厚岸町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月10日
(1)国や道からの権限移譲について/(2)町の仕事の仕組みについて/(3)観光振興の観点からの味覚ターミナルの今後の位置づけについて
2006年3月10日、厚岸町議会の一般質問で、音喜多政東議員が「国や道からの権限移譲について」「町の仕事の仕組みについて」「観光振興の観点からの味覚ターミナルの今後の位置づけについて」について質問し、町長 若狹、まちづくり推進課長 福田、総務課長 田辺が答弁しました。
- 質問者
- 音喜多政東 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、まちづくり推進課長 福田、総務課長 田辺
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 音喜多
平成18年第1回定例会に当たり、さきに通告してあります3点についてお伺いしてまいります。理事者各位の誠意あるご回答を求めるものでございます。まず、1点目に、国や道からの権限移譲についてであります。、 、 、今から10年以前は 盛んに地方分権が叫ばれ 多くのシンポジウムや研究がなされて、 。 、平成12年4月に地方分権一括法が施行されて 既に6年がたとうとしております 長年中央集権型にあった行政システムを地方の自主性を尊重した地方分権のねらいは、小泉政権の誕生を機に加速するかに思われました。しかし、財源の伴わない地方独自の政策は影を潜め、逆に国より、市町村合併や最近は道州制など、地方の枠組みに及び、国の財政再建と相まって、権限移譲は進んでいないように思えます。この6年間において国や地方が盛んに叫んでおりました権限移譲は、一つには、国・道が示した事務権限のうち、我が町として求めた項目、仕事はどのようなものがあったのでしょうか。また、実際にどのようなものを受け、扱ってきたのか。私は、この地方分権は先は進まないと思いますが、町としてはこれからどのように判断されて、その見通しを持っているのか、お伺いしたいというふうに思います。2点目に、町の仕事の仕組みについてお尋ねしていきたいというふうに思います。一つには、町の町長事務部局の職員定数の中に事務吏員、技術吏員と区分されております。この「吏員」とは何かと疑問に思うのでありますが、辞書に記載されておりますし、また地方自治法にまだ残ってございます。改正されないからそのままでいいんだというふうなお考えでしょうか、その点について伺っていきたいと思います。次に、事務、技術の区分の必要性があるのかと、これも疑問に思います。町長部局を中心に、事務職が主で、現場においても介護や保育士などそれぞれ職種に分けられておりまして、そのほかは皆事務職で事は足りるのではないかと思いますが、どのようなお考えかお伺いしていみたいというふうに思います。次に、収入役事務を助役が兼掌することについてお尋ねします。地方制度調査会の答申を待って、政府は収入役・出納役制度に廃止を含め、地方自治を変えようとしておりますが、当町においても、図らずも本人の申し出により今月末をもってその役が終わろうとしております。しかし、町の収入事務は日々続くのでありまして、その会計事務の適正な執行の位置づけをはっきりとさせる上で、税財政課の中に事務を統一して、近い将来、収入役の補助組織になっております設置規則を吸収し、廃止する考えはないか、お尋ねする次第でございます。3点目に、観光振興の観点から、味覚ターミナルの今後の位置づけについてお伺いしてまいります。味覚ターミナルは、開業してから13年目を迎えようとしております。この間の経過は現状を見たとおりでございますが、営業的には縮小の気がしてなりません。また、今なおかつ、その事業の主要な部分は町からの委託が大きくウエートを占めているのではないかというふうに思います。このたび、指定管理者制度の導入で一つの大きな節目を迎えるのでないかというふうに考えます。しかし、ここで少し思い出していただきたいというふうに思います。この味覚ターミナルの建設決定までにこの議会で多くの議論を交わしたことであります。その建設の目的、意義など、理事者は熱く 「大いに内外に効果のあるもの」と説明され、その説明が、説得に等しい議論が交わされたのでございます。その目的、位置づけは、町のイメージアップと地元商品のPR、観光の振興と同時に、厚岸町からの観光情報を含め、その発信基地として役割を担うという、大きな課題でありました。そのような行政上の行政が持つ目的の中で、今後の味覚の事業活動の中でどのようなかかわりを持って推進していくのか、あわせてただ単に言葉のみならず、ハード、ソフトの観点から振興策はどのようなことが予定されているのかお伺いして、第1回目の質問といたします。よろしくお願い申し上げます。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
8番、音喜多議員の一般質問にお答えをいたします。まず、国・道からの権限移譲についてのご質問でありますが、北海道は道州制に向け、 。 、た道から市町村への事務権限移譲方針を策定し 昨年3月に公表しました その内容は、北海道が現在所掌する約2,500件の事務事業とそれに含まれる約4,000条項の権限のうち189件の事務事業と2,054条項を市町村への移譲対象とするものでありました。町としては、そのすべてにわたって検討を加えた結果、27事務95条項の権限移譲が可能と判断し、北海道に要望いたしましたが、その後の調整で、当面事務が発生しないもの、既に移譲済みのもの、北海道の検討が不十分で移譲対象から外れたものなどが除か、 、 。れ 平成18年4月から移譲を受けるのは4事業 23条項にとどまったところであります詳細は別に配付した資料のとおりであります。次に、既に事務権限の移譲を受けているものについてのご質問でありますが、平成12年4月に地方分権一括法が施行されましたが、それ以降に限って申し上げますと、鳥獣保護及び狩猟に関する法律に基づく7条項の権限を初め、7事務53条項が平成13年4月1日から移譲を受けており、その詳細は別に配付した資料のとおりであります。3点目の移譲が進まない理由と今後の見通しについてのご質問でありますが、移譲が進んでいないという評価は別にいたしまして、地域のことは地域で決めることができる地域主権型社会をつくり上げるためには、住民にもっと身近な市町村が行政サービスの中心的役割を担う必要があります。そのため、国や道の持つ事務権限の大幅な地方自治体への移譲が推進されなければなりませんが、その一方で、自治体には一定の規模の組織や人材の確保が求められ、またこれらに要する財源の確保という難しい課題があります。こうしたことが今後の権限移譲の足かせになることは十分考えられますが、現体制の中で可能なものは積極的に移譲を受け、住民の利便性を向上させていきたいと考えております。続いて、町の事務分掌についての質問にお答えいたします。まず、町職員での事務吏員、技術吏員の区分の理由についてのお尋ねですが、吏員とは、地方自治法第172条第1項に 「普通地方公共団体に吏員その他の職員を置く」と定、められており、その吏員は、同法第773条第1項で、事務吏員と技術吏員に区分されています。その上で、長の権限の委任を受ける者や、出納員など、吏員でなければ従事できない職務、事務吏員または技術吏員でなければ従事できない職務の規定が設けられている法令もあります。これらは、いわば官名に相当するものであり、法律に沿って任命権者が発令しておりますが、吏員とその他の職員の区分は、戦前の官公吏と雇用人との区分に由来するものであります。しかし、地方公務員法には 「吏員その他の職員」という表現はなく、地方公共団体の、公務員を地方公務員として一律に扱っており、吏員であるか否かによって公務員としての権利義務に影響がないほか、今日においては、地方公共団体の事務の複雑化、多様化により、事務と技術が明確に分けづらくなってきています。このため、内閣総理大臣の諮問機関である第28次地方制度調査会からは、昨年12月9日に、市町村収入役の廃止などとあわせて、吏員とその他の職員の区分及び事務吏員と技術吏員の区分を廃止し、一律に「職員」とすべきであるとの答申がされています。政府は、この答申を受けて、地方自治法の改正を目指すこととしておりますので、当町におきましても、この動きに沿って対応してまいりたいと存じます。次に、収入役事務を助役が兼掌することについて、近い将来に会計事務を税財政課に統一して、収入役の補助組織設置規則を廃止してはとのお尋ねにお答えいたします。収入役事務を助役が兼掌し、収入役を廃止することにつきましては、さきの町政執行方針で述べたところであり、今議会定例会においてその条例制定の提案をいたしておりますので、後ほどよろしくご審議いただきたいと存じます。、会計事務を行っている出納係の業務を税財政課に統一してはとのご提言でありますがこの出納係の業務は、地方自治法により、収入役がつかさどる会計事務を補助し、現金の出納及び保管または物品の出納及び保管など、収入及び支出における公金の適正な管理をつかさどっております。また、一方の税財政課財政係では、予算の適切な執行管理がなされているかについて、支出伝票チェックを行うなどの業務を行っており、それぞれの役割に沿って双方でのダブルチェック機能も働かせているものであります。このように、適正な予算執行と会計事務がとられるように、それぞれ重要な役割を担っており、当面この体制を継続する考えでおりますが、ご提言いただきました内容は、これからさらに行財政改革を進めていく上での検討対象になり得ますし、今後における地方自治法などの改正の動きなども見据えて対応してまいりたいと存じます。最後に、観光振興策について、厚岸味覚ターミナル・コンキリエの管理が指定管理者制度へ移行することによる事業活動の推進と町のかかわりについてどうなるのかというご質問にお答えいたします。指定管理者制度は、多様化する住民ニーズに効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用し、住民サービスの向上と経費の節減を図ることを目的としているものであり、従来の管理委託制度の考え方と大きな相違はありませんが、民間企業やNPO法人などの参入を可能にし、管理業務の担い手を拡大した上で、公募という競争原理を明確に打ち出したのが特徴であります。事業活動につきましては、2月の厚岸町議会第1回臨時会におきまして、厚岸味覚ターミナル・コンキリエ条例の全部を改正する条例を議決いただきましたが、その条例第3条で、施設の設置目的を達成するための事業内容を規定し、従来から行ってきた事業を今後も続けることとしております。指定管理者の責務は、法や条例に規定された管理業務を行うことにあり、その範囲内での創意や工夫で利用拡大を図り、管理経費を低減することで住民福祉の向上に寄与することが求められております。指定管理者制度においては、会議室などの利用許可や免除の決定も指定管理者の権限になるわけでありますが、それも法や条例などの規定を離脱することができないことは、2月の臨時会で申し上げたとおりであります。この制度改正は、指定管理者に一定の権限を代行させる一方で、町には毎事業年度終了後の事業報告書の提出、管理業務や経理の状況を報告させる権限、現場に赴いて調査する権限及び必要な指示を行う権限などが与えられ、監督権限が強化されたという側面も持っております。このようなことから、町の当該施設へのかかわり方は、従来と変わるものでありませんし、町の観光情報や食の情報の発信基地としての役割及び町の対応につきましても、今まで以上にかかわりを強めていきたいと考えております。
再質問 音喜多
2回目の質問をさせていただきます。まず、申し出た資料をつくっていただきまして、大変お忙しいところありがとうございます。当初思った時点では、その資料たるものは重みのあるものか、薄いものかというか、ボリューム的にどうなのかなというふうに案じたところですが、正直言って、あれほど大騒ぎしたのは大きなボリュームであって、返ってきたのは甚だ予想外の薄いものであったなというふうに感じます。その答えが薄いものであるということではなくて、今国が盛んに、あるいは道がという、上部組織ですね、地方と国との関係にありますが、そこから地方にという権限の移譲ということであれだけ大きなことを言われていた分が、中身を見ると、それほどでもないなという感じがしないではないのであります。そこで、今答弁の中にもございましたように、国は仕掛けたような感じで、先ほどの中でも、地方分権一括法が成立されてから6年たつわけですけれども、今第2ラウンドと申しますか、道州制に話が移行してきている。いわゆる国と北海道の権限の移譲が上というか、非常にその辺のところが盛り上がって、地方は沈んでいるという状況だというふうに思います。そういう意味では、国と道との関係の議論がおさまらなければ、厚岸町にもその権限の関係について、あるいは仕事の役割というか、分担というか、そういったものが回ってこないんだなという状況ではないのかなというふうに思いますが、その辺は町としてはどのように今まで携わってきた中で思われているというか、道との関係、対応の中でどのようにこれから進んでいこうとしているのか、その辺まず1点お尋ねしたいと思います。それから、2つ目に、答弁の中にもございましたが、厚岸町が27事務95条項というふうに判断しておるようでございます。厚岸町としてはできる仕事というか、厚岸町にか。かわってこの権限は厚岸町でもやっていけるという判断がされたというふうに思いますしかし、実際に現段階で厚岸町がやれる仕事というのは、お示しいただきました資料の項目でございまして、18年、今年4月からは大きく4件の、中区分の中では11件、12年4月から今日までは7件と。お示しいただいた大区分としては、事務の名称としての仕事は7件。私にしてみれば、非常にたったこれだけしかという感じです。まだまだあるような気がしてならないんですが、これらのことも含めて、まだまだ今後この議論は続くのかどうなのか、今始まったばかりだと見ていいのか、あるいは先ほどもお話ししましたが、一時中間的な休みに入るのかどうなのか、その辺はいかがでしょうか。それから、同じようなことになりますが、かぎを握るのは北海道だと思うんですね。既に支庁の再編制度が行われると。新年度から、札幌圏あたりあるいは釧路・根室圏で1つというふうに変わっていくわけですが、その道の権限というのはかなりあると私は思うんです。それぞれの市町村に配分されるというか、やらなきゃいけないという問題が出てくるというふうに思います。答弁の中にも書いてございましたが、そういう仕事が片方でふえる中で、地方は行政のスリム化ということで、非常に職員を、早期勧奨を含めてそれだけの要員が確保できるのかという問題点が1つ。それから、この資料を見てもわかるように、仕事とお金がセットかということを考えた場合、仕事が先でお金は保証がないと。これは地方にとってはとんでもない話という、 、 、 、ことになって これは今盛んに昨日 今日あたり言っています 今国会で言っています総理大臣と北海道知事との関係にまで及んでいるわけで、地方はお金をくれと言っていると。それはいかがなものかって、国の判断はそういう見方なんですが、北海道は北海道で独自の自立した考え方で物事を進めていくということになれば、自分でやりなさいと。しかし、長いこと北海道特区というか、特別な扱いをされてきたそのことが抜け切れないということは別にしても、そういうことは別にしても、地方も同じことの考え方にあるのかなと。その見解についてお伺いしたいというふうに思います。2つ目に、仕事の関係については、これは重々、今第28次の地方税調の中でこのことがうたわれたというのは私も後からわかりました。当然そういう形で、今どきにと。ふだん疑問に思っていたことが、そういったことでは地方税調もこんなことなんていうのはもっと早くやって……。前、話の中でこういうことを聞いたこともございます。こういう理不尽なことは今の国の方針であれば、地方自治にのっとっても地方が独自にやってもいいんでないですかと。そのくらい、地方がもうちょっときめ細かく、こういう行、 、 、政条例等に目を配っていっていたら 今の時代に理不尽なものは みずから手を上げてこういうものは早くやったらどうですと。そういう条例を改正されなければというか、待つ状態ではちょっと寝てますねって言われたこともございましたけれども、本当に今ようやっと、あれだけ大騒ぎしている中でも、国がようやっとやろうとしているわけですから、東京からほど遠い厚岸町はまだまだ時間のかかることかなというふうに思っておりましたが、いずれにしても、こういったことは、事務方は大変でしょうけれども、。 、 、常々見ていただいた方がいいのではないのかなと このことは 町民の人にしてみても今どきこういう吏員だなんて引っ張り出したって 「何言っているんですか」と 「何で、 、すか」というのが落ちではないのかなというふうに思います。それから、収入役制度について、目の前にいてお話しするのは大変ですけれども、こういう形でぜひ沿って検討いただければなというふうに思います。3点目に、味覚ターミナルの関係でございます。私も質問の中で申し上げさせていただきましたが、本当に今からもう15年くらい前になりますか、この味覚を建てるにしたって、相当の議論を呼んだのは私だけではないというふうに思います。この場の議会の中にも、主たる人がほとんどあの議論に加わっていた経緯があるかと思いますが、あの建てた手法に今もう一度立ち返ってもいいんではないのかなという気がしたもんですから、質問させていただきます。確かに、今回13年目を迎えようとしている矢先に、指定管理者制度ということに方式は変わりますが、今までとほぼ変りはないというふうに私は思います。ある程度自由裁量権があるのかなと思ったらば、それほどでもないということでございます。ただ、あそこは、味覚ターミナル・コンキリエの目的の仕事場としては、やはり営利の目的の仕事場であります。それとあわせ、行政の持つ仕事場でもあります。私は、そういう意味では、行政の持つ仕事のことに関して今回申し上げているわけです。とかく、味覚のことについて、イコール、味覚の評判っていうか、その営業がよくなくなれば、味覚そのものが悪いような気がするんですが、行政はそれじゃああいう建物を建てておいて、そこに町の責任も一端は含ませておいて、そしてどういう関与をしてきたのかなと。どういう支援というか、味覚の仕事を、その事業の方は別にしても、行政としての味覚の持つというか、あそこを建てたその設置目的からいって、どういう役割を果たしてきたのかなと、そのことをやはり私は言っているのであります。去年、たまたまあそこを利用させていただいて、夏の盛りでしたが、ある人から言われました。ほかの方にもお話ししたことがあるかと思いますが、ご夫婦で紋別市に毎年来るんですと。あそこを基地にして北海道を毎年夏に回るんですと。厚岸町も必ず寄るところなんですと。キャンピングカーで来られているんです。ですが、ここの味覚の駐車場において厚岸町のもっと情報を知りたいと思っても、パソコンは持ってきているんですが、そういうパソコンにつないで情報をとるという、あるいはあす行く先、あるいはそういったものをパソコンで調べようと思っても、あの味覚にはそういう接続がございませんねと。私も仕事柄、なるほどなと。じゃ、行政は今までああいうところをどういうふうに見ているんだろうと。そういえば、仕事はやれやれという感じであるけれども、そういう一般の人が見る目、あるいはほかから来る人方があの味覚にそういう利用というか、かかわりをどう町は見ているんだろうと、そのように感じたわけなんです。そんなことからすれば、建てっ放しで、任せっ放しで来たんではないのかなと、そんな気がしてなりません。今までの12年間の経過から見て、これから新たな道を進めさせるわけですけれども、味覚にどういう見解を持っているのか改めてお尋ねしたいというふうに思います。これで2回目の質問を終わります。
答弁 まちづくり推進課長 福田(まちづくり推進課長は2006年3月まで)
まず、権限移譲の問題についてお答えをいたしたいと思います。現在北海道が進めている権限移譲につきましては、道州制に向けた市町村への一部権限の移譲という命題をつけたものになっております。しかしながら、このことが国と北海道との道州制の議論がなかなか見えない中で、北海道がこういう施策、権限移譲という方針を打ち出したことについて、多くの自治体から道庁の行政改革に市町村がおつき合いをするということになりはしないかという疑問の声が出されていたのは事実でございます。それが今年17年度の検討においては、道へ要望する市町村がかなり少なかったということにあらわれているのかなという気がしておりますし、釧路管内では、要望したのは弟子屈町とたしか厚岸町だけというような状況になっていると。それだけが原因ではございませんが、そういう状況になっているのかなというふうに思っております。厚岸町は、27事務85条項を要望いたしました。検討の項目につきましては、最初の答弁で申し上げましたように、189事務、2,054の権限について全課で検討をしていただき。 、 、 、ました その2,054権限の中には いろんな事務がありまして 例えば特段の条件がなく要望のある市町村がだれでも手を上げることができるという権限が、その2,054のうちの。 、 。 、548ございます その他につきましては 一定の条件整備が求められております 例えば受け入れ態勢。専門的な知識を持った職員がいるかどうかといったようなこと。そういった体制整備が求められているのが323件。それから、特例市移譲が対象というのが205件。中核市移譲対象が381件。それから、指定都市が対象というのが14件。それから、社会福祉事務所が対象というのが11権限。それから、法制度の改正が必要、現段階での対象外というのが、ちょっと変な話ですけれども、484件。現段階では対象外だというのが484件。それから、既に市町村へ移譲済みなのが88件あると。これらを全部足して2,054権限と言っているわけでございます。したがいまして、厚岸町が検討の対象にしたのは、この14事務事業548権限を中心に検討をしていったという状況でございます。できることはこれっきりかというご質問でございましたが、今回見送った中には、北海道の準備が不十分で、移譲対象にはしたものの、現状では移譲できませんといったようなものも多数含まれております。そういったものについては、北海道の体制整備ができ次第、厚岸町としては要望どおりに受け入れたいというふうに考えておりますし、今後毎年、北海道から時期を決めて、対象事務権限がこのとおりありますが、それぞれの市町村の要望する事務を上げてくださいと、こういうことで毎年毎年そういったやりとりが行われることになっております。したがいまして、厚岸町といたしましては、その段階において条件が整っているものからぜひこの権限移譲を受けていくことが、住民サービスの向上につながるというふうに考えているところでございます。それから、移譲による事務量の増大、一方で現在市町村、厚岸町も組織のスリム化が求められていて、実際にスリム化が進んでいるという状況の中で、仕事と経費はセットになっているのかという問題であります。お示ししましたように、一応その事務の取り扱いがあった場合に、これは取り扱いがあった場合に限定されますが、1件当たり幾らという手数料的なものが北海道から入ってくることにはなっている。しかしながら、これで十分かと言われますと、取り扱い権限が1件とかゼロ件とかというものを含めて、いつ事務が発生するかわからないものに人を配置するなどということは到底できないのでありまして、その一方で、事務がいっときふえますと、その対応に苦慮するという問題も出てまいりますので、事務権限移譲と経費は形式的にはセットになっておりますが、実質的には実際にかかる経費から見ると、来る手数料交付金はかなり不足するのではないかという考えを今のところ持っておりまして、それがまた権限移譲を受ける際のいろんな障害になるんではないかというふうにも思っております。それから、味覚ターミナルの件についても続いて申し上げますが、味覚ターミナルは収益的事業と非収益的事業に分かれておりまして、今のお尋ねは特に非収益的事業として町がやるべきことについて、コンキリエとどういうかかわりを持っているかというお尋ねであったかと思います。町は、会議室あるいは食文化研究室という部屋を1つ持っておりますのと、それから観光案内所というスペースを基本的には町が運営するということで、そのスペースを持っております。こうした場所における例えば食文化研究と言われる研修とか研究、あるいは料理講習会、こういったものは当初そこで予定をしておりましたけれども、なかなか場所の広さとか、それから厨房の問題であるとか、さまざまな問題がありまして、場所を移して、コンキリエではなくて、違う場所でそういったものを開催しているといったような状況に現状はなっておりまして、会議室の有効利用という面からは少し問題があるのかなというふうに思っております。その一方で、コンキリエはその会議室等を利用いたしまして、お客様に料理の説明をしながら食べていただくといったようなことで、その部屋を使っていただいているという状況であります。それから、観光案内につきましても、スペースはあって、これは運営を味覚ターミナル・コンキリエに委託しているわけでありまして、町は人件費相当分を委託料として支払っておりますが、ここの企業についても不十分だというふうに認識をしております。特に、今年度からそこに委託とはいえ、いわゆる観光案内というのはそこにいる人の問題にもなるわけでありまして、そういった人に対する研修とか、厚岸町の情報等をより多く知ってもらうための助言、こういったものを今年度は特にやっておりますし、それからパンフレットやあるいは行事等の案内についてのきめ細かい掲示物も、常に役場の。方からそこへは持参して掲示していただくようにといったようなことをやっておりますしかしながら、まだそこにいる人1人で厚岸町の観光情報をきちっと提供できる状況にはないっていないということで、ここはやはり大きな改善をしていく必要があるというふうに認識をしております。それから、もう一方で、厚岸町の特産品に対する消費者の感じ方といいますか、ニーズ、あるいはどういうものが売れるか、どういうものが売れないのかと、こういったことについては、特に売店における販売の状況から明確になってまいります。したがいまして、それらの情報は製造業者に即還元をされているということで、これは成果を上げているのではないかというふうに考えておりますが、最近さらに小口化、いわゆる高いものは売れないという傾向が強まっておりまして、より小口の商品をどう製造するかということが製造業者に求められているという話も聞いております。それから、情報伝達機能としてのインターネット等のそういった施設の整備についてでありますが、これについては、ご指摘のとおり、現在の情報伝達手段としてこういったものは欠かせないものでございますが、今のところ整備がされておりません。今後における施設のリニューアル等に合わせて、こういった整備等についても当然検討していかなければならない事項であるというふうに考えております。コンキリエとの関係で、任せっきりだったのではないかというご指摘がありましたけれども、その部分が一部は当たっているところがあるかもしれないという認識を持っておりますが、一方では、当初の目的とした事業の目的が十分達成されている分野もあるということでご理解をいただきたいというふうに思います。
答弁 総務課長 田辺(総務課長は2008年3月まで)
町の事務分掌の関係でございますけれども、この吏員の廃止につきましては、平成19年4月1日施行の予定といたしまして、政府は地方自治法の改正案をまとめまして、近く国会に提出するという方針であるというふうに報じられております。地方自治法の改正に合わせまして、職員の廃止等につきましても条例などの改正を行うことになりますので、よろしくご理解を賜りたいと存じます。
再質問 音喜多
事務権限の移譲についてでありますが、今、まちづくり課長が言われたように、先ほど私も申しましたが、そういった国と道の駆け引きといいますか、そこにはお金の問題も当然伴っておりまして、特に道の行政上の姿勢からかというか、道の再建という形でそのことがクローズアップされて、大きな目玉になっちゃっていると。そんな意味では、先ほど課長が言われたように、市町村が道につき合わせられたんではという懸念さというのは、重々あるかと思います。そのことは重々わかる気がします。しかし、いずれにしても、道がどうであれ、末端の市町村においては、そこには町民がいて、住民がいて、利用する者もいるわけですから、しっかりと目を見張って、道からむしり取るくらいの、お金も、仕事もそういった形でサービスをしていただければなというふうに考えます。重々、これからが一つの大きな過渡期というか、ちょうど成熟期に来るのではないかなというふうに感じますので、しっかりと対応いただきたいというふうに要望しておきたいと思います。1つここで、厚岸町でも去年、国が、そういった地方がなかなか進まない関係で、特区制というものを認めまして、その地域からの要望があって、何をするにしても法律が言うことを聞かなければ、その地域だけ特別曲げて認めましょうということで、新年度からですか、移送関係の仕事が1つ、ハイヤーというか、運輸業務との兼ね合いが生じてきますが、そういったものが認められてきていると。ですから、ある学者に言わせれば、その地域で法律がどうであれ、こうしてやりたいということには、今の状況では手。 、を上げた方がいいですよと言われた それがそのことだろうと私は思うのでありますがやはりそのことも行政として、住民にかかわりのあるものであれば、ここが大事だという視点をつかまえて、しっかりと対応していただきたいなというふうに思います。それから、仕事の関係については重々わかります。町の仕事の事務分掌関係については、重々そのことについては承知しております。あと、味覚の関係です。今、課長が言われたように、あそこには2つの役割を持っているわけですから、どちらかというと、営業活動というか、味覚のそのものの言葉に全面行っちゃって、行政の本来の仕事というか、役割が手薄になっていたんではないのかなと。そのことは、利用者なりそういった方々からの不便さというか、そういうところを気がつかないで来たというか。やはり今の時期、一つ改めて考えてみるべきだなと。あそこに来られてちょっと感じたことが、私どもがあそこにいて、ちょっと声かけただけでそのことを感じたということを例に例えてというか、自分の仕事絡みのことも含めてそういう印象を受けたんですが、なるほどなと。そういったことをやはり考えながら事を運んでいただきたいということを要望して、終わります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私から、2件の再々質問がございましたので、お答えをさせていただきたいと存じます。まず、事務権限の移譲の関係であります。平成12年に地方分権一括法が施行されまして、今日まで官から民、さらにはまた地方移譲という中で、いろいろな動きがあることは現実であります。そういう中で、どのように厚岸町としてこたえていくかということについては、まず受け入れ態勢がきちんとしていなければいけません。上から言われたのでそれをただ受ける。受けたけれども、何もできない。ただ、それが重荷になって、行政サービスが低下したということであれば、受けない方がいいんです。受けるためには、やはりそれだけの体制がしっかりとしていなければならない。特に、町職員の能力です。町長としても、今の時代に合った町職員の能力の向上に全力を尽くしてまいりたい。受け入れる態勢をまずつくっていきたいと、そのように考えておりますし、やはり地域主権社会というのは私も進めていかなければならないと考えておりますので、この点については、今後とも移譲についての推進について図ってまいりたいと、かように考えます。また、コンキリエの関係でございますが、お話ありましたとおり、平成6年にオープンをいたしました。これはご承知のとおりに、第三セクターなんです。そういう中で、厚岸町が株を半分持っているということで、町長が社長ということで今日まで来ております。理屈から言うなれば、株式会社ですから当然営利が目的であります。しかし、オ。 、ープンした当時の制約が足かせになっていることも事実なんです 例を申し上げますとめん類はだめだと。しかし、厚岸町の名産のアサリを使ってアサリラーメンをやりたいと考えましたところ、地元から反対があった。できない。いろいろとそういう制約があるんです。しかし、今日、13年たちました。私は、執行方針でお話しいたしました。経営方針の改革や施設のリニューアル及びサービスの見直しが必要と考えていますと。そのため、本年は経営収支の健全化の足かせになっている地元同業者への配慮など、幾つかの課題の解決に取り組み、健全経営に努めてまいりたい。そのように述べさせていただいたわけであります。そういう意味で、今日経営も大変厳しい状況、厳しいと言いますけれども、実際は赤字決算であります。そういう面を考えますと、指定管理者制度を設けた中での新しいコンキリエというものについては、町民の理解を得ながら健全経営を果たしていかなければならないなと、そのように考えておりますので、どうぞ今後ともご理解いただきたいと存じます。