう思っておりますけれども、教育委員会あるいは町としては、こういった企業の誘致に対しては、どのような方法で宣伝、PRといいますか、取り扱いをしているのか。取り扱いをしているというならば、その例を一つ挙げていただければ大変ありがたい、こう思います。管理課長。●議長(南谷議員)

答弁 管理課長 須佐(管理課長は2011年3月まで)

今、閉校した校舎の利活用についての取り組み等々についてのお尋ねでありました。教育長のほうからの答弁でもございましたが、議員のほうからは、厚静の学校、尾幌の学校の関係についての利用についてどう取り組んでいるかということをご質問されておりましたが、答弁の中でもありますように、厚静小学校、尾幌小中学校それぞれ耐震性の問題がありまして、現在のままでは使用することが難しいということになっておりまして、私どもとしては、この校舎、屋体につきましては、後々解体をし、敷地をどう利用するかという方向で検討していくことが最善ではないかというふうに考えておりますが、解体、 。 、 、するにしても 結構な財源が必要になってきます 私ども 大ざっぱに計算している中でも両方の校舎を解体するとすれば、1億円以上の費用が必要となってきます。現在の財政状況の中で校舎の解体にこういった多額の財源を費やすということは、他の事業との関係もありまして、ほかの事業を優先するところが必要となっておりますので、そういった形で今取り組みをさせていただいております。したがいまして、今まで校舎がまだ残っておりますが、手つかずの状態、あるいは一部窓等は閉鎖しながら、人が出入りできないようにはしておりますが、そういった状況であるということについてはご理解をいただきたいと思います。ご質問の中にあります、残されております上尾幌の校舎につきましては、教育長のほうからもご答弁申し上げておりますが、この間、何点かのお話がありまして、相談をさせていただきましたが、利用までのところまでは至っておりません。コールセンターの話も今議員のほうから出されました。施設的には、上尾幌の校舎を使っていただいて、企業の方が入っていただけるということであれば、それはそれで利用価値はあるんでありましょうが、交通の便、あるいは空港、あるいは釧路からの交通の便等々を含めて、さらには企業が誘致された段階での社員の住宅の関係等々のやっぱり立地条件、周りの立地条件も整っていないという状況の中では、学校が地域で、建物としては利用できるんでありますが、そういった環境が整っていないということもあります。さまざまな誘致に対する取り組みについてどうなのかということでありますが、この間、糸魚沢が休校した段階では、インターネットの厚岸町のホームページに、糸魚沢の校舎の利用についてのそれぞれの方からの希望をとるような取り組みも行っておりました。そのインターネットへの掲示は現在取りやめております。上尾幌の校舎の関係も22年度からふえてきておりますので、掲載をしなきゃならないという準備をしておりまして、上尾幌は、説明したとおり、この間2件のいろいろ協議をしたり、相談があったりということで、ついこの間までそういったことがありましたので掲示をしておりませんが、この後、ホームページに、改めて上尾幌の校舎の利活用への呼びかけなんかをさせていただくような作業を今進めておりますので、ご理解をいただきたいと思っております。

質問 髙橋

いろいろ担当課長からご親切に、上尾幌の学校についてはそれぞれ考えているんだということでありますけれども、厚岸の場合は、教育に関しては非常に古い歴史がありまして、それぞれ廃校になった後の施設を十二分に活用してもらっているわけです。今、課長のほうからおっしゃったように、上尾幌の学校は本当に非常にまだまだ十分使える学校ですから、上尾幌の地域の活性化のためにも、ぜひとも、やはりいいアイデアを出し合って、活用してもらいたいということをまず要望しておきます。それと、今日おいでの議員各位の皆さん方ご承知のように、厚岸は、本当に明治以前からの学校教育に関する歴史がございますけれども、小島あたりは、もう終わった学校は既に小島の集会所とか、そういうふうに使われているし、あるいはまた末広については、末広の自。 。 、治会が使ってくれていると 本当に有効に活用されていると このままでいきますというと人口の推移からいくというと、あと10年もするというと、町長がいつも心配しているように急速な人口の激減によって、下手するというと、床潭小学校あたりも、将来的には厚岸小学校に合併になるのでないかというような懸念さえされるわけです。この10年間でもって厚岸小学校の児童数の激減は、ここにも資料ありますけれども、びっくりするほどの激減ぶりです。これは時代の流れですから、それに行政がどうこうといって歯どめを打つ手はなかなかないものの、どちらにしても、こういった施設が空き家になってしまう。そうすると管理、見回り等については、どうなんですかね、今の厚静小学校、尾幌小中、糸魚沢、上尾幌、これらの学校の管理、見回り等については、職員の方々が回って歩いておられるんですか。この点についてちょっと。管理課長。●議長(南谷議員)

答弁 管理課長 須佐(管理課長は2011年3月まで)

今お尋ねありました4つの学校につきましては、私ども教育委員会の管理課のほうで、頻繁には行っておりませんが、月に1回程度、夏場、特に道路わきの草刈りとか、そういった形で環境を整備していくためには、そういう見回りをしております。ただ、残念ながら、敷地の中まで全面的に草刈りをするということには手が回りませんので、道路わきにある側溝とか、門の周りとか、そういったところの草刈りは今4校ともそれぞれ実施している状況にあります。

質問 髙橋

それから、やはり田舎の学校ですから、余りガラスを壊されたり、そういった問題はないにしても、都会では本当にすごいですよね。そういった見回り対策についても配慮はしていると思うんですけども、この点についてもちょっとお伺いしたいんですが。管理課長。●議長(南谷議員)

答弁 管理課長 須佐(管理課長は2011年3月まで)

おかげさまで、まだ私どの学校についての、空き家になっている状態でありますが、壊されたりという被害は受けておりません。現在、対応しているのは、厚静小学校と尾幌小中学校につきましては、窓を封鎖して、コンパネ等でふさいでおります。もちろん、厚静のほうは今、業者が工事のために一部使っておりますので、利用していただいている部分はありますが、そういう管理をしております。空き家状態になっておりますが、幸いに、地域の皆様に見守っていただきまして、大きな被害を受けておりません。大変助かっております。今後とも、こまめに点検しながら対応していきたいと思っております。

質問 髙橋

いずれにしても財産ですから、その管理についてはやっぱり十分配慮して、火災等が起きないような対策を講じていただくように要望して、質問を終わります。ありがとうございました。

出典:厚岸町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月15日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる