みんなの議会

厚岸町議会 平成15年第1回定例会 2003年3月7日

厚岸町農業の振興対策について

2003年3月7日、厚岸町議会の一般質問で、小澤準議員が「厚岸町農業の振興対策について」質問し、町長、農政課長が答弁しました。

質問者
小澤準 議員
答弁者
町長、農政課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番

私は今定例会にさきに通告してございます次の点についてお尋ねをするものであります。それは厚岸町農業の振興対策についてであります。厚岸町農業は、地域経済・社会を支える重要な基幹産業として高く位置づけられている。しかし、酪農、畜産を取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。酪農の環境問題、またはBSE問題等があります。以上のような厳しい農業環境の中、酪農家の先行き不透明感から、2JAにおいて、この5年間でも組合員戸数が12.6%も減少しております。このような厳しい農業、JA経営環境の中、地域住民の負託にこたえるJAを目指して、町内2農協が合併をするものであります。酪農、畜産農業を主体とする厚岸農業が果たしている重要な役割について、厚岸町の重点項目として農業の振興施策についてお尋ねをするものであります。次に、農地の遊休地、未利用地の有効活用対策についてであります。JA厚岸、厚岸町区域における糸魚沢若松地区の農地あっせん未利用地が 200ヘクタールくらいあるわけでありますが、地域内の草地の有効活用を図るため、農地の集約と農地の受け手組織の育成をするため、農業生産法人の設立について、太田農協、そして厚岸農協より要請書が出されておるやに聞いております。このことにつきましても考え方をお聞かせいただきたいのであります。次に、酪農の支援事業の充実についてであります。両農協の合併による生乳検査事業の集約化を図るため、仮称でありますけれども、農業酪農支援センターの建設についても、両農協より要請書が出されているやに聞いております。このことにつきましても考え方をお聞かせいただきたいのであります。以上で、1回目の質問を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。

答弁 町長

8番、小澤議員の厚岸町の農業振興策についてお答えをさせていただきます。ご質問ありましたように、ここ数年の酪農、畜産を取り巻く情勢は、WTO農業交渉における農畜産物などの関税が大幅に削減されるなどの問題を初め、担い手不足や遊休農地の問題などが顕在化する状況にある一方、消費者側からの食の安全と安心、環境に対する関心の高まりに対する生産者としての対応がますます求められております。全国的には、将来への不安等から、年率5%前後に及ぶ生産者が離農していることから、地域における生産基盤が衰退傾向にあります。厚岸町の酪農業においても、将来への不安に加え、経営不振等から急激に農家戸数が減少しており、産業の衰退にとどまらず、地域形成に支障を来す事態が懸念されますが、幸いにして農家戸数は減少しているものの、生乳生産量トータルで見ると、ここ数年間は毎年約3%前後の生産拡大となっていて、他産業の経済が厳しい状況にある中、本町の農業が町の経済の牽引役として重要な役割を果たしているものと考えております。また、農業者が意欲を持って営農に取り組める生産基盤の整備や、これを進めるための指導体制の強化が緊急かつ重要課題であると認識しており、先般町内2農協の合併が決定したことは、地域の組合員が新たな組織のスケールメリットを生かした組織体制による営農指導強化を求めていることのあらわれであると思っております。この合併により、産業団体の強化にとどまらず、地域形成の重要な核となる組織体制が構築されることを期待しておるところでございます。町の具体的な重点振興策としては、草地資源を生かした粗飼料の需給を基本とする草地の基盤整備と、一部地区における遊休化農地の拡大に対する農地の有効活用を図る対策が重要であるとともに、地域の環境保全と負荷を軽減しながら、肥料資源として有効活用する家畜ふん尿処理施設の整備を重点振興策と考えております。次に、農地の遊休・未利用の有効活用対策についてでありますが、経営を中止した跡地利用の引き受け手が決まらず、遊休化及び遊休化が懸念される土地が5割近くになる地区においては、箇所及び部分の対応ではなく、地区全体における有効利用方針を検討しなければならないと考えます。そこで、引き受け手となる生産法人組織を含む大規模経営体の持つ草地資源の吸収力と生乳生産力の向上能力をいかに確立していくかが重要と考えます。地区の酪農経営体においては、放牧を主体とした小規模経営でも高い収益性を確保している経営もあることから、今後の生産基盤の拡充と強化を考えるに当たっては、家族経営体の育成と経営強化を進めるとともに、大規模経営体の持つ能力に期待するものであります。また、経営離脱をいかに抑制していくか。やむなく離農を迫られる生産者の経営資源をむだにすることなく活用していくかが重要とも考えております。次に、酪農支援事業の充実についてでありますが、町内農協の合併後における生乳検査事業の集約を図る酪農支援センターの施設整備構想に対する支援要請を受けております。現在、農協別に分散している生乳検査業務の統合に加え、検査機関に外部発注している検査分析の一部を取り組める施設と、事務所を間借りしている乳業検定組合事務所を併設する構想とのことですが、生乳生産コストの低減や安全で高い品質の生乳生産を図るには、直近の分析結果をもとに早い対応が必要なことから、重要な核となる施設計画であると認識いたしております。その施設計画を具体化するとともに、有利な補助制度について、関係機関と協議を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 8番

ただいま町長の答弁の中で、積極的に支援体制を含めるいわゆる補助事業などについても検討している、そのようなお話でありました。非常に前向きに理解をしていきたい、このように思います。やはり私ども酪農を取り巻く環境というものは非常に厳しい状況にあるわけですね。先日、農業委員会で、糸魚沢若松地区、3日間にわたって農家の実態の把握にいろいろと回ってきました。そして、先日も尾幌地域にも1日回ってまいりました。そこで、実際農家の姿、そしてまたその考え方を聞いて回りました。糸魚沢若松地域について、3日間歩いたわけですけれども、やはりあの地域の遊休農地というのは非常に大きなウエートを占めているんですね。あの地域の47%くらい遊休農地、今後遊休化されそうな土地、そのくらいあるわけですね。これはどうしても厚岸の酪農というものはしっかりしたものにしていく。厚岸の1次産業というものはしっかりとしていく。これが町の繁栄にもつながるであろうと、このように思うんですね。今年1月5日の町主催の新年交礼会に、町長は水産の町・厚岸、山では酪農の町・厚岸、この1次産業の重要性というものを述べておられる。かつては厚岸町といいますと漁業の町、水産の町・厚岸、こう言われていた。サケ・マスの盛んなころ、漁組の水揚げ高 120億円、このくらいと言われておりましたね。その当時、私どもの酪農地帯はどうだったかといいますと、私どもの農協だけを見てみますならば、15億円かそこら、20億円未満、そのくらいの状態でありました。しかし、最近酪農家は年々減少している。だが、おかげさまで生産高は順調に伸びている。先月、太田農協へ行って、太田農協の昨年の水揚げはどうだったのとお聞きしました。39億、40億円に近い数字でありました。これはやはりその地域を支える産業として大事なこと。今現在、私どもの地域においては非常に規模拡大をしてきている。家族労働では限りがある。そういうことから、労働力の軽減を図るために、数年前より実習生の受け入れ、そして昨年ですか、一昨年でしたか、太田農協で宿泊施設クレインという女性専用の宿泊施設をつくって実習生の受け入れに取り組んでいる。その結果、相当それなりに成果を上げている。昨日、おとといでしたか、農協へ行って今太田にどれだけの人が働きに来ているのと聞きましたら、町の方にはチラシでパートの募集も出しましたね。9人申し込みがあった。そして、今標茶の方から搾乳時間に通ってきている人もおります。そうすると、総体的に見まして、太田へ働きに来ている人がどれだけかと聞くと、二十四、五人はいるであろう。実習生も含めましてね。そのくらいの人が太田に働きに来ている。これは雇用の場をつくるということは地域として非常に大事なことなんですね。農家戸数は減った。しかし、農業者人口は減らしたくないというのが私ども農家の願いです。そうしたときに、やはり仕事の分業化、そういうことも考えまして、町長はご存じないわけですけれども、前の町長さんの時代、酪農の分業化ということで、子牛の育成、保育事業を町営牧場でやってくれんかと言った。そういうことで議論した経過があります。ところが、子牛の保育というものは非常に高度な技術が要るわけですね。事故率が高い。それに加えて、6カ月未満ですから、共済保険には加入できない。そういうことがあって、なかなか腰を上げてくれなかった。もっとも腰が重いのはわかります。私ども毎日やっている自身でさえ、子牛の育成というものはなかなか大変なんですから。それが昨年、太田農協で北海道の元気づくり事業で保育事業にかかわりました。そして、じゃだれがそこで働くのかといったときに、やはり経験のあるそういうベテランの人がいいんじゃないだろうか。人選については、組合長大分苦労したようであります。ところが、だれもいなかった。やむなく太田に実習生に入った若い女性の方なんですけれども、その方が実習に入って、そしてヘルパーをやって、その人を採用してやった。まるっきりの素人です。そして、男の方と2人で町内の男の方であります。その人も大規模にいたことはあるけれども、保育についてはまるっきりの素人です。私どもはてどうなるだろうか、内心心配しておりました。そして、12月ころでしたか、完成しました。それから徐々に生まれたものを受け入れているわけです。先日農協へ行って、その状態どうだったのと聞いたら、現在80頭入っているんだそうです。例年にないことしは平均気温が低い。非常に寒い年だった。そうだけれども、事故がない。それを聞いてびっくりしました。酪農家の我々がびっくりしたんです。そして、その成果はどうだったかというと、非常によくできた。標準の牛よりも1カ月以上進んでいると言うんですね。大体12カ月で人工できるであろう、そのような話でありました。もちろん初めての方、素人がやるわけですから、それは非常に勉強した。努力もした。その結果、非常にすばらしい成果を上げているということで、高く評価をされた。今月の3日に農業委員の地方連の研修会がありました。私は出席できなかったわけでありますけれども、事務局の話を聞きますと、その研修の内容の中で、太田農協の取り組み方、これについて紹介をし、研修をしたと、このような話も聞きました。昨日、おとといでしたか、別海町農協、それから根室市農協が視察に来られた。太田農協の取り組みについてですね。私もそのときの資料をもらってきました。これは太田農協の過去、平成5年から今までの農協の取り組んでいること全部すべて載っております。私、これを今日もらってきました。この私どものこれだけの太田農協の規模になってきますと、家族労働では限りがある。やはり分業制度というものを取り入れていかなければいけない。極端な話、我々は搾乳業者でもいいと思うんです。草の収穫はコントラクターでもやってもらう。子牛は産まれたらすぐその施設へ持って預ける。太田の保育施設は8カ月扱うんだそうです。そして、でき上がりが12万円だと聞いている。その後、町営牧場へ持っていって預かって24カ月になると、子をなすように早く人工するものだから、24カ月で帰ってくる。そうすると、でき上がりに何ぼになるかといいますと、大体二十七、八万円ででき上がるんだそうです。今でき上がったものを買うということになると、42万円から50万円はします。ですから、この保育事業というものは非常に酪農の将来を左右する大きな仕事なんですね。非常にそれで大事な仕事。やればできるんですね。石橋をたたいて渡る、これは基本です。だれだって冒険はしたくありません。しかし、やらなければできない。やればできるということが証明されたわけです。言いかえれば、やる気のないのはできないということであります。これで今、先ほど申し上げましたけれども、先日糸魚沢若松地域、そこへ参りまして、現地で直接話をし、そして図面を広げてこの地域の遊休農地をいかに活用するか。あの地域の活性化のためにどのようにしたらいいだろうか。地元の人と話し合ってきました。残念ながら、そういう前向きの声は聞かれなかったわけです。だが、あの地域は遊ばしておくわけにはいかない。このままで置いたならば、一抜けた、二抜けたとだんだん抜けていく。それでは農協が合併した意味がないわけです。農協を合併して、そうした強い力でもって新しい活力をあの地域に持っていくということが非常に大事でないだろうか、このように思うんです。あの地域へ行って、酪農の実態というものを聞いてきました。驚いたことに、若牛が非常に少ない。後継牛が少ないということは、将来に向かって明るい展望が見出せない。後継牛をいかに育てるかということが非常に大事なんですね。これは直接その年だけをいえば、いわゆる扶養家族がいない方が楽ですから、若牛というのがいない、その年は単年度収支は合います。ところが、将来に向かっては明るい展望が見出せない。今、牛乳の生産状況を農協から資料の中でもらってきました。我々酪農家は牛乳生産というのは1カ月おくれですから、国からの年度でいきますと、昨年の11月の末でもって締め切るわけですね。それから始まるわけですから、また新たに新年度に向かって。そうしたときに、12月、1月、2月、上四半期、この3カ月の生産状況の資料をもらってきました。釧路管内をこうやってみますと、トータルしますと大体前年度比 100%、このくらいですね。では、我が町厚岸の状態はどうだろうかと見たときに、厚岸農家は98%、3カ月の累計ですけれどもね。では、太田農協はどうだろうかというと、前年度比 107.3%、これだけの伸び率を示しているところは、こうやって全道的なものを資料をもらってきましたけれども、これだけの伸び率を示しているところはありません。これは何の差かといいますと、いかに後継牛をよく育てているか、これにかかっているんですね。ですから、やはり若牛をいかに上手に育てるかということが今後のこの地域の厚岸の酪農を支える大きな要因をなしている、このように思うんです。そこで、両農協から出されております要請書がありますね。私ども見せていただきました。あの地域に農業の生産法人を立ち上げる。規模からいきますと、大体牛乳の生産 3,000トン規模、これだけのものを立ち上げたいという内容のものでありました。3,000トン絞るということは、1頭当たり乳量が1万キロ絞っても 300頭いればいいですよね。ところが、平均にしますと1万キロは絞れません。昨年の全道の乳検のデータから見ますと、やっと 8,300、これが乳検から出たデータなんだそうです。何十年とやってきて、 8,000キロになったのは初めてなんだそうです。単純に考えて 3,000キロ絞るということになると、約 400頭の牛が要るわけですね。8,000 キロずつ絞って、 400頭だから、四八、三十二、 3,200キロですね。これだけの牛を置くということになってきますと、相当な、今牛というものは、大体どのくらい子を産ますのか。大事に使えば何ぼでも、10歳でも15歳でも生きるわけですけれども、そんなに使ったのでは勘定合わないんです。だんだん年いくと事故率も多くなってくる。そうしたときに、当然乳房炎になってきた。そうなってくると、乳質が悪くなってくるというようなことになりますので、フリーストールで飼っている牛を見ると、大体1頭の牛、平均しまして3、3、そのくらいでかえていかなければだめなんだと思うんですね。十勝管内へ行くと、そういういわゆる農業法人が物すごく多いんですね。そこへ行くと、平均しますと3、3でないんだそうです。大体2.73くらいなんだそうです。それ以上飼っているというと、大事に使っていると、やはり今恐ろしいBSEになりかねない。あれは蛋白の蓄積ですから。年牛を置くと、そういう可能性がある。3、3くらいだとまずないだろうと言われているんですね。そうなってきますと、3交代要るんですね。そうすると、1年に3分の1ずつ変えていかなければならない。そうすると、 300頭置いたならば、1年に 100頭ずつ変えていかなければならない。ということは、子牛が 100頭、当歳牛がね。2歳が100 頭、3歳が 100頭。3交代だとそういうことになるんですよね。そうすると親牛と搾乳と同じ数のものがなければならない。相当な規模になるわけですね。これについても、やはりそうした刺激にあると言ったらちょっと悪いけれども、核になる施設が1つどうしても必要ではないだろうか、このように思うわけです。それからまた、今町長の答弁の中にもありましたように、やはり農協を合併したいわゆる仕事の集約を図るために、ぜひ酪農の支援センターなるものが必要になってくるわけですね。そういうことも農協の方から要請書が出されておるわけですから、この実現について、ぜひひとつ努力をしていただきたい。こういうことを踏まえながら、ひとつもう一度ご答弁をいただきたい、このように思います。

答弁 農政課長(農政課長は2004年12月まで)

ただいま特に糸魚沢若松地区の農業の実態についてお話をいただいたところでありまして、小澤議員には4日間という忙しい中、農業委員として現地を回っていただきまして、つぶさに現地を見ていただいたということで、ただいまのご質問があったというふうに受けとめているところであります。この地区につきましては、非常に離農率が高い地区でありまして、おっしゃられるとおり約 500ヘクタールに及ぶ土地が離農者の抱える土地というふうになっておりまして、このうち約 300ヘクタールについては、それぞれ地区内で正式な形で貸借をしている方は余りおられませんけれども、 300ヘクタールについては、まずまず活用をされているという状況にあります。あとの 200ヘクタールについては、利用がされない、危ぶまれるという状況にあるわけでありまして、この土地に何とか農業生産法人を設立してこの土地を有効活用しようというのが、今回の合併協議の中でも協議をされてきた内容であります。やはり先ほど来言われるとおり、農業につきましては、土地を最大限に活用していくということが酪農の振興につながるというふうに考えておりまして、この土地の集約、生産法人を含めまして既存の交換分合だとか、それから新規就農を募るだとか、さらには法人化という、こういうことが一番効果的な施策になろうかというふうに考えております。また、この合併に伴いまして、それぞれの農協で抱えておりました牛乳検査場、これを1つに集約をするということは、運営コストの低減、そういった観点から、組合員の負担を減らすということには極めて有効なことではないか。さらには、これに他の機能もつけ加えるということでございますので、こういった集約は非常に有効な方法ではないかというふうに考えておりまして、おっしゃられるとおり、両農協から今回この要望、補助の要請が上がってきている段階でありまして、現在この中身について検討をさせていただいているところでございます。

質問 8番

非常に担当課長からも検討と、よく前向きに取り組んでいくと、非常にうれしく思うわけであります。町長、これはやはり厚岸の経済を左右する、町の活性化のためにもぜひこれはやはり積極的に取り組んでいただきたい、この要望なんですね。今、町の財政から見たときに、はてどれだけの支援ができるんだろうか。これは厳しいのは充分わかってます。しかし、その反面、これが立ち上げて、今この酪農が軌道に乗ったときに、もちろん今合併いたしまして、それから3年後、平成17年、一応目標計画等も出ております。これからいきますと、牛乳の生産高を言いますと、6万 7,000トン、これだけになるであろう。これはいわゆるなるであろうでなくて、しなければならんわけです。そうすると個体販売、いろいろと含めまして、大体金額に直したらどのくらいになるか。大ざっぱな数字でありますけれども、55億円から60億円、このくらいになるであろう。そうすると、町長のおっしゃる水産の町・厚岸、酪農の町・厚岸、車の両輪のようにして、この1次産業の発展することが即町の繁栄につながるのではないだろうかと、このように思います。それと同時に、これだけ生産を上げているということは、それなりに税金があるわけです。確かにこれは投資する関係では、それは確かにつらい。ない銭こをやり繰りするわけですから、それはつらい思いするでしょう。だが、できたときには、それなりの税金も上がるわけですから。税金取られるんじゃなくて、税金払えるだけの状態になると考えましたときに、決してむだな投資ではない、こういうふうに思うんですね。そういう観点からも、もう一度町長の今後の酪農問題の考え方についてお聞かせいただきたい。これで私の質問を終わります。

答弁 町長

再々質問にお答えをさせていただきたいと存じます。このたびの2農協の合併は、推進委員長の立場にありました私にとりましても、大変喜ばしく思っておるわけであります。この2農協が合併したことにより、釧路管内におきましても、標茶、浜中に続く大規模な農協に相なるわけでございます。今後、お話ございましたとおり、生乳の生産額におきましても55億円以上見込んでおるわけでございまして、厚岸町の経済にも大きなウエートを占める期待を持っておるわけであります。そのためにも、厚岸農業を担う農業者が意欲を持って営農に取り組めるよう、新JAと連携をしながら、2農協からご要請がありました。先ほど小澤議員からも詳しくお話等がございましたけれども、その実現のために、町といたしましても最善の努力をさせていただきたい、そのようにも考えます。また、行政側から言いますならば、余り行政に頼り過ぎてもどうかな。やはりみずからの努力も忘れてはならない。そういう中で、私ども財政厳しい折でありますが、厚岸農業の振興のために知恵を出し合って最善のご支援、ご協力を申し上げてまいりたい、そのようにも考えておるわけでございます。特に、今回の農協合併に当たりましては、小澤議員においては、みずからの農業者の立場、さらにはまた前厚岸町農業委員会の会長として、遊休農地等に大変なご苦労の姿も私は承知をいたしておるわけでございまして、そういう中で、小澤議員からご質問を受けたわけであります。本日の質問を忘れることなく、今後とも厚岸町長として農業の振興に全力を尽くしてまいりたい。決意も新たにさせていただいたところでございます。まことにありがとうございました。

出典:厚岸町議会 平成15年第1回定例会 2003年3月7日 議事録 PDF(67ページ) 間違いを知らせる